JPH0286794A - モルヒネに対するモノクローナル抗体およびそのモノクローナル抗体の製法 - Google Patents

モルヒネに対するモノクローナル抗体およびそのモノクローナル抗体の製法

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JPH0286794A
JPH0286794A JP63234826A JP23482688A JPH0286794A JP H0286794 A JPH0286794 A JP H0286794A JP 63234826 A JP63234826 A JP 63234826A JP 23482688 A JP23482688 A JP 23482688A JP H0286794 A JPH0286794 A JP H0286794A
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mouse
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Taizo Uda
泰三 宇田
Yukimasa Ito
伊藤 幸勝
Takashi Usagawa
宇佐川 崇
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鎮痛薬の一種であるモルヒネに対して非常に
高い特異的な反応性を有するモノクローナル抗体、その
モノクローナル抗体の製法およびそのモノクローナル抗
体産生ハイブリドーマ株に〔従来の技術〕 近年、末期癌患者の加療法の一つとして、モルヒネを投
与することによって痛みを軽減する方法が採用されてい
る。このような方法では、モルヒネの投与量が少ないと
鎮痛効果がなく、その量が多すぎると副作用が大きくな
りすぎる。従って、常にそれを適切な濃度に維持するた
めにその投与量を決めるためには、その血中濃度を簡単
、かつ迅速にモニタリングできる方法を用いる必要があ
る。
そのような方法としては、従来、ポリクローナル抗体〔
クリニカル・ケミストリイ(C1inical  Ch
emistry)20.243〜248.1974)ま
たはモノクローナル抗体(日本薬学会第108年会;沢
田ら、1988年4月)を用いた酵素免疫測定法を用い
た簡便な測定法が知られている。
しかし、これらの測定で用いられたポリクローナル抗体
およびモノクローナル抗体はいずれもコデイン(咳止剤
)と交差反応性を有するので、コデインが血中に存在し
ていても血中のモルヒネ濃度を正確に測定できるような
モルヒネに高い特異的な反応性を示すがコデインには反
応性を示さない抗体は、これまでに知られていない。
〔発明が解決すべき問題点〕
本発明の目的は、鎮痛薬であるモルヒネに対して非常に
高い特異的な反応性を有するモノクローナル抗体、その
モノクローナル抗体の製法およびそのモノクローナル抗
体産生ハイブリドーマ株を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、マウスリンパ球とマウスミエローマ細胞とを
融合して得られたハイブリドーマ株を培養することによ
って、鎮痛薬であるモルヒネに対して非常に高い特異的
な反応性を示すモノクローナル抗体を得ることができる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 マウスリンパ球とマウスミエローマ細胞との細胞融合に
よって得られたハイブリドーマ株が産生じた、コデイン
とは実質的に反応しないが、モルヒネに対しては非常に
高い特異的な反応性を有することを特徴とするモルヒネ
に対するモノクローナル抗体に関するものである。
さらに、本発明は、前記のハイブリドーマ株を培養する
ことを特徴とするモルヒネに対するモノクローナル抗体
の製法に関するものである。
また、さらに、本発明は、前記のハイブリドーマ株に関
するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のモノクローナル抗体は、マウスリンパ球とマウ
スミエローマ細胞との細胞融合によって得られたハイブ
リドーマ株が産生ずるものであり、モルヒネに対して非
常に高い特異的な反応性を有するものである。
