JPH042708Y2 - - Google Patents

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JPH042708Y2
JPH042708Y2 JP5071887U JP5071887U JPH042708Y2 JP H042708 Y2 JPH042708 Y2 JP H042708Y2 JP 5071887 U JP5071887 U JP 5071887U JP 5071887 U JP5071887 U JP 5071887U JP H042708 Y2 JPH042708 Y2 JP H042708Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は動物活動玩具に係り、動物に模した玩
具体の動作を動物の食物に模した餌体によつて制
御するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の動物活動玩具としては、たとえ
ば、実公昭50−21516号公報に記載の構造が知ら
れている。この公報に記載の構造は、ロバに模し
た玩具体に頭体枠を回動自在に設け、この頭体枠
の上顎部の内側部に磁石体を固定し、前記玩具体
に対する餌体を人参に模して形成し、この餌体内
に磁石体を埋設した構造である。そして、餌体を
玩具体の頭体枠に接近させることにより相互の磁
石体の吸引し合う磁力作用によつて頭体枠を回動
するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 前記公報に記載の構造によると、頭体枠に餌体
を接近させ、それぞれの磁石体間のN極とS極と
の吸引作用関係の成立によつて頭体枠は回動さ
れ、口を開く動作を行うものであるが、この餌体
を上下動し相互の磁石体が吸引し合う異極関係及
び反発し合う同極関係となるように餌体を回動し
ないかぎり口は開閉動作されず、また頭体枠を横
方向に回動させる場合には相互の磁石体が吸引し
合う異極関係において餌体を横移動しなければな
らず、しかも、餌体をその磁力作用が及ばない位
置まで頭体枠から引き離した場合には、頭体枠の
前記各動作はいずれも行われず、したがつて餌体
で頭体枠を含む玩具体の連続動作及びこの連続動
作を制御することができず、興趣に欠けるという
問題がある。
そこで、本考案はこのような点に鑑みなされた
もので、動物に模した玩具体の各種動作を、動物
の食物に模した餌体によつて制御できるようにす
るとともに、玩具体は餌体によつて切換設定され
た動作を餌体によることなく連続的に行わせるこ
とができるようにした動物活動玩具を提供するこ
とを目的としたものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の動物活動玩具は、前脚枠及び後脚枠を
前後動自在に設けるとともに、頭体枠を回動自在
に設けかつ鳴々体を設けた動物に模した玩具体
と、この玩具体に対する餌に模した餌体とを備
え、前記玩具体は、機枠に電動機によつて回動さ
れる駆動歯車を回動自在に設け、この駆動歯車に
噛合した歯車切換機構の回動によつて前記前脚枠
及び後脚枠を前後動させるクランクシヤフトを回
動自在に設け、前記歯車切換機構の切換動作回動
によつて前記鳴々体を作動させるとともに前記頭
体枠を左右方向に回動させるカム盤を回動自在に
設け、前記歯車切換機構の切換動作回動によつて
前記頭体枠を上下方向に回動させる頸枠を回動自
在に設け、前記頭体枠の口部内に前記電動機を制
御するリードスイツチ及びこのリードスイツチの
オン・オフ状態を保持する磁石体からなる磁気感
応スイツチ体を設け、前記餌体には前記磁気感応
スイツチ体のリードスイツチをオン・オフ動作さ
せる磁石体を埋設したものである。
(作用) 本考案の動物活動玩具は、玩具体の口部の前方
部の至近位置に対して、好物体を上向きにした状
態で餌体を差出すと、磁気感応スイツチ体のリー
ドスイツチがオン動作される。すなわち、餌体の
磁石体の極と玩具体の磁気感応スイツチ体の磁石
体の極とはN極とS極との関係となるように設定
されることにより、その相互の吸引し合う磁力作
用によつてリードスイツチがオン動作されるとと
もに、電動機が起動される。そしてこの電動機の
起動で駆動歯車が回動され、この駆動歯車の回動
で歯車切換機構が回動されクランクシヤフトが回
動されるとともに左右の前脚枠及び左右の後脚枠
が前後回動され、したがつて玩具体は、前進歩行
する動作を所定の間繰返し行う。
つぎに、歯車切換機構の切換動作によつてクラ
ンクシヤフトの回動が停止されると、玩具体の前
