JPH05306725A - ドラムブレーキのブレーキシユー - Google Patents

ドラムブレーキのブレーキシユー

Info

Publication number
JPH05306725A
JPH05306725A JP13793992A JP13793992A JPH05306725A JP H05306725 A JPH05306725 A JP H05306725A JP 13793992 A JP13793992 A JP 13793992A JP 13793992 A JP13793992 A JP 13793992A JP H05306725 A JPH05306725 A JP H05306725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
brake shoe
lining
drum
braking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13793992A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Takeda
信之 武田
Nobuhiro Yamauchi
信浩 山内
Hideo Yoshikawa
英夫 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP13793992A priority Critical patent/JPH05306725A/ja
Publication of JPH05306725A publication Critical patent/JPH05306725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動能力の低下が少なく、鳴きを効果的に防
止できるブレーキシユーを得る。 【構成】 ブレーキシユー3について、回転する制動ド
ラム2の介入側となるトウ部のライニング4aを、滑り
速度Vが高くなるほど摩擦係数μが大きくなるという正
の摩擦特性を有するカーボン材から構成する。ブレーキ
シユー3の他の部分のライニング4は、普通の材質のも
のを用いる。制動時、制動ドラム2の内周面に対するブ
レーキシユー3のトウ部のライニング4aの食付きが弱
められ、ブレーキシユー3の摩擦振動による鳴きが抑え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制動時の鳴きを防止する
ドラムブレーキのブレーキシユーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のドラムブレーキにおけるブレーキ
シユーは、回転する制動ドラムの回出側端部即ちヒール
部を車体の非回転部分に傾動可能に支持され、制動時ア
クチユエータにより、制動ドラムの回出側端部即ちトウ
部を制動ドラムの内周面へ押し付けられる。特に、リー
デイングシユーは制動ドラムの内周面へ及ぼすライニン
グの摩擦力がトウ部からヒール部へ次第に大きくなると
いうサーボ効果により、高い制動力を発揮する。しか
し、制動ドラムが摩擦熱などにより変形すると、リーデ
イングシユーのトウ部のライニングの、制動ドラムの内
周面に対する食付き、すなわち摩擦係合力が、大きくな
つたり小さくなつたりするために、リーデイングシユー
が周方向中央部を節とする曲げ振動を起し、鳴きを発生
する。
【0003】したがつて、ブレーキシユーの鳴きを防止
する第1の対策は、ブレーキシユーや制動ドラムの剛性
を大きくし、ライニングの振動減衰力を大きなものにす
ることである。しかし、車両のドラムブレーキは限られ
た取付空間と重量で最大限の制動能力を要求されるの
で、十分な対策を講じることは難しい。
【0004】ブレーキシユーの鳴きを防止する第2の対
策は、ブレーキシユーのトウ部のライニングの厚さを他
の部分よりも薄くする(フオールオフ)かトウ部のライ
ニングをなくし、制動ドラムの内周面に対するブレーキ
シユーのトウ部の食付きを弱くすることである。しか
し、ブレーキシユーのトウ部のライニングの厚さを他の
部分よりも薄くすると、制動時、ブレーキシユーのトウ
部に隣接する部分のライニングが制動ドラムの内周面に
強く摩擦係合され、この部分を支点とする過大な曲げ応
力がブレーキシユーのトウ部に作用し、ウエブの内縁が
亀裂破損する恐れがある。また、ブレーキシユーのトウ
部と他の部分の各ライニングの厚さの関係は、ライニン
グの摩耗につれて狂つてしまう。
【0005】ブレーキシユーの鳴きを防止する第3の対
策は、ブレーキシユーのトウ部のライニングの摩擦係数
を、他の部分のライニングの摩擦係数よりも小さくする
ことである。実開昭57-49929号公報に開示されるブレー
キシユーでは、ヒール部のライニングの摩擦係数を最大
にし、トウ部側のライニングの摩擦係数を段階的に小さ
くしている。上述のブレーキシユーによれば、トウ部の
ライニングの摩擦係数が小さいので、制動時の制動ドラ
ムの内周面に対するトウ部のライニングの食付きが弱く
なり、トウ部のライニングと制動ドラムの内周面との間
で繰り返えされる摩擦係合力の強弱変化が緩和され、鳴
きの発生が抑えられる。しかし、上述のブレーキシユー
は、摩擦係数の大きなライニングを全面に設けたものに
比べて、制動能力が低下するのを免れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、制動能力の低下が少なく、鳴きを効果的に
防止できる、ドラムブレーキのブレーキシユーを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は滑り速度の増加につれて摩擦係数が
大きくなる特性を有するカーボン材からなるライニング
を、ブレーキシユーのトウ部に配設したものである。
【0008】
【作用】カーボンライニングは普通のライニングとは逆
