JP2001219857A - 車両の油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

車両の油圧式パワーステアリング装置

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JP2001219857A
JP2001219857A JP2000032254A JP2000032254A JP2001219857A JP 2001219857 A JP2001219857 A JP 2001219857A JP 2000032254 A JP2000032254 A JP 2000032254A JP 2000032254 A JP2000032254 A JP 2000032254A JP 2001219857 A JP2001219857 A JP 2001219857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の油圧式パワーステアリング装置におい
て、効率の良いフェールセーフ機構を提供する。 【解決手段】 メインポンプ1から吐出される作動油を
パワーステアリング機構10に導くとともに、エマージ
ェンシーポンプ4から吐出される作動油をパワーステア
リング機構10に導き、吐出容量可変型エマージェンシ
ーポンプ4を車輪により動力伝達機構6を介して駆動
し、流量検出抵抗9の前後差圧ΔPによりレギュレータ
バルブ29を作動させ、レギュレータバルブ29を介し
て油圧アクチュエータ22に導かれる作動油圧を調節し
てエマージェンシーポンプ4の吐出流量を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の油圧式パワ
ーステアリング装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラックや建設作業機械等の大型車両に
は、エンジンに駆動されるメインポンプの故障等により
パワーアシストが失陥した場合に対処して、メインポン
プに代わって作動油圧を発生するエマージェンシーポン
プを備えるものがある。
【0003】従来、エマージェンシーポンプを車輪への
動力伝達機構を介して車両の走行時に常時駆動するもの
があった。このエマージェンシーポンプから吐出される
作動油は通常タンクへと放流され、メインポンプの故障
時等に手動で操作される切換弁を介してパワーステアリ
ング機構に導かれてパワーアシストが得られるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両の油圧式パワーステアリング装置にあっ
ては、エマージェンシーポンプの回転速度が車速に応じ
て大きく変動するため、エマージェンシーポンプとして
吐出容量が変えられない一定容量式のものが用いられる
と、高速走行時には大量の吐出作動油がタンクへと放流
される。このため、作動油温度が上昇し、エマージェン
シーポンプの駆動エネルギー損失が増大したり騒音が発
生するという問題点があった。
【0005】また、メインポンプが正常に作動する通常
時にエマージェンシーポンプから吐出される作動油流量
を減らして、エマージェンシーポンプの駆動エネルギー
損失を削減したいという要求があった。
【0006】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、車両の油圧式パワーステアリング装置におい
て、効率の良いフェールセーフ機構を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、油圧によ
り操舵力を補助するパワーステアリング機構と、原動機
に駆動されるメインポンプと、メインポンプから吐出さ
れる作動油をパワーステアリング機構に導くメイン通路
と、車輪により動力伝達機構を介して駆動される吐出容
量可変型のエマージェンシーポンプと、エマージェンシ
ーポンプから吐出される作動油をメインポンプの吐出流
量低下時にパワーステアリング機構に導くエマージェン
シー通路と、エマージェンシーポンプの吐出容量を回転
速度に応じて調節する制御手段とを備える構成としたこ
とを特徴とするものとした。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、エマ
ージェンシーポンプとしてアキシャル型のポンプを用
い、車両の前進時にエマージェンシーポンプからエマー
ジェンシー通路に向かう作動油の流れに対して開弁する
チェック弁と、車両の前進時にエマージェンシーポンプ
に吸い込まれる作動油の流れに対して開弁するチェック
弁と、車両の後進時にエマージェンシーポンプからエマ
ージェンシー通路に向かう作動油の流れに対して開弁す
るチェック弁と、車両の後進時にエマージェンシーポン
プに吸い込まれる作動油の流れに対して開弁するチェッ
