JPH08210395A - ドラムブレーキのブレーキシュー - Google Patents

ドラムブレーキのブレーキシュー

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JPH08210395A
JPH08210395A JP3420495A JP3420495A JPH08210395A JP H08210395 A JPH08210395 A JP H08210395A JP 3420495 A JP3420495 A JP 3420495A JP 3420495 A JP3420495 A JP 3420495A JP H08210395 A JPH08210395 A JP H08210395A
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JP
Japan
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brake
lining
drum
shoe
friction
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JP3420495A
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Kazunori Konjiki
一憲 金色
Kenichi Miyauchi
憲一 宮内
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/002Combination of different friction materials

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラムブレーキとしての制動機能を低下させ
ることなく、ブレーキ鳴きの発生を阻止することによ
り、耐久性が高く、取扱性が良好なドラムブレーキを提
供する。 【構成】 ブレーキシューのライニングとブレーキドラ
ムとの接触面(摩擦面)における接触角θ2 と摩擦角θ
1 =tan-11/μとの関係を全ての接触面でθ 1 ≧θ
2 となるように、摩擦係数μの異なる複数種類のライニ
ングピースをシュー本体に貼着し、前記接触角θ2 の小
さいブレーキシューの中央部においては摩擦係数の大き
いライニングピースを、接触角θ2 の大きいトー部、ヒ
ール部等の端部近傍においては摩擦係数の大きいライニ
ングピースを夫々使用するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス、トラック等の大
型車両に使用されるドラムブレーキ装置のブレーキシュ
ーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バス、大型トラック等の大型車両におい
ては、大きな制動トルクを必要とするため、ドラムブレ
ーキ装置が採用されている。図2にバス、大型トラック
用ドラムブレーキの概略構造を示す。
【0003】図2において、1は車輪(図示せず)に連
結されるブレーキドラム、2a、2bは車体に取り付け
られたアンカーピン3a、3b廻りに回動するブレーキ
シュー、4a、4bは該ブレーキシューの外周に貼着さ
れたライニング、6はレリーズシリンダ、7はスプリン
グである。
【0004】前記ドラムブレーキ装置の作動時におい
て、レリーズシリンダ6内に制動油圧が導入されると、
レリーズシリンダ内のピストンが図2のZ矢方向に作動
し、該ピストンはブレーキシュー2a、2bをアンカー
ピン3a、3b廻りに回動せしめ、ライニング4a、4
bを回転中のブレーキドラム1の内周に押し付けてこれ
を制動せしめる。
【0005】図5に、前記ドラムブレーキ装置のブレー
キシュー2a、2bの従来の1例を示す。図5におい
て、21はシュー本体であり、該シュー本体21の外周
には、円周方向に2分割されたライニング22a、bが
貼着されている。23はシュー本体21のヒール側
(H)に穿設されたアンカーピンの嵌合孔である。前記
2個のライニング22a、22bは同一材質で構成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記ドラムブレーキに
おいて、レリーズシリンダ6のピストンにより、ブレー
キシュー2a、2bをアンカーピン3a、3b廻りに回
動し、ライニング4a、4bをブレーキドラム1の内周
に押し付けたときの摩擦面の作動点Yの接線と、該作動
点とアンカーピン3a、3bの中心とを結ぶ線とのなす
角(以下接触角という)θ2 は、図3に示すように、作
動点位置ψに従い変化する。
【0007】図3に明らかなように、前記接触角θ2
ブレーキシュー2a、2bの周方向中央部近傍で最も小
さく(θ2 =38゜程度)、ヒール部H及びトー部T
(図2参照)で最も大きく(θ2 が90゜に近づく)な
る。
【0008】ここで、ライニング4a、4bの摩擦係数
をμとし、摩擦角θ1 =tan-11/μを定義し、この
摩擦係数μと摩擦角θ1 との関係を図4に示す。前記摩
擦係数μが大きく、θ1 が前記θ2 よりも小さくなった
場合には、ブレーキシュー2a、2bのライニング4
a、4bがブレーキドラム1の内周面に喰い込んで、い
わゆるセルフロックが発生し、ブレーキドラム1とブレ
ーキシュー2a、2bとの変形を伴った振動、いわゆる
ブレーキ鳴きの誘発に至る。
【0009】しかるに、図5に示される従来のブレーキ
シュー2a、2bは、同一組成のライニング22a、2
2bをシュー本体21の外周に円周方向に連設して構成
されている。従って前記のようなブレーキ鳴きの発生を
阻止しようとする場合には、前記の特性より、ライニン
グ22a、22bの材料を摩擦係数μが小さい材料とす
ればよいが、摩擦係数μを小さくすると、ドラムブレー
キの制動機能が低下するという問題点が発生する。
