JP2525670B2 - ディスクの方向位置決め方法 - Google Patents

ディスクの方向位置決め方法

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JP2525670B2
JP2525670B2 JP1147736A JP14773689A JP2525670B2 JP 2525670 B2 JP2525670 B2 JP 2525670B2 JP 1147736 A JP1147736 A JP 1147736A JP 14773689 A JP14773689 A JP 14773689A JP 2525670 B2 JP2525670 B2 JP 2525670B2
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淳一 谷口
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株式会社電元社製作所
金井車輪工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用ホイールの製造工程においてディス
クをリムへ圧入する前に、ディスクの方向性を位置決め
する方法に関し、とくにディスクの切欠き部とボルト穴
および/または飾り穴を検出して位置決めを行う方法に
関する。
(従来の技術) 自動車用ホイールは、リムとディスクの円周方向の位
置が指定された構造に設計されているものがある。その
ためリムとディスクの組立て(圧入する)前にそれぞれ
の方向を決めて置かなければならない。
すなわち、ホイールの生産ラインにおけるリムとディ
スクの自動組立て工程においては、リムのバルブ穴の位
置とディスクの飾り穴(風穴)及びボルト穴との位置関
係が要求されるために、リム及びディスクの方向性を決
める手段が不可欠となる。とくに最近ではディスクの形
状や飾り穴の数が車種に応じて複雑な様相を呈し、ディ
スクの方向性を短時間で、しかも正確に位置決めするこ
とは益々困難になってきた。
従来、ディスクの方向性を決める場合、例えばディス
クに形成されたボルト穴の、僅かなプレス形状変化に対
応した治具を用い、ディスク自体と治具を接触させなが
ら、いずれか一方を回転させ、相互の形状が一致した所
で方向合わせしていた。また、他の方法としては、ディ
スクを回転させながらディスクの飾り穴に検出バーを差
し込み、一致したところで方向を検出していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の方法は、ディスクと治具を機械
的に接触させるため、ディスク側にスリ傷ができ易く製
品価値を低下させる。また治具側をディスクより柔らか
い材質で作ると、治具側の損傷が早く耐久性に絡む問題
が生じる。また、ワークの種類ごとに治具を用意しなけ
ればならないため、治具の交換作業を余儀無くされ、し
かも段取りに時間がかかり、それが生産ラインの稼動率
を低下させる大きな要因の一つとなっていた。
一方、後者の場合は、検出バーを使ってディスクの飾
り穴を探りながら位置を検出する、文字通り機械的セン
シングであるため、センシング装置を昇降させる設備が
必要となり構造も大きくコスト高となる。またワークの
形状によっては、1サイクル内に数回の昇降運動が必要
であり、ラインタクトを早めるにはこの部分で制約を受
けていた。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明は前記の事情に鑑み、次ぎのような技
術的手段を講じ、前記の問題解決の糸口を開いたもので
ある。
すなわち、ディスクをリムへ圧入する前にディスクの
方向性を位置決めする方法であって、ディスクの円周端
縁に形成された切欠き部を非接触式センサにて検出して
切欠き部の方向を位置決めする第1工程と、ディスクの
ハブ穴中心から放射線上に形成されたボルト穴および/
または飾り穴を利用し、これら各種穴の位置関係とその
異なる穴の大きさ形状を、各種のディスクに対応して配
置された複数の非接触式センサの組み合わせによって検
出して前記ボルト穴および/または飾り穴の方向を位置
決めする第2工程とを含むディスクの方向位置決め方法
を提供する。
(作用) そして、本発明では先ずディスクの切欠き部を割り出
してから、次のステップでディスクのボルト穴および飾
り穴、若しくはその両方の何れか一方の穴を所定の非接
触式センサで検出してディスクの方向性を割り出し、正
規の向きに修正することができる。したがって、従来の
ような機械的な位置決め方法に較べ、ワークのスリ傷を
なくすと共に、治具の交換作業工数を削減し、かつライ
ンタクトの短縮を可能にする。
(実施例) 以下、本発明方法の実施例を図面を参照し説明する。
第1図は、ディスクの切欠き部を検出する第1工程の説
明図である。
ディスク1の切欠き部2は外周に立上がる円周端縁3
に等間隔を以て形成された円弧状の比較的浅い溝であ
る。この切欠き部2を検出する装置4は図に示すよう
に、たとえば二組のセンサ5、5′及び6、6′を、両
肩間隔を広げた支持部材7にそれぞれ取りつけられてい
て、センサ5と5′との間隔Lはその範囲内において
イ、ロ、ハに示すようにディスク径の変化に対して無調
整で対応できるよう考慮されている。また支持部材7は
上下方向に動きが調整でき、一点鎖線で示すように異な
る切欠き部2′の大きさに対し、センサ5、6の位置を
上下方向に変化させることができるように配慮がなされ
ている。
なお、検出装置4は図の正面に示す検出装置4′のA
−A矢視断面を説明の便宜上、同一図面に記載したもの
である。
第2図はディスク1のハブ穴10の中心から放射線上に
