JP2516370B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2516370B2
JP2516370B2 JP62174752A JP17475287A JP2516370B2 JP 2516370 B2 JP2516370 B2 JP 2516370B2 JP 62174752 A JP62174752 A JP 62174752A JP 17475287 A JP17475287 A JP 17475287A JP 2516370 B2 JP2516370 B2 JP 2516370B2
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shaft
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power
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佐一郎 森田
正文 辻田
薫 中野
慶人 宇佐美
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、コンバイン等の作業機における動力伝達装
置に関する。
(ロ)従来の技術 この種動力伝達装置の中には、無段変速にHST(流体
変速装置)を採用するものがあるが、その一例を第2図
に示す。即ち、第2図は従来の動力伝達装置要部の一部
破断側面図であり、図示のようにHST102はミッション10
1に直装され、HST102の出力軸たるモータ軸104の端部に
入力プーリ111が結着されており、HST102と入力プーリ1
11とは共にミッション102に対して同じ側に配されてい
た。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の動力伝達装置にあっては、
HST102がミッション101の上方に配されているため、全
体の重量バランスが悪いという問題があった。又、入力
プーリ111にはベルト巻き掛けに伴う所謂横引き荷重が
作用するが、HST102のモータ軸104に入力プーリ111を直
結する従来の動力伝達装置にあっては、HST102のモータ
軸104が横引き荷重によって撓み変形し、これを支承す
るボールベアリング107…が偏荷重を受けてその寿命が
低下するという問題があった。更に、従来のものにあっ
ては、入力プーリ111がHST102に直装されているため、H
ST102のミッション101への組付け、取外し作業が困難で
あるという問題もあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、全体の重量バランスが良く、横引き荷重に
伴う種々の不具合を解消することができるとともに、HS
Tの組付け、取外し作業の容易化等を図ることができる
動力伝達装置を提供するにある。
(ニ)問題点を解決するための手段 上記目的を達成すべく本発明は、入力プーリから入力
される動力をHST及びミッションを介して伝達する動力
伝達装置において、前記入力プーリとHSTとを前記ミッ
ションの両側に配したことを特徴とする。
(ホ)作用 而して、本機レイアウト上、ミッションを中央に配置
することができるため、全体の重量バランスが改善され
る。又、入力プーリがミッションを間に挟んでHSTの反
対側に配されるため、横引き荷重のHSTへの影響が軽減
され、HSTのポンプ軸を支承するボールベアリングの偏
荷重に伴う寿命低下等の不具合が解消される。更に、入
力プーリがHSTに直装されないため、HSTのミッションへ
の組付け、取外し作業に際して入力プーリに巻き掛けら
れたベルトを取外す等の作業が不要となり、HSTの組付
け、取外し作業が容易化する。
(ヘ)実施例 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図はコンバインに設けられた本発明に係る動力伝
達装置要部の縦断面図であり、第1図において、1は内
部に副変速のためのギヤ群を有して成るミッションであ
って、これの一方の側(図中、左側)には無段変速装置
たるHST2が取り付けられており、該HST2の入力軸たるポ
ンプ軸3及び出力軸たるモータ軸4のそれぞれの端部は
ミッション1内に共に臨んでいる。
一方、ミッション1の上記HST2が取り付けられている
側と反対側(第1図中、右側)にはサイドカバー5が結
着されており、HST2のポンプ軸3と同一軸線上には入力
軸6がミッション1及びサイドカバー5を貫通して配さ
れている。そして、この入力軸6はボールベアリング7,
8,9によって3点で回転自在に支承され、そのミッショ
ン1内に臨む一端は前記HST2のポンプ軸3にカップリン
グ10にて直結されており、HST2の取付側とは反対側に突
出する他端には入力プーリ11が結着されている。従っ
て、HST2と入力プーリ11とはミッション1の左右両側に
配されることとなる。尚、図示しないが、入力プーリ11
と不図示のエンジンの出力軸端に結着された出力プーリ
との間には駆動ベルトが巻き掛けられている。
又、上記入力軸6のミッション1内に臨む中間部には
パワーポンプ駆動ギヤ12が結着されており、該パワーポ
ンプ駆動ギヤ12はパワーポンプ駆動軸13上に結着された
パワーポンプ駆動ギヤ14に常時噛合している。上記パワ
ーポンプ駆動軸13はミッションケース1内に回転自在に
配されており、これはミッション1の入力プーリ11が配
された側(第1図中、右側)に取り付けられたパワーポ
ンプユニット15のパワーポンプ軸16に直結されている。
そして、該パワーポンプ駆動軸13上には走行駆動ギヤ17
がボールベアリング18,18にて自由回転自在に設けられ
ており、該走行駆動ギヤ17はアイドルギヤとして機能す
るものである。
更に、前記HST2のモータ軸4のミッション1内に臨む
