JPS6121108Y2 - - Google Patents

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JPS6121108Y2
JPS6121108Y2 JP9916682U JP9916682U JPS6121108Y2 JP S6121108 Y2 JPS6121108 Y2 JP S6121108Y2 JP 9916682 U JP9916682 U JP 9916682U JP 9916682 U JP9916682 U JP 9916682U JP S6121108 Y2 JPS6121108 Y2 JP S6121108Y2
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JP
Japan
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rotatably
gear
crankshaft
toy
engaged
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、犬が歩行したり、座つたりする動作
に模した活動動作を呈する犬玩具に関する。
(従来の技術) 従来、犬に模した玩具体が歩行したり座つたり
する活動動作を呈する犬玩具は、例えば特公昭55
−20707号公報に記載の玩具が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) この従来の犬玩具は、玩具体に回動自在に軸架
したクランクアームを駆動機構に連動される作動
板にて回動させ、このクランクアームに枢着した
連打を介して連結した連杆にて後脚体を前方に回
動させて座つた状態を呈する構造のため連杆を作
動させるクランクアームが必要となり、歩行動作
と座る動作の切換機構も複数の切換歯車を要する
とともに、部品点数が多く、構造が複雑なものと
なり、また嗚奏体は作動時に頭を左右に振る動作
を呈するため、犬の生態動作からすれば不自然で
あり、また嗚奏体の作動時、すなわち犬が吠える
動作を呈する場合に口を開閉する動作がないので
犬が吠える動作としては実感が伴わないなどの問
題がある。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、犬の形態に模して形成した玩具体が歩行
する動作を呈し、また、おすわりをした動作状態
では頭を上下動しながら口を開閉しつつ吠える動
作を呈し、しかもこれら歩行動作またはおすわり
状態での動作を任意に選択してこれを継続的に行
わせることができるようにしたことを目的とする
ものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、犬の胴体の形態に模して形成され前
方に延在された下顎体63を有する頚部47を設
けた枠体2,3と、この枠体2,3の頚部47の
先端部に支軸4にて上下動自在に軸支され前記下
頚体63に対向する上頚体64を有する犬の頭に
模した頭枠体5にて構成される玩具体1と、上記
玩具体1の前部に軸架した支軸4に上下方向の長
溝15を挿通係合するとともにこの玩具体1の前
部に回転自在に軸支したクランク軸11の両端に
クランクアーム12を回動自在に挿通係合した前
脚体13と、前記玩具体1の後部に回動自在に取
付られるとともに玩具体1の後部に回動自在に軸
支したクランク軸11の両端クランクアーム17
を回動自在に挿通係合しかつ前記前脚体13を挿
通係合したクランク軸11の一方のクランクアー
ム12に回動自在に係合した連動片21によつて
回動自在に連結された後脚体18と、前記玩具体
1内に収納された嗚奏体48と、上記玩具体1内
に回動自在に軸架され正逆転電動機31によつて
正逆切換回動される駆動歯車28を設けた駆動軸
27と、この駆動軸27の駆動歯車28に噛合さ
れこの駆動軸27と同軸上に回動自在に取付けら
れた回動片26にて回動自在に設けられた切換遊
星歯車23と、上記前脚体13にクランクアーム
を挿通係合したクランク軸11に設けられ上記切
