JPS6130056B2 - - Google Patents

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JPS6130056B2
JPS6130056B2 JP3831979A JP3831979A JPS6130056B2 JP S6130056 B2 JPS6130056 B2 JP S6130056B2 JP 3831979 A JP3831979 A JP 3831979A JP 3831979 A JP3831979 A JP 3831979A JP S6130056 B2 JPS6130056 B2 JP S6130056B2
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JP
Japan
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short fibers
fineness
fibers
denier
roving
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JP3831979A
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Osamu Wada
Kojiro Shimada
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、多層構造を有する嵩高紡績糸および
その製造方法に関するものである。 従来、嵩高紡績糸には、熱収縮率の異なる2種
類の短繊維を混合し、糸とした後で熱処理する方
法により得られるものが多かつた。この方法によ
る嵩高紡績糸は、高収縮の繊維が糸の中心部に集
束する傾向を持つため、この紡績糸を織編成して
得られた織編物の風合は、所謂、芯のある風合と
なり柔軟性に欠ける欠点があつた。この欠点をカ
バーするため、細い繊維を用いると、織編物の張
りや腰―即ち、反撥性に欠けると云う問題があつ
た。更に、高収縮の繊維が糸の中心部に集束する
結果、低収縮繊維はより外側へ出て来るが、この
際低収縮繊維はランダムな方向にその配列が乱さ
れ風合がガサツクと云う欠点も持つていた。 本発明の目的は、上記の欠点を改良し、ソフト
なしかもぬめり感に優れたタツチの表面を有する
と共に、芯のない、かつ適度な張り、腰を繊編物
に持たせ得るカシミヤ調の紡績糸を得ることにあ
る。 即ち、本発明は少なくとも3種類以上の短繊維
からなる紡績糸であつて、繊度3デニール以上の
短繊維が相対的に芯部に位置して最内郭部を構成
し、繊度1.5デニールの短繊維が該最内郭部繊維
の周りに位置して中郭部を構成し、耐久性良好な
平滑剤で処理された繊度1.5デニール以下の極細
短繊維が該中郭部繊維の周りに位置して最外郭部
を構成している多層構造の嵩高紡績糸であつて、
かかる嵩高紡績糸を得るために、粗紡工程におい
て繊度3デニール以上の短繊維からなる粗糸を、
耐久性良好な平滑剤で処理した繊度1.5デニール
以下の極細短繊維と該極細短繊維より大なる熱収
縮率を有し、且つ繊度1.5〜3デニールの短繊維
とからなる混合スライバーに重ね合せるごとく供
給すると共に加撚して該粗糸を形成する短繊維の
周りに該混合スライバーの短繊維を被覆させて2
層構造の粗糸とし、該2層構造の粗糸を精紡した
後、熱処理する多層構造の嵩高紡績糸の製造方法
にある。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明による紡績糸は、最外郭部にある短繊
維、中郭部にある短繊維、最内郭部にある短繊維
が同心円状の多層構造をなしている嵩高紡績糸で
ある。この嵩高紡績糸の断面の繊維配列を模型的
に示せば、第1図ロのようであつて、第1図ロの
Aは繊度3デニール以上の短繊維を、Bは繊度
1.5〜3デニールの短繊維を、Cは耐久性良好な