本発明で用いるマウスリンパ球としては、マウスミエロ
ーマ細胞との細胞融合によって、モルヒネに対して非常
に高い特異的な反応性を有するモノクローナル抗体を産
生ずることができるハイブリドーマ株を得ることができ
る限り特に制限されないが、好ましくは適当な免疫原で
免疫して得られたリンパ球を使用するのが良い。
本発明でマウスの免疫に用いる適当な免疫原としては、
モルヒネに対して非常に高い特異的な反応性を有するモ
ノクローナル抗体を得ることができるものであれば特に
制限されず、例えば、モルヒネ、モルヒネの塩類、モル
ヒネを分子量1万以上の高分子担体に結合させたもの、
ノルモルヒネ、ノルモルヒネを分子!1万以上の高分子
担体に結合させたものなどを挙げることができるが、好
ましくはノルモルヒネを分子量1万以上の高分子担体に
結合させたものを用いるのが良い。そして、この時用い
る分子量1万以上の高分子担体としては、ウシ血清アル
ブミン(BSA)、卵白アルプミ:/ (OVA) 、
陣笠具ヘモシアニン(KLH)、免疫グロブリンなどの
ような生体高分子やポリL−リジン(PLL)などのよ
うなポリアミノ酸を挙げることができる。
本発明のモルヒネに対して非常に高い特異的な反応性を
有するモノクローナル抗体は、モルヒネに対して高い特
異性な反応性を有するが、コカイン、コデイン、ジヒド
ロコデイン、エチルモルヒネ、フエンタニール、メサト
ン、M−3−G (モルヒネ−3−グルクロナイド)な
どとは実質的に反応性が認められないものである。その
ような特異性を有するモノクローナル抗体は、例えば、
ノルモルヒネを生体高分子である免疫グロブリンに結合
させたものを免疫原に用いた免疫マウスから得たリンパ
球とマウスのミエローマ細胞とを融合して得たハイブリ
ドーマ株のMO−2株(微工研条寄第1910号)、M
O−3株(微工研条寄第1911号)、MO−4株、M
O−5株(微工研条寄第1912号)、MO−6株など
を一般的なリンパ球培養培地を用いたフラスコでの静置
培養、またはマウス腹腔内での培養によって得ることが
できるが、さらに、M−6−G(モルヒネ−6−グルク
ロナイド)と実質的に反応性が認められないモノクロー
ナル抗体を必要とする場合には、M0−3株、MO−4
株、MO−5株またはMO−6株を培養することによっ
て、さらに高い特異性を有するモノクローナル抗体を得
ることができる。
このようなハイブリドーマ株の作製は、従来公知の方法
、例えば、ミルシュタイン(Milstein)とケー
ラー(Kholer)の方法〔ネイチャー(Natur
e)、256.495 (1976))に準じて行うこ
とができる。
そのようなハイブリドーマ株の好ましい作製方法につい
て、概略を以下順次説明する。
モノクロ−ル    バイブiドーマ の(i)免疫原
および分析用抗原の作製 マウスに用いる免疫原は、例えば、ノルモルヒネ、ノル
モルヒネの塩類などの化合物をN−(4−ブロモブチル
)フタルイミドを用いてN−(4−ブロモブチル)化し
た後、1−シクロへキシル−3−(2−モルホリノエチ
ル)カルボジイミド−メト−p−トルエンスルホン酸塩
(以下、CMECと略記する。)、1−エチル−3−(
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド−塩酸塩(以
下、EDPCと略記する。)などのカルボジイミドを用
いて、分子11万以上の高分子担体(例えば、BSA、
OVA、KLH,免疫グロブリンなどのような生体高分
子、およびPLLなどのようなポリアミノ酸などを好ま
しい例として挙げることができる。)と結合することに
よって作製することができる。
一方、分析用抗原としては、免疫原の作製において用い
た高分子担体およびカルボジイミドとは異なった高分子
担体およびカルボジイミドを用いて、前記の免疫原の作
製法と同様にして作製したものを用いる。
(ii )免疫マウスリンパ球の調製 マウスの免疫方法は、PBS (リン酸緩衝食塩水)に
溶解した前記(i)の免疫原(10〜400μg)をマ
ウスに1回または敗退間隔で数回投与することで行うこ
とができる。
1回目の免疫は、アジュバント(ミョウバン、結核死菌
体、核酸などを含む免疫促進物質)を投与せずに行うこ
ともできるが、アジュバントを用いて調製したエマルジ
ョンを投与することが好ましい。