換遊星歯車23が前記駆動歯車28の一方方向の
回転時のみ噛合される脚駆動歯車22と、上記駆
動歯車28に噛合連動される作動歯車36を設け
上記玩具体1に回動自在に支架されたクランク軸
37と、クランク軸37のクランクアーム38を
回動自在に挿通係合した略L型状の係合孔44を
後部に形成しかつ先端部を上記頭枠体5に支架さ
れ上記嗚奏体48を嗚奏させる押動杆46に回動
自在に連結した作動片43と、上記駆動歯車28
に噛合連動される出力歯車52を有し上記玩具体
1に回動自在に軸架された出力軸53と、この出
力軸53の一端部を前端部に形成された案内長溝
58に回動自在に挿通係合し後端部に上記後脚体
18を回動自在に支持したクランク軸16の一方
側のクランクアーム17に回動自在に連結した作
動板57と、この作動板57の中間部に後端部が
上下方向に回動自在に軸支され先端部近傍の上縁
に係止凹部61が形成されかつ先端部が前記出力
軸53の下部に係合するように附勢された揺動板
59と、上記出力軸53の一端部に一体に突設さ
れ一方方向の回動時には上記揺動板59の先端部
に係脱回動し他方方向の回動時には揺動板59の
係止凹部61内に係合し揺動板59および作動板
57を介して上記後脚体18を前方に引寄せ回動
させるとともにこの後脚体18の前方に回動した
状態時には係止凹部61との係合が外れる係止杆
56と、上記電動機31を正逆切換するスイツチ
33とを具備したことを特徴とするものである。
(作 用) 本考案の犬玩具は、電動機31が正転駆動され
ると、駆動歯車28が一方方向に回動され、この
駆動歯車28と切換遊星歯車23との噛合で回動
片26が回動して切換遊星歯車23が脚駆動歯車
22に噛合され、この脚駆動歯車22を取付けた
クランク軸11が回動され、このクランクアーム
12に取付けた両側の前脚体13が支軸14を支
点として交互に前後動される。また、この両側の
前脚体13の前後動により前脚体13に連動片2
1を介して連結した後脚体18はクランク軸16
のクランクアーム17を支点として交互に前後動
される。したがつて、玩具体1は前脚体13およ
び後脚体18を交互に前後動して歩行する動作を
呈する。
また、同時に上記駆動歯車28の回動により出
力軸53が回転して回動円盤54が回動され、こ
の回動円盤54の係止杆56が揺動板59の先端
部をコイルスプリング62に抗してその1回転毎
に下方に断続的に押動するが、この回動方向では
係止凹部61内に係合することがない。したがつ
て、玩具体1は歩行する動作を継続するととも
に、この歩行する動作時には頭枠体56も嗚奏体
48も作動することはない。
つぎに、スイツチ33の切換閉成で電動機31
を逆転駆動すると、駆動歯車28と切換遊星歯車
23との噛合で回動片26が回動され、切換遊星
歯車23が脚駆動歯車22から離脱され、したが
つて、玩具体1は歩行する動作を停止し、同時に
駆動歯車28の回動によりこの出力歯車52の出
力軸53が上記回動方向とは逆方向に回転される
とともに、この出力軸53に取付けた回動円盤5
4も逆転され、この回動円盤54の回動により係
止杆56が揺動板59の係止凹部61内に係合し
てこの係止杆56は揺動板59を軸支した作動板
57をクランク軸16をバランス保持しているコ
イルスプリング19に抗して強制的に前方に牽引
し引寄せ、この作動板57の前方への移動ととも
にクランク軸16のクランクアーム17は前方に
回動し、かつ、このクランクアーム17に取付け
られた両側の後脚体18は前方に回動されるとと
もに玩具体1の自重と相俟つて玩具体1は前脚体
13を立て尻をついた状態を呈する。この状態で
係止杆56と揺動板59の係止凹部61との係合
が解かれる。
また、同時に作動歯車36が逆転連動され、ク
ランク軸37のクランクアーム38は作動片43
の係合孔44における垂直状部44b内において
回動することになり、その回動によつて作動片4
3が前後動されるとともに、この作動片43の先
端部に連繋した押動杆46により頭枠体5を支軸
4を支点として上下動し、嗚奏体48の伸縮部4
