JPS61281899A - 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 - Google Patents
溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS61281899A JPS61281899A JP60124847A JP12484785A JPS61281899A JP S61281899 A JPS61281899 A JP S61281899A JP 60124847 A JP60124847 A JP 60124847A JP 12484785 A JP12484785 A JP 12484785A JP S61281899 A JPS61281899 A JP S61281899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metallic
- layer
- tin
- steel sheet
- chromium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、飲料缶、食料缶なとの食缶関係、あるいは1
82缶、ベール缶、などの雑缶関係などの分野で使われ
る溶接缶用ティンフリー鋼板に関するものである。
82缶、ベール缶、などの雑缶関係などの分野で使われ
る溶接缶用ティンフリー鋼板に関するものである。
〈従来技術とそ、の問題点〉
缶用材料として一般にブリキとティンフリー銅板が主と
して使われている。省資源、コスト削減、外観等のため
にブリキ缶は半田缶から溶接缶へ急速に移行しつつあり
、また錫目付も2.8g/m2以上のものに代り、1.
0g/m2以下の薄目付のものが開発されている。しか
し、コスト的にみるならば、薄目付ブリキといえどもテ
ィンフリー鋼板に優れるとはいえない。それがティンフ
リー鋼板の使用が増加している理由の一つである。
して使われている。省資源、コスト削減、外観等のため
にブリキ缶は半田缶から溶接缶へ急速に移行しつつあり
、また錫目付も2.8g/m2以上のものに代り、1.
0g/m2以下の薄目付のものが開発されている。しか
し、コスト的にみるならば、薄目付ブリキといえどもテ
ィンフリー鋼板に優れるとはいえない。それがティンフ
リー鋼板の使用が増加している理由の一つである。
このようにコスト的に有利なティンフリー鋼板にも大き
な問題がある。ティンフリー鋼板は表面に金属クロムと
非金属クロムの薄い皮膜を形成せしめた鋼板であり、主
に接着缶として使われている。これは半田付ができない
こと、およその表面皮膜の高抵抗、高融点のために溶接
できないというティンフリー鋼板の欠点を解決するため
である。
な問題がある。ティンフリー鋼板は表面に金属クロムと
非金属クロムの薄い皮膜を形成せしめた鋼板であり、主
に接着缶として使われている。これは半田付ができない
こと、およその表面皮膜の高抵抗、高融点のために溶接
できないというティンフリー鋼板の欠点を解決するため
である。
しかし、この接着缶は缶内容物を高温殺菌処理するとき
に接着部が破れて缶が破胴するトラブルを起こすことが
ある。ティンフリー鋼板のクロム水和酸化物皮膜の改質
によりかなり改善されたとはいえ、接着缶は常にそのよ
うな危険を伴なっている。もし、溶接できるティンフリ
ー鋼板が開発されればこのようなトラブルがなくなるだ
けでなく、接合部の重ね合せが5mm(接着缶)から0
.2〜0.4a+mとなるために素材を節約でき、かつ
壱締部からの真空もれの危険も防止できるなどのメリッ
トも生れる。したがって、溶接できるティンフリー鋼板
の開発に対する期待は大きい。
に接着部が破れて缶が破胴するトラブルを起こすことが
ある。ティンフリー鋼板のクロム水和酸化物皮膜の改質
によりかなり改善されたとはいえ、接着缶は常にそのよ
うな危険を伴なっている。もし、溶接できるティンフリ
ー鋼板が開発されればこのようなトラブルがなくなるだ
けでなく、接合部の重ね合せが5mm(接着缶)から0
.2〜0.4a+mとなるために素材を節約でき、かつ
壱締部からの真空もれの危険も防止できるなどのメリッ
トも生れる。したがって、溶接できるティンフリー鋼板
の開発に対する期待は大きい。
溶接できるティンフリー鋼板あるいは製造方法を提供す
るものとして、例えば特公昭57−19752号や特公
昭57−36986号がすでに公知である。しかし、こ
れらはいずれも金属クロムあるいは非金属クロムの量を
少なくすることにより、溶接性の向上をはかっているた
めに、そのようなティンフリー鋼板は金属クロム層がポ
ーラスな構造となって、どうしても耐食性を著しく損な
うことになる。
るものとして、例えば特公昭57−19752号や特公
昭57−36986号がすでに公知である。しかし、こ
れらはいずれも金属クロムあるいは非金属クロムの量を
少なくすることにより、溶接性の向上をはかっているた
めに、そのようなティンフリー鋼板は金属クロム層がポ