リンパ球は、その免疫マウスの充分な抗体価を確認後、
最終免疫から数日後の、血液、リンパ節、肺臓などから
得ることができるが、肺臓から得た方が好ましい。
(iii )ミエローマ細胞の準備 細胞融合には、マウス由来のMPC−41、P3−X6
3−Ag8・653 (653)、P3−X63−Ag
8−Ul (P3U1)、P3−NS−1(NS−1)
、SP210−Ag14 (SP210)など、および
ラット由来の210.RCY3.Ag1.2.3 (Y
3)などのミエローマ細胞を用いることができるが、6
53、P3U1、MS−1、S P 210などの細胞
外に抗体を産生分泌しないミエローマ細胞を用いた方が
好ましい。
(iv)III胞融合 細胞融合は、前記のようにして免疫されたマウスのリン
パ球と前記ミエローマ細胞との細胞数を(5〜20):
1の割合で、細胞融合に支障をきたさない細胞懸濁溶液
、例えば、一般に用いられるリンパ球培養用培地成分(
MEM、DMEM、McCoySRPM11640など
の培地成分)溶液、等張緩衝液などを用いて良く混合し
、遠心分離した後のペレット(細胞塊)に、HVJ (
センダイウィルス)またはPEG (ポリエチレングリ
コール)溶液を添加することによって行うことができる
が、好ましくはPEG溶液を用いるのがよく、さらに好
ましくは平均分子量が1000〜8000で30〜60
重量%のPEG溶液を用いるのがよい。この時、細胞融
合を促進するために、コルヒチン、ジメチルスルホキシ
ド、ポリーL−アルギニンなどを適当量添加することも
できる。
細胞融合に用いるミエローマ細胞としては、免疫された
マウスと異種の動物由来のものを使用することもできる
が、得られるモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ株
の抗体産生量および安定性の面を考えると、免疫された
マウスとは同種のミエローマ細胞を用いた方がよく、さ
らに好ましくは同系のものを用いた方がよい。
(v)ハイブリドーマの選択 バイプリドーマの選択は、細胞融合の操作後の細胞をH
AT培地(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジン
、ウシ胎児血清(Fe2)を含有した培地。この培地成
分としては一般に用いられるリンパ球培養用培地成分を
用いることができる)で培養して行うことができる。
ハイブリドーマの培養は、培養プレートの各ウェル(培
養ウェル)に抗体産生ウェルの検索に適した細胞個数を
入れて行い、この時、ハイブリドーマの増殖促進物質ま
たはそれを産生ずる細胞(例えば、胸腺、肺臓、リンパ
節由来のリンパ球など)をフィーダー細胞として必要に
応じて使用することができる。
HAT培地で増殖することによって選択されたバイプリ
ドーマは、抗体産生ウェルの検索に適した細胞個数に達
するまで、HT培地(ヒポキサンチン、チミジン、Fe
2を含有した培地、この培地成分としては一般に用いら
れるリンパ球培養用培地成分を用いることができる)で
数日間培養し、さらに、−船釣に用いられるFe2を含
有するリンパ球培養用培地で培養する。
(vi)抗体産生ハイブリドーマの選択前記(v)で得
られたハイブリドーマが、目的とする抗体を産生じてい
るか否かの検定は、例えば、ELISA法(酵素免疫測
定法)、プラーク形成法、凝集反応法、RIA(ラジオ
アイソトープを用いた方法)、間接蛍光抗体法(IFA
)などで行うことができるが、検定数が非常に多い場合
には、EL I SA法で行うことが好ましい。
このELISA法は、以下のようにして行う。
(i)で調製した分析用抗原を固定化したELISAプ
レートの各ウェル(測定ウェル)に、ハイブリドーマ培
養上清を加えて一定時間静置する。
そして、これらの洗浄した各測定ウェルに結合した動物
由来の抗体と反応して結合することができる酵素標識抗
体(標識に用いる酵素は、例えば、ペルオキシダーゼ、
アルカリフォスファターゼ、β−ガラクトシダーゼなど
を挙げることができる。
標識される抗体は測定ウェルに結合した動物由来の抗体
だけと反応して結合することができる限り特に限定され
ず、例えば、マウス、ラット、ウサギ、ヤギなどから得
られた血清、またはマウス細胞などを用いて作製された