9を進退押動して嗚奏させる。したがつて、玩具
体1は両側の後脚体18を前方に投げ出して尻を
ついた所謂おすわりをした状態において、玩具体
1は口を開閉しつつすなわち玩具体1の前方部に
突出した下顎体63に対して頭枠体5の上顎体6
4の上下動して口を開閉する動作を呈しつつ嗚々
して吠える動作を呈する。さらにスイツチ33を
切換閉成すると電動機31は正転駆動し、切換遊
星歯車23が再び脚駆動歯車22に噛合され、前
脚体13は歩行する動作を開始する。また、同時
に出力歯車52も再び切換連動され、この出力軸
53を介して係止杆56が逆転回動されるととも
に、この係止杆56が揺動板59の係止凹部61
内に係合し、この係止杆56がさらに回動するこ
とによりこの係止杆56が揺動板59を介して作
動板57を強制的に押戻し、両側の後脚体18は
回動され、歩行状態に立上り復帰され、かつ、こ
の状態がクランク軸16を介して複数のコイルス
プリング19によつてバランス保持される。した
がつて、玩具体1はおすわりをした状態から歩行
する動作に移行され、かつ、歩行する動作を呈
し、この間クランクアーム38は逆転されて係合
孔44の垂直状部44b内における回動から水平
状部44a内における回動へ変換され、水平状部
44a内において回動されることとなるから作動
片43は押動されず、したがつて、作動片43に
よつて嗚奏体48を作動することがないので嗚奏
体48の嗚々動作が停止される。
(実施例) 本考案を添附図面に示す一実施例について説明
する。
1は犬の形態に模して形成された玩具体で、こ
の玩具体1は合成樹脂にて分割形成され犬の胴体
の形態に模した左右の分割枠体2,3と、この分
割枠体2,3を結合した状態で前方部に支軸45
を介して回動自在に取付けられかつ犬の頭の形態
に模して形成された頭枠体5にて構成されてい
る。
また上記玩具体1内に電池を収納した収納ケー
ス6が設けられ、この収納ケース6の前後部に前
機枠7が固着されているとともに、この収納ケー
ス6の後部に後機枠8が固着され、さらに、この
収納ケース6の下面部に開閉自在に取付けられた
蓋体9はその開口縁に回動自在に取付けられたロ
ツク片10の係脱によつて開閉されるようになつ
ている。
また、上記前機枠7の前後下部にクランク軸1
1が回動自在に横架され、このクランク軸11の
両端部のクランクアーム12に犬の前脚に模して
合成樹脂にて形成された前脚体13の上部が回動
自在に挿通係合されている。また、上記前機枠7
の前上方部に支軸14が軸架され、この支軸14
の両端部が上記両側の前脚体13の上端部に形成
された上下方向の案内長溝15内に挿通係合され
ている。
また、上記後機枠8の中間部にクランク軸16
が回動自在に横架され、このクランク軸16の両
端部のクランクアーム17に犬の後脚に模して合
成樹脂にて形成された後脚体18の上部が回動自
在に挿通係合され、このクランク軸16の両端部
のクランクアーム17と上記後機枠8との間にコ
イルスプリング19が張設されている。そして、
この後脚体18の上端部に取付けた取付軸20に
連動片21の後端部が回動自在に取付けられてい
るとともに、この両側の連動片21の前端部が上
記前脚体13のクランク軸11のクランクアーム
12に回動自在に連結されている。
つぎに、上記前脚体13のクランク軸11に脚
駆動歯車22が固着され、この脚駆動歯車22に
切換遊星歯車23が係脱自在に噛合されている。
この切換遊星歯車23は支軸24に回動自在に取
付けられ、この支軸24は上記前機枠7に形成さ
れた弧状溝25に回動自在に係合されているとと
もに、この支軸24にその一端部を固着した回動
片26の他端部が上記前機枠7に回動自在に軸架
された駆動軸27に取着されている。また、この
駆動軸27には駆動歯車28および入力歯車29
が並設して固着され、この入力歯車29は歯車連
動機構30を介して正逆転自在の電動機31のピ
ニオン32に噛合され、この電動機31はこの電
動機31を正逆切換えかつ停止するスイツチ33
を介して上記収納ケース6内の電池に電気的に接
続され、このスイツチ33は上記前機枠7の前端