進歩行する動作が中止され玩具体は立止まる。
また歯車切換機構の切換動作によつてクランク
シヤフトの回動に代つてカム盤が回動されると、
このカム盤によつて鳴々体が断続的に動作されて
鳴奏されるとともに、頭体枠が左右方向に回動さ
れ、かつまた頸枠が上下方向に回動される。した
がつて、玩具体は、立止つた状態において頭体枠
を左右方向に回動しながら吠えつくように鳴々し
つつゆつくりとした動作で上下回動する如き動作
状態を所定の間繰返し呈する。
前記の場合において、すなわち磁気感応スイツ
チ体のリードスイツチがオン動作された後におい
て、玩具体の口部から餌体を引き離しその磁石体
の磁力作用が磁気感応スイツチ体の磁石体に及ば
ない位置まで引き離した場合にも、磁気感応スイ
ツチ体のリードスイツチは、その磁石体の磁力作
用によつてオン状態が引き続き保持される。した
がつて、玩具体の口部から餌体を除去しても玩具
体は前記各動作状態を順次繰返し呈する。
つぎに、餌体を反転しその嫌物体を上向きにし
た状態で、この餌体を玩具体の口部に対して差出
すと、餌体の磁石体の極と玩具体の磁気感応スイ
ツチ体の磁石体の極とはS極相互あるいはN極相
互のように同極となり、その相互の反発し合う磁
力作用によつて、そのリードスイツチがオフ動作
され、このリードスイツチの開成動作によつて電
動機の動作が停止される。したがつてこれによ
り、玩具体はその各動作を全て停止する。また、
この場合の磁気感応スイツチ体のリードスイツチ
のオフ状態は、その磁石体の磁力作用によつては
作動されず保持される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添附図面に基づいて
説明する。
図において1は犬に模した玩具体で、この玩具
体1は、胴体枠2、左右の前脚枠3、3、左右の
後脚枠4,4、頭体枠5、尾枠6及びこれらを被
覆した起毛被覆体7にて構成されている。
前記胴体枠2内には機枠8及び電池ケース9が
前後に配設固定され、前記機枠8の前側下部に横
架された前脚支軸10の両端部には前記左右の前
脚枠3,3の上端近傍部が上下方向に長い長溝1
1,11を介して前後方向回動自在に取着され、
前記電池ケース9の後端下部に横架され後脚支軸
12の両端部には前記左右後脚枠4,4の上端近
傍部が前後方向回動自在に取着されている。また
前記機枠8の前端上部に角軸からなるクランクシ
ヤフト13が回動自在に横架され、このクランク
シヤフト13に前側支持アーム14の下端部が固
着され、前記機枠8の前側上端部に取付軸15を
介して後側支持アーム16の下端部が回動自在に
軸着され、この前後一対の前側支持アーム14及
び後側支持アーム16は略平行状に立設され、こ
の上端部間にそれぞれ上下の支軸17,18を介
して頭支持枠19が回動自在に軸着されている。
この頭支持枠19は、前記上下の支軸17,18
を有するコ字形状の連結枠20と、可動枠21と
により構成され、前記連結枠20の上下から相対
して前方に突出された連結片22,22に前記可
動枠21の上下から相対して後方に突出された突
片23,23が縦軸24を介して左右方向回動自
在に軸着されている。また前記可動枠21の上部
左右から前方に相対して突出された左右の上部突
片25,25に上部横杆26を介して前記頭体枠
5の中間部が上下方向回動自在に取着され、前記
可動枠21の下部左右から前方に相対して突出さ
れた左右の下部突片27,27に下部横杆28を
介して前記頭体枠5の下端部が上下方向回動自在
に取着されている。また前記取付軸15と前記前
側支持アーム14の中間部との間に前側支持アー
ム14を立設状態に弾持したコイルスプリング2
9が張設されている。そして前記前側支持アーム
14及び後側支持アーム16にて上下方向回動自
在の頸枠30が構成され、この頸枠30の上端部
に前記連結枠20を介して前記頭体枠5が左右動
自在に取着されている。また前記取付軸15の一
端部にベルクランク31の中間部が取着され、こ
のベルクランク31の一端部の軸32に揺動アー
ム33の下端部が回動自在に軸着され、この揺動
アーム33の上端部が前記上部横杆26の一側部
に回動自在に軸着されている。
また前記頭体枠5の口部34における鼻枠34
aの内側部にリードスイツチ35及びリードスイ
ツチ35のオン・オフ状態を保持する磁石体36
からなる磁気感応スイツチ体37が取着され、こ
の磁気感応スイツチ体37のリードスイツチ35
は前記電池ケース9内に設けられた電池38に接
続されている。
つぎに、前記機枠8内に電動機39が固定さ
れ、この電動機39は、前記電池38及びメイン
