JP2777024B2 - 刈取収穫機の走行伝動構造 - Google Patents

刈取収穫機の走行伝動構造

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JP2777024B2 JP20868192A JP20868192A JP2777024B2 JP 2777024 B2 JP2777024 B2 JP 2777024B2 JP 20868192 A JP20868192 A JP 20868192A JP 20868192 A JP20868192 A JP 20868192A JP 2777024 B2 JP2777024 B2 JP 2777024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は稲や麦及び大豆等用のコ
ンバイン、藺草ハーベスタ、バインダー等の刈取収穫機
の走行伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】刈取収穫機の一例である稲用のコンバイ
ンにおいては、例えば特開昭62−253312号公報
に開示されているような、走行伝動構造を備えているも
のがある。この構造では前記公報の第7図に示すよう
に、エンジンからの動力がミッションケース(前記公報
の第7図中の20)の入力軸(前記公報の第7図中の2
1)に伝達されており、この入力軸の動力が有段式のギ
ヤ変速装置(前記公報の第7図中の27)により変速操
作されて、下手側の走行装置に伝達されている。そし
て、入力軸の動力が分岐して刈取出力軸(前記公報の第
7図中の24)から、刈取部に伝達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では入力軸
の動力が、走行装置と刈取部とに並列的に分岐して伝達
されているので、走行装置と刈取部とが互いに関係なく
各々独立の回転数で駆動されることになる。この構造で
は走行装置用のギヤ変速装置を変速操作しても、刈取部
はこれに関係なく所定の回転数で駆動されているので、
走行装置の変速操作の度に、走行装置用の動力の回転数
と刈取部用の動力の回転数との比が変化してしまう。こ
れにより、機体の走行速度と刈取部の作動速度とが合致
せず、機体の走行速度に対して刈取部の作動速度が速す
ぎたり、遅すぎたりする場合がある。本発明は刈取収穫
機において走行装置用のギヤ変速操作に関係なく、走行
装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数とが常
に一定の比に維持されるように、又、その構造も簡素な
ものとなるように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな刈取収穫機の走行伝動構造において、次のように構
成することにある。つまり、エンジンからの動力が伝達
されてくる入力軸と、走行装置に動力を伝達する走行出
力軸と、刈取部に動力を伝達する刈取出力軸とを備え、
入力軸に走行用シフトギヤを一体回転自在、且つ、スラ
イド操作自在に外嵌して、走行出力軸に固定された複数
の前進用ギヤに、走行用シフトギヤを選択的に咬合させ
ることにより、入力軸からの前進用動力を複数段に変速
して走行出力軸に伝達するように構成し、刈取出力軸に
相対回転自在に外嵌された後進用ギヤを、走行出力軸に
固定された出力ギヤに咬合させて、走行用シフトギヤを
後進用ギヤに咬合させることにより、入力軸からの前進
用動力を後進用ギヤを介し後進用動力に変換して走行出
力軸に伝達するように構成すると共に、刈取出力軸に相
対回転自在に外嵌された刈取用ギヤを、走行出力軸の前
進用ギヤのいずれかに咬合させ、刈取出力軸に刈取用シ
フトギヤを一体回転自在、且つ、スライド操作自在に外
嵌して、後進用ギヤ及び刈取用ギヤに、刈取用シフトギ
ヤを選択的に咬合させることにより、走行出力軸からの
前進用動力を複数段に変速して刈取出力軸に伝達するよ
うに構成し、走行出力軸から出力ギヤを介して後進用ギ
ヤに伝達される前進用動力、及び刈取用ギヤに伝達され
る前進用動力を刈取部に伝達し、逆に走行用シフトギヤ
から後進用ギヤに伝達される後進用動力は、刈取部に伝
達しない一方向伝動機構を備えてある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると例えば図2に示すよ
うに、走行用シフトギヤ15をスライド操作し前進用ギ
ヤ11,12,13に選択的に咬合させることにより、
入力軸7からの前進用動力が複数段に変速操作されて、
走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達される。そし
て、走行用シフトギヤ15を後進用ギヤ17に咬合させ
