JPS61263835A - 油圧変速伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、油圧変速伝動装置に関し、トラクター、コ
ンバイン等の走行伝動機構又は、その他の無段変速を必
要とする伝動機構に利用する。

従来技術、および発明が解決しようとする問題点 油圧によって変速作動する油圧ポンプ部と油圧モータ一
部とからなる油圧変速装置を歯車伝動機構に折込んだ形
態の油圧変速伝動装置において、油圧モーターの回転を
歯車伝動機構に伝動するために通常は、油圧モーターの
出力軸と歯車伝動機構の入力軸との間をベルト伝動にす
るとか、或いは歯車伝動機構側に油圧モーターの出力軸
からの伝動を受けるための入力軸を設けてこの入力軸と
出力軸とを軸継手等によって連結する等の構成とするが
、これらのためのスペースの確保が必要であり、又部品
点数が多くなる等の欠点がある。

問題を解決するための手段 この発明は圧送油量を可変する油圧ポンプ（１）からの
圧送油を受けて無段に変速回転する油圧モーター（２）
の回転ブロック（３）の外周に、歯車伝動機構の入力歯
車（４）に伝動噛合する歯車部（５）を設けてなる油圧
変速伝動装置の構成とする。

発明の作用、及び効果 油圧ポンプ（１）によって発生する圧送油は、油圧モー
ター（２）の構成によって回転する回転ブロック（３）
を変速回転させ、この回転ブロック（３）の歯車（５）
入力歯車（４）を介して歯車伝動機を無段に変速回転さ
せる。

このように回転ブロック（３）の歯車部（５）から直接
歯車伝動機構の入力歯車（４）に伝動されるために、単
独の入力軸、軸継手等を必要とせず部品点数が少なくて
すむと共に、油圧ポンプ（１）部、及び油圧モーター（
２）部を含んだ歯車伝動機構、及びケースの構成を簡単
かつコンパクトにすることができる。

実施例 なお図例において、左右一対のクローラ−（６）（６）
を下側に有した機枠（７）を設け、この機枠（７）の前
側には、殻稈を刈取って後方に移送する刈取移送装置（
８）を昇降回動自在に設け、又この刈取移送装置（８）
の後側の該機枠（７）上には、この刈取移送装置（８）
によって移送された殻稈を受けて脱穀する脱穀装置（９
）を搭載し、又この脱穀装置（９）の右側の該機枠（７
）上には、この脱穀装置（９）で脱穀された穀粒を受け
て収納する収納部（１０）を設け、さらにこの収納部（
１０）の前側の該機枠（７）上には、左側に出力プーリ
ー（１１）を有するエンジン（１２）を搭載し、又前記
刈取移送装置（８）の右側の該機枠（７）上には、前側
と左側とに各々操作レバー類（１３）　　（１３）を配
設した操作パネル（１４）を設けると共に、これら操作
パネル（１４）によって前側と左側とを囲われた搭乗フ
ロア（１５）を設け、又この搭乗フロア（１５）の後側
には、操縦席（１Ｂ）を設ける。

前記エンジン（１２）の前側には、上部にこのエンジン
（１２）の出力プーリー（１１）にベルト（１７）伝動
される入力軸（１８）を有すると共に、下部に前記左右
のクローラ−（６）（６）を駆動する左右一対の駆動軸
（１９）　　（１９）を突出させたミッションケース（
２０）を前記機枠（７）に支持させ、このミッションケ
ース（２０）内の該入力軸（１８）上には、圧送油量を
可変しうる油圧ポンプ（１）を設け、又この入力軸（１
８）の右側端部には、この入力軸（１８）を支承すると
共に、右側端部をこのミッションケース（２０）の右側
壁に支承された出力軸（２１）の左側端部を支承する支
承体（２２）を設け、この出力軸（２１）上には、該油
圧ポンプ（１）からの圧送油を受けて無段に変速回転す
る油圧モーター（２）を設け、又この油圧モーター（２
）の構成によって回転する回転ブロック（３）の外周に
は、歯車部（５）を設ける。

又該出力軸（２１）の下側には、このミッションケース
（２０）の左右両側壁に支承され、右側の突出部に動力
取出プーリー（２３）を有した変速軸（２４）を設け、
この変速軸（２０上には、前記回転ブロック（３）の歯
車部（５）に噛合する入力歯車（４）と変速伝動する歯
車（２５）とからなる変速歯車を摺動自在に設け、さら
にこの変速軸（２４）の下側には、該変速歯車の摺動に
よって各別に噛合する各々の歯車（Ｈ）　　（２Ｂ）を
有した伝動軸（２７）をこのミッションケース（２０）
の左右両側壁に支承させ、又この伝動軸（２７）の下側
には、前記左右の駆動軸（１９）　　（１９）に各別に
伝動する各々の軸及び歯車を設ける。

なお（２８）は前記油圧ポンプ（１）を変速作動させる
作動アーム（２８）に連動してこの作動アーム（２８）
を変速操作する操作レバーである。

次に作用について説明する。エンジン（１２）の動力は
、出力プーリー（１１）、ベルト（１７）を介して入力
軸（１８）に伝動して油圧ポンプ（１）を作動させて圧
送油を発生させ、この圧送油を受けた油圧モーター（２
）は、回転ブロック（３）を回転させて歯車部（５）に
よって入力歯車（４）及び選択された変速位置の歯車（
２５）と歯車（２Ｂ）とを介して伝動軸（２Ｂ）を回転
させ、この伝動軸（２Ｂ）から歯車を介して左右の駆動
軸（Ｈｌ）　　（１９）を回転させることによって左右
のクローラ−（６）（６）を転走させる。

なお第４図は別の実施例を示すもので、ミッションケー
ス（２０）を単純化又は組立を容易にするために、ミッ
ションケース（２０）内には油圧モーター（２）部のみ
を組込み、油圧ポンプ（１）を別のケース（３０）に内
装してミッションケース（２０）に結合するもよく、又
或いは、入力軸（１８）の配置を選択するために、油圧
ポンプ（１）を内装したケース（３０）を、ミッション
ケース（２０）の上側又は後側、前側等に設ける構成と
するもよい。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の二実施例を示すもので第１図は一部を断
面せる一部の正面図、第２図は側面図。 第３図は平面図、第４図は別の実施例の一部を断面せる
一部の正面図である。 図中符号（１）は油圧ポンプ、（２）は油圧モーター、
（３）は回転ブロック、（４）は入力歯車、（５）は歯
車部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧送油量を可変する油圧ポンプ（１）からの圧送油を受
   けて無段に変速回転する油圧モーター（２）の回転ブロ
   ック（３）の外周に、歯車伝動機構の入力歯車（４）に
   伝動噛合する歯車部（５）を設けてなる油圧変速伝動装
   置。