JPS61236644A - リン酸カルシウム硬化性組成物 - Google Patents
リン酸カルシウム硬化性組成物Info
- Publication number
- JPS61236644A JPS61236644A JP7720185A JP7720185A JPS61236644A JP S61236644 A JPS61236644 A JP S61236644A JP 7720185 A JP7720185 A JP 7720185A JP 7720185 A JP7720185 A JP 7720185A JP S61236644 A JPS61236644 A JP S61236644A
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- JP
- Japan
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- phosphate
- calcium phosphate
- tricalcium phosphate
- hardenable composition
- hydroxyapatite
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は医療用硬化性組成物に関する。
従来、ハイドロキシアパタイト〔Ca、o(PO4)6
(OH)2〕は、人工歯根、人工骨材料あるいは歯槽膿
漏疾患による骨欠損部の補修、修復材として研究されて
おり、一部商品化されたものもある。また、β−リン酸
三カルシウム〔β−Cas (PO4)2 ) も同様
の用途に商品化されている。しかしながら、いずれも顆
粒状、多孔質焼結体(海綿状)もしくは硬いセラミック
状の焼結体等の既製の成型体で用いられ、臨床での賦形
性は無い。
(OH)2〕は、人工歯根、人工骨材料あるいは歯槽膿
漏疾患による骨欠損部の補修、修復材として研究されて
おり、一部商品化されたものもある。また、β−リン酸
三カルシウム〔β−Cas (PO4)2 ) も同様
の用途に商品化されている。しかしながら、いずれも顆
粒状、多孔質焼結体(海綿状)もしくは硬いセラミック
状の焼結体等の既製の成型体で用いられ、臨床での賦形
性は無い。
その他、α−リン酸三カルシウム〔α−CaB (PO
4)2 :]、リン酸四ツルシウム〔Ca4P20.〕
、ハハイドロキシアバタイの複合物をレーザー加熱もし
くは電気炉加熱で製造し、成型体もしくは顆粒状にして
人体に埋入する治療材の公知技術もある。これらの先行
公知技術として使用されているハイドロキシアパタイト
、β−リン酸三カルシウムに比べて、α−リン酸三カル
シウム、リン酸四カルシウムは、組織、血清、酸等に対
する溶解性もしくは反応性(化学活性)が高く、組織親
和性が良い。また、生体内において無害で速や、かな骨
形成能を有している。これらの諸性質は、生理学的に見
て極めて有利である。
4)2 :]、リン酸四ツルシウム〔Ca4P20.〕
、ハハイドロキシアバタイの複合物をレーザー加熱もし
くは電気炉加熱で製造し、成型体もしくは顆粒状にして
人体に埋入する治療材の公知技術もある。これらの先行
公知技術として使用されているハイドロキシアパタイト
、β−リン酸三カルシウムに比べて、α−リン酸三カル
シウム、リン酸四カルシウムは、組織、血清、酸等に対
する溶解性もしくは反応性(化学活性)が高く、組織親
和性が良い。また、生体内において無害で速や、かな骨
形成能を有している。これらの諸性質は、生理学的に見
て極めて有利である。
従来技術による、これらのハイドロキシアパタイト、α
−リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム複合物は、
顆粒状又は多孔質ブロック状で生体に埋入するため、強
度を要する部位への使用は制限される。
−リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム複合物は、
顆粒状又は多孔質ブロック状で生体に埋入するため、強
度を要する部位への使用は制限される。
