JPH0229863Y2 - - Google Patents

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JPH0229863Y2
JPH0229863Y2 JP1005083U JP1005083U JPH0229863Y2 JP H0229863 Y2 JPH0229863 Y2 JP H0229863Y2 JP 1005083 U JP1005083 U JP 1005083U JP 1005083 U JP1005083 U JP 1005083U JP H0229863 Y2 JPH0229863 Y2 JP H0229863Y2
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speed
transmission
continuously variable
variable transmission
cutting blade
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JP1005083U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン等の収穫機における刈刃速
度の変速装置に関するものある。
従来の収穫機の動力伝達系は、原動機の動力が
無段変速装置を介して走行装置と刈取装置とに分
配される構成となつており、そのため機体の走行
速度と刈取装置の刈刃速度とは常に一定の比率で
比例する関係にある。刈刃速度は低すぎると切断
不良を発生し、また速すぎると刈刃の振動、騒音
を発生して早期摩耗や破損の原因になる。このた
め、例えば最高刈刃速度を重視して最高速度を制
限すると、倒伏した穀稈を刈取る場合のように比
較的低速の走行速度で刈取作業を行うとき、刈刃
速度が低くくなりすぎて切断不良を発生するとい
う問題がある。これを防止するため、最低刈刃速
度を重視すると高速走行時の最高刈刃速度におい
て刈刃が振動や騒音を発生することになる。
本考案の目的は、上述のような従来装置の問題
を解消し、刈取装置の増速により、低速走行にお
ける刈刃の切断不良を防止できると同時に、無段
変速装置の高速側を制限し刈刃の振動や騒音発生
を許容範囲内に抑制することができる収穫機にお
ける刈刃速度の変速装置を提供せんとすることに
ある。
上記目的を達成する本考案による収穫機におけ
る刈刃速度の変速装置は、走行装置と刈取装置と
を、無段変速装置により互いに連動して変速すべ
くした収穫機において、前記無段変速装置と、該
無段変速装置とは別に刈取装置の駆動系に介在さ
れ刈取装置を増速位置に変速する刈刃変速装置と
を、刈刃変速装置の増速位置切換により無段変速
装置の高速側変速を制限する制御機構を介して連
動連結してあることを特徴とするものである。
以下、本考案を図に示す実施例により具体的に
説明する。
第1図は、本考案の変速装置を装備したコンバ
インの前部側の要部を示すもので、1は機体前部
であり、その上部に運転席2が設けられ、下部に
は走行装置3が設けられている。4は図示しない
原動機から動力が入力されるカウンタケースであ
る。このカウンタケース4には無段変速装置50
を構成する変速プーリ5が連結され、この変速プ
ーリ5はVベルト7を介して従動側の変速プーリ
6を駆動する。即ち、無段変速装置50を構成す
る変速プーリ5と6とは共に溝幅を可変とする割
型プーリからなつており、前者の変速プーリ5に
はカム8が設けられ、このカム8の回動角に応じ
て溝幅を変化する。カム8の回転は、無段変速レ
バー9の操作量に応じて回転する制御モータ11
により、リンク10を介して行われる。また、上
記制御モータ11には制御ユニツト12が連結さ
れ、この制御ユニツト12は、後述する刈刃変速
装置26が増速側へ切換えらたことに連動して制
御モータ11の回転量を抑制し、無段変速装置5
0が高速で駆動されることがないよう無段変速装
置50の高速側への変速を制限するプログラムが
設定されている。
無段変速装置50の変速プーリ6はトランスミ
ツシヨンカウンタ13に連結され、このトランス
ミツシヨンカウンタ13は変速プーリ6に入力さ
れた動力を伝動プーリ14とトランスミツヨン1
5とに分配する。トランスミツヨン15は第4図
に示す主変速レバー16の操作により変速するよ
うになつており、変速した動力を走行装置3に伝
達する。一方、伝動プーリ14は、Vベルト17
を介して伝動プーリ18に動力を伝達するように
なつている。
第2図に示すように、伝動プーリ18に入力し
た動力は、前処理部の搬送チエン19を駆動する
共に、伝動ケース20,21内を貫通する伝動軸
を介して刈取装置22を駆動するようになつてい
る。即ち、伝動ケース21の端部に突出した伝動
軸にクランク23が連結され、このクランク23
が連結ロツド24を介してベルクランク25に連
結されている。そのため、上記クランク23の偏
心回転運動により、刈取装置22の可動刃22a
が左右に往復運動するように駆動される。この伝
動ケース21の中間部には刈刃変速装置26が設
けられ、変速レバー27を操作することにより入
力側の動力を任意の伝達比に切換変速し、刈取装
置22側へ伝動するようになつている。また、刈
刃変速装置26の外壁面にはリミツトスイツチ2
8が設けられ、このリミツトスイツチ28は上述
した無段変速装置50の制御ユニツト12に連結
されている。
第3図は、刈刃変速装置26の内部を示すもの
で、伝動ケース21内に伝動ケース20側の動力
を入力する入力側伝動軸29と、刈取装置22側
へ動力を出力する出力側伝動軸30とを設け、両
伝動軸29,30の間に変速歯車群を介在させて
いる。伝動軸29側には歯車31がスライド可能
にスプライン嵌合しており、歯車31はその側面
にクラツチ爪31aを有している。また、伝動軸
30側には歯車32が固定され、歯車32はその
側面にクラツチ爪32aを有し、上記歯車31の
クラツチ爪31aと噛合可能になつている。した
がつて、変速レバー27を中央の中立位置Nから
B位置へ操作すると、歯車31が歯車32側へシ
フトされ、クラツチ爪31a,32a同士を噛合