ク弁とを備えたことを特徴とするものとした。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、パワーステアリング機構に対してエマージェンシ
ー通路を選択的に連通させる切換バルブを備え、切換バ
ルブがメインポンプの吐出圧に応じて切換作動する構成
としたことを特徴とするものとした。
【0010】第4の発明は、第1から第3のいずれか一
つの発明において、制御手段が、エマージェンシーポン
プの吐出容量を調節する油圧アクチュエータと、エマー
ジェンシーポンプから吐出される作動油が流れる流量検
出抵抗と、流量検出抵抗の前後差圧に応じて油圧アクチ
ュエータに導かれる作動油圧を調節してエマージェンシ
ーポンプの吐出流量を制御するレギュレータバルブとを
備えたことを特徴とするものとした。
【0011】第5の発明は、第4の発明において、メイ
ンポンプの吐出圧が高まるのに伴って流量検出抵抗を構
成する絞りを小さくする流量検出抵抗調節手段を備えた
ことを特徴とするものとした。
【0012】第6の発明は、第1から第3の発明におい
て、車両の前進時にエマージェンシーポンプから吐出す
る作動油が流れるチェック弁と、車両の後進時にエマー
ジェンシーポンプから吐出する作動油が流れるチェック
弁と、各チェック弁の前後差圧に応じて油圧アクチュエ
ータに導かれる作動油圧を調節してエマージェンシーポ
ンプの吐出流量を抑えるレギュレータバルブとを備えた
ことを特徴とするものとした。
【0013】第7の発明は、第3から第6のいずれか一
つの発明において、パワーステアリング機構に対してエ
マージェンシー通路を選択的に連通させる切換バルブを
備え、切換バルブはパワーステアリング機構に対してエ
マージェンシー通路を連通しないポジションにて記エマ
ージェンシー通路をタンクに連通するたことを特徴とす
るものとした。
【0014】第8の発明は、第3から第7のいずれか一
つの発明において、エマージェンシーポンプの吐出容量
を調節する第二油圧アクチュエータを備え、第二油圧ア
クチュエータにメインポンプの吐出圧を導き、メインポ
ンプの吐出圧が上昇するのに伴いエマージェンシーポン
プの吐出容量が減少するように構成としたことを特徴と
するものとした。
【0015】第9の発明は、第1から第7のいずれか一
つの発明において、エマージェンシーポンプの吐出圧が
上昇するのに伴ってエマージェンシーポンプの吐出容量
を減らすカットオフバルブを備えたことを特徴とするも
のとした。
【0016】第10の発明は、第3から第6のいずれか
一つの発明において、エマージェンシーポンプの吐出圧
が上昇するのに伴ってエマージェンシーポンプの吐出容
量を減らすカットオフバルブを備え、パワーステアリン
グ機構に対してエマージェンシー通路を選択的に連通さ
せる切換バルブを備え、切換バルブはパワーステアリン
グ機構に対してエマージェンシー通路を連通しないポジ
ションにてエマージェンシー通路を閉塞することを特徴
とするものとした。
【0017】第11の発明は、第9または第10の発明
において、カットオフバルブのポジションを切換える信
号圧としてエマージェンシーポンプの吐出圧が導かれる
とともにメインポンプの吐出圧が導かれることを特徴と
するものとした。
【0018】
【発明の作用および効果】第1の発明によると、エマー
ジェンシーポンプの吐出容量が運転条件に応じて制御さ
れ、例えばメインポンプが正常に作動する通常の運転時
に、エマージェンシーポンプの吐出容量を減らすことが
可能となる。このため、作動油温度の上昇が抑えられ、
エマージェンシーポンプの駆動エネルギー損失を低減す
るとともに、騒音を抑えられる。
【0019】第2の発明によると、アキシャル型のエマ
ージェンシーポンプは車両の前進時と後退時での回転方
向が逆転するのに伴って作動油の吐出方向が逆転する
が、エマージェンシーポンプから吐出する作動油は各チ
ェック弁を介してエマージェンシー通路に導かれ、パワ
ーステアリング機構を作動させることができる。
【0020】第3の発明によると、メインポンプの吐出
圧が不足する非常時に、切換バルブが自動的にエマージ
ェンシー通路をパワーステアリング機構に連通し、メイ
ンポンプに代わってエマージェンシーポンプから吐出さ
れる作動油がパワーステアリング機構に導かれる。この
ため、切換バルブを操作する手間が省ける。
【0021】第4の発明によると、レギュレータバルブ
が流量検出抵抗の前後差圧に応じて油圧アクチュエータ
に導かれる作動油圧を調節してエマージェンシーポンプ
の吐出流量を抑える。このため、高速走行時にエマージ
ェンシーポンプから大量の作動油が放流されずに済み、
作動油温度の上昇が抑えられ、エマージェンシーポンプ
の駆動エネルギー損失を低減するとともに、騒音を抑え
られる。
【0022】第5の発明によると、メインポンプが正常