に、滑り速度が高くなるほど摩擦係数が大きくなるとい
う正の摩擦特性を有する。つまり、カーボンライニング
は、制動初期の制動ドラムの回転数が高い内は、普通の
ライニングと同様に大きな制動力を発揮するが、制動ド
ラムの回転数が低くなると、制動力を低下する。したが
つて、制動終期にブレーキシユーのトウ部のカーボンラ
イニングが制動ドラムの内周面へ強く押し付けられてい
ても食付きが弱くなり、ブレーキシユーの振動が抑えら
れ、鳴きの発生が抑えられる。
【0009】
【実施例】図1は本発明によるブレーキシユーを備えた
ドラムブレーキの正面図である。制動ドラム2の一端を
閉鎖する裏板8は、中心に車軸が貫通する軸穴9を備え
ており、軸穴9の周囲を車両の非回転部分にボルトによ
り固定される。図において、裏板8の上周縁部にアクチ
ユエータ15が、下周縁部にアンカ部材7がそれぞれ固
定される。左右1対のブレーキシユー3は三日月形の板
からなるウエブ6の周縁に、円弧状に湾曲された帯状の
板からなるリム5を結合し、リム5の外周面にライニン
グ4,4aを結合して構成される。1対のブレーキシユ
ー3はウエブ6の上端縁をアクチユエータ15のピスト
ンに係合され、ウエブ6の下端縁をアンカ部材7のアン
カピン7aに傾動可能に支持される。アクチユエータ1
5は裏板8に結合したシリンダに1対のピストンを嵌装
してなる。1対のブレーキシユー3のピン13,14に
掛け渡したばね10,12の力により、ウエブ6の上端
縁がピストンの外端へ付勢係合される。
【0010】本発明は制動ドラム2の矢印x方向の回転
に対しリーデイングシユーとなる、左側のブレーキシユ
ー3について、制動ドラム2の介入側となるトウ部のラ
イニング4aを、滑り速度Vが高くなるほど摩擦係数μ
が大きくなるという正の摩擦特性を有するカーボン材
(図3参照)から構成する。ブレーキシユー3の他の部
分のライニング4は、普通の材質のものを用いる。
【0011】制動時、圧油がアクチユエータ15のシリ
ンダの中央の室へ供給されると、1対のピストンが外方
へ突出し、左側のブレーキシユー3は上端部をピストン
により左方へ押され、アンカピン7aを中心として反時
計方向へ傾動する。この時、ブレーキシユー3のトウ部
のライニング4aはカーボン材からなるので、制動ドラ
ム2の回転数が高い時は、他の部分のライニング4に劣
らぬ強い摩擦係合力を制動ドラム2の内周面へ及ぼす
が、制動ドラム2の回転数が低下すると、ライニング4
aの摩擦係数は次第に低下し、制動ドラム2の内周面へ
及ぼす摩擦係合力は小さくなる。したがつて、制動ドラ
ム2の内周面に対するブレーキシユー3のトウ部のライ
ニング4aの食付きが弱くなり、制動ドラム2が変形な
どしても、制動ドラム2の変形がブレーキシユー3のト
ウ部のライニング4aに及ぼす摩擦係合力の強弱が緩和
され、ブレーキシユー3の摩擦振動が抑えられ、鳴きの
発生が抑えられる。
【0012】なお、本発明は上述の実施例で説明したド
ラムブレーキに限定されるものではなく、種々の形式の
ドラムブレーキに適用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、滑り速度が高く
なるほど摩擦係数が大きくなるという、正の摩擦特性を
有するカーボンライニングを、ブレーキシユーのトウ部
に配設したものであり、制動終期に制動ドラムの内周面
に対するブレーキシユーのトウ部のライニングの食付き
が弱められ、ブレーキシユーの摩擦振動による鳴きが抑
えられる。
【0014】カーボンライニングは普通のライニングよ
りも摩耗しやすい性質を有するので、トウ部のライニン
グを他の部分のライニングよりも薄くした(フオールオ
フ)のと同様に、ブレーキシユーの摩擦振動による鳴き
が抑えられ、この鳴き防止効果はライニングが摩耗して
も変らず、長期間維持される。
【0015】ブレーキシユーの全長に対するカーボンラ
イニングを設けたトウ部の割合が小さく、カーボンライ
ニングは滑り速度が高くなるほど摩擦係数が大きくなる
ので、従来の鳴き対策ブレーキシユーに比べて製造が容
易であり、制動能力の低下(制動能力の犠牲)が少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレーキシユーを備えたドラムブ
レーキの正面図である。
【図2】同ブレーキシユーの正面図である。
【図3】カーボンライニングの滑り速度に対する摩擦特
性を表す線図である。
【符号の説明】
3:ブレーキシユー 4,4a:ライニング 15:ア
クチユエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】滑り速度の増加につれて摩擦係数が大きく
    なる特性を有するカーボン材からなるライニングを、ブ
    レーキシユーのトウ部に配設したことを特徴とする、ド
    ラムブレーキのブレーキシユー。
JP13793992A 1992-04-30 1992-04-30 ドラムブレーキのブレーキシユー Pending JPH05306725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13793992A JPH05306725A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 ドラムブレーキのブレーキシユー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13793992A JPH05306725A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 ドラムブレーキのブレーキシユー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05306725A true JPH05306725A (ja) 1993-11-19

