JP2578694Y2 - コンバインおける伝動装置 - Google Patents

コンバインおける伝動装置

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JP2578694Y2
JP2578694Y2 JP1993011460U JP1146093U JP2578694Y2 JP 2578694 Y2 JP2578694 Y2 JP 2578694Y2 JP 1993011460 U JP1993011460 U JP 1993011460U JP 1146093 U JP1146093 U JP 1146093U JP 2578694 Y2 JP2578694 Y2 JP 2578694Y2
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JP
Japan
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gear
drive shaft
continuously variable
transmission
processing drive
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JP1993011460U
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JPH0664423U (ja
Inventor
啓一 大本
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、稲麦等の収穫に使用す
る自脱型のコンバインにおける伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭50−148223号公報
で公知のように、走行速度に対応して刈取速度を変速す
る無段変速装置を有し、該無段変速装置で変速後の動力
伝達系により前処理部を駆動するコンバインにおいて、
走行側伝動経路と原動機から直接駆動する原動機側伝動
経路の双方から刈取装置を駆動し、両伝動経路中に一方
向クラッチを介装して、走行速度が一定範囲以下に変速
された時、走行側伝動経路から原動機側伝動経路に切替
えるべく連動構成したものは既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来既に知られてい
る、走行側伝動経路と原動機から直接駆動する原動機側
伝動経路の双方から刈取装置を駆動し、両伝動経路中に
一方向クラッチを介装して、走行速度が一定範囲以下に
変速された時、走行側伝動経路から原動機側伝動経路に
切替えるべく連動構成したものでは、刈取速度は前進時
の変速速度のみに対応し、走行系を後進に変速した時前
処理装置が停止し、後方の脱穀装置のフィードチエンの
みが回転し、穀稈搬送装置中の穀稈の受渡しが不円滑と
なった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、走行速度に比
例して刈取速度を可変とする静油圧無段変速装置を有
し、該静油圧無段変速装置で変速後の動力伝達系により
前処理部を駆動するコンバインにおいて、静油圧無段変
速装置の出力軸歯車を、一方は前処理駆動軸の第1歯車
を駆動すると共に、他方は走行系の副軸歯車を噛合させ
て副軸を駆動し、副軸他端の歯車を前記前処理駆動軸の
第2歯車に噛合させ、前記第1歯車,第2歯車にそれぞ
れ一方向クラッチを設けて前進,後進時にいずれかの一
方向クラッチが作動して、前処理駆動軸を常に同一回転
方向に駆動するようにしたことによって上述の課題を解
決した。
【0005】
【作用】原動機からの動力は、一つの変速ペダルで前後
進無段階に変速可能な静油圧無段変速装置を経て出力軸
歯車によって一方は前処理装置を駆動し、他方は走行系
のトランスミッションを経由して走行装置を駆動してい
るので、前進中は、前処理駆動軸の第1歯車に設けられ
た一方向クラッチが正転して、走行速度に比例した刈取
速度で収穫物を刈取ることが出来る。静油圧無段変速装
置の変速ペダルを後進側に移動させると、走行装置は走
行系の伝動装置は逆転してコンバイン本体は後進する
が、前処理駆動軸の第1歯車に設けられた一方向クラッ
チも逆転し、前処理駆動軸が空転してそれ以降に動力を
伝達しないようになっている。その時、副軸他端の歯車
が噛合している前記前処理駆動軸の第2歯車に設けられ
た一方向クラッチが正転し、前処理駆動軸を常に前進中
と同一回転方向に駆動するようにしたことによって、本
体が後進中にも、穀稈搬送装置を駆動して、該穀稈搬送
装置中に滞留する穀稈を後方のフィードチエンに円滑に
受渡すことができるようになった。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、原動機からの動力は、一つの変速ペダルで前後進無
段階に変速可能な静油圧無段変速装置1を経て出力軸歯
車2によって一方は前処理駆動軸3の第1歯車4を駆動
し、第1歯車4内部に設けられた一方方向クラッチ5を
経て、出力プーリ6、前処理駆動プーリ7を経由して前
処理装置8を駆動する。
【0007】他方、出力軸歯車2は走行系の副軸歯車9
と噛合して副軸10を駆動し、走行系のトランスミッシ
ョン11を経由して走行装置12を駆動すると共に、副