に作動する通常時に流量検出抵抗を構成する絞りが小さ
くなるため、通常時は非常時よりエマージェンシーポン
プの吐出容量をより減らして、エマージェンシーポンプ
の駆動エネルギー損失を削減できる。
【0023】第6の発明によると、チェック弁の抵抗を
異ならせることにより車両の前進時と後進時でエマージ
ェンシーポンプの吐出容量を変えられ、アシスト力を適
宜に設定できる。
【0024】第7の発明によると、メインポンプが正常
に作動する通常時に切換バルブがエマージェンシー通路
をタンクに連通するポジションに切換わるのに伴って、
流量検出抵抗に作動油が流れ、レギュレータバルブが流
量検出抵抗の前後差圧に応じて油圧アクチュエータに導
かれる作動油圧を調節してエマージェンシーポンプの吐
出流量を抑える。このため、非常時だけでなく通常時に
もエマージェンシーポンプの駆動エネルギー損失を低減
するとともに、騒音を抑えられる。
【0025】第8の発明によると、メインポンプが正常
に作動している通常時にメインポンプの吐出圧が上昇す
るのに伴いエマージェンシーポンプの吐出容量が減少
し、通常時におけるエマージェンシーポンプの駆動エネ
ルギー損失を低減できる。
【0026】第9の発明によると、エマージェンシーポ
ンプの吐出圧が上昇するのに伴ってカットオフバルブが
エマージェンシーポンプの吐出容量を減らすため、パワ
ーステアリング機構にリリーフバルブを備える必要がな
く、エマージェンシーポンプの駆動エネルギー損失を低
減する。
【0027】第10の発明によると、メインポンプが正
常に作動する通常時に切換バルブがエマージェンシー通
路を閉塞するポジションに切換わるのに伴って、エマー
ジェンシーポンプの吐出圧が上昇し、カットオフバルブ
がエマージェンシーポンプの吐出容量を減らす。このた
め、通常時におけるエマージェンシーポンプの駆動エネ
ルギー損失を低減できる。
【0028】第11の発明によると、カットオフバルブ
の信号圧としてメインポンプの吐出圧が導かれる分、カ
ットオフバルブのポジションを切換えるのに必要なエマ
ージェンシーポンプの吐出圧が小さくて済み、通常時に
おけるエマージェンシーポンプの駆動エネルギー損失を
低減できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0030】図1に示すように、車両の油圧式パワース
テアリング装置は、油圧により操舵力を補助するパワー
ステアリング機構10と、エンジン(原動機)2に駆動
されるメインポンプ1と、メインポンプ1から吐出され
る作動油をパワーステアリング機構10に導くメイン通
路11と、作動油を貯蔵するタンク3を備える。メイン
ポンプ1はリリーフバルブを内蔵し、その吐出圧が所定
値以下に抑えられる。
【0031】パワーステアリング機構10は、図示しな
いが、出力部であるパワーシリンダと、ハンドル入力に
対してパワーシリンダへの油路の切換と油圧の制御をす
るコントロールバルブ等を備え、操舵力を軽減するパワ
ーアシストを行う。
【0032】エンジン2やメインポンプ1の故障等によ
りパワーアシストが失陥した場合に対処して、メインポ
ンプ1に代わって作動油圧を発生するエマージェンシー
ポンプ4と、エマージェンシーポンプ4から吐出される
作動油をパワーステアリング機構10に導くエマージェ
ンシー通路21とを備える。
【0033】エマージェンシーポンプ4は車輪の動力伝
達機構6を介して駆動される。動力伝達機構6はデファ
レンシャルギアやドライブシャフト等を備えてエンジン
2の動力を車輪に伝達するものである。エマージェンシ
ーポンプ4には車輪の回転が動力伝達機構6から図示し
ない減速ギアを介して伝えられ、車両の走行時に常時駆
動される。
【0034】エマージェンシーポンプ4は可逆回転型
で、かつその吐出容量(ポンプ押しのけ容積)を可変と
する吐出容量可変型の斜板式ピストンポンプが用いられ
る。斜板式ピストンポンプは油圧アクチュエータ22を
介してその斜板傾転角度が調節されることにより、吐出
容量(ポンプ押しのけ容積)が変化する。アクチュエー
タ22はこれに導かれる作動油圧が上昇するのに伴いス
プリング23に抗して斜板傾転角度を小さくし、エマー
ジェンシーポンプ4の吐出容量を減らす。
【0035】なお、吐出容量可変型エマージェンシーポ
ンプ4として例えば斜軸式のポンプや他の型式のポンプ
を用いてもよい。
【0036】エマージェンシーポンプ4は車両の前進時
と後進時にその回転方向が逆転するのに伴って作動油の
吐出方向が切換わる一対のポートを備える。各ポートは
出口側通路24,25を介してエマージェンシー通路2
1に接続されるとともに、入口側通路26,27を介し
てタンク3に連通する。各通路21〜27にはチェック
弁34〜37がそれぞれ介装される。
【0037】車両の前進時、タンク3の作動油が入口側
通路27を通ってエマージェンシーポンプ4に吸い込ま