ハイブリドーマ株が産生じたモノクローナル抗体を挙げ
ることができる。
)をこれらの測定ウェルに加えて一定時間静置する。次
に、これらの測定ウェルを洗浄し、用いた酵素に対応し
た基質溶液を加えて酵素活性を測定する。そして、酵素
活性が認められれば、その培養上清をとった培養ウェル
中に目的とする抗体を産生ずるハイブリドーマが存在し
ていたことがわかる。
このようにして、細胞増殖が認められ、かつ抗体を産生
しているハイブリドーマを得ることができる。
(vi)バイプリドーマの株化(クローニング)抗体産
生が認められた培養ウェル中のハイブリドーマは、限界
希釈法、シングル・セル・マニプレーション法(倒立顕
微鏡下、1ウエルに1個のハイブリドーマを入れる方法
)、軟寒天を用いてコロニーを拾い上げる方法、FAC
3(F lu。
recent  Activated  Ce1lSo
rter)を用いた方法などでクローニングすることが
できる。この時、前記のいずれかのクローニング方法に
よって(vi)で見出した抗体産生ハイブリドーマを培
養し、その増殖が認められた培養ウェルの上清を用い、
(vi)の抗体産生ハイブリドーマの選択で行ったEL
ISA法と同様の方法で、抗体産生ウェルを検索する。
このようにして、モルヒネに対して特異性が高く、かつ
抗体価が高いモノクローナル抗体を産生ずるハイブリド
ーマ株を選択して得ることができる。
モノクローナル  の1法 モルヒネに対して特異性が高(、かつ抗体価が高いモノ
クローナル抗体の生産は、前記(vi)で得たハイブリ
ドーマ株をフラスコ内で培養したり、または動物の腹腔
内で培養することによって行うことができる。
前記(vi)で得たハイブリドーマ株のフラスコ内培養
での該モノクローナル抗体の生産は、例えば、0〜20
%ウシ胎児血清を含む一般的に用いられるリンパ球培養
用培地(例えば、MEM、DMEM、McCoy、RP
M11640などの培地成分を含む培地)で細胞濃度が
上限に達するまで培養することによって行うことができ
る。この時、該モノクローナル抗体は、遠心操作で得た
培養上清中に含まれている。
一方、前記(vi)で得たハイブリドーマ株の動物脂腔
内培養での該モノクローナル抗体の生産は、細胞融合に
用いた細胞が由来する動物とは異種の動物を用いて行う
こともできるが、同種の動物を用いて行った方が好まし
く、さらに好ましくは同系の動物を用いて行った方がよ
い。
このような方法によるモルヒネに対して特異性が高く、
かつ抗体価が高い該モノクローナル抗体の生産は、マウ
ス、ラット、ハムスターなどの適当な動物の腹腔内にこ
の動物の免疫能を低下させる物質、例えば、ブリスタン
などの鉱物油を投与し、数週間後に106〜107個の
前記(vi)で得たハイブリドーマ株細胞を投与し、そ
の腹腔内にこの株細胞を数週間で高密度に増殖させるこ
とによって行うことができる。この時、該モノクローナ
ル抗体は、遠心操作で得た腹水上清中に含まれている。
そして、その抗体濃度は、フラスコ内培養で得た時の培
養上清の抗体濃度の10〜1000倍である。
ハイブリドーマ株のフラスコ内または動物腹腔内での培
養で得られた該モノクローナル抗体は、蛋白質の一般的
な精製法に適用されている塩析、透析、イオン交換クロ
マトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィーな
どを行うことによって精製され、高純度のモノクローナ
ル抗体となる。
前記のようにして得た該モノクローナル抗体は、モルヒ
ネに対して非常に高い特異的な反応性を有するものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。なお、これ
らの実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 〔免疫原および分析用抗原の作製〕 20m1のジオキサンに、271mgのノルモルヒネ(
以下、NMと略す。)を溶解し、これに5mi!、のエ
タノールに340mgのN−(4−ブロモブチル)フタ
ルイミドを溶解したものと600mgの炭酸ナトリウム
とを追加し、引き続き20時間加熱還流した。反応液か
ら無機物を濾別後、濾液を減圧乾固した。得られた残渣
を極少量の酢酸エチルに溶解し、シリカゲルカラム(2
