JPS6123655Y2 - - Google Patents

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JPS6123655Y2
JPS6123655Y2 JP1979008091U JP809179U JPS6123655Y2 JP S6123655 Y2 JPS6123655 Y2 JP S6123655Y2 JP 1979008091 U JP1979008091 U JP 1979008091U JP 809179 U JP809179 U JP 809179U JP S6123655 Y2 JPS6123655 Y2 JP S6123655Y2
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JP
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plunger
operating lever
pinion
engine
electromagnetic coil
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JP1979008091U
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JPS55108270U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、機関始動、電動機のピニオン移行
装置の改良に関するものである。
従来のこの種装置は、電磁コイルの付勢により
軸方向に移動可能なプランジヤを有する電磁石装
置と、プランジヤの一端に形成された係合部に直
接係止されると共に始動電動機のフロントブラケ
ツトに連結された支点を中心に揺動可能に設けら
れ鉄等の磁性体より形成されれた操作レバーと、
この操作レバーの反プランジヤ側端部と係合され
ると共に機関リングギアと噛合されるピニオンを
有する一方向クラツチ装置とから構成される。
そして、その動作は、機関の始動に際し、始動
用スイツチを閉路すると、電磁石装置の電磁コイ
ルが通電励磁されるため、プランジヤが一方向へ
吸引される。これに伴い、操作レバーが支点を基
準に所定方向へ回動され、よつて、一方向クラツ
チ装置、ピニオンは機関リングギアに向つて移動
し、ついにはピニオンと機関リングギアとが噛合
し、又同時に始動電動機の界磁コイルにも通電さ
れ、始動電動機のアマチユアが大トルクで駆動さ
れ、この回転トルクは、アマチユアシヤフトから
一方向クラツチ装置、ピニオンを経て機関リング
ギアに伝達され機関始動が行なわれる。
ところで、上記従来装置では、電磁石装置のプ
ランジヤと操作レバーとが直接係合されており、
しかも操作レバーが磁性体により形成されている
ので、電磁コイルの励磁の際に、この励磁による
磁束がプランジヤから操作レバーへと漏洩し、プ
ランジヤの吸引力を低下させていた。この吸引力
の低下は、特にピニオンと機関リングギアとが衝
合し、プランジヤがレバースプリングに抗して更
に吸引される場合に、吸引力の低下により、プラ
ンジヤが吸引されなくなり、そのため、始動電動
機の界磁コイルへの通電が阻止され、アマチユア
は回転駆動されず、機関の始動を行なえない不具
合が生じ、又、この不具合を解消するためには電
磁コイルを大容量のものに変更しなければなら
ず、そのため、電磁石装置が大型化するという欠
点があつた。
この考案は上記欠点を解消する優れた機関始動
電動機のピニオン移行装置を提供するものであ
る。
以下、第1図乃至第3図に示すこの考案の実施
例について説明する。
まず、第1図、第2図において、1は非磁性の
アルミ等から形成された始動電動機のフロントブ
ラケツト、2はこのフロントブラケツトに固定さ
れた電磁石装置である電磁スイツチ、3はこの電
磁スイツチのケースで、磁性体の鋼等で筒状に形
成されている。4はこのケース内周部に設けられ
た環状に巻回された電磁コイル、5はこの電磁コ
イルが巻回された非磁性のコイルボビン、6はこ
のコイルボビンの内周部に装着され上記電磁コイ
ル4の付勢時に軸方向へ吸引されるプランジヤ、
6aはこのプランジヤの先端に設けられた係合部
である溝部で、後述するレバーの一端が係合され
る。7は上記フロントブラケツト1に回転可能に
支承されたアマチユアシヤフト、8はこのアマチ
ユアシヤフトに連結された一方向クラツチである
オーバランニングクラツチ、9はこのオーバラン
ニングクラツチのクラツチインナと一体的に形成
されたピニオンで、機関リングギア10と噛合可
能である。11は上記オーバランニングクラツチ
のクラツチアウタを構成するスリーブ、12はこ
のスリーブ上に設けられたカラーで上記オーバラ
ンニングクラツチ8のケース端面との間で係止部
13を形成している。14は上記アマチユアシヤ
フト7に固着されたアマチユア、15はこのアマ
チユアと径方向に微少間隙を介して対設された界
磁鉄心、16はこの界磁鉄心に巻装された界磁コ
イル、17は上記界磁鉄心15、界磁コイル16
を固着したヨーク、18はこのヨークと上記電磁
スイツチ2のケース3との間隙を密閉するパツキ
ン、19は上記フロントブラケツト1と一体的に
形成され、上記パツキン18と嵌着される凹部を
形成した筒状の支持部材、20は一端が上記プラ
ンジヤ6の溝部6aに他端が上記係止部13に
各々係止されたピニオン移行用の操作レバーで、
樹脂にて一体成形されており、上記支持部材19
に挿入される支点部分20aは略半球状に形成さ
れており、その支点部分12aの軸方向の左側2
0bは半球面状に形成されており、この半球面状
の部分と上記パツキン18との間には圧縮コイル
ばねからなるレバースプリング21が装置されて
いる。又上記支点部分20aの軸方向の右側20
cは上記フロントブラケツト1の内面に当接する
如く球面状に湾曲して形成されている。又その支
点部分20aの球面のうち、右側20cの湾曲面
の径はその左側20b球面の径より大きく設定さ
れており、上記フロントブラケツト1に接合され
上記プランジヤ6による吸引時にレバー20が容
易に反時計方向に回動し得るように形成されてい
る。
又、上記レバー20の支点部分20aの外周径
は上記支持部材19の内径より充分小さく設定さ
れており、支点部分20aが上記支持部材19内
において何れの方向に対しても自由に動くことが
