JP5356076B2 - 作業機系油圧構造 - Google Patents
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Description
好ましい形態においては、前記傾斜用伸長ライン及び前記傾斜用圧縮ラインは、前記延在部に形成された傾斜用上流側伸長油路,傾斜用上流側圧縮油路,傾斜用下流側伸長油路及び傾斜用下流側圧縮油路を有し、前記傾斜用上流側伸長油路及び前記傾斜用上流側圧縮油路は、上端部が前記傾斜用電磁弁に流体接続されるように前記延在部の上面に開口され且つ下端部が前記パイロットチェック弁に流体接続され、前記傾斜用下流側伸長油路及び前記傾斜用下流側圧縮油路は、上流側の端部が前記パイロットチェック弁に流体接続され且つ下流側の端部が前記延在部の車輌幅方向第2側の側面に開口して前記傾斜用伸長ポート及び前記傾斜用圧縮ポートを形成する。
好ましくは、前記傾斜用ドレンラインは、一端部が前記傾斜用電磁弁に流体接続されるように前記延在部の上面に開口され且つ他端部が車輌前後方向に関し前記傾斜用伸長ポート及び前記傾斜用圧縮ポートの間において前記延在部の車輌幅方向第2側の側面に開口して傾斜用ドレンポートを形成する傾斜用ドレン油路を有し得る。
前記第1シリンダヘッド側メインインレット油路は、一端部が前記分流弁及び前記パイロットチェック弁より車輌幅方向一方側において前記延在部の前面に開口してメインインレットポートを形成し且つ他端部が前記シリンダケースとの合わせ面に開口される。
前記シリンダケース側メインインレット油路は、上流側の端部が前記第1シリンダヘッド側メインインレット油路に流体接続されるように前記シリンダヘッドとの合わせ面に開口された状態で略車輌前後方向に延びる第1シリンダケース側メインインレット油路と、前記第1シリンダケース側メインインレット油路に流体接続された状態で下流側の端部が前記第1シリンダケース側メインインレット油路の前記上流側端部より上方及び車輌幅方向第1側において前記シリンダヘッドとの合わせ面に開口された第2シリンダケース側メインインレット油路とを有する。
前記第2シリンダヘッド側メインインレット油路は、一端部が前記第2シリンダケース側メインインレット油路の前記下流側端部に流体接続されるように前記シリンダケースとの合わせ面に開口され且つ他端部が前記分流弁に流体接続される。
前記メインリリーフ弁は、一次側が前記シリンダケース側メインインレット油路に流体接続されるように、車輌幅方向第2側から前記シリンダケースに装着される。
前記作業機系リターンラインにはオイルクーラーが介挿される。
前記メインリリーフ弁,前記余剰油受入ポート及び前記リターンポートは同一平面内に位置される。
又、前記シリンダヘッドが、シリンダケースと共働して昇降用シリンダ室を形成し且つ車輌幅方向第1側に電磁リフトバルブユニットが連結される本体部と前記本体部から車輌幅方向第2側へ延びる延在部とを一体的に有し、分流弁及びパイロットチェック弁が車輌前後方向に沿った状態で前記延在部に内装され、傾斜電磁弁が前記延在部の上面に装着されており、そして、前記作業機系インレットポートが延在部の前面における、前記分流弁及び前記パイロットチェック弁より車輌幅方向一方側に設けられ、前記延在部の車輌幅方向第2側の側面には、前記パイロットチェック弁を前記油圧傾斜機構における傾斜用シリンダ室の伸長室及び圧縮室にそれぞれ流体接続させる為の傾斜用伸長ポート及び傾斜用圧縮ポートが設けられているので、前記作業機系油圧構造の小型化を図りつつ、作業機水平姿勢制御用の油圧傾斜機構への作動油給排ラインを無理なく形成することができる。
図1に、本実施の形態に係る作業機系油圧構造が適用された作業車輌1であるトラクタの斜視図を示す。
又、図2及び図3に、それぞれ、前記作業車輌1の車体部分を右前方から視た斜視図及び平面図を示す。
さらに、図4に、前記作業車輌1の伝動模式図を示す。
なお、本明細書において「左」及び「右」は、特段の説明が無い限り、車輌の後方から前方を向いた状態を基準にした方向を示している。