0mmΦX300mmL;Kiese1gel  60
(70〜200  mesh  ASTM))にかけた
。これを60m1の酢酸エチル/メタノール(9:1)
で溶出後、続けて酢酸エチル/メタノール(5:1)で
溶出させ、20mρづつ分画した。TLC(Kiese
lgel  60;展開溶媒は、酢酸エチル/メタノー
ル/濃アンモニア水=85:10:5)で分析し、目的
物のみを含む百分を集め、溶媒を減圧留去した。得られ
た残渣を20mj!のエタノールに溶解後100μlの
90%泡水ヒドラジンを加えて2時間還流後、エタノー
ルを留去した。得られた残渣を15m1の1%塩酸に溶
解後、クロロホルム/イソプロパツール(5:1)で2
回洗浄した。、濃アンモニア水でpH8に調整した後、
クロロホルム/イソプロパツール(5:1)で抽出後、
無水硫酸ナトリウムで脱水して濾別した後、濾液を減圧
留去して、130mgのN−(4−アミノブチル)ノル
モルヒネ(以下、ABNMと略す。)を得た。
マウスへの免疫原は、前記のABNMを用いて以下のよ
うにして作製した。
0、3 m lのジメチルホルムアミドに15mgのA
BNMを溶解したものと、1.5 m lの純水に高分
子担体である10mgのヒト免疫グロブリン(IgG)
を溶解したものとを混合後、10%の1−シクロヘキシ
ル−3−(2−モル承りノエチル)カルボジイミド−メ
ト−p−)ルエンスルホン酸塩(CMEC)水溶液を0
.5 m l加え、pHを5.5に調整し、室温で16
時間攪拌した後、純水に対して2回透析し、非透析画分
を凍結乾燥して、免疫原として用いるNMとIgGとの
結合物(以下、NM−IgGと略す。)を10mg得た
分析用抗原は、以下のようにして作製した。
前記の免疫原の作製方法でIgGのかわりにウシ血清ア
ルブミン(BSA)を用い、CMECのかわりにl−エ
チル−3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
−塩酸塩(EDPC)を用いる以外は同様にして、分析
用抗原であるNMとBSAとの結合物(以下、NM−B
SAと略す。
)を11mg得た。
実施例2 〔モルヒネに対するモノクローナル抗体産生ハイブリド
ーマ株の作製〕 ■マウスの免疫及び肺臓リンパ球の調製実施例1で作製
した免疫原である400μgのNM−IgGを溶解した
0、 4 m lのPBS (リン酸緩衝生理食塩水、
p H7,4)と0.4 m lのフロイントの完全ア
ジュバントとを充分に混合して得られたエマルジョンの
0.2 m lをB A L B / ■マウス(♀、
8週齢)の腹部皮下に投与した。
この初回免疫から2周間後、前記と同様にして調製した
エマルジョンの0.2 m lを前記マウスの腹部皮下
に投与した。
さらに、2週間後に、前記の抗原400μgを溶解した
1mlのPBSと、1m!!、のフロイントの不完全ア
ジュバントとを充分に混合して得られたエマルジョンの
0.5 m lを前記マウスの腹腔内に投与した。
さらに、2週間後に、最終免疫として、前記の抗原10
0μgを溶解した0、 2 m lのPBSを前記マウ
スの尾静脈に投与した。
このようにして免疫されたマウスから、最終免疫から3
日目に摘出した肺臓を、MEM (リンパ球培養用培地
粉末を蒸溜水に溶解したもの、10mMのHEPESを
含む)を入れたシャーレ中で洗い、10mjl!のME
Mを入れた別のシャーレ中に移して、滅菌したスライド
グラスのフロスト部分を用いてほぐした。
このようにして得た浮遊リンパ球を、MEM(37°C
)に懸濁して、遠心分離(回転数;1゜40Orpm、
時間;6分間)して洗浄した。この操作をさらに2回反
復した後、MEM(37℃)に再懸濁し、細胞融合に供
するマウス肺臓リンパ球とした。
■細胞融合 対数増殖期にある8−アザグアニン耐性のマウスミエロ
ーマ細胞(X63−Ag、653;653)を回収し、
その培養液から遠心分離(回転数;1.40Orpm、
時間:6分間)して得られた細胞をMEM(37°C)
に懸濁して遠心分離(回転数;1,40Orpm、時間
;6分間)することによって洗浄した。この操作をさら
に1回反復した後、MEM(37°C)に再懸濁し、細
胞融合に供するマウスミエローマ細胞とした。
4.70X10’個の前記マウスミエローマ細胞と2.