可能である。
次にこの実施例の動作を説明する。
まず、機関の始動に際し、図示しない始動用ス
イツチを閉路すると電磁スイツチ2の電磁コイル
4が通電励磁され、そのため磁束Φが第1図の点
線に示す磁路に流れ、プランジヤ6は左方向へ吸
引される。これに伴い、操作レバー20が支点部
分20aの右側20cを基準に反時計方向に回動
され、よつてオーバランニングクラツチ8、ピニ
オン9は機関リングギア10に向つて移動し、つ
いにはピニオン9と機関リングギア10とが噛合
される。又、同時に始動電動機の界磁コイル16
にも通電され、アマチユア14が大トルクで駆動
されこの回転トルクはアマチユアシヤフト7から
オーバランニングクラツチ8、ピニオン9を経て
機関リングギア10に伝達され機関始動が行なわ
れる。上記において、ピニオン9と機関リングギ
ア10との噛合の際互いの断面が衝合した場合、
電磁コイル4によるプランジヤ6の左方向へ吸引
により、操作レバー20は、レバースプリング2
1に抗して更に反時計方向に回動し支点部分20
aの右側20cはフロントブラケツト1より離間
される。離間後操作レバー20が反時計方向へ所
定量回動するとプランジヤ6の左端部分に連結さ
れた図示しない可動接点が固定接点に接合して界
磁コイル16アマチユア7は回転し、よつて互い
に衝合状態にあつたピニオン9と機関リングギア
10とは完全噛合し、機関を始動させる。
即ち、この実施例にあつては、操作レバー20
を樹脂で一体成形したものを使用しているので、
電磁コイル4の励磁時にあつては、磁束Φは第1
図に一点鎖線で示す磁路を流れ、プランジヤ6か
ら溝部6aを介して操作レバー20に漏洩するこ
とはない。
尚、上述では、操作レバー20全体を樹脂を形
成するものを例示したが、第3図に示すようにプ
ランジヤ6の溝部6aと係合する部分のみを樹脂
等の非磁性体で形成するようにしてもよい。即
ち、第3図の図中、22は操作レバーで、一端部
は樹脂23にて形成され、その他の部分即ち、支
点部分24a球面状部分24b,24cは鉄24
等で形成されている。
以上の様にこの考案は、操作レバーの少なくと
もプランジヤとの係合部分を非磁性部材で構成
し、電磁コイルによる磁束の操作レバーへの漏洩
を防止するようにしているので、電磁コイルの励
磁によるプランジヤの吸引力は充分大きくなり、
従来の如くプランジヤの吸引力の低下による機関
の始動不良を解消でき、そのため電磁コイルも小
容量のものでもよいので、電磁石装置も何ら大型
にしなくてもよい利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図に示す実施例の要部を示す斜視図、
第3図はこの考案の他の実施例の要部を一部断面
して示す拡大側面図である。図中、1はフロント
ブラケツト、2は電磁スイツチ、3はケース、4
は電磁コイル、5はコイルボビン、6はプランジ
ヤ、6aは溝部、7はアマチユアシヤフト、8は
オーバーランニングクラツチ、9はピニオン、1
0は機関リングギア、20,22は操作レバー、
20a,24aは支点部分である。尚、図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁コイルの付勢により移動可能なプランジヤ
    を有する電磁石装置と、上記プランジヤの一端に
    形成された係合部に直接係止された操作レバー
    と、この操作レバーの反プランジヤ側端部と係合
    されると共に機関駆動用ピニオンを有するクラツ
    チ装置とからなるものにおいて、上記操作レバー
    の少なくとも上記プランジヤとの係合部分を非磁
    性部材で構成し、上記電磁コイルにおける磁束の
    上記操作レバーへの漏洩を防止するようにしたこ
    とを特徴とする機関始動電動機のピニオン移行装
    置。
JP1979008091U 1979-01-24 1979-01-24 Expired JPS6123655Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979008091U JPS6123655Y2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979008091U JPS6123655Y2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55108270U JPS55108270U (ja) 1980-07-29
JPS6123655Y2 true JPS6123655Y2 (ja) 1986-07-15

Family

ID=28816628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979008091U Expired JPS6123655Y2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24

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JP (1) JPS6123655Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2822163A1 (de) * 1978-05-20 1979-11-22 Bosch Gmbh Robert Andrehvorrichtung fuer brennkraftmaschinen

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2822163A1 (de) * 1978-05-20 1979-11-22 Bosch Gmbh Robert Andrehvorrichtung fuer brennkraftmaschinen
JPS54152723A (en) * 1978-05-20 1979-12-01 Bosch Gmbh Robert Starter of internal combustion engine

Also Published As

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JPS55108270U (ja) 1980-07-29

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