JPS61171500A - 抗オクラトキシンaモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるオクラトキシン類の測定方法 - Google Patents

抗オクラトキシンaモノクロ−ナル抗体及びこれを用いるオクラトキシン類の測定方法

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JPS61171500A
JPS61171500A JP927685A JP927685A JPS61171500A JP S61171500 A JPS61171500 A JP S61171500A JP 927685 A JP927685 A JP 927685A JP 927685 A JP927685 A JP 927685A JP S61171500 A JPS61171500 A JP S61171500A
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JP927685A
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Yoshio Ueno
上野 芳夫
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明はオクラトキシンA (OTA)に対し特異性の
高いモノクローナル抗体及びそれを産生ずるハイブリド
ーマ及びそれらの製造方法並びにその抗オクラトキシン
Aモノクローナル抗体ヲ用いるオクラトキシン類の測定
方法に関するものである。
【従来の技術とその問題点J オクラトキシン類は、アスペルギルス属(asperg
illus)やペニシリウムA (penicilli
um)のある種のものから産生される有毒二次代謝産物
である。オクラトキシンAはマイコトキシンの中でも毒
性の強いものの一つであり、腎毒性や腎・肝催腫瘍性を
有し、現在では穀物、飼料及び食肉等のすクラトキシン
Aによる汚染が問題となっている。 オクラトキシンAを穀物又はその加工製品から検出する
方法としては、TLCやHPLC等が用いられており、
最近では感度や特異性の高い免疫測定法も試みられてい
る。 さて、免疫測定法で特異的にオクラトキシンAを測定す
るためには、特異性の高い抗体が必要であることは論す
るまでもない、オクラトキシンAのような低分子化合物
に対する抗体を作製する場合は、それ自身が免疫原性を
持たないので、蛋白質等の高分子キャリアーと結合させ
てハプテン抗原とし、そのハプテン抗原を動物に免疫す
ることが通常行なわれている。しかしながら、オクラト
キシン類のように類似の化合物が多数存在する化合物群
の場合、その中の一種の化合物のみに特異的な抗体を作
成することは困難であり、従来の方法で得られた抗体は
その化合物が属する群のその他の多くの化合物と交叉反
応するのが通常であった。 即ち、オクラトキシンAに対する抗体の作製には、従来
オクラトキシンAにウシ血清アルブミン(B S A)
を結合させたハプテン抗原を用いていたが、この方法で
得られた抗体の特異性は充分ではなく、オクラトキシン
類全体に交叉反応を示した。 このように特異性の高いオクラトキシンAに対する抗体
としては多くの研究者の努力にもかかわらず未だ充分な
ものが得られておらず、しかも穀類中のオクラトキシン
Aの特異的な測定法の開発が要求されている折から、特
異抗体の作製が強く待ち望まれていた。 また、従来の非特異的な抗体の作製方法では、得られる
抗体自身の保存安定性が悪いため、抗血清の製造を目的
として動物を免疫する度に何度もハプテン抗原を調製し
なければならないという手間を要した。しかも、ハプテ
