JPH0769089A - コンバインの伝動機構 - Google Patents

コンバインの伝動機構

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JPH0769089A
JPH0769089A JP23911393A JP23911393A JPH0769089A JP H0769089 A JPH0769089 A JP H0769089A JP 23911393 A JP23911393 A JP 23911393A JP 23911393 A JP23911393 A JP 23911393A JP H0769089 A JPH0769089 A JP H0769089A
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shaft
gear
transmission
gear case
case
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Yasushi Fujita
靖 藤田
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウンターギヤケース外側をコンパクトにし
て、メンテナンスを容易にする。 【構成】 脱穀装置3と、取出用搬送コンベア17を有
するグレンタンク16と、エンジン25と、前記脱穀装
置3の前側にカウンターギヤケース26と、該カウンタ
ーギヤケース26の前方にHSTモータ60を有する走
行装置用のミッションケース50と、前記カウンターギ
ヤケース26には前記扱胴14に至る出力軸32と、前
記モータ60に送油するHST変速機構51のHSTポ
ンプ52とを夫々設けたものにおいて、前記カウンター
ギヤケース26には、前記カウンターギヤケース26に
内蔵された方向変換用のベベルギヤ65を介して回転す
る前記取出用搬送コンベア17用の出力軸63を設けた
コンバインの伝動機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機の走行装置の伝
動機構に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開平5−64515号公報
には、機体フレームの左右側の一側上方位置に前後方向
軸の扱胴aを有する脱穀装置を、他側上方位置に前後方
向の取出用搬送コンベアbを有するグレンタンクcを、
該グレンタンクcの前方の前記機体フレーム上にエンジ
ンdを、前記脱穀装置の前側にカウンターギヤケースe
を設け、前記カウンターギヤケースeには前記扱胴aに
至る出力軸fを設けたものにおいて、前記取出用搬送コ
ンベアbの動力伝達は、前記カウンターギヤケースeの
外側で、エンジンdから方向変換用のベベルギヤgを介
して行なわれる構造が記載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のグレンタ
ンクcの取出用搬送コンベアbは、カウンターギヤケー
スeの外側で、エンジンdから方向変換用のベベルギヤ
gを介して行なわれているが、この点に課題がある。カ
ウンターギヤケースeの外側に設けた方向変換用のベベ
ルギヤgを介して行なわれるから、カウンターギヤケー
スeの外側のA部分が複雑になり、A部分のメンテナン
スが面倒になる。しかし、前記方向変換用のベベルギヤ
gは、カウンターギヤケースeに内蔵させることは可能
であり、そのようにすると、エンジンとカウンターギヤ
ケースの近辺は殆どなにもない簡単構造になって、メン
テナンスが容易になる。
【0004】
【発明の目的】カウンターギヤケースに方向変換用のベ
ベルギヤを内蔵させることにより、カウンターギヤケー
ス外側をコンパクトにして、メンテナンスを容易にす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、機体
フレーム1の左右側の一側上方位置に扱胴14を有する
脱穀装置3を、他側上方位置に前後方向の取出用搬送コ
ンベア17を有するグレンタンク16を、該グレンタン
ク16の前方の前記機体フレーム1上に駆動軸29が左
右方向のエンジン25を、前記脱穀装置3の前側にカウ
ンターギヤケース26を、該カウンターギヤケース26
の前方にHSTモータ60を有する走行装置用のミッシ
ョンケース50を設け、前記カウンターギヤケース26
には前記扱胴14に至る出力軸32と、前記モータ60
に送油するHST変速機構51のHSTポンプ52とを
夫々設けたものにおいて、前記カウンターギヤケース2
6には、前記カウンターギヤケース26に内蔵された方
向変換用のベベルギヤ65を介して回転する前記取出用
