JP3572640B2 - コンバインの伝動機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、作業機の走行装置の伝動機構に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の、実開平5−64515号公報には、機体フレームの左右側の一側上方位置に前後方向軸の扱胴aを有する脱穀装置を、他側上方位置に前後方向の取出用搬送コンベアbを有するグレンタンクcを、該グレンタンクcの前方の前記機体フレーム上にエンジンdを、前記脱穀装置の前側にカウンターギヤケースeを設け、前記カウンターギヤケースeには前記扱胴aに至る出力軸fを設けたものにおいて、前記取出用搬送コンベアbの動力伝達は、前記カウンターギヤケースeの外側で、エンジンdから方向変換用のベベルギヤgを介して行なわれる構造が記載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例のグレンタンクcの取出用搬送コンベアbは、カウンターギヤケースeの外側で、エンジンdから方向変換用のベベルギヤgを介して行なわれているが、この点に課題がある。カウンターギヤケースeの外側に設けた方向変換用のベベルギヤgを介して行なわれるから、カウンターギヤケースeの外側のA部分が複雑になり、A部分のメンテナンスが面倒になる。
しかし、前記方向変換用のベベルギヤgは、カウンターギヤケースeに内蔵させることは可能であり、そのようにすると、エンジンとカウンターギヤケースの近辺は殆どなにもない簡単構造になって、メンテナンスが容易になる。
【0004】
【発明の目的】
カウンターギヤケースに方向変換用のベベルギヤを内蔵させることにより、カウンターギヤケース外側をコンパクトにして、メンテナンスを容易にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
よって、本発明は、機体フレーム1の左右側の一側上方位置に扱胴14を有する脱穀装置3を、他側上方位置に前後方向の取出用搬送コンベア17を有するグレンタンク16を、該グレンタンク16の前方の前記機体フレーム1上に駆動軸29が左右方向のエンジン25を、前記脱穀装置3の前側に単一のカウンターギヤケース26を夫々設け、該カウンターギヤケース26には、前記エンジン25の駆動軸29に固定の出力プーリー30との間にベルト31を掛け回した受動プーリー28を設けたカウンター軸27を設け、該カウンター軸27に接続した伝動軸32に設けた中間伝動プーリー34には、カウンターギヤケース26の上側に設けた上部ギヤボックス40に設けた中間軸35の一端に固定の中間伝動プーリー36との間に、ベルト37を掛け回し、前記上部ギヤボックス40には前記中間軸35の回転が伝達される前後方向の脱穀用伝動軸41を設け、該脱穀用伝動軸41に固定のプーリー44と前記扱胴14に回転伝達する受動プーリー46の間にベルト47を掛け回し、前記カウンターギヤケース26の前方の走行装置用のミッションケース50に設けたHSTモータ60に送油するHST変速機構51のHSTポンプ52は、カウンターギヤケース26に取付け、前記HSTポンプ52の入力軸53は前記カウンター軸27と平行となるように軸装すると共に歯車54を介して前記カウンター軸27の回転を伝達するようにし、前記カウンターギヤケース26の後側には前後方向のグレンタンク用伝達軸63を軸装し、前記カウンターギヤケース26内のグレンタンク用伝達軸63には傘歯車64を固定し、傘歯車64にカウンター軸27に固定の傘歯車65を噛合わせ、前記グレンタンク用伝達軸63に固定の出力プーリー66と前記取出用搬送コンベア17の回転軸67に固定のプーリー68との間にベルト69を掛け回したコンバインの伝動機構としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前方位置に設けた刈取部、5は刈取部4の最前方位置に設