JP2813641B2 - コンバインのミッション構造 - Google Patents
コンバインのミッション構造Info
- Publication number
- JP2813641B2 JP2813641B2 JP4175855A JP17585592A JP2813641B2 JP 2813641 B2 JP2813641 B2 JP 2813641B2 JP 4175855 A JP4175855 A JP 4175855A JP 17585592 A JP17585592 A JP 17585592A JP 2813641 B2 JP2813641 B2 JP 2813641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission mechanism
- gear transmission
- shaft
- speed
- main gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインのミッショ
ンに係り、詳しくは、刈取軸の取出し構造に関するもの
である。
ンに係り、詳しくは、刈取軸の取出し構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインでは、特開平1−23
7266号公報で示されたもののように、エンジン動力
が入力される副ギヤ変速機構と、この副ギヤ変速機構の
出力を複数個の油圧クラッチの択一入り操作によって複
数段の変速を行う油圧クラッチ変速式の主ギヤ変速機構
と、この主ギヤ変速機構の出力を取出すクローラ走行装
置駆動用軸とを備えるとともに、刈取部駆動用の刈取軸
を備えたコンバインのミッション構造が知られている。
7266号公報で示されたもののように、エンジン動力
が入力される副ギヤ変速機構と、この副ギヤ変速機構の
出力を複数個の油圧クラッチの択一入り操作によって複
数段の変速を行う油圧クラッチ変速式の主ギヤ変速機構
と、この主ギヤ変速機構の出力を取出すクローラ走行装
置駆動用軸とを備えるとともに、刈取部駆動用の刈取軸
を備えたコンバインのミッション構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインの収穫作業
では、穀稈の密集度合いや圃場条件等の諸条件の許す限
り極力速い速度で走る方が能率的であり、そのために上
記技術では副ギヤ変速機構と主ギヤ変速機構とによって
多段階に走行速度を選択設定できるようにして、最適な
走行速度を現出するようにしてある。そして、走行速度
の変化に対応して刈取部の駆動速度も変更する必要があ
るため、従来では、ミッション入力軸の回転を高低2段
に変速して刈取軸に伝達する刈取変速機構を設け、走行
速度が所定速度よりも速くなると刈取変速機構を高速に
し、所定速度より走行速度が遅いと低速に操作するよう
にしていた。しかしながら、この構造では走行速度の変
速操作と刈取速度の変速操作との2種の操作が必要であ
り、操作が煩わしいとともに、高速走行時に刈取低速と
なる等の誤操作のおそれがあった。本発明の目的は、ミ
ッション構造の見直しにより、1種の操作で走行速度の
変速と刈取部の駆動速度との変速が行えるものを提供す
る点にある。
では、穀稈の密集度合いや圃場条件等の諸条件の許す限
り極力速い速度で走る方が能率的であり、そのために上
記技術では副ギヤ変速機構と主ギヤ変速機構とによって
多段階に走行速度を選択設定できるようにして、最適な
走行速度を現出するようにしてある。そして、走行速度
の変化に対応して刈取部の駆動速度も変更する必要があ
るため、従来では、ミッション入力軸の回転を高低2段
に変速して刈取軸に伝達する刈取変速機構を設け、走行
速度が所定速度よりも速くなると刈取変速機構を高速に
し、所定速度より走行速度が遅いと低速に操作するよう
にしていた。しかしながら、この構造では走行速度の変
速操作と刈取速度の変速操作との2種の操作が必要であ
り、操作が煩わしいとともに、高速走行時に刈取低速と
なる等の誤操作のおそれがあった。本発明の目的は、ミ
ッション構造の見直しにより、1種の操作で走行速度の
変速と刈取部の駆動速度との変速が行えるものを提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、副ギヤ変速機構と、この副ギヤ変速機構の出
力を複数個の油圧クラッチの択一入り操作によって複数
段の変速を行う油圧クラッチ変速式の主ギヤ変速機構
と、この主ギヤ変速機構の出力を取出すクローラ走行装
置駆動用軸とを備えるとともに、刈取部駆動用の刈取軸
を備えたコンバインのミッション構造において、副ギヤ
変速機構通過後であり、かつ、主ギヤ変速機構通過前の
動力を刈取軸に伝動する状態に構成してあることを特徴
とする。