【0010】本発明の目的は、ドラムブレーキとしての
制動機能を低下させることなく、ブレーキ鳴きの発生を
阻止することにより、耐久性が高く、取扱性が良好なド
ラムブレーキを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記のように、接触角θ
2 はブレーキシューの中央部で小さく、両端のヒール部
及びトー部近傍で大きくなることから、本発明は、摩擦
角θ1 もこれに対応して変化せしめるべく、摩擦係数μ
をブレーキシューの周方向に変化せしめて、摩擦力の低
下即ち制動力の低下なしにブレーキ鳴きを防止するもの
であり、その第1の特徴は、ライニングとブレーキドラ
ムとの全ての接触面で、前記θ1 ≧θ2、即ちμ≦1/
tanθ2 となるように、摩擦係数μの異なる複数種類
のライニングピースをシュー本体に貼着したことであ
る。この場合、前記摩擦係数μの異なる複数種類のライ
ニングピースをリーディング側のシュー本体にのみ貼着
してもよく、又特にリーディング側とトレーリング側の
両者に形成してもよい。
【0012】また、第2の特徴は、前記角度θ2 の小さ
いブレーキシューの中央部近傍に前記摩擦係数(μ)の
大きいライニングピースを使用し、ブレーキシューのト
ー部及びヒール部に近接した端部近傍に前記中央部のラ
イニングピースよりも摩擦係数(μ)の小さいライニン
グピースを使用して、3領域のライニングピースを周方
向に沿って貼着してなることにある。
【0013】さらに第3の特徴は、前記第2の発明にお
いて、ブレーキシューの中央部近傍のライニングピース
の摩擦係数μ=0.4〜0.87に、前記ブレーキシュ
ーの端部近傍ライニングピースの摩擦係数μ≦0.4に
構成することにある。
【0014】
【作用】前記のように、ライニングとブレーキドラムと
の接触角θ2 と摩擦角θ1 =tan-11/μとの関係
を、ライニングとブレーキドラムとの接触面全体に亘っ
てθ1 ≧θ2 (即ちμ≦1/tanθ2 )とすればブレ
ーキ鳴きの発生は無い。
【0015】しかしながら前記の関係を保持するには摩
擦係数μを小さくしなければならず、摩擦面における制
動力の低下を来す。しかるに本発明においては、前記接
触角θ2 がブレーキシューのほぼ中央部で小さく、ヒー
ル部及びトー部即ち端部近傍で大きくなることに着目
し、摩擦角θ1 も前記θ2 の変化に伴い中央部で小さく
端部近傍で大きく(従って摩擦係数μは中央部で大き
く、端部近傍で小さく)なるように構成している。
【0016】このため、本発明においては、ライニング
ブレーキシューの中央部近傍において摩擦係数が大き
く、端部近傍において前記μが小さくなるように複数種
類としている。
【0017】これにより、ブレーキとしての制動機能が
最大限に発揮できるブレーキシューの中央部の摩擦係数
μがブレーキ鳴きを発生しない限界まで大きく構成でき
ることとなり、ブレーキの制動機能の低下なしにブレー
キ鳴きを完全に阻止することが可能となる。特にリーデ
ィング側はトレーリング側に比較して制動力が大きく、
ブレーキ鳴きや摩耗速度が大きい為に、前記摩擦係数μ
の異なる複数種類のライニングピースをリーディング側
のシュー本体にのみ貼着することにより、一層好ましい
効果を上げ得る。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の実施例
につき詳しく説明する。但し、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置などは
特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0019】図2において、1は車輪(図示せず)に連
結されて回転せしめられるブレーキドラム、2a、2b
は車体(図示せず)に取付けられたアンカーピン3a、
3b廻りに回動可能に取付けられたブレーキシューであ
り、シュー本体21と該シュー本体21の外周に貼着さ
れたライニング4a、4bとよりなり、これのアンカー
ピン嵌合孔23(図1参照)内にアンカーピン3a、3
bを嵌合することによりブレーキ本体に取付けられる。
【0020】6はブレーキシュー2a、2bのトー側
(T)に連結されるピストンを備えたレリーズシリン
ダ、7はブレーキシュー2a、2bの戻し用スプリング
である。
【0021】図1は前記ブレーキシュー2a、2bの具
体的構成を示す。同図において21はシュー本体であ
り、これの外周面にはライニング4a、4bが貼着され
ている。
【0022】前記ライニング4a、4bはブレーキシュ
ー2a、2bの周方向に沿って3個のライニングピース
41、42、43に分割されている。前記ライニングピ
ース41、42、43のうち、ブレーキシュー2a、2
bの中央部即ち領域IIに貼着されるライニングピース4
2は大きい摩擦係数を有する材料から構成され、ヒール
部H(図2参照)側の端部即ち領域I及びトー部T側の
端部即ち領域III に貼着されるライニングピース43、
41は、前記領域IIのライニングピース42よりも小さ
い摩擦係数μを有する材料から構成される。
【0023】前記各ライニングピースの摩擦係数μは、
既に述べた原理のように、θ1 =tan-11/μと定義
し、ライニング4a、4bをブレーキシュー1の内周面
に押し付けたときの摩擦面(接触面)の作動点Y(図2
参照)の接線と、該作動点Yとアンカーピン3a、3b
の中心とを結ぶ線とのなす角即ち接触角をθ2 とする
と、全ての摩擦面においてθ1 ≧θ2 つまりμ≦1/t
anθ2 となるような値に設定される。
【0024】発明者らの実験によれば、前記ライニング
4a、4bの摩擦係数μは、中央部即ち領域IIのライニ
ングピース42においてμ=0.4〜0.87、ヒール
部H近傍の端部即ち領域I及びトー部T側の端部即ち領
域III のライニングピース43、41においてμ≦0.