けた分草体、6は引起装置、7は掻込装置、8は刈刃、9は株元側穀稈搬送装置、10は穂先側穀稈搬送装置、11は株元側穀稈引継搬送装置、12は穂先側引継搬送装置、13は穀稈供給搬送装置、14は扱胴、15は排藁搬送装置、16は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、17はグレンタンク16内の穀物を搬送する取出用搬送コンベア、18は前記取出用搬送コンベア17に接続した排出オーガー、19は一番コンベア用プーリー、20は二番コンベア用プーリー、21は揺動選別装置用プーリーである。
【0007】
しかして、前記グレンタンク16の前側には操縦部23を設け、該操縦部23の運転席24の下方にはエンジン25を設ける。エンジン25の側部にはカウンターギヤケース26を設ける。カウンターギヤケース26の後部には左右方向のカウンター軸27を軸装し、カウンターギヤケース26よりエンジン25側(内側)に突き出たカウンター軸27の突出部には受動プーリー28を設け、受動プーリー28と前記エンジン25の駆動軸29に固定の出力プーリー30との間にベルト31を掛け回す。カウンターギヤケース26よりエンジン25の反対側(外側)に突き出たカウンター軸27には伝動軸32を接続する。伝動軸32は前記カウンターギヤケース26に取付けた筒体33内に軸装し、筒体33より突出する伝動軸32の先端には中間伝動プーリー34を設ける。35は中間軸、36は中間軸35の一端に固定の中間伝動プーリー、37は中間伝動プーリー34と中間伝動プーリー36との間に掛け回したベルトである。前記中間軸35はケース38に軸装し、ケース38の基部は前記カウンターギヤケース26の上側に設けた上部ギヤボックス40に取付ける。上部ギヤボックス40には前後方向の脱穀用伝動軸41を軸装する。上部ギヤボックス40内の中間軸35および脱穀用伝動軸41には傘歯車を固定して互いに噛合わせて回転を伝達している。44は脱穀用伝動軸41の先端に固定のプーリー、45は中間軸、46は中間軸45に固定の受動プーリー、47はプーリー44と受動プーリー46の間に掛け回したベルト、48は前記扱胴14を軸装する扱胴軸である。
【0008】
また、前記カウンターギヤケース26にのみならず筒体33内にも潤滑油を入れるが、前記筒体33の側部には点検用窓42および/またはオイル注入口を設ける。また、点検用窓42の代わりにオイルゲージを取付ける挿入口を設けることもある。
しかして、カウンターギヤケース26の前側の左側には後述するHST変速機構51(油圧式無段変速装置 ハイドロスタチックトランスミッション)のHSTポンプ52を取付け、HSTポンプ52の入力軸53を前記カウンター軸27と平行となるように軸装し、入力軸53にカウンター軸27の回転を伝達するように構成している。54はカウンター軸27に固定の歯車、55はケース内中間軸、56はケース内中間軸55に固定の伝達歯車、57は入力軸53に固定の歯車である。
前記HSTポンプ52は、機体フレーム1の前側に設けた前記走行装置2のミッションケース50の側部に設けた前記HST変速機構51のHSTモータ60と送油パイプ61により接続し、エンジン25の回転により作動してHSTモータ60に無段階に送油量を増減させながら送油して回転を伝達する。
【0009】
しかして、前記カウンターギヤケース26の後側には前後方向のグレンタンク用伝達軸63を軸装し、カウンターギヤケース26内のグレンタンク用伝達軸63には傘歯車64を固定し、傘歯車64にカウンター軸27に固定の傘歯車65を噛合わせ、回転軸心方向を変更させて回転を伝達する。グレンタンク用伝達軸63には出力プーリー66を固定し、出力プーリー66と前記取出用搬送コンベア17の回転軸67に固定のプーリー68との間にベルト69を掛け回す。
