JP2524654Y2 - 作業用走行機体における油圧ポンプの取付け構造 - Google Patents

作業用走行機体における油圧ポンプの取付け構造

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JP2524654Y2
JP2524654Y2 JP1249990U JP1249990U JP2524654Y2 JP 2524654 Y2 JP2524654 Y2 JP 2524654Y2 JP 1249990 U JP1249990 U JP 1249990U JP 1249990 U JP1249990 U JP 1249990U JP 2524654 Y2 JP2524654 Y2 JP 2524654Y2
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和成 池田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の作業用走行機体における
油圧ポンプの取付け構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種作業用の走行機体においては、油圧に
よつてシリンダやモータ等のアクチユエータの作動をす
るようにしたものがあり、そのためには油圧ポンプを設
ける必要がある。しかるに油圧ポンプは、エンジン駆動
に連動して作動させる必要が有るため、従来、エンジン
に近接して設けていた。しかしながら油圧ポンプをエン
ジンに近接させた場合、エンジンの振動が油圧ポンプに
直接的に伝わつてしまうため好ましいものでなく、そこ
で油圧ポンプをトランスミツシヨンケース側に取付ける
ことも提唱されるが、前述したように油圧ポンプは、ク
ラツチや変速機構の断続等に関係なくエンジン駆動に連
動して常に作動させる必要があることから、その取付け
位置には自ずと制限が有り、そしてトランスミツシヨン
ケース側に油圧ポンプを取付けたとしても、そのスペー
スを、座席等のトランスミツシヨンケースに近接する部
材の配置構成にあまり影響を与えない位置にすることが
要求されることになる。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる作業用走行機体における油圧ポンプ
の取付け構造を提供することを目的として創案されたも
のであつて、トランスミツシヨンケースの前部に、該ケ
ース前側軸受支持部の前方に配設した主クラツチを内装
する状態でトランスミツシヨンケース前部を覆蓋するク
ラツチカバーを設け、主クラツチのクラツチ入力軸を基
準とした左右方向一側方には、エンジン側に連動連結さ
れる入力軸をクラツチカバーとケース前側軸受支持部と
の間に回動自在に軸支されるよう配すると共に、クラツ
チケースとケース前側軸受支持部とをトランスミツシヨ
ンケースの他側面よりも外方に延長し、該延長部間に油
圧ポンプ駆動軸を回動自在に軸支して、油圧ポンプをト
ランスミツシヨンケースの他側外面に対向するように配
し、さらに前記左右に配された入力軸と油圧ポンプ駆動
軸を、クラツチ入力軸ギアが中間ギアとして挟まれる構
造のギア機構を介して連動連結したことを特徴とするも
のである。
そして本考案は、この構成によつて、油圧ポンプをト
ランスミツシヨンケースにコンパクトに取付けことがで
きるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、
該走行機体1にはトランスミツシヨンケース2が装備さ
れるが、トランスミツシヨンケース2内には次ぎのよう
なトランスミツシヨン装置が内装されている。
つまりトランスミツシヨンケース2の前側軸受支持部
には、エンジンからの動力が入力する入力軸3、主駆動
軸4、後述する油圧ポンプ駆動軸5、および前輪駆動軸
6等の各軸の一端が回動自在に軸支されている。前記主
駆動軸4には、トランスミツシヨンケース2の前部を覆
蓋すべく一体的に取付けられるクラツチカバー2aに内装
されるようにして主クラツチ7が装着されているが、該
主クラツチ7の主駆動軸4に自由回動自在に軸支された
クラツチ入力軸ギア7aは入力軸3に一体形成した駆動入
力ギヤ3aに常時噛合している。そして入力軸3からの動
力は、主クラツチ7を経由して主駆動軸に断続自在に伝
達されるように構成されている。さらに前記油圧ポンプ
駆動軸5は、トランスミツシヨンケース2の前側軸受支
持部とクラツチスバー2aとはトランスミツシヨンケース
2の右側面より外方に延設された延設部に回動自在に軸
承されている。そして油圧ポンプ駆動軸5は、該軸5に
一体的に設けた5aが前記クラツチ入力軸ギア7aに常時噛
合していて、主クラツチ7の断続に関係なく油圧ポンプ
