JP2777022B2 - 刈取収穫機の走行伝動構造 - Google Patents
刈取収穫機の走行伝動構造Info
- Publication number
- JP2777022B2 JP2777022B2 JP20764992A JP20764992A JP2777022B2 JP 2777022 B2 JP2777022 B2 JP 2777022B2 JP 20764992 A JP20764992 A JP 20764992A JP 20764992 A JP20764992 A JP 20764992A JP 2777022 B2 JP2777022 B2 JP 2777022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- power
- output shaft
- transmitted
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Combines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は稲や麦及び大豆等用のコ
ンバイン、藺草ハーベスタ、バインダー等の刈取収穫機
の走行伝動構造に関する。
ンバイン、藺草ハーベスタ、バインダー等の刈取収穫機
の走行伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】刈取収穫機の一例である稲用のコンバイ
ンにおいては、例えば特開昭62−253312号公報
に開示されているような、走行伝動構造を備えているも
のがある。この構造では前記公報の第7図に示すよう
に、エンジンからの動力がミッションケース(前記公報
の第7図中の20)の入力軸(前記公報の第7図中の2
1)に伝達されており、この入力軸の動力が有段式のギ
ヤ変速装置(前記公報の第7図中の27)により変速操
作されて、下手側の走行装置に伝達されている。そし
て、入力軸の動力が分岐して刈取出力軸(前記公報の第
7図中の24)から、刈取部に伝達されている。
ンにおいては、例えば特開昭62−253312号公報
に開示されているような、走行伝動構造を備えているも
のがある。この構造では前記公報の第7図に示すよう
に、エンジンからの動力がミッションケース(前記公報
の第7図中の20)の入力軸(前記公報の第7図中の2
1)に伝達されており、この入力軸の動力が有段式のギ
ヤ変速装置(前記公報の第7図中の27)により変速操
作されて、下手側の走行装置に伝達されている。そし
て、入力軸の動力が分岐して刈取出力軸(前記公報の第
7図中の24)から、刈取部に伝達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では入力軸
の動力が、走行装置と刈取部とに並列的に分岐して伝達
されているので、走行装置と刈取部とが互いに関係なく
各々独立の回転数で駆動されることになる。これによ
り、近年では走行装置用のギヤ変速装置を変速操作する
と、これに連動して刈取部用の動力も変速操作されて、
走行装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数と
が、常に一定の比に維持されるように構成することが提
案されている。
の動力が、走行装置と刈取部とに並列的に分岐して伝達
されているので、走行装置と刈取部とが互いに関係なく
各々独立の回転数で駆動されることになる。これによ
り、近年では走行装置用のギヤ変速装置を変速操作する
と、これに連動して刈取部用の動力も変速操作されて、
走行装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数と
が、常に一定の比に維持されるように構成することが提
案されている。
【0004】そこで、例えば図4に示すように構成する
ことが提案されている。この構造では、ミッションケー
ス6に入力軸7と走行出力軸8とが平行に支持されてお
り、エンジン5からの動力が伝達ベルト9を介して、入
力軸7の入力プーリー10に伝達されてくる。走行出力
軸8に第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12及び第
3前進用ギヤ13が固定されており、入力軸7に相対回
転自在に外嵌された伝動ギヤ14が、第3前進用ギヤ1
