JPS6125515Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6125515Y2
JPS6125515Y2 JP14216781U JP14216781U JPS6125515Y2 JP S6125515 Y2 JPS6125515 Y2 JP S6125515Y2 JP 14216781 U JP14216781 U JP 14216781U JP 14216781 U JP14216781 U JP 14216781U JP S6125515 Y2 JPS6125515 Y2 JP S6125515Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
switching gear
switching
frame
toy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14216781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5846384U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14216781U priority Critical patent/JPS5846384U/ja
Publication of JPS5846384U publication Critical patent/JPS5846384U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6125515Y2 publication Critical patent/JPS6125515Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は動物活動玩具に係り、動物が身体を左
右に振りながら前進した後に旋回し、さらに停止
した状態で手を振りながら鳴々する活動動作を呈
することができるようにした構造に関する。
(従来の技術) 従来、例えばあざらしに模した玩具は動作が単
純であり、興趣に欠けていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような問題点に鑑みなされたもの
で、動物例えばあざらしが身体を左右に振りなが
ら前進した後に旋回しさらに停止した状態で手を
振りながら鳴奏するようにして興趣を高めた動物
活動玩具を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の動物活動玩具は、動物にも模した玩具
枠体1にそれぞれ独立して回転される両側の車輪
67,69と、上下動される両側手枠95と鳴奏
体25とを備え、この玩具枠体1内に電動機37
によつて駆動される多段切換機構を設け、上記玩
具枠体1に回動自在に取付けられた前記両側車輪
67,69は、上記多段切換機構の切換動作によ
つて前進走行から旋回走行に切換連動されるとと
もに連動が停止された後再び走行動作に切換連動
されかつ互いに偏心回動し、上記玩具枠体1に上
記両側の車輪67,69の走行停止とともに上記
多段切換機構の切換動作によつて連動されるカム
盤77を回動自在に取付け、前記鳴奏体25は上
記玩具枠体1内に昇降自在に設けられて上記カム
盤77の回動により鳴奏させ、この鳴奏体25の
昇降動作に両側に水平方向の係合溝90を形成し
た作動枠体33を連動させ、前記両側の手枠95
は上記玩具枠体1の前部両側に基部を回動自在に
支架し内側に突設された作動部92を上記係合溝
90内に挿入し、上記カム盤77に上記鳴奏体2
5の鳴奏時に玩具枠体1の口を開閉動作させる作
動片79を回動自在に係合したことを特徴とする
ものである。
(作用) 本考案の動物活動玩具は電動機37の駆動によ
り駆動歯車42が連動回動され、この駆動歯車4
2の回動により多段切換機構が順次切換作動し、
まず両側の車輪67,69が玩具枠体1を前進す
る方向に回動され、両側の車輪67,69はそれ
ぞれ偏心回転し玩具枠体1は前進走行動作時に左
右に揺動しながら走行する。
つぎに、上記多段切換機構により一方の車輪6
7は逆方向に連動駆動され、他方の車輪69は引
続き同一方向に回転され玩具枠体1は前進走行か
ら旋回走行に切換えられる。
つぎに、多段切換機構により一対の車輪67,