35X10”個の前記のマウスの肺臓リンパ球とを50
m!容プラスチック製コニカル遠心管に入れ、混合し、
次いで、上清を遠心分離(回転数:1,40Orpm、
時間;6分間)した後に、同遠心管を軽くたたいてペレ
ットをほぐした。
同遠心管を回転させつつ、1mlの40%PEG150
0溶液(37°C)を1分間かけて加え、回転させなが
らさらに1分間反応させた。
次に、回転させながらMEM(37°C)を徐々に加え
、最終的には10mj!とじ、遠心分離(回転数;80
0rpm、時間;6分間)して上清を吸引除去した。
同遠心管を軽くたたいてペレットをほぐし、140m1
のHAT培地(IXIO−’Mヒボキサンチン、4X1
0−’Mアミノプテリン、1.6X10−5Mチミジン
、ウシインシュリン0.2U/mfおよび20%ウシ胎
児血清を含有するRPM11640培地、37°Cに保
温)に再懸濁して、96ウエルの培養プレート18枚の
各培養ウェルに100μ!づつ分注して、CO□インキ
ュベーターを用いて培養した(5%Co、、95%空気
、37°C1湿度100%)。
■ハイブリドーマの選択 前述■の培養開始から2〜4週間かけて、細胞増殖が認
められた培養プレートの各ウェルの培養上清中に、モル
ヒネに対する抗体が含まれているか否かを、次に示すE
LISA法で検討した。
まず、96ウエルU底EL I SAプレート(以下、
ELISAプレート略す。)の各分析ウェルに、実施例
1で作製した分析用抗原であるNM−BSA溶液(2t
t g/ml!、p H9,8の0.05 M炭酸緩衝
液に溶解)を50μ!づつ分注し、4 ’Cで1晩静置
した(このような処理によって、NM−BSAが各分析
ウェルの接触面に非特異的に吸着する。)。
次いで、その各分析ウェルを洗浄液(0,05%の’l
’ween20を含むPBS、以下、PBS−Twee
nと略記する。)で洗浄した後、0.5%のBSA溶液
(PBSに溶解)を各分析ウェルに100μlづつ分注
して室温で30分間静置した。
これらの各分析ウェルをPBS−Tweenで洗浄し、
前記培養プレートの各培養ウェルの培養上清を、これら
の各分析ウェルに50μ2づつ分注して室温で2時間静
置した(陰性対照には、)IAT培地を用いた。一方、
陽性対照には、本発明での細胞融合に用いたマウスの血
清をPBS−Tweenで100倍に希釈したものを用
いた。)。
次に、前記の各分析ウェルをPBS−Tweenで洗浄
し、マウス免疫グロブリンに対するアルカリフォスファ
ターゼ標識抗体溶液を、50μβづつ、各分析ウェルに
分注し、室温で1時間静置した。そして、その各分析ウ
ェルをP B S−Tweenで洗浄後、p−ニトロフ
ェニルリン酸ナトリウム・6H!0溶液(1mg/mi
、)を100μlづつ各分析ウェルに分注し、室温で3
0分間反応後、この分析プレート用の吸光度測定装置を
用いて各分析ウェルの405 nmにおける吸光度を測
定した。
このような検討の結果、培養プレート中の1013個の
培養ウェルの中の14個で、モルヒネに対する抗体の産
生が認められた。
これらの抗体を産生じた14個の培養ウェルについて、
モルヒネを用いた阻害試験(前記のELISAで培養ウ
ェルの上清50ulのかわりに、その培養ウェルの上清
25μlとモルヒネ10μgを熔解したPBS−Twe
en25μj!とを同時に分析ウェルに入れる以外は同
様の操作を行う)を行った。
その結果、モルヒネで阻害される抗体を含有している培
養ウェルは、14個の中の5個で認められた。即ち、こ
の5個の培養ウェルには、モルヒネに対する抗体を産生
ずるハイブリドーマが存在することが確認された。
■ハイブリドーマの株化(クローニング)20%FC3
を含むRPM11640培地を用いて、前述の■工程に
おいて示した抗体産生が確認された5個の培養ウェル(
A、B、C,D、E)中のハイブリドーマについて限界
希釈法でクローニングした。
培養には、96ウエル培養プレートを用い、支持細胞と