3に咬合している。そして、入力軸7にシフトギヤ15
が、スプライン構造にて入力軸7と一体回転自在、且
つ、スライド操作自在に外嵌されている。走行伝動軸8
の端部に出力ギヤ31が相対回転自在に外嵌されて、出
力ギヤ31と走行伝動軸8との間にワンウェイクラッチ
23が設けられている。入力軸7の端部に出力プーリー
32が相対回転自在に外嵌されており、出力プーリー3
2のギヤ部32aと出力ギヤ31とが咬合している。
ことが提案されている。この構造では、ミッションケー
ス6に入力軸7と走行出力軸8とが平行に支持されてお
り、エンジン5からの動力が伝達ベルト9を介して、入
力軸7の入力プーリー10に伝達されてくる。走行出力
軸8に第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12及び第
3前進用ギヤ13が固定されており、入力軸7に相対回
転自在に外嵌された伝動ギヤ14が、第3前進用ギヤ1
3に咬合している。そして、入力軸7にシフトギヤ15
が、スプライン構造にて入力軸7と一体回転自在、且
つ、スライド操作自在に外嵌されている。走行伝動軸8
の端部に出力ギヤ31が相対回転自在に外嵌されて、出
力ギヤ31と走行伝動軸8との間にワンウェイクラッチ
23が設けられている。入力軸7の端部に出力プーリー
32が相対回転自在に外嵌されており、出力プーリー3
2のギヤ部32aと出力ギヤ31とが咬合している。
【0005】以上の構造により、シフトギヤ15をスラ
イド操作して第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12
及び伝動ギヤ14に選択的に咬合させることによって、
入力軸7からの前進用動力が高中低の3段に変速操作さ
れて、走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達される。
そして、この変速された前進用動力がワンウェイクラッ
チ23、出力ギヤ31、出力プーリー32及び伝動ベル
ト20を介して刈取部2に伝達される。シフトギヤ15
を後進用ギヤ(図示せず)に咬合させると、入力軸7か
らの前進用動力がシフトギヤ15及び後進用ギヤ、出力
ギヤ18(走行出力軸8に固定)を介し後進用動力に変
換されて、走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達され
る。以上のように、前述の前進状態とは逆方向に走行出
力軸8が回転駆動されても、ワンウェイクラッチ23の
作用により、走行出力軸8に伝達される後進用動力は、
出力ギヤ31及び刈取部2には伝達されない。
イド操作して第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12
及び伝動ギヤ14に選択的に咬合させることによって、
入力軸7からの前進用動力が高中低の3段に変速操作さ
れて、走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達される。
そして、この変速された前進用動力がワンウェイクラッ
チ23、出力ギヤ31、出力プーリー32及び伝動ベル
ト20を介して刈取部2に伝達される。シフトギヤ15
を後進用ギヤ(図示せず)に咬合させると、入力軸7か
らの前進用動力がシフトギヤ15及び後進用ギヤ、出力
ギヤ18(走行出力軸8に固定)を介し後進用動力に変
換されて、走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達され
る。以上のように、前述の前進状態とは逆方向に走行出
力軸8が回転駆動されても、ワンウェイクラッチ23の
作用により、走行出力軸8に伝達される後進用動力は、
出力ギヤ31及び刈取部2には伝達されない。
【0006】図4に示すように構成すれば、走行装置用
のギヤ変速装置を変速操作すると、これに連動して刈取
部用の動力も変速操作されて、走行装置用の動力の回転
数と刈取部用の動力の回転数とが常に一定の比に維持さ
れるのであるが、図4に示すように、刈取部2に動力を
伝達する出力ギヤ31及びギヤ部32a(出力プーリー
32用)が、ミッションケース6の外部に露出してい
る。従って、ゴミ等の付着及び巻き込みを防止する為
に、出力ギヤ31及びギヤ部32a(出力プーリー32