れ、エマージェンシーポンプ4から吐出される作動油が
出口側通路24を通ってエマージェンシー通路21へと
導かれる。車両の後進時、タンク3の作動油が入口側通
路26を通ってエマージェンシーポンプ4に吸い込ま
れ、エマージェンシーポンプ4から吐出される作動油が
出口側通路25を通ってエマージェンシー通路21へと
導かれる。
【0038】すなわち、アキシャル型のエマージェンシ
ーポンプ4は車両の前進時と後退時での回転方向が逆転
するのに伴って作動油の吐出方向が逆転するが、エマー
ジェンシーポンプ4から吐出する作動油は各チェック弁
34〜37を介してエマージェンシー通路21に導か
れ、パワーステアリング機構10を作動させることがで
きる。
【0039】なお、チェック弁34,35を設ける代わ
りに出口側通路24,25を高圧選択弁を介してエマー
ジェンシー通路21に選択的に接続するように構成して
もよい。
【0040】切換バルブ5はそのポジションを切換える
信号圧としてメインポンプ1の吐出圧が導かれる。切換
バルブ5はメインポンプ1の吐出圧が所定値以上に高い
通常時に放流ポジションbに切換わり、メインポンプ1
の吐出圧が所定値より低い非常時にスプリングの付勢力
によって開通ポジションaに切換わる。これにより、メ
インポンプ1の吐出圧が不足する非常時に、切換バルブ
5が自動的にエマージェンシー通路21をパワーステア
リング機構10に連通し、メインポンプ1に代わってエ
マージェンシーポンプ4から吐出される作動油がパワー
ステアリング機構10に導かれる。したがって、切換バ
ルブ5を操作する手間が省ける。
【0041】メイン通路11のエマージェンシー通路2
1に対する接続部より上流側にチェック弁12が介装さ
れる。チェック弁12によってエマージェンシー通路2
1から導かれる作動油がメイン通路11を介してメイン
ポンプ1へと逆流することが阻止される。
【0042】エマージェンシー通路21の途中には流量
検出抵抗(オリフィス)9が介装され、エマージェンシ
ーポンプ4から吐出される作動油の全量が流量検出抵抗
9を流れるようにする。これにより、エマージェンシー
ポンプ4の吐出流量が増えるのに応じて流量検出抵抗9
の前後差圧ΔPが高まる。
【0043】アクチュエータ22とエマージェンシー通
路21の流量検出抵抗9より上流側を連通するアクチュ
エータ通路28が配設され、アクチュエータ通路28の
途中にはレギュレータバルブ29が介装される。レギュ
レータバルブ29はアクチュエータ通路28を開通させ
る開通ポジションcと、アクチュエータ通路28を遮断
しアクチュエータ22をタンク3に連通する放流ポジシ
ョンdとを有する。
【0044】レギュレータバルブ29のポジションを切
換える信号圧として流量検出抵抗9の前後差圧ΔPが導
かれる。レギュレータバルブ29は前後差圧ΔPが所定
値以上に高い場合に開通ポジションcに切換わり、アク
チュエータ22を介してエマージェンシーポンプ4の吐
出流量が減少する一方、前後差圧ΔPが所定値より低い
場合にスプリングの付勢力によって放流ポジションdに
切換わり、エマージェンシーポンプ4の吐出流量を略一
定値以下に抑える。
【0045】図2はエマージェンシーポンプ4の回転速
度Nと吐出流量Qの関係を示す特性図である。エマージ
ェンシーポンプ4の吐出容量が低速回転時に最大に保た
れているため、回転速度Nが高まるのに比例して吐出流
量Qが増大する。エマージェンシーポンプ4の回転速度
Nが所定値を越えて上昇すると、吐出容量が回転速度N
が上昇するのに伴って減少し、吐出流量Qが設定値Qe
に保たれる。また、切換バルブ5が放流ポジションbに
ある無負荷時(通常時)におけるエマージェンシーポン
プ4の吐出流量Qoffと、切換バルブ5が開通ポジシ
ョンaにある負荷時(非常時)の設定値Qeは等しい。
【0046】以上のように構成されて、メインポンプ1
の吐出圧が十分に得られる通常の運転時では、エマージ
ェンシーポンプ4から吐出される作動油が切換バルブ5
を介してタンク3へと放流される。検出抵抗9の前後差
圧ΔPに応じてレギュレータバルブ29がエマージェン
シーポンプ4の吐出流量Qを設定値に抑えるように制御
することにより、高速走行時に大量の作動油が放流され
ずに済み、作動油温度の上昇が抑えられ、エマージェン
シーポンプ4の駆動エネルギー損失を低減するととも
に、騒音を抑えられる。
【0047】また、メインポンプ1の吐出圧が不足する
非常時では、エマージェンシーポンプ4から吐出される
作動油が切換バルブ5を介してパワーステアリング機構
10へと導かれ、パワーアシストが行われる。このと
き、エマージェンシーポンプ4の吐出流量Qは車速が立
ち上がるのに伴って速やかに設定値に至り、パワーステ
アリング機構10は十分な作動油の供給を受け、操舵に
必要なアシスト力が得られる。車両の高速走行時にも吐