ーラスな構造となって、どうしても耐食性を著しく損な
うことになる。
〈発明の目的〉
本発明は、上述した従来技術の欠点を解消しようとする
もので、耐食性にすぐれた溶接缶用ティンフリー鋼板お
よびその経済的かつ安定的に製造する方法を提供するも
のである。
もので、耐食性にすぐれた溶接缶用ティンフリー鋼板お
よびその経済的かつ安定的に製造する方法を提供するも
のである。
〈発明の構成〉
本発明は、鋼板表面に40−150mg/m2の金属ク
ロム層と5〜25 mg/m2の非金属クロム層を有し
、かつ金属クロムの一部が突起しており、突起基部の直
径が5〜1000rv+、1ばあたり!×10+1〜t
xto14個の突起部を持つことを特徴とする溶接缶用
ティンフリー鋼板を提供するものである。
ロム層と5〜25 mg/m2の非金属クロム層を有し
、かつ金属クロムの一部が突起しており、突起基部の直
径が5〜1000rv+、1ばあたり!×10+1〜t
xto14個の突起部を持つことを特徴とする溶接缶用
ティンフリー鋼板を提供するものである。
本発明はまた、鋼板表面上に40〜150mg/+2の
金属クロム層とその上に5〜25 mg10+2の非金
属クロム層とを有し、金属クロムの一部が突起しており
、突起基部の直径5〜11000n、1♂あたり1×l
0II〜1xtos個の突起部を持つティンフリー鋼板
を製造するに際し、冷延鋼板をCrB+を含む水溶液中
にて40〜140IIIg/112の金属クロムめっき
後、鋼板を陽極として0.1〜10 C/dm2で電解
処理し、続いてクロムめっき助剤およびCrB+を含む
水溶液中において10〜60mg/m2の金属クロム層
が析出するよう陰極処理を施すことを特徴とする溶接缶
用ティンフリー鋼板の製造方法を提供するものである。
金属クロム層とその上に5〜25 mg10+2の非金
属クロム層とを有し、金属クロムの一部が突起しており
、突起基部の直径5〜11000n、1♂あたり1×l
0II〜1xtos個の突起部を持つティンフリー鋼板
を製造するに際し、冷延鋼板をCrB+を含む水溶液中
にて40〜140IIIg/112の金属クロムめっき
後、鋼板を陽極として0.1〜10 C/dm2で電解
処理し、続いてクロムめっき助剤およびCrB+を含む
水溶液中において10〜60mg/m2の金属クロム層
が析出するよう陰極処理を施すことを特徴とする溶接缶
用ティンフリー鋼板の製造方法を提供するものである。
〈発明の具体的構成〉
本発明のティンフリー鋼板は、鋼板表面に40〜150
mg10I2の金属クロム層と5〜25IIIg/m2
の非金属クロム層とを有し、かつ金属クロムの一部が角
状あるいは粒状に突起しており、突起基部の直4% 5
〜1000 nm−1−ふたりIVlnll〜1X10
14個の突起部分を持つティンフリー鋼板であり、これ
は耐食性、溶接性ともに優れた缶用鋼板である。
mg10I2の金属クロム層と5〜25IIIg/m2
の非金属クロム層とを有し、かつ金属クロムの一部が角
状あるいは粒状に突起しており、突起基部の直4% 5
〜1000 nm−1−ふたりIVlnll〜1X10
14個の突起部分を持つティンフリー鋼板であり、これ
は耐食性、溶接性ともに優れた缶用鋼板である。
金属クロム量を40〜150 mg/m2の範囲に限定
したのは以下の理由による。金属クロム量が40 a+
g/m2より少ないと、金属クロム層がポーラスな構造
となって鋼板表面を十分に被覆できず塗料密着性(評価
方法は後述する)の低下を招く(第1図)。また金属ク
ロム量が150IIg10I2を超えても塗料密着性の
更なる向上は望めない。したがって、本発明においては
金属クロム量40〜150 tag/+2の範囲に限定
した。
したのは以下の理由による。金属クロム量が40 a+
g/m2より少ないと、金属クロム層がポーラスな構造
となって鋼板表面を十分に被覆できず塗料密着性(評価
方法は後述する)の低下を招く(第1図)。また金属ク
ロム量が150IIg10I2を超えても塗料密着性の
更なる向上は望めない。したがって、本発明においては
金属クロム量40〜150 tag/+2の範囲に限定
した。
また、金、属クロム層は平滑なもの(第2a図)よりも
、金属クロム層の一部が突起した形状を有するもの(第
2b図)のほうが接触抵抗が小さい。抵抗溶接に最も大
きく影響するのは接触抵抗であり、接触抵抗が小さいほ
ど溶接性は良い。抵抗溶接はCuワイヤー電極を介して
電流を流したとき抵抗加熱で溶接されるが、接触抵抗が
大きいと表面に熱が集中し、スプラッシュの原因になる
。
、金属クロム層の一部が突起した形状を有するもの(第
2b図)のほうが接触抵抗が小さい。抵抗溶接に最も大
きく影響するのは接触抵抗であり、接触抵抗が小さいほ
ど溶接性は良い。抵抗溶接はCuワイヤー電極を介して
電流を流したとき抵抗加熱で溶接されるが、接触抵抗が
大きいと表面に熱が集中し、スプラッシュの原因になる
。
金属クロム層の一部が突起した形状で存在すると、これ
に荷重がかかったとき、硬い金属クロムの突起部分が非