また、前記中間伝動プーリー36には脱穀装置3の揺動選別装置等に出力する選別用出力プーリー70を設け、選別用出力プーリー70と、一番コンベア用プーリー19、二番コンベア用プーリー20、揺動選別装置用プーリー21との間にベルト71を掛け回す。72は受動プーリーであり、受動プーリー72の回転を前記穀稈供給搬送装置13に伝達する。73は前記扱胴14の側部に設けた処理胴であり、処理胴73の回転を前記排藁搬送装置15に伝達している。
【0010】
しかして、前記ミッションケース50内の構成を簡単に説明すると、前記ミッションケース50の上部には前記HSTモータ60の入力軸80を軸装し、前記入力軸80には大歯車81および小歯車82とを遊嵌し、大歯車81および小歯車82と入力軸80との間に増速クラッチ83を設け、入力軸80の回転を増速クラッチ83を介して大歯車81または小歯車82の一方に伝達させ、中間軸84に設けた小歯車85または大歯車86に伝達する。87は伝達歯車、88は副変速軸、89は前記伝達歯車87に噛合う変速歯車、90は大歯車86に噛合う変速歯車であり、変速歯車89、90は副変速軸88に遊嵌され、摺動回転伝達切替機構91により回転を副変速軸88に伝達する。92は副変速軸88に固定の駆動歯車、93はサイドクラッチ軸94に固定の受動歯車、95、95’はサイドクラッチ軸94に設けた左右クラッチ、96、96’はサイドクラッチ軸94に設けた左右ブレーキ、97、97’はサイドクラッチ軸94に対して遊嵌されて前記左右クラッチ95、95’の継脱により回転が入切され、前記左右ブレーキ96、96’により回転が制動される歯車である。98は前記サイドクラッチ軸94の近傍に平行に設けたモード選択軸、99、99’は中間歯車、100、100’は中間歯車99、99’とモード選択軸モード選択軸98との間に設けたモード選択クラッチ、101、101’は車軸に至るカウンター軸、102はモード切替軸、103はスピンモード用歯車、104は緩旋回モード用歯車、105はスピンモード用歯車103と緩旋回モード用歯車104の間に設けた摺動歯車、106は摺動歯車105に常時噛合う伝達歯車で、モード選択軸98に固定する。
【0011】
しかして、前記増速クラッチ83より伝達経路手前側となる前記入力軸80には刈取用伝達歯車120を設け、該刈取用伝達歯車120は刈取用変速装置121の入力軸122に回転を伝達する。刈取用変速装置121は入力軸122と出力軸123とにそれぞれ割プーリー124、125を設け、これらにベルトを掛け回して構成し、出力軸123に出力プーリー128を設け、刈取入力プーリー129との間にベルトを掛け回す。
走行速度と刈取部4の作業速度の関係は、前記HST変速機構51により変速されたエンジン25からの回転を走行装置2および刈取部4の両者にそれぞれ伝達して、比例させて増減させて同調させるが、増速クラッチ83および副変速装置により増速したとき等は、刈取用変速装置121により刈取作業速度を独自に変速する。即ち、倒伏穀稈や麦の刈取に対応させて刈取作業速度を速くし、刈取部4の作業速度が所定速度になると、これを保持して刈取作業に悪影響を与えないように変速する。また、前記HST変速機構51がエンジン25の回転を逆転させて伝達可能に構成したときは、入力軸122または出力軸123にワンウェイクラッチ等の逆転防止機構を設けることもある。
【0012】
次に実施例の作用を述べる。
エンジン25の回転が、駆動軸29→出力プーリー30→ベルト31→受動プーリー28を介してカウンターギヤケース26のカウンター軸27に伝達され、カウンター軸27の回転が、歯車54→伝達歯車56→ケース内中間軸55→伝達歯車56→歯車57→入力軸53と伝達され、HST変速機構51のHSTポンプ52を作動させる。HSTポンプ52はHSTモータ60に無段階に送油量を増減させながら送油することにより回転を伝達し、HSTモータ60はミッションケース50の入力軸80に出力し、入力軸80の回転がミッションケース50内の伝動機構を介してカウンター軸101、101’に出力され、走行装置2を作動させる。