出流量Qが設定値に保たれるため、パワーステアリング
機構10のアシスト力が過大にならない。
【0048】次に図3に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0049】本実施の形態は、流量検出抵抗の機能をチ
ェック弁34,35に持たせるもので、レギュレータバ
ルブ29のポジションを切換える信号圧としてチェック
弁34,35の前後差圧ΔPd,ΔPsが導かれる。
【0050】アクチュエータ22と各出口側通路24,
25の各チェック弁34,35より上流側とを結ぶアク
チュエータ通路38が配設され、アクチュエータ通路3
8の途中にはレギュレータバルブ29が介装される。ア
クチュエータ通路38は高圧選択弁39を介して各出口
側通路24,25の圧力の高いいずれか一方に連通す
る。
【0051】この場合、車両の前進時に作動油はチェッ
ク弁34を流れ、チェック弁34の前後差圧ΔPdに応
じてレギュレータバルブ29が作動する。一方、車両の
後進時に作動油はチェック弁35を流れ、チェック弁3
5の前後差圧ΔPsに応じてレギュレータバルブ29が
作動する。したがって、各チェック弁34,35を異な
らせることにより、車両の前進時と後進時でエマージェ
ンシーポンプ4の吐出容量を変えられ、アシスト力を適
宜に設定できる。
【0052】次に図4に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0053】本実施の形態は、流量検出抵抗をメインポ
ンプ1の吐出圧が高まるのに伴って大きくする流量検出
抵抗調節手段として、エマージェンシー通路21の途中
には大小の流量検出抵抗(オリフィス)8,9を切換え
る抵抗切換バルブ15が介装される。
【0054】抵抗切換バルブ15はそのポジションを切
換える信号圧としてメインポンプ1の吐出圧が導かれ
る。抵抗切換バルブ15はメインポンプ1の吐出圧が所
定値以上に高い通常時に作動油を流路断面積の小さい流
量検出抵抗8に導くポジションeに切換わり、メインポ
ンプ1の吐出圧が所定値より低い非常時にスプリングの
付勢力によって作動油を流路断面積の大きい流量検出抵
抗9に導くポジションfに切換わる。
【0055】この場合、メインポンプ1が正常に作動す
る通常時に非常時より少ない作動油流量でレギュレータ
バルブ29を作動させるのに必要な前後差圧ΔPが生
じ、エマージェンシーポンプ4の吐出容量が減らされ
る。これにより、図5に示すように、切換バルブ5が放
流ポジションbにある無負荷時(通常時)におけるエマ
ージェンシーポンプ4の吐出流量Qoffは、切換バル
ブ5が開通ポジションaにある負荷時(非常時)の設定
値Qeより大幅に減少する。このため、通常時における
エマージェンシーポンプ4の駆動エネルギー損失を削減
できる。
【0056】次に図6に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0057】本実施の形態は、エマージェンシーポンプ
4の吐出圧が上昇するのに伴ってエマージェンシーポン
プ4の吐出容量を減らすカットオフバルブ41を備え
る。
【0058】カットオフバルブ41はアクチュエータ通
路28のレギュレータバルブ29とアクチュエータ22
の間に介装される。カットオフバルブ41はアクチュエ
ータ通路28をレギュレータバルブ29を介してタンク
3または切換バルブ5に連通させるポジションgと、レ
ギュレータバルブ29を介して切換バルブ5のみに連通
させるポジションhとを有する。
【0059】カットオフバルブ41のポジションを切換
える信号圧として流量検出抵抗9の上流からエマージェ
ンシーポンプ4の吐出圧が導かれる。パワーステアリン
グ機構10のパワーシリンダが伸びきった状態に対応し
てカットオフバルブ41は吐出圧が所定値以上に上昇す
るとポジションhに切換わる。
【0060】この場合、パワーステアリング機構10の
パワーシリンダが伸びきるのに伴ってエマージェンシー
ポンプ4の吐出圧が上昇すると、カットオフバルブ41
がポジションhに切換わり、アクチュエータ22を介し
てエマージェンシーポンプ4の傾転角が零となる。これ
により、図7に示すように、無負荷時(通常時)の吐出
流量Qcut-offが零となるが、エマージェンシー
ポンプ4の吐出圧が維持される。この結果、パワーステ
アリング機構10にリリーフバルブを備える必要がな
く、エマージェンシーポンプ4の駆動エネルギー損失を
低減する。
【0061】次に図8に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0062】本実施の形態は、エマージェンシー通路2
1の途中には大小の流量検出抵抗8,9を切換える抵抗
切換バルブ15が介装されるとともに、エマージェンシ
ーポンプ4の吐出圧が上昇するのに伴ってエマージェン