電導性の柔らかい非金属クロム層をつき破り電気が通り
易くなるために考えられる。
に荷重がかかったとき、硬い金属クロムの突起部分が非
電導性の柔らかい非金属クロム層をつき破り電気が通り
易くなるために考えられる。
ティンフリー鋼板に金属クロム層の一部突起については
「鉄と鋼」第66巻(1980)P218の「ティンフ
リースチール表面の色調異常について」で述べられて公
知であるが、同報告では金属クロム層の突起は色調異常
の原因であり、色調異常の改善について述べている。本
発明では特願昭60−52935’の知見に基づいてさ
らに検討を加え、溶接性、耐食性の向上を図り、それに
適した突起部分の形状、径、密度について、鋭意研究し
、以下のような結果を得た。
「鉄と鋼」第66巻(1980)P218の「ティンフ
リースチール表面の色調異常について」で述べられて公
知であるが、同報告では金属クロム層の突起は色調異常
の原因であり、色調異常の改善について述べている。本
発明では特願昭60−52935’の知見に基づいてさ
らに検討を加え、溶接性、耐食性の向上を図り、それに
適した突起部分の形状、径、密度について、鋭意研究し
、以下のような結果を得た。
突起部の形状は製造方法により、多少は異なるが、主に
、角状あるいは粒状がよく、溶接性を確保するためには
突起基部の直径が5nm以上必要である。また1100
0n以上の径を持つものは小さい荷重で皮膜の破壊が起
こりやすく、鋼板取扱中に耐食性の低下を招く。
、角状あるいは粒状がよく、溶接性を確保するためには
突起基部の直径が5nm以上必要である。また1100
0n以上の径を持つものは小さい荷重で皮膜の破壊が起
こりやすく、鋼板取扱中に耐食性の低下を招く。
突起部の密度は第3図に示すように1ばあたり1×10
tl’−IX1014個が溶接性の面から優れている。
tl’−IX1014個が溶接性の面から優れている。
突起部の密度が1ばあたり1x1011個以下では突起
部が少なすぎ接触抵抗が十分に下らず、また1xlo1
4個をこえると突起部間で結合し平滑な金属クロム層表
面に類似した接触抵抗を示す。
部が少なすぎ接触抵抗が十分に下らず、また1xlo1
4個をこえると突起部間で結合し平滑な金属クロム層表
面に類似した接触抵抗を示す。
次に、非金属クロムの量を金属クロム換算で5〜25
Iog/m2の範囲に限定した理由を述べる。非金属ク
ロム量が5 mg10+2より少ないとポーラスな構造
となって表面を十分に被覆することができず、塗料密着
性の低下を招く(第4図)。また、非金属クロム量が2
5 mg/m2を超えると溶接性は急激に低下する。こ
れは、非金属クロム層があまり厚くなり過ぎると、突起
した金属クロム部がその厚い非電導性の非金属クロム層
を突き破れなくなり、接触抵抗が大きくなる。
Iog/m2の範囲に限定した理由を述べる。非金属ク
ロム量が5 mg10+2より少ないとポーラスな構造
となって表面を十分に被覆することができず、塗料密着
性の低下を招く(第4図)。また、非金属クロム量が2
5 mg/m2を超えると溶接性は急激に低下する。こ
れは、非金属クロム層があまり厚くなり過ぎると、突起
した金属クロム部がその厚い非電導性の非金属クロム層
を突き破れなくなり、接触抵抗が大きくなる。
以上述べたように、鋼板表面に40〜150IIg/1
12の金属クロム層と5〜25 mg/m2の非金属ク
ロム層を有し、かつ金属クロムの一部が突起しているテ
ィンフリー鋼板は耐食性、溶接性ともにすぐれた缶用鋼
板である。
12の金属クロム層と5〜25 mg/m2の非金属ク
ロム層を有し、かつ金属クロムの一部が突起しているテ
ィンフリー鋼板は耐食性、溶接性ともにすぐれた缶用鋼
板である。
次にこのような溶接缶用ティンフリー鋼板を安定して経
済的に製造する方法について述べる。
済的に製造する方法について述べる。
鋼板の表面に40〜140 mg/m2の金属クロム層
と適量の非金属クロム層を析出させ、次に、鋼板を陽極
として0.1〜10 (:/dm2の電解処理を施し、
続いて、硫酸根、フッ化物(Na2 SiF6、Na
BF4 、NaF等)などのクロムめつき助剤およびC
r6+を含む水溶液中での陰極電解によって10〜60
mg/m2の金属クロム層を析出させることを特徴と
するものである。
と適量の非金属クロム層を析出させ、次に、鋼板を陽極
として0.1〜10 (:/dm2の電解処理を施し、
続いて、硫酸根、フッ化物(Na2 SiF6、Na
BF4 、NaF等)などのクロムめつき助剤およびC
r6+を含む水溶液中での陰極電解によって10〜60
mg/m2の金属クロム層を析出させることを特徴と
するものである。
本発明について更に詳しく説明すると、陽極処理前に金
属クロム層と非金属クロム層を鋼板上に均一に形成させ
、鋼板の耐食性の向上を図り、次に陽極処理により、非
金属クロムのミクロ的な不均一溶解を安定して起こさせ
、続いて金属クロムを異常析出させることによって耐食
性を損なうことなく、溶接性を向上せしめるものである