平滑剤で処理された繊度1.5デニール以下の極細
短繊維を示す。 第1図は、熱処理の前後において、紡績糸の断
面を示した図であつて、第1図イは処理前、第1
図ロは処理後の断面を示す。本発明の紡績糸を得
るために使用する短繊維は、紡績用の短繊維であ
れば特に制限はないが、極細繊維や高熱収縮率繊
維を必要とするので人造繊維が好ましい。以下、
順次説明する。 まず、最内郭部を構成する短繊維は、天然繊
維、人造繊維のいずれでも、又、それらをミツク
スしたものでもよく、又、繊維の断面形状、繊維
長等には制限はないが、その繊維が3デニール以
上の範囲にある必要がある。即ち、特に中肉厚地
以上の織物では繊度が3デニールを超えた短繊維
を用いないと張りのある風合の織編物を得ること
が出来ない。又、芯の少ない風合の織編物を得る
ためには、最内郭部を構成する短繊維は捲縮性能
の優れたものを用いたり、或いは2種以上の熱収
縮率差を有する繊維を混紡するなどして、最内郭
部にバルキイー性を付与することが望ましい。こ
の場合、熱収縮率の差としてはバルキイー性が過
ぎないように10%以下にすることが望ましい。
又、最内郭部を構成する短繊維の混紡率は10%〜
40%の範囲にあるこが望ましい。混紡率が40%を
超えると、あらかじめ2層構造の糸を作ることが
困難になるからである。 次に、中郭部を構成する短繊維は、その繊度が
1.5〜3デニールの範囲にある必要がある。 即ち、中郭部を構成する短繊維の役割は、相対
的に太い繊維から構成されている最内郭部の短繊
維が、紡績糸の表面へマイグレートして浮き出て
くるのを抑制し、紡績糸の表面に膨出した(最外
郭部の)極細繊維の効果(ガサツキを減少させ、
ソフトな表面タツチを得る効果)を発揮さすこと
にあり、そのためには中郭部を構成する短繊維の
繊度は1.5〜3デニールが望ましい。(表面のガサ
ツキは裏面にある繊維の平行度が乱され、且つ表
面繊維の繊度が大なる場合に起る) 更に、極細繊維が出来るだけ表面にくるよう
に、中郭部を構成する短繊維の熱収縮率は該極細
繊維よりも大なる熱収縮率を有することが望まし
い。 又、この中郭部を構成する短繊維の混紡率は25
〜55%の範囲にあることが望ましい。混紡率が25
%未満の場合は、織編物の表面に最内郭部を構成
すべき短繊維が浮き出てくるので、ソフトな表面
タツチを阻害するからである。 逆に、混紡率が50%を超えると、相対的に最外
郭部の短繊維の混紡率が低下し、ソフトな表面タ
ツチが得られない。さらに、最外郭部を構成する
短繊維は、その繊度が1.5デニール以下の極細繊
維とする必要があり、繊度が1.5デニールを超え
るとソフトなタツチの表面を有する織編物を提供
出来る紡績糸を得ることが困難となる。 更に、本発明の意図しているようなカシミヤ調
の紡績糸が、その織編物に与えるぬめり感を得る
ためには、平滑剤で処理することが必要であり、
かつ実用性を加味すれば、耐久性が大きいこと
が、必須の条件となる。一般に獣毛のマサツ挙動
はマサツ速度が遅い領域ではマサツ係数が低く、
速い領域では大きくなる。このような挙動を示す
平滑剤としては、大別して樹脂系と活性剤系に2
分される。樹脂系ではポリシロキサン、ポリエチ
レンおよびポリエステルがあり、活性剤系ではカ
チオン性のアミン塩、第4級アンモニウム塩、ノ
ニオン性の多価アルコール、ポリエチレングリコ
ール、アニオン性の硫酸化油、両性イオン型のベ
タイン型、アミノ酸型等があるが、優れた耐久性
と平滑性を示すものは樹脂系であつて、理想的な
摩擦特性を示すものはポリシロキサンである。こ
れらの中にはジメチルポリシロキサンにエポキシ
基またはアミノ基を付加させた変性シロキサン、
オキシアルキレン基含有ポリシロキサン、メチル
ビニルポリシロキサン、メチルアルコキポリシロ
キサンなどの反応性基をもつポリシロキサンがあ
る。使用時の平滑剤の粘度は20℃において10万セ
ンチストークス以上のポリシロキサンが特に好ま