本発明は、α−リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウ
ムの化学活性、組織親和性に注目し、優れた治療効果が
期待出来、部位の形態に合わせて賦形性があり、常温重
合が可能な、しかも生体に無害なリン酸カルシウム硬化
性組成物を提供することを目的とし、α−リン酸三カル
シウム、リン酸四カルシウム、及びハイドロキシアパタ
イト混合物及び硬化液をその主旨とする。また、粒状も
しくは既製の成型体を生体に埋入するより、はるかに用
途が広い。粉液混合練和で粘度状態の時間を自由に選択
出来て、常温硬化後は、1500kg//d以りの耐圧
強度を有する硬化物を提供する。
ムの化学活性、組織親和性に注目し、優れた治療効果が
期待出来、部位の形態に合わせて賦形性があり、常温重
合が可能な、しかも生体に無害なリン酸カルシウム硬化
性組成物を提供することを目的とし、α−リン酸三カル
シウム、リン酸四カルシウム、及びハイドロキシアパタ
イト混合物及び硬化液をその主旨とする。また、粒状も
しくは既製の成型体を生体に埋入するより、はるかに用
途が広い。粉液混合練和で粘度状態の時間を自由に選択
出来て、常温硬化後は、1500kg//d以りの耐圧
強度を有する硬化物を提供する。
本発明に係るリン酸カルシウム硬化性組成物は、前述の
ように医科上及び歯科臨床」−極めて有用な素材である
が、その用途として、次のものを挙げることができる。
ように医科上及び歯科臨床」−極めて有用な素材である
が、その用途として、次のものを挙げることができる。
医科領域:(1)人工骨、人工関節等の材料(2〕人工
骨等と生体との合着、充填用セメント 歯科領域:(月人工歯根の材料 (2〕根管充填材料 (3)抜歯窩中の骨形成促進材料 (4)セメント材料 (5)歯髄保護材料 (6)歯周病治療材料 (7)歯科用充填材料 本発明に係る硬化性組成物を構成するもののうち、α−
リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム及びハイドロ
キシアパタイトは、従来の製造方法即ち乾熱法で製造し
たものでよい。
骨等と生体との合着、充填用セメント 歯科領域:(月人工歯根の材料 (2〕根管充填材料 (3)抜歯窩中の骨形成促進材料 (4)セメント材料 (5)歯髄保護材料 (6)歯周病治療材料 (7)歯科用充填材料 本発明に係る硬化性組成物を構成するもののうち、α−
リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム及びハイドロ
キシアパタイトは、従来の製造方法即ち乾熱法で製造し
たものでよい。
練和液としては、水、生理食塩水、無機酸の水溶液等も
考えられるが、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、イ
タコン酸等の不飽和カルボン酸の重合体または二種以上
の不飽和カルボン酸の共重合体の粉末もしくは10〜6
0重量係の水溶液が硬化体の機械的性質をよくするので
望ましい。
考えられるが、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、イ
タコン酸等の不飽和カルボン酸の重合体または二種以上
の不飽和カルボン酸の共重合体の粉末もしくは10〜6
0重量係の水溶液が硬化体の機械的性質をよくするので
望ましい。
本発明を実施例で更に詳しく説明する。
実施例1
公知の方法で製造されたハイドロキシアパタイト (焼
成温度 1300°C)、α−リン酸三カルシウム(焼
成温度 1200°C)、リン酸四カルシウム(焼成温
度 1500°C)、β−リン酸酸三力走ルシウム焼成
温度 1000°C)とポリアクリル酸(平均分子量1
2,000 )の40チ水溶液を粉液比(重量比)1.
5で練和し、JIS T 6602の歯科用セメント試
験法で、硬化時間、圧縮強度を測定した結果は下記の表
−■の通りである。
成温度 1300°C)、α−リン酸三カルシウム(焼
成温度 1200°C)、リン酸四カルシウム(焼成温
度 1500°C)、β−リン酸酸三力走ルシウム焼成
温度 1000°C)とポリアクリル酸(平均分子量1
2,000 )の40チ水溶液を粉液比(重量比)1.