部に止着されているとともに引紐34によつて切
換開閉作動されるようになつている。
また上記駆動歯車28には中継歯車35が噛合
されこの中継歯車35に作動歯車36が噛合さ
れ、この作動歯車36は上記前機枠7に回動自在
に軸架されたクランク軸37に固着されている。
また、このクランク軸37のクランクアーム38
に連動片39の一端部が回動自在に取付けられ、
この連動片39の他端部が上記後機枠8の上端部
に回動自在に軸架されたクランク軸40のクラン
クアーム41に回動自在に連結され、このクラン
ク軸40に犬の尾の形態に模して形成された尾枠
体42の基部が止着されている。
また、上記作動歯車36を固着したクランク軸
37のクランクアーム38には作動片43の後端
部に形成された水平状部44aと垂直状部44b
からなる略L字形状の係合孔44が回動自在に挿
通され、この作動片43の先端部は上記頭枠体5
に案内長溝45を介して支架された押動杆46の
一端部に回動自在に係止され、この押動杆46の
内側に上記玩具体1の頚部47内に収納された嗚
奏体48の伸縮部49が係合され、また、上記作
動片43の中間部と上記前機枠7との間には作動
片43を附勢するコイルスプリング50が張設さ
れている。
また、上記中継歯車35と同軸に連動歯車51
が固着され、この連動歯車51に出力歯車52が
噛合され、この出力歯車52を固着した出力軸5
3が上記前機枠7に回動自在に横架され、この出
力軸53の一端部に回動円盤54の軸受部55が
固着され、この回動円盤54の一側部に係止杆5
6が突出されている。また、この出力軸53の一
端部には細長い作動板57の前端部に形成した案
内長溝58が回動自在に係合され、この作動板5
7の後端部は上記後脚体18を挿通係合したクラ
ンク軸16の一方のクランクアーム17に回動自
在に取付けられている。
また、上記作動板57の中間部に合成樹脂製の
細長い揺動板59の後端部が支軸60にて上下方
向回動自在に取付けられ、この揺動板59の先端
部は上記回動円盤54の軸受部55の下部に係合
するように延在され、この揺動板59の先端部近
傍の上面部には上記係止杆56が正逆回動するこ
とによつて係脱する半円状の係止凹部61が形成
され、そして、上記揺動板59の先端部が常時軸
受部55に係合するように揺動板59の中間部と
上記作動板57との間にコイルスプリング62が
張設されている。
つぎに、上記実施例の作用を説明する。
引紐34を引張るとロータリスイツチ33が回
動して閉成されるとともに、電動機31が作動さ
れ、この電動機31に歯車連動機構30を介して
噛合された入力歯車29が一方方向にすなわち第
7図実線矢指方向に回動される。
そして、この入力歯車29が実線矢指方向に回
動されると、この入力歯車29と同軸に設けた駆
動歯車28が回動されるとともにこの駆動歯車2
8の噛合回転方向に回動片26が回動され、この
回動片26の一端部に設けた支軸24に軸架され
た切換遊星歯車23が脚駆動歯車22に噛合さ
れ、この脚駆動歯車22を取付けたクランク軸1
1が回動され、このクランクアーム12に取付け
た両側の前脚体13が支軸14を支点として交互
に前後動される。また、この両側の前脚体13の
前後動により前脚体13に連動片21を介して連
結した後脚体18はクランク軸16のクランクア
ーム17を支点として交互に前後動される。した
がつて、玩具体1は前脚体13および後脚体18
を交互に前後動して歩行する動作を呈する。
また同時に上記駆動歯車28の回動によりこの
駆動歯車28に噛合された中継歯車35を介して
作動歯車36が連動され、この作動歯車36を取
付けたクランク軸37が動され、このクランクア
ーム38に連動片39を介して連結したクランク
軸40が回動され、このクランク軸40に取付け
られた尾枠体42が上下動され、玩具体1は歩行
する動作を呈しする間尾を振る動作を呈する。こ
の際、クランク軸37のクランクアーム38は作
動片43の係合孔44における水平状部44a内
において回動しており、作動片43を牽引するこ
とがない。また、中継歯車35の回動によりこの