69は電動機37に連動されなくなり、玩具枠体
1は旋回走行の動作を停止する。この玩具枠体1
が旋回走行動作を停止した状態において、多段切
換機構によりカム盤77が回動され、このカム盤
77により鳴奏体25は断続的に発せられ、玩具
枠体1の鳴奏動作が断続的に行なわれ、また、上
記カム盤77の回動により作動片79は上下動さ
れ、玩具枠体1は口105を開閉しつつ鳴奏する
動作を呈し、さらに上記カム盤77の回動で作動
枠体88が上下動され、この作動枠体88の両側
に形成された係合溝90に係合した手枠95は上
下動される。次いで多段切換機構により玩具枠体
1は口105を開閉しながら鳴奏するとともに手
枠95を上下動する動作を停止し、旋回動作に自
動的に切換復帰される。また、この旋回動作を行
つたのち、玩具枠体1は旋回動作から前進走行動
作に自動的に切換復帰され、さらに多段切換機構
によつてこの動作を反復する。
(実施例) 本考案を一実施例の構成を図面について説明す
る。
1はあざらしやおつとせいなどの動物に模して
形成された合成樹脂製の玩具枠体で、この玩具枠
体1は、胴体枠2と頭体枠3とにより構成されて
いる。そして、上記胴体枠2は2つ割りに分割形
成され、この2つ割りからなる胴体枠2は複数の
ビスにて結合され、その頭部4に続く上端前側部
に下顎枠5が一体に突設され、この頭部4の後側
上部に案内凹部6が形成されている。また、上記
頭体枠3には顔面部7に続く下部に上記下顎枠5
に対向する上顎枠部8が一体に形成されて、この
頭体枠3は上記胴体枠2の頭部4上に横杆9にて
上下方向に回動自在に取付けられている。
また、上記胴体枠2の後端下部の筒状部10内
に重錘11が取付けられ、この胴体枠2の下端部
に胴体枠2を支承した合成樹脂製の基板12が設
けられ、この基板12の前側における両側部に車
輪案内溝13が穿設され、さらにこの基板12の
後部中央部に滑動性の高い球面体14が膨出成形
されている。また、上記基板12の後部に矩形状
の開口15が形成され、この開口15から電池1
6を収納する電池収納ケース17が基板12の上
部に設けられ、この開口15に上記電池16と電
気的に接続する接点を有する蓋18が開閉自在に
取付けられ、この蓋18に電池16に対する上記
接点をオン・オフするスイツチ19が取付けら
れ、かつこの蓋18は基板12に取付けられた回
動自在の係止片20によつて係脱自在に係止され
ている。
つぎに、上記玩具枠体1内において、上記基板
12の前側上部に機枠21が固着され、この機枠
21の前側上部に案内枠22が相対して錘直状に
形成され、この相対する案内枠22の上端部に上
方を開放した案内凹溝23が相対して上下方向に
形成され、この案内凹溝23の下部に案内長溝2
4が相対して上下方向に形成されている。また、
上記相対する案内枠22内に中空の鳴奏ボツクス
状の鳴奏体25が上下動自在に設けられ、この鳴
奏体25の下端部に横架された案内軸26の両端
部が上記案内長溝24内に上下動自在に挿通支持
され、鳴奏体25の両側上部に突設された突軸2
7が上記案内凹溝23内に上下動自在に挿通支持
され、この鳴奏体25の上端部に突設された突起
28と上記案内枠22の突片22aとの間にコイ
ルスプリング29が張設されている。さらに第9
図に示すようにこの鳴奏体25の上面板30には
放音口31が開口されているとともに、鳴奏体2
5の下端一側部に係止部32が形成され、この係
止部32に弾性体からなる発音片33の上端部が
固着され、この発音片33の途中に折曲形成され
た振動部33aは上記鳴奏体25の下面に取付け
られた音響板25aに接離するようになつてい
る。また、上記鳴奏体25の一側部に突設された
案内軸26の一端部と突軸27に下方に至るに従
つて巾広に形成された昇降板34の上部が取付け
られ、この昇降板34の下端部に水平状の係合面
35が形成されている。
つぎに、第10図に示すように前記機枠21の
一側後部に支枠36が取付けられ、この支枠36
と上記機枠21との間に上記電池16に電気的に
接続された電動機37が固着され、この電動機3
7の出力軸38に取付けられたピニオン39に駆
動軸40の一端部に固着された減速歯車41が噛
合され、この駆動軸40は上記機枠21に回動自
在に支架され、この駆動軸40には軸方向に長い
駆動歯車42が固着されている。また、上記機枠