用)等を覆う専用のカバーが必要になるので、構造の簡
素化の面で改良の余地がある。本発明は刈取収穫機にお
いて、走行装置用のギヤ変速操作に連動して刈取部用の
動力も変速操作されて、走行装置用の動力の回転数と刈
取部用の動力の回転数とが常に一定の比に維持されるよ
うに、又、その構造も簡素なものとなるように構成する
ことを目的としている。
のギヤ変速装置を変速操作すると、これに連動して刈取
部用の動力も変速操作されて、走行装置用の動力の回転
数と刈取部用の動力の回転数とが常に一定の比に維持さ
れるのであるが、図4に示すように、刈取部2に動力を
伝達する出力ギヤ31及びギヤ部32a(出力プーリー
32用)が、ミッションケース6の外部に露出してい
る。従って、ゴミ等の付着及び巻き込みを防止する為
に、出力ギヤ31及びギヤ部32a(出力プーリー32
用)等を覆う専用のカバーが必要になるので、構造の簡
素化の面で改良の余地がある。本発明は刈取収穫機にお
いて、走行装置用のギヤ変速操作に連動して刈取部用の
動力も変速操作されて、走行装置用の動力の回転数と刈
取部用の動力の回転数とが常に一定の比に維持されるよ
うに、又、その構造も簡素なものとなるように構成する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな刈取収穫機の走行伝動構造において、次のように構
成することにある。つまり、エンジンからの動力が伝達
されてくる入力軸と、走行装置に動力を伝達する走行出
力軸と、刈取部に動力を伝達する刈取出力軸とを備え、
入力軸にシフトギヤを一体回転自在、且つ、スライド操
作自在に外嵌して、走行出力軸に固定された複数の前進
用ギヤに、シフトギヤを選択的に咬合させることによ
り、入力軸からの前進用動力を複数段に変速して走行出
力軸に伝達するように構成し、刈取出力軸に相対回転自
在に外嵌された後進用ギヤを、走行出力軸に固定された
出力ギヤに咬合させて、シフトギヤを後進用ギヤに咬合
させることにより、入力軸からの前進用動力を後進用ギ
ヤを介し後進用動力に変換して走行出力軸に伝達するよ
うに構成すると共に、走行出力軸から出力ギヤを介して
後進用ギヤに伝達される前進用動力を、刈取部に伝達
し、逆にシフトギヤから後進用ギヤに伝達される後進用
動力は、刈取部に伝達しない一方向伝動機構を備えてあ
る。
うな刈取収穫機の走行伝動構造において、次のように構
成することにある。つまり、エンジンからの動力が伝達
されてくる入力軸と、走行装置に動力を伝達する走行出
力軸と、刈取部に動力を伝達する刈取出力軸とを備え、
入力軸にシフトギヤを一体回転自在、且つ、スライド操
作自在に外嵌して、走行出力軸に固定された複数の前進
用ギヤに、シフトギヤを選択的に咬合させることによ
り、入力軸からの前進用動力を複数段に変速して走行出
力軸に伝達するように構成し、刈取出力軸に相対回転自
在に外嵌された後進用ギヤを、走行出力軸に固定された
出力ギヤに咬合させて、シフトギヤを後進用ギヤに咬合
させることにより、入力軸からの前進用動力を後進用ギ
ヤを介し後進用動力に変換して走行出力軸に伝達するよ
うに構成すると共に、走行出力軸から出力ギヤを介して
後進用ギヤに伝達される前進用動力を、刈取部に伝達
し、逆にシフトギヤから後進用ギヤに伝達される後進用
動力は、刈取部に伝達しない一方向伝動機構を備えてあ
る。
【0008】
【作用】本発明のように構成すると例えば図2に示すよ
うに、シフトギヤ15をスライド操作して前進用ギヤ1
1,12,13に選択的に咬合させることにより、入力
軸7からの前進用動力が複数段に変速操作されて、走行
出力軸8に伝達され走行装置に伝達される。このよう
に、シフトギヤ15を前進用ギヤ11,12,13に咬
合させた機体の前進状態においては、入力軸7から走行
伝動軸8に伝達される前進用動力が、出力ギヤ18及び
後進用ギヤ17、一方向伝動機構23を介して刈取部2
に伝達される。これにより、シフトギヤ15により前進
用動力を複数段に変速操作すれば、その変速された前進
用動力がそのまま刈取部2に伝達される。
うに、シフトギヤ15をスライド操作して前進用ギヤ1
1,12,13に選択的に咬合させることにより、入力
軸7からの前進用動力が複数段に変速操作されて、走行
出力軸8に伝達され走行装置に伝達される。このよう
に、シフトギヤ15を前進用ギヤ11,12,13に咬