この時、前記増速クラッチ83より伝達経路手前側となる前記入力軸80には刈取用伝達歯車120を設け、該刈取用伝達歯車120は刈取用変速装置121の入力軸122に回転を伝達し、出力軸123より刈取部4に回転を伝達するから、走行速度と刈取部4の作業速度の関係は、前記HST変速機構51により変速されたエンジン25からの回転が走行装置2および刈取部4の両者にそれぞれ伝達されるので、前記走行装置2の走行速度と、刈取部4の前記引起装置6の引起しや株元側穀稈搬送装置9および穂先側穀稈搬送装置10の搬送等の刈取部4の作業速度とを、同調させることができ、円滑で効率の良い刈取作業を行えるだけでなく、倒伏穀稈や麦の刈取に対応させて刈取用変速装置121により刈取作業速度を独自に変速して速くし、刈取部4の作業速度が所定速度になると、これを保持して刈取作業に悪影響を与えないように変速する。
【0013】
刈取部4は分草体5により分草し、引起装置6により引起し、掻込装置7により掻込んで刈刃8で刈取り、刈取った穀稈の株元は株元側穀稈搬送装置9で、穂先側は穂先側穀稈搬送装置10で搬送し、この穀稈を株元側穀稈引継搬送装置11および穂先側穀稈引継搬送装置12により脱穀装置3の脱穀室に供給する穀稈供給搬送装置13に引継ぎ、脱穀装置3に供給する。
しかして、エンジン25の回転が伝達されたカウンターギヤケース26のカウンター軸27の回転が、伝動軸32→中間伝動プーリー34→ベルト37→中間伝動プーリー36→中間軸35→上部ギヤボックス40→脱穀用伝動軸41→プーリー44→ベルト47→受動プーリー46→中間軸45→扱胴軸48と伝達され、扱胴14を回転させる。
また、前記中間軸35には脱穀装置3の揺動選別装置等に出力する選別用出力プーリー70を設け、選別用出力プーリー70と、一番コンベア用プーリー19、二番コンベア用プーリー20、揺動選別装置用プーリー21との間にベルト71を掛け回しているので、回転が伝達されて一番コンベアや二番コンベアや揺動選別装置等を作動させ、脱穀されて選別された脱穀物は、一番コンベアによりグレンタンク16に搬送されて一時貯留される。
【0014】
前記カウンターギヤケース26のカウンター軸27に伝達された回転が、傘歯車65→傘歯車64→グレンタンク用伝達軸63→出力プーリー66→ベルト69→プーリー68→回転軸67と回転軸心方向を変更されて伝達され、取出用搬送コンベア17を作動させ、排出オーガー18を介して、機外に排出する。
しかして、前記の作業において、エンジン25の回転は、カウンターギヤケース26に伝達され、カウンターギヤケース26からHST変速機構51を介してミッションケース50に伝達され、ミッションケース50より走行装置2および刈取部4に伝達され、また、カウンターギヤケース26から脱穀装置3およびグレンタンク16の取出用搬送コンベア17にそれぞれ伝達するように構成しているので、伝達構成がカウンターギヤケース26に集約されて簡単であり、軽量化が図れ、メンテナンスも容易となる。また、カウンターギヤケース26より上方の脱穀装置3の扱胴軸48に伝達するので、脱穀装置3とグレンタンク16の間にベルトなどを配置していないので、この点でもメンテナンスが容易となる。
【0015】
HSTモータ60により回転する入力軸80の回転が増速クラッチ83を介して副変速軸88に伝達され、副変速軸88の回転が駆動歯車92と受動歯車93との噛合いによりサイドクラッチ軸94に伝達され、通常の走行では、左右クラッチ95、95’、歯車97、97’、中間歯車99、99’を回転させ、中間歯車99、99’カウンター軸101、101’に回転を伝達して走行装置2を駆動させて、走行させる。ピボット旋回モードにし、パワステレバーを左右のいずれかに傾倒操作すると、左右クラッチ95、95’のいずれか一方を「切」とし、切にした左右クラッチ95、95’に対応する例えば左ブレーキ96が作動し、歯車97の回転が遅くなって、歯車97に対応するカウンター軸101の回転を減速させて、一方は通常の回転で他方は減速されて旋回するピボットターンを行なう。