4程度が前記条件θ1 ≧θ2 を満足し、好適である。
【0025】前記ドラムブレーキ装置の作動時におい
て、レリーズシリンダ6内に制動油圧が導入されると、
レリーズシリンダ内のピストンが図2のZ矢方向に作動
し、該ピストンはブレーキシュー2a、2bをアンカー
ピン3a、3b廻りに回動せしめ、ライニング4a、4
bを回転中のブレーキドラム1の内周に押し付けてこれ
を制動せしめる。
【0026】ここで、図3に明らかなように、前記接触
角θ2 は作動点位置ψに伴い変化し、ブレーキシューの
周方向中央部近傍で最も小さく(θ2 =38゜程度)、
ヒール部H及びトー部T(図2参照)で最も大きく(θ
2 が90゜に近づく)なる。
【0027】一方、前記のように摩擦角θ1 =tan-1
1/μと定義すると、前記摩擦係数μが大きく、θ1
前記θ2 よりも小さくなった場合には、ライニング4
a、4bがブレーキドラム1の内周面に喰い込んで、い
わゆるセルフロックが発生し、ブレーキ鳴きが誘発され
る。
【0028】このブレーキ鳴きの発生を阻止するには、
前記接触角θ2 と摩擦角θ1 =tan-11/μとの関係
をライニング4a、4bとブレーキドラム1との接触面
(摩擦面)全体に亘ってθ1 ≧θ2 即ちμ≦1/tan
θ2 とすればよい。
【0029】しかしながら前記の関係を保持するには摩
擦係数μを小さくしなければならず、摩擦面における制
動力の低下を来す。しかるに本発明においては、図3に
示すように、前記接触角θ2 がブレーキシュー2a、2
bのほぼ中央部(領域II)で小さく、ヒール部H及びト
ー部Tの端部近傍(領域III、I)で大きくなることか
ら、摩擦角θ1 も前記接触角θ2 の変化に伴い中央部
(領域II)で小さく端部近傍(領域I、III)で大きくな
るように構成している。
【0030】即ち、本発明においては、θ1 ≧θ2 なる
条件即ち摩擦係数μ≦tanθ2 なる条件を満足するよ
う、摩擦係数μを、ライニング4a、4bの周方向に沿
って、前記θ2 の変化に従い、各作動点Yにおいて最大
限に大きく採るため、ブレーキシュー2a、2bの中央
部即ち領域IIにおいて摩擦係数μの大きいライニングピ
ース42、端部近傍即ち領域I、IIIにおいてμの小さい
ライニングピース43、41を使用し、周方向において
摩擦係数μの異なる複数種類のライニングピースに分割
したライニングの構造としている。
【0031】これにより、ドラムブレーキとしての制動
力が最大限に発揮できるブレーキシュー2a、2bの中
央部(領域II)の摩擦係数μがブレーキ鳴きを発生しな
い限界まで大きく構成できることとなり、ブレーキの制
動機能の低下なしにブレーキ鳴きを完全に阻止すること
が可能となる。
【0032】尚、前記実施例においてはライニングピー
スは3個であるが、ブレーキシューの周方向に2個以上
並設されていればよく、又特にリーディング側はトレー
リング側に比較して制動力が大きく、ブレーキ鳴きや摩
耗速度が大きい為に、図2に示すように、前記摩擦係数
μの異なる複数種類のライニングピース41、42、4
3をリーディング側のシュー本体21にのみ貼着しても
よく、これにより一層好ましい効果を上げ得る。勿論前
記と同様なライニングピース41、42、43をトレー
リング側のシュー本体21に貼着してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ブレーキシューのライ
ニングとブレーキドラムとの接触面(摩擦面)における
接触角θ2 と摩擦角θ1 =tan-11/μとの関係を全
ての接触面でθ1 ≧θ2 即ちμ≦1/tanθ2 となる
ように、摩擦係数μの異なる複数種類のライニングピー
スをシュー本体に貼着し、前記接触角θ2 の小さいブレ
ーキシューの中央部においては摩擦係数の大きいライニ
ングピースを、接触角θ2 の大きいトー部、ヒール部等
の端部近傍においては摩擦係数の大きいライニングピー
スを夫々使用するように構成したので、ドラムブレーキ
としての制動力が最大限に発揮できるブレーキシューの
中央部の摩擦係数μがブレーキ鳴きを発生しない限界ま