ン抗原の作製方法や使用する動物個体差、免疫の仕方に
よって、その都度、力価、特異性及び抗体サブクラスの
異なった抗体ゎ得、、ゎ6えあ、オケ、1ヤッ2類。測
定  (結果に微妙な影響が生じた。 [発明の目的] 本発明の目的は、オクラトキシンAに対し特異性の高い
モノクローナル抗体を提供するとともに、該モノクロー
ナル抗体を用いてオクラトキシン類を精度良く測定し得
る方法を提供することにある。 [発明の概要1   ′ 本発明者らは、ハプテン抗原を用いて免疫した場合、動
物の免疫担当臓器、主に膵臓において出現する多数の抗
体産生クローンの中には目的の抗原に対して特異的な抗
体を産出するクローンが存在しており、クローニングに
より目的とするクローンのみを選び出して単クローンと
すれば特異性の高い抗体の製法が確立できるものと考え
、研究を進めて本発明を完成するに至った。 即ち、本発明の抗体は、マウスのミエローマとオクラト
キシンAをハプテンとした抗原であらかじめ免疫された
マウスからのリンパ球との細胞融合により形成されたハ
イブリドーマから産生される抗オクラトキシンAモノク
ローナル抗体であることを特徴とする。また、本発明の
オクラトキシン類の測定方法は、上記抗オクラトキシン
Aモノクローナル抗体を用いてオクラトキシン類を測定
することを特徴とする。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 本発明において抗オクラトキシンAモノクローナル抗体
を製造するための第一段階は、抗体を産生ずる新規な単
クローンハイブリドーマを確立することである。このハ
イブリドーマを確立するための具体的な方法については
後述する実施例にて詳細に説明するが、簡単に父えば該
方法は、免疫、細胞融合、ハイブリドーマの選択と単ク
ローン化の3工程から成る。 立並 オクラトキシンAは、例えば、アスペルギルス・オクラ
セウス(Aspergillus ochraceus
)の培養液を分離・精・製することによって得ることが
できるが、オクラトキシンA単独では抗原になり得ない
、このため、オクラトキシンAを蛋白質と結合させて免
疫抗原とするが、蛋白質としては通常入手できるもであ
れば格別限定されない0通常、入手し易い牛血清アルブ
ミン等が用いられる。オクラドキシンAと蛋白質とを結
合させるためには、自体公知の方法が有効に利用できる
。 蛋白質との結合方法としては、オクラトキシンAのカル
ボキシル基を利用し、カルボジイミドにより脱水縮合さ
せるカルボジイミド法、酸無水物を利用する酸無水物法
等が例示される。 免疫抗原を作製した後は、免疫動物を選ぶ必要があるが
、免疫動物は細胞融合に使用する腫瘍細胞株によって決
められる。一般にはラット、マウスが多く用いられる。 マウスの中でも免疫グロブリンを産生しない腫瘍細胞株
が確立されているBa1b/cがよく用いられる。 ハブテン抗原は1等張緩衝液又は生理食塩水等に溶解し
て使用するが、マウス−匹あたり1回に10〜100μ
g投与するのが好ましい、免疫は数回に分けて行うが、
通常初回免疫はアジュバントと共に行う、アジュバント
としては、ミ震つバン、結核死菌、核酸、フロインドア
ジュバント等が使用される0通常、免疫は2〜4週間々
隔で行い、最終免疫はアジュバントを使用せず生理食塩
水に溶解し、腹腔又は静脈内に投与する。 1血亙澄 最終免疫が終了してから2〜4日後にリンパ節又は膵臓
を摘出し、得られるリンパ球を細胞融合に供する。一方
、細胞融合に使用される腫瘍細胞株としては初期にはN
PC−11、P3−Xll13−Ag8等があったが、
これらは自身免疫グロブリンを産生ずるノテ、最近では
P3−X83−Ag8−[11、P3−MS−1,5P
210−Al14等が汎用されている。 細胞融合するときは、リンパ球を腫瘍細胞よりも約5〜
20倍量多く用いる。細胞融合に供する腫瘍細胞及びリ
ンパ球は、まずDMEM培地。 M c Co y培地、RPMI1840培地、あるい
は等緩衝液等で洗浄し、混合した後、遠心分離し、ペレ
ット化する6次いで、ペレットをほぐした後、通常HV
J (センダイウィルス)又はポリエチレングリコール
(PEG)を用いて細胞を融合させるが、一般には取扱
いの便利な平均分子量1.000〜8,000のPEG
の40〜80%溶液を0.5〜2厘l使用する。融合を
促進するために、コルヒチン、ジメチルスルホキシド又
はポリーL−フルギニン等を添加することもあるが、本
発明においては必須ではない。 PEG溶液中で融合反応を 1〜10分間程度行った後
、DMEM培地やRPMI 1 B40培地等をlO〜
501徐々に加えて融合反応を停止させる。停止後遠心
し、上清を除去する。しかる後、牛胎児血清(Fe2)
を5〜20%含むDMEM培地又はRPMI1640培
地を加え、24穴の培養プレートにリンパ球が1穴あた
りl X 105〜l X 10@個となるよう各穴に
l■l毎分注する。あるいは、96穴培養プレートにリ
ンパ球が1穴あたり1〜2 X 10”個となるよう各
穴に0.1腸l毎分注する。 なお、いずれの場合であっても、フィーダー細胞は添加
した方が好ましい、フィーダー細胞としては、ラットの
胸腺細胞もしくは肺細胞、又はマウスの胸腺細胞もしく
は肺細胞等が用いられ、その濃度が0.5〜2XlO’
/厘1となるように添加する。 リン4X10−’M、チミジン1.8X 10(Mを含
むRPM11640培地(又はDMEM培jll) 、
即ちHAT培地に換えてい<、HAT培地に交換する←
は、一般には翌日、融合時に分注した容量と等容量のH
AT培地を培養プレートに加え、更に翌日その半量をH
AT培地と交換する。その後2〜3日毎HAT培地で半
量ずつ交換する。融合後10〜14日目に7日日プテリ
ンを除いたHAT培地、即ちHT培地に半量交−検し、
更にその1〜3日後より1〜3日毎にHT培地の半量を
HATを含まない通常の培地に交換する。 ハイブリドーマ ゛    クローンヒハイブリドーマ
の増殖の盛んな穴の細胞培養上清を種々の分析法、例え
ばRIA (放射免疫測定法)、プラーク法、凝集反応
、ELISA(酵素結合免疫測定法)等の分析法によっ
て、目的の抗体産生ハイブリドーマを選択する。しかる
後、得たハイブリドーマについてクローニングを行う、
クローニングの方法としては、一般によく用いられる限
界希釈法や、あるいはFAC5(Fluorescen
t Activated Ce1l 5orter)を
用いたり、5oft Agarを用いてコロニーを拾い
上げる方i 等かアロ 、クローニングはコロニーが一
つのハイブリドーマから形成されるような細胞濃度で行
う、限界希釈法では9B穴プレートの1穴あたり細胞が
0.6個以下になるように行う、いずれの方法を用いた
場合もクローニングは2回繰返し、単一クローンとする
。 1オクラトキシンAモノクローナル  の目的とするク
ローンを確立したならば、抗オクラトキシンAモノクロ
ーナル抗体は大量にinマ1troで培養するか、ある
いはin vivoで培養することによって産生される
。 +n v+troで産生されたモノクローナル抗体
については他の抗体の混入はないが抗体価は低い、他方
、in vivoで産生されたモノクローナル抗体は、
宿主からの抗体が若干混ざるが、その抗体価はin v
itroと比べ非常に高い、どちらの方法によりモノク
ローナル抗体を産生させるかは、目的に応じて適宜に選
択される。 上記生産方法により、モノクローナル抗体OTA、1.
2.3.4.5,6及び7の7種のモノクローナル抗体
が得られる。オフタロニー法による分析の結果、これら
のモノクローナル抗体中のOTA、1.2.3.4.5
及び7はマウスIgG1サブクラスに属し、0TA−6
のみがIgMに属することが判明した。上記方法によっ
て得られた抗オクラトキシンAモノクローナル抗体のク
ラスを第1表にまとめた。 it表 オクラトキシン 0TA−1,3,4,5,6及び7(タイプI)はオク
ラトキシンAに特異的であって、オクラトキシンB及び
オクラトキシンαとはほとんど反応しないが、OTA、
2(タイプ■)はオクラトキシンA及びオクラトキシン
Bと同程度に反応し、オクラトキシンαには反応しない
、第二抗体としてアルカリホスファターゼ結合ヤギ抗マ
ウスIgGを用いたELISAにより、オクラトキシン
A及びその類縁化合物と本抗体OTA、1〜7との交叉
反応性を調べ、その結果を第2表に示した。なお、実験
方法については実施例中に詳細に記載されている。 第2表 モノクローナル抗体の交叉反応性 OTA、5          0丁^、8     
  0〒A、70丁0      315(0,005
)     1138(0,005)   112(0
,001)攻50%を阻害する量(ng/assay)
零吋)内の数値はOTAに対する相対比を示す。 更に、上記タイプ■及びタイプ■についての代表的な交
叉反応性をそれぞれ第1図(OTA 。 l)及び82図(OTA 、2)に示し1合わせて従来
の抗血清(ポリクローナル抗体)の代表的な交叉反応性
を第3図に示した。 これらの結果から明らかなように、タイプIのモノクロ
ーナル抗体は、従来のポリクローナル抗体と比べてオク
ラトキシンA以外の他のオクラトキシン類とはほとんど
反応せず、オクラトキシンAに対する特異性が高いこと
がわかり、オクラトキシンAの特異的測定に大きく寄与
するものである。他方、タイプHのモノクローナル抗体
はオクラトキシンA及びBと同程度に反応するため、タ
イプIとタイプ■の2種の抗体を用いることにより、オ
クラトキシンAのみならず、オクラトキシンBについて
も定量が可能となる。 抗オクラトキシンAモノクローナル抗体ヲ用いて特異的
にオクラトキシンAを測定するためには、通常RIA又
はEIA等によって行われる。 EIAに使用するときは標準酵素としてβ−ガラクトシ
ダーゼ、アルカリホスファターゼ、ペルオキシダーゼ等
を用いることができる。 [発明の効果] 本発明の新規なタイプ■のモノクローナル抗体(OTA
、1.3.4.5.6及び7)は第1図に示したように
、オクラトキシンAのみに特異的に反応し、他のオクラ
トキシン類とは反応しない、他方、タイプHのモノクロ
ーナル抗体(OTA 、2)は第2図に示したように、
オクラトキシンA及びBと特異的に反応し、他のオクラ
トキシン類とは反応しない、したがって、本発明のタイ
プIのモノクローナル抗体を用いれば、特異的にオクラ
トキシンAを測定することができ、またタイプ■のモノ
クローナル抗体を用いれば。 オクラトキシンA及びBを同時に特異的に測定すること
が可能となる。 更に1本発明ではハイブリドーマを用いてモノクローナ
ル抗体を産生じているが、ハイブリドーマを培養さえし
ていれば、いつでも必要なときにモノクローナル抗体を
得ることができ、しかも一定の特性を有するものが得ら
れるため、動物を免疫する毎にハプテン抗原を調製する
必要はなく、動物の固体差に影響されることなく常に安
定した品質の抗体を得ることができる。 以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、以下の実
施例は本発明の範囲を何ら限定するものではない。 【発明の実施例】 実施例1 抗すクラトキシンAモノクローナル抗体を産生ずるハイ
ブリドーマ及び抗体の作製 1)免疫抗原、分析用抗原の作製 OTA5mgをエタノール0.12m1と0.1 Mリ
ンm緩衝液(p H7,0) 3 mlニ溶解り、り、
 0.1 M食塩水に溶かした牛血清アルブミン(B 
S A)501gをトキシン溶液と合わせた。l−エチ
ル−3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(
EDPC)をこの混合液に加え、20℃で24時間暗所
で攪拌した。蒸留水に対して透析した後、凍結乾燥し、
 OTA−BSA30mgを得た。 また、BSAの代りに卵白アルブミン(OvA)、陣笠
貝ヘモシアニン(KLH)を用いて、上記と同様の操作
−1?0TA−OVA、0TA−KLHを作製した。 K L H10+++gをリン酸緩衝食塩水(PBS)
12mlに溶解し、HDPC15■gを加えた。この溶
液にT2−トキシン−ヘミサクシネート(T2−H3)
101gをジメチルホルムアミド(DMF)1層lに溶
解したものを室温下で攪拌しながら滴下した。析出不溶
物を濾別しEDPC5■gを追加した。IN塩酸でpH
を5.5に調整し、室温で更に18時間攪拌した。水に
対して透析した後、凍結乾燥し、分析用抗gT2−H5
−KLHを得た。 2)免疫 0TA−BSA  10OIL文を溶解した生理゛食塩
水0.25m1とフロイントの完全アジュバント0.2
5■tヲ混合し、エマルジョンとし、その0.51をB
a1b/cマウス(♀、4週齢)の腹腔内に投与した。 1〜3週間後、OT A −B S A 10〜100
 g g (7)生理食塩水溶液を腹腔内投与名は尾静
脈に注射することにより追加免疫を行った。 3)細胞融合 最終免疫より3日後、マウスの肺臓を摘出し、10m1
のDMEM培地を入れたプラスチックシャーレ中で、牌
リンパ球をほぐした0次いで、牌リンパ球を遠心操作(
1000回転、10分)を繰返し、DMEM培地で3回
洗浄した。牌リンパ球1×108個と、8−7ザグアニ
ン耐性ミエローマSP2/0−Ag14 (S P 2
) 2 XIG’個を混合し、1000回転で10分間
遠心してペレットとした。上清のDMEM培地を吸引除
去し、ペレットをほぐした。50%P E G 400
0 1 mlを1分間かけて加え、用いたピペットで攪
拌しながら37℃で1分間反応させた。 続いて11のDMEM培地を37℃のもとで1分間かけ
て加えた。再び1000回転で10分間遠心して同様の
操作をもう一度行なった後、37℃に温めておいたDM
EM培地71を2〜3分間で加えた。直ちに、1000
回転で10分間、室温で遠心して、上清を除去した0次
いで、37℃に温めておいた20%牛脂児血清(Fe2
)−DMEM培地10履lを加え。 ペレットを懸濁させた。さらに201の20%FC5−
DMEM培地を加えて良く懸濁させた後、8B穴培養プ
レ一ト3枚にこの懸濁液を1穴あたり0.1鱈分注し、
CO2インキュベーター内で培養した。以下、細胞融合
を行った日を第0日として記述する。 4)珪AT選択 第1日日に、HAT培地(ヒボキサンチンl×10” 
M、アミノプテリン4 X 10−’ M、、チミジン
0.8 X 10(Mを含む20%FC5−DMEM培
地)を1穴あたり0.1腸l加えた。第2.3.5.8
及び11日日日培地の半分を吸引除去し、HAT培地0
.11を加えた。14日日日は、培地の半分をHT(H
AT培地からアミノプテリンを除いたもの)と交換した
。以後、3又は4日毎にHT培地と交換した。ハイブリ
ドーマは金穴に増殖してきた。 5)ハイブリドーマの選択 融合後2週間から4週間までの間、3又は4日毎に培養
上清を穴ごとに集め、ELISAにて分析した。 まず、ELISAプレー)にOTA−OVA(2ILg
/loo ILJL)を分注し、25℃で2時間静置し
て抗原をプレートに固定化した。 Tween 2Gを
0.05%含むPBSで3回洗浄した後、培養上清中 
(の蛋白質の非特異的吸着を避けるため、0VA(50
0紗g/100ILi)を分注し、25℃で1時間静置
した0次に、同上緩衝液で3回洗浄後、上記の各細胞培
養上清を100xi分注し、25℃で1時間静置した。 陰性対照として20%FC5−DMEM培地100ル文
を分注した。更に同上緩衝液で4回洗浄後、抗マウス免
疫グロブリン抗体−アルカリホスファターゼ複合体溶液
100ILJLをプレートに分注し、室温で2時間静置
した。再び同上緩衝液で4回洗浄後、p−ニトロフェニ
ルリン酸2ナトリウムや6 H20(1mg/■l)溶
液を100ト立ずつ分注し、室温で30分間反応後、0
.0.405 nmを測定して、アルカリホスファター
ゼ活性を定量した。 同様に、0TA−KLHlOVA、T2−US−KLH
をプレートに固定化してELISAを行い、0TA−O
VA及び0TA−KLHに対シテ陽性、かつOVA及び
T2−H3−KLHに対して陰性を示した培養上清で増
殖しているハイブリドーマを抗OTA抗体産生ハイブリ
ドーマとして選択した。 250穴中、20穴に抗OTA抗体産生が認められた。 8)11への培養スケールの拡大 どの穴で抗OTA抗体を産生じているかが判明したら、
24穴培養プレートへ植え換え、11スケールでの培養
を行った。この際、Ha 1 b/cマウスの胸腺細胞
を支持細胞として用いた。 HT培地0.51を24穴培養プレートに分注し、それ
ぞれの穴に1〜2 X 1G’個の胸腺細胞を加えた。 このためには、4又は5週齢のマウスから胸腺を摘出し
、少なくとも3回洗浄した後、胸腺1個あたり11のH
T培地に懸濁し、この懸濁液を50〜100piずつそ
れぞれの穴に加えればよい。 次いで、9B穴培養プレートにおける抗体産生穴の細胞
懸濁液を24穴培養プレートに移す、これを再懸濁し、
そのうちの2501L!Lを元の96穴培養プレートの
穴にもどす、これが複製となり、新しい細胞株の損失を
ふせぐことができる。 2又は3日後、24穴培養プレートにHT培地0.5 
mlを加える(ここでは支持細胞は必要としない)、更
に2日後、上清を除き新しい培地を加える1、細胞がほ
ぼ全面に拡がってきたら、抗体活性の再テストをする。 もし引続いて抗体を産生じているようであれば即座にク
ローニングを行う。 もし抗体を産生している穴がそれほど多くなければ、9
8穴培養プレートで培養している段階から、直接クロー
ニングしてもよい、しかし、24穴培養プレートに植え
換えてもなお抗体を産生じているものの中からクローニ
ングすることにより、より不安定な株をクローニングす
るという無駄を省くことができる。 7)モノクローン化 クローニング培地として、Ba1b/cマウスの胸腺細
胞を107債11含んだ20%FC5−DM’EM培地
を使用した。もし、クローニングを直接9B穴培養プレ
ートから行うときは、クローニング培地としてHT培地
を用いる。 次いで、抗OTA抗体産生ハイブリドーマを計数し、ク
ローニング培地4.61中に230個の細胞が含まれる
ように希釈する。この懸濁液を 100klずつ、96
穴培養プレート中の36穴に分注し。 残った懸濁液に41のクローニング培地を加え再懸濁す
る。この懸濁液を 100ILJlずつ、36穴に分注
する。再び、残った懸濁液に 1.41のクローニング
培地を加えて再懸濁し、これを 100klずつ、残り
の24穴にまく、5日目と122日目 100u、iの
培地を加える。144日目でには。 ELISAが可能なほどに細胞が増殖する。このうち、
モノクローナルであると思える穴について抗体産生のチ
ェックを行い、抗OTA抗体産生ハイブリドーマ7クロ
ーン(OTA−1〜7.微工研58微寄文第1677号
)を得た。 8)モノクローナル抗体の生産 モノクローナル抗体は培養上清中に10〜50JLg/
鳳1分泌される。 ハイブリドーマを増殖させた後、はとんど全てのハイブ
リドーマを死ぬ直前まで培養し、培養上清を回収した゛
。 また、0TA−1〜0TA−7をそれぞれ2X   (
106個DMEM培地0.51に浮遊させ、Ba1b/
cマウス(♀、6週齢、あらかじめ3〜10日前にブリ
スタン0.51を腹腔内投与しておいたもの)の腹腔内
に投与し、腹水を回収した。 8)モノクローナル抗体のクラスの決定それぞれのハイ
ブリドーマクローンの産生ずる免疫グロブリンのクラス
は、各クラスに特異的な抗血清(抗I gG 1 、 
I gG2a、 I gG2b。 I gG3 、IgM、I gA)を用いたオフタロニ
ー法によって決定した。 OTA 、1 (OTA−1より産生)、OTA。 2 (OTA−2より産生)、OTA 、3 (OTA
−3より産生)、OTA 、4 (OTA−4より産生
) 、OTA、5 (OTA−5より産生)、及びOT
A 、7 (OTA−7より産生)の6モノクロ一ナル
抗体はIgG1に属し、OTA 、 6(OTA−6よ
り産生)のみがIgMに属することがわかった。 実施例2 モノクローナル抗体0TA−1〜0TA−7の特異性を
調べるため、オクラトキシンA並びにその類似化合物で
あるオクラトキシンB (OTB)、オクラトキシンα
(OTα)、クマリン(CM)及び4−ヒドロキシクマ
リン(4−OHC)との交叉反応性をELISAにより
検討した。 測定操作は、実施例1の5)のハイブリドーマの選択の
欄で記載した方法に準じて行った。ただし、細胞培養上
清の代りに、多段階に希釈されたオクラトキシンA又は
その類似化合物のPBS−Twesn溶液50ILlと
同時にそれぞれのモノクローナル抗体又は0TA−US
Aを用いて免疫されたマウス抗OTA血清を10,00
0倍にPBSで希釈した溶液を用いた。その結果を第2
表に示したが、その特異性から、2群に分類することが
できた。 即ち、OTAに特異的でOTB及びOTαとはほとんど
反応しないモノクローナル抗体(OTA 。 1.3.4.5.6.7)と、OTA及びOTBと同程
度反応し、OTαには反応しないモノクローナル抗体(
OTA 、2)との2群に分類することができる。前者
のタイプの代表的な交叉反応性を第1図(OTA、l)
に示し、後者のタイプの交叉反応性を第21Q (OT
A 、2)に示した。 なお、比較のために、従来の抗血清(ポリクローナル抗
体)の代表的な交叉反応性を第3図に示した。 このような2種の抗体を用いることにより、オクラトキ
シンAのみならずオクラトキシンBの定量も可能となる
【図面の簡単な説明】
第1、?及び3図は、それぞれOTA、l、OTA、2
及び従来の抗血清についてのOTA。 OTB、OTα、CM及び4−0HCに対する交叉反応
性の結果を示したものである。 第1図 (/As5ay) 第2図 第3図 (/ assay)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マウスのミエローマとオクラトキシンAをハプテ
    ンとした抗原であらかじめ免疫されたマウスからのリン
    パ球との細胞融合により形成されたハイブリドーマから
    産生される抗オクラトキシンAモノクローナル抗体。
  2. (2)オクラトキシンA及びその類縁化合物に対する相
    対的な反応性が第1図又は第2図に示されているような
    いずれかの特性を有する特許請求の範囲第1項記載のモ
    ノクローナル抗体。
  3. (3)マウスのミエローマがSP2/0−Ag14であ
    る特許請求の範囲第1項記載のモノクローナル抗体。
  4. (4)マウスのミエローマとオクラトキシンAをハプテ
    ンとした抗原であらかじめ免疫されたマウスからのリン
    パ球との細胞融合により形成されたハイブリドーマから
    産生される抗オクラトキシンAモノクローナル抗体を用
    いるオクラトキシン類の測定方法。
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