搬送コンベア17用の出力軸63を設けたコンバインの
伝動機構。としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
はコンバインの機体フレーム、2は該機体フレーム1の
下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設
けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前方位置に設けた刈取
部、5は刈取部4の最前方位置に設けた分草体、6は引
起装置、7は掻込装置、8は刈刃、9は株元側穀稈搬送
装置、10は穂先側穀稈搬送装置、11は株元側穀稈引
継搬送装置、12は穂先側引継搬送装置、13は穀稈供
給搬送装置、14は扱胴、15は排藁搬送装置、16は
脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、17はグレン
タンク16内の穀物を搬送する取出用搬送コンベア、1
8は前記取出用搬送コンベア17に接続した排出オーガ
ー、19は一番コンベア用プーリー、20は二番コンベ
ア用プーリー、21は揺動選別装置用プーリーである。
【0007】しかして、前記グレンタンク16の前側に
は操縦部23を設け、該操縦部23の運転席24の下方
にはエンジン25を設ける。エンジン25の側部にはカ
ウンターギヤケース26を設ける。カウンターギヤケー
ス26の後部には左右方向のカウンター軸27を軸装
し、カウンターギヤケース26よりエンジン25側(内
側)に突き出たカウンター軸27の突出部には受動プー
リー28を設け、受動プーリー28と前記エンジン25
の駆動軸29に固定の出力プーリー30との間にベルト
31を掛け回す。カウンターギヤケース26よりエンジ
ン25の反対側(外側)に突き出たカウンター軸27に
は伝動軸32を接続する。伝動軸32は前記カウンター
ギヤケース26に取付けた筒体33内に軸装し、筒体3
3より突出する伝動軸32の先端には中間伝動プーリー
34を設ける。35は中間軸、36は中間軸35の一端
に固定の中間伝動プーリー、37は中間伝動プーリー3
4と中間伝動プーリー36との間に掛け回したベルトで
ある。前記中間軸35はケース38に軸装し、ケース3
8の基部は前記カウンターギヤケース26の上側に設け
た上部ギヤボックス40に取付ける。上部ギヤボックス
40には前後方向の脱穀用伝動軸41を軸装する。上部
ギヤボックス40内の中間軸35および脱穀用伝動軸4
1には傘歯車を固定して互いに噛合わせて回転を伝達し
ている。44は脱穀用伝動軸41の先端に固定のプーリ
ー、45は中間軸、46は中間軸45に固定の受動プー
リー、47はプーリー44と受動プーリー46の間に掛
け回したベルト、48は前記扱胴14を軸装する扱胴軸
である。
【0008】また、前記カウンターギヤケース26にの
みならず筒体33内にも潤滑油を入れるが、前記筒体3
3の側部には点検用窓42および/またはオイル注入口
を設ける。また、点検用窓42の代わりにオイルゲージ
を取付ける挿入口を設けることもある。しかして、カウ
ンターギヤケース26の前側の左側には後述するHST
変速機構51(油圧式無段変速装置 ハイドロスタチッ
クトランスミッション)のHSTポンプ52を取付け、
HSTポンプ52の入力軸53を前記カウンター軸27
と平行となるように軸装し、入力軸53にカウンター軸
27の回転を伝達するように構成している。54はカウ
ンター軸27に固定の歯車、55はケース内中間軸、5
6はケース内中間軸55に固定の伝達歯車、57は入力
軸53に固定の歯車である。前記HSTポンプ52は、
機体フレーム1の前側に設けた前記走行装置2のミッシ
ョンケース50の側部に設けた前記HST変速機構51
のHSTモータ60と送油パイプ61により接続し、エ
ンジン25の回転により作動してHSTモータ60に無
段階に送油量を増減させながら送油して回転を伝達す
る。
【0009】しかして、前記カウンターギヤケース26
の後側には前後方向のグレンタンク用伝達軸63を軸装
し、カウンターギヤケース26内のグレンタンク用伝達
軸63には傘歯車64を固定し、傘歯車64にカウンタ
ー軸27に固定の傘歯車65を噛合わせ、回転軸心方向
を変更させて回転を伝達する。グレンタンク用伝達軸6
3には出力プーリー66を固定し、出力プーリー66と
前記取出用搬送コンベア17の回転軸67に固定のプー
リー68との間にベルト69を掛け回す。また、前記中
間伝動プーリー36には脱穀装置3の揺動選別装置等に
出力する選別用出力プーリー70を設け、選別用出力プ
ーリー70と、一番コンベア用プーリー19、二番コン
ベア用プーリー20、揺動選別装置用プーリー21との
