JP4215301B2 - 釣上げ遊技玩具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、魚や海老、蛙等を模した形象玩具体を釣上げて楽しむ釣上げ遊技玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚を模した形象玩具体の口の部分に係止片やリング、或は永久磁石や磁性片を取り付け、この形象玩具体を床等に置いて釣竿にセットした釣糸の先端に取り付けた係止具、或は磁性片や永久磁石等の釣上具によって引っ掛けたり、磁力吸着させたりして釣上げる釣上げ遊技玩具が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来公知の釣上げ遊技玩具は、釣竿を操作して形象玩具体の口部に取り付けた係止片やリング、或は永久磁石や磁性片の部分へ係止具や磁性片或は永久磁石から成る釣上具を近づけて引っ掛け、或は磁力吸着させるまでは楽しむことができるが、床等に置いた形象玩具が動くわけではなく、釣上げた際に形象玩具体が何らかの動作をするわけでもないので、臨場感に欠けるきらいがあった。
【0004】
この発明の目的は、形象玩具体を水中に浮べ、該形象玩具体が釣糸の先端に取り付けた釣上具にかかった時に、該形象玩具体の全部或は一部が揺動したり或は振動したりして、実際の釣上げ動作の時と同じような臨場感を与えてくれることのできる釣上げ遊技玩具を提供せんとするにある。
【0005】
この発明の次の目的は、形象玩具体を水中に浮べてゆっくりと移動させ、該形象玩具体が釣糸の先端に取り付けた釣上具にかかった時に該形象玩具体の全部或は一部がより激しく揺動したり振動したりして、より一層臨場感を与え興趣を湧かせてくれることのできる釣上げ遊技玩具を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するためにこの発明は、釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセットした釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げられる魚等の形象玩具体から成り、この形象玩具体の内部に、電源と、この電源によって駆動される駆動源と、この駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部を揺動或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動スイッチ手段とを設け、この作動スイッチ手段を、手動によって操作させるスイッチレバーを介してON、OFFされ低い電圧で前記駆動源を駆動させる第1のスイッチ部と、前記釣糸に取り付けた釣上具によってONされ、高い電圧で前記駆動源を駆動させる第2のスイッチ部とで構成すると共に、前記電源を収納させた電池ケースと、前記駆動源と、前記作動スイッチ手段のスイッチ部を水密状態としたことを特徴とする。
【0007】
その際にこの発明は、上記いずれの場合にも形象玩具体を魚に模した形態のものとし、作動機構を介して尾ビレを揺動させる動作と口部を開閉する動作を行えるように構成したり、尾ビレと口部の運動系に、該尾ビレや口部を押えた際に駆動源からの駆動力が前記尾ビレや口部に伝達されないようにするクラッチ機構を設けたりすることができる。
【0008】
この発明はさらに、形象玩具体の目の部分に光源を取り付けたり、或は形象玩具体を魚を模した形態のものとし、ヒレ部が同時に舵部となるように構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面はこの発明の一実施の形態を示し、図1において、1は玩具の釣竿、2はそのリール、3はこのリール2に巻かれて釣竿1にセットされた釣糸である。この釣糸3の先端には永久磁石或は磁性片4aを取り付けた小魚を模した釣上具4が取り付けられている。5は釣上具4と釣糸3を介して釣竿1によって釣り上げられる魚を模した形象玩具体である。尚、釣糸3はリール2を介さないで直接に釣竿1の先端に取り付けられても良い。また、釣竿やリール、釣糸等は玩具のものに限定されない。手作り、或は一般に市販されているものを用いることができる。そして、釣上具4は全体が磁性片或は永久磁石であっても良く、又は釣上具4の全体或は一部が係止具であっても良い。
【0010】
形象玩具体5は、とくに図2に示したように、外殻5aを縦方向に割って接合させた一対のボート状体5b,5cとから成る。尾ビレ6は外殻5aより分離独立しており、図3乃至図5に示したように、その一部を外殻5aの尾部に設けた挿通孔5dより内部へ挿入させ、挿入部分の上下に設けた突起6a,6bを外殻5aに設けた軸受孔5g,5gと係合させることにより,外殻5aの尾部に揺動可能に取り付けられている。この形象玩具体も魚に限定されない。それはザリガニ、海老、蛙等さまざまなものの形象玩具体であり得る。
【0011】
以下、形象玩具体5の内部構造を図2乃至図8に基づいて説明する。図面において、7は形象玩具体5内部に収装された電池ケース、8はこの電池ケース7内へ収納される例えば3本の単三電池8a,8b,8cから成る電源であり、9は取付ビス9a,9aによって電池ケース7へ取り付けられるケース蓋である。尚、電池8a,8b,8cは繰り返し充電可能なバッテリーとしても良い。また、電池ケース7とケース蓋9との間は、該ケース蓋9内に設置したパッキング9dにより水密状態にシールされるようにし、電池ケース7内部へ水が浸入しないようになっている。電池ケース7は形象玩具体5の外殻5aの腹部内に収納されてビス9b,9bによってボート状体5bへ固着され、ケース蓋9は同時に腹部の外殻5aの一部を形成している。ケース蓋9には同時に腹ビレを構成する舵部9cが、とくに図6に示したように摩擦回動可能に取り付けられている。
