JPS62163826A - 走行車体の走行伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は走行車体の走行伝動装置に関し、コンバイン
等の農作業機に利用する。

従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 走行伝動系路中に油圧で無段変速する油圧変速装置を設
けた形態の走行車体の走行伝動装置において、この油圧
変速装置は、車体を無段変速しうると共に、発進、停止
及び前後進の切替等が単一の変速操作レバーの操作で行
える利点を有するものであるが、その反面伝動ロスが大
きい欠点を有するため、例えば無段変速を必要としない
一定速での走行時等においては、この伝動ロスにより、
油圧変速型はを介しない歯車伝動機構等に較べ原動機の
燃料消費量が多いとか、又原動機の出力をフルに利用で
きない等の問題がある。

問題点を解決するための手段 この発明は１回転自在の入力ギヤー（１）を支承する入
力軸（２）に同心上の油圧変速装置（３）の入力ポンプ
軸（４）と、この入力ギヤー（１）に噛合して以降の走
行伝動機構に伝動する伝動ギヤー（５）を有した伝動軸
（６）に同心上の該油圧変速装Ｎ（３）の出力モーター
軸（７）とを設け、該入力ギヤー（１）と該入力ポンプ
軸（４）との間には、これら入力ギヤー（１）又は入力
ポンプ軸（４）の何れかに該入力軸（２）の伝動を切替
る切替クラッチ（８）を設けると共に、該伝動軸（６）
と出力モーター軸（７）との間には、これら伝動軸（６
）、出力モーター軸（７）間の伝動を断続するクラッチ
（９）を設けて、該切替クラッチ（８）を入力ポンプ軸
（４）伝動側にすると該クラッチ（９）を入側にし、又
逆に入力ギヤー（１）伝動側に切替ると該クラッチ（９
）を切側にする連動機構（ｌＯ）を設けてなる走行車体
の走行伝動装置の構成とする。

発明の作用、および効果 原動機等から伝動される入力軸（２）は、切替クラッチ
（８）を介して入力ポンプ軸（４）に伝動し、油圧変速
装と（３）で変速されて出力モーター軸（７）からクラ
ッチ（９）、伝動軸（６）、及び伝動ギヤー（５）を介
してこの伝動ギヤー（５）以降の走行伝動機構に伝動す
る。

切替クラッチ（８）を切替操作すると、入力軸（２）か
ら入力ポンプ軸（４）への伝動が断たれ、入力軸（２）
から入力ギヤー（１）への伝動に切替ると共に、連動機
構（１０）によってクラッチ（９）が出力モーター軸（
７）から伝動軸（６）への伝動を断つことになり、この
ときの入力軸（２）は、入力ギヤー（１）、伝動ギヤー
（５）及び伝動軸（６）を介して以降の走行伝動機構に
伝動する。

このように、油圧変速装２１　（３）を介した伝動と、
油圧変速装！ｌ　（３）を介しない伝動とに切替られる
ことによって、無段変速を必要としない一定速での走行
時には、油圧変速装置（３）の伝動ロスに基づく原動機
の燃料消費量の増加を防止しうると共に、原動機の出力
をフルに活用することができる。

又連動機構（１０）によって、入力ポンプ軸（４）と入
力ギヤー（１）及び出力モーター軸（７）と伝動軸（６
）の断続を各別に行う必要がなく、従ってこの切替操作
を容易にする効果を有する。

実施例 なお図例において、下端部に左右一対の車軸（ｔｉ）　
　（ｔｔ）を突出させて走行伝動機構を内装する伝動ケ
ース（１２）を設け、この伝動ケース（１２）の右側壁
上部に設けた軸承部（１３）には、左側端部外周のスプ
ライン（１０部と内面の軸承部とを有してこの軸承部（
１３）の外側に入力プーリー（１５）を固着した入力軸
（２）を支承させ、この入力軸（２）上のスプライン（
＋４）部と該軸承部（１３）との間には、左側面にクラ
ッチ爪（１６）を有した入力ギヤー（１）を回転自在に
支承させ、又該軸承部（１３）の下側に設けた軸承部（
１３）には、左側部外周のスプライン（１７）部と内面
の軸承部とを有した伝動軸（６）の右側端部を支承させ
、この伝動軸（６）上のスプライン（１７）部と該軸承
部（１３）との間には、該入力ギヤー（１）に噛合する
伝動ギヤー（５）を固着する。