しい。これらの平滑剤は単独あるいは混合して使
用される。付着量は繊維に対し通常0.1〜3%の
範囲である。 又、耐久性良好な平滑剤の処理は、その風合に
与える効果、紡績性を考慮すれば、最外郭部を構
成する極細繊維のみに限定すべきである。平滑剤
処理はぬめり感の強い風合を意図してなされてい
るものであるため紡績糸の表面を構成する繊維に
のみ適用することで必要充分であり、中郭部繊維
および最内郭部繊維に迄本平滑剤を適用すると、
得られる織編物の芯の部分の風合に影響を及ぼ
し、所謂、しまりのない風合になる。 又、平滑剤で処理された繊維は、摩擦係数が著
しく低下し、単独では紡績工程において、スライ
バーの集束性が極めて悪くなり、練条、粗紡、ギ
ル工程等でスライバー、粗糸の切断を起し易く紡
績性が著しく低下する。したがつて、本発明のよ
うに他の原綿と混合して利用することが好しいの
である。 本発明の紡績糸は、上記に説明した各短繊維が
同心円状に配列され多層構造の嵩高糸を形成して
いるものであるが、このような構造の糸は例え
ば、次のようにして作られる。即ち、あらかじめ
繊度3デニール以上の短繊維からなる粗糸を作つ
ておいて、粗紡工程において、該粗糸を繊度1.5
デニール以下の極細短繊維と該極細短繊維より大
なる熱収縮率を有し、且つ繊度1.5〜3デニール
の短繊維とからなる混合スライバーに重ね合せる
ごとく供給すると共に加撚して該粗糸を形成する
繊度3デニール以上の短繊維の周りに該混合スラ
イバーの短繊維を被覆させた2層構造の粗糸を作
る。この2層構造の粗糸を精紡した後、熱処理し
て多層構造の嵩高紡績糸を得ることが出来る。こ
の場合、繊度が1.5デニール以下の極細短繊維を
得る方法としては通常の紡糸延伸の方式でも得ら
れるが、特に極細繊維を得るためには既に公知の
ように、繊維断面が海島状の2成分からなり、海
成分を溶解して極細繊維を得るもの、多成分の貼
合せ構造の断面を持つ繊維を物理的又は化学的方
法により貼合せ部を互にスプリツトして極細繊維
を得るもの等がある。 尚、上記に説明した耐久性のある平滑剤を繊維
表面に付着させるには、繊維の延伸直後に行つて
も、或いは短繊維に切断した後に行つても良く、
平滑剤の付着後、直に熱処理するか、糸又は、織
物にしてから熱処理して、付着を強固なものとす
るのである。 次に、繊度が1.5〜3デニールの短繊維は、前
記の多層構造の紡績糸の中郭部を形成するもので
あるが、精紡した後の熱処理において、収縮する
ように極細短繊維より大なる熱収縮率を有するこ
とが必要であり、望ましくはその熱収縮率の差が
3%以上であることが望ましい。その理由は熱処
理前では、2層構造の粗糸又は紡績糸の断面は第
1図イのような極細短繊維Cと繊度1.5〜3デニ
ールの短繊維Bが混在している構造として得られ
るが、熱処理後は熱収縮率が大きい繊度1.5〜3
デニールの短繊維Bが収縮して第1図ロのような
構造の糸となるためであり、熱収縮率の差が3%
未満では極細繊維が最外部を占めるような構造の
糸とすることが困難となるからである。 以下、図により本発明を説明する。第2図〜第
4図は本発明の紡績糸を得る方法を示した実施態
様であつて、第2図は、多層構造の嵩高紡績糸と
する前の2層構造の粗糸を得るための工程図であ
る。第2図において、ケンス1より取出された混
合スライバー2は繊度1.5デニール以下の極細短
繊維と繊度1.5〜3デニールの短繊維とをミツク
スしたものであつて、ガイド3、バツクローラ
4,4′を経てエプロン6,6′に供給され数倍に
ドラフトされる。一方、繊度3デニール以上の短
繊維からなる粗糸12は、ガイド13,14を経
て同じくエプロン6,6′に供給され、混合スラ
イバー2に重ねて供給され、フロントローラ7,
7′を経て、2層構造の粗糸8となり、フライヤ
ー9により加撚され、粗糸木管10に捲取られ
る。尚、5,5′はミドルローラ、11はスピン
ドルを示す。第3図は、第2図の工程図におい