21に摺動軸43が回動かつ軸方向に摺動自在に
支架され、上記機枠21内において摺動軸43の
一側部に上記駆動歯車42に噛合した第1の切換
歯車44が回動かつ軸方向摺動自在に軸架され、
この第1の切換歯車44に隣接して上記駆動歯車
42に噛合した第2の切換歯車45が上記摺動軸
43に固着され、この第2の切換歯車45に隣接
してスペーサ46を介して第1および第2の切換
歯車44,45より小径の第3の切換歯車47が
上記摺動軸43に固着され、さらに上記摺動軸4
3の他側部に径大の歯車部49を有し軸方向に長
い第4の切換歯車48が固着され、この第4の切
換歯車48と上記機枠21との間において摺動軸
43に附勢手段としてのコイルスプリング50が
巻装され、このコイルスプリング50によつて摺
動軸43を第2の切換歯車45が第1の切換歯車
44に接近する方向に常時附勢している。
また上記第1の切換歯車44の中心部に軸受ボ
ス51が一体に形成され、この軸受ボス51の中
心に上記摺動軸43を挿通した挿通孔52が穿設
され、この第1の切換歯車44の一側面に回転中
心を中心とした同心円上に弧状の係合溝53、案
内突片54が離間形成されている。この案内突片
54の一端側部には傾斜状の係合案内部55に形
成され、この案内部55に続く頂部に第1の切換
歯車44の一側面と平行状の係合面56が形成さ
れ、この係合面56の他端部に垂直案内面57が
形成されている。
また、上記第2の切換歯車45は中心部に上記
摺動軸43を挿通固定した挿通孔58が穿設さ
れ、この第2の切換歯車45の前記第1の切換歯
車44と対向する一側面に係合突起59が軸方向
に一体に突設されている。この係合突起59は上
記第1の切換歯車44の係合溝53に係合する大
きさでほぼ三角形状に形成され、一端辺に第2の
切換歯車45の一側面と直交する垂直状の係合面
60が形成され、他端側辺に第1の切換歯車44
の案内部55に係合する係合面61が形成され、
かつこの係合面61の頂部に上記係合面56に係
合する尖鋭状の係合突部62が形成されている。
またこの第2の切換歯車5の歯数は上記第1の切
換歯車44の歯数より歯数が多く形成されてい
る。
そして、上記駆動歯車42、摺動軸43、第1
の切換歯車44、第2の切換歯車45、第3の切
換歯車47、第4の切換歯車48およびコイルス
プリング50にて多段切換機構Aが構成されてい
る。
つぎに、上記第4の切換歯車48に係脱自在に
噛合される一方の車輪駆動歯車63は車軸65に
固着され、他方の車輪駆動歯車64は車軸65に
回動自在に取付けられ、この車軸65の一端近傍
部と他方の車輪駆動歯車64に一体に形成された
軸受筒66とが上記機枠21の下部に回動自在に
支架されている。また、上記車軸65の一端部に
は一方の車輪67がその偏心位置に突設した軸受
ボス68を介して固定軸架され、他方の車輪ク動
歯車64の軸受筒66の外端部に他方の車輪69
がその偏心位置に突設した軸受ボス70を介して
固定軸架され、上記両側の車輪67,69は上記
基板21に形成した上記車輪案内溝13内に回動
自在に配置されている。そして、上記玩具枠体1
は上記両側の車輪67,69および球面体14に
よつて移動自在に支持されている。
また、上記機枠21の智側上部に回転軸71が
回動自在に支架され、この回転軸71の一端部に
は上記第4の切換歯車48の径大歯車部49が係
脱自在に係合する中継歯車72が固着され、この
回転軸71の他端部には上記第2の切換歯車45
が係脱自在に噛合する連動歯車73が回転自在に
取着され、さらにこの連動歯車73と一体の発音
歯車75には上記鳴奏体25に取付けられた発音
片33の摺接部74が係脱自在に係合されてい
る。また、上記回転軸71の一端部に上記昇降板
34の係合面35を係合面35を係合支持したカ
ム面76を有するカム盤77の一側部が固着さ
れ、このカム盤77の他側部に取付軸78が外方
に向つて突設され、この取付軸78に作動片19
の下端部が回動自在に取付けられ、この作動片7
9の上端部が上記頭体枠3の中間部に軸架された
支杆80に回動自在に取付けられている。
さらに、上記機枠21の前側下部に支軸81が
回動自在に取付けられ、この支軸81に上記第3
の切換歯車47が係脱する逆転歯車82が固着さ
れ、この逆転歯車82と一体の径小歯車部83が
前記一方の車輪駆動歯車63に係脱自在に係合さ
れる。