Family

ID=15210239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13793992A Pending JPH05306725A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 ドラムブレーキのブレーキシユー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05306725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6672433B2 (en) * 2001-12-07 2004-01-06 Nissan Motor Co., Ltd. Brake lining of brake device
JP2015169336A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 リングシュパン・ゲー・エム・ベー・ハーRingspann Gesellschaf Mit Beschrankter Haftung トルク制限型逆転防止機構

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6672433B2 (en) * 2001-12-07 2004-01-06 Nissan Motor Co., Ltd. Brake lining of brake device
JP2015169336A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 リングシュパン・ゲー・エム・ベー・ハーRingspann Gesellschaf Mit Beschrankter Haftung トルク制限型逆転防止機構
US9809394B2 (en) 2014-03-07 2017-11-07 Ringspann Gmbh Torque-limiting return stop device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7320386B2 (en) High friction brake shoe assembly
US20080099174A1 (en) Brake caliper
US20030164272A1 (en) Wedge drum brake of a vehicle
JPH05306725A (ja) ドラムブレーキのブレーキシユー
JPH08210395A (ja) ドラムブレーキのブレーキシュー
EP3951207B1 (en) Brake pad arrangement
US2740498A (en) Floating shoe brake
EP1321690A1 (en) Drum brake with cooperating shoes of multi-freedom
JP3629859B2 (ja) ドラムブレーキ
JPH09196092A (ja) ディスクブレーキ装置
US20030155190A1 (en) Drum brakes with interconneted multi-degrees-of-freedom shoes
JP2587544Y2 (ja) ディスクブレーキ用パッド
JPH0611367Y2 (ja) 対向型ディスクブレーキ
JP2002039237A (ja) ドラムブレーキ装置
JPH0749086Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ
KR100806083B1 (ko) 드럼 브레이크
JPH0219627Y2 (ja)
KR100457215B1 (ko) 드럼식 브레이크의 마찰 구조
JPH0244105Y2 (ja)
JPS62137432A (ja) デイスクブレ−キ
KR100466125B1 (ko) 차량용 드럼 브레이크
JPH1182562A (ja) ドラムブレーキ装置
JPH0228739B2 (ja) Deisukubureeki
JPH09222141A (ja) ドラムブレーキ
JP2002250385A (ja) ディスクブレーキパッド