本実施の形態においては、前記一対の車輌フレーム10は、車輌前方側に位置し且つ平面視略直線状に延びる左右一対のフロントフレーム11と、前記一対のフロントフレーム11より車輌幅方向外方側に位置し且つ側面視において前端側が対応する前記フロントフレーム11の後端側とオーバーラップした状態で該フロントフレーム11に連結された左右一対のメインフレーム12であって、平面視略直線状に後方側へ延びる左右一対のメインフレーム12とを含んでいる。
図4及び図5に示すように、前記作業車輌1は、さらに、前記一対のメイン走行出力軸63に対してそれぞれ制動力を選択的に付加し得る左右一対の油圧ブレーキ機構160を備えている。
従って、前記トランスミッション1は、さらに、サブ駆動輪として作用する前記一対の前輪21へ向けて回転動力を出力可能なサブ走行駆動軸65を有しており、前記走行系伝動機構は、さらに、前記メイン走行駆動軸140の回転動力を前記サブ走行駆動軸65に伝達可能な油圧サブ駆動輪伝動装置170を備えている。
前記作業車輌1は、図5〜図8に示すように、さらに、前記一対の操舵輪21を操舵させる為のパワステ用油圧作動機構250と、付設される作業機を昇降させる為の油圧昇降機構300と、前記作業機の車輌本機に対する水平姿勢を変更させる為の油圧傾斜機構350と、前記パワステ用油圧作動機構250の油圧源として作用する走行系ポンプ260と、前記油圧昇降機構300及び前記油圧傾斜機構350の油圧源として作用する作業機系ポンプ270とを備えている。
詳しくは、本実施の形態においては、前記作業車輌1は、図6〜図8に示すように、トップリンク81及び左右一対のロワーリンク82L,82Rを介して前記作業機を昇降可能に付設し得るように構成されており、前記左右一対のリフトロッド75L,75Rは、上端部が前記左右一対のリフトアーム325の自由端部に連結され且つ下端部が前記左右一対のロワーリンク82に連結されている。
本実施の形態においては、図6〜図8に示すように、前記走行系ポンプ260及び前記作業機系ポンプ270は車輌前後方向に直列状態で前記ミッションケース61の前面に支持されている。
前記作業機系ポンプ270は、前記作業機を昇降させる前記油圧昇降機構300の油圧源として作用する為、前記走行系ポンプ260よりも大流量の作動油を吐出するものとされる。
図5に示すように、前記作業車輌1は、前記走行系ポンプ260からの作動油を前記パワステ用油圧作動機構250を含む油圧アクチュエータへ給排する為の走行系油圧構造と、前記作業機系ポンプ270からの作動油を前記油圧昇降機構300及び前記油圧傾斜機構350を含む油圧アクチュエータへ給排する為の作業機系油圧構造とを有している。
従って、前記走行系油圧構造は、さらに、前記走行系供給ライン420からの作動油を前記油圧HST出力変更機構115に対して給排する為のHST出力調整用油圧回路445を有している。
従って、前記走行系油圧構造は、さらに、前記走行系供給ライン420からの作動油を前記油圧PTOクラッチ機構211及び前記油圧PTOブレーキ機構212の摩擦板式油圧クラッチに対して給排する為のPTO用油圧回路450を有している。
なお、図5中の符号690は安全弁である。
前記下降防止電磁弁632は、人為操作に応じて、前記下降防止弁631のパイロットラインを下降用ドレンライン645に対して選択的に接続又は遮断させるように構成されている。
前記スローリターン弁650は、前記昇降用給排ポート620cから前記昇降用シリンダ室310への作動油の流れを許容しつつ逆向きの流れを防止する第1流路と、前記昇降用給排ポート620c及び前記昇降用シリンダ室310の間を可変絞りを介して流体接続する第2流路とを有しており、前記可変絞りによる絞り量が人為操作によって変更可能とされている。
さらに、前記作業機系ポンプ270から前記電磁リフトバルブユニット620へ供給された作動油は、前記油圧昇降機構300を上昇動作させる時間以外の多くの時間においてはそのまま前記昇降用アウトレットポート620bから排出される。又、前記油圧昇降機構300を上昇動作させる時間においても前記作動油のうちの余剰油は前記昇降用アウトレットポート620bから排出される。