合させた機体の前進状態においては、入力軸7から走行
伝動軸8に伝達される前進用動力が、出力ギヤ18及び
後進用ギヤ17、一方向伝動機構23を介して刈取部2
に伝達される。これにより、シフトギヤ15により前進
用動力を複数段に変速操作すれば、その変速された前進
用動力がそのまま刈取部2に伝達される。
【0009】そして、シフトギヤ15を後進用ギヤ17
に咬合させると、入力軸7からの前進用動力がシフトギ
ヤ15及び後進用ギヤ17、出力ギヤ18を介し後進用
動力に変換されて、走行出力軸8に伝達され走行装置に
伝達される。このように、シフトギヤ15を後進用ギヤ
17に咬合させた機体の後進状態においては、前述の前
進状態とは逆方向に後進用ギヤ17が回転駆動される。
この場合には一方向伝動機構23の作用により、シフト
ギヤ15から後進用ギヤ17に伝達されてくる後進用動
力は、刈取部2には伝達されない。
に咬合させると、入力軸7からの前進用動力がシフトギ
ヤ15及び後進用ギヤ17、出力ギヤ18を介し後進用
動力に変換されて、走行出力軸8に伝達され走行装置に
伝達される。このように、シフトギヤ15を後進用ギヤ
17に咬合させた機体の後進状態においては、前述の前
進状態とは逆方向に後進用ギヤ17が回転駆動される。
この場合には一方向伝動機構23の作用により、シフト
ギヤ15から後進用ギヤ17に伝達されてくる後進用動
力は、刈取部2には伝達されない。
【0010】図2に示す本発明の構造において、刈取出
力軸16に外嵌される後進用ギヤ17は、後進用動力を
走行出力軸8に伝達すると言う本来の機能に加えて、変
速操作された前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸
16に伝達すると言う2つの機能を持っている。これに
より、前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸16に
伝達する専用のギヤ等が不要になる。そして、前進用動
力を走行出力軸8から刈取出力軸16に伝達する出力ギ
ヤ18及び後進用ギヤ17(図4の出力ギヤ31及びギ
ヤ部32aに対応)が、既存の構造であるミッションケ
ース6に内装されるので、出力ギヤ18及び後進用ギヤ
17を覆う専用のカバー等が不要になる。又、後進用ギ
ヤ17を専用の支持軸に支持しているのではなく、刈取
出力軸16に支持させているので、後進用ギヤ17の専
用の支持軸自身、及び、この支持軸用の配置スペースが
不要になる。
力軸16に外嵌される後進用ギヤ17は、後進用動力を
走行出力軸8に伝達すると言う本来の機能に加えて、変
速操作された前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸
16に伝達すると言う2つの機能を持っている。これに
より、前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸16に
伝達する専用のギヤ等が不要になる。そして、前進用動
力を走行出力軸8から刈取出力軸16に伝達する出力ギ
ヤ18及び後進用ギヤ17(図4の出力ギヤ31及びギ
ヤ部32aに対応)が、既存の構造であるミッションケ
ース6に内装されるので、出力ギヤ18及び後進用ギヤ
17を覆う専用のカバー等が不要になる。又、後進用ギ
ヤ17を専用の支持軸に支持しているのではなく、刈取
出力軸16に支持させているので、後進用ギヤ17の専
用の支持軸自身、及び、この支持軸用の配置スペースが
不要になる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、刈取収穫機において走行
装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数とが、
常に一定の比に維持されるように、又、後進用動力は刈
取部に伝達されないように構成することができて、常に
安定した刈取収穫作業が行えるようになり、刈取収穫機
の作業性能を向上させることができた。又、走行系から
刈取部への専用の伝動系、この伝動系を覆う専用のカバ
ー、後進用ギヤ専用の支持軸及びその配置スペースを省
略することができるようになって、構造の簡素化が図れ
生産コストの面で有利な構造が得られた。
装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数とが、
