JPH0117793Y2 - - Google Patents

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JPH0117793Y2
JPH0117793Y2 JP13375681U JP13375681U JPH0117793Y2 JP H0117793 Y2 JPH0117793 Y2 JP H0117793Y2 JP 13375681 U JP13375681 U JP 13375681U JP 13375681 U JP13375681 U JP 13375681U JP H0117793 Y2 JPH0117793 Y2 JP H0117793Y2
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movable
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electromagnetic coil
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【考案の詳細な説明】 この考案は電磁スイツチに関するものであり、
特に電磁クラツチが装着された内燃機関始動電動
機に使用される電磁スイツチに関するものであ
る。
第1図は従来の電磁スイツチを示す側断面図で
ある。第1図において、ケース1は筒状に構成さ
れ磁路を形成するものである。電磁コイル2は円
筒状に構成され、ケース1内に同軸状に収納され
ている。固定鉄心3はケース1の一端部開孔部を
塞ぐようにケース1にかしめ付けされ、中心部に
貫通孔301を備えている。可動鉄心4は電磁コ
イル2の励磁時にその内端部401の端面が固定
鉄心3に吸引されるもので、ケース1の他端部開
孔部101に摺動可能に挿入されている。金属性
ブツシユ5は電磁コイル2の内周面に施され、固
定鉄心3のケース1の内方向に突出した突部30
2の外周面に接し、且つ可動鉄心4の内端部40
1を摺動可能に装着するものである。復帰ばね6
はケース1と可動鉄心4のつば部402間に装着
され、可動鉄心4を図中の右方向に移動させるも
のである。シフトレバー7はその一端部701が
可動鉄心4の外端部に設けられた溝403内に遊
嵌し、且つその中心部が軸8によつて回動可能に
支持されている。可動接点軸9は一端部901と
この一端部901より段差状に細く構成された他
端部902とを有し、一端部901は可動鉄心4
の内端部401の端面中央部に軸方向に穿設され
た穴404に嵌合挿入されて可動鉄心4に固着さ
れ、且つ固定鉄心3の貫通孔301に摺動可能に
貫通挿入されており、他端部902は固定鉄心3
の凹部303に位置するように設置されている。
ストツプリング10は可動接点軸9の他端部90
2の端部近傍に設けられた溝903内に挿入され
ている。可動接点11はドーナツ状に構成され、
絶縁ワツシシヤ12,13によつて保持され、且
つ可動接点軸9の他端部902に摺動可能に貫通
挿入されている。ストツパー14と座金15,1
6とはストツプリング10と絶縁ワツシヤ13間
において可動接点軸9の他端部902に貫通挿入
されたものである。座金17,18は夫々可動接
点軸9の一端部901と他端部902との段差面
904と絶縁ワツシヤ12間において、可動接点
軸9の他端部902に貫通挿入されたものであ
る。接点ばね19は座金17,18間に装着さ
れ、可動接点11をストツパー14がストツプリ
ング10に当接するまで、図中の左方向に押圧す
るものである。キヤツプ20は例えばベークライ
ト等でモールド成形して構成され、パツキン2
1,22を介してケース1及び固定鉄心3に取付
けられ、可動接点11を収納するものである。固
定接点23はキヤツプ20の貫通孔201に貫通
挿入され、座金24,25及びボルト26によつ
てキヤツプ20に取付けられ、励磁コイル2の励
磁時に可動接点11に接触するものである。パツ
キン27は固定接点23とキヤツプ20間に挿入
されたものである。
次にこの動作を説明する。今、周知のように内
燃機関始動用のキースイツチ(図示せず)が閉成
されると、補助継電器(図示せず)が付勢され、
そのメイク接点(図示せず)を介して電磁コイル
2が励磁される。電磁コイル2が励磁されると可
動鉄心4は復帰ばね6のばね力に抗して固定鉄心
3側に吸引され、シフトレバー7は軸8を中心に
して反時計方向に回動する。このシフトレバー7
の回動によつて周知のようにピニオン(図示せ