。
属クロム層と非金属クロム層を鋼板上に均一に形成させ
、鋼板の耐食性の向上を図り、次に陽極処理により、非
金属クロムのミクロ的な不均一溶解を安定して起こさせ
、続いて金属クロムを異常析出させることによって耐食
性を損なうことなく、溶接性を向上せしめるものである
。
このような本発明におけるそれぞれの過程について詳細
に説明すると、陽極処理前に行うクロムめっきは鋼板の
露出部を最小限に抑え、耐食性を向上させるた、めに実
施するものであって、そのめっき方法は通常の電気クロ
ムめっき方法を採用すればよく、その方法は特に限定さ
せることはない。
に説明すると、陽極処理前に行うクロムめっきは鋼板の
露出部を最小限に抑え、耐食性を向上させるた、めに実
施するものであって、そのめっき方法は通常の電気クロ
ムめっき方法を採用すればよく、その方法は特に限定さ
せることはない。
本発明ではクロムめっき量を金属クロム層が40〜14
0 QIg/m2と規定するが、金属クロム量が40
mg10+2未満では、金属クロム層がポーラスな構造
となり鋼板表面を十分に被覆できず塗料密着性の低下を
招く。金属クロム量が140 mg/m2をこえる時は
陽極処理後に10 mg/m2以上析出させるため、4
0〜150 B/m2の範囲を逸脱する。 上記のよう
に鋼板上にクロムめっきを施しただけでは金属クロム層
は平滑なものしか製造できない。そこで本発明ではクロ
ムめっきに続いて鋼板を陽極として0.1〜10 C/
dm2の電解処理をした後、硫酸根、フッ化物(Na2
SiF6、NaBF4 、 NaF等)などのクロ
ムめっき助剤およびCr6+を含む水溶液中での陰極電
解によって10〜60 mg/m2の金属クロム層を異
常析出させ、突起基部の直径5〜11000n、 l
rn”あたり1x1011〜txto14個の金属クロ
ムの突起部分を形成させる。
0 QIg/m2と規定するが、金属クロム量が40
mg10+2未満では、金属クロム層がポーラスな構造
となり鋼板表面を十分に被覆できず塗料密着性の低下を
招く。金属クロム量が140 mg/m2をこえる時は
陽極処理後に10 mg/m2以上析出させるため、4
0〜150 B/m2の範囲を逸脱する。 上記のよう
に鋼板上にクロムめっきを施しただけでは金属クロム層
は平滑なものしか製造できない。そこで本発明ではクロ
ムめっきに続いて鋼板を陽極として0.1〜10 C/
dm2の電解処理をした後、硫酸根、フッ化物(Na2
SiF6、NaBF4 、 NaF等)などのクロ
ムめっき助剤およびCr6+を含む水溶液中での陰極電
解によって10〜60 mg/m2の金属クロム層を異
常析出させ、突起基部の直径5〜11000n、 l
rn”あたり1x1011〜txto14個の金属クロ
ムの突起部分を形成させる。
粒状あるいは角状に突起した金属クロムが析出する現象
そのものは断続的にクロムめっきを行う場合に観察され
ることがある。これは電解が一旦中断したときに金属ク
ロム層の上の非金属クロム層のミクロ的な不均一溶解が
起こり、これが再電解したときに金属クロムの異常析出
を引き起こすことによる。しかし、このように非金属ク
ロム層のミクロ的な不均一溶解に依存する方法では、突
起した金属クロムを安定して得ることは困難であり、ま
た鋼板の巾方向で突起した金属クロムの析出がバラツク
など工業的に行うには不適である。
そのものは断続的にクロムめっきを行う場合に観察され
ることがある。これは電解が一旦中断したときに金属ク
ロム層の上の非金属クロム層のミクロ的な不均一溶解が
起こり、これが再電解したときに金属クロムの異常析出
を引き起こすことによる。しかし、このように非金属ク
ロム層のミクロ的な不均一溶解に依存する方法では、突
起した金属クロムを安定して得ることは困難であり、ま
た鋼板の巾方向で突起した金属クロムの析出がバラツク
など工業的に行うには不適である。
そこで、発明者らは非金属クロムのミクロ的な不均一溶
解を安定した工業的に行う方法について研究した結果、
陽極処理(逆電解)がすぐれていることをみいだした。
解を安定した工業的に行う方法について研究した結果、
陽極処理(逆電解)がすぐれていることをみいだした。
これは、■液法、2液法いずれの場合にも適用可能であ
る。
る。
陽極処理が0.1 C/dn2未満では十分な非金属ク
ロム層のミクロ的な不均一・溶解が十分起こらない。ま
た1 0 C/dm2を超えると非金属クロム層のミク
ロ的な不均一溶解の効果の向上は望めず、コスト的に不
利である。
ロム層のミクロ的な不均一・溶解が十分起こらない。ま
た1 0 C/dm2を超えると非金属クロム層のミク
ロ的な不均一溶解の効果の向上は望めず、コスト的に不
利である。
陽極処理後の陰極処理においては金属クロムが析出する
陰極処理を行うことが肝要である。すなわち、金属クロ
ムを析出させる方法としては、硫酸根、フッ化物(Na
2 SiF6 、 Na8F4 、NaF等)などの
クロムめっき助剤およびCr6+を含む水溶液(クロム