シーポンプ4の吐出容量を減らすカットオフバルブ41
が介装される。
【0063】抵抗切換バルブ15とカットオフバルブ4
1はそれぞれのポジションを切換える信号圧としてメイ
ンポンプ1の吐出圧が導かれる。
【0064】この場合、図9に示すように、無負荷時
(通常時)の吐出流量Qoffが負荷時(非常時)の吐
出流量Qeより大幅に減少する。このため、通常時にお
けるエマージェンシーポンプ4の駆動エネルギー損失を
削減できる。そして、カットオフバルブ41の作動時に
おける吐出流量Qcut-offが零となるが、エマー
ジェンシーポンプ4の吐出圧が維持される。この結果、
パワーステアリング機構10にリリーフバルブを備える
必要がなく、エマージェンシーポンプ4の駆動エネルギ
ー損失を低減する。
【0065】次に図10に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0066】本実施の形態は、エマージェンシーポンプ
4の吐出圧が上昇するのに伴ってエマージェンシーポン
プ4の吐出容量を減らすカットオフバルブ41を備える
とともに、切換バルブ5はエマージェンシー通路21を
閉塞する閉塞ポジションiを有する。
【0067】この場合、メインポンプ1の吐出圧が所定
値以上に高い通常時に切換バルブ5が閉塞ポジションi
に切換わると、エマージェンシーポンプ4の吐出圧が上
昇するのでカットオフバルブ41がポジションhに切換
わり、アクチュエータ22を介してエマージェンシーポ
ンプ4の傾転角が零となる。これにより、図11に示す
ように無負荷時(通常時)の吐出流量Qoffが零とな
り、通常時におけるエマージェンシーポンプ4の駆動エ
ネルギー損失を低減できる。
【0068】また、パワーステアリング機構10のパワ
ーシリンダが伸びきるのに伴ってエマージェンシーポン
プ4の吐出圧が上昇しても、カットオフバルブ41がポ
ジションhに切換わり、吐出流量Qcut-offが零
となる。
【0069】次に図12に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0070】本実施の形態は、前記図10に示す実施の
形態と同じく、エマージェンシーポンプ4の吐出圧が上
昇するのに伴ってエマージェンシーポンプ4の吐出容量
を減らすカットオフバルブ41を備えるとともに、切換
バルブ5はエマージェンシー通路21を閉塞する閉塞ポ
ジションiを有する。
【0071】そして、カットオフバルブ41のポジショ
ンを切換える信号圧として流量検出抵抗9の上流からエ
マージェンシーポンプ4の吐出圧が導かれるとともに、
メインポンプ1の吐出圧が導かれるようになっている。
【0072】この場合、カットオフバルブ41の信号圧
としてメインポンプ1の吐出圧が導かれる分、カットオ
フバルブ41をポジションhに切換えるのに必要なエマ
ージェンシーポンプ4の吐出圧が小さくて済み、通常時
におけるエマージェンシーポンプ4の駆動エネルギー損
失を低減できる。
【0073】次に図13に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0074】本実施の形態は、前記図10に示す実施の
形態と同じく、エマージェンシーポンプ4の吐出圧が上
昇するのに伴ってエマージェンシーポンプ4の吐出容量
を減らすカットオフバルブ41を備えるとともに、切換
バルブ5はエマージェンシー通路21を閉塞する閉塞ポ
ジションiを有する。
【0075】そして、前記図3に示す実施の形態と同じ
く、流量検出抵抗の機能をチェック弁34,35に持た
せるもので、レギュレータバルブ29のポジションを切
換える信号圧としてチェック弁34,35の前後差圧Δ
Pd,ΔPsが導かれる。
【0076】この場合も、図11に示すように無負荷時
(通常時)におけるエマージェンシーポンプ4の吐出流
量Qoffが零となり、エマージェンシーポンプ4の駆
動エネルギー損失を低減できる。
【0077】また、各チェック弁34,35の抵抗を異
ならせることにより、車両の前進時と後進時でエマージ
ェンシーポンプ4の吐出容量を変えられ、アシスト力を
適宜に設定できる。
【0078】次に図14に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0079】本実施の形態は、エマージェンシーポンプ
4の斜板傾転角度を調節する駆動手段として、エマージ
ェンシーポンプ4の吐出圧がレギュレータバルブ29を
介して導かれる油圧アクチュエータ22を備えるととも
に、メインポンプ1の吐出圧が導かれる第二油圧アクチ
ュエータ42を備える。
【0080】この場合、メインポンプ1が正常に作動し
ている通常時に、メインポンプ1の吐出圧が上昇するの
に伴い第二油圧アクチュエータ42を介してエマージェ
ンシーポンプ4の吐出容量が減少する。このため、図1