ず)は図中の右方向に移送され、内燃機関のリン
グギヤ(図示せず)に噛合する。この状態におい
て、可動鉄心4は固定鉄心3に吸着され、可動接
点11は固定接点23に当接し、始動電動機(図
示せず)を駆動して内燃機関(図示せず)を始動
する。
一方、ピニオン(図示せず)と内燃機関のリン
グギヤ(図示せず)との夫々の歯の山同志が当接
し、噛合が不十分な時には、可動接点11と固定
接点23とが当接しなくても、周知のように上記
補助継電器のメイク接点(図示せず)と電磁コイ
ル2を介して始動電動機(図示せず)に補助回転
電流が通電される。この通電によつて始動電動機
(図示せず)は補助回転し、ピニオン(図示せず)
と内燃機関のリングギヤ(図示せず)との噛合を
十分に行う。またこの時、電磁コイル2に補助回
転電流が通電されるため、可動鉄心4は固定鉄心
3に吸着され、上述と同様にピニオン(図示せ
ず)を内燃機関のリングギヤ(図示せず)に十分
に噛合させ、且つ可動接点11を固定接点23に
当接させる。
接点の電磁スイツチは上記のように構成され、
ピニオン(図示せず)と内燃機関のリングギヤ
(図示せず)との噛合に必要なシフトレバー7の
駆動力が可動鉄心4に対する吸引力によつて決ま
り、シフトレバー7を駆動する始動電動機(図示
せず)の補助回転電流の通電量の設定が困難であ
つた。即ち、可動鉄心4に対する吸引力は固定鉄
心3に近づく程強くなり、非直線的であり、シフ
トレバー7を駆動する補助回転電流の通電量の設
定が困難であつた。また可動接点11と固定接点
23との当接状態においてピニオン(図示せず)
と内燃機関のリングギヤ(図示せず)との噛合が
不十分であれば、ギヤなめ現象が起り、ピニオン
(図示せず)及びリングギヤ(図示せず)が損傷
する欠点があつた。
この考案は上記従来のものの欠点を除去するた
めになされたものである。以下この考案の一実施
例を図面によつて説明する。
第2図はこの考案に係る電磁スイツチの一実施
例を示す側断面図である。図中第1図と同一部分
及び相当部分には同一符号及び同一符号にダツシ
ユを付している。第2図において、固定鉄心3′
は第1図に示すケース1と固定鉄心3とを一体に
構成したものであり、樹脂をモールドして構成さ
れた糸巻状の巻枠28に巻回された電磁コイル2
を収納しており、復帰ばね6′の一端部を固定す
る溝304を有している。可動鉄心4′は固定鉄
心3′の一端部開口部305内に摺動可能に設置
され、復帰ばね6′の他端部を固定する溝405
を有している。制御ばね29は巻枠28の内周表
面に設けられた溝281内に挿入され、その一端
は固定鉄心3′の溝306内に固定され、その他
端はリング状のワツシヤ30を介して溝281の
端面282に係合している。
次にこの動作を説明する。今、内燃機関始動用
のキースイツチ(図示せず)が閉成されると、電
磁コイル2が励磁され、可動鉄心4′を図中の左
方向に吸引する。この時、まず復帰ばね6′のば
ね力に抗して左方向に吸引され、次にワツシヤ3
0に当接して制御ばね29のばね力に抗して左方
向に吸引される。このため、第1図に示すシフト
レバー7は軸8を中心にして反時計方向に回動す
る。このシフトレバー7の回動によつてピニオン
(図示せず)は図中の右方向に移送され、内燃機
関のリングギヤ(図示せず)に噛合する。この状
態において、可動鉄心4′は復帰ばね6′及び制御
ばね29のばね力に抗して固定鉄心3′に吸着さ
れ、可動接点11は固定接点23に当接し、始動
電動機(図示せず)を駆動して内燃機関(図示せ
ず)を始動する。
一方、ピニオン(図示せず)と内燃機関のリン
グギヤ(図示せず)との噛合が不十分な時は、可
動鉄心4′が固定鉄心3′方向に吸引されても、制
御ばね29がたわみ可動接点軸9は所定位置以上
に図中の左方向に移送せず、可動接点11と固定
接点23とは当接しない。また上記制御ばね29
の復帰力によつて可動鉄心4′の吸引力が減じら
れてピニオン(図示せず)と内燃機関のリングギ
ヤ(図示せず)との当接力が減少する。このた
め、噛合不十分時における始動電動機(図示せ
ず)に必要な補助回転付勢量が少なくて済み、補
助回転電流を流す電磁コイル2の導体径を減少で
き、従来の如き補助継電器(図示せず)も必要と
しない。即ち、電磁コイル2を介して始動電動機
(図示せず)に補助回転電流を通電すると、ピニ
オン(図示せず)は小付勢力で回転され、ピニオ
ン(図示せず)と内燃機関のリングギヤ(図示せ
ず)とは正常に噛合する。この正常な噛合によつ
て可動接点軸9は制御ばね29および復帰ばね