酸、重クロム酸およびそれらの塩の少なくとも1種を主
成分とする水溶液)中での陰極電解でよい。この時に異
常析出させる金属クロム量は10 mg/m2未満であ
ると突起部分の成長が不十分であり、60 mg/m2
を越えると突起部分が粗大になりすぎる。突起部の基部
の径が5〜11000n、1ばあたり1×l0Il〜1
×l0I’個の金属クロムの突起部を形成させるには1
0〜60mg/m2の金属クロム層を陽極処理後に析出
させるのがよい。
陰極処理を行うことが肝要である。すなわち、金属クロ
ムを析出させる方法としては、硫酸根、フッ化物(Na
2 SiF6 、 Na8F4 、NaF等)などの
クロムめっき助剤およびCr6+を含む水溶液(クロム
酸、重クロム酸およびそれらの塩の少なくとも1種を主
成分とする水溶液)中での陰極電解でよい。この時に異
常析出させる金属クロム量は10 mg/m2未満であ
ると突起部分の成長が不十分であり、60 mg/m2
を越えると突起部分が粗大になりすぎる。突起部の基部
の径が5〜11000n、1ばあたり1×l0Il〜1
×l0I’個の金属クロムの突起部を形成させるには1
0〜60mg/m2の金属クロム層を陽極処理後に析出
させるのがよい。
以上の方法で処理をし、金属クロム層を40〜150
mg/m2非金属クロム層を5〜25 a+g/a2の
屍囲にする。
mg/m2非金属クロム層を5〜25 a+g/a2の
屍囲にする。
く実 施 例〉
次に本発明を実施例および比較例につき具体的に説明す
る。
る。
実施例1
0.2mo+厚の冷延鋼板に通常の脱脂、酸洗を施した
後、本発明の処理を行った。
後、本発明の処理を行った。
(:r03150 gel1.、Na2 SiF65
gel、 1125040.6g/l、50℃の水溶
液中で60 A/dm2 X 1−0秒の陰極電解を
行い、引き続き同浴中で5 A/d112×0.5秒の
陽極処理を施し、最後にCr0360g1n、 11
2504 0.3g/l 40℃の水溶液中で15 A
/da2X O,8秒の陰極処理を行7てティンフリー
鋼板を得た。金属クロム量123 mg/m2 、非金
属クロム量20IIIg/l112で、しかも突起部の
基部の屈クロムの突起1%が認められた。
gel、 1125040.6g/l、50℃の水溶
液中で60 A/dm2 X 1−0秒の陰極電解を
行い、引き続き同浴中で5 A/d112×0.5秒の
陽極処理を施し、最後にCr0360g1n、 11
2504 0.3g/l 40℃の水溶液中で15 A
/da2X O,8秒の陰極処理を行7てティンフリー
鋼板を得た。金属クロム量123 mg/m2 、非金
属クロム量20IIIg/l112で、しかも突起部の
基部の屈クロムの突起1%が認められた。
実施例2
0.22mm厚の冷延鋼板に通常の脱脂、酸洗を施した
後、本発明の処理を行った。
後、本発明の処理を行った。
CrO380gel、Naz 5iFa 2.Oge
l1.50℃の水溶液中で40A/dm2 x O,7
秒の陰極処理に続き5 A/dm2 X O,2の陽極
処理、さらに50 A/dm2×0.2秒の陰極処理を
同じ浴中で行って供試材とした。
l1.50℃の水溶液中で40A/dm2 x O,7
秒の陰極処理に続き5 A/dm2 X O,2の陽極
処理、さらに50 A/dm2×0.2秒の陰極処理を
同じ浴中で行って供試材とした。
得られたティンフリー鋼板は、金属クロム量61 fl
Ig/+2 、非金属クロム量10111g7m2で、
突起部の基部の径5〜1000rv、ltn’あたり
3.0×1013個の突起状金属クロムが存在した。
Ig/+2 、非金属クロム量10111g7m2で、
突起部の基部の径5〜1000rv、ltn’あたり
3.0×1013個の突起状金属クロムが存在した。
実施例3
0.18mm厚の冷延鋼板に通常の脱脂、酸洗を施した
後、本発明の処理を行った。
後、本発明の処理を行った。
CrO3250gel、 )12504 2.5g/j
!、50℃の水溶液中で70A/da+2 X 0.5
秒の陰極処理に続き15八/dm2 X O,5秒の
陽極処理、再び70^/dm2X O,3秒の陰極処
理を行った後、 C「0360g/ffi、Na2
SiF6 1.5g/It、45℃の水溶液中で20
A/dm2 X O,5秒の陰極処理を行って供試材と
した。
!、50℃の水溶液中で70A/da+2 X 0.5
秒の陰極処理に続き15八/dm2 X O,5秒の
陽極処理、再び70^/dm2X O,3秒の陰極処
理を行った後、 C「0360g/ffi、Na2
SiF6 1.5g/It、45℃の水溶液中で20
A/dm2 X O,5秒の陰極処理を行って供試材と
した。
得られたティンフリー鋼板は、金属クロム149111
g7m2 、非金属クロム24 mg/m2で、かつ突
起部の基部の径5〜looonm、1tn”あたり1.
0x1013個の突起状金属クロムが存在した。
g7m2 、非金属クロム24 mg/m2で、かつ突
起部の基部の径5〜looonm、1tn”あたり1.