5で練和し、JIS T 6602の歯科用セメント試
験法で、硬化時間、圧縮強度を測定した結果は下記の表
−■の通りである。
表−I
硬化時間 圧縮強度
ハイドロキシアパタイト 約1680分 −α−リ
ン酸三カルシウム 4.5分 820〜リン酸四カ
ルシウム 7.4分 31oIf/cfIβ−
リン酸三カルシウム 43.0分 62kfI/
QrI実施例2 α−リン酸三カルシウムに10〜40チのリン酸四カル
シウムを均一に混合し、ラバープレス等で500〜l0
00堺−に加圧して成型体とした。この成型体を140
0〜1800°Cにて30分〜2時間焼成し、焼成後5
〜8°C/minの速度で降温し、ボールミル粉砕した
。この粉末を実施例1で述べたポリアクリル酸水溶液と
練和し物性を測定した。また、ハイドロキシアパタイト
の粒径 10μ〜50μの粉末を添加した場合の物性も
測定した。下記の表−■の通りである。
ン酸三カルシウム 4.5分 820〜リン酸四カ
ルシウム 7.4分 31oIf/cfIβ−
リン酸三カルシウム 43.0分 62kfI/
QrI実施例2 α−リン酸三カルシウムに10〜40チのリン酸四カル
シウムを均一に混合し、ラバープレス等で500〜l0
00堺−に加圧して成型体とした。この成型体を140
0〜1800°Cにて30分〜2時間焼成し、焼成後5
〜8°C/minの速度で降温し、ボールミル粉砕した
。この粉末を実施例1で述べたポリアクリル酸水溶液と
練和し物性を測定した。また、ハイドロキシアパタイト
の粒径 10μ〜50μの粉末を添加した場合の物性も
測定した。下記の表−■の通りである。
表−■
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (a)リン酸三カルシウム〔Ca_3(PO_4)_2
〕、リン酸四カルシウム〔Ca_4P_2O_9〕及び
ハイドロキシアパタイト〔Ca_1_0(PO_4)_
6(OH)_2〕を含むリン酸カルシウム混合物と (b)不飽和カルボン酸の重合体または二種以上の不飽
和カルボン酸の共重合体の粉末もしくは水溶液 からなる硬化性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7720185A JPS61236644A (ja) | 1985-04-11 | 1985-04-11 | リン酸カルシウム硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7720185A JPS61236644A (ja) | 1985-04-11 | 1985-04-11 | リン酸カルシウム硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236644A true JPS61236644A (ja) | 1986-10-21 |
Family
ID=13627209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7720185A Pending JPS61236644A (ja) | 1985-04-11 | 1985-04-11 | リン酸カルシウム硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236644A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6395148A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | 住友大阪セメント株式会社 | アパタイト硬化体の製造方法 |
JPS63294863A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-01 | Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd | 骨欠損部及び骨空隙部充填材 |
JPS6476861A (en) * | 1987-09-18 | 1989-03-22 | Mitsubishi Mining & Cement Co | Filler material for bone depleted part and bone gap part |
JPH021285A (ja) * | 1988-01-11 | 1990-01-05 | Asahi Optical Co Ltd | 固着可能な歯科用及び医科用顆粒状骨補填材、その固着方法及び骨補填物 |
US5145520A (en) * | 1989-08-29 | 1992-09-08 | Kyoto University | Bioactive cement |
-
1985
- 1985-04-11 JP JP7720185A patent/JPS61236644A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6395148A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | 住友大阪セメント株式会社 | アパタイト硬化体の製造方法 |
JPS63294863A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-01 | Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd | 骨欠損部及び骨空隙部充填材 |
JPS6476861A (en) * | 1987-09-18 | 1989-03-22 | Mitsubishi Mining & Cement Co | Filler material for bone depleted part and bone gap part |
JPH021285A (ja) * | 1988-01-11 | 1990-01-05 | Asahi Optical Co Ltd | 固着可能な歯科用及び医科用顆粒状骨補填材、その固着方法及び骨補填物 |
JPH0534987B2 (ja) * | 1988-01-11 | 1993-05-25 | Asahi Optical Co Ltd | |
US5145520A (en) * | 1989-08-29 | 1992-09-08 | Kyoto University | Bioactive cement |
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