で大きく構成できることとなり、ブレーキの制動機能の
低下なしにブレーキ鳴きを完全に阻止することができ
る。これにより、高いブレーキ性能を維持しつつ耐久
性、取扱性が向上したドラムブレーキを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブレーキシューの外観斜
視図
【図2】ドラムブレーキの軸方向に見た構造図で、特に
リーディング側に図1に示す複数種類のライニングピー
スを組込んでいる。
【図3】ブレーキシューとブレーキドラムとの接触部の
接触角線図
【図4】上記実施例における摩擦角線図
【図5】従来のブレーキシューの外観斜視図
【符号の説明】
1 ブレーキドラム 2a、2b ブレーキシュー 3a、3b アンカーピン 4a、4b ライニング 6 レリーズシリンダ 21 シュー本体 23 アンカーピン嵌合孔 41、42、43 ライニングピース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に連結されて回転せしめられるブレ
    ーキドラムの内周に、レリーズシリンダ内に摺動自在に
    嵌合されて制動油圧により作動するピストンにより、ア
    ンカーピン廻りに回動可能に支持されたブレーキシュー
    を押し付けて、ブレーキドラムの制動を行うドラムブレ
    ーキ装置において、 前記ブレーキシューの、シュー本体の外側と貼着された
    ライニングの外周と前記ブレーキドラムの内周との摩擦
    面の作動点の接線と、該作動点と前記アンカーピンの中
    心とを結ぶ線とのなす角(接触角)をθ2 とし、前記ラ
    イニングの摩擦係数μに対する摩擦角θ1 =tan-1
    /μとするとき、 全ての接触面でθ1 ≧θ2 となるように、摩擦係数μの
    異なる複数種類のライニングピースをシュー本体に貼着
    してなることを特徴とするドラムブレーキのブレーキシ
    ュー。
  2. 【請求項2】 車輪に連結されて回転せしめられるブレ
    ーキドラムの内周に、レリーズシリンダ内に摺動自在に
    嵌合されて制動油圧により作動するピストンにより、ア
    ンカーピン廻りに回動可能に支持されたブレーキシュー
    を押し付けて、ブレーキドラムの制動を行うドラムブレ
    ーキ装置において、 前記ブレーキシューの、シュー本体の外側と貼着された
    ライニングの外周と前記ブレーキドラムの内周との摩擦
    面の作動点の接線と、該作動点と前記アンカーピンの中
    心とを結ぶ線とのなす角(接触角)をθ2 とし、前記ラ
    イニングの摩擦係数μに対する摩擦角θ1 =tan-1
    /μとするとき、 前記接触角θ2 の小さいブレーキシューの中央部近傍に
    前記摩擦係数(μ)の大きいライニングピースを使用
    し、ブレーキシューのトー部及びヒール部に近接した端
    部近傍に前記中央部のライニングピースよりも摩擦係数
    (μ)の小さいライニングピースを使用して、3領域の
    ライニングピースを周方向に沿って貼着してなることを
    特徴とするドラムブレーキのブレーキシュー。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキシューの中央部近傍のライ
    ニングピースの摩擦係数μ=0.4〜0.87に、前記
    ブレーキシューの端部近傍ライニングピースの摩擦係数
    μ≦0.4に構成された請求項2記載のドラムブレーキ
    のブレーキシュー。
  4. 【請求項4】 前記摩擦係数μの異なる複数種類のライ
    ニングピースをリーディング側のシュー本体にのみ貼着
    してなることを特徴とする請求項1記載のドラムブレー
    キのブレーキシュー。
JP3420495A 1995-01-31 1995-01-31 ドラムブレーキのブレーキシュー Withdrawn JPH08210395A (ja)

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