JP3777622B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタの逆転PTOに関し、PTO軸を逆回転伝動に切替えて伝動するものである。逆転ロータリ耕耘装置の伝動等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
主変速ギヤや副変速ギヤ等を配置する走行伝動系及びPTO変速ギヤを有するPTO伝動系へ入力部で、逆転PTO変速ギヤを切替噛合するときは、走行伝動系及びPTO伝動系共に多数のギヤを有していて、伝動負荷が大きく特にいずれかの主変速ギヤ又は副変速ギヤが変速位置にあるときは、この逆転PTO変速ギヤの噛合が円滑に行われ難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ミッションケース(8)に、エンジン側の駆動力によって主クラッチを介して回転駆動される入力軸(4)と同芯上に設けられた走行変速軸(9)、この走行変速軸(9)と走行軸(12)との間に介装された変速装置、及び前記入力軸(4)にて駆動され機体後部のPTO軸(18)を駆動するPTO伝動軸(19)を備えたトラクタにおいて、該PTO伝動軸(19)の変速ギヤ(3)を上記走行軸(12)上のカウンタギヤ軸(28)のギヤ部と噛合することによってPTO軸(18)の正回転方向の変速伝動を行うよう構成する一方、前記ミッションケース(8)の前部に前部ケース(25)を着脱可能に設け、この前部ケース(25)内に前記入力軸(4)を配置すると共にこの入力軸(4)と平行にアイドル軸(26)を設けてこのアイドル軸(26)上に前後スライド自在に逆転アイドルギヤ(7)を設け、この逆転アイドルギヤ(7)を前部ケース(25)側に設けた逆転シフター(30)によって入力軸(4)上の入力ギヤ(5)に係合・離脱可能に設けることにより前部ケース(25)内に延長した前記走行軸12上の出力ギヤ(6)を介して前記PTO伝動軸(19)を逆転させるよう構成すると共に、前記入力軸(4)からPTO伝動軸(19)に逆転動力を伝達する際には前記逆転アイドルギヤ(7)が入力ギヤ(5)に噛み合い、次いで出力ギヤ(6)に噛み合うようにしたトラクタの構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】
エンジン側から主クラッチ等を経て入力軸(4)が駆動されると、変速装置で適宜変速された動力が走行軸(12)に伝達され、走行駆動系が駆動される。
【0005】
特にこの発明では、入力軸(4)からPTO伝動軸(19)に逆転動力を伝達する際に前記逆転アイドルギヤ(7)が入力ギヤ(5)に噛み合い、次いで走行軸(12)上の出力ギヤ(6)に噛み合うようにして、逆転アイドルギヤ(7)が2枚のギヤに同時に噛み合うことがないようにしたので、逆転アイドルギヤ(7)の前後摺動操作を軽く行なうことができ、円滑な噛合操作が可能となる。
【0006】
【実施例】
トラクタのミッションケース8には、入力軸4と走行変速軸9とを同軸心上に前後に配置し、後端のベベルギヤ10を後車輪軸のデフ装置11に噛合させる走行軸12、及びこの走行軸12の前端部からギヤ13,14伝動される前車軸出力軸15と、この前車軸出力軸15と同軸心上にあって後端部をギヤ16,17伝動でPTO軸18へ出力するPTO伝動軸19等を配置する。20はバックアイドル軸で、バックギヤ21を回転自在とする。
【0007】
このようなミッションケース8は、前端面を主クラッチ有したクラッチハウジングと連結し、更に前方へエンジンボディを連結して、該入力軸4へ主クラッチを介して入力回転できる構成としている。PTO軸18は、ミッションケース8の後端面に突出して設けられ、上部油圧ケース22内の油圧シリンダ23の伸縮によって上下動されるリフトアーム24や、三点リンク機構等によって連結されるロータリ耕耘装置等の作業機を連動する。
【0008】
ミッションケース8の前部には、前部ケース25が着脱可能に設けられて、この前部ケース25内において、入力軸4に一体の入力ギヤ5と、走行軸12前端部に対して回転自在の出力ギヤ6と、スプライン軸からなるアイドル軸26に摺動自在に設けられる逆転アイドルギヤ7等を配置する。入力軸4は、後端にギヤ27を有して走行軸12の外周に回転自在に軸装したカウンタギヤ軸28の前端部のギヤ部に噛合して、走行変速軸9上の主変速ギヤ1等の走行伝動系へ伝動する。又、走行軸12の前部上で回転自在の出力ギヤ6は、PTO伝動軸19の前端部に一体のギヤ29と噛合して、前記逆転アイドルギヤ7の噛合によってPTO軸18を逆回転に伝動しうる。
【0009】
逆転アイドルギヤ7は、操作レバーによって連動される逆転シフター30によって、アイドル軸26に沿って摺動シフトされる。この逆転アイドルギヤ7は、前記入力ギヤ5と出力ギヤ6との間に亘って噛合され、又離脱される。これら入力ギヤ5と出力ギヤ6とのギヤ幅は、該逆転アイドルギヤ7の噛合される幅に亘って対応するが、入力ギヤ5の前端縁が出力ギヤ6の前端縁よりも前側、即ち該逆転アイドルギヤ7のシフトによる噛合される側に向けて、若干長くA突出して設けられる。このため、逆転アイドルギヤ7をシフトして噛合するときは、初めに入力ギヤ5に噛合して、その後に出力ギヤ6へ噛合する。このとき入力軸4は主クラッチの切り操作で動力が入っていないとき、逆転アイドルギヤ7の噛合が悪いときは、主クラッチを入れることによって噛合を円滑に行わせることができる。
【0010】