中継歯車35と同軸に設けた連動歯車51を介し
て出力歯車52が第7図実線矢指方向に連動さ
れ、この出力歯車52を取付けた出力軸53によ
り回動円盤54が回動され、この回動円盤54の
係止杆56が揺動板59の先端部をコイルスプリ
ング62に抗してその1回転毎に下方に断続的に
押動するがこの回動方向では係止凹部61内に係
合することがない。したがつて、玩具体1は歩行
する動作を継続するとともに、この歩行する動作
時には頭枠体5も嗚奏体48も作動することはな
い。
つぎに、引紐34を引張ると、ロータリスイツ
チ33が開放され、電動機31が停止され、上記
各動作(歩行動作および尾を振る動作)は停止さ
れる。そして、さらに引紐34を引張ると、ロー
タリスイツチ33が切換閉成されるとともに、電
動機31が上記とは逆転駆動され、この電動機3
1に歯車連動機構30を介して噛合された入力歯
車29が他方方向にすなわち第7図鎖線矢指方向
に連動される。
そして、この入力歯車29が第7図鎖線矢指方
向に回動されると、この入力歯車29と同軸に設
けた駆動歯車28が回動されるとともにこの駆動
歯車28の噛合回転方向に回動片26が回動さ
れ、この回動片26の一端部に設けた支軸24に
軸架された切換遊星歯車23が反転して脚駆動歯
車22から離脱され、クランク軸11は回動され
ず玩具体1は歩行する動作を停止する。
また、同時に、駆動歯車28の回動によりこの
駆動歯車28に噛合された中継歯車35および連
動歯車51を介して出力歯車52が第7図鎖線矢
指方向に連動され、この出力歯車52の出力軸5
3が上記とは逆転連動されるとともに、この出力
軸53に取付けた回動円盤54も逆転される。そ
して、この回動円盤54の回動によりその係止杆
56が揺動板59の係止凹部61内に係合し、こ
の係止杆56はさらに第7図時計方向に回動され
るので、この係止杆56の回動とともにこの係止
杆56により揺動板59を軸支した作動板57は
クランク軸16をバランス保持しているコイルス
プリング19に抗して強制的に前方に牽引されて
引寄せられ、この作動板57の前方への移動とと
もにクランク軸16のクランクアーム17は前方
に回動され、このクランクアーム17に取付けら
れた両側の後脚体18は取付軸20を支点として
代7図時計方向に向つて前方に回動され、玩具体
1の自重と相俟つて玩具体1は前脚体13を立て
尻をついた状態を呈する。そしてこの状態時には
係止杆56は揺動板59の係止凹部61に係合さ
れずに回動円盤54は回転を継続している。
また、中継歯車35の回動により作動歯車36
が第7図鎖線矢指方向に逆転連動されるととも
に、このクランク軸37のクランクアーム38を
介して連動片39は第7図実線矢指方向の前後動
から鎖線矢指方向の前後動に変換されて連動さ
れ、尾枠体42は引続き上下動される。
また、同時にクランク軸37のクランクアーム
38は作動片43の係合孔44における垂直状部
44b内において回動することになり、その回動
によつて作動片43が前後動されるとともに、こ
の作動片43の先端部に連繋した押動杆46によ
り頭枠体5を横軸4を支点として上下動し、嗚奏
体48の伸縮部49を進退押動して嗚奏させ、玩
具体1は両側の後脚体18を前方に投げ出して尻
をついて所謂おすわりをした状態において、尾を
振りながら玩具体1は口を開閉しつつすなわち玩
具体1の前方部に突出した下顎体63に対向して
頭枠体5の上顎体64を上下動して口を開閉する
動作を呈しつつ嗚々して吠える動作を呈する。
さらに、引紐34を引張ると、スイツチ33の
開放で電動機31は停止し、上記各動作(おすわ
りする動作、口を開閉しつつ嗚々する動作、尾を
振る如き動作)は停止される。そして、さらに引
紐34を引張ると、スイツチ33が回動されて切
換閉成され、電動機31、歯車連動機構30を介
して入力歯車29が再び第7図実線矢指方向に切
換連動回動され、切換遊星歯車23と駆動歯車2
8との噛合で回動片26が回動されて再び切換遊
星歯車23は脚駆動歯車22に噛合され、前脚体
13は歩行する動作を開始する。また、これとと