て、混合する部分を拡大した斜視図を示したもの
で、混合スライバー2は、通常15〜20mm程度の巾
を有し、一方、粗糸12には0.4〜0.7回/25.4mm
の撚が付与され、その巾は5mm以下が普通であ
る。この粗糸12を混合スライバー2の中央附近
において重ね合せてドラフトし、フロントローラ
7,7′を出た直後に撚を与えると混合スライバ
ー2は粗糸12を包み込むように被覆し、2層構
造を有する粗糸が得られる。さらに、第4図は本
発明の紡績糸を得る方法の他の例を示す拡大斜視
図であつて、最大郭部の短繊維の混紡率を変える
場合に有効な手段である。即ち、粗糸12を供給
ローラ15,15′よりフロントローラ7,7′に
供給する。このとき、供給ローラ15,15′と
フロントローラ7,7′の間のドラフト倍率は、
エプロン6,6′とフロントローラ7,7′の間の
ドラフト倍率と異ならしめることが出来、よつ
て、最内郭部の短繊維の混紡率を極めて安易に変
更することが出来る。 本発明の紡績糸は、このように2層構造の粗糸
を作り、この粗糸を精紡した後、熱処理して高い
収縮率を有する繊度1.5〜3デニールの短繊維を
収縮させ、繊度3デニール以上の短繊維が最内郭
部に、前記の高い収縮率を有した繊度1.5〜3デ
ニールの短繊維が中郭部に、繊度1.5デニール以
下の極細短繊維が最外郭部に存在するような多層
構造の嵩高紡績であるから、この紡績糸は、ソフ
トなタツチの表面を有すると共に芯のないかつ適
度な張り、腰を織編物に付与することの出来るの
である。即ち、最外郭部は、耐久性良好な平滑剤
で処理された繊度が1.5デニール以下の極細短繊
維によつて構成されるため、ソフトでぬめり感の
ある表面とすることが出来るのであつて、熱収縮
の差によつて、嵩高紡績糸を得る方法によれば、
熱処理によつて高収縮の短繊維が内部へ、低収縮
の短繊維が外部へ移動する過程で低収縮の短繊維
の平行度が乱され、風合がサツクのが通常である
が、これを極細短繊維の使用により繊維の平行度
が乱されてもガサツキのない風合とすることが出
来る。 更に、本発明の紡績糸は、第1図ロのような多
層構造の嵩高紡績糸であるから、芯のない風合と
することが出来る。即ち、一般に紡績糸を構成す
る短繊維は、紡績糸製造の過程、即ち、ドラフト
して加撚される際に、位置の変動を起すから、紡
績糸の或る部分では糸の中心部にあつた一本の短
繊維は、他の部分では糸の外層部へとその位置を
移動させるので、その存在している位置が一定と
ならない。従つて、高収縮繊維と低収縮繊維とを
単に混紡して熱処理することにより得られていた
従来の嵩高糸では、熱処理して高収縮繊維を収縮
させ繊維をマイグレーシヨンさせることにより層
分離を起させ得るものであるから、本発明のよう
な多層構造の嵩高糸のような効率の良い層分離は
不可能であり、かつ、繊維配列の乱れ方も大き
い。 一方、本発明の紡績糸では、最内郭部を構成す
る短繊維Aと、中郭部および最外郭部を構成する
短繊維BおよびCとの間では、熱処理する前に2
層構造が形成されているから、それら短繊維間で
は、短繊維のマイグレーシヨンは起り難く、マイ
グレーシヨンは主として中郭部を構成する短繊維
Bと最外郭部を構成する短繊維Cとの間で起るの
みであつて、層分離は効率よく行なわれ繊維配列
も乱され難い。 尚、熱処理は乾燥温度130℃〜200℃、又は、湿
熱温度80℃〜130℃の温度条件にて行うものが好
ましく、処理を行う時期は織編物に使用する前で
も、又は織編物にした後から行つてもよい。 以下、実施例について説明する。 実施例 最内郭部、中郭部、最外郭部を構成する繊維
に、その繊度がそれぞれ6デニール、2デニー
ル、0.8デニールであり、中郭部と最外郭部とを
構成する繊維の沸水収縮差が6%であるポリエス
テル短繊維を使用し、繊度6デニールの短繊維で
あらかじめ作つた粗糸を繊度2デニールおよび繊
度0.8デニールの短繊維からなる混合スライバー
に重ね合せるごとく粗紡機に供給すると共に加撚