斯かる構成においては、好ましくは、前記オイルクーラー750によって冷却された油を前記摩擦板式油圧クラッチの潤滑油として使用することができ、これにより、前記摩擦板式油圧クラッチの潤滑及び冷却を効果的に行うことができる。
図9及び図10に、前記油圧昇降機構300近傍の右側び左側の拡大斜視図を示す。
又、図11及び図12に、前記油圧昇降機構300及び前記ミッションケース61を前方及び後方から視た分解斜視図を示す。なお、図11及び図12においては理解容易化の為に外部配管の図示を省略している。
前記本体部316は、前記下降防止弁631及び前記下降防止電磁弁632が内装され、さらに、車輌幅方向第1側(本実施の形態においては車輌前方側を向いた状態で左側)に前記電磁リフトバルブユニット620が連結されるように構成されている。
前記延在部317は、前記分流弁530,前記パイロットチェック弁560及び前記傾斜電磁弁580の装着部として作用するように構成されている。
図13に示すように、前記分流弁530は軸線方向が車輌前後方向に沿った状態で前記延在部317に内装され、且つ、前記パイロットチェック弁560は前記分流弁530より車輌幅方向第2側(本実施の形態においては右側)において軸線方向が車輌前後方向に沿った状態で前記延在部317に内装されている。
そして、図9〜図12に示すように、前記傾斜電磁弁580は前記延在部317の上面に装着されている。
図13及び図14に示すように、前記分流弁530及び前記傾斜電磁弁580の間を流体接続する前記傾斜用インレットライン540は前記シリンダヘッド315の前記延在部317に形成された傾斜用インレット油路541を有している。
前記傾斜用インレット油路541は、下端部が前記分流弁530に流体接続され且つ上端部が前記傾斜電磁弁580に流体接続されるように前記延在部317の上面に開口されている。
前記傾斜用ドレン油路571は、図14に示すように、一端部が前記傾斜用電磁弁580に流体接続されるように前記延在部317の上面に開口され且つ他端部が車輌前後方向に関し前記傾斜用伸長ポート555a及び前記傾斜用圧縮ポート555bの間において前記延在部317の車輌幅方向第2側の側面に開口して傾斜用ドレンポート575を形成している。
なお、前記シリンダヘッド315の前記本体部316には前記下降ドレンライン645を形成する油路(図示せず)が形成されており、前記傾斜用ドレンポート575は、図9等に示すように、傾斜用ドレン配管572を介して前記下降用ドレンライン645を形成する前記油路に流体接続されてる。
即ち、前記傾斜用伸長ポート555a及び前記傾斜用圧縮ポート555bを車輌幅方向に関し前記油圧傾斜機構350が位置する側と同一側に位置させることができる。
斯かる構成によれば、前記傾斜用伸長配管553a及び前記傾斜用圧縮配管553bの短縮化を図ることができる。
図13〜図16に示すように、前記作業機系メインインレットライン510は、一端部が前記作業機系ポンプ270に流体接続された作業機系インレット配管511(図6〜図8も併せて参照)と、前記シリンダヘッド315に形成された第1シリンダヘッド側メインインレット油路512及び第2シリンダヘッド側メインインレット油路518と、前記シリンダケース305に形成されたシリンダケース側メインインレット油路とを有している。
前記作業機系メインインレット配管511の他端部は、前記作業機系メインインレットポート510Pに接続される。
図13,図16及び図17に示すように、前記外部油圧アクチュエータ用の作動油を取り出さない場合には、前記取出ポート513P及び前記受入ポート514Pを流体接続する油路部材515が前記シリンダケース305に装着される。
即ち、前記外部油圧アクチュエータ用の作動油を取り出さない場合には、前記第1及び第2シリンダケース側メインインレット油路513,514は前記油路部材515を介して流体接続される。