つぎに、第2図に示すように、上記機枠21の
前側部に平面視コ字形の昇降枠体84が配設さ
れ、この昇降枠体84の両側片85の上部に形成
された上下方向に長い案内長溝86内に上記案内
軸26の両端部が上下動自在に挿通され、また上
記一方の側片85の下部に形成された上下方向に
長い案内長溝(図示せず)内に上記回転軸71の
一端部が上下動自在に挿通され、さらに上記他方
の側片85の下部に形成された横方向に長い案内
溝87内に上記取付軸78が回動自在に挿通され
ている。また、上記昇降枠体84の前面部に作動
枠体88が固着され、この作動枠体88の両側面
板89に水平方向の係合溝90が形成され、この
両側の係合溝90内に揺動片91の内側の作動部
92が挿入され、この両側の揺動片91の中間部
が上記胴体枠2の前側の両側下部に形成された水
平方向の案内溝93内に挿通支持されるととも
に、この両側の揺動片91の外側の連結部94に
手に模して形成された合成樹脂製の手枠95の基
端部が一体に固着され、さらに上記両側の揺動片
91の下面に胴体枠2の案内溝93の開口縁を係
合する係合溝96を形成した一対の突条97が所
定の間隔をおいて平行に突設されている。
そうして、上記胴体枠2、頭体枠3および手枠
95などの全体があざらしやおつとせいに模して
起毛形成した被覆体98によつて被覆され、かつ
この被覆体98は口部には舌片99を、尻部には
脚体100を備えて形成され、あざらしやおつと
せいなど模した玩具体101が構成され、この玩
具体101の頚部には頚環102が取付けられて
いる。
つぎに、上記実施例の作用を説明する。
スイツチ19を閉成すると電動機37が駆動さ
れ、この電動機37のピニオン39に減速歯車4
1を介して噛合した駆動歯車42が連動回動され
る。この駆動歯車42の回動により、第10図に
示すように、上記駆動歯車42に噛合した第1お
よび第2の切換歯車44,45は回動される。こ
の第1の切換歯車44の係合溝53内に第2の切
換歯車45の係合突起59が係合して第1および
第2の切換歯車44,45が近接回動した状態で
この第2の切換歯車45を固着した摺動軸43が
連動回動されるとともに、この摺動軸43に固着
した第4の切換歯車48が回動され、この第4の
切換歯車48に噛合した一対の車輪駆動歯車6
3,64が連動され、この一対の車輪駆動歯車6
3,64の回動で両側の車輪67,69玩具枠体
1を前進する方向に回動され、玩具枠体1は左右
に揺動しつつ前進走行する動作を呈する。この場
合、両側の車輪97,69は車軸65に対してそ
れぞれ偏心位置に取付けられているので、玩具枠
体1の前進走行動作時には玩具枠体1は左右に揺
動しながら走行する。したがつて、玩具枠体1は
両側の車輪67,69および球面体14により全
体を左右に揺動動作を呈しながら前進走行する動
作を呈する。
つぎに、上記第1および第2の切換歯車44,
45が係合突起59を介して所定回数接近した状
態で回動している間玩具枠体1は前進走行し、歯
数の相違によつて第1の切換歯車44に対して第
2の切換歯車45が次第に位相を異にして回動
し、第2の切換歯車45の係合突起59が第1の
切換歯車44の係合溝53より次第に外れ、第2
の切換歯車45が第1の切換歯車44より離反方
向に押動されて離反し、ついには第11図に示す
ように、係合突起59の先端部の係合突起62が
第1の切換歯車44の…側面に係合し、第2の切
換歯車45は第1の切換歯車44に対し係合突起
59の長さ分離反し、かつ係合突起59の係合突
部62が第1の切換歯車44の案内突片54の案
内部55に次第に係合する。そして第2の切換歯
車45が第1の切換歯車44より離反すると、こ
の第2の切換歯車45を固着した摺動軸43がコ
イルスプリング50に抗して軸方向に摺動され、
この摺動軸43に固着した第4の切換歯車48が
一方の車輪駆動歯車63から外れ、この第4の切
換歯車48は他方の車輪駆動歯車64のみを引続
き噛合連動するようになる。また、摺動軸43の
摺動によりこの摺動軸43に固着した第3の切換
歯車47も軸方向に移動されるとともに、この第
3の切換歯車47が逆転歯車82に噛合し、この
逆転歯車82が連動回動され、この逆転歯車82
と一体の径小歯車部83と上記一方の車輪駆動歯
車63との噛合で一方の車輪駆動歯車63を噛合
回動し、一方の車輪駆動歯車63は逆方向に噛合