0x1013個の突起状金属クロムが存在した。
比較例1
陽極処理しないで断続電解した以外は実施例1と同様の
処理を施した。
処理を施した。
得られたティンフリー鋼板は、金属クロム量13511
87m2 、非金属クロム量19 IIIg/s2で、
かつ突起基部の径100〜2000nm、1ばあたり、
5xl□to個の突起状金属クロムが存在した。
87m2 、非金属クロム量19 IIIg/s2で、
かつ突起基部の径100〜2000nm、1ばあたり、
5xl□to個の突起状金属クロムが存在した。
比較例2
陽極処理までは実施例2と同じであるが、最後の陰極処
理を(:r0360 gill、40℃の水溶液で20
A/dm2 x O,6秒の陰極処理とした。得られ
たティンフリー鋼板は金属クロム量92mg/m2 、
非金属クロムrJ 15 mg/m+2で、突起状金属
クロムは認められなかった。
理を(:r0360 gill、40℃の水溶液で20
A/dm2 x O,6秒の陰極処理とした。得られ
たティンフリー鋼板は金属クロム量92mg/m2 、
非金属クロムrJ 15 mg/m+2で、突起状金属
クロムは認められなかった。
比較例3
0.2mm厚の冷延鋼板に通常の脱脂、酸洗を施した後
、本処理に入った。CrO350gel、Na2SiF
62.4 gin、Na2 Cr2 0720g/l、
50℃の水溶液中で40 八/dm2 X O,9秒の
陰極処理に続き20 A/d+s2 X O,7秒の
陽極処理、再び70^/dm2 x 、0.7秒の陰極
処理を行って供試材とした。
、本処理に入った。CrO350gel、Na2SiF
62.4 gin、Na2 Cr2 0720g/l、
50℃の水溶液中で40 八/dm2 X O,9秒の
陰極処理に続き20 A/d+s2 X O,7秒の
陽極処理、再び70^/dm2 x 、0.7秒の陰極
処理を行って供試材とした。
得られたティンフリー鋼板は、金属クロム2130 m
g/m2 、非金属クロム量25 mg/m2で、かつ
、突起基部の径は10〜1100n、1ばあたり4X1
014個の突起状金属クロムが存在した。
g/m2 、非金属クロム量25 mg/m2で、かつ
、突起基部の径は10〜1100n、1ばあたり4X1
014個の突起状金属クロムが存在した。
このようにして得られたティンフリー鋼板について後述
の方法により塗料密着性および接触抵抗の評価を行った
。
の方法により塗料密着性および接触抵抗の評価を行った
。
その結果を表1に示す。
本発明の要件すべてを満足する実施例1〜3は塗料密着
性がすぐれ、小さい接触抵抗を示すティンフリー鋼板で
あった。これに対し、比較例1は突起状金属クロムは得
られたが、突起基部の直径が大きすぎるため、塗料密着
性が劣った。比較例2は陽極処理後の陰極処理が助剤を
含まない水溶液中で行われたために突起状金属クロムが
得られず、接触抵抗が大きい。
性がすぐれ、小さい接触抵抗を示すティンフリー鋼板で
あった。これに対し、比較例1は突起状金属クロムは得
られたが、突起基部の直径が大きすぎるため、塗料密着
性が劣った。比較例2は陽極処理後の陰極処理が助剤を
含まない水溶液中で行われたために突起状金属クロムが
得られず、接触抵抗が大きい。
比較例3は塗料密着性はよいが、突起部密度が1ばあた
り4×10個と多いため、接触抵抗の値が大きく、平滑
なりロム層をもつものと近い値になった。
り4×10個と多いため、接触抵抗の値が大きく、平滑
なりロム層をもつものと近い値になった。
なお、塗料密着性および接触抵抗の評価方法は以下の通
りである。
りである。
(塗料密着性)
製缶用エポキシフェノール塗料を片面当りの乾燥重量と
して50 mg/ dm2となるようサンプルの試験面
に塗装、焼付後、3%NaCl水溶液中に浸漬し、11
0℃×120分レトルト処理を施した後、塗膜にクロス
カットをナイフで入れ、テープ剥離をすることによって
判定した。
して50 mg/ dm2となるようサンプルの試験面
に塗装、焼付後、3%NaCl水溶液中に浸漬し、11
0℃×120分レトルト処理を施した後、塗膜にクロス
カットをナイフで入れ、テープ剥離をすることによって
判定した。
表 1
〈発明の効果〉
本発明の溶接缶用ティンフリー鋼板は、金属クロム層が
従来の如くポーラスではなく、鋼板表面全体を覆ってい
るために塗装耐食性がよく、また金属クロムの一部が突
起しているために溶接性もよい。
従来の如くポーラスではなく、鋼板表面全体を覆ってい
るために塗装耐食性がよく、また金属クロムの一部が突
起しているために溶接性もよい。
本発明の方法によれば、金属クロム層を逆電解(陽極処
理)して金属クロム層中の不要のアニオンを除去するこ
とができるため、塗装耐食性を向上させることができる
。
理)して金属クロム層中の不要のアニオンを除去するこ
とができるため、塗装耐食性を向上させることができる
。
第1図は金属クロム量と塗料密着性との関係を示すグラ
フである。 第2a図および第2b図は金属組織を示す図面代用写真
であフて、それぞれ金属クロム層が平滑なものおよび突
起した形状を有するものの8000倍電子顕微鏡写真で
ある。 第3図は突起部の密度と接触抵抗との関係を示すグラフ
である。 第4図は非金属クロム量と塗料密着性との関係を示すグ
ラフである。 FIG、1 金属クロム量(m9/ m2) FIG、2a FIG、3 突、t2舒の宮度(信im”) FIG、4 非堂属クロムt (m9/ rrf) 手続ネ甫正書(自発) 昭和61年2月28日 昭和60年特許願第124847号 2、発明の名称 溶接缶用ティンフリー鋼板およびその製造方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番2
8号名 称 (125)川崎製鉄株式会社4、代理人
〒101電話864−4.498住 所 東京都
千代田区岩本町3’T目2番2号明細書の「発明の詳細
な説明」の欄 6、補正の内容 (接触抵抗の評価方法) 210℃X 20 winの熱処理を施した後、)00
mmφに打抜いた供試材を2枚重ね合わせ、これを銅ワ
イヤを介したローラ電極で上下から40Kgfで加圧し
て接触抵抗を測定した(結果の表示は大、小の定性評価
)。 表 1 手続7甫正書(自発) 昭和61年 6月13日 昭和60年特許願第124847号 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番2
8号名 称 (125)川崎製鉄株式会社4、代理人
〒101電話864−4498住 所 東京都千
代田区岩本町3丁目2番2号明細書の「発明の詳細な説
明」の欄 金井 6、補正の内容 (1)明細書第13頁5行目と6行目の間に下記の文章
を挿入する。 「なお、陽極処理電極として通常のpb系電極の使用も
可能であるが、特願昭59−074407号でも報告さ
れているように金属クロムの析出の起こりにくい金、白
金または白金黒で表面を被覆した電極を用いたほうが陽
極処理を安定して行なうことができる。」
フである。 第2a図および第2b図は金属組織を示す図面代用写真
であフて、それぞれ金属クロム層が平滑なものおよび突
起した形状を有するものの8000倍電子顕微鏡写真で
ある。 第3図は突起部の密度と接触抵抗との関係を示すグラフ
である。 第4図は非金属クロム量と塗料密着性との関係を示すグ
ラフである。 FIG、1 金属クロム量(m9/ m2) FIG、2a FIG、3 突、t2舒の宮度(信im”) FIG、4 非堂属クロムt (m9/ rrf) 手続ネ甫正書(自発) 昭和61年2月28日 昭和60年特許願第124847号 2、発明の名称 溶接缶用ティンフリー鋼板およびその製造方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番2
8号名 称 (125)川崎製鉄株式会社4、代理人
〒101電話864−4.498住 所 東京都
千代田区岩本町3’T目2番2号明細書の「発明の詳細
な説明」の欄 6、補正の内容 (接触抵抗の評価方法) 210℃X 20 winの熱処理を施した後、)00
mmφに打抜いた供試材を2枚重ね合わせ、これを銅ワ
イヤを介したローラ電極で上下から40Kgfで加圧し
て接触抵抗を測定した(結果の表示は大、小の定性評価
)。 表 1 手続7甫正書(自発) 昭和61年 6月13日 昭和60年特許願第124847号 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番2
8号名 称 (125)川崎製鉄株式会社4、代理人
〒101電話864−4498住 所 東京都千
代田区岩本町3丁目2番2号明細書の「発明の詳細な説
明」の欄 金井 6、補正の内容 (1)明細書第13頁5行目と6行目の間に下記の文章
を挿入する。 「なお、陽極処理電極として通常のpb系電極の使用も
可能であるが、特願昭59−074407号でも報告さ
れているように金属クロムの析出の起こりにくい金、白
金または白金黒で表面を被覆した電極を用いたほうが陽
極処理を安定して行なうことができる。」
Claims (2)
- (1)鋼板表面に40〜150mg/m^2の金属クロ
ム層と5〜25mg/m^2の非金属クロム層を有し、