して両伝動軸29,30を同一の速度比で連結す
る。
また、刈刃変速装置26のケース内に設けた中
間軸には、歯車31より歯数の多い増速歯車列3
3が設けられ、この増速歯車列33の最後の歯車
(図示せず)が常時歯車32と噛合している。し
たがつて、変速レバー27をA位置へシフトする
と、歯車31が増速歯車列33の最初の歯車と噛
合し、伝動軸29の動力が増速されて伝動軸30
へ伝達される。
上記変速レバー27を増速側のA位置へ操作す
ると、リミツトスイツチ28がONし、その電気
信号が無段変速装置50の制御ユニツト12へ入
力される。制御ユニツト12には、上述したよう
な制御プログラムが設定されているので、上記電
気信号の入力により、無段変速装置50が高速側
とならないよう無段変速装置50の高速側への変
速を制限する制御信号を制御モータ11に出力す
る。そのため、無段変速レバー9を高速側Hに
(第4図)にシフトしても、制御モータ11の回
転角は通常の高速側となるまで回転せず、低速側
に保持される。
一方、刈刃変速装置26の変速レバー27を通
常の一定速度比にする位置Bにしたときは、リミ
ツトスイツチ28はOFFとなるので、制御ユニ
ツト12は作動せず、無段変速装置50はその装
置に設定された最も大きい最高速度比まで変速可
能になる。
さて、上述したコンバインにおいて、倒伏穀稈
等のように走行速度を比較的低速にして作業する
必要があるときは、刈刃変速装置26の変速レバ
ー27を増速側のA位置にシフトすれば、走行速
度は低速であつても、刈取装置22の刈刃速度が
増速されているため、刈取不良を発生することは
なく、その刈跡精度を向上して後作の作業精度を
良好にする。そして、この刈取装置22の増速状
態では、高速側への変速が制限された無段変速装
置50により刈取装置22がそれ以上には増速さ
れることがないので、刈刃の振動や騒音発生が許
容範囲内におさめられることになる。
また、上述のように無段変速装置50の高速側
を制限すると、そのままでは機体の走行速度も制
限されることになる。しかし、走行装置3の走行
速度を増速する際には、変速レバー27をB位置
にシフトするだけで簡単に行うことができる。つ
まり変速レバー27をB位置にシフトすることに
より、制御ユニツト12による刈取装置22の増
速駆動と無段変速装置50の高速側制限とが同時
に解除され、走行装置3と刈取装置22とは、無
段変速装置50に連動して変速される通常の作業
状態に復帰するので、作業能率低下を招くような
ことはない。
これを要するに本考案による収穫機における刈
刃速度の変速装置は、走行装置と刈取装置とを、
無段変速装置により互いに連動して変速すべくし
た収穫機にあつても、前記無段変速装置と、該無
段変速装置とは別に刈取装置の駆動系に介在され
刈取装置を増速位置に変速する刈刃変速装置と
を、刈刃変速装置の増速位置切換により無段変速
装置の高速側変速を制限する制御機構を介して連
動連結することによつて、例えば倒伏穀稈の刈取
にときのように無段変速装置による走行装置の低
速位置で走行する場合には、無段変速装置とは別
の刈刃変速装置を増速位置に切換え、刈刃速度が
高速となるのを利用して刈刃による切断不良を防
止することができる。
しかも、この刈刃速度を高速位置に切換えた時
には、無段変速装置は高速側が制限され、無段変
速装置によつて刈取装置がそれ以上に増速される
ことがないので、刈刃の振動や騒音の発生を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を装備したコンバインの
前部を示す側面図、第2図は同装置の要部を示す
斜視図、第3図は同装置における刈刃変速装置部
分における縦断面図、第4図は上記コンバインに
おける運転席付近の斜視図である。 3……走行装置、4……カウンタケース、5,
6……(無段変速装置の)変速プーリ、50……
無段変速装置、8……カム、9……無段変速レバ
ー、11……制御モータ、12……制御ユニツ
ト、13……トランスミツシヨンカウンタ、15
……トランスミツシヨン、14,18……伝動プ
ーリ、22……刈取装置、26……刈刃変速装
置、27……変速レバー、28……リミツトスイ
ツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行装置と刈取装置とを、無段変速装置により
    互いに連動して変速すべくした収穫機において、
    前記無段変速装置と、該無段変速装置とは別に刈
    取装置の駆動系に介在され刈取装置を増速位置に
    変速する刈刃変速装置とを、刈刃変速装置の増速
    位置切換により無段変速装置の高速側変速を制限
    する制御機構を介して連動連結したことを特徴と
    する収穫機における刈刃速度の変速装置。
JP1005083U 1983-01-28 1983-01-28 収穫機における刈刃速度の変速装置 Granted JPS59117322U (ja)

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JP1005083U JPS59117322U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 収穫機における刈刃速度の変速装置

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JP1005083U JPS59117322U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 収穫機における刈刃速度の変速装置

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Publication Number Publication Date
JPS59117322U JPS59117322U (ja) 1984-08-08
JPH0229863Y2 true JPH0229863Y2 (ja) 1990-08-10

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