間にベルト71を掛け回す。72は受動プーリーであ
り、受動プーリー72の回転を前記穀稈供給搬送装置1
3に伝達する。73は前記扱胴14の側部に設けた処理
胴であり、処理胴73の回転を前記排藁搬送装置15に
伝達している。
【0010】しかして、前記ミッションケース50内の
構成を簡単に説明すると、前記ミッションケース50の
上部には前記HSTモータ60の入力軸80を軸装し、
前記入力軸80には大歯車81および小歯車82とを遊
嵌し、大歯車81および小歯車82と入力軸80との間
に増速クラッチ83を設け、入力軸80の回転を増速ク
ラッチ83を介して大歯車81または小歯車82の一方
に伝達させ、中間軸84に設けた小歯車85または大歯
車86に伝達する。87は伝達歯車、88は副変速軸、
89は前記伝達歯車87に噛合う変速歯車、90は大歯
車86に噛合う変速歯車であり、変速歯車89、90は
副変速軸88に遊嵌され、摺動回転伝達切替機構91に
より回転を副変速軸88に伝達する。92は副変速軸8
8に固定の駆動歯車、93はサイドクラッチ軸94に固
定の受動歯車、95、95’はサイドクラッチ軸94に
設けた左右クラッチ、96、96’はサイドクラッチ軸
94に設けた左右ブレーキ、97、97’はサイドクラ
ッチ軸94に対して遊嵌されて前記左右クラッチ95、
95’の継脱により回転が入切され、前記左右ブレーキ
96、96’により回転が制動される歯車である。98
は前記サイドクラッチ軸94の近傍に平行に設けたモー
ド選択軸、99、99’は中間歯車、100、100’
は中間歯車99、99’とモード選択軸モード選択軸9
8との間に設けたモード選択クラッチ、101、10
1’は車軸に至るカウンター軸、102はモード切替
軸、103はスピンモード用歯車、104は緩旋回モー
ド用歯車、105はスピンモード用歯車103と緩旋回
モード用歯車104の間に設けた摺動歯車、106は摺
動歯車105に常時噛合う伝達歯車で、モード選択軸9
8に固定する。
【0011】しかして、前記増速クラッチ83より伝達
経路手前側となる前記入力軸80には刈取用伝達歯車1
20を設け、該刈取用伝達歯車120は刈取用変速装置
121の入力軸122に回転を伝達する。刈取用変速装
置121は入力軸122と出力軸123とにそれぞれ割
プーリー124、125を設け、これらにベルトを掛け
回して構成し、出力軸123に出力プーリー128を設
け、刈取入力プーリー129との間にベルトを掛け回
す。走行速度と刈取部4の作業速度の関係は、前記HS
T変速機構51により変速されたエンジン25からの回
転を走行装置2および刈取部4の両者にそれぞれ伝達し
て、比例させて増減させて同調させるが、増速クラッチ
83および副変速装置により増速したとき等は、刈取用
変速装置121により刈取作業速度を独自に変速する。
即ち、倒伏穀稈や麦の刈取に対応させて刈取作業速度を
速くし、刈取部4の作業速度が所定速度になると、これ
を保持して刈取作業に悪影響を与えないように変速す
る。また、前記HST変速機構51がエンジン25の回
転を逆転させて伝達可能に構成したときは、入力軸12
2または出力軸123にワンウェイクラッチ等の逆転防
止機構を設けることもある。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。エンジン25の回転が、駆
動軸29→出力プーリー30→ベルト31→受動プーリ
ー28を介してカウンターギヤケース26のカウンター
軸27に伝達され、カウンター軸27の回転が、歯車5
4→伝達歯車56→ケース内中間軸55→伝達歯車56
→歯車57→入力軸53と伝達され、HST変速機構5
1のHSTポンプ52を作動させる。HSTポンプ52
はHSTモータ60に無段階に送油量を増減させながら
送油することにより回転を伝達し、HSTモータ60は
ミッションケース50の入力軸80に出力し、入力軸8
0の回転がミッションケース50内の伝動機構を介して
カウンター軸101、101’に出力され、走行装置2
を作動させる。この時、前記増速クラッチ83より伝達
経路手前側となる前記入力軸80には刈取用伝達歯車1
20を設け、該刈取用伝達歯車120は刈取用変速装置
121の入力軸122に回転を伝達し、出力軸123よ
り刈取部4に回転を伝達するから、走行速度と刈取部4
の作業速度の関係は、前記HST変速機構51により変
速されたエンジン25からの回転が走行装置2および刈
取部4の両者にそれぞれ伝達されるので、前記走行装置
2の走行速度と、刈取部4の前記引起装置6の引起しや
株元側穀稈搬送装置9および穂先側穀稈搬送装置10の
搬送等の刈取部4の作業速度とを、同調させることがで
き、円滑で効率の良い刈取作業を行えるだけでなく、倒
伏穀稈や麦の刈取に対応させて刈取用変速装置121に