回動され、玩具枠体1は前進走向から旋回走行に
切換えられ、旋回走行する動作を呈する。
つぎに、この上記第1の切換歯車44の一側面
に第2の切換歯車45の係合突起59が係合した
状態で玩具枠体1が旋回走行したのち、第1およ
び第2の切換歯車44,45の歯数の相違によつ
て第2の切換歯車45の係合突起59が第1の切
換歯車44の案内突片45に係合することにより
第2の切換歯車45が第1の切換歯車44からさ
らに離反し、第12図に示すように、第2の切換
歯車45の係合突起59と案内突起54との和の
長さ分だけさらに離反するとこの第2の切換歯車
45は回転軸71に回転自在に設けた連動歯車7
3に噛合するとともに、第4の切換歯車48の径
大歯車部49は回転軸71に設けた中継歯車72
に噛合され、第3の切換歯車47は逆転歯車82
から外れるとともに、摺動軸43に固着した第4
の切換歯車48は他方の車輪駆動歯車64から外
れ、一対の車輪駆動歯車63,64は連動されな
くなるので、玩具枠体1は旋回走行動作を停止す
る。
そして、玩具枠体1が旋回走行動作を停止した
状態において、第2の切換歯車45は連動歯車7
3に噛合されているため発音歯車75が回動し、
発音歯車75が鳴奏体25に垂設された発音片3
3の摺接部74を摺接しつつ連動回動され、この
発音歯車75と発音片33の摺接音は鳴奏体25
によつて増幅反響され、したがつて玩具枠体1は
鳴奏動作を呈する。
また、第4の切換歯車48の径大歯車部49と
中継歯車72の噛合で回転軸71が回動され、こ
の回転軸71の一端部に固着されたカム盤77が
回動され、カム盤77のカム面76に係合面35
を係合した昇降板34が昇降され、この昇降板3
4に取付けた鳴奏体25も昇降される。そしてこ
の鳴奏体25に垂設された発音片33が昇降さ
れ、この発音片33の摺動部74が上記発音歯車
75に対して接離し、したがつて発音歯車75と
発音片33との摺接音は断続的に発せられ、玩具
枠体1の鳴奏動作が断続的に行われる。
また上記カム盤77の回動によりこのカム盤7
7の取付軸78に取付けられた作動片79は上下
動され、この作動片79の上端部に支杆80を介
して取付けられた頭体枠3は横杆9を支点として
上下動され、この頭体枠3の上顎枠8は胴体枠2
の頚部4より上方に突設された下顎枠5に対して
接離され、被覆体98によつて被覆された下頚体
103に対して被覆体98によつて被覆された上
顎体104が上下動されるので玩具体101は口
105を開閉する動作を呈する。この場合、玩具
体101は鳴奏動作を呈しているので、したがつ
て玩具体101は口105を開閉しつつ鳴奏する
動作を呈する。
また、上記カム盤77の回動で昇降板34が昇
降されるとともに、カム盤77の取付軸78が回
動されると、機枠21に設けたコ字形状の昇降枠
体84が連動されて昇降され、この昇降枠体84
の前部に取付けた作動枠体88の上下動でこの作
動枠体88の両側に形成された係合溝90内に作
動部92を挿入した揺動片91は胴体枠2の案内
溝93を支点として上下動されるとともに、この
揺動片91の外側に固着された手枠95は上下動
され、したがつて被覆体98によつて被覆された
両側の手体106は上下動される。このように、
玩具枠体1の停止時には玩具体101は口105
を開閉しつつ断続的に鳴奏動作を呈しているの
で、したがつて玩具体101は口105を開閉し
つつ鳴奏するとともに、手体106を上下動する
動作を呈するものである。
さらに駆動歯車42の回動で第2の切換歯車4
5に突設された係合突起59の係合突部62が第
1の切換歯車44に突設された案内突片54の係
合面56から外れ、第13図に示すように、係合
突起59の係合面60が案内突片54の水平案内
面57に対向するとともに、第2の切換歯車45
は摺動軸43を介してコイルスプリング50の復
帰力により第12図左方向に移動され、この係合
突起59は第1の切換歯車44の案内突片54の
案内面57に沿つて第1の切換歯車44の一側面
に当接するとともにその係合突部62が第1の切
換歯車44の一側面に当接され第2の切換歯車4
5の第1の切換歯車44は互いに接近され第14
図に示すように、第2の切換歯車45は連動歯車
73から外れるとともに、第4の切換歯車48の
径大歯車部49は中継車72から外れ、この第4
の切換歯車48が再び他方の車輪駆動歯車64に