また、緩旋回モードにして、パワステレバーを傾倒操作すると、旋回内側に対応する左右クラッチ95、95’のいずれかを「切」にし、また、常時回転している緩旋回モード用歯車104の回転が摺動歯車105を介してモード選択軸98に伝達され、この状態で、切にした前記左右クラッチ95、95’に対応するモード選択クラッチ100、100’のいずれかを入にすると、左右のカウンター軸101、101’は所定の減速比率で駆動回転して緩旋回する。また、スピン旋回モードにして、パワステレバー54を傾倒操作すると、スピンモード用歯車103の回転が摺動歯車105を介してモード選択軸98に伝達され、前記スピンモード用歯車103は受動歯車93に一体的に設けたサイドクラッチ軸94より回転が伝達されているから、モード選択軸98の回転と歯車97、97’より伝達されて回転する中間歯車99、99’との回転は互いに逆となり、切にした前記左右クラッチ95、95’に対応するモード選択クラッチ100、100’を入にすると、左右のカウンター軸101、101’は互いに逆回転し、スピンターンを行なえる。
【0016】
【効果】
本発明は、機体フレーム1の左右側の一側上方位置に扱胴14を有する脱穀装置3を、他側上方位置に前後方向の取出用搬送コンベア17を有するグレンタンク16を、該グレンタンク16の前方の前記機体フレーム1上に駆動軸29が左右方向のエンジン25を、前記脱穀装置3の前側に単一のカウンターギヤケース26を夫々設け、該カウンターギヤケース26には、前記エンジン25の駆動軸29に固定の出力プーリー30との間にベルト31を掛け回した受動プーリー28を設けたカウンター軸27を設け、該カウンター軸27に接続した伝動軸32に設けた中間伝動プーリー34には、カウンターギヤケース26の上側に設けた上部ギヤボックス40に設けた中間軸35の一端に固定の中間伝動プーリー36との間に、ベルト37を掛け回し、前記上部ギヤボックス40には前記中間軸35の回転が伝達される前後方向の脱穀用伝動軸41を設け、該脱穀用伝動軸41に固定のプーリー44と前記扱胴14に回転伝達する受動プーリー46の間にベルト47を掛け回し、前記カウンターギヤケース26の前方の走行装置用のミッションケース50に設けたHSTモータ60に送油するHST変速機構51のHSTポンプ52は、カウンターギヤケース26に取付け、前記HSTポンプ52の入力軸53は前記カウンター軸27と平行となるように軸装すると共に歯車54を介して前記カウンター軸27の回転を伝達するようにし、前記カウンターギヤケース26の後側には前後方向のグレンタンク用伝達軸63を軸装し、前記カウンターギヤケース26内のグレンタンク用伝達軸63には傘歯車64を固定し、傘歯車64にカウンター軸27に固定の傘歯車65を噛合わせ、前記グレンタンク用伝達軸63に固定の出力プーリー66と前記取出用搬送コンベア17の回転軸67に固定のプーリー68との間にベルト69を掛け回したコンバインの伝動機構としたものであるから、カウンターギヤケース26に方向変換用のベベルギヤ65を介して回転する前記取出用搬送コンベア17用の出力軸63を設けているので、構造が簡単で軽量であり、容易にメンテナンスを行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同平面図。
【図3】伝動機構の展開状態の平面図。
【図4】一部正面図。
【図5】ミッションケースの断面図。
【図6】伝動機構の要部拡大図。
【図7】伝動機構の一部側面図。
【図8】ミッションケースの概略図。
【図9】制御図。