端部は、ボールベアリング19,19にてミッション1内に
回転自在に支承された出力軸20にカップリング21にて直
結されており、該出力軸20には走行駆動ギヤ22が結着さ
れていて該走行駆動ギヤ22は自由回転自在な前記走行駆
動ギヤ17に常時噛合している。
又、ミッション1内には副変速軸23がボールベアリン
グ24,25にて回転自在に支承されて配されており。該副
変速軸23上にはシフトギヤ26が軸方向(図中、左右方
向)に摺動自在にスプライン嵌合されるとともに、ギヤ
27が結着されており、ギヤ27は前記走行駆動ギヤ17に常
時噛合している。そして、副変速軸23のミッション1外
へ臨む端部にはワンウェイクラッチ28を介して出力プー
リ29が結着されており、該出力プーリ29は不図示の駆動
ベルトを介して刈取部等の作業部を駆動する。尚、前記
シフトギヤ26は不図示のシフトフォークにて副変速軸23
上を摺動せしめられ、これによって不図示の走行駆動系
の副変速がなされる。
次に本動力伝達装置の作用を説明する。
不図示のエンジンからの回転動力は駆動ベルト及び入
力プーリ11を経て入力軸6に入力され、該入力軸6が回
転駆動される。そして、この入力軸6が回転駆動される
と、該入力軸6に直結されたHST2のポンプ軸3が一体に
回転駆動されると同時に、パワーポンプ駆動ギヤ12,14
を経てパワーポンプ駆動軸13が回転駆動されてパワーポ
ンプユニット15が駆動される。
上記のポンプ軸3の回転はHTS2によって無段変速され
てモータ軸4に出力され、該モータ軸4に直結された出
力軸20が所定の速度で回転駆動される。そして、該出力
軸20の回転は走行駆動ギヤ22,17及びギヤ27を経て副変
速軸23に伝達されて該副変速軸23が回転駆動され、この
副変速軸23の回転動力の一部は出力プーリ29を経て刈取
部等の作業機部に伝達されて該作業機部が駆動されると
ともに、他の一部の回転動力はシフトギヤ26等を経て走
行駆動系に伝達されて該走行系が駆動される。
以上において、ミッション1は本機レイアウト上、HS
T2と入力プーリ11との中央に配置されるため、全体の重
量バランスが改善される。又、入力プーリ11がミッショ
ン1を間に挟んでHST2の反対側に配されるため、該入力
プーリ11に巻き掛けられた駆動ベルトから受ける横引き
荷重のHST2への影響が軽減され、HST2のポンプ軸3の撓
み変形が殆んど生じず、これを支承するボールベアリン
グ7,8,9の偏荷重に伴う寿命低下等の不具合が解消され
るとともに、入力プーリ11に巻き掛けられる駆動ベルト
の引張り方向に制限を受けないという利点が得られる。
更に、入力プーリ11がHST2に直装されないため、HST2の
ミッション1への組付け、取外し作業に際して入力プー
リ11に巻き掛けられた駆動ベルトを取外す等の作業が不
要となり、HST2の組付け、取外し作業が容易化する。
又、パワーポンプユニット15は変速機構を経ないで常
時定速度で回転駆動される入力軸6にて駆動されるた
め、常に安定した性能特性が得られる。その他、特にコ
ンバインの前進時には、走行駆動ギヤ17とパワーポンプ
駆動軸13との回転方向が一致するため、走行駆動ギヤ17
を支承するボールベアリング18,18の相対回転数が下が
ってこれらボールベアリング18,18の寿命が高められる
という効果も得られる。
(ト)発明の効果 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、入力プー
リ(11)から入力される動力をHST(2)及びミッショ
ン(1)を介して伝達する動力伝達装置において、前記
入力プーリ(11)とHST(2)とを前記ミッション
(1)の両側に配したため、装置全体の重量バランスの
改善を図り、横引き荷重に伴う種々の不具合を解消する
ことができるとともに、HST2の組付け、取外し作業の容
易化等を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力伝達装置要部の縦断面図、第
2図は従来の動力伝達装置要部の一部破断側面図であ
る。 1…ミッション、2…HST、3…ポンプ軸、6…入力
軸、11…入力プーリ、12…パワーポンプ駆動ギヤ、15…
パワーポンプユニット。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力プーリ(11)から入力される動力をHS
    T(2)及びミッション(1)を介して伝達する動力伝
    達装置において、前記入力プーリ(11)とHST(2)と
    を前記ミッション(1)の両側に配したことを特徴とす
    る動力伝達装置。
  2. 【請求項2】前記入力プーリ(11)を一端に結着して成
    る入力軸(6)は、前記ミッション(1)を貫通し、そ
    の他端が前記HST(2)のポンプ軸(3)に直結されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1)項記載の動
    力伝達装置。
  3. 【請求項3】前記入力軸(6)には、パワーポンプユニ
    ット(15)を常時駆動するパワーポンプ駆動ギヤ(12)
    が配されていることを特徴とする特許請求の範囲第2)
    項記載の動力伝達装置。
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JPS6418725A JPS6418725A (en) 1989-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163826A (ja) * 1986-01-10 1987-07-20 Iseki & Co Ltd 走行車体の走行伝動装置

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