ると、入力軸7からの前進用動力が走行用シフトギヤ1
5及び後進用ギヤ17、出力ギヤ18を介し後進用動力
に変換されて、走行出力軸8に伝達され走行装置に伝達
される。
【0006】以上のようにして複数段に変速操作された
前進用動力は、走行出力軸8から出力ギヤ18及び前進
用ギヤ12を介して、刈取出力軸16の後進用ギヤ17
及び刈取用ギヤ24に伝達される。これにより、刈取用
シフトギヤ25を後進用ギヤ17及び刈取用ギヤ24に
咬合させることによって、複数段に変速操作された前進
用動力を、変速操作しないでそのまま刈取部2に伝達し
たり、又は、さらに複数段に変速操作して刈取部2に伝
達したりすることができる。従って、刈取用シフトギヤ
による変速操作により、走行装置用の動力の回転数と刈
取部用の動力の回転数とを常に一定の比に維持したり、
走行装置用の動力の回転数に対して、刈取部用の動力の
回転数を少し高速に設定したり低速に設定したりして、
前述の比を設定変更することができる。又、走行用シフ
トギヤを後進用ギヤに咬合させた機体の後進状態におい
ては、前述の前進状態とは逆方向に後進用ギヤ及び刈取
用ギヤが回転駆動されるが、一方向伝動機構の作用によ
り、この後進用動力は刈取部には伝達されない。
【0007】図2に示す本発明の構造において、刈取出
力軸16に外嵌される後進用ギヤ17は、後進用動力を
走行出力軸8に伝達すると言う本来の機能に加えて、変
速操作された前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸
16に伝達すると言う2つの機能を持っている。これに
より、前進用動力を走行出力軸8から刈取出力軸16に
伝達する専用の伝動系が、1つ不要になる。又、後進用
ギヤ17を専用の支持軸に支持しているのではなく、刈
取出力軸16に支持させているので、後進用ギヤ17の
専用の支持軸自身、及び、この支持軸用の配置スペース
が不要になる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、刈取収穫機において走行
装置用の動力の回転数と刈取部用の動力の回転数とが、
常に一定の比に維持されるように、又、後進用動力は刈
取部に伝達されないように構成することができて、常に
安定した刈取収穫作業が行えるようになり、刈取収穫機
の作業性能を向上させることができた。そして、作業状
態の変化に対応して前述の比を変更することもできるの
で、刈取収穫機の作業性能をさらに向上させることがで
きる。又、走行系から刈取部への専用の伝動系の1つ、
後進用ギヤ専用の支持軸及びその配置スペースを省略す
ることができるようになって、構造の簡素化が図れ生産
コストの面で有利な構造が得られた。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に刈取収穫機の一例であるコンバインを示し
ており、クローラ式の走行装置1を左右一対装備した機
体の前部に刈取部2を備え、この機体に運転部3及び脱
穀装置4を備えて、コンバインを構成している。
【0010】次に、このコンバインの走行装置1への伝
動構造について説明する。図2に示すように、ミッショ
ンケース6に入力軸7と走行出力軸8とが平行に支持さ
れており、エンジン5からの動力が伝動ベルト9を介し
て、入力軸7の入力プーリー10に伝達されてくる。走
行出力軸8に第1前進用ギヤ11、第2前進用ギヤ12
及び第3前進用ギヤ13(以上、前進用ギヤに相当)が
固定されており、入力軸7に相対回転自在に外嵌された
伝動ギヤ14が、第3前進用ギヤ13に咬合している。
そして、入力軸7に走行用シフトギヤ15が、スプライ
ン構造にて入力軸7と一体回転自在、且つ、スライド操
作自在に外嵌されている。
【0011】ミッションケース6に刈取出力軸16が支
持されており、この刈取出力軸16に相対回転自在に外
嵌された後進用ギヤ17が、走行出力軸8に固定された
出力ギヤ18に咬合している。以上の構造により、走行
用シフトギヤ15をスライド操作して第1前進用ギヤ1
1、第2前進用ギヤ12及び伝動ギヤ14に選択的に咬
合させることにより、入力軸7からの前進用動力が高中
低の3段に変速操作されて、走行出力軸8に伝達され図
1に示す走行装置1に伝達される。そして、走行用シフ
トギヤ15を後進用ギヤ17に咬合させると、入力軸7
からの前進用動力が走行用シフトギヤ15及び後進用ギ
ヤ17、出力ギヤ18を介し後進用動力に変換されて、
走行出力軸8に伝達され図1に示す走行装置1に伝達さ
れる。
【0012】次に、このコンバインの刈取部2への伝動
構造について説明する。図2に示すように、刈取出力軸
16の端部に出力プーリー19が相対回転自在に支持さ
