JPH09109908A - 産業用車両の油圧操向システム - Google Patents

産業用車両の油圧操向システム

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JPH09109908A
JPH09109908A JP8247765A JP24776596A JPH09109908A JP H09109908 A JPH09109908 A JP H09109908A JP 8247765 A JP8247765 A JP 8247765A JP 24776596 A JP24776596 A JP 24776596A JP H09109908 A JPH09109908 A JP H09109908A
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JP
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steering
oil
valve unit
main pump
valve
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Application number
JP8247765A
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English (en)
Inventor
Hyun Gie Ko
鉉 奇 高
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Daiu Jukogyo Kk
Hyundai Doosan Infracore Co Ltd
Original Assignee
Daiu Jukogyo Kk
Daewoo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daiu Jukogyo Kk, Daewoo Heavy Industries Ltd filed Critical Daiu Jukogyo Kk
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/30Safety devices, e.g. alternate emergency power supply or transmission means to ensure steering upon failure of the primary steering means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンやメインポンプの故障に自動的に対
応して非常用操向油を操向バルブユニットに引き続き供
給できるようする。 【解決手段】 エンジン202により駆動されてオイルタ
ンク204から操向バルブユニット216および作動器コント
ロールバルブユニット220に圧油を供給するメインポン
プ200と、圧油を操向バルブユニットに優先的に供給す
るプライオリティ弁212と、電気モータ250により駆動さ
れて非常用操向油を吐出する補助ポンプ256と、メイン
ポンプが圧油を吐出する場合には補助ポンプをオイルタ
ンクと連通させ、圧油を吐出しないときには補助ポンプ
を操向バルブユニットと連通させる方向切換バルブ260
と、メインポンプが圧油を吐出するときには電気モータ
を電源手段254から遮断し、圧油を吐出しないときには
電気モータを電源手段に接続させて補助ポンプが操向バ
ルブユニットに非常用操向油を供給するようにした電源
供給制御手段274とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォークリフトなど
のような産業用車両に用いられる油圧操向システムに関
し、特に、産業用車両のエンジンまたはメイン油圧ポン
プの作動が中断した非常状態においても油圧操向機能を
そのまま保持することができるようにした油圧操向シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、産業用車両の操向システムは、
運転者の手動操作力に依存して操向を行なうものと、圧
油の力にのみ依存して操向を行なうものがあり、後者を
全油圧操向システムという。かかる全油圧操向システム
はフォークリフトにおいて広く用いられている。そし
て、全油圧操向システムは、操向シリンダに供給される
圧油の量を制御するコントロールバルブが操向ハンドル
と機械的に連結されたタイプのものと、コントロールバ
ルブが操向ハンドルに設けられたメータリングポンプか
ら供給されるオイルにより制御されるタイプのものに二
分されるが、フォークリフトのような産業用車両におい
ては主に前者のようなタイプの全油圧操向システムが用
いられている。
【0003】図2は従来の全油圧操向システムの一例を
示すものであり、この全油圧操向システムによると、車
両のエンジン101により駆動される油圧ポンプ102
から吐出された圧油はプライオリティ弁ユニット103
を通じてコントロールバルブユニット104と操向バル
ブユニット105に選択的に供給され、操向バルブユニ
ット105に供給された圧油はこの操向バルブユニット
105と機械的に連結された操向ハンドル106の回転
