JPS61229899A - 抗t−2トキシンモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるt−2トキシン類の測定方法 - Google Patents

抗t−2トキシンモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるt−2トキシン類の測定方法

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JPS61229899A
JPS61229899A JP60069170A JP6917085A JPS61229899A JP S61229899 A JPS61229899 A JP S61229899A JP 60069170 A JP60069170 A JP 60069170A JP 6917085 A JP6917085 A JP 6917085A JP S61229899 A JPS61229899 A JP S61229899A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は、 〒−2トキシンに対して特異性の高いモノ
クローナル抗体及びそれを産生ずるハイブリドーマ及び
それらの製造方法並びにその抗T−2トキシンモノクロ
ーナル抗体を用いる〒−2トキシンの測定方法に関する
ものである。
[従来の技術とその問題点] T−2トキシン類は、フサリウム(Fusarium)
属のある種のものにより生産される有毒二次代謝産物で
ある。  T−2)キシンはマイコトキシンの中でも毒
性の強いものの一つであり、現在では穀物、飼料や食肉
などの汚染が問題となっている。
T−2トキシンを穀物あるいはその加工製品から検出す
る方法としては、 TLICやGE、C等が用いられて
おり、最近では免疫測定法も試みられている。
さて免疫測定法で特異的に〒−2トキシンを測定するた
めには特異性の高い抗体が必要であることは論するまで
もない。
T−2トキシンのような低分子化合物に対する抗体を作
製する場合は、それ自身が免疫原性を持たないので、蛋
白質などの高分子キャリアーと結合させてハブテン抗原
となし動物に免疫するのが通常の方法である。又、τ−
2トキシンなどのトリコテセン系化合物の場合、その中
の一種の化合物にのみ特異的な抗体を作製することは困
難であり、通常得られる抗体はその化合物が属する群の
その他の多くの化合物と交叉反応する場合が多い。
T−2トキシンに対する抗体の特性は、従来?−2トキ
シンをウシ血清アルブミン(BSA)に結合させたハブ
テン抗原でウサギを免疫して行ってきたが、得られた抗
体の特異性は十分ではなく、?−2トキシン類全般に交
叉反応を示した。このように特異性の高いT−2トキシ
ンに対する抗体としては、これまでの多くの研究者の努
力にもかかわらず未だ充分なものが得られていない、こ
のため、穀類中のT−2トキシンの特異的な測定法の開
発が要求されている折から、特異抗体の作製が強く待ち
望まれている。
又、動物を免疫する都度に新たにハブテン抗原を作製す
る従来の抗血清の製造方法では、一般にハブテン抗原の
作り方や動物の固体差、免疫の仕方によってその都度力
価、特異性、抗体サブクラスの異なった抗体が得られる
ため、測定試薬に応用した場合、測定結果に微妙な影響
が生じる。
[発明の目的] 本発明の目的は、T−2トキシンに対し特異性の高いモ
ノクローナル抗体を提供するとともに、該モノクローナ
ル抗体を用いてT−2トキシン類を精度良く測定し得る
方法を提供することにある。
[発明の概要] 本発明者らは、ハブテン抗原を用いて免疫すれば、動物
の免疫担当臓器、主に膵臓における多数の抗体産生クロ
ーンの中から目的の抗原に特異的な抗体を産生するクロ
ーンが出現するとの着想を得、クローニングによりその
目的のクローンを選び出して単クローンとすることによ
り特異性の高い抗体の製法が確立出来ると考えて研究を
進め、本発明を完成するに至った。