駆動軸5に動力伝達される構成になつている。さらに主
駆動軸4には、複数(実施例では四個)の変速ギア4aが
一体的に設けられている。
8は動力取出し軸(PTO軸)、9は主変速軸であつ
て、これらは何れも主駆動軸4に平行となるようトラン
スミツシヨンケース2に支持されるものであるが、主変
速軸9には、前記変速ギア4aにそれぞれ常時噛合する変
速ギア9aが自由回動自在に設けられている。そして主変
速軸9に一体回動するようスプライン嵌合するシフタギ
ア9bに選択的に変速ギア9aに噛合せしめることによつて
主駆動軸4から主変速軸9に対して主変速切換えがなさ
れた動力伝動がなされる構成になつており、この様にし
て主変速機構Aが形成されている。
さらに主変速軸9には、自由回動自在に後進切換え用
変速ギア9cが、また一体回動するよう前後進切換え用シ
フタギア9dがそれぞれ設けられている。10は主変速軸9
に対して同心状に配された中間軸であつて、先端部(後
端部)はデフアレンシヤルギア部13を越えて後方に延び
てトランスミツシヨンケース2に回動自在に支持されて
いるが、該中間軸10の主変速軸9に対向する部位に前進
切換え用変速ギア10aが一体回動するよう設けられてい
る。さらに11は中間軸10に平行に配設された副変速軸で
あつて、該副変速軸11に一体回動するよう設けた後進用
受動ギア11aと前記主変速軸9側の後進切換え用変速ギ
ア9cとの間は、トランスミツシヨンケース2に装着した
ピン軸12aに自由回動自在に軸支された中間ギア12を介
して連動連結されている。そして前後進切換え用シフタ
ギア9dを、後進切換え用変速ギア9cに選択噛合させた場
合には、主変速軸9からの動力は、前後進切換え用シフ
タギア9dから後進切換え用変速ギア9c、中間ギア12、後
進用受動ギア11aを経て副変速軸11に動力伝動され、ま
た前進切換え用変速ギア10aに選択噛合させた場合に
は、主変速軸9からの動力は、前後進切換え用シフタギ
ア9dから前進切換え用変速ギア10aを経て中間軸10に動
力伝動される構成になつており、この様にして前後進切
換え機構Bが形成されている。
さらに前記中間軸10のデフアレンシヤルギア部13を越
えた後端部には、一体回動する超低速用変速ギア10bと
自由回動する変速ギア10cとが設けられており、一方、
副変速軸11には、前記超低速用変速ギア10bに大きな減
速比を呈する関係で常時噛合する自由回動自在な超低速
用受動ギア11bと、スプライン嵌合された超低速切換え
用シフタギア11cとが設けられている。そして超低速切
換え用シフタギア11cを変速ギア10cに噛合させた場合に
は、前記中間軸10からの動力は、変速ギア10cから超低
速切換え用シフタギア11cを経て副変速軸11に伝達され
るが、超低速用受動ギア11bに噛合させた場合には、前
記中間軸10からの動力は、超低速用変速ギア10bから超
低速用受動ギア11b、超低速切換え用シフタギア11cを経
て副変速軸11に対して大きな減速比を呈する状態で伝達
される構成になつており、この様にして超低速切換え機
構Cが形成されている。
さらに副変速軸11の前端部には副変速ギア11dが一体
回動するよう設けられており、一方、前記デフアレンシ
ヤルギア部13に噛合するピニオン軸14に副変速用シフタ
ギア14aがスプライン嵌合されている。そして副変速用
シフタギア14aを副変速ギア11dに選択噛合させることに
よつて、副変速軸11からの動力が副変速された状態でピ
ニオン軸14に伝達され、後輪駆動をする構成になつてお
り、この様にして副変速機構Dが形成されている。
一方、前記動力取出し軸8の基端部には、スプライン
嵌合されたPTO変速用のシフタギア8a、変速ギア4aに常
時噛合した自由回動自在な変速ギア8bが設けられ、さら
にトランスミツシヨンケース2に設けられたピン軸15a
には中間ギア15が自由回動自在に支持されているが、該
中間ギア15は実施例では最も前方側の変速ギア4aに常時
噛合している。そして前側のシフタギア8aを中間ギア15
に噛合させた場合には、動力取出し軸8は逆転回動する
ことになるが、前後のシフタギア8aを変速ギア4aに選択
噛合させ、また後側シフタギア8aを変速ギア8bに選択噛
合させることによつて、動力取出し軸8は変速された状
態での正転回動をするようになつており、この様にして
動力取出し軸用変速機構Eが形成されている。
さらに動力取出し軸8の中間部には前輪駆動軸6を変
速するための変速ギア機構Fが設けられている。
一方、17は油圧ポンプであつて、該油圧ポンプ17はト
ランスミツシヨンケース2の一側(実施例では右側面)
面に対向するよう並列して配されており、そして油圧ポ
ンプ17のポンプ軸17aは、前記油圧ポンプ駆動軸5の伝
動ギア5aに一体的に嵌合支持されて、入力軸3の動力が