してB A L B / cマウスの胸腺細胞懸濁液(
107個/ml)を使用して、(ハイブリドーマ1〜5
個)/(胸腺細胞懸濁液100μり/ウェルで培養し、
培養開始から5日目に20%FC3を含むRPM116
40培地を各培養ウェルに1oouJ2づつ追加してさ
らに培養を続けた。
前記A、B、C,D、Eの5個の培養ウェル中のハイブ
リドーマのクローニングにおいて、10〜14日目に単
一コロニーとして観察される培養ウェルの上清を採取し
て、ELISA法(前述の■工程と同様の方法)で抗体
産生ウェルのスクリーニングを行なった。このようにし
て、A、B。
C,D、Hの各培養ウェルからハイブリドーマ株をそれ
ぞれ少な(とも1株づつ以上得た。そして、それらのう
ちで細胞増殖と抗体産生量を考慮してA、B、CSD、
E培養ウェル由来のハイブリドーマ株を各々1株づつ選
んで再クローニングした。
このようにして得られた株をMO−2株(徽工研条寄第
1910号)、MO−3株(微工研条寄第1911号)
、MO−4株、MO−5株(微工研条寄第1912号)
、MO−6株と称し、これらの株が産生じたモノクロー
ナル抗体を、それぞれMO−2、MO−3、MO−4、
MO−5、MO−6と称す。
これら5株の培養上滑中に含まれるモノクローナル抗体
のクラス・サブクラス、L鎖の型を次の測定試験■で決
定し、各種化合物に対する反応性を測定試験■−で検討
した。
貫足跋脹土 〔モルヒネに対するモノクローナル抗体のクラス・サブ
クラスの決定〕 MO−2株、MO−3株、MO−4株、MO−5株およ
びMO−6株が産生じた免疫グロブリンのクラス・サブ
クラスの決定は、マウス抗体の各クラス・サブクラスに
特異的なペルオキシダーゼ標識抗体溶液(IgG+ 、
IgGza、IgG2b、IgG1、rgM、IgA、
に型り鎖またはλ型り鎖などに対する西洋ワサビペルオ
キシダーゼで標識された抗体)を用いた前述の■工程と
同様のEL I SA法、およびマウス抗体の各クラス
・サブクラスに特異的な抗体溶液(IgG+、Tg G
 z a SI g G m b −、I g G s
、IgM、IgA、に型り鎖またはλ型り鎖などに対す
る抗体)を用いたオフタロニー法で行った。
その結果、MO−2株が産生じたモノクーナル抗体(M
O−2)はに型り鎖を有するIgG、に属する抗体であ
り、MO−3株が産生じたモノクローナル抗体(MO−
3)はに型り鎖を有する■gG、bに属する抗体であり
、MO−4株が産生したモノクローナル抗体(MO−4
)はに型I、1mを有するrgAに属する抗体であり、
MO−5株が産生したモノクローナル抗体(MO−5)
はλ型り鎖を有するIgG、に属する抗体であり、MO
−6株が産生じたモノクローナル抗体(MO−6)は、
λ型り鎖を有するIgMに属する抗体であった。
皿足拭籏工 〔モルヒネに対するモノクローナル抗体の各種化合物に
対する反応性の検討〕 MO−2、MO−3、MO−4、MO−5およびMO−
6などのモノクローナル抗体の反応特異性について、モ
ルヒネ、モルヒネの生体内代謝産物〔モルヒネ−3−グ
ルクロナイド(M−3−G)またはモルヒネ−6−グル
クロナイド(M−6−G))、またはその他の鎮痛効果
を有する化合物〔コカイン、コデイン、ジヒドロコデイ
ン、エチルモルヒネ、フェンタニールまたはメサトン〕
との反応性を前述の■工程と同様のELISA法で検討
した(ただし、ハイブリドーマ培養上清50tt1.の
かわりに、PBS−Tweenで多段階に希釈した化合
物溶液25μ!と前記のいずれかのモノクローナル抗体
溶液25μlとの混合液を用いた。)。
各モノクローナル抗体と各化合物との反応性の結果を、
モルヒネとの反応性比で第1表に示す。
第  1  表 (以下、余白) (以下、余白) 実施例3 〔フラスコ培養でのモルヒネに対するモノクローナル抗
体の生産〕 15%FC3を含むRPM11640培地で培養して得
たMO−3株の培養細胞を10mfのRPM11640