【図10】公知例図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…分草体、6…引起装置、7…掻込装置、8…刈刃、9…株元側穀稈搬送装置、10…穂先側穀稈搬送装置、11…株元側穀稈引継搬送装置、12…穂先側穀稈引継搬送装置、13…穀稈供給搬送装置、14…扱胴、15…排藁搬送装置、16…グレンタンク、17…取出用搬送コンベア、18…排出オーガー、19…一番コンベア用プーリー、20…二番コンベア用プーリー、21…揺動選別装置用プーリー、23…操縦部、24…運転席、25…エンジン、26…カウンターギヤケース、27…カウンター軸、28…受動プーリー、29…駆動軸、30…出力プーリー、31…ベルト、32…伝動軸、33…筒体、34…中間伝動プーリー、35…中間軸、36…中間伝動プーリー、37…ベルト、38…ケース、40…上部ギヤボックス、41…脱穀用伝動軸、42…点検用窓、44…プーリー、45…中間軸、46…受動プーリー、47…ベルト、48…扱胴軸、50…ミッションケース、51…HST変速機構、52…HSTポンプ、53…入力軸、54…歯車、55…ケース内中間軸、56…伝達歯車、57…歯車、60…HSTモータ、61…送油パイプ、63…グレンタンク用伝達軸、64…傘歯車、65…傘歯車、66…出力プーリー、67…回転軸、68…プーリー、69…ベルト、70…選別用出力プーリー、71…ベルト、72…受動プーリー、73…処理胴、80…入力軸、81…大歯車、82…小歯車、83…増速クラッチ、84…中間軸、85…小歯車、86…大歯車、87…伝達歯車、88…副変速軸、89…変速歯車、90…変速歯車、91…摺動回転伝達切替機構、92…駆動歯車、93…受動歯車、94…サイドクラッチ軸、95、95’…左右クラッチ、96、96’…左右ブレーキ、97…歯車、98…モード選択軸、99、99’…中間歯車、100、100’…モード選択クラッチ、101、101’…カウンター軸、102…モード切替軸、103…スピンモード用歯車、104…緩旋回モード用歯車、105…摺動歯車、106…伝達歯車。
Claims (1)
- 機体フレーム1の左右側の一側上方位置に扱胴14を有する脱穀装置3を、他側上方位置に前後方向の取出用搬送コンベア17を有するグレンタンク16を、該グレンタンク16の前方の前記機体フレーム1上に駆動軸29が左右方向のエンジン25を、前記脱穀装置3の前側に単一のカウンターギヤケース26を夫々設け、該カウンターギヤケース26には、前記エンジン25の駆動軸29に固定の出力プーリー30との間にベルト31を掛け回した受動プーリー28を設けたカウンター軸27を設け、該カウンター軸27に接続した伝動軸32に設けた中間伝動プーリー34には、カウンターギヤケース26の上側に設けた上部ギヤボックス40に設けた中間軸35の一端に固定の中間伝動プーリー36との間に、ベルト37を掛け回し、前記上部ギヤボックス40には前記中間軸35の回転が伝達される前後方向の脱穀用伝動軸41を設け、該脱穀用伝動軸41に固定のプーリー44と前記扱胴14に回転伝達する受動プーリー46の間にベルト47を掛け回し、前記カウンターギヤケース26の前方の走行装置用のミッションケース50に設けたHSTモータ60に送油するHST変速機構51のHSTポンプ52は、カウンターギヤケース26に取付け、前記HSTポンプ52の入力軸53は前記カウンター軸27と平行となるように軸装すると共に歯車54を介して前記カウンター軸27の回転を伝達するようにし、前記カウンターギヤケース26の後側には前後方向のグレンタンク用伝達軸63を軸装し、前記カウンターギヤケース26内のグレンタンク用伝達軸63には傘歯車64を固定し、傘歯車64にカウンター軸27に固定の傘歯車65を噛合わせ、前記グレンタンク用伝達軸63に固定の出力プーリー66と前記取出用搬送コンベア17の回転軸67に固定のプーリー68との間にベルト69を掛け回したコンバインの伝動機構。
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CN105508544A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-04-20 | 姚捷 | 联合收割机液力动力换档变速箱 |
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