れており、出力プーリー19と刈取部2とに亘り伝動ベ
ルト20が設けられている。刈取出力軸16の端部に咬
合部21が、スプライン構造にて刈取出力軸16と一体
回転自在、且つ、スライド自在に外嵌されており、咬合
部21がバネ22により、出力プーリー19の咬合部1
9aとの咬合側に付勢されて、咬合部21,19a等に
よりワンウェイクラッチ23(一方向伝動機構に相当)
が構成されている。
【0013】刈取出力軸16に刈取用ギヤ24が相対回
転自在に外嵌されており、この刈取用ギヤ24が走行出
力軸8の第2前進用ギヤ12に咬合している。そして、
後進用ギヤ17と刈取用ギヤ24との間において刈取出
力軸16に、刈取用シフトギヤ25がスプライン構造に
て刈取出力軸16と一体回転自在、且つ、スライド操作
自在に外嵌されている。
【0014】以上の構造により、走行用シフトギヤ15
を第1,2前進用ギヤ11,12及び伝動ギヤ14に咬
合させた機体の前進状態において、刈取用シフトギヤ2
5を後進用ギヤ17に咬合させていると、入力軸7から
走行伝動軸8に伝達される前進用動力が、出力ギヤ1
8、後進用ギヤ17、刈取出力軸16及びワンウェイク
ラッチ23を介して刈取部2に伝達される。これによ
り、走行用シフトギヤ15により前進用動力を高中低の
3段に変速操作すれば、その変速された前進用動力がそ
のまま刈取部2に伝達される。これが、機体の走行速
度、つまり、機体の進行に伴って刈取部2内に送り込ま
れていく穀稈の速度と、刈取部2が穀稈を刈り取って脱
穀装置4に送り込んでいく速度とが略同じ状態である。
【0015】そして、以上の前進状態において刈取用シ
フトギヤ25を刈取用ギヤ24に咬合させると、入力軸
7から走行伝動軸8に伝達される前進用動力が、第2前
進用ギヤ12、刈取用ギヤ24、刈取出力軸16及びワ
ンウェイクラッチ23を介して刈取部2に伝達される。
この場合には、走行用シフトギヤ15を第1,2前進用
ギヤ11,12及び伝動ギヤ14に咬合させた機体の各
走行速度よりも、少し高速の3段の前進用動力が刈取部
2に伝達される。これが、機体の走行速度、つまり、機
体の進行に伴って刈取部2内に送り込まれていく穀稈の
速度よりも、刈取部2が穀稈を刈り取って脱穀装置4に
送り込んでいく速度が少し速い状態である。この状態
は、圃場の穀稈が機体の進行方向前方側に倒れている場
合に有効である。
【0016】逆に、走行用シフトギヤ15を後進用ギヤ
17に咬合させた機体の後進状態においては、前述の前
進状態とは逆方向に後進用ギヤ17及び刈取用ギヤ24
が回転駆動される。この場合には刈取出力軸16の回転
により、ワンウェイクラッチ23の咬合部21が紙面右
方に逃げるので、後進用ギヤ17及び刈取用ギヤ24に
伝達されてくる後進用動力は、刈取部2には伝達されな
い。又、機体の前進状態においても、刈取用シフトギヤ
25を後進用ギヤ17と刈取用ギヤ24との中間の中立
位置に操作すれば、刈取部2に前進用動力は伝達されな
い。
【0017】〔別実施例〕図2に示す実施例において
は、後進用動力を刈取部2に伝達しないようにする一方
向伝動機構としてワンウェイクラッチ23を装備してい
るが、このワンウェイクラッチ23を装備しないで、図
3に示すように構成してもよい。つまり、刈取出力軸1
6に出力プーリー19を固定し、刈取出力軸16から刈
取部2への伝動ベルト20に対して、軸芯P1周りに揺
動自在に支持されるテンションアーム26(一方向伝動
機構に相当)、及びこれに支持されるテンションプーリ
ー27(一方向伝動機構に相当)を備えて、機体の運転
部3に備えられた刈取クラッチレバー28と、テンショ
ンアーム26とをワイヤ29及び融通用のバネ30を介
して接続する。これにより、刈取クラッチレバー28を
操作してテンションアーム26を揺動操作し、刈取出力
軸16から刈取部2への伝動及び伝動遮断操作を行う。
【0018】図2の走行用シフトギヤ15をスライド操
作する変速レバー31の揺動支点P2の部分にカム板3
2を固定し、テンションアーム26に連結された操作ロ
ッド33をカム板32に接当させる。以上の構造によ
り、変速レバー31を後進位置Rに操作するとカム板3
2により操作ロッド33が押し操作されて、テンション
アーム26が伝動遮断側に操作されるのである。図3に
示す構造において、カム板32及び操作ロッド33を装
備せずに、変速レバー31が後進位置Rに操作されたこ
とをスイッチ(図示せず)で検出して、モータ(図示せ
ず)によりテンションアーム26を伝動遮断側に操作す
るように構成してもよい。
【0019】図2に示す構造において、走行出力軸8と
走行装置1との間に、高低2段に変速可能なギヤシフト
型式の副変速装置(図示せず)を装備してもよい。これ
により、走行用の変速レバー31と図2の走行用シフト