直接的に伝達するよう連動連結されている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、エ
ンジンからの駆動力は、トランスミツシヨンケース2に
支持される入力軸3に入力し、主クラツチ7を介してケ
ース内に伝動されることになるが、該入力した動力は、
主クラツチ7のクラツチ軸に設けたクラツチ入力軸ギア
7aを介して油圧ポンプ駆動軸5に入力して油圧ポンプ17
を作動させることになる。従つて油圧ポンプ17は、主ク
ラツチ7の断続や各種変速機構の変速作動に無関係に、
エンジン駆動に直結した作動を行うことになる。
この様に油圧ポンプ17は、トランスミツシヨンケース
2側に配設されて、エンジンから遠ざけてエンジン振動
が直接伝わることがないようにしたものであるが、その
場合に、油圧ポンプ17は、主クラツチ7に動力伝動をす
るクラツチ入力軸ギア7aを中間ギアとして動力伝動され
る構成になつている。ところでこのクラツチ入力軸ギア
7aは、駆動入力軸3aに比して大径にして減速するもので
あるが、この大径のクラツチ入力軸ギア7aの入力軸3と
は逆側をトランスミツシヨンケース2の側面部に位置さ
せ、そしてこの位置で油圧ポンプ駆動ギア5aに噛合させ
る構成にすることができ、この結果、油圧ポンプ駆動ギ
ア5aを殊更大径にしないでも出力軸3側に動力伝動する
ことができ、この結果、油圧ポンプ駆動ギア5aのトラン
スミツシヨンケース2からのはみ出し量を小さくでき
て、コンパクト化が確実に計れることになる。
そして油圧ポンプ17は、トランスミツシヨンケース2
の側方にコンパクトに取付けられるので、トランスミツ
シヨンケース2の上方に配される座席高さが高くなつて
しまうような不具合もない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、油圧ポンプをエンジンから離れたトランスミ
ツシヨンケースの側方に配して、エンジン振動が油圧ポ
ンプに直接的に伝わらないようにしたものであるが、油
圧ポンプ駆動ギアは、クラツチ入力軸ギアを中間ギアと
して入力軸に直接的に動力伝動されているため、油圧ポ
ンプは、主クラツチの断続や変速機構の変速作動に無関
係に、エンジン駆動に連動して作動する。
しかも入力軸から油圧ポンプ駆動軸へのギア伝動をす
るにあたり、減速のため大径になつたクラツチ入力軸ギ
アが中間ギアとなつているため、油圧ポンプ駆動ギアを
大径にする必要がなく、この結果、油圧ポンプをトラン
スミツシヨンケースの側方に配設するものであつても、
油圧ポンプのケースからのはみ出し量を可及的に小さく
できて、コンパクト化でき、さらにこのコンパクト化さ
れた油圧ポンプの取付けがケース側方であるため、上方
に配される座席高さが高くなる等の不具合がない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行機体における油圧ポン
プの取付け構造の実施例を示したものであつて、第1図
は農用トラクタの全体側面図、第2図は動力伝動系を示
す伝動回路図、第3図はトランスミツシヨン機構の展開
断面図、第4図はトランスミツシヨンケースの正面図、
第5図は同上平面断面図である。 図中、1は走行機体、2はトランスミツシヨンケース、
3は入力軸、5は油圧ポンプ、7は主クラツチである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスミツシヨンケースの前部に、該ケ
    ース前側軸受支持部の前方に配設した主クラツチを内装
    する状態でトランスミツシヨンケース前部を覆蓋するク
    ラツチカバーを設け、主クラツチのクラツチ入力軸を基
    準とした左右方向一側方には、エンジン側に連動連結さ
    れる入力軸をクラツチカバーとケース前側軸受支持部と
    の間に回動自在に軸支されるよう配すると共に、クラツ
    チケースとケース前側軸受支持部とをトランスミツシヨ
    ンケースの他側面よりも外方に延長し、該延長部間に油
    圧ポンプ駆動軸を回動自在に軸支して、油圧ポンプをト
    ランスミツシヨンケースの他側外面に対向するように配
    し、さらに前記左右に配された入力軸と油圧ポンプ駆動
    軸を、クラツチ入力軸ギアが中間ギアとして挟まれる構
    造のギア機構を介して連動連結したことを特徴とする作
    業用走行機体における油圧ポンプの取付け構造。
JP1249990U 1990-02-09 1990-02-09 作業用走行機体における油圧ポンプの取付け構造 Expired - Lifetime JP2524654Y2 (ja)

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