マウスのミニローマドT−2トキシンをハブテンとした
抗原であらかじめ免疫されたマウスからのリンパ球との
細胞融合により形成されたハイブリドーマから産生され
る抗T−2トキシンモノクローナル抗体。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の目的を達成するための第一段階は、抗体を産生
ずる新規な単クローンハイブリドーマを確立することで
ある。このハイブリドーマを確立する方法の具体的詳細
は実施例で示すが、簡単には次の3工程から成る。
1、免疫 2、細胞融合 3、ハイブリドーマの選択と単りローン化免葺 本発明において、  T−2トキシンとしては1例えば
フサリウム・スポロトリチオイデス(FuSarium
sporotrichioides)の培養液より分離
・精製したものを使用することができる。
↑−2トキシンは単独では抗原になり得ないため、〒−
2トキシンを蛋白質と結合して免疫抗原とする。蛋白質
としては、一般に入手できるものであれば特に選択の必
要はないが、通常入手し易いウシ血清アルブミン(8S
A)などが用いられる。この他に、卵白アルブミン(O
VA) 、陣笠具ヘモジアニリン(KLH)などを使用
してもよい、  T−2)キシンと蛋白質との結合には
、自体公知の方法が有効に利用できる。
蛋白質との結合方法としては、  ?−2)キシンの水
酸基に無水コハク酸を反応させて得られる T−2ヘミ
サクシネー) (T−2−H5)のカルボキシル基を利
用し、カルボジイミドで脱水縮合させるカルボジイミド
法、酸無水物を利用する酸無水物法などがある。
免疫抗原が作製できたならば1次に免疫動物を選ぶ必要
があるが、その選択は細胞融合に使用する腫瘍細胞株に
よって決められる。一般にはラット、マウスが多く用い
られる。マウスの中でも免疫グロブリンを産生しない腫
瘍細胞株の確立されていいるBa1b/Cがよく用いら
れる拳ハブテン抗原は、等張緩樹液或は生理食塩水など
に溶解して使用するが、マウス−匹あたり 1回にto
pgから300 $4 gを投与するのが好ましい。
免疫は数回に分けて行うが9、初回免疫はアジュバント
と共に投与することが多い、アジュバントとしては、ミ
ョウバン、結核死菌、核酸、フロインドアジュバントな
どが使用される。免疫は2〜4週間隔で行い、最終免疫
はアジュバントを使用せず生理食塩水等に溶解し腹腔内
或は静脈内に投与する。
11亙渣 最終免疫後2〜4日後にリンパ節或いは牌臓を摘出し、
得られるリンパ球を細胞融合に供する。
一方、細胞融合に使用される腫瘍細胞株としては、初期
にはNPC−11,P3−X83−Ag8等があったが
これらは自身免疫グロブリンを産生ずるので、近来テ(
tP3−X83−Ag8−[1、P3−MS−1及びS
P210−Ag目(SP210)等が汎用されている。
細胞融合時は、腫瘍細胞に比ベリンパ球を5〜20倍量
多く用いる。 nxEi培地、 McCo!倍地、R借
地 11640借地又は等張緩樹液等で洗浄した。腫瘍
細胞とリンパ球とを混合後遠心分離し、ペレットとする
。ペレットをほぐした後、HVJ(センダイウィルス)
又は、ポリエチレングリコール(PEG)で細胞を融合
させるが、一般には取扱いが便利な平均分子量 1.0
00〜8.000のPE040〜80%溶液を0.5〜
2膳交使用する。融合を促進するためにコルヒチン、ジ
メチルスルホキシド、ポリーL−フルギニン等を添加す
ることもあるが必須ではない。
PEG溶液で融合反応を1〜lO分間程度行なった後、
 DIE誠倍地借地RPN1184G倍地等をlO〜借
地−徐々に加え融合反応を停止させる。停止後遠心し上
清を除去する。ウシ胎児血清(Fe2)を5〜20%含
むOMEN倍地或いはRPN11840倍地を加え、2
借地の培養プレートにリンパ球が1穴あたり lXl0
’〜 5×10@個となるよう l−毎分性する。或い
は98穴培養プレートにリンパ球が1穴当り 1〜2X
 106個となるよう 0.1−毎分性する0両方共に