前記伝動ケース（１２）左側壁の該上下の軸承部（１３
）　　（１３）と同心位置には、嵌入孔部と軸承部（１
８）とを各々設け、この上側の軸承部（１８）と前記入
力軸（２）の軸承部とには、外周にこの入力軸（２）の
スプライン（１４）と同じスプライン（１９）部を有す
ると共に左側端部に雌スプライン（２０）部を有した上
部連結軸（２１）を回転自在に支承させ、又このスプラ
イン（１４）　　（１９）上には、外周の前記クラッチ
爪（１Ｂ）に噛合するクラッチ爪（２２）とシフター溝
（２３）とを有した切替クラッチ（８）をスプライン摺
動自在に設け、又該下側の軸承部（１８）と前記伝動軸
（６）の軸承部とには、外周にこの伝動軸（６）のスプ
ライン（１？）部と同じスプライン（２４）部を有する
と共に左側端部に雌スプライン（２０）部を有した下部
連結軸（２５）を回転自在に支承させ、このスプライン
（１７）　　（２４）上には、外周にシフター溝（２３
）を有したクラッチ（９）をスプライン摺動自在に設け
る。

該伝動ケース（１２）の左側壁には、前記上下の嵌入孔
部に嵌合する上下の嵌合部（２Ｂ）　　（２Ｂ）を有す
ると共に、前記上部連結軸（２１）の雌スプライン（２
０）部にスプライン結合される入カボンプｖｄＩ（４）
と前記下部連結軸（２５）の雌スプライン（２０）部に
スプライン結合される出力モーター軸（７）とを有した
油圧変速装置（３）を結合する。

前記左右の軸承部（１３）　　（１８）の下側に設けた
左右の軸承部（２７）　　（２７）には、前記伝動ギヤ
ー（５）に噛合するギヤー（２８）と左側部のスプライ
ン（２９）とを有した変速軸（３０）を支承させ、この
スプライン（２８）上には、スプライン摺動して変速す
る変速ギヤー（３１）を設け、さらに該左右の軸承部（
２７）　　（２７）の下側に設けた左右の軸承部（３２
）　　（３２）には、該変速ギヤー（３１）の摺動によ
って各々噛合するギヤー（３３）　　（３３）と前記左
右の車軸（１１）　　（１１）に伝動するギヤー（３４
）とを有した伝動軸（３５）を支承させる。

該伝動ケース（１２）の前記クラッチ（９）部には、シ
フター溝（２３）に係合してこのクラッチ（９）を摺動
させるシフター（３６）を軸支させ、この軸の伝動ケー
ス（１２）外側に突出する突出部には、左方に向ケタ連
Ｉｈｊａ４Ｎ　（１０）　ノアーム（？７）を固着し、
又この伝動ケース（１２）の前記切替クラッチ（８）部
には、シフター溝（２３）に係合してこの切替クラッチ
（８）を摺動させるシフター（３８）を軸支させ、この
軸の伝動ケース（１２）外側に突出する突出部には、左
方に向けたアーム（３９）と上方に向けたアーム（４０
）とを各々固着し、このアーム（３３）の左側端部と該
アーム（３７）の左側端部とは、ロッド（４１）で連結
し、又該アーム（４０）と機体に設けた操作レバーとは
、ロッド、ワイヤ（４２）等によって連結する。なお、
（４３）は前記油圧変速装置（３）を中立位首から前進
変速側又は後進変速側に変速作動させる作動アーム、（
４４）はこの作動アーム（４３）と機体に設けた変速操
作レバーとを連結するロッドである。

次に作用について説明する。入力ギヤー（１）のクラッ
チ爪（１６）と切替クラッチ（８）のクラッチ爪（２２
）とが離脱したときの伝動系路は、入力プーリー（１５
）から入力軸（２）、切替クラッチ（８）及び上部連結
軸（２１）を介して入力ポンプ軸（４）に伝動し、入力
ポンプ軸（４）は、変速操作レバーの作動アーム（４３
）を介した変速位置に応じ油圧変速して出力モーター軸
（７）に伝動し、出力モーター軸（７）からは、下部連
結軸（２５）　、クラッチ（９）及び伝動軸（６）から
伝動ギヤー（５）、ギヤー（２８）及び変速軸（３０）
、さらに変速ギヤー（３１）　、ギヤー（３３）　　（
３４）及び以降の伝動機構を介して左右の車軸（１１）
　　（１１）に伝動する。

操作レバーによってロッド（４２）　、アーム（４０）
及びシフター（３日）を介し、切替クラッチ（８）を摺
動させてクラッチ爪（２２）　　（１Ｂ）を噛合させる
と、同時にアーム（３９）　、ロッド（４１）及びアー
ム（３７）　、シフター（３６）を介してクラッチ（９
）が下部連結軸（２５）のスプライン（２４）から離脱
する側に摺動することになり、このときの入力プーリー
（１５）からの伝動系路は、入力軸（２）から切替クラ
ッチ（８）、クラッチ爪（２２）（１６）及び入力ギヤ
ー（１）、さらに伝動ギヤー（５）、ギヤー（２８）を
介して変速軸（３０）から前記と同じ糸路によって左右
の車軸（１１）　　（ｎ）に伝動する。