形成されたボルト穴8及び飾り穴9を検出する第2工程
の説明図で、車種ごとに位置が異なるボルト穴8、8a、
8b及び飾り穴9、9a、9bと、これらの各穴に対して所定
位置に配置されたセンサ群との位置関係を表すと共に、
リム20のバルブ穴0とディスク1の圧入方向を図示した
ものである。
図面において、ディスクのボルト穴8は車種により穴
数が異なり、たとえば図に示す4つ穴8の場合は90度等
間隔でハブ穴10の中心から放射状線上に穿設される。ま
た、5つ穴8aの場合は72度等間隔であり、また6つ穴8b
の場合は60度の等間隔でハブ穴10の中心から放射状線上
に穿設される。飾り穴9、9a、9bも一点鎖線で示すよう
に車種により大きさ、形状、数がいろいろ異なるもので
ある。11〜13は異なるボルト穴8、8a、8bに対応したセ
ンサで所定位置に配置されたものである。
14〜18は異なる飾り穴9、9a、9bに対して所定位置に
配置されたセンサで、ここでは異なる形状大きさを判定
するため、複数のセンサの位置関係が考慮されている。
たとえば、センサ14、15、16は飾り穴9の形状、「四
角」を検出し、また15及び17は飾り穴9aの形状、「丸」
を検出し、さらに14と18は飾り穴9bの形状、「楕円」を
拾うことができるように複数のセンサを検出すべき穴の
大きさ、形状に応じて組合わせて併用できるようになっ
ている。
なお、上記のセンサは光電スイッチ、光フアイバーセ
ンサ、近接スイッチなど非接触式センサを利用すること
になる。
以上の構成において、リム送給ラインに対し直角方向
から交わるディスク送給ライン上にディスク1がランダ
ムに自動送給されると、先ず、ディスク1のセンタが位
置決めされ、次ぎにディスク1が第1検出ステーション
のターンテーブルに送り込まれる。ここでワークリスト
アップされ、予めターンテーブルの上方で待機している
切欠き部の検出装置4が所定の位置まで下がる。そして
センサ5、6が働き、その下でディスクが回転し該当し
た切欠き部を検出したとき、センサがオンし、その信号
でディスク回転を停止させることで、切欠き部2の位置
決めが終了する。
次ぎに、検出装置4が上昇すると共に、ターンテーブ
ルが下降し、停止したところで搬送機により次の第2検
出ステーションに送り込まれ、再び次のターンテーブル
の上にセットされる。ここに送り込まれたディスク1は
ワークリストアップされ、予め指定されたセンサ群が働
き、これによりボルト穴または飾り穴若しくはその両方
の穴が合致したとき、センサがオンし、その信号でディ
スクの回転が停止し、ボルト穴または飾り穴の方向が位
置決めされ、最終的にディスクの方向性が定まる。
このように位置決めされた後、ターンテーブルが下降
し、ディスクは停止したところで搬送機によりリム組み
立てステーションに送り込まれ、ここでリム内に圧入さ
れる。
なお、図示したように上記センサ群は一定距離を設け
て設置してあるため、車種違いのワークによる機械的調
整は全く不要であり、ただシーケンス上でどの車種でど
のセンサを組み合わせ使用するかを指定すればよい。
(発明の効果) 以上、本発明はディスクの方向位置決めにディスクに
形成された切欠き部と、ボルト穴および/または飾り穴
を非接触式センサを利用して各ポイントの位置関係を検
出することによって、ディスクの方向性を制御すること
ができる。
したがって、従来の方法と比較し、治具を用いた機
械的センサは最早無用となり、ワーク面へのスリ傷の発
生要因を抜本的になくすことができる。また従来にみ
られた車種変更時の治具交換作業が一切不要となり、操
作盤上でのセレクタスイッチのワンタッチ切り換えまた
は上位コンピュータからの指示による電気的切り換えの
みでこの部分の段取り変えは瞬時に行うことが可能にな
る。またライン稼動時のタクトについても従来の機械
的センサではセンシングユニットを数回上下運動させる
いわゆる探り操作が必要であり、その動作に所要される
必要時間から高速ラインでは複数の同様の検出ステーシ
ョンが必要であったが、本発明によれは単数の検出ステ
ーションで高速ラインに充分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための第1検出工程を
示す実施例で、ディスクの断面図を含む説明図。 第2図は本発明の第2検出工程を示す実施例で、リムの
バルブ穴と、ディスクの切欠き部、ボルト穴、飾り穴と
の位置関係及び各種穴とセンサとの位置関係を示すため
のディスク正面図を含む説明図。 (符号の説明) 1……ディスク、2……切欠き部、3……円周端縁、8
……ボルト穴、9……飾り穴、10……ハブ穴、20……リ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクをリムへ圧入する前にディスクの
    方向性を位置決めする方法であって、ディスクの円周端
    縁に形成された切欠き部を非接触式センサにて検出して
    切欠き部の方向を位置決めする第1工程と、ディスクの
    ハブ穴中心から放射線上に形成されたボルト穴および/
    または飾り穴を利用し、これら各種穴の位置関係とその
    異なる穴の大きさ形状を、各種のディスクに対応して配
    置された複数の非接触式センサの組み合わせによって検
    出して前記ボルト穴および/または飾り穴の方向を位置
    決めする第2工程とを含むディスクの方向位置決め方
    法。
JP1147736A 1989-06-09 1989-06-09 ディスクの方向位置決め方法 Expired - Fee Related JP2525670B2 (ja)

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