フィーダー細胞は添加した方が好ましい、フィーダー細
胞としてはラットの胸腺細胞、牌細胞、マウスの胸腺細
胞、牌細胞等が用いられ、その濃度が0.5〜2×10
・l■交となるように添加する0次に、ヒポキサンチン
IX 104 M 、アミノプテリン4×10−’N、
チミジン 1−8X 104IIIを含むRpHl11
B40倍地(或いはDNE借地地)借地ちHAτ倍地借
地えて行<、HA丁倍借地換の方法は一般には翌日培養
プレートに融合時に分注した容量と等容量加え、更に翌
日その半量をHAT倍地借地換する。その後2〜3日毎
HAT倍地で半量ずつ交換する。融合後10〜14日目
に7ミノブテリンを除いたHAT倍地借地ち17借地に
半量交換し、更にその 1〜3日後より1〜3日毎に借
地の半量をHA丁を含まない通常の借地に交換する。
ハイブリドーマ     クローン ハイブリドーマの増殖の盛んな穴の細胞培養上清を種々
の分析法(例えばRIA 、プラーク法、凝集反応、E
LISAなど)で目的の抗体産生ハイブリドーマを選択
する。ハイブリドーマを得たならクローニングを行う、
クローニングの方法としてはFAC9(Fluores
cent Activated Ce1l 5orte
r)を用いたり、 5oft Agarを用いてコロニ
ーを拾い上げる方法の他に、一般によく用いられる限界
希釈法などがある。クローニングはコロニーが一つのハ
イブリドーマから形成されるような細胞濃度で行なう、
限界希釈法では9B穴プレートの1穴あたり細胞が0.
8個以下になるように行う、どの方法を用いてもクロー
ニングは2回繰返し行ない、単一クローンとする。
T−2トキシンモノクローナル  の クローンを確立したなら抗体は大量にin vitr。
で培養するか、或いはin vivoで培養するかによ
って産生される。 In vitroで産生された抗体
は他の抗体の混入はないが抗体価は低い、 In vi
v。
で産生された抗体は宿主が若干混じるが、抗体価はin
 vitroに比し非常に高い、どちらの方法で抗体を
産生させるかは目的による。
上記方法により、抗〒−2トキシンモノクローナル抗体
T2.1. T2.2、T2.3. ?2.4、T2.
5  及びT2.6が得られる。これら10種のモノク
ローナル抗体はいずれモT−2)キシンに対して高い特
異性を有する。
〒−2トキシン の゛ 抗T−2トキシンモノクローナル抗体を用いて特異的に
 T−2トキシンを測定するためには、通常RIA又は
KL ISA等によッテ行われる。 ELISA ニ使
用する時は標準酵素としてβ−ガラクトシダーゼ、アル
カリホスファターゼ又はペルオキシダーゼ等を用いるこ
とができる。
以下に実施例を挙げて更に詳細に説明するが。
以下の実施例が発明の範囲を拘束するものではない。
[発明の実施例] 実施例1 抗〒−2トキシンモノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマ及び抗体の作製 1)  T−2ヘミサクシネー) (’r−2−H!9
)の作製T−2トキシン50Bを無水ピリジン2−に加
え、溶解後さらにその溶液に無水コハク酸800■gを
加え、80℃で2時間へミサクシニル化を行った。この
操作により T−2トキシンはT−2−ヘミサクシネー
) (T−2−)1s)に誘導された0次に、この反応
液に2−の蒸留水を加えて過剰の無水コハク酸を分解し
た後、等量のクロロホルムを加え、 ?−2−HS誘導
体を抽出した。副反応物及び残存ピリジンを完全に除去
する目的でこのクロロホルム溶液を蒸留水で10回洗浄
し、クロロホルム溶液を減圧乾固し。
T−2−H5を得た。
2)免疫抗原1分析用抗原の作製 ウシ血清アルブミン(BSA) 41)egl O,O
INリン酸緩衝食塩水(PBS pH7,0) 4−に
溶解し、!−エチルー3−(ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(EDPC) 8(1mgを加えた。こ
の溶液に、T−2−H35腸gをジメチルホルムアミド