5に示すように、無負荷時(通常時)におけるエマージ
ェンシーポンプ4の吐出流量Qoffは回転速度Nが高
まるのに伴って次第に増大するものの、負荷時(非常
時)の設定値Qeより大幅に減少し、通常時におけるエ
マージェンシーポンプ4の駆動エネルギー損失を低減で
きる。
【0081】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧回路図。
【図2】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と吐
出流量の関係を示す特性図。
【図3】他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図4】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図5】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と吐
出流量の関係を示す特性図。
【図6】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図7】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と吐
出流量の関係を示す特性図。
【図8】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図9】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と吐
出流量の関係を示す特性図。
【図10】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図11】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と
吐出流量の関係を示す特性図。
【図12】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図13】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図14】さらに他の実施の形態を示す油圧回路図。
【図15】同じくエマージェンシーポンプの回転速度と
吐出流量の関係を示す特性図。
【符号の説明】
1 メインポンプ 2 エンジン 3 タンク 4 エマージェンシーポンプ 5 切換バルブ 6 動力伝達機構 8 流量検出抵抗 9 流量検出抵抗 10 パワーステアリング機構 11 メイン通路 15 切換バルブ 21 エマージェンシー通路 22 油圧アクチュエータ 28 アクチュエータ通路 29 レギュレータバルブ 34 チェック弁 35 チェック弁 39 高圧選択弁 41 カットオフバルブ 42 第二油圧アクチュエータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧により操舵力を補助するパワーステア
    リング機構と、 原動機に駆動されるメインポンプと、 前記メインポンプから吐出される作動油を前記パワース
    テアリング機構に導くメイン通路と、 車輪により動力伝達機構を介して駆動される吐出容量可
    変型のエマージェンシーポンプと、 前記エマージェンシーポンプから吐出される作動油を前
    記メインポンプの吐出流量低下時に前記パワーステアリ
    ング機構に導くエマージェンシー通路と、 前記エマージェンシーポンプの吐出容量を回転速度に応
    じて調節する制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両の油圧式パワーステアリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】前記エマージェンシーポンプとしてアキシ
    ャル型のポンプを用い、 車両の前進時に前記エマージェンシーポンプから前記エ
    マージェンシー通路に向かう作動油の流れに対して開弁
    するチェック弁と、 車両の前進時に前記エマージェンシーポンプに吸い込ま
    れる作動油の流れに対して開弁するチェック弁と、 車両の後進時に前記エマージェンシーポンプから前記エ
    マージェンシー通路に向かう作動油の流れに対して開弁
    するチェック弁と、 車両の後進時に前記エマージェンシーポンプに吸い込ま
    れる作動油の流れに対して開弁するチェック弁と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の油圧
    式パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記パワーステアリング機構に対して前記
    エマージェンシー通路を選択的に連通させる切換バルブ