常に一定の比に維持されるように、又、後進用動力は刈
取部に伝達されないように構成することができて、常に
安定した刈取収穫作業が行えるようになり、刈取収穫機
の作業性能を向上させることができた。又、走行系から
刈取部への専用の伝動系、この伝動系を覆う専用のカバ
ー、後進用ギヤ専用の支持軸及びその配置スペースを省
略することができるようになって、構造の簡素化が図れ
生産コストの面で有利な構造が得られた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に刈取収穫機の一例であるコンバインを示し
ており、クローラ式の走行装置1を左右一対装備した機
体の前部に刈取部2を備え、この機体に運転部3と脱穀
装置4を備えて、コンバインを構成している。
する。図1に刈取収穫機の一例であるコンバインを示し
ており、クローラ式の走行装置1を左右一対装備した機
体の前部に刈取部2を備え、この機体に運転部3と脱穀
装置4を備えて、コンバインを構成している。
【0013】次に、このコンバインの走行装置1への伝
動構造について説明する。図2に示すように、ミッショ
ンケース6に入力軸7と走行出力軸8とが平行に支持さ
れており、エンジン5からの動力が伝動ベルト9を介し
て、入力軸7の入力プーリー10に伝達されてくる。走
行出力軸8に第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12
及び第3前進用ギヤ13(以上、前進用ギヤに相当)が
固定されており、入力軸7に相対回転自在に外嵌された
伝動ギヤ14が、第3前進用ギヤ13に咬合している。
そして、入力軸7にシフトギヤ15が、スプライン構造
にて入力軸7と一体回転自在、且つ、スライド操作自在
に外嵌されている。
動構造について説明する。図2に示すように、ミッショ
ンケース6に入力軸7と走行出力軸8とが平行に支持さ
れており、エンジン5からの動力が伝動ベルト9を介し
て、入力軸7の入力プーリー10に伝達されてくる。走
行出力軸8に第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12
及び第3前進用ギヤ13(以上、前進用ギヤに相当)が
固定されており、入力軸7に相対回転自在に外嵌された
伝動ギヤ14が、第3前進用ギヤ13に咬合している。
そして、入力軸7にシフトギヤ15が、スプライン構造
にて入力軸7と一体回転自在、且つ、スライド操作自在
に外嵌されている。
【0014】ミッションケース6に刈取出力軸16が支
持されており、この刈取出力軸16に相対回転自在に外
嵌された後進用ギヤ17が、走行出力軸8に固定された
出力ギヤ18に咬合している。以上の構造により、シフ
トギヤ15をスライド操作して第1前進用ギヤ11、第
2前進用ギヤ12及び伝動ギヤ14に選択的に咬合させ
ることによって、入力軸7からの前進用動力が高中低の
3段に変速操作されて、走行出力軸8に伝達され図1に
示す走行装置1に伝達される。そして、シフトギヤ15
を後進用ギヤ17に咬合させると、入力軸7からの前進
用動力がシフトギヤ15及び後進用ギヤ17、出力ギヤ
18を介し後進用動力に変換されて、走行出力軸8に伝
達され図1に示す走行装置1に伝達される。
持されており、この刈取出力軸16に相対回転自在に外
嵌された後進用ギヤ17が、走行出力軸8に固定された
出力ギヤ18に咬合している。以上の構造により、シフ
トギヤ15をスライド操作して第1前進用ギヤ11、第
2前進用ギヤ12及び伝動ギヤ14に選択的に咬合させ
ることによって、入力軸7からの前進用動力が高中低の
3段に変速操作されて、走行出力軸8に伝達され図1に
示す走行装置1に伝達される。そして、シフトギヤ15
を後進用ギヤ17に咬合させると、入力軸7からの前進
用動力がシフトギヤ15及び後進用ギヤ17、出力ギヤ
18を介し後進用動力に変換されて、走行出力軸8に伝
達され図1に示す走行装置1に伝達される。
【0015】次に、このコンバインの刈取部2への伝動
構造について説明する。図2に示すように、刈取出力軸
16の端部に出力プーリー19が固定されており、出力
プーリー19と刈取部2とに亘り伝動ベルト20が設け
られている。そして、刈取出力軸16に咬合部21が、
スプライン構造にて刈取出力軸16と一体回転自在、且