(DMF)O,1wJに溶解したものを室温攪拌下、滴
下した。
さらに、12時間室温攪拌を行った後1反応液を生理食
塩水に対して透析し、非透析画分を200Or、p、■
、で10分間遠心し、若干の不純物を沈澱させ、上清を
↑−2−H9−BSAの生理食塩水液とした。
またBjAの代わりに卵白アルブミン(OVA) 、陣
笠貝ヘモシアニン(KLH)を用いて、上記と同様の藝 操作でt−2−ns−oja、 ?−2−)1s−Kl
、Hを作製した。
さらに、?−2−H9のかわりにオクラトキシンA(O
TA) ヲ用い、同様の操作−1?0TA−BSA 、
 0n−OvA。
0TA−KL)Iを作製した。
3)免疫 T−2−MS−BSA 21gを溶解した生理食塩水 
1jとフロイントの完全アジュバント11m1を混合し
てエマルジョンとし、その0.1−をBa1b/cマウ
ス (雌性、4週齢)の背部皮肉に投与した。10日後
及び20日後、〒−2−H!3−BJA 100 IL
gの生理食塩水溶液を腹腔内投与あるいは尾静脈に注射
することにより追加免疫を行った。
0 細胞融合 最終免疫より 3日後、マウスの膵臓を抽出し、10−
のHEM倍地借地れたプラスチックシャーレ中で牌リン
パ球をほぐした。牌リンパ球は、遠心操作(1000回
転、10分間)を繰返し、 MEN培地で3回洗浄した
。牌リンパ球t、ax toa個とト7ザグアニン耐性
ミエローマSP210−Ag14(SF3)2X 10
’個を混合し、 1000回転、10分遠心してペレッ
トとした。上清のMEN倍地借地引除去し、ペレットを
ほぐした。50%PE0 40001−を 1分間かけ
て加え、用いたピペットで攪拌しながら37℃で1分間
反応させた。続いて1dのDMI!M培地1−を37℃
のもと、 1分間かけて加えた。同様の操作をもう1度
行なった後、37℃に温めておいたDIIIEN培地7
dを2〜3分間で加えた。直ちに、800回転で8分間
室温にて遠心し、上清を除去した0次いで、37℃に温
めていた20%ウシ胎児血清(Fe2) −DMFM培
地30−を加え、ペレットを懸濁させた。さらに30−
の20%FGS−DNI’M培地を加えて良く懸濁させ
た後、9B穴培養プレート 7枚にこの懸濁液を 1穴
あたり 0.1−分注し、CO2インキュベーター内で
培養した。以下、細胞融合を行なった日を第0日として
記述する。
5)  HAT選択 第1日に、HAT培地(ヒボキサンチンIX 10”舅
、アミノプテリン4X to−7M 、チミジン1.8
×1(1’ Mを含む20%FOS−[INEIII培
地)を 1穴アタ4JO,1−加えた。第2,3,5.
8及び11日目に培地の半分を吸引除去し、)IA丁培
地o、 1mgを加えた・以降3,4日毎にHT培地(
アミノプテリンを除いたHA丁培地)を同様の操作で交
換した。ハイブリドーマは金穴に増殖してきた。
8)ハイブリドーマの選択 融合して2週間から3週間後までの間、3.4日毎に培
養上清を各穴ごとに集め、ELISAにて分析した。
先ず、ELIS^プレートに丁−2−HS4[、H(2
ILg/ 10G川交)を分注し、25℃で2時間整地
して抗原をプレートに固定化した。 丁ween 20
を0.05%含むPBSで3回洗浄した後、培養上清中
の蛋白質の非特異的吸着を避けるため、卵白アルブミン
0VA500 ILg/ 100終i)を分注し、25
℃で1時間静置した0次に同上緩衝液で3回洗浄後、上
記の各細胞培養上清を 100 h lに分注し、25
℃で1時間静置した。一方、陰性対照としして20%F
C9−ONEN培地1001Liを分注した。更に同上
緩衝液で4回洗浄後、抗マウス免疫グロブリン抗体−ア
ルカリフォスファターゼ複合体溶液100#Luをプレ
ートに分注し、室温にて2時間静地した。同上緩衝液で
 4回洗浄後、p−ニトロフェニルリン酸 2ナトリウ
ム・8H20(1mg/ yd )溶液を 100鉢文
ずつ分注し、室温で30分間反応後、 O,D、 40
5n−を測定して、アルカリフォスファターゼ活性を定
量した。