スイツチSWを介して前記リードスイツチ35に
接続されている。また前記機枠8の略中間下部に
クランクシヤフト40が回動自在に軸架され、こ
のクランクシヤフト40の一端部のクランクアー
ム41に連動片42の一端部が回動自在に軸着さ
れ、この連動片42の他端部に前記機枠8の後端
上部に回動自在に横架されたクランクシヤフト4
3のクランクアーム44が回動自在に軸着され、
このクランクシヤフト43に前記尾枠6の基端部
が固着されている。また前記クランクシヤフト4
0には横長の駆動歯車45及び入力歯車46が固
着され、この入力歯車46には、歯車連動歯車4
7を介して前記電動機39のピニオン48が噛合
されている。また前記機枠8の略中間部には案内
軸49が回動自在に横架され、この案内軸49に
は前記駆動歯車45に噛合した第1の連動歯車5
0が固着されているとともに、前記駆動歯車45
に噛合した第2の連動歯車51が回動かつ軸方向
摺動自在に軸架されている。前記第1の連動歯車
50の外側部には弧状の切換長溝52が形成さ
れ、前記第2の連動歯車51の外側部には前記切
換長溝52内に係脱する略三角形状の切換爪53
が前記第1の連動歯車50側に突出され、そし
て、前記第1の連動歯車50の歯数よりも前記第
2の連動歯車51の歯数がわずかに多く形成され
ている。また前記第2の連動歯車51の外側部に
切換歯車54が一体に形成され、この切換歯車5
4は前記案内軸49に回動かつ摺動自在に軸架さ
れ、この切換歯車54の外端部と前記機枠8との
間において前記案内軸49にコイルスプリング5
5が捲回され、このコイルスプリング55によつ
て第2の連動歯車51は常時第1の連動歯車50
に接近するように附勢されている。そして、前記
案内軸49、第1の連動歯車50、第2の連動歯
車51、切換歯車54及びコイルスプリング55
によつて歯車切換機構88が構成されている。
また前記機枠8の前側下部に回転軸56が回動
自在に横架され、この回転軸56の一側部に前記
第2の連動歯車51が係脱自在に噛合する中継歯
車57が回動自在に横架されているとともにこの
回転軸56の他側部に前記切換歯車54が係脱自
在に噛合する第3の連動歯車58が固着されてい
る。また前記回転軸56の一端部にカム盤59が
固着され、このカム盤59には複数の突起60が
外方に突出され、このカム盤59の偏心位置から
突出された軸61に昇降片62の下端部が回動自
在に軸着され、この昇降片62の上端部が前記ベ
ルクランク31の他端部の軸63に回動自在に軸
着されている。また前記機枠8の前側上部に揺動
杆64の基端部の横杆部65が回動自在に横架さ
れ、この揺動杆64の中間部には前記カム盤59
の複数の突起60によつて断続的に押動される受
圧杆部66が折曲形成されて下方に延在され、こ
の揺動杆64の先端部に水平状に折曲形成された
叩打杆部67が鳴々体68のベローズ69の上部
に係合され、この鳴々体68は、前記機枠8の前
端上部に取着されている。また前記揺動杆64の
受圧杆部66に対するストツパー70が前記機枠
8から突出されている。
また前記機枠8の前端下部にクランクシヤフト
71が回動自在に横架され、このクランクシヤフ
ト71の両端部の略180度位相をずらしたクラン
クアーム72,72には前記左右の前脚枠3,3
の上部が回動自在に軸着され、このクランクシヤ
フト71の略中間部には前記中継歯車57に噛合
した脚駆動歯車73が固着されている。また前記
クランクシヤフト71の両端部のクランクアーム
72,72には左右の連動杆74,74の一端部
が回動自在に取着され、この左右の連動杆74,
74の他端部に前記左右の後脚枠4,4の上部が
回動自在に取着されている。
さらに、前記機枠8の略前側中間部にクランク
シヤフト75が回動自在に横架され、このクラン
クシヤフト75には前記切換歯車54が係脱自在
に噛合する入力歯車76が回動自在に軸架されて
いるとともに、連動歯車77が固着され、この連
動歯車77は前記入力歯車76に噛合した減速歯
車機構78を介して回動されるようになつてい
る。また前記クランクシヤフト75の一端部のク
ランクアーム79と前記頸枠30のクランクシヤ
フト13のクランクアーム80との間にはコイル
スプリング81が張設されている。
また82は犬の好物の餌に模した餌体で、この
餌体82はフオークに模したフオーク体83とこ
のフオーク体83に突き刺したウインナーに模し
たウインナー体84とからなり、このウインナー
体84内には前記磁気感応スイツチ体37のリー
ドスイツチ35をその磁力で開閉する磁石体85
が内蔵され、またこのウインナー体84の一側表