噛合し、また第3の切換歯車47も逆転歯車82
に噛合し、回転軸71が停止され、玩具体101
は口105を開閉しつつ鳴奏するとともに手体1
06を上下動する動作を停止し、旋回動作に切換
復帰される。
さらに第2の切換歯車45の係合突起59が第
1の切換歯車44の係合溝53内に係合され、第
2の切換歯車45が摺動軸43を伴つて第1の切
換歯車44に接近復帰され、第10図に示すよう
に、第4の切換歯車48が一対の車輪駆動歯車6
3,64に噛合するとともに、第3の切換歯車4
7は逆転歯車82から外れ、玩具体101は旋回
動作から前進走行動作に自動的に切換復帰され
る。そして、さらに第1および第2の切換歯車4
4,45が連続的に回動されることによつて玩具
体101は前記のように再び前進走行から旋回動
作を経て口105を開閉しつつ鳴奏するととも
に、手体106を上下動する動作を奏するように
なる。
このように駆動歯車42を共通の駆動源とする
第1および第2の切換歯車44,45は第1の切
換歯車44に対して第2の切換歯車45が段階的
に自動的に離反し、すなわち第1の切換歯車44
の係合溝43に第2の切換歯車45が係合突起5
9を係合して回動する場合、係合突起59が第1
の切換歯車44の係合溝53から外れて一側面に
係合して回動する場合、されに係合突起59が第
1の切換歯車44の案内突片54に係合して回動
する場合におよびこの第2の切換歯車45に連動
される第3および第4の切換歯車47,48の各
動作がその回動に伴つて自動的に切換えられ、し
たがつてこの各種の切換動作に伴つて玩具枠体1
に各種の動作を連続的に切換変換することができ
るものである。
しかして、車輪駆動歯車63,64を前進走行
する時期から旋回走行する時期と、切換える時期
とをその旋回回数および前進走行への切換角度を
考慮して任意に設定することにより、たとえば第
16図に示すように、玩具体が所定の範囲内で一
定のサイクルで往復動作するようになり、動物活
動玩具の特徴を十分に活かすことができる。
なお、図中、107は玩具体101の顔、10
8の取付けられた鼻、109は目玉である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、多段切換機構の段階的切換動
作によつて両側の車輪は前進走行から旋回走行に
自動的に切換連動され、玩具体を前進走行から旋
回走行させることができ、両側の車輪は互いに偏
心回動しつつ走行するので、玩具枠体は左右に揺
動しつつ走行し、玩具体は体を左右にゆすりなが
ら走行する動作を呈し、また多段切換機構の切換
動作によつて両側の連動が停止されるとカム盤を
連動し、このカム盤の回動で鳴奏体を鳴奏するこ
とができるとともに口を開閉動作させることがで
き、またこの鳴奏体の鳴奏動作に連動される作動
枠体の昇降動作によつて手枠が上下動され、外観
的には玩具体は口を開閉しながら鳴奏するととも
に手体を上下に揺動する動作を呈し、さらに多段
切換機構の切換動作によつて再び両側の車輪を前
進走行方向に変換連動され、玩具体は体を左右に
振りながら前進走行する動作を呈し、そしてこの
動作を連続的に奏するものである。このように玩
具体の各動作は多段切換機構の段階的切換動作に
よつて活動動作を順序よく確実に切換連動するこ
とができるので、その切換動作が円滑かつ確実に
行なわれ、切換機構の円滑な多段切換えによつて
動物の活動動作を表現することができ、しかもこ
の玩具体は左右に揺動しつつ前進走行から旋回走
行し、また停止して手体を上下動しながら口を開
閉しつつ鳴奏する動作を呈するので、あざらしの
動物の動作に摸したを活動玩具として的確に表現
することができて極めて興趣深いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す動物活動玩具
の斜視図、第2図は同上玩具枠体の一部を取除い
た状態の側面図、第3図は同上底面図、第4図は
同上駆動機構の平面図、第5図は同上鳴奏体およ
び手枠の取付機構部の斜視図、第6図は同上側面
図、第7図は同上手枠の取付機構部の断面図、第
8図は同上横断平面図、第9図は同上鳴奏体の斜
視図、第10図ないし第14図は玩具体の動作切
換作動説明図、第15図は多段切換機構の一部の
分解斜視図、第16図は玩具体の動作例の説明図
である。 1……玩具枠体、25……鳴奏体、33……発