本発明は、副ギヤ変速機構と、この副ギヤ変速機構の出
力を複数個の油圧クラッチの択一入り操作によって複数
段の変速を行う油圧クラッチ変速式の主ギヤ変速機構
と、この主ギヤ変速機構の出力を取出すクローラ走行装
置駆動用軸とを備えるとともに、刈取部駆動用の刈取軸
を備えたコンバインのミッション構造において、副ギヤ
変速機構通過後であり、かつ、主ギヤ変速機構通過前の
動力を刈取軸に伝動する状態に構成してあることを特徴
とする。
【0005】
【作用】従来では図3に示すようにエンジン1と副ギヤ
変速機構8との間の動力伝達経路から刈取変速機構16
を介して刈取軸9を取出していたのに対し、本願では図
2に示すように副ギヤ変速機構8とクローラ走行装置4
に連動する主ギヤ変速機構12との間の動力伝達経路か
ら刈取軸9を取出すのである。つまり、刈取軸9には副
ギヤ変速機構8通過後の変速動力が伝達されるので、副
ギヤ変速機構の変速幅を刈取り部の回転速度にも適する
ように設定することで、従来の刈取変速機構を省略する
ことができるようになるとともに、その変速操作も不要
になる。
変速機構8との間の動力伝達経路から刈取変速機構16
を介して刈取軸9を取出していたのに対し、本願では図
2に示すように副ギヤ変速機構8とクローラ走行装置4
に連動する主ギヤ変速機構12との間の動力伝達経路か
ら刈取軸9を取出すのである。つまり、刈取軸9には副
ギヤ変速機構8通過後の変速動力が伝達されるので、副
ギヤ変速機構の変速幅を刈取り部の回転速度にも適する
ように設定することで、従来の刈取変速機構を省略する
ことができるようになるとともに、その変速操作も不要
になる。
【0006】
【発明の効果】従って、作業能率を上げるべく走行速度
の変速とそれに伴う刈取部の変速とを行うコンバインの
ミッションを、走行速度の変速操作だけの1種の操作で
実現できるという操作性に優れ、かつ、専用の刈取変速
機構の要らないミッションの小型化及びそれによるコス
トダウンが可能となる状態で提供することができた。
の変速とそれに伴う刈取部の変速とを行うコンバインの
ミッションを、走行速度の変速操作だけの1種の操作で
実現できるという操作性に優れ、かつ、専用の刈取変速
機構の要らないミッションの小型化及びそれによるコス
トダウンが可能となる状態で提供することができた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1にコンバインの主要伝動構造が示され、1
はエンジン、2は扱胴、3は走行用のミッション、4は
クローラ走行装置である。ミッション3には、入力プー
リ5を有した入力軸6と副変速軸7とに跨がる3段の副
ギヤ変速機構8、副変速軸7に咬合して連動回転する刈
取り軸9、刈取り軸9に咬合して連動回転する駆動軸1
0とクローラ走行装置4のスプロケット4a駆動軸11
との間に構成される油圧クラッチ式の主ギヤ変速機構1
2が夫々内装されている。主ギヤ変速機構12は、複数
個の油圧クラッチ13の択一入り操作によって前進3
段、後進1段の変速を行うものである。刈取り軸9には
刈取りクラッチ14を介してカウンター軸15が連動さ
れ、刈取部の図示しない各機構類に副ギヤ変速機構8通
過後の動力が伝達されるようにしてある。
明する。図1にコンバインの主要伝動構造が示され、1
はエンジン、2は扱胴、3は走行用のミッション、4は
クローラ走行装置である。ミッション3には、入力プー
リ5を有した入力軸6と副変速軸7とに跨がる3段の副
ギヤ変速機構8、副変速軸7に咬合して連動回転する刈
取り軸9、刈取り軸9に咬合して連動回転する駆動軸1
0とクローラ走行装置4のスプロケット4a駆動軸11
との間に構成される油圧クラッチ式の主ギヤ変速機構1
2が夫々内装されている。主ギヤ変速機構12は、複数
個の油圧クラッチ13の択一入り操作によって前進3
段、後進1段の変速を行うものである。刈取り軸9には
刈取りクラッチ14を介してカウンター軸15が連動さ
れ、刈取部の図示しない各機構類に副ギヤ変速機構8通
過後の動力が伝達されるようにしてある。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの伝動構造を示す線図
【図2】伝動構造の原理図
【図3】従来の伝動構造の原理図
4a クローラ走行装置駆動用軸 8 副ギヤ変速機構 9 刈取り軸 12 主ギヤ変速機構 13 油圧クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 副ギヤ変速機構(8)と、この副ギヤ変
速機構(8)の出力を複数個の油圧クラッチ(13)の
択一入り操作によって複数段の変速を行う油圧クラッチ
変速式の主ギヤ変速機構(12)と、この主ギヤ変速機
構(12)の出力を取出すクローラ走行装置駆動用軸
(4a),(4a)とを備えるとともに、刈取部駆動用