前記主変速ギヤ1及び副変速ギヤ2は、走行変速軸9上に配置され、変速レバー31によるシフター32や、シフター33等によって変速される。走行軸12上のカウンタギヤ軸28は、各主変速ギヤ1との噛合を受けるギヤ部を有し、この一部のギヤはバックギヤ21と噛合されて行進走行伝動を行うことができる。このカウンタギヤ軸28の後側に走行軸12と一体回転で副変速ギヤ2の噛合されるカウンタギヤ34を有する。
【0011】
前記PTO伝動軸19の変速ギヤ3は、該走行軸12上のカウンタギヤ軸28のギヤ部と噛合することによってPTO軸18の正回転方向の変速伝動を行うことができる。35はPTO伝動軸19に対して回転自在の低速ギヤで、カウンタギヤ軸28に対して常時噛合し、PTO変速ギヤ3のシフトによって爪係合して伝動しうる。
【0012】
図4、図5は、トラクタの前記油圧シリンダ23や、主変速ギヤ1、副変速ギヤ2、PTO変速ギヤ3等、更にはパワステアリング、作業機の左右水平姿勢制御、リバーサクラッチ、四WD切替クラッチ等の各操作機構部を油圧回路による油圧力によって作動させるものである。トラクタのミッションケース8の上部の油圧ケース22部に前記水平姿勢制御用の水平分流弁36をカートリッジ形態にして着脱可能に設け、この水平分流弁36のポンプポートP1部に金網からなるオイルフィルタ37を設けて、取替交換できる構成としたものである。分流弁36へ送られる塵埃をこのオイルフィルタ37で除去する。オイルフィルタ37は、分流弁36と一体として着脱できるから交換操作が容易である。
【0013】
図5において、分流弁36は、油圧ケース22前側に形成されるバルブホール38内に挿通されて、ねじ部39に螺合される。このバルブホール38内には主油圧ポンプPM側のポンプポートP1と、水平制御を行う水平シリンダ40及びこの水平制御弁41へ連通する水平制御ポート42と、油圧シリンダ23及びこの昇降制御弁43へ連通する昇降制御ポート43等を配置する。44は戻り油のポートである。
【0014】
分流弁36は、内部のスプール室48内にスプール45がばね46に押されて摺動自在に設けられ、上記ポンプポートP1側からの油圧力を受けて、ばね46に抗するように作動しながら、このスプール45内の通路47から水平制御ポート42へ供給し、スプール45の移動によって昇降制御ポート43へ直接連通して分流するものである。前記オイルフィルタ37は、この分流弁36の奥側端部において嵌合されて、ポンプポートP1とスプール45の嵌合されるスプール室48との間に設けられて、このスプール室48を通るオイルをろ過する。従って、ポンプポートP1のオイルは、このオイルフィルタ37でろ過されてから水平シリンダ40やリフト用油圧シリンダ23等へ分流される。
【0015】
油圧回路中、Tはタンクポート、PSは副油圧ポンプである。主油圧ポンプPMによる油圧回路には、外部油圧取出用の制御弁49や油圧シリンダ50が設けられている。又、副油圧ポンプPSによる油圧回路には、減圧弁51を介してパワーステアリングモータ52及び制御弁53が設けられ、この二次圧力側回路に、前後進の切替えを行うリバーサクラッチシリンダ54及びこの制御弁55、PTO軸の伝動クラッチを入り切りするPTOクラッチシリンダ56及びこの制御弁57、前車輪への伝動を増減速して等速四WDと前車輪増速による増速四WDとに切替える四WD切替クラッチシリンダ58及びこの制御弁59、前記主変速ギヤ1又は副変速ギヤ2を変速シフトする変速シリンダ60及びこれらの制御弁61等を配置している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ミッションケースの伝動側面図。
【図2】 その一部の拡大側面図。
【図3】 その正面図。
【図4】 別発明を示す油圧回路図。
【図5】 その一部の分流弁部の断面図。
【符号の説明】
1 主変速ギヤ
2 副変速ギヤ
3 PTO変速ギヤ
4 入力軸
5 入力ギヤ
6 出力ギヤ
7 アイドルギヤ
8 ミッションケース
9 走行変速軸
12 走行軸
18 PTO軸
19 PTO伝動軸
25 前部ケース
28 カウンタギヤ軸
30 逆転シフター

Claims (1)

  1. ミッションケース(8)に、エンジン側の駆動力によって主クラッチを介して回転駆動される入力軸(4)と同芯上に設けられた走行変速軸(9)、この走行変速軸(9)と走行軸(12)との間に介装された変速装置、及び前記入力軸(4)にて駆動され機体後部のPTO軸(18)を駆動するPTO伝動軸(19)を備えたトラクタにおいて、該PTO伝動軸(19)の変速ギヤ(3)を上記走行軸(12)上のカウンタギヤ軸(28)のギヤ部と噛合することによってPTO軸(18)の正回転方向の変速伝動を行うよう構成する一方、前記ミッションケース(8)の前部に前部ケース(25)を着脱可能に設け、この前部ケース(25)内に前記入力軸(4)を配置すると共にこの入力軸(4)と平行にアイドル軸(26)を設けてこのアイドル軸(26)上に前後スライド自在に逆転アイドルギヤ(7)を設け、この逆転アイドルギヤ(7)を前部ケース(25)側に設けた逆転シフター(30)によって入力軸(4)上の入力ギヤ(5)に係合・離脱可能に設けることにより前部ケース(25)内に延長した前記走行軸12上の出力ギヤ(6)を介して前記PTO伝動軸(19)を逆転させるよう構成すると共に、前記入力軸(4)からPTO伝動軸(19)に逆転動力を伝達する際には前記逆転アイドルギヤ(7)が入力ギヤ(5)に噛み合い、次いで出力ギヤ(6)に噛み合うようにしたトラクタ。
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