音片、34……昇降板、37……電動機、42…
…駆動歯車、44……第1の切換歯車、45……
第2の切換歯車、47……第3の切換歯車、48
……第4の切換歯車、50……附勢手段、53…
…係合溝、54……案内突片、59……係合突
起、67,69……車輪、71……回転軸、75
……発音歯車、77……カム盤、79……作動
片、82……逆転歯車、88……作動枠体、90
……係合溝、92……作動部、95……手枠、A
……多段切換機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 玩具枠体1と、この玩具枠体1内に設けられ
    た電動機37によつて駆動される多段切換機構
    と、上記玩具枠体1に回動自在に取付けられ上
    記多段切換機構の切換動作によつて前進走行か
    ら旋回走行に切換連動されるとともに連動が停
    止された後再び走行動作に切換運動されかつ互
    いに偏心回動する両側の車輪67,69と、上
    記玩具枠体1に回動自在に取付けられ上記両側
    の車輪67,69の走行停止とともに上記多段
    切換機構の切換動作によつて連動されるカム盤
    77と、上記玩具枠体1内に昇降自在に設けら
    れ上記カム盤77の回動により鳴奏される鳴奏
    体25と、この鳴奏体25の昇降動作に連動さ
    れ両側に水平方向の係合溝90を形成した作動
    枠体88と、上記玩具枠体1の前部両側にそれ
    ぞれ基部を上下回動自在に支架され内側に突設
    された作動部92を上記係合溝90内に挿入係
    合した両側の手枠95と、上記カム盤77に回
    動自在に係合され上記鳴奏体25の鳴奏時に玩
    具枠体1の口を開閉動作させる作動片79とを
    具備したことを特徴とする動物活動玩具。 (2) 多段切換機構は、電動機37によつて駆動さ
    れる駆動歯車42と、この駆動歯車42にこの
    駆動歯車42を共通の駆動源としてそれぞれ噛
    合され歯数の異なる第1の切換歯車44および
    第2の切換歯車45と、第1の切換歯車44に
    対し第2の切換歯車45を常時接近方向に附勢
    する附勢手段50とを備え、 上記第1の切換歯車44の前記第2の切換歯
    車45と対向する一側面に回転中心を中心とし
    た同心円上に係合溝53と傾斜状の係合案内部
    55を有する案内突片54とを離間形成し、上
    記第2の切換歯車45前記第1の切換歯車44
    と対向する一側面に前記第1の切換歯車44の
    係合溝53、第1の切換歯車44の一側面およ
    び案内突片54に回動に伴つて順次係合する係
    合突起59を形成し、 前記第1の切換歯車44を回動自在でかつ軸
    方向に摺動自在に設けるとともに第2の切換歯
    車45を固着した軸方向に摺動自在の摺動軸4
    3に第3の切換歯車47と第4の切換歯車48
    とを固着し、前記第1の切換歯車44の係合溝
    53と第2の切換歯車45の係合突起59との
    係合時に前記両車輪67,69を回転させる一
    対の車輪駆動歯車63,64にそぜぞれ第4の
    切換歯車48を噛合させ、前記第1の切換歯車
    44の一側面と第2の切換歯車45の係合突起
    59との係合時に第3の切換歯車47を前記一
    方の車輪駆動歯車63に逆転歯車82を介して
    噛合するとともに第4の切換歯車48を前記他
    方の車輪駆動歯車64に噛合させ、前記第1の
    切換歯車44の案内突片54と第2の切換歯車
    45の係合突起59との係合時に前記車輪駆動
    歯車63,64との噛合を解き第4の切換歯車
    48をカム盤77を回動させる作動歯車72に
    噛合させることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の動物活動玩具。 (3) 鳴奏体25は、第2の切換歯車45に噛合す
    る発音歯車75を断続的に係合する発音片33
    を備えていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の動物活動玩具。 (4) 鳴奏体25は、カム盤77に係合した昇降板