方向に従い操向シリンダ107の左側または右側圧力室
に流入して動力操向シリンダ107を左側または右側に
伸縮作動させるようになっている。これによって、図示
していないクロスバーが左右に動いて車輪に対する操向
を行なう。
【0004】さらに、プライオリティ弁ユニット103
は、圧油が常に操向バルブユニット105に優先的に供
給されるようにして車両の操向が安定的に行なわれるよ
うになし、操向バルブユニット105が中立状態にある
とき、すなわち車両の操向動作が行なわれない場合に
は、圧油がコントロールバルブユニット104に供給さ
れて作業機の油圧シリンダ112を作動させるようにな
っている。
【0005】そして、操向バルブユニット105の内部
に設けられた操向制御バルブ108は、操向ハンドル1
06を右側または左側に回転させるに従って中立位置か
ら作動位置に移動することにより圧油を油圧モータ10
9に供給し、これを正回転または逆回転させるようにな
っている。
【0006】さらに、油圧モータ109に供給される圧
油の量は、操向ハンドル106の回転速度に従い変化
し、油圧モータ109を通過した圧油は再び操向制御バ
ルブ108に帰還した後、さらに操向シリンダ107に
供給されるようになっている。操向シリンダ107に供
給される流量Qsは、次の式により決定される。
【0007】
【数1】 上記式(1)において、Qpは油圧ポンプ102から吐
出される流量(l/分)、Nsは操向ハンドル106の
回転速度(rpm)、ηv1は操向バルブユニット10
5に内蔵されたモータの容積効率、Neはエンジン10
1の回転速度、qth1は操向バルブユニット105に
内蔵されたモータの吐出容量(cc/rev)、qth
2は油圧ポンプ102の吐出容量(cc/rev)であ
る。
【0008】しかしながら、エンジン101の動作が停
止される瞬間に上記式(1)においてQpはゼロにな
り、このとき、操向ハンドル106を回して操向バルブ
ユニット105の操向制御バルブ108を切換えると、
オイルタンク110のオイルがチェックバルブ111を
経由して油圧モータ109に流入する。
【0009】そして、エンジン101の動作が停止する
ことにより油圧システム全体の内部圧力がほとんどゼロ
になるので、操向シリンダ107を作動させるための圧
力Pは操向ハンドル106の操作によるトルクにより生
成されることになり、その圧力は次のようである。
【0010】
【数2】 上記式(2)において、Tは操向ハンドルに加わるトル
ク(kgf.m)であり、qは操向バルブユニットに内
蔵されたモータの吐出容量(cc/rev)である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
上記式(2)においてPを満たすべきトルクを運転者の
力で発生させることはほとんど不能であるため、油圧ポ
ンプに故障が発生して圧油が吐出されない場合や油圧ポ
ンプを動作させるエンジンが急に停止した場合には操向
バルブユニットにこれ以上の圧油が供給されず操向不能
になる。もし、荷物を積載した状態の車両を移動させる
途中にかかる非常事態が発生すると大事故につながる可
能性もある。
【0012】従って、本発明は、前記のような問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、車
両の運行中にエンジンまたは油圧ポンプが停止しても操
向に必要な圧油を生成し続けて非常操向を可能にする産
業用車両の油圧操向システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の目的
は、エンジンと、オイルタンクと、操向バルブユニット
と、作動器コントロールバルブユニットと、前記エンジ
ンにより回転駆動されて前記オイルタンクから前記操向
バルブユニットおよび作動器コントロールバルブユニッ
トに圧油を供給するメインポンプと、前記圧油が前記操
向バルブユニットに優先的に供給されるようにするプラ
イオリティ弁と、前記エンジンについて並列に設けられ
る電気モータと、この電気モータに選択的に接続されて
電流を供給する電源手段と、前記電気モータにより回転
駆動して非常用操向油を生成する補助ポンプと、前記メ
インポンプが圧油を吐出するときには前記補助ポンプを
オイルタンクと連通させ、前記メインポンプが圧油を吐
出しないときには前記補助ポンプを前記操向バルブユニ
ットと連通させる方向切換バルブと、前記メインポンプ
が圧油を吐出するときには前記電気モータを前記電源手
段から遮断し、前記メインポンプが圧油を吐出しないと
きには前記電気モータを前記電源手段に接続することに
よって前記補助ポンプが前記操向バルブユニットに非常
用操向油を供給するようにする電源供給制御手段とを含
む産業用車両の油圧操向システムにより達成することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付の図面を参照して詳細に説明する。図1に示す
ように、本発明の油圧操向システムは、エンジン202
により駆動されるメインポンプ200を備える。このメ
インポンプ200は、オイルタンク204内のオイルを
メイン供給ライン206を通じてプライオリティ弁ユニ
ット208に供給するようにオイルタンク204および
プライオリティ弁ユニット208にそれぞれ接続してい
る。メイン供給ライン206には、一旦プライオリティ
弁ユニット208に供給された圧油がメインポンプ20
0に逆流することを防止するためのチェックバルブ21
0が設けられている。
【0015】プライオリティ弁ユニット208は、プラ
イオリティ弁212を有する。このプライオリティ弁2
12は、操向供給ライン214を通じて操向バルブユニ
ット216に連結されると共に、作動器供給ライン21
8を通じて作動器コントロールバルブユニット220に
連結されている。かかるプライオリティ弁212は、メ
インポンプ200を操向バルブユニット216と連通さ
せる第1の作動位置とメインポンプ200を作動器コン
トロールバルブユニット220と連通させる第2の作動
位置との間でシフト可能であって、その一側には圧縮ス
プリング222が設けられている。この圧縮スプリング
222は、平常時にプライオリティ弁212を第1の作
動位置にバイアスすることにより、圧油が操向バルブユ
ニット216に優先的に供給されるようにしている。さ
らに、プライオリティ弁212の一側には、コントロー
ルライン224が圧縮スプリング222に並列に連結さ
れており、プライオリティ弁212の他側には、パイロ
ットライン226が連結されてプライオリティ弁212
の位置を既知の方式で制御する。そして、コントロール
ライン224は、バイパスライン228を通じて操向バ
ルブユニット216と連通すると共に、オイルフィルタ
230およびリリーフバルブ232を経由してオイルタ
ンク204と連結されている。操向供給ライン214に
は、チェックバルブ234が設置されて操向バルブユニ
ット216に移送された圧油が逆流するのを防止してい
る。
【0016】作動器コントロールバルブユニット220
は、ジョイスティック236の操作に従いプライオリテ
ィ弁212からの圧油を作動器シリンダ238に供給し
たり作動器シリンダ238内の圧油をオイルタンク20
4に排出する機能を果たす。さらに、作動器シリンダ2
38は図示していない各種の作業機例えばフォークリフ
トのフォークに連結されている。
【0017】操向バルブユニット216は、操向ハンド
ル240により位置制御される操向バルブ242と、操
向ハンドル240に作動的に連結された油圧モータ24
4とから構成される。操向バルブ242は、図1に示す
中立位置から第1または第2の作動位置にシフトするこ
とができ、中立位置においてはプライオリティ弁212
からの圧油が操向シリンダ246に供給されないように
し、第1または第2の作動位置においてはプライオリテ
ィ弁212からの圧油が油圧モータ244を介して操向
シリンダ246の左側または右側の圧力室のいずれか一
つに導入されるようになっている。
【0018】このとき、他の一つの圧力室内の圧油は、
操向排出ライン248を経てオイルタンク204に排出
される。油圧モータ244は、操向供給ライン214か
ら操向バルブ242を通じて供給される圧油を操向ハン
ドル240の回転速度に従いメータリングして操向シリ
ンダ246に供給する役割をする。そして、操向供給ラ
イン214と操向排出ライン248との間にはチェック
バルブ249が設置され、操向排出ライン248内の圧
油が操向供給ライン214に流れることを許容し、その
逆の流れを遮断するようにしている。
【0019】本発明の好ましい態様によると、油圧操向
装置は、リレースイッチ252を介してバッテリ254
に選択的に接続される電気モータ250と、この電気モ
ータ250により回転駆動される補助ポンプ256とを
さらに備えている。補助ポンプ256は、補助供給ライ
ン258を通じて方向切換バルブ260に連結してお
り、電気モータ250の作動に従いオイルタンク204
から方向切換バルブ260に非常用操向油を供給する。
なお、補助供給ライン258には、チェックバルブ26
2を設置して方向切換バルブ260から圧油が逆流しな
いようにすることが好ましい。
【0020】方向切換バルブ260は、第1のブランチ
ライン264を通じてオイルタンク204と連結される
と共に、第2のブランチライン266を通じて操向供給
ライン204と連結されている。かかる方向切換バルブ
260は、補助ポンプ256をオイルタンク204と連
通させる第1の作動位置と、補助ポンプ256を操向バ
ルブユニット216の操向バルブ242と連通させる第
2の作動位置との間でシフト可能である。
【0021】方向切換バルブ260の一側には、圧縮ス
プリング268が設置されており、方向切換バルブ26
0を第2の作動位置にバイアスする。そして、方向切換
バルブ260の他側には、パイロット圧力室270が設
けられており、このパイロット圧力室270はパイロッ
トライン272を通じてメイン供給ライン206と連通
している。パイロット圧力室270にメインポンプ20
0の吐出圧力が作用するときには、方向切換バルブ26
0が圧縮スプリング268の力に打ち勝って図1に示す
第1の作動位置に移動するが、パイロット圧力室270
にメインポンプ200の吐出圧力が作用しないときに
は、方向切換バルブ260が圧縮スプリング268によ
り第2の作動位置に移動する。
【0022】リレースイッチ252の動作は、電磁制御
器274により制御される。この電磁制御器274は、
圧力検出器276およびエンジン始動検出器278と電
気的に接続しており、両者からの入力信号に応じてリレ
ースイッチ252を開閉させる。圧力検出器276は、
メイン供給ライン206に設置されるものであり、メイ
ン供給ライン206内の油圧が検出されるときには電磁
制御器274に圧力検出信号を出力する。さらに、エン
ジン始動検出器278は、バッテリ254とエンジン2
02との間に設置された始動スイッチ279に連結され
るものであり、始動スイッチ279が切れると電磁制御
器274にエンジン停止信号を出力する。電磁制御器2
74は、圧力検出信号またはエンジン停止信号のいずれ
か一つが入力されるときにはリレースイッチ252を開
放して電気モータ250への電源供給を遮断するが、圧
力検出信号とエンジン停止信号いずれもが入力されない
ときにはリレースイッチ252を閉鎖してバッテリ25
4の電力が電気モータ250に供給されるようにする。
【0023】次に、本発明に従う油圧操向装置の作動に
ついて詳細に説明する。
【0024】まず、運転者が始動スイッチ279をオン
すると、メインポンプ200は圧油をメイン供給ライン
206を通じてプライオリティ弁212に移送する。初
期状態においてプライオリティ弁212は圧縮スプリン
グ222により第1の作動位置(左側位置)に保持され
ているので、圧油は操向供給ライン214を経て操向バ
ルブ242に送られる。このとき、操向ハンドル240
を回すと操向バルブ242が中立位置から第1または第
2の作動位置にシフトし、これによって操向供給ライン
214内の圧油は操向バルブ242および油圧モータ2
44を経て操向シリンダ246の右側または左側の圧力
室に供給されて動力操向を行なう。
【0025】このとき、操向ハンドル240の回転速度
が速くなると油圧モータ244の回転速度も速くなって
操向シリンダ246に供給される油量が増加し、車両の
旋回速度が速くなる。これと反対に、操向ハンドル24
0を徐々に回転させると、油圧モータ244の回転速度
が遅くなって操向シリンダ246に供給される油量が減
少し、操向が徐々に行なわれる。
【0026】操向ハンドル240を回さないときには、
操向バルブ242が中立位置に保持されて操向供給ライ
ン214内の圧力が増加し、この結果、プライオリティ
弁212が圧縮スプリング222の力に打ち勝って第2
の作動位置(右側位置)にシフトされて圧油が全部作動
器コントロールバルブユニット220に供給される。
【0027】エンジン202とメインポンプ200が正
常に作動してメイン供給ライン206内に圧油が吐出さ
れているときには、圧油の圧力がパイロットライン27
2を通じて方向切換バルブ260のパイロット圧力室2
70に伝達される。従って、方向切換バルブ260は圧
縮スプリング268の力に打ち勝って第1の作動位置
(右側位置)に移動して、補助油圧ポンプ256がオイ
ルタンク204と連通する。このように、エンジン20
2とメインポンプ200が正常に作動してメイン供給ラ
イン206内に圧油が吐出される場合には、圧力検出器
276は電磁制御器274に圧力検出信号を送り、これ
によって、電磁制御器274はリレースイッチ252を
開放状態に保持してバッテリ254の電力が電気モータ
250に供給されないようにする。従って、補助ポンプ
256は非常用操向油を吐出しないようになっており、
もし誤って非常用操向油を吐出してもその圧油はすべて
オイルタンク204に排出される。
【0028】一方、エンジン202がバッテリ254と
連結された状態においてメイン供給ライン206内に圧
油が吐出されない場合、すなわち、エンジン202やメ
インポンプ200のいずれか一つまたはいずれもが故障
した場合には、方向切換バルブ260のパイロット圧力
室270には油圧が作用しないので、方向切換バルブ2
60は圧縮スプリング268の力により第2の作動位置
(左側位置)にシフトされる。この結果、補助ポンプ2
56は操向供給ライン214と連通状態となる。このと
き、メイン供給ライン206内には油圧がかからないの
で、圧力検出器276は電磁制御器274に圧力検出信
号を出力しない。これによって、電磁制御器274は、
リレースイッチ252を閉鎖してバッテリ254の電力
を電気モータ250に供給するようにし、電気モータ2
50は補助ポンプ256を回転駆動して非常用操向油が
補助供給ライン258内に吐出される。このように吐出
された非常用操向油は、第2のブランチライン266と
操向供給ライン214を経て操向バルブ242に供給さ
れ、エンジン202やメインポンプ200が故障しても
動力操向が引き続き可能となる。
【0029】補助ポンプ256から吐出した非常用操向
油で操向して車両が目的地に到達すると、始動スイッチ
279を切り、このとき、始動検出器278は電磁制御
器274にエンジン停止信号を入力する。電磁制御器2
74は、エンジン停止信号に応答してリレースイッチ2
52を開放してバッテリ254の電力が電気モータ25
0にこれ以上供給されないようにする。従って、電気モ
ータ250が停止し、補助ポンプ256の動作が中断し
て非常用操向作動が終了する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧操向
システムによれば、エンジンまたはメインポンプの故障
に自動的に対応して動力操向を引き続き可能にするいわ