同様ニT−2−H3−BSA、 ?−2−HS−OVA
、0TA−KLH,O↑A−−BSA、 0TA−OV
Aをプレートに固定化しテELIsAを行イ、’r−2
−)1s−KLH,T−2−1(S−BSA、 T−2
−HS−OVAニ対して陽性、カッ、0TA−KLH,
0TA−BSA、 0TA−OVA ニ対して陰性を示
した培養上清で増殖しているハイブリドーマを抗T−2
トキシン抗体産生ハイブリドーマとして選択した。
380穴中80穴に抗T−2トキシン抗体産生が認めら
れた。
さらに、真の抗〒−2トキシン抗体産生ハイブリドーマ
を同定するために、遊離型T−2トキシンによる阻害試
験を行った。すなわち、実施例1.5で述ヘタELrs
A t7)実験系テo、!iILg f) ?−2ト+
シン存在下での各穴の?−2−18−OVAに対する活
性を測定し、T−2トキシンで活性が阻害されるものを
真の抗〒−2トキシン抗体産生ハイブリドーマと決定し
た。抗T−2トキシン抗体産生ハイブリドーマは、最終
的に35穴に認められた。
?)  1sJへの培養スケールの拡大どの穴で抗T−
2抗体を産生じているかが判明したら、24穴培養プレ
ートへ植え換え、 !−スケールでの培養を行った。こ
の際、 Ba1b/cマウスの胸腺細胞を支持細胞とし
て用いた。
HT培地0.54を24穴培養プレートに分注する。
それぞれの穴に 1〜2XlO’備の胸腺細胞を加える
。これには4.5週齢のマウスから胸腺を摘出し、少な
くとも 3回洗浄した後、胸腺I個あたりl−の20%
FC9−OMEN培地に懸濁する。この懸濁液を50〜
100 ILlずつそれぞれの穴に加えればよい、それ
から、8B穴培地プレートにおける抗体産生穴の細胞懸
濁液を24穴培養プレートに移す。
これを再懸濁し、そのうちの2501LfLを元の96
穴培養プレートの穴にもどす、これが、複製となり、新
しい細胞株の損失をふせぐことができる。
2.3EI後、24穴培養プL/ −) ニ2o%FC
S−OMEN培#! 0.5−を加える (ここでは支
持細胞は必要としない)、さらに2日後、上清を除き新
しい培地を加える。細胞が、はぼ全面に広がってきたら
、抗体活性を再テストする。
もし引続き抗体を産生しているようであれば即座にクロ
ーニングを行う。
もしも、抗体を産生している穴がそれほど多くなければ
、8B穴培養プレートで培養している段階から、直接ク
ローニングをしてもよい、しかし、24穴培養プレート
に植え換えてもなお抗体を産生しているものからクロー
ニングすることにより、より不安定な株をクローニング
するという無駄を省くことができる。
8)モノクローン化 クローニング培地は、Ba1b/cマウスの胸腺細胞を
10’個/−含んだ20%FC5−ロMEN培地である
。もし、クローニングを直接9B穴培養プレートから行
うときは、培地はHT培地を用いる。
抗?−2抗体産生ハイプリドーマを計数し、クローニン
グ培地l−中に10個の細胞が含まれるように希釈した
。この懸濁液を 100ILjLずつ、9B穴培養プレ
ート中の60穴に分注する。5日目に 100g1の培
地を加えた。144日目、 !I、ISAにより活性を
測定し、活性のあるクローンを24穴培養プレートで増
殖させた。さらに、同様の方法で再クローニングを行い
、抗T−2トキシン抗体産生ハイブリドーマのクローン
を得た。
8)モノクローナル抗体の産生 モノクローナル抗体は培養上清中に10〜50gg/−
分泌される。
T2,1ハイブリドーマを増殖させた後、はとんど全て
のバイプリドーマを死ぬ直前まで培養し、培養上清を回
収した。
また1丁2,1ハイブリドーマの2X 1G’個をD)
II!II培地0.5−に浮遊させ、Ba1b/cマウ
ス (雌性、8週齢、あらかじめ3〜10日前にプリス
タン0.5−を腹腔内投与しておいたもの)の腹腔内に
投与し、腹水を回収した。
10)モノクローナル抗体のクラスの決定それぞれのハ
イブリトーマ−クローンの産生する免疫グロブリンのク
ラスは、各クラスに特異的な抗血清 (抗IgG1. 