図18に、前記メインリリーフ弁520を通る前記シリンダケースの縦断正面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記オイルクーラー用リリーフ弁760は、前記リターンポート701Pを介して装着されている。
61 油源(ミッションケース)
250 パワステ用油圧作動機構
260 走行系ポンプ
270 作業機系ポンプ
510 メインインレットライン
520 メインリリーフ弁
620 電磁リフトバルブユニット
620a 昇降用インレットポート
620b 昇降用アウトレットポート
620c 昇降用給排ポート
620d 昇降用ドレンポート
622 給排切換電磁弁
630 下降防止バルブ機構
632 下降防止電磁弁
640 昇降用給排ライン
700 作業機系リターンライン
750 オイルクーラー
Claims (5)
- 車輌本機におけるミッションケースの上面に載置されるシリンダケース、前記シリンダケースの前面に連結されるシリンダヘッド、車輌前後方向に沿うように前記シリンダケース及び前記シリンダヘッドによって画される昇降用シリンダ室に摺動自在に収容される昇降用ピストン、前記昇降用ピストンの摺動に応じて車輌幅方向に沿った回動軸回りに揺動するように基端部が前記シリンダケースに回動可能に支持され且つ自由端部が左右一対のリフトロッドを介して前記作業機に作動的に連結された左右一対のリフトアームを有する作業機昇降用の油圧昇降機構と、前記左右一対のリフトロッドの一方に介挿された作業機水平姿勢制御用の油圧傾斜機構とに対して油圧源から送られてくる作動油の給排制御を行う作業機系油圧構造であって、
前記シリンダヘッドは、前記シリンダケースと共働して前記昇降用シリンダ室を形成し且つ車輌幅方向第1側に電磁リフトバルブユニットが連結される本体部と前記本体部から車輌幅方向第2側へ延びる延在部とを一体的に有し、
前記油圧源から作業機系インレットポートに供給される作動油を前記油圧昇降機構及び前記油圧傾斜機構へ分配する分流弁が車輌前後方向に沿った状態で前記シリンダヘッドの前記延在部に内装され、
前記油圧傾斜機構に対する作動油の給排を切り換える傾斜用電磁弁が前記延在部の上面に装着され、
前記傾斜用電磁弁及び前記油圧傾斜機構の間に介挿されるパイロットチェック弁が前記分流弁より車輌幅方向第2側において車輌前後方向に沿った状態で前記延在部に内装され、
前記作業機系インレットポートは、前記延在部の前面における、前記分流弁及び前記パイロットチェック弁より車輌幅方向一方側に設けられ、
前記延在部の車輌幅方向第2側の側面には、前記パイロットチェック弁を前記油圧傾斜機構における傾斜用シリンダ室の伸長室及び圧縮室にそれぞれ流体接続させる為の傾斜用伸長ポート及び傾斜用圧縮ポートが設けられていることを特徴とする作業機系油圧構造。 - 前記油圧源に流体接続されたメインインレットラインと、前記メインインレットラインの油圧を設定するメインリリーフ弁と、前記油圧昇降機構及び前記油圧傾斜機構にそれぞれ流体接続され且つ前記メインインレットラインから前記分流弁によって作動油が分配される昇降用インレットライン及び傾斜用インレットラインと、前記油圧傾斜機構における傾斜用シリンダ室の伸長室及び圧縮室にそれぞれ流体接続され且つ前記パイロットチェック弁が介挿された傾斜用伸長ライン及び傾斜用圧縮ラインと、傾斜用ドレンラインと、前記傾斜用インレットライン,前記傾斜用伸長ライン及び前記傾斜用圧縮ラインを前記傾斜用ドレンラインに流体接続させる保持状態と前記傾斜用伸長ラインを前記傾斜用インレットラインに流体接続させ且つ前記傾斜用圧縮ラインを前記傾斜用ドレンラインに流体接続させる伸長状態と前記傾斜用伸長ラインを前記傾斜用ドレンラインに流体接続させ且つ前記傾斜用圧縮ラインを前記傾斜用インレットラインに流体接続させる圧縮状態とを選択的にとり得る前記傾斜用電磁弁と、前記昇降用インレットラインに流体接続される昇降用インレットポート,前記昇降用インレットポートを介して受け入れた作動油の余剰油を排出する昇降用アウトレットポート,前記油圧昇降機構に対して作動油を給排する昇降用給排ポート及び前記油圧昇降機構から排出される作動油をドレンする昇降用ドレンポートを有し、前記昇降用アウトレットポートから余剰油を排出させつつ、人為操作される給排切換電磁弁によって前記昇降用給排ポートを前記昇降用インレットポートに流体接続させる上昇状態,前記昇降用給排ポートを前記昇降用ドレンポートに流体接続させる下降状態及び前記昇降用給排ポートを前記昇降用インレットポート及び前記昇降用ドレンポートに対して遮断させる保持状態をとり得る前記電磁リフトバルブユニットと、前記昇降用給排ポート及び前記昇降用シリンダ室を流体接続する昇降用給排ラインに介挿された下降防止弁であって、パイロット圧に応じて前記昇降用給排ポートから前記昇降用シリンダ室への作動油の流れを許容しつつ逆向きの流れを防止する下降防止状態及び前記昇降用シリンダ室から前記昇降用給排ポートへの作動油の流れを許容する下降状態を選択的にとり得る下降防止弁と、前記下降防止弁のパイロットラインを下降用ドレンラインに対して選択的に接続又は遮断させる下降防止電磁弁とを備え、
前記傾斜用伸長ライン及び前記傾斜用圧縮ラインは、前記延在部に形成された傾斜用上流側伸長油路,傾斜用上流側圧縮油路,傾斜用下流側伸長油路及び傾斜用下流側圧縮油路を有し、
前記傾斜用上流側伸長油路及び前記傾斜用上流側圧縮油路は、上端部が前記傾斜用電磁弁に流体接続されるように前記延在部の上面に開口され且つ下端部が前記パイロットチェック弁に流体接続され、
前記傾斜用下流側伸長油路及び前記傾斜用下流側圧縮油路は、上流側の端部が前記パイロットチェック弁に流体接続され且つ下流側の端部が前記延在部の車輌幅方向第2側の側面に開口して前記傾斜用伸長ポート及び前記傾斜用圧縮ポートを形成していることを特徴とする請求項1に記載の作業機系油圧構造。 - 前記車輌幅方向第2側は、前記左右一対のリフトロッドのうち前記油圧傾斜機構が介挿されたリフトロッドが位置する側であることを特徴とする請求項2に記載の作業機系油圧構造。
- 前記傾斜用ドレンラインは、一端部が前記傾斜用電磁弁に流体接続されるように前記延在部の上面に開口され且つ他端部が車輌前後方向に関し前記傾斜用伸長ポート及び前記傾斜用圧縮ポートの間において前記延在部の車輌幅方向第2側の側面に開口して傾斜用ドレンポートを形成する傾斜用ドレン油路を有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の作業機系油圧構造。
- 前記メインインレットラインは、前記シリンダヘッドに形成された第1及び第2シリンダヘッド側メインインレット油路と、前記シリンダケースに形成されたシリンダケース側メインインレット油路とを有し、
前記第1シリンダヘッド側メインインレット油路は、一端部が前記分流弁及び前記パイロットチェック弁より車輌幅方向一方側において前記延在部の前面に開口してメインインレットポートを形成し且つ他端部が前記シリンダケースとの合わせ面に開口されており、
前記シリンダケース側メインインレット油路は、上流側の端部が前記第1シリンダヘッド側メインインレット油路に流体接続されるように前記シリンダヘッドとの合わせ面に開口された状態で略車輌前後方向に延びる第1シリンダケース側メインインレット油路と、前記第1シリンダケース側メインインレット油路に流体接続された状態で下流側の端部が前記第1シリンダケース側メインインレット油路の前記上流側端部より上方及び車輌幅方向第1側において前記シリンダヘッドとの合わせ面に開口された第2シリンダケース側メインインレット油路とを有し、
前記第2シリンダヘッド側メインインレット油路は、一端部が前記第2シリンダケース側メインインレット油路の前記下流側端部に流体接続されるように前記シリンダケースとの合わせ面に開口され且つ他端部が前記分流弁に流体接続されており、
前記メインリリーフ弁は、一次側が前記シリンダケース側メインインレット油路に流体接続されるように、車輌幅方向第2側から前記シリンダケースに装着されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の作業機系油圧構造。
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