かつ金属クロムの一部が突起しており、突起基部の直径
が5〜1000nm、1m^2あたり1×10^1^1
〜1×10^1^4個の突起部を持つことを特徴とする
溶接缶用ティンフリー鋼板。 - (2)鋼板表面上に40〜150mg/m^2の金属ク
ロム層とその上に5〜25mg/m^2の非金属クロム
層とを有し、金属クロムの一部が突起しており、突起基
部の直径5〜1000nm、1m^3あたり1×10^
1^1〜1×10^1^4個の突起部を持つティンフリ
ー鋼板を製造するに際し、冷延鋼板をCr^6^+を含
む水溶液中にて40〜140mg/m^2の金属クロム
めっき後、鋼板を陽極として0.1〜10C/dm^2
で電解処理し、続いてクロムめっき助剤およびCr^6
^+を含む水溶液中において10〜60mg/m^2の
金属クロム層が析出するよう陰極処理を施すことを特徴
とする溶接缶用ティンフリー鋼板の製造方法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60124847A JPS61281899A (ja) | 1985-06-08 | 1985-06-08 | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 |
EP86103266A EP0194654B1 (en) | 1985-03-15 | 1986-03-11 | Tin-free steel strips useful in the manufacture of welded cans and process for making |
DE8686103266T DE3680555D1 (de) | 1985-03-15 | 1986-03-11 | Zinnfreie stahlbaender, die zur produktion geschweisster dosen verwendet werden und verfahren zu ihrer herstellung. |
AU54646/86A AU564219B2 (en) | 1985-03-15 | 1986-03-12 | Tin-free steel strips and process for making |
PH33518A PH21153A (en) | 1985-03-15 | 1986-03-13 | Tin-free steel strips useful in the manufacture of welded cans and process for making |
CN86102555A CN1010035B (zh) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | 用于制作焊接罐的非镀锡钢带及其生产工艺 |
KR1019860001921A KR900000282B1 (ko) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | 용접캔의 제조에 유용한 무주석 강판 및 그 제조방법 |
US06/842,521 US4687713A (en) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | Tin-free steel strips useful in the manufacture of welded cans and process for making |
CA000504147A CA1272159A (en) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | Chrome electro plating tin-free steel with intervening anodic treatment |
BR8601141A BR8601141A (pt) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | Tira de aco sem estanho e processo para a producao de uma tira de aco sem estanho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60124847A JPS61281899A (ja) | 1985-06-08 | 1985-06-08 | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61281899A true JPS61281899A (ja) | 1986-12-12 |
JPS6326200B2 JPS6326200B2 (ja) | 1988-05-28 |
Family
ID=14895567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60124847A Granted JPS61281899A (ja) | 1985-03-15 | 1985-06-08 | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61281899A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254096A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶接性に優れた電解クロメ−ト処理鋼板及びその製造方法 |
JPS6335797A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶接性の優れた電解クロメ−ト処理鋼板の製造方法 |
JPS63186894A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-08-02 | Kawasaki Steel Corp | 溶接缶用クロムめっき鋼板及びその製造方法 |
JPH0196397A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-14 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性に優れた溶接缶用クロムめっき鋼板の製造方法 |
JPH01149997A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-13 | Kawasaki Steel Corp | クロムめっき鋼板を用いた溶接缶体 |
JPH01252798A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-09 | Nkk Corp | 表面色調に優れた溶接缶用電解クロメート処理鋼板の製造方法 |
JPH03177599A (ja) * | 1985-08-31 | 1991-08-01 | Nkk Corp | 溶接缶用電解クロメート処理鋼板の製造方法 |
JP2005194559A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Nippon Steel Corp | 溶接缶用クロムメッキ鋼板 |
JPWO2017098991A1 (ja) * | 2015-12-11 | 2017-12-14 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
JPWO2017098994A1 (ja) * | 2015-12-11 | 2017-12-21 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
WO2018225739A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
WO2018225726A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
JP2020200533A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916998A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Kawasaki Steel Corp | 耐レトルト処理性にすぐれたテインフリ−鋼板の製造方法 |
-
1985
- 1985-06-08 JP JP60124847A patent/JPS61281899A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916998A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Kawasaki Steel Corp | 耐レトルト処理性にすぐれたテインフリ−鋼板の製造方法 |