第２図は別の実施例を示すもので、前述の実施例との相
違点のみを説明する。

前述の入力軸（２）は、上部連結軸（２１）を介せず直
接入力ポンプ軸（４）にスプライン結合し、伝動軸（６
）も下部連結軸（２５）を介せず直接出力モーター軸（
７）にスプライン結合し、この伝動軸（６）上には、変
速ギヤー（３１）の変速摺動に応じた幅広いギヤー（４
５）を設け、又変速ギヤー（３１）には、このギヤー（
４５）に常時噛合するギヤー（４６）を追加する。

前述のシフター（３８）軸に上方に向けたアーム（４０
）のみを設け、又油圧変速装置（３）上方の機体には、
支軸（４７）を突設し、この支軸（４７）には、−側端
部の７ウターワイヤ受（４８）と他側端部のロンド連結
部（４９）とを有した板状の連結アーム（５０）を上下
回動自在に設け、この連結アーム（５０）の上部には、
該支軸（４７）に対して直交する方向の支軸（５１）を
有した板状の軸支体（５２）を固着し、該支軸（５１）
には、変速操作レバー　（５３）と側端部のアーム（５
４）とを各々固着し、又このアーム（５４）の先端部と
前記アーム（４０）の上端部とは、該油圧変速装置（３
）の上部に突設したアウターワイヤ受（５５）と前記ア
ウターワイヤ受（４日）とを介してインナーワイヤー（
５Ｂ）で連結し、又前述の作動アーム（４３）の先端部
と前記連結アーム（５０）のロッド連結部（４９）とは
、ロッド（４４）で連結する。又、（５８）は変速操作
レバー（５３）を中立位ａ　（５９）から前進変速側又
は後進変速側に案内すると共に、前進の最高速位置で横
方向（イ）に案内しうるガイド溝である。

次に作用について説明する。変速操作レバー（５３）を
中立位置（５９）から前進変速側又は後進変速側に操作
すると、支軸（５１）　、軸支体（５２）及び連結アー
ム（５Ｇ）　、さらにロッド（４４）を介し作動アーム
（４３）が上方又は下方に回動することによって油圧変
速装置（３）を前進変速又は後進変速させる。

変速操作レバー（５３）を前進変速の最高速位置にして
横方向（イ）に回動操作すると、アーム（５０、インナ
ーワイヤ（５６）及びアーム（４０）を介してシフター
（３８）が回動することによって、切替クラッチ（８）
が摺動してクラッチ爪（２２）と入力ギヤー（１）のク
ラッチ爪（１６）とを噛合させる。入力プーリー（１５
）に伝動される入力軸（２）は、入力ポンプ軸（４）に
伝動すると共に、切替クラッチ（８）、クラッチ爪（２
２）　　（１Ｂ）、入力ギヤー（１）及び伝動ギヤー（
５）、さらに伝動軸（６）、ギヤー（４５）　　（４Ｂ
）及び変速ギヤー（３１）　　（３３）を介してギヤー
（３４）から左右の車軸（１１）　　（１１）に伝動す
る。このとき、入力ポンプ軸（４）、出力モーター軸（
７）は共に伝動されるが、作動アーム（４３）によって
前進の最高速側になっている油圧変速装置は、低圧作動
状態になるため、この伝動系路への負荷の影響は少ない
。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は一部を破
断せる正面図、第２図は別実施例の一部の正断面図、第
３図は別実施例の斜面図である。 図中、符号（１）は入力ギヤー、（２）は入力軸、（３
）は油圧変速装置、（４）は入力ポンプ軸、（５）は伝
動ギヤー、（６）は伝動軸、（７）は出力モーター軸、
（８）は切替クラッチ、（９）はクラッチ、（ｌＯ）は
連動機構を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転自在の入力ギヤー（１）を支承する入力軸（２）に
   同心上の油圧変速装置（３）の入力ポンプ軸（４）と、
   この入力ギヤー（１）に噛合して以降の走行伝動機構に
   伝動する伝動ギヤー（５）を有した伝動軸（６）に同心
   上の該油圧変速装置（３）の出力モーター軸（７）とを
   設け、該入力ギヤー（１）と該入力ポンプ軸（４）との
   間には、これら入力ギヤー（１）又は入力ポンプ軸（４
   ）の何れかに該入力軸（２）の伝動を切替る切替クラッ
   チ（８）を設けると共に、該伝動軸（６）と出力モータ
   ー軸（７）との間には、これら伝動軸（６）、出力モー
   ター軸（７）間の伝動を断続するクラッチ（９）を設け
   て、該切替クラッチ（８）を入力ポンプ軸（４）伝動側
   にすると該クラッチ（９）を入側にし、又逆に入力ギヤ
   ー（１）伝動側に切替ると該クラッチ（９）を切側にす
   る連動機構（１０）を設けてなる走行車体の走行伝動装
   置。