    34により昇降されることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の動物活動玩具。 (5) 手枠95を上下動する作動枠体88は、カム
    盤77によつて昇降される昇降枠体84に係合
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
    動物活動玩具。
JP14216781U 1981-09-25 1981-09-25 動物活動玩具 Granted JPS5846384U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14216781U JPS5846384U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 動物活動玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14216781U JPS5846384U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 動物活動玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5846384U JPS5846384U (ja) 1983-03-29
JPS6125515Y2 true JPS6125515Y2 (ja) 1986-07-31

Family

ID=29935211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14216781U Granted JPS5846384U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 動物活動玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5846384U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60240982A (ja) * 1984-05-14 1985-11-29 月島機械株式会社 竪型充填層乾燥機の乾燥方法とその装置
JP2512374Y2 (ja) * 1991-01-29 1996-10-02 株式会社スタッフ 走行玩具
JP7048921B2 (ja) * 2018-03-12 2022-04-06 国立大学法人大阪大学 ロボット装置の下部ユニット及びロボット装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5846384U (ja) 1983-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01107787A (ja) 動物活動玩具
US4673371A (en) Robot-like toy vehicle
US4571208A (en) Toy with swing
JPH0434429B2 (ja)
JPH0197490A (ja) 人形劇玩具
JPS6125515Y2 (ja)
US4810226A (en) Calling device of motion toy and motion toy using said calling device
JPS60253483A (ja) 動物遊戯玩具
US4622020A (en) Glove puppet figure assembly and powered wing drive mechanism
JPS6118954Y2 (ja)
JPS6121107Y2 (ja)
JPH03258282A (ja) 動作人形玩具
JPH0265887A (ja) 動作玩具
JPS6122631Y2 (ja)
JPS6121108Y2 (ja)
KR910004094Y1 (ko) 완구의 입 개폐 장치
JPH0591799U (ja) 永久磁石を用いた自動式玩具
JPH0593497U (ja) 揺動玩具
JPS6317516Y2 (ja)
JPS6122630Y2 (ja)
JPH01254190A (ja) 小鳥活動玩具
JPS6121104Y2 (ja)
JP2579576Y2 (ja) 動作玩具
JPS63320Y2 (ja)
JPS61279275A (ja) 人形活動玩具