軸10の他端の歯車13を前記前処理駆動軸3の第2歯
車14に噛合させ、該第2歯車14にも一方向クラッチ
15を設けている。上記のように静油圧無段変速装置1
で無段階に変速された後、同一の出力軸歯車2が前処理
装置8と同時に走行装置12を駆動するので、常に走行
速度に比例した刈取速度及び搬送速度で収穫物を刈取り
搬送して、後方のフィードチエンへ円滑に移送すること
が出来る。
【0008】今、コンバイン本体を所定の速度で前進し
ながら収穫調整作業を行なうには、静油圧無段変速装置
1の変速レバーを前進の所定速度に対応する位置に設定
すると、出力軸歯車2は、前処理駆動軸3と同時に副軸
10を経由して走行装置を駆動してコンバイン本体を所
定の速度で前進させるが、前処理駆動軸3上の第1歯車
4に設けられた一方方向クラッチ5は正転して動力をそ
のまま前処理駆動軸3に伝達し、前述のように出力プー
リ6、前処理駆動プーリ7を経由して前処理装置8を駆
動する。この時、副軸10上の他端に配設された歯車1
3は前処理駆動軸3の第2歯車14と噛合しているが、
該第2歯車14は前処理駆動軸3に対して逆回転し、第
2歯車14に設けられた一方向クラッチ15は遊転し、
第2歯車14は前処理駆動軸3上を空転していることに
なる。
【0009】静油圧無段変速装置1の変速ペダルを後進
側に踏み替えると、出力軸歯車2は走行系のトランスミ
ッション11を上述の状態とは逆回転させ、走行装置1
2も逆転してコンバイン本体は後進するが、出力軸歯車
2は、副軸歯車9と噛合して副軸10を駆動し、副軸1
0の他端の歯車13が噛合している前記前処理駆動軸3
の第2歯車14を正転駆動する。第2歯車14に設けら
れた一方向クラッチが正転することによって、前処理駆
動軸3に動力を伝達し、前処理駆動軸3を前進中と同一
回転方向に駆動するように出来、後進中にも前処理装置
の穀稈搬送装置を駆動して該穀稈搬送装置中に滞留する
刈取穀稈を後送することができる。この時、前処理駆動
軸3の第1歯車4は逆回転するので、第1歯車4に設け
られた一方向クラッチ5は遊転し、第1歯車4は前処理
駆動軸3上を空転してそれ以降に動力を伝達しないよう
になっている。
【0010】上述のように、静油圧無段変速装置1によ
りコンバイン本体を前後進いずれの方向に変速しても、
前処理駆動軸3は常に同一方向に回転し、前進時には車
速連動で収穫調整作業ができ、後進時には穀稈搬送装置
に滞留する刈取穀稈を、該穀稈搬送装置を駆動して後方
の脱穀装置のフィードチェーンに円滑に受渡すことがで
きる。
【0011】
【考案の効果】本考案は、走行速度に比例して刈取速度
を可変とする静油圧無段変速装置1を有し、該静油圧無
段変速装置1で変速後の動力伝達系により前処理装置8
を駆動するコンバインにおいて、静油圧無段変速装置1
の出力軸歯車2を、一方は前処理駆動軸3の第1歯車4
を駆動すると共に、他方は走行系の副軸歯車9に噛合さ
せて副軸10を駆動し、副軸10の他端の歯車13を前
記前処理駆動軸3の第2歯車14に噛合させ、前記第1
歯車4,第2歯車14にそれぞれ一方向クラッチ5,1
5を設けて前進,後進時にいずれかの一方向クラッチ
5,15が作動して、前処理駆動軸3を常に同一回転方
向に駆動するようにしたことによって、静油圧無段変速
装置1によりコンバイン本体を前後進いずれの方向に変
速しても、前処理駆動軸3は常に同一方向に回転し、後
進時でも穀稈搬送装置を正転駆動してそれに滞留する刈
取穀稈を搬送して、後方の脱穀装置のフィードチェーン
に円滑に受渡すことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの伝動系統図である。
【符号の説明】
1 静油圧無段変速装置 2 出力軸歯車 3 前処理駆動軸 4 第1歯車 5 一方向クラッチ 8 前処理装置 10 副軸 12 走行装置 14 第2歯車 15 一方向クラッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行速度に比例して刈取速度を可変とす
    る静油圧無段変速装置1を有し、該静油圧無段変速装置
    1で変速後の動力伝達系により前処理装置8を駆動する
    コンバインにおいて、静油圧無段変速装置1の出力軸歯
    車2を、一方は前処理駆動軸3の第1歯車4を駆動する
    と共に、他方は走行系の副軸歯車9に噛合させて副軸1
    0を駆動し、副軸10の他端の歯車13を前記前処理駆
    動軸3の第2歯車14に噛合させ、前記第1歯車4,第
    2歯車14にそれぞれ一方向クラッチ5,15を設けて
    前進,後進時にいずれかの一方方向クラッチが作動し
    て、前処理駆動軸3を常に同一回転方向に駆動するよう
    にしたことを特徴とするコンバインにおける伝動装置。
JP1993011460U 1993-02-20 1993-02-20 コンバインおける伝動装置 Expired - Lifetime JP2578694Y2 (ja)

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JPH0664423U JPH0664423U (ja) 1994-09-13
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