つ、スライド自在に外嵌されており、この咬合部21が
バネ22により、後進用ギヤ17のボス部分の咬合部1
7aとの咬合側に付勢されて、咬合部21,17a等に
よりワンウェイクラッチ23(一方向伝動機構に相当)
が構成されている。
構造について説明する。図2に示すように、刈取出力軸
16の端部に出力プーリー19が固定されており、出力
プーリー19と刈取部2とに亘り伝動ベルト20が設け
られている。そして、刈取出力軸16に咬合部21が、
スプライン構造にて刈取出力軸16と一体回転自在、且
つ、スライド自在に外嵌されており、この咬合部21が
バネ22により、後進用ギヤ17のボス部分の咬合部1
7aとの咬合側に付勢されて、咬合部21,17a等に
よりワンウェイクラッチ23(一方向伝動機構に相当)
が構成されている。
【0016】以上の構造により、シフトギヤ15を第
1,2前進用ギヤ11,12及び伝動ギヤ14に咬合さ
せた機体の前進状態においては、入力軸7から走行伝動
軸8に伝達される前進用動力が、出力ギヤ18及び後進
用ギヤ17、ワンウェイクラッチ23を介して刈取出力
軸16に伝達される。これにより、シフトギヤ15によ
り前進用動力を高中低の3段に変速操作すれば、その変
速された前進用動力がそのまま刈取部2に伝達される。
1,2前進用ギヤ11,12及び伝動ギヤ14に咬合さ
せた機体の前進状態においては、入力軸7から走行伝動
軸8に伝達される前進用動力が、出力ギヤ18及び後進
用ギヤ17、ワンウェイクラッチ23を介して刈取出力
軸16に伝達される。これにより、シフトギヤ15によ
り前進用動力を高中低の3段に変速操作すれば、その変
速された前進用動力がそのまま刈取部2に伝達される。
【0017】逆に、シフトギヤ15を後進用ギヤ17に
咬合させた機体の後進状態においては、前述の前進状態
とは逆方向に後進用ギヤ17が回転駆動される。この場
合には後進用ギヤ17及び咬合部17aの回転に対し
て、ワンウェイクラッチ23の咬合部21が紙面右方に
逃げるので、シフトギヤ15から後進用ギヤ17に伝達
されてくる後進用動力は、刈取出力軸16及び刈取部2
には伝達されない。そして、後進用ギヤ17及び咬合部
17aの逆方向への回転に伴って咬合部21が紙面右方
に逃げるのを助けるバネ24を備えており、咬合部21
が紙面右方に逃げる度に発生する断続音を抑えている。
咬合させた機体の後進状態においては、前述の前進状態
とは逆方向に後進用ギヤ17が回転駆動される。この場
合には後進用ギヤ17及び咬合部17aの回転に対し
て、ワンウェイクラッチ23の咬合部21が紙面右方に
逃げるので、シフトギヤ15から後進用ギヤ17に伝達
されてくる後進用動力は、刈取出力軸16及び刈取部2
には伝達されない。そして、後進用ギヤ17及び咬合部
17aの逆方向への回転に伴って咬合部21が紙面右方
に逃げるのを助けるバネ24を備えており、咬合部21
が紙面右方に逃げる度に発生する断続音を抑えている。
【0018】〔別実施例〕図2に示す実施例では、刈取
出力軸16の後進用ギヤ17を走行出力軸8の出力ギヤ
18に咬合させているが、この刈取出力軸16の後進用
ギヤ17を、走行出力軸8の第1,2,3前進用ギヤ1
1,12,13のいずれかに咬合させるように構成して
もよい。この場合には、第1,2,3前進用ギヤ11,
12,13のいずれかが、出力ギヤに兼用されることに
なる。図2に示す実施例では、刈取出力軸16と後進用
ギヤ17との間にワンウェイクラッチ23を設けて、こ
のワンウェイクラッチ23をミッションケース6に内装
するように構成しているが、これを図3に示すようにミ
ッションケース6の外側において、刈取出力軸16と出
力プーリー19との間にワンウェイクラッチ23を設け
るように構成してもよい。
出力軸16の後進用ギヤ17を走行出力軸8の出力ギヤ
18に咬合させているが、この刈取出力軸16の後進用
ギヤ17を、走行出力軸8の第1,2,3前進用ギヤ1
1,12,13のいずれかに咬合させるように構成して
もよい。この場合には、第1,2,3前進用ギヤ11,
12,13のいずれかが、出力ギヤに兼用されることに
なる。図2に示す実施例では、刈取出力軸16と後進用
ギヤ17との間にワンウェイクラッチ23を設けて、こ
のワンウェイクラッチ23をミッションケース6に内装
するように構成しているが、これを図3に示すようにミ