より刈取作業速度を独自に変速して速くし、刈取部4の
作業速度が所定速度になると、これを保持して刈取作業
に悪影響を与えないように変速する。
【0013】刈取部4は分草体5により分草し、引起装
置6により引起し、掻込装置7により掻込んで刈刃8で
刈取り、刈取った穀稈の株元は株元側穀稈搬送装置9
で、穂先側は穂先側穀稈搬送装置10で搬送し、この穀
稈を株元側穀稈引継搬送装置11および穂先側穀稈引継
搬送装置12により脱穀装置3の脱穀室に供給する穀稈
供給搬送装置13に引継ぎ、脱穀装置3に供給する。し
かして、エンジン25の回転が伝達されたカウンターギ
ヤケース26のカウンター軸27の回転が、伝動軸32
→中間伝動プーリー34→ベルト37→中間伝動プーリ
ー36→中間軸35→上部ギヤボックス40→脱穀用伝
動軸41→プーリー44→ベルト47→受動プーリー4
6→中間軸45→扱胴軸48と伝達され、扱胴14を回
転させる。また、前記中間軸35には脱穀装置3の揺動
選別装置等に出力する選別用出力プーリー70を設け、
選別用出力プーリー70と、一番コンベア用プーリー1
9、二番コンベア用プーリー20、揺動選別装置用プー
リー21との間にベルト71を掛け回しているので、回
転が伝達されて一番コンベアや二番コンベアや揺動選別
装置等を作動させ、脱穀されて選別された脱穀物は、一
番コンベアによりグレンタンク16に搬送されて一時貯
留される。
【0014】前記カウンターギヤケース26のカウンタ
ー軸27に伝達された回転が、傘歯車65→傘歯車64
→グレンタンク用伝達軸63→出力プーリー66→ベル
ト69→プーリー68→回転軸67と回転軸心方向を変
更されて伝達され、取出用搬送コンベア17を作動さ
せ、排出オーガー18を介して、機外に排出する。しか
して、前記の作業において、エンジン25の回転は、カ
ウンターギヤケース26に伝達され、カウンターギヤケ
ース26からHST変速機構51を介してミッションケ
ース50に伝達され、ミッションケース50より走行装
置2および刈取部4に伝達され、また、カウンターギヤ
ケース26から脱穀装置3およびグレンタンク16の取
出用搬送コンベア17にそれぞれ伝達するように構成し
ているので、伝達構成がカウンターギヤケース26に集
約されて簡単であり、軽量化が図れ、メンテナンスも容
易となる。また、カウンターギヤケース26より上方の
脱穀装置3の扱胴軸48に伝達するので、脱穀装置3と
グレンタンク16の間にベルトなどを配置していないの
で、この点でもメンテナンスが容易となる。
【0015】HSTモータ60により回転する入力軸8
0の回転が増速クラッチ83を介して副変速軸88に伝
達され、副変速軸88の回転が駆動歯車92と受動歯車
93との噛合いによりサイドクラッチ軸94に伝達さ
れ、通常の走行では、左右クラッチ95、95’、歯車
97、97’、中間歯車99、99’を回転させ、中間
歯車99、99’カウンター軸101、101’に回転
を伝達して走行装置2を駆動させて、走行させる。ピボ
ット旋回モードにし、パワステレバーを左右のいずれか
に傾倒操作すると、左右クラッチ95、95’のいずれ
か一方を「切」とし、切にした左右クラッチ95、9
5’に対応する例えば左ブレーキ96が作動し、歯車9
7の回転が遅くなって、歯車97に対応するカウンター
軸101の回転を減速させて、一方は通常の回転で他方
は減速されて旋回するピボットターンを行なう。また、
緩旋回モードにして、パワステレバーを傾倒操作する
と、旋回内側に対応する左右クラッチ95、95’のい
ずれかを「切」にし、また、常時回転している緩旋回モ
ード用歯車104の回転が摺動歯車105を介してモー
ド選択軸98に伝達され、この状態で、切にした前記左
右クラッチ95、95’に対応するモード選択クラッチ
100、100’のいずれかを入にすると、左右のカウ
ンター軸101、101’は所定の減速比率で駆動回転
して緩旋回する。また、スピン旋回モードにして、パワ
ステレバー54を傾倒操作すると、スピンモード用歯車
103の回転が摺動歯車105を介してモード選択軸9
8に伝達され、前記スピンモード用歯車103は受動歯
車93に一体的に設けたサイドクラッチ軸94より回転
が伝達されているから、モード選択軸98の回転と歯車
97、97’より伝達されて回転する中間歯車99、9
9’との回転は互いに逆となり、切にした前記左右クラ
ッチ95、95’に対応するモード選択クラッチ10
0、100’を入にすると、左右のカウンター軸10
1、101’は互いに逆回転し、スピンターンを行なえ
る。
【0016】
【効果】本発明は、機体フレーム1の左右側の一側上方
位置に扱胴14を有する脱穀装置3を、他側上方位置に
前後方向の取出用搬送コンベア17を有するグレンタン