ゆるフェイルセーフ機能を備えているので、車両の走行
中にエンジンやメインポンプが故障しても車両が操向不
能状態に落ちいることはなく、事故を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う油圧操向システムの構成を示す油
圧回路図である。
【図2】従来の油圧操向システムの構成を示す油圧回路
図である。
【符号の説明】
200 メインポンプ 202 エンジン 204 オイルタンク 206 メイン供給ライン 208 プライオリティ弁ユニット 210 チェックバルブ 222 圧縮スプリング 224 コントロールライン 226 パイロットライン 228 バイパスライン 230 オイルフィルタ 232 リリーフバルブ 234 チェックバルブ 236 ジョイスティック 238 作動器シリンダ 240 操向ハンドル 242 操向バルブ 244 油圧モータ 246 操向シリンダ 248 操向排出ライン 249 チェックバルブ 250 電気モータ 252 リレースイッチ 254 バッテリ 256 補助ポンプ 258 補助供給ライン 260 方向切換バルブ 262 チェックバルブ 264 第1のブランチライン 266 第2のブランチライン 268 圧縮スプリング 270 パイロット圧力室 272 パイロットライン 274 電磁制御器 276 圧力検出器 278 エンジン始動検出器 279 始動スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、オイルタンクと、操向バル
    ブユニットと、作動器コントロールバルブユニットと、
    前記エンジンにより回転駆動されて前記オイルタンクか
    ら前記操向バルブユニットおよび作動器コントロールバ
    ルブユニットに圧油を供給するメインポンプと、前記圧
    油が前記操向バルブユニットに優先的に供給されるよう
    にするプライオリティ弁とから構成された産業用車両の
    油圧操向システムにおいて、電気モータと、前記電気モ
    ータに選択的に接続されて電流を供給する電源手段と、
    前記電気モータにより回転駆動して非常用操向油を生成
    する補助ポンプと、前記メインポンプが圧油を吐出する
    ときには前記電気モータを前記電源手段から遮断し、前
    記メインポンプが圧油を吐出しないときには前記電気モ
    ータを前記電源手段に接続することによって前記補助ポ
    ンプが前記操向バルブユニットに非常用操向油を供給す
    るようにした電源供給制御手段とを含む産業用車両の油
    圧操向システム。
  2. 【請求項2】 前記メインポンプが圧油を吐出している
    ときには前記補助ポンプをオイルタンクと連通させ、前
    記メインポンプが圧油を吐出しないときには前記補助ポ
    ンプを前記操向バルブユニットと連通させる方向切換バ
    ルブをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の産
    業用車両の油圧操向システム。
  3. 【請求項3】 前記電源供給制御手段は、前記電気モー
    タと前記電源手段との間に設置されて開放位置と閉鎖位
    置との間で作動するリレースイッチと、前記メインポン
    プの出口側に設置されて前記メインポンプが圧油を吐出
    するとき圧力検出信号を出力する圧力検出器と、始動ス
    イッチを切って前記エンジンが電源手段から遮断される
    とエンジン停止信号を出力する始動検出器と、前記圧力
    検出信号または前記エンジン停止信号が入力される場合
    には前記リレースイッチを開放位置に保持し、前記圧力
    検出信号とエンジン停止信号が入力されない場合には前
    記リレースイッチを閉鎖位置に保持する電磁制御器とか
    ら構成されたことを特徴とする請求項2に記載の産業用
    車両の油圧操向システム。
  4. 【請求項4】 前記メインポンプは、メイン供給ライン
    を通じて前記プライオリティ弁と連結され、前記メイン
    供給ラインには前記圧力検出器が設置されていることを
    特徴とする請求項3に記載の産業用車両の油圧操向シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記メインポンプは、メイン供給ライン
    を通じて前記プライオリティ弁と連結され、前記メイン
    供給ラインには圧油がメインポンプに逆流することを防
    止するチェックバルブが設置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の産業用車両の油圧操向システム。
  6. 【請求項6】 前記方向切換バルブの一側にはそのバル
    ブを第1の作動位置にバイアスする圧縮スプリングが設
    けられ、前記方向切換バルブの他側にはパイロット圧力
    室が設けられており、このパイロット圧力室はパイロッ
    トラインを通じて前記メイン供給ラインと連通すること
    を特徴とする請求項2に記載の産業用車両の油圧操向シ
    ステム。
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