ッションケース6の外側において、刈取出力軸16と出
力プーリー19との間にワンウェイクラッチ23を設け
るように構成してもよい。
【0019】図2及び図3の構造では、一方向伝動機構
としてワンウェイクラッチ23を使用しているが、この
ワンウェイクラッチ23を廃止して一方向伝動機構を次
にように構成してもよい。図2及び図3の構造において
出力プーリー19から刈取部2への伝動ベルト20にテ
ンションクラッチ(図示せず)(一方向伝動機構に相
当)を備えて、ワンウェイクラッチ23を廃止する。そ
して、シフトギヤ15を第1,2前進用ギヤ11,12
及び伝動ギヤ14に咬合させた機体の前進状態において
は、テンションクラッチを伝動側に操作しておき、シフ
トギヤ15を後進用ギヤ17に咬合させた後進状態で
は、テンションクラッチが自動的に伝動遮断操作される
ように構成する。
としてワンウェイクラッチ23を使用しているが、この
ワンウェイクラッチ23を廃止して一方向伝動機構を次
にように構成してもよい。図2及び図3の構造において
出力プーリー19から刈取部2への伝動ベルト20にテ
ンションクラッチ(図示せず)(一方向伝動機構に相
当)を備えて、ワンウェイクラッチ23を廃止する。そ
して、シフトギヤ15を第1,2前進用ギヤ11,12
及び伝動ギヤ14に咬合させた機体の前進状態において
は、テンションクラッチを伝動側に操作しておき、シフ
トギヤ15を後進用ギヤ17に咬合させた後進状態で
は、テンションクラッチが自動的に伝動遮断操作される
ように構成する。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】ミッションケース内の入力軸、走行出力軸及び
刈取出力軸付近の縦断正面図
刈取出力軸付近の縦断正面図
【図3】別実施例におけるミッションケース内の入力
軸、走行出力軸及び刈取出力軸付近の縦断正面図
軸、走行出力軸及び刈取出力軸付近の縦断正面図
【図4】本発明と比較する為に提示した比較例における
ミッションケース内の入力軸及び走行出力軸付近の縦断
正面図
ミッションケース内の入力軸及び走行出力軸付近の縦断
正面図
1 走行装置 2 刈取部 5 エンジン 7 入力軸 8 走行出力軸 11,12,13 前進用ギヤ 15 シフトギヤ 16 刈取出力軸 17 後進用ギヤ 18 出力ギヤ 23 一方向伝動機構
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(5)からの動力が伝達されて
くる入力軸(7)と、走行装置(1)に動力を伝達する
走行出力軸(8)と、刈取部(2)に動力を伝達する刈
取出力軸(16)とを備え、 前記入力軸(7)にシフトギヤ(15)を一体回転自
在、且つ、スライド操作自在に外嵌して、前記走行出力
軸(8)に固定された複数の前進用ギヤ(11),(1
2),(13)に、前記シフトギヤ(15)を選択的に
咬合させることにより、前記入力軸(7)からの前進用
動力を複数段に変速して前記走行出力軸(8)に伝達す
るように構成し、 前記刈取出力軸(16)に相対回転自在に外嵌された後
進用ギヤ(17)を、前記走行出力軸(8)に固定され
た出力ギヤ(18)に咬合させて、前記シフトギヤ(1
5)を前記後進用ギヤ(17)に咬合させることによ
り、前記入力軸(7)からの前進用動力を前記後進用ギ
ヤ(17)を介し後進用動力に変換して前記走行出力軸
(8)に伝達するように構成すると共に、 前記走行出力軸(8)から出力ギヤ(18)を介して前
記後進用ギヤ(17)に伝達される前進用動力を、前記
刈取部(2)に伝達し、逆に前記シフトギヤ(15)か
ら後進用ギヤ(17)に伝達される後進用動力は、前記
刈取部(2)に伝達しない一方向伝動機構(23)を備
えてある刈取収穫機の走行伝動構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20764992A JP2777022B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 刈取収穫機の走行伝動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20764992A JP2777022B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 刈取収穫機の走行伝動構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646657A JPH0646657A (ja) | 1994-02-22 |