もに、各歯車連動を介して出力歯車52も再び第
7図実線矢指方向に切換連動され、この出力軸5
3を介して回転円盤54の係止杆56が逆転回動
されるとともに、この係止杆56が揺動板59の
係止凹部61に係合し、この係止杆56がさらに
回動することによりこの係止杆56が揺動板59
を介して作動板57を第7図実線矢指方向に強制
的に押し戻し両側の後脚体18は取付軸20を支
点として反時計方向に回動され、歩行状態に立上
り復帰され、かつ、この状態がクランク軸16を
介して複数のコイルスプリング19によつてバラ
ンス保持される。したがつて、玩具体1はおすわ
りをした状態から歩行する動作に移行され、か
つ、歩行する動作を呈する。
また、上記作動歯車36の第7図実線矢指方向
への切換連動回動によりクランク軸37のクラン
クアーム38は逆転されて係合孔44の垂直状部
44b内における回動から水平状部44a内にお
ける回動に変換され、水平状部44a内において
回動されることとなるから作動片43は押動され
ず、したがつて作動片43によつて嗚奏体48を
作動することがないので嗚奏体48の嗚々動作が
停止される。また、同時に、クランクアーム38
も逆転回転して連動片39を介してクランク軸4
0を連動し、したがつて、尾枠体42は引続き上
下動動作を呈する。
したがつて、玩具体1は尾を振りながら歩行す
る動作を呈する。
このように、引紐34によつてスイツチ33を
切換動作することにより駆動歯車28は正逆切換
連動され、したがつて、玩具体1は任意の間隔で
上記動作を繰返し呈することができるものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、犬の形態に模して形成された
玩具体を前脚体および後脚体にて立つている状態
においてスイツチを切換閉成すると電動機が作動
されるとともに、この電動機により駆動歯車が一
方方向に駆動され、この駆動歯車の駆動軸と同軸
上に設けた回動片が回転されてこの回動片に取付
けた切換遊星歯車が脚駆動歯車に噛合され、この
脚駆動歯車の回転でクランク軸を介して前脚体が
交互に前後動されるとともに、この前脚体に連動
片を介して設けた後脚体も連動されて交互に前後
動され、また、犬に模した玩具体は尾を上下に振
りながら歩行する動作を呈する。また、スイツチ
を切換閉成すると電動機が切換作動されるととも
に、この電動機により駆動歯車が他方方向に切換
駆動され、この駆動歯車と同軸上に設けた回動片
が反転されてこの回動片に取付けた切換遊星歯車
が脚駆動歯車から自動的に離脱され、玩具体が歩
行する動作を停止し、同時に駆動歯車が噛合連動
された出力歯車およびこの出力歯車を取付けた出
力軸を介して係止杆が回動され、この係止杆が揺
動板の係止凹部内に係合してその回動に伴つてこ
の揺動板を介して作動板を前方に引寄せ、この作
動板で支持した後脚体を前方に引出すとともに、
玩具体の自重と相俟つて玩具体が尻をつきおすわ
りをする動作を呈する。そして、この状態におい
て駆動歯車により作動歯車が連動され、この作動
歯車を有するクランク軸のクランクアームに略L
型状の係合孔を介して連結した作動片が前後動さ
れ、この作動片によつて頭枠体が上下動されかつ
下顎体に対向して上顎体が上下動されるととも
に、嗚奏体が嗚奏動作される。
電動機の正逆切換駆動で切換遊星歯車によつて
駆動系が切換えられることによつて玩具体はおす
わりをする動作を呈し、この動作状態において頭
を上下動しながら口を開閉しつつ嗚々して吠える
動作を呈し、犬の形態に模して形成した犬玩具が
犬の生態動作に模した活動動作を的確に表現提示
することができ、構成が簡単になり極めて興趣深
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す犬玩具の歩行
状態の側面図、第2図は同上おすわり状態の側面
図、第3図は第1図において内部機構を示す側面
図、第4図は第2図において反対側からみた内部
機構を示す側面図、第5図および第6図は同上駆
動機構の側面図、第7図は同上作動機構を示す分
解斜視図である。 1……玩具体、2,3……枠体、4,14……