の刈取軸(9)を備えたコンバインのミッション構造で
あって、前記副ギヤ変速機構(8)通過後であり、か
つ、前記主ギヤ変速機構(12)通過前の動力を前記刈
取軸(9)に伝動する状態に構成してあるコンバインの
ミッション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175855A JP2813641B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | コンバインのミッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175855A JP2813641B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | コンバインのミッション構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614643A JPH0614643A (ja) | 1994-01-25 |
JP2813641B2 true JP2813641B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=16003381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4175855A Expired - Fee Related JP2813641B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | コンバインのミッション構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813641B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356609B1 (ko) * | 2000-05-09 | 2002-10-18 | 동양물산기업 주식회사 | 콤바인용 밋션구조 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4175855A patent/JP2813641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614643A (ja) | 1994-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE37458E1 (en) | Hydro-mechanical transmission | |
US5970809A (en) | Transmission for farm tractors | |
JPH06193711A (ja) | 変速機におけるオイルポンプ駆動装置 | |
JP2813641B2 (ja) | コンバインのミッション構造 | |
JP2721105B2 (ja) | コンバインの駆動構造 | |
JP2631916B2 (ja) | 管理作業機 | |
JP2721104B2 (ja) | コンバインの駆動構造 | |
JPH0661180B2 (ja) | 作業車輌における動力伝達装置 | |
EP0322368B1 (en) | A four-speed power take-off for tractors | |
JPS61263835A (ja) | 油圧変速伝動装置 | |
JP2000170851A (ja) | 多軸式トランスミッション | |
JP2587617Y2 (ja) | コンバインの前処理伝動装置 | |
JPH064132Y2 (ja) | 油圧操作式クラッチを備えた変速装置 | |
JP2774420B2 (ja) | コンバイン | |
JPH0660323U (ja) | 刈取収穫機の変速装置 | |
JP4138413B2 (ja) | コンバインの伝動装置 | |
JP2777024B2 (ja) | 刈取収穫機の走行伝動構造 | |
JP2516371B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JPH0544811A (ja) | 無段変速機 | |
JP2556180Y2 (ja) | コンバイン | |
JP2593474Y2 (ja) | 装輪車両用変速装置 | |
CN112483608A (zh) | 一种变速装置、混合动力总成及车辆 | |
JP2006090477A (ja) | トラクターの変速装置 | |
JP2006077811A (ja) | 走行用伝動構造 | |
JPH0229863Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |