JPS61229171A - タイヤ情報読取方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、タイヤのサイドウオール部に凹凸により形成
されたタイヤの種類等を表す所望のタイヤ情報を読取る
方法および装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、タイヤのサイドウオール部に形成されたタイヤの
種類等を表す凹凸パターン、例えば文字、バーコードよ
り成る所望のタイヤ情報を自動的に読取る方法として、
自動読取装置のヘッドとタイヤとをタイヤの軸を中心と
して相対的に回転させることによってサイドウオール部
を走査し、これにより所望のタイヤ情報を読取るものが
知られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、従来の読取方法にあっては、特にタイヤのサイ
ドウオール部には種類等を表す所望のタイヤ情報の他に
種々の文字や記号が凹凸により形成され、それらが所望
のタイヤ情報を読取る際のノズルとなるために、読取り
に例えば１０秒以上もの時間がかかる。このため、例え
ば２〜３秒に１本の割合で流れてくるタイヤの生産ライ
ンに適用する場合には、ラインを並列に分割してその各
々のラインに自動読取装置を設置しなければならなくな
り、スペースおよびコストがかさむ問題がある。

本発明の目的は上述した問題点を解決し、所望のタイヤ
情報を迅速かつ正確に読取ることができ、したがってタ
イヤの生産ラインを並列に分割することなく既存の生産
ラインで安価に実施できるタイヤ情報読取方法および装
置を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、タイヤのサイドウオール部に凹凸で形成され
たタイヤ情報を読取るにあたり、前記タイヤ情報を形成
した部分と所定の位置関係の部分に識別マークを形成し
、この識別マークを検知してその位置情報を得、この位
置情報に基づいて前記タイヤ情報を読取ることを特徴と
するものである。

更に、本発明は、サイドウオール部に所定の位置関係で
凹凸により形成されたタイヤ情報および識別マークを有
するタイヤのタイヤ情報読取装置であって、タイヤの幅
および内径を検出する手段と、タイヤの幅方向および径
方向に変位可能で、かつタイヤの軸を中心として回動可
能な位置識別カメラを有し、この位置識別カメラを前記
検出手段の出力に基づいて位置決めした後、タイヤの軸
を中心として回転させることにより前記識別マークを検
知してその位置情報を出力する識別マーク検知手段と、
この識別マーク検知手段からの位置情報に基づいて前記
タイヤ情報を読取る手段とを具えることを特徴とするも
のである。

（作　用） タイヤの種類等を表す所望のタイヤ情報は、一般に加硫
機において金型によりサイドウオール部に凹凸で形成さ
れる。本発明のタイヤ情報読取方法における好適実施例
においては、所望のタイヤ情報と所定の位置関係にある
バーコードより成る識別マークを、リムラインより一定
距離隔てたサイドウオール部に所望のタイヤ情報と共に
加硫中に金型により凹凸で形成する。このようにして、
先ず識別マークを検知することによって所望のタイヤ情
報の頭出しを行い、次にその識別マークの位置情報に基
づいてタイヤ情報を読取る。

また、タイヤには幅および内径が異なる種々のサイズの
ものがある。そこで、本発明のタイヤ情報読取装置にお
ける好適実施例においては、検出手段によってタイヤの
幅および内径を検出し、その検出出力に基づいて位置識
別カメラを位置決めしてサイドウオール部を走査し、こ
れにより所望のタイヤ情報と所定の位置関係でリムライ
ンより一定距離隔てたサイドウオール部に形成された識
別マークを検知し、その識別マークの位置情報に基づい
てタイヤ情報読取ヘッドを位置決めしてタイヤ情報を読
取る。

（実施例） 第１図は本発明のタイヤ情！Ｉ読取装置の一実施例を示
すものである。タイヤ１のサイドウオール部には、読取
るべき所望のタイヤ情報と、リムラインより一定距離隔
ててタイヤ情報と所定の位置関係にある後述するバーコ
ードより成る識別マークとを加硫中に凹凸で形成する。

本例では、このようなタイヤ情報および識別マークを有
するタイヤ１を、コンベア２によってステージ３に搬送
して幅および内径を検出し、次にステージ４に搬送して
識別マークを検知した後ステージ５に搬送して所望のタ
イヤ情報を読取り、その読取ったタイヤ情報に基づいて
例えはタイヤ１を種類別に振分ける。

ステージ３には、タイヤ到達検出センサ６、タイヤ幅検
出センサ７、タイヤ幅検出用投光器８゜タイヤ内径検出
センサ９およびタイヤ内径検出用投光器１０を配置する
。タイヤ幅検出センサ７およびタイヤ幅検出用投光器８
は、ステージ３にあるタイヤ１を介してその径方向に対
向して配置し、タイヤ内径検出センサ９およびタイヤ内
径検出用投光器１０はステージ３にあるタイヤ１を介し
てその軸方向に対向して配置する。本例ではタイヤ幅検
出センサ７およびタイヤ内径検出センサ９をそれぞれフ
ォトトランジスタ、ＣＣＤ等より成る一次元アレイセン
サをもって構成し、タイヤ幅検出センサ７においてはそ
の素子の配列方向がタイヤ１の軸方向となるように、ま
たタイヤ内径検出センサ９においてはその素子の配列方
向がタイヤ１の径方向となるようにそれぞれ配置する。

ステージ４には、タイヤ到達検出センサＩＬ　タイヤ１
の中心軸を所定の位置に位置決めするセンタリング装置
１２、位置識別カメラ１３およびカメラ駆動装置１４を
配置する。位置識別カメラ１３は、ステージ４にあるタ
イヤ１の幅方向および径方向に変位可能で、かつタイヤ
ｌの中心軸を中心として回動可能に設け、ステージ３に
おけるタイヤ幅検出センサ７およびタイヤ内径検出セン
サ９の出力、識別マークのリムラインからの距離情報に
基づいて位置識別カメラ駆動コントローラ１５によりカ
メラ駆動装置１４を制御して、ステージ４にあるタイヤ
１に対して位置識別カメラ１３を幅方向および径方向に
変位させて位置決めした後、タイヤ１の中心軸を中心と
して回動させて、タイヤｌのリムラインから一定距離隔
てたサイドウオール部を走査し、これにより識別マーク
を検知してその位置情報を出力するよう構成する。

また、ステージ５には、タイヤ到達検出センサ１６、タ
イヤ情報読取りカメラ１７およびカメラ駆動装置１８を
配置する。タイヤ情報読取りカメラ１７は、位置識別カ
メラ１３と同様に、ステージ５にあるタイヤ１の幅方向
および径方向に変位可能で、かつタイヤ１の中心軸を中
心として回動可能に設け、ステージ４における位置識別
カメラ１３からの識別マークの位置情報に基づいてタイ
ヤ情報読取りカメラ駆動コントローラ１９によりカメラ
駆動装置１８を制御して、ステージ５にあるタイヤ１に
対してタイヤ情報読取りカメラ１７を位置決めし、これ
によりステージ４において検知した識別マークと所定の
位置関係にある所望のタイヤ情報を読取るよう構成する
。

以下、本実施例の動作を説明する。

タイヤ１がコンベア２上を流れてステージ３に到達する
と、タイヤ到達センサ６が作動してタイヤ幅検出センサ
７およびタイヤ内径検出センサ９の出力から位置識別カ
メラ駆動コントローラ１５においてタイヤ幅および内径
が測定され、そのタイヤ幅、内径情報および識別マーク
のリムラインからの「巨ｉ４１青幸Ｕに基づいてステー
ジ４におし）でカメラ駆動装置１４を介して当該タイヤ
１に対する位置識別カメラ１３の幅方向および径方向の
位置決めが行われる。

一方、タイヤ１はステージ３においてタイヤ幅および内
径が測定されるとステージ４に移送される。タイヤ１が
ステージ４に到達すると、タイヤ到達検出センサ１１が
作動してセンタリング装置１２が作動し、その後位置識
別カメラ１３の当該タイヤｌに対する上述した幅方向お
よび径方向の位置決めが行われる。

ここで、位置識別カメラ１３のタイヤ幅方向の位置決め
は、ステージ３で検出された当該タイヤｌの幅情報に基
づいて行われるため、位置決め終了後の位置識別カメラ
１３の位置は、第２図に示すように、原点位置ＯからＨ
１下降した実線で示す位置にあり、その焦点は幅１の水
平面上の位置Ｆ、に合っている。これに対し、識別マー
クはタイヤ１の種類によっては幅１を画成するサイドウ
オール部に形成される場合もあるし、幅唱から軸方向に
距離−２低いサイドウオール部に形成される場合もある
。このような種セの場合において、識別マークの像を常
に正確に位置識別カメラ１３に結像させるためには、位
置識別カメラ１３の結像レンズとして焦点深度の深いも
のを用いるか、あるいはタイヤ毎に位置識別カメラ１３
の画像信号に基づいて自動的に焦点調節を行って、第２
図に示すように位置識別カメラ１３全体を距離−２移動
させて破線で示す位置に位置決めしてその焦点がタイヤ
ｌのリムラインから一定距離隔てたサイドウオール部上
の位置Ｆ２に合わせるか、または結像レンズを光軸方向
に移動させて同様に焦点調節する。

位置識別カメラ１３の位置決めが終了すると、位置識別
カメラ１３はカメラ駆動装置１４によって、タイヤｌの
中心軸を中心として回動し、これによりタイヤ１のリム
ラインから一定距離隔てたサイドウオール部を走査して
識別マークを検知する。

ここで、識別マークが形成されているサイドウオール部
には、識別マークの他に読取るべき所望のタイヤ情報や
その他の種々のマークや文字が凹凸により形成され、こ
れらが識別マークを探す際にノズルとなる。そこで、本
例ではＳ／Ｎ比をできるだけ大きくして、識別マークを
常に正確に検知できるようにするため、第３図Ａに示す
ように、識別マーク２１としてタイヤ径方向にマークエ
レメントを配列して成るバーコードを用いる。このバー
コードは、例えばほぼ６　ｗ　Ｘ　６　ｍの領域に５本
のマークエレメントを、幅０．７ｍ、　　ピッチ１．５
ｍｍで、第３図Ｂに示すように断面が頂角７０’で高さ
が０．５ｍｍの三角形状となるように形成する。また、
位置識別カメラ１３の撮像素子としては、タイヤ径方向
すなわちバーコードのマークエレメントと直交する方向
に延在するラインセンサを用いる。

このようにして、位置識別カメラ１３によりタイヤ１の
サイドウオール部を走査すると、識別マーク２１を走査
したときに第４図Ａに示すようなビデオ信号が得られる
。本例では位置識別カメラ１３の回転速度を、タイヤ１
のサイドウオール部を３〜５回走査できる速度に設定し
て、位置識別カメラ１３から得られるビデオ信号を適当
なレベルでスライスして第４図Ｂに示すように２値信号
に変換し、３〜５回の走査の中で所定の時間間隔で所定
の幅ｗ、ピッチｐおよび本数の２値信号が得られるカメ
ラ位置を識別マーク２１の位置情報としてタイヤ情報読
取カメラ駆動コントローラ１９に供給する。

タイヤ情報読取りカメラ駆動コントローラ１９は、ステ
ージ４からの識別マーク２１の位置情報および予め設定
した識別マーク２１との相対位置情報に基づいてカメラ
駆動装置１８を介してタイヤ情報読取りカメラ１７を位
置決めし、タイヤｌがステージ４からステージ５に移送
されてタイヤ到達検出センサ１６が作動した後、当該タ
イヤ１の所望のタイヤ情報をタイヤ情報読取りカメラ１
７によって読取る。

なお、本発明は上述した実施例にのみ限定されるもので
はなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、
上述した実施例ではステージ４において識別マークを検
知し、ステージ５においてタイヤ情報を読取るようにし
たが、ステージ４において通常のタイヤ情報読取りカメ
ラによって識別マークを検知した後、その位置情報に基
づいて当該タイヤ情報読取りカメラを再度位置決めして
所望のタイヤ情報を読取ることもできる。また、ステー
ジ４において位置識別カメラ１３とタイヤ情報読取りカ
メラ１７とを、識別マークと所望のタイヤ情報との間の
相対位置関係と同じ相対位置関係を保ちながら、すなわ
ち位置識別カメラ１３が識別マークの検知位置にあると
きにタイヤ情報読取りカメラ１７が所望のタイヤ情報の
読取り位置にあるように位置決めできるようにして、こ
れらを一体に回動させて識別マークと所望のタイヤ情報
とを同時に読取り得るよう構成することもできる。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば所望のタイヤ情報と
所定の位置関係で形成した識別マークを検知することに
よって、その位置情報に基づいて所望のタイヤ情報を迅
速かつ正確に読み取ることができ、したがってタイヤの
生産ラインを並列に分割することなく、既存の生産ライ
ンで安価に実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、 第２図は第１図に示す位置識別カメラにおける焦点調節
の一例を説明するための図、 第３図ＡおよびＢは識別マークの一例を示す平面図およ
び断面図、 第４図ＡおよびＢは第１図に示す位置識別カメラのビデ
オ信号から識別マークを検知する信号処理を説明するた
めの波形図である。 １−一タイヤ　　　　　　　２・・・コンベア３、４．
５−・・ステージ ６．１１．１６　−タイヤ到達検出センサ７−　タイヤ
幅検出センサ ８−タイヤ幅検出用投光器 ９−・・タイヤ内径検出センサ １０−・−タイヤ内径検出用投光器 １２−・−センタリング装置　１３−・−位置識別カメ
ラ１４−　カメラ駆動装置 １５−・−位置識別カメラ駆動コントローラ１７・−タ
イヤ情報読取りカメラ １８・・・カメラ駆動装置 １９−　タイヤ情報読取りカメラ駆動コントローラ２１
−・識別マーク 喝

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、タイヤのサイドウォール部に凹凸で形成されたタイ
   ヤ情報を読取るにあたり、前記タイヤ情報を形成した部
   分と所定の位置関係の部分に識別マークを形成し、この
   識別マークを検知してその位置情報を得、この位置情報
   に基づいて前記タイヤ情報を読取ることを特徴とするタ
   イヤ情報読取方法。 ２、サイドウォール部に所定の位置関係で凹凸により形
   成されたタイヤ情報および識別マークを有するタイヤの
   タイヤ情報読取装置であって、タイヤの幅および内径を
   検出する手段と、タイヤの幅方向および径方向に変位可
   能で、かつタイヤの軸を中心として回動可能な位置識別
   カメラを有し、この位置識別カメラを前記検出手段の出
   力に基づいて位置決めした後、タイヤの軸を中心として
   回転させることにより前記識別マークを検知してその位
   置情報を出力する識別マーク検知手段と、この識別マー
   ク検知手段からの位置情報に基づいて前記タイヤ情報を
   読取る手段とを具えることを特徴とするタイヤ情報読取
   装置。