して、2層構造の粗糸としこの2層構造の粗糸を
精紡して得た糸を双糸加工して、メートル番手2/
48の糸とし、この糸により構成した織物の風合
を評価した。この際0.8デニールのポリエステル
繊維としては、温度25℃において、粘度が50万セ
ンチストークスのエポキジメチルポリシロキサン
85%(重量)とアミノジメチルポリシロキサン15
%(重量)からなる平滑剤を1%(対繊維重量)
付着させ、これを140℃で30分間熱処理したもの
を用いた。結果を第1表の実験No.1に示す。更に
比較例として、実験No.1と同じ規格の短繊維であ
るが、平滑剤を適用しないで実験No.1と同様の方
法で得た紡績糸を使用した織物の例を実験No.2と
して、同様に平滑剤の中郭部繊維と最外部繊維に
行つた場合を実験No.3とし、更に平滑剤の適用を
全繊維に施した場合を実験No.4として同じく第1
表に示した。
【表】
【表】 △:やや不良、×:不良
【図面の簡単な説明】
第1図イおよびロは、本発明の多層構造嵩高紡
績糸の熱処理の前後における断面を示す断面図で
あり、第2図は、本発明の多層構造嵩高紡績糸を
得るための例として2層構造の粗糸を作る工程図
を示し、第3図、第4図は第2図の工程図におい
て、混合する部分を拡大した斜視図を示したもの
である。 A……最内郭部を構成する短繊維、B……中郭
部を構成する短繊維、C……最外郭部を構成する
短繊維、2……混合スライバー、8……2層構造
の粗糸、12……粗糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも3種類以上の短繊維からなる紡積
    糸であつて、繊度3デニール以上の短繊維が相対
    的に芯部に位置して最内郭部を構成し、繊度1.5
    〜3デニールの短繊維が該最内郭部繊維の周りに
    位置して中郭部を構成し、耐久性良好な平滑剤で
    処理された繊度1.5デニール以下の極細短繊維が
    該中郭部繊維の周りに位置して最外郭部を構成し
    ていることを特徴とする多層構造嵩高紡績糸。 2 相対的に芯部に位置して最内郭部を構成する
    繊度3デニール以上の短繊維が2種以上の繊維か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の紡績糸。 3 粗紡工程において、繊度3デニール以上の短
    繊維からなる粗糸を、耐久性良好な平滑剤で処理
    した繊度1.5デニール以下の極細短繊維と該極細
    短繊維より大なる熱収縮率を有し、且つ繊度1.5
    〜3デニールの短繊維とからなる混合スライバー
    に重ね合わせるごとく供給すると共に加撚して該
    粗糸を形成する短繊維の周りに、該混合スライバ
    ーの短繊維を被覆させて2層構造の粗糸とし、該
    2層構造の粗糸を精紡した後、熱処理することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の紡績糸の
    製造方法。 4 混合スライバーが繊度1.5デニール以下の極
    細短繊維と該極細短繊維の沸水収縮率より3%以
    上大なる沸水収縮率を有し、且つ繊度1.5〜3デ
    ニールの短繊維とからなる特許請求の範囲第3項
    記載の方法。 5 粗糸を構成する繊度3デニール以上の短繊維
    が、熱収縮率差を有する2種以上の繊維からなる
    特許請求の範囲第3項又は第4項記載の方法。
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JP2016014212A (ja) * 2005-06-29 2016-01-28 プリマロフト,インコーポレイテッド シリコーン処理されたマイクロデニール・ポリエステル繊維を含んだヤーン

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