    を備え、 前記切換バルブが前記メインポンプの吐出圧に応じて切
    換作動する構成としたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の車両の油圧式パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段が、 前記エマージェンシーポンプの吐出容量を調節する油圧
    アクチュエータと、 前記エマージェンシーポンプから吐出される作動油が流
    れる流量検出抵抗と、 前記流量検出抵抗の前後差圧に応じて前記油圧アクチュ
    エータに導かれる作動油圧を調節して前記エマージェン
    シーポンプの吐出流量を制御するレギュレータバルブ
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    つに記載の車両の油圧式パワーステアリング装置。
  5. 【請求項5】前記メインポンプの吐出圧が高まるのに伴
    って前記流量検出抵抗を構成する絞りを小さくする流量
    検出抵抗調節手段を備えたことを特徴とする請求項4に
    記載の車両の油圧式パワーステアリング装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段が、 前記エマージェンシーポンプの吐出容量を調節する油圧
    アクチュエータと、 車両の前進時に前記エマージェンシーポンプから吐出す
    る作動油が流れるチェック弁と、 車両の後進時に前記エマージェンシーポンプから吐出す
    る作動油が流れるチェック弁と、 前記各チェック弁の前後差圧に応じて前記油圧アクチュ
    エータに導かれる作動油圧を調節して前記エマージェン
    シーポンプの吐出流量を抑えるレギュレータバルブと、 を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    つに記載の車両の油圧式パワーステアリング装置。
  7. 【請求項7】前記パワーステアリング機構に対して前記
    エマージェンシー通路を選択的に連通させる切換バルブ
    を備え、 前記切換バルブは前記パワーステアリング機構に対して
    前記エマージェンシー通路を連通しないポジションにて
    前記エマージェンシー通路をタンクに連通することを特
    徴とする請求項3から6のいずれか一つに記載の車両の
    油圧式パワーステアリング装置。
  8. 【請求項8】前記エマージェンシーポンプの吐出容量を
    調節する第二油圧アクチュエータを備え、 前記第二油圧アクチュエータに前記メインポンプの吐出
    圧を導き、 前記メインポンプの吐出圧が上昇するのに伴い前記エマ
    ージェンシーポンプの吐出容量が減少するように構成し
    たことを特徴とする請求項3から7のいずれか一つに記
    載の車両の油圧式パワーステアリング装置。
  9. 【請求項9】前記エマージェンシーポンプの吐出圧が上
    昇するのに伴って前記エマージェンシーポンプの吐出容
    量を減らすカットオフバルブを備えたことを特徴とする
    請求項1から7のいずれか一つに記載の車両の油圧式パ
    ワーステアリング装置。
  10. 【請求項10】前記エマージェンシーポンプの吐出圧が
    上昇するのに伴って前記エマージェンシーポンプの吐出
    容量を減らすカットオフバルブを備え、 前記パワーステアリング機構に対して前記エマージェン
    シー通路を選択的に連通させる切換バルブを備え、 前記切換バルブは前記パワーステアリング機構に対して
    前記エマージェンシー通路を連通しないポジションにて
    前記エマージェンシー通路を閉塞することを特徴とする
    請求項3から6のいずれか一つに記載の車両の油圧式パ
    ワーステアリング装置。
  11. 【請求項11】前記カットオフバルブのポジションを切
    換える信号圧として前記エマージェンシーポンプの吐出
    圧が導かれるとともに前記メインポンプの吐出圧が導か
    れることを特徴とする請求項9または10に記載の車両
    の油圧式パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100779349B1 (ko) * 2001-12-31 2007-11-23 두산인프라코어 주식회사 휠타입 건설중장비의 비상조향장치
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WO2023178797A1 (zh) * 2022-03-22 2023-09-28 三一汽车起重机械有限公司 应急转向系统、底盘和作业机械

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