支軸、5……頭枠体、11,16,37……クラ
ンク軸、12,17,38……クランクアーム、
13……前脚体、15……長溝、18……後脚
体、21,39……連動片、22……脚駆動歯
車、23……切換遊星歯車、26……回動片、2
7……駆動子、28……駆動歯車、31……電動
機、33……スイツチ、43……作動片、44…
…係合孔、46……押動杆、47……頚部、48
……嗚奏体、52……出力歯車、53……出力
軸、56……係止杆、57……作動片、58……
案内長溝、59……揺動板、61……係止凹部、
62……コイルスプリング、63……下顎体、6
4……上顎体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 犬の胴体の形態に模して形成され前方に延在さ
    れた下顎体を有する顎部を設けた枠体と、この枠
    体の顎部の先端部に支軸にて上下動自在に軸支さ
    れ前記下顎体に対向する上顎体を有する犬の頭に
    模した頭枠体とにて構成される玩具体と、上記玩
    具体の前部に軸架した支軸に上下方向の長溝を挿
    通係合するとともにこの玩具体の前部に回転自在
    に軸支したクランク軸の両端にクランクアームを
    回動自在に挿通係合した前脚体と、前記玩具体の
    後部に回動自在に取付られるとともに玩具体の後
    部に回動自在に軸支したクランク軸の両端クラン
    クアームを回動自在に挿通係合しかつ前記前脚体
    を挿通係合したクランク軸の一方のクランクアー
    ムに回動自在に係合した連動片によつて回動自在
    に連結された後脚体と、前記玩具体内に収納され
    た嗚奏体と、上記玩具体内に回動自在に軸架され
    正逆転電動機によつて正逆切換回動される駆動歯
    車を設けた駆動軸と、この駆動軸の駆動歯車に噛
    合されこの駆動軸と同軸上に回動自在に取付けら
    れた回動片にて回動自在に設けられた切換遊星歯
    車と、上記前脚体にクランクアームを挿通係合し
    たクランク軸に設けられ上記切換遊星歯車が前記
    駆動歯車の一方方向の回転時のみ噛合される脚駆
    動歯車と、上記駆動歯車に噛合連動される作動歯
    車を設け上記玩具体に回動自在に支架されたクラ
    ンク軸と、クランク軸のクランクアームを回動自
    在に挿通係合した略L型状の係合孔を後部に形成
    しかつ先端部を上記頭枠体に支架され上記嗚奏体
    を嗚奏させる押動杆に回動自在に連結した作動片
    と、上記駆動歯車に噛合連動される出力歯車を有
    し上記玩具体に回動自在に軸架された出力軸と、
    この出力軸の一端部を前端部に形成された案内長
    溝に回動自在に挿通係合し後端部に上記後脚体を
    回動自在に支持したクランク軸の一方側のクラン
    クアームに回動自在に連結した作動板と、この作
    動板の中間部に後端部が上下方向に回動自在に軸
    支され先端部近傍の上縁に係止凹部が形成されか
    つ先端部が前記出力軸の下部に係合するように附
    勢された揺動板と、上記出力軸の一端部に一体に
    突設され一方方向の回動時には上記揺動板の先端
    部に係脱回動し他方方向の回動時には揺動板の係
    止凹部内に係合し揺動板および作動板を介して上
    記後脚体を前方に引寄せ回動させるとともにこの
    後脚体の前方に回動した状態時には係止凹部との
    係合が外れる係止杆と、上記電動機を正逆切換す
    るスイツチとを具備したことを特徴とする犬玩
    具。
JP9916682U 1982-06-30 1982-06-30 犬玩具 Granted JPS592395U (ja)

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JPS592395U JPS592395U (ja) 1984-01-09
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