| JP2777022B2 true JP2777022B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=16543277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20764992A Expired - Lifetime JP2777022B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 刈取収穫機の走行伝動構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2777022B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10228339B2 (en) | 2012-10-18 | 2019-03-12 | Komax Holding Ag | Detecting conductors in a cable-stripping process |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20764992A patent/JP2777022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10228339B2 (en) | 2012-10-18 | 2019-03-12 | Komax Holding Ag | Detecting conductors in a cable-stripping process |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646657A (ja) | 1994-02-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2777022B2 (ja) | 刈取収穫機の走行伝動構造 | |
| US6523429B2 (en) | Multi speed power take off | |
| JP2002227965A (ja) | 油圧機械式伝動装置 | |
| JP2738469B2 (ja) | エンジン冷却装置 | |
| JPS61263835A (ja) | 油圧変速伝動装置 | |
| JP2777024B2 (ja) | 刈取収穫機の走行伝動構造 | |
| JPH0661180B2 (ja) | 作業車輌における動力伝達装置 | |
| JP2721104B2 (ja) | コンバインの駆動構造 | |
| JPH0633800Y2 (ja) | コンバインの刈取出力取出装置 | |
| JP2516371B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
| JPH06227293A (ja) | 遊星ギア式変速装置 | |
| JPH11220933A (ja) | 刈取収穫機の伝動装置 | |
| JP2641656B2 (ja) | 作業車の伝動構造 | |
| JPS626894Y2 (ja) | ||
| JPH0542574B2 (ja) | ||
| JPH06923Y2 (ja) | コンバインの刈取動力取出機構 | |
| JPH0660323U (ja) | 刈取収穫機の変速装置 | |
| JP2891726B2 (ja) | 高低変速機構 | |
| JP2516370B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
| JPS6222116Y2 (ja) | ||
| JP3257937B2 (ja) | Pto変速装置 | |
| JPS6347308Y2 (ja) | ||
| JPH0719222Y2 (ja) | コンバインの刈取出力取出装置 | |
| JPH11334398A (ja) | 作業機の伝動装置 | |
| CN118654097A (zh) | 一种不带反转机构但能实现反转的滚筒传动箱 |