ギヤ15及び副変速装置とを機械的に連動連結すること
によって、変速レバー31で走行装置1への動力を前進
6段後進2段に変速操作可能になる。この場合、変速レ
バー31の変速パターンを図4に示すように構成する。
この変速パターンにおいて、前進5速及び6速F5,F
6が移動走行用で、前進1速〜4速F1〜F4が刈取走
行用となる。
【0020】図2に示す実施例では、刈取出力軸16の
後進用ギヤ17を走行出力軸8の出力ギヤ18に咬合さ
せているが、この刈取出力軸16の後進用ギヤ17を、
走行出力軸8の第1前進用ギヤ11又は第3前進用ギヤ
13に咬合させるように構成してもよい。この場合に
は、第1前進用ギヤ11又は第3前進用ギヤ13が、出
力ギヤに兼用されることになる。図2に示す実施例で
は、刈取出力軸16と出力プーリー19との間にワンウ
ェイクラッチ23を設けて、このワンウェイクラッチ2
3をミッションケース6の外に配置するように構成して
いるが、刈取出力軸16と刈取用シフトギヤ25との間
にワンウェイクラッチ23を設けて、このワンウェイク
ラッチ23をミッションケース6に内装するように構成
してもよい。又、図2の実施例では1個の刈取用ギヤ2
4を設けているだけであるが、さらにもう1個の刈取用
ギヤ24を刈取出力軸16に外嵌し、この刈取用ギヤ2
4を第3前進用ギヤ13に咬合させて、刈取用シフトギ
ヤ25を後進用ギヤ17及び2個の刈取用ギヤ24のう
ちのいずれかに咬合させるように構成してもよい。この
ように構成すると、走行出力軸8から刈取出力軸16に
伝達される前進用動力が、3段に変速される。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】ミッションケース内の入力軸、走行出力軸及び
刈取出力軸付近の縦断正面図
【図3】第1別実施例におけるテンションアーム及び変
速レバー付近の側面図
【図4】第2別実施例における変速レバーの変速パター
ンを示す平面図
【符号の説明】
1 走行装置 2 刈取部 5 エンジン 7 入力軸 8 走行出力軸 11,12,13 前進用ギヤ 15 走行用シフトギヤ 16 刈取出力軸 17 後進用ギヤ 18 出力ギヤ 23,26,27 一方向伝動機構 24 刈取用ギヤ 25 刈取用シフトギヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(5)からの動力が伝達されて
    くる入力軸(7)と、走行装置(1)に動力を伝達する
    走行出力軸(8)と、刈取部(2)に動力を伝達する刈
    取出力軸(16)とを備え、 前記入力軸(7)に走行用シフトギヤ(15)を一体回
    転自在、且つ、スライド操作自在に外嵌して、前記走行
    出力軸(8)に固定された複数の前進用ギヤ(11),
    (12),(13)に、前記走行用シフトギヤ(15)
    を選択的に咬合させることにより、前記入力軸(7)か
    らの前進用動力を複数段に変速して前記走行出力軸
    (8)に伝達するように構成し、 前記刈取出力軸(16)に相対回転自在に外嵌された後
    進用ギヤ(17)を、前記走行出力軸(8)に固定され
    た出力ギヤ(18)に咬合させて、前記走行用シフトギ
    ヤ(15)を前記後進用ギヤ(17)に咬合させること
    により、前記入力軸(7)からの前進用動力を前記後進
    用ギヤ(17)を介し後進用動力に変換して前記走行出
    力軸(8)に伝達するように構成すると共に、 前記刈取出力軸(16)に相対回転自在に外嵌された刈
    取用ギヤ(24)を、前記走行出力軸(8)の前進用ギ
    ヤ(11),(12),(13)のいずれかに咬合さ
    せ、前記刈取出力軸(16)に刈取用シフトギヤ(2
    5)を一体回転自在、且つ、スライド操作自在に外嵌し
    て、前記後進用ギヤ(17)及び刈取用ギヤ(24)
    に、前記刈取用シフトギヤ(25)を選択的に咬合させ
    ることにより、前記走行出力軸(8)からの前進用動力
    を複数段に変速して前記刈取出力軸(16)に伝達する
    ように構成し、 前記走行出力軸(8)から出力ギヤ(18)を介して前
    記後進用ギヤ(17)に伝達される前進用動力、及び前
    記刈取用ギヤ(24)に伝達される前進用動力を、前記
    刈取部(2)に伝達し、逆に前記走行用シフトギヤ(1
    5)から後進用ギヤ(17)に伝達される後進用動力
    は、前記刈取部(2)に伝達しない一方向伝動機構(2
    3),(26),(27)を備えてある刈取収穫機の走
    行伝動構造。
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