ク16を、該グレンタンク16の前方の前記機体フレー
ム1上に駆動軸29が左右方向のエンジン25を、前記
脱穀装置3の前側にカウンターギヤケース26を、該カ
ウンターギヤケース26の前方にHSTモータ60を有
する走行装置用のミッションケース50を設け、前記カ
ウンターギヤケース26には前記扱胴14に至る出力軸
32と、前記モータ60に送油するHST変速機構51
のHSTポンプ52とを夫々設けたものにおいて、前記
カウンターギヤケース26には、前記カウンターギヤケ
ース26に内蔵された方向変換用のベベルギヤ65を介
して回転する前記取出用搬送コンベア17用の出力軸6
3を設けたコンバインの伝動機構としたものであるか
ら、カウンターギヤケース26に方向変換用のベベルギ
ヤ65を介して回転する前記取出用搬送コンベア17用
の出力軸63を設けているので、構造が簡単で軽量であ
り、容易にメンテナンスを行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 伝動機構の展開状態の平面図。
【図4】 一部正面図。
【図5】 ミッションケースの断面図。
【図6】 伝動機構の要部拡大図。
【図7】 伝動機構の一部側面図。
【図8】 ミッションケースの概略図。
【図9】 制御図。
【図10】 公知例図。
【符号の説明】 1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取部、5…分草体、6…引起装置、7…掻込装置、8
…刈刃、9…株元側穀稈搬送装置、10…穂先側穀稈搬
送装置、11…株元側穀稈引継搬送装置、12…穂先側
穀稈引継搬送装置、13…穀稈供給搬送装置、14…扱
胴、15…排藁搬送装置、16…グレンタンク、17…
取出用搬送コンベア、18…排出オーガー、19…一番
コンベア用プーリー、20…二番コンベア用プーリー、
21…揺動選別装置用プーリー、23…操縦部、24…
運転席、25…エンジン、26…カウンターギヤケー
ス、27…カウンター軸、28…受動プーリー、29…
駆動軸、30…出力プーリー、31…ベルト、32…伝
動軸、33…筒体、34…中間伝動プーリー、35…中
間軸、36…中間伝動プーリー、37…ベルト、38…
ケース、40…上部ギヤボックス、41…脱穀用伝動
軸、42…点検用窓、44…プーリー、45…中間軸、
46…受動プーリー、47…ベルト、48…扱胴軸、5
0…ミッションケース、51…HST変速機構、52…
HSTポンプ、53…入力軸、54…歯車、55…ケー
ス内中間軸、56…伝達歯車、57…歯車、60…HS
Tモータ、61…送油パイプ、63…グレンタンク用伝
達軸、64…傘歯車、65…傘歯車、66…出力プーリ
ー、67…回転軸、68…プーリー、69…ベルト、7
0…選別用出力プーリー、71…ベルト、72…受動プ
ーリー、73…処理胴、80…入力軸、81…大歯車、
82…小歯車、83…増速クラッチ、84…中間軸、8
5…小歯車、86…大歯車、87…伝達歯車、88…副
変速軸、89…変速歯車、90…変速歯車、91…摺動
回転伝達切替機構、92…駆動歯車、93…受動歯車、
94…サイドクラッチ軸、95、95’…左右クラッ
チ、96、96’…左右ブレーキ、97…歯車、98…
モード選択軸、99、99’…中間歯車、100、10
0’…モード選択クラッチ、101、101’…カウン
ター軸、102…モード切替軸、103…スピンモード
用歯車、104…緩旋回モード用歯車、105…摺動歯
車、106…伝達歯車。
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム1の左右側の一側上方位置
    に扱胴14を有する脱穀装置3を、他側上方位置に前後
    方向の取出用搬送コンベア17を有するグレンタンク1
    6を、該グレンタンク16の前方の前記機体フレーム1
    上に駆動軸29が左右方向のエンジン25を、前記脱穀
    装置3の前側にカウンターギヤケース26を、該カウン
    ターギヤケース26の前方にHSTモータ60を有する
    走行装置用のミッションケース50を設け、前記カウン
    ターギヤケース26には前記扱胴14に至る出力軸32
    と、前記モータ60に送油するHST変速機構51のH
    STポンプ52とを夫々設けたものにおいて、前記カウ
    ンターギヤケース26には、前記カウンターギヤケース
    26に内蔵された方向変換用のベベルギヤ65を介して
    回転する前記取出用搬送コンベア17用の出力軸63を
    設けたコンバインの伝動機構。
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