培地(Fe2を含まない)に移しかえて、殆ど全ての細
胞が死滅する直前まで培養した。
モルヒネに対するモノクローナル抗体(MO−3)は、
培養液を遠心分離(回転数;3000rpm、時間;5
分間)して得られた上清中に50μg/ml (−次元
平板免疫拡散法により測定)含有されていた。
実施例4 〔マウス腹腔内でのモルヒネに対するモノクローナル抗
体の生産〕 モルヒネに対する大量のモノクローナル抗体を得るため
に、マウス腹腔内でMO−3株の細胞を培養した。
B A L B / cマウス(♀、8周齢、2週間前
にプリスタンを0.5 m i p腔内に投与しておく
)の腹腔内に、MO−3株の細胞を2X10’個浮遊さ
せた0、 5 m lのPBSを全景投与した。
このマウスの体重は、1週間目頃から顕著な増加を示し
、細胞投与から7.9および11日ロー19 Gの注射
針を用いて腹水を採取した(全採取量; 6 m l 
7匹)。そして、この腹水を遠心分離(回転数;3.O
OOrpm、時間;5分間)して、腹水上清を得た。
モルヒネに対するモノクローナル抗体(MO−3)は、
この腹水上清中にLomg/mf(−次元平板免疫拡散
法により測定)含有されていた。
〔発明の効果] 本発明のrハイブリドーマ株の培養によって得られた鎮
痛薬であるモルヒネに対して非常に高い特異的な反応性
を有するモノクローナル抗体jは、モルヒネの検査、測
定などへの利用を期待できるものである。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マウスリンパ球とマウスミエローマ細胞との細胞
    融合によって得られたハイブリドーマ株が産生した、コ
    デインとは実質的に反応しないが、モルヒネに対しては
    非常に高い特異的な反応性を有することを特徴とするモ
    ルヒネに対するモノクローナル抗体。
  2. (2)請求項1に記載のハイブリドーマ株を培養するこ
    とを特徴とするモルヒネに対するモノクローナル抗体の
    製法。
  3. (3)請求項1に記載のハイブリドーマ株。
JP63234826A 1988-09-21 1988-09-21 モルヒネに対するモノクローナル抗体およびそのモノクローナル抗体の製法 Pending JPH0286794A (ja)

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EP89309527A EP0363041A1 (en) 1988-09-21 1989-09-19 Monoclonal antibody to morphine, preparation of monoclonal antibody, assaying kit and assaying method of morphine
CN 89107394 CN1049864A (zh) 1988-09-21 1989-09-20 抗吗啡单克隆抗体及其制备、吗啡的检测药盒及检测方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH067190A (ja) * 1991-01-08 1994-01-18 Ube Ind Ltd 抗モルヒネ抗体の抗イディオタイプ抗体、その製法及びモルヒネの測定法
JP2012232948A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Kagoshima Univ 抗モルヒネ抗体、抗モルヒネ抗体を用いたモルヒネの測定方法、および抗モルヒネ抗体を含むモルヒネ測定キット

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EUROPEAN JOURNAL OF PHARMACOLOGY=1976 *
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