6′に抗して図中の左方向に押圧され、可動接点
11は固定接点23に当接し、始動電動機(図示
せず)を駆動して内燃機関(図示せず)を始動す
る。
この考案は上記のように構成され、制御ばね2
9を設けているため、ピニオン(図示せず)と内
燃機関のリングギヤ(図示せず)との噛合不十分
な時に、始動電動機(図示せず)に通電する補助
回転電流は極くわずかでよく、且つその設定も容
易となる。また、ピニオン(図示せず)と内燃機
関のリングギヤ(図示せず)との噛合が十分にな
されるまで、可動接点11と固定接点23とは当
接せず、始動電動機(図示せず)に主電流が流れ
ないため、ピニオン(図示せず)と内燃機関のリ
ングギヤ(図示せず)とが噛合不十分なまま回転
係合するギヤーなめ現象が軽減される。また従来
の如き補助継電器(図示せず)も不用となる。
以上のようにこの考案によれば、始動電動機の
補助回転電流の設定が容易となり、ギヤーなめ現
象が軽減され、装置が安価になる等の諸効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁スイツチを示す側断面図で
ある。第2図はこの考案に係る電磁スイツチの一
実施例を示す側断面図である。 図において、各図中同一部分及び相当部分は同
一符号及び同一符号にダツシユを付しており、2
……電磁コイル、3′……固定鉄心、304……
溝、305……一端部、306……溝、4′……
可動鉄心、404……穴、405……溝、6′…
…復帰ばね、7……シフトレバー、701……一
端部、9……可動接点軸、901……一端部、9
02……他端部、11……可動接点、20……キ
ヤツプ、23……固定接点である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁コイルを有する固定鉄心、前記電磁コイ
    ルの励磁により前記固定鉄心に吸引される可動
    鉄心、該固定鉄心と可動鉄心とに係合し、前記
    可動鉄心の吸引力に抗して設けられた復帰ば
    ね、一端部が前記固定鉄心に係合し、他端部が
    前記可動鉄心の吸引途中において前記可動鉄心
    に係合するよう設置された制御ばね、及び前記
    可動鉄心に一端部が固定され他端部に固定接点
    に相対する可動接点が設けられた可動接点軸を
    備えた電磁スイツチ。 (2) 制御ばねは、電磁コイルの巻枠の内周表面に
    設けられた溝内に挿入されている実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の電磁スイツチ。
JP13375681U 1981-09-08 1981-09-08 電磁スイツチ Granted JPS5837651U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13375681U JPS5837651U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 電磁スイツチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13375681U JPS5837651U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 電磁スイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS5837651U JPS5837651U (ja) 1983-03-11
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ID=29927203

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JP13375681U Granted JPS5837651U (ja) 1981-09-08 1981-09-08 電磁スイツチ

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JP5581973B2 (ja) * 2010-10-28 2014-09-03 株式会社デンソー 電磁ソレノイド

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JPS5837651U (ja) 1983-03-11

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