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254096A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶接性に優れた電解クロメ−ト処理鋼板及びその製造方法 |
JPH03177599A (ja) * | 1985-08-31 | 1991-08-01 | Nkk Corp | 溶接缶用電解クロメート処理鋼板の製造方法 |
JPS6335797A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶接性の優れた電解クロメ−ト処理鋼板の製造方法 |
JPH0366397B2 (ja) * | 1986-07-31 | 1991-10-17 | Nippon Kokan Kk | |
JPS63186894A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-08-02 | Kawasaki Steel Corp | 溶接缶用クロムめっき鋼板及びその製造方法 |
JPH0431036B2 (ja) * | 1986-09-12 | 1992-05-25 | ||
JPH0196397A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-14 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性に優れた溶接缶用クロムめっき鋼板の製造方法 |
JPH0431037B2 (ja) * | 1987-10-08 | 1992-05-25 | ||
JPH01149997A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-13 | Kawasaki Steel Corp | クロムめっき鋼板を用いた溶接缶体 |
JPH01252798A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-09 | Nkk Corp | 表面色調に優れた溶接缶用電解クロメート処理鋼板の製造方法 |
JPH0535235B2 (ja) * | 1988-03-31 | 1993-05-26 | Nippon Kokan Kk | |
JP2005194559A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Nippon Steel Corp | 溶接缶用クロムメッキ鋼板 |
JPWO2017098991A1 (ja) * | 2015-12-11 | 2017-12-14 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
US10753005B2 (en) | 2015-12-11 | 2020-08-25 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans and production method for steel sheet for cans |
EP3388549A4 (en) * | 2015-12-11 | 2018-10-31 | JFE Steel Corporation | Steel sheet for cans and production method for steel sheet for cans |
US10914016B2 (en) | 2015-12-11 | 2021-02-09 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans and production method for steel sheet for cans |
JPWO2017098994A1 (ja) * | 2015-12-11 | 2017-12-21 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
WO2018225726A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
JPWO2018225726A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2019-06-27 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
JPWO2018225739A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2019-06-27 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
AU2018280968B2 (en) * | 2017-06-09 | 2021-01-21 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans, and production method therefor |
AU2018279407B2 (en) * | 2017-06-09 | 2021-01-21 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans, and production method therefor |
WO2018225739A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
US10968528B2 (en) | 2017-06-09 | 2021-04-06 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans, and production method therefor |
US11339491B2 (en) | 2017-06-09 | 2022-05-24 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for cans, and production method therefor |
JP2020200533A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6326200B2 (ja) | 1988-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0163048B1 (en) | Surface-treated steel strips seam weldable into cans | |
JPS61281899A (ja) | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 | |
JPH0216397B2 (ja) | ||
JPS63186894A (ja) | 溶接缶用クロムめっき鋼板及びその製造方法 | |
KR900000282B1 (ko) | 용접캔의 제조에 유용한 무주석 강판 및 그 제조방법 | |
JPS61213399A (ja) | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 | |
TW201211325A (en) | Can-making steel sheet with excellent corrosion resistance | |
JPS6144158B2 (ja) | ||
JP2576570B2 (ja) | 電解クロメート処理鋼板の前処理方法 | |
KR910005240B1 (ko) | 전해크롬산염용액 처리강판의 제조방법 | |
JPH05287591A (ja) | 片面の表面明度が高い溶接缶用ティンフリー鋼板およびその製造方法 | |
JPS61213398A (ja) | 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法 | |
JPH0196397A (ja) | 耐食性に優れた溶接缶用クロムめっき鋼板の製造方法 | |
JPH0434636B2 (ja) | ||
JPS63161191A (ja) | 溶接缶用テインフリ−スチ−ル | |
JPH0368949B2 (ja) | ||
JPS6335718B2 (ja) | ||
KR900004071B1 (ko) | 시임(seam) 용접성, 도료 밀착성이 우수한 표면처리 강판 및 그 제조방법 | |
JPH03180486A (ja) | 溶接缶用ティンフリー鋼板の製造方法 | |
JPS6379994A (ja) | 溶接缶用鋼板の製造方法 | |
JPH0678597B2 (ja) | 耐食性、溶接性および表面色調に優れた電解クロメート処理鋼板 | |
JPS6342718B2 (ja) | ||
JPH0678596B2 (ja) | 溶接性、接着性に優れた缶用クロムめっき鋼板 | |
JPH05230694A (ja) | 溶接性、加工性および表面色調に優れた缶用表面処理鋼板とその製造方法 | |
JPS61190077A (ja) | 溶接缶用表面処理鋼板の製造方法 |