面部には犬の好物のたとえば、ケチヤツプに模し
た好物体86が波形状に形成されているととも
に、このウインナー体84の他側表面部には犬の
嫌物の、たとえば、芥子に模した嫌物体87が波
形状に形成されている。
しかして、前記磁気感応スイツチ体37の磁石
体36における磁力は弱いので、この磁石体36
によつてリードスイツチ35の可動接点をオン・
オフ動作させることはできないが、この磁石体3
6は、リードスイツチ35の可動接点が前記餌体
82の磁石体85の磁気極性によつてオン動作さ
れた場合にはこのオン状態を保持し、かつ餌体8
2の磁石体85を遠ざけてもそのキープ機能によ
つて引続きオン状態を保持するようになつてい
る。また餌体82を上下反転しこれを磁気感応ス
イツチ体37に接近させると、この餌体82の磁
石体85の極性と磁気感応スイツチ体37の磁石
体36の磁気極性とは相互に反発し合う同極関係
となつて磁力が相殺されるとともに餌体82の磁
石体85の強い磁力作用によつてリードスイツチ
35の可動接点がオフ動作され、かつ餌体82の
磁石体85を遠ざけてもリードスイツチ35の可
動接点が引続きオフ状態を保持するようになつて
いる。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
まず、メインスイツチSWをオン動作する。こ
の場合、玩具体1の口部34内すなわち鼻枠34
aの内側部に設けた磁気感応スイツチ体37のリ
ードスイツチ35はオフ状態で保持されているの
で、電動機39はメインスイツチSWのオン動作
で直ちには起動されない。
つぎに、玩具体1の口部34の前方部の至近位
置に対して、フオーク体83を把持した手体Hに
よりウインナー体84の好物体86を上向きにし
た状態で餌体82を差出すと、磁気感応スイツチ
体37のリードスイツチ35がオン動作される。
すなわち、餌体82のウインナー体84の磁石体
85の極と玩具体1の磁気感応スイツチ体37の
磁石体36の極とはN極とS極との関係となるよ
うに設定されることにより、その相互の吸引し合
う磁力作用によつてリードスイツチ35がオン動
作され、これに電池38を介して接続した電動機
39が起動される。そしてこの電動機39の起動
でピニオン48及び歯車連動歯車47を介して入
力歯車46及び駆動歯車45が回動され、この駆
動歯車45の回動で第1の連動歯車50及び第2
の連動歯車51が同時に回動される。そして、こ
の第1の連動歯車50と第2の連動歯車51との
歯数の相異により、第1の連動歯車50の切換長
溝52の位置に第2の連動歯車51の切換爪53
が移動するとコイルスプリング55の附勢力によ
つて第2の連動歯車51が第1の連動歯車50に
向かつて摺動され、その切換爪53がその切換長
溝52内に挿入され、第1の連動歯車50に、第
2の連動歯車51が近接した状態で回動される。
またこの第2の連動歯車51の近接回動により、
切換歯車54が第3の連動歯車58及び入力歯車
76との噛合から外れる一方で、第2の連動歯車
が中継歯車57に噛合され、この中継歯車57が
回動されるとともに、脚駆動歯車73が回動され
る。またこの脚駆動歯車73の回動で、クランク
シヤフト71が回動されるとともにその左右のク
ランクアーム72の回動によつて左右の前脚枠
3,3が前脚支軸10を中心として前後回動さ
れ、また左右のクランクアーム72,72の回動
で左右の連動杆74,74が前後回動されるとと
もに、この左右の連動杆によつて左右の後脚枠
4,4が後脚支軸12を中心として前後回動さ
れ、したがつて玩具体1は前進歩行する動作を行
う。
また前記駆動歯車45の回動でクランクシヤフ
ト40が回動されるので、そのクランクアーム4
1の回動によつて連動片42が前後回動されると
ともに、クランクシヤフト43が回動され尾枠6
が上下回動される。したがつて玩具体1は尾を上
下に振りながら前進歩行する如き動作を所定の間
繰返し呈する。
つぎに、第1の連動歯車50と第2の連動歯車
51の回動速度の相異により、切換爪53が切換
長溝52内を次第に移動し、切換爪53が切換長
溝52の挿入端と反対側の抜出端から次第に抜け
出し、この切換爪53の先端部が切換長溝52に
続く第1の連動歯車50の内側面に係合して摺動
するようにすると、これに伴つて第2の連動歯車
51がコイルスプリング55に抗して第1の連動
歯車50と反対方向の軸方向に次第に摺動され
る。またこの第2の連動歯車51の摺動回動で、
この第2の連動歯車51が中継歯車57との噛合
から外れ、脚駆動歯車73の回動が中止され、し
たがつて、玩具体1の前進歩行する動作が中止さ
れ玩具体1は立止まる。