IgG2a、 IgG2b、 IgM、 IgA)を用
いたオフタロニー法によって決定した。各ハイブリドー
マの産生ずる抗体は、 ?2.1モノクローナル抗体を
はじめとして、その多くがIgG1に属することが判明
した。
実施例2 モノクローナル抗体の特異性 抗T−2トキシンモノクローナル抗体の特異性を調べる
ため、各抗体のT−2−119−OVAに対する結合反
応が丁−2トキシン及びその類縁体によってどの程度阻
害されるかを検討した。
測定操作は実施例1の6のハイブリドーマの選択で記載
した方法に準じた。
T2.1の産生ずるT2.1モノクロ一ナル抗体は。
T−2トキシンにより強く阻害されるが、IT−2では
さほど阻害されない(T−2トキシンの1/10) 、
また、ネオソラニオール及びデオキシニバレノールによ
っては全く阻害されない。
また、この72.1抗体を用いたIi:LISAによる
?−2トキシンの検出感度はおよそ25pg/分析であ
った(図参照)。
他のモノクローナル抗体についても同様の測定結果が得
られた。
[発明の効果] 本発明により得られる新規なモノクローナル抗体は〒−
2トキシンと特異的に反応し、他のT−2トキシン類と
はほとんど反応しない、したがって、本発明のモノクロ
ーナル抗体を用いれば、  ?−2トキシンを精度良く
高感度で測定することが可能になる。
更に、本発明ではバイプリドーマを用いてモノクローナ
ル抗体を産生じているが、ハイブリトーマを培養さえし
ていれば、いつでも必要なときにモノクローナル抗体を
得ることができ、しかも一定の特性を有するものが得ら
れるため、動物を免疫する毎にハブテン抗原を調整する
必要はなく、動物の固体差に影響されることなく常に安
定した品質の抗体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、〒2,1モノクローナル抗体の〒−2トキシン、
HT−2及びネオソラニオールに対する交叉反応性を調
べた結果を示したものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マウスのミエローマとT−2トキシンをハブテン
    とした抗原であらかじめ免疫されたマウスからのリンパ
    球との細胞融合により形成されたハイブリドーマから産
    生される抗T−2トキシンモノクローナル抗体。
  2. (2)T−2トキシン及びその類縁化合物に対する相対
    的な反応性が第1図に示されているような特性である特
    許請求の範囲第1項記載のモノクローナル抗体。
  3. (3)マウスのミエローマとT−2トキシンをハブテン
    とした抗原であらかじめ免疫されたマウスからのリンパ
    球との細胞融合により形成されたハイブリドーマから産
    生される抗T−2トキシンモノクローナル抗体を用いる
    T−2トキシン類の測定方法。
JP60069170A 1985-04-03 1985-04-03 抗t−2トキシンモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるt−2トキシン類の測定方法 Granted JPS61229899A (ja)

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JP60069170A Granted JPS61229899A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 抗t−2トキシンモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるt−2トキシン類の測定方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2601781A1 (fr) * 1986-07-18 1988-01-22 Ube Industries Reactif de dosage de mycotoxine et methode l'utilisant pour doser une mycotoxine
CN103330937A (zh) * 2013-06-15 2013-10-02 济南环肽医药科技有限公司 单克隆抗体抗原结合片段-t-2毒素偶联物
CN105067811A (zh) * 2015-07-22 2015-11-18 中国农业大学 基于荧光微球免疫层析法检测t-2毒素的产品及其制备方法

Non-Patent Citations (1)

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Title
APPL.ENVIRON MICROBIOL=1979 *

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JPH0543358B2 (ja) 1993-07-01

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