また第2の連動歯車51の摺動回動で切換歯車
54が第3の連動歯車58及び入力歯車76に噛
合され、この第3の連動歯車58及び入力歯車7
6が回動される。そして、第3の連動歯車58の
回動で、回転軸56が回動されるとともに、カム
盤59が回動され、このカム盤59の複数の突起
60で揺動杆64の受圧杆部66が断続的に押動
されるとともに、この揺動杆64が基端部の横杆
部65を中心として上下回動され、かつこの動作
で先端部の叩打杆部67が鳴々体68のベローズ
69を断続的に叩打してこれを伸縮させ、鳴々体
68が鳴奏される。また前記カム盤59の回動
で、昇降片62が昇降動されるとともに、ベルク
ランク31の回動を介して揺動アーム33が上下
回動され、これにより頭体支持枠19の縦軸24
を中心として頭体枠5が左右方向に回動される。
また前期入力歯車76の回動で、減速歯車機構
78及び連動歯車77を介してクランクシヤフト
75が減速回動され、このクランクアーム79の
回動でコイルスプリング81の牽引動作を介して
頸枠30のクランクシヤフト13が回動されると
ともに、前側支持アーム14かコイルスプリング
29に抗して次第に前下方に向つて下降回動さ
れ、かつこの前側支持アーム14の回動でこれに
同期して後側支持アーム16が連動されて前下方
に向つて下降回動される。またクランクシヤフト
75がさらに回動され、コイルスプリング81に
よるクランクシヤフト13のクランクアーム80
の牽引動作が弛緩されるとともに、頸枠30の伸
長されたコイルスプリング29の復帰力によつて
その前側支持アーム14が次第に上昇回動され、
かつ、この前側支持アーム14の回動でこれに同
期して後側支持アーム16が連動されて上昇回動
される。
したがつて、第3の連動歯車58及び入力歯車
76の回動で、玩具体1は立止つた状態において
頭体枠5を左右方向に回動しながら吠えつくよう
に鳴々しつつゆつくりとした動作で上下回動し、
かつ尾を振る如き動作を所定の間繰返し呈する。
つぎに、第1の連動歯車50と第2の連動歯車
51がさらに回動され、第2の連動歯車51の切
換爪53が第1の連動歯車50の切換長溝52内
に再び挿入すると、切換歯車54が第3の連動歯
車58及び入力歯車76との噛合から外れる一
方、第2の連動歯車51が再び中継歯車57に噛
合してこの中継歯車57が連動される。これによ
り、前記の場合と同様に玩具体1は頭体枠5を上
下及び左右方向に振るとともに鳴々する動作を停
止し、再び前進歩行動作に切換えられ、前進歩行
する動作を行う。
前記の場合において、すなわち磁気感応スイツ
チ体37のリードスイツチ35がオン動作された
後において、玩具体1の口部34から餌体82を
引き離しそのウインナー体84内の磁石体85の
磁力作用が磁気感応スイツチ体37の磁石体36
に及ばない位置まで引き離した場合にも、磁気感
応スイツチ体37のリードスイツチ35は、その
磁石体36の磁力作用によつてオン状態が引き続
き保持される。したがつて、玩具体1の口部34
から餌体82を除去しても玩具体1は前記各動作
を順次繰返し呈する。
つぎに、フオーク体83を上下反転し、餌体8
2ウインナー体84における嫌物体87を上向き
にした状態で、この餌体82を玩具体1の口部3
4に対して差出すと、そのウインナー体84の磁
石体85の極と玩具体1の磁気感応スイツチ体3
7の磁石体36の極とはS極相互あるいはN極相
互のように同極となり、その相互の反発し合う磁
力作用によつて、そのリードスイツチ35がオフ
動作され、このリードスイツチ35の開成動作に
よつて電動機39の動作が停止される。したがつ
てこれにより、メインスイツチSWのオン状態に
拘らず嫌物を避けるように玩具体1はその各動作
を全て停止する。また、この場合の磁気感応スイ
ツチ体37のリードスイツチ35のオフ状態は、
その磁石体36の磁力作用によつては作動されず
保持される。このようにメインスイツチSWを閉
成した状態で玩具体1の口部34に対して好物体
86の餌体82を差出した場合にはこの餌体82
に向つて前進歩行する如き動作状態を呈し、また
玩具体1の口部34から餌体82を除去した場合
にも引き続き前進歩行する動作を行い、そしてそ
の前進歩行動作の途中において、玩具体1の磁気
感応スイツチ体37に対して餌体82を近づける
と、その嫌物体87に応じるかのようにその相互
の磁石体36,85の磁力作用によつてリードス
イツチ35がオフ動作に切換え設定され、電動機
39の動作が停止され、これにより、玩具体1
は、設定された各種活動動作を停止するものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、玩具体の口部に対して餌体を
接近させると、餌体の磁石体の磁力作用によつて
口部内の磁気感応スイツチ体のリードスイツチを
確実にオン動作させることができ、これにより電
動機が作動されるとともに、玩具体は歩行動作
と、この歩行動作を停止して立止り、頭を振りな
がら鳴々する動作とを所定の間隔毎に切換えなが
らこれら動作を繰返し呈するものである。したが
つて動物に模した玩具体は餌体に反応して各種動
作を繰返し行うかの如く状態を呈するものであ
る。
また餌体の磁石体によつて制御される磁気感応
スイツチ体はリードスイツチと、このリードスイ
ツチの設定状態を保持する磁石体とにより構成し
たので、玩具体は餌体によつて設定された状態で
前記各種動作を連続的に行わせることができ、餌
体を常に接近させておく必要がないので、取扱い
が容易である。したがつて必要時において口部に
餌体を接近させることによつて玩具体の前記各種
動作を自動的に切換えながら連続動作させたり、
これを停止させることができるので餌によつて動
物が持ち芸を行うかの如く情感を呈し極めて興趣
深いものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
動物活動玩具の斜視図、第2図ないし第4図は同
上動作説明図、第5図は同上一方側の内部機構を
示す側面図、第6図は同上他方側の内部機構の一
部を示す側面図、第7図は同上頭体枠と餌体の関
係の平面図、第8図は同上内部機構の分解斜視
図、第9図は餌体の斜視図である。 1……玩具体、3……前脚枠、4……後脚枠、
5……頭体枠、30……頸枠、34……口部、3
5……リードスイツチ、36……磁石体、37…
…磁気感応スイツチ体、39……電動機、45…
…駆動歯車、59……カム盤、68……鳴々体、
71……クランクシヤフト、82……餌体、83
……フオーク体、84……ウインナー体、85…
…磁石体、86……好物体、87……嫌物体、8
8……歯車切換機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前脚枠及び後脚枠を前後動自在に設けるとと
    もに、頭体枠を回動自在に設けかつ鳴々体を設
    けた動物に模した玩具体と、この玩具体に対す
    る餌に模した餌体とを備え、前記玩具体は、機
    枠に電動機によつて回動される駆動歯車を回動
    自在に設け、この駆動歯車に噛合した歯車切換
    機構の回動によつて前記前脚枠及び後脚枠を前
    後動させるクランクシヤフトを回動自在に設
    け、前記歯車切換機構の切換動作回動によつて
    前記鳴々体を作動させるとともに前記頭体枠を
    左右方向に回動させるカム盤を回動自在に設
    け、前記歯車切換機構の切換動作回動によつて
    前記頭体枠を上下方向に回動させる頸枠を回動
    自在設け、前記頭体枠の口部内に前記電動機を
    制御するリードスイツチ及びこのリードスイツ
    チのオン・オフ状態を保持する磁石体からなる
    磁気感応スイツチ体を設け、前記餌体には前記
    磁気感応スイツチ体のリードスイツチをオン・
    オフ動作させる磁石体を埋設したことを特徴と
    する動物活動玩具。 (2) 餌体は、フオークに模したフオーク体とウイ
    ンナーに模したウインナー体とからなり、この
    ウインナー体の一側面部には動物が好む好物体
    が表示形成されているとともに、その他側面部
    には動物が嫌う嫌物体が表示形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の動物活動玩具。
JP5071887U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH042708Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000093663A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Takara Co Ltd 遊戯玩具

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JP2000093663A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Takara Co Ltd 遊戯玩具

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