【0012】
10は駆動源としての駆動モータ16の作動スイッチ手段を構成する第1のスイッチ部であり、固定接点10aと回動接点片10bから成り、全体を軟質の合成樹脂製の袋体、好ましくは軟質ゴム製の袋体11によって、内部へ水が浸入しないように覆われている。尚、この第1のスイッチ部10の構造は実施の形態のもにに限定されない。リーフスイッチを始めとするさまざまな公知構成のスイッチを用いることができる。12はもう一つの腹ビレを構成する第1のスイッチ部10のスイッチ作動片であり、その係止片12aをボート状体5b,5cの接合部と係合させることによって、形象玩具体5の尾部5e側の腹部に摺動可能に取り付けられ、その係止部12bで回動接点片10bを軟質ゴム袋体11の一部と一緒に係止させている。尚、13は第1のスイッチ部10の基板、13aは袋体11の押え用枠体、13bは取付ビスである。13cは回動接点片10bを基板13へ取り付ける取付ビス、13dはEリングである。
【0013】
14は駆動源としての駆動モータ16のもう一の作動スイッチ手段を構成する第2のスイッチ部であり、弾性を有する固定接点片14aと、同じく弾性を有する一対の可動接点片14b,14cから成り、可動接点片14bと14cは常に接触状態にある。そして、この第2のスイッチ部14も軟質の合成樹脂製袋体、好ましくは軟質ゴム製の袋体15によって内部へ水が浸入しないように覆われている。尚、17は第2のスイッチ部14の基板、17aは袋体15の押え用枠体、17bは取付ビス、17cは各接点片14a、14b、14cを基板17へ取り付けるビスである。
【0014】
駆動源の一例としての駆動モータ16は、ボート状体5b内に突設した支柱に取付ビス16aを介して固定されており、この駆動モータ16は、水中モータとし、内部に水が浸入しない構造となっている。尚、この駆動モータ16はこれを振動モータとして、形象玩具体5を振動させるように構成することもできる。
【0015】
18a,18bは大小の発泡スチロール製のフロート体である。このフロート体18a,18bは形象玩具体5の浮揚力を増大させるものであり、同時に緩衝作用により内部機構を外部からの衝撃より保護する役目を持っている。形象玩具体5は、このフロート体18a,18bによって、どの程度水に浮ぶかが決定される。形象玩具体5の背部は水上に浮び、或は水中に没する場合がある。また、形象玩具体5は横に倒れた状態である場合もあるし、形象玩具体本来の形で水上或は水中にある場合もある。19は外殻5aのボート状体5b内に設けられたギア式の第1の減速機構であり、取付ビス19aによって取り付けられたギアケース20内に設置されている。このギア式減速機構19は、とくに図8に示したように、駆動モータ16の回転軸に取り付けられた第1ギア21と、この第1ギア21と噛合する第2ギア22と、この第2ギア22と噛合する第3ギア23と、この第3ギア23と噛合する第4ギア24から成る。この第4ギア24は、外殻5aの長手方向に延びる中央回転シャフト25に回転自在に軸支されており、クラッチ機構26を介して中央回転シャフト25へ駆動力を伝達する仕組みとなっている。
【0016】
このクラッチ機構26は、同じく図8に詳しく示したように、第4ギア24の一側面にリング状に配置した第1凹凸部24aと、この第1凹凸部24aに対向した面に同じく第2凹凸部27aを設けて中央回転シャフト25に固着された伝達円盤27と、第4ギア24を伝達円盤27側へ押圧すべく中央シャフト25に環巻きさせつつギアケース20と該第4ギア24との間に弾設したコンプレッションスプリング28から構成されている。
【0017】
中央回転シャフト25は、ボート状体5b内に設けた支承部材29に回転自在に支承されており、形象玩具体5の尾部5e側に位置する端部にクランク車30が取り付けられている。このクランク車30の外周部近くに取り付けた作動ピン31は、尾ビレ6が外殻5a内へ挿入された部分に突設された揺動片6cに設けた長孔6dと係合している。
【0018】
中央回転シャフト25の他端部には、駆動ギア32が取り付けられ、この駆動ギア32は、ボート状体5bに取り付けたギアケース33に設けられたギア式の第2の減速機構34の減速ギア35と噛合している。この第2減速機構34は、形象玩具体5の口部5fに揺動可能に軸支させた下顎部36を揺動させる揺動手段37を動作させるもので、この揺動手段37は、減速ギア35によって回転させられるクランク車38と、このクランク車38の外周近くに設けた作動ピン39と、この作動ピン39と係合する係合片40aを有し下顎部36より突設した弾性を有する作動片40とで構成されている。また、弾性を有する係合片40aとクランク車38の作動ピン39との係合は、両者間に無理な力が加わると、作動片40が撓んで逃げて、クランク車38の力は作動片40へ伝達されないので、これによってクラッチ機構が構成されている。
【0019】
次に、形象玩具体5の両目の部分には、透孔5h,5iが設けられ、この透孔5h,5i内に後述する発光ダイオードを水密状態で収納させた目部43a,43bが嵌入されている。この目部43a,43aは、支持部材42によって外殻5a内部に固定されている。
【0020】
図9は駆動モータ16の駆動回路の一例を示し、指示記号8a,8b,8cが電池ケース7内に水密状態で収納されている電源8を構成する電池であり、10が第1のスイッチ部、14が第2のスイッチ部である。この第1のスイッチ部10と第2のスイッチ部14で作動スイッチ手段を構成している。尚、41,41が発光ダイオード、16が駆動モータである。
【0021】
そして、44が第2のスイッチ部14の可動接点片14bを動作させるスイッチレバーであり、その先端には永久磁石45が取り付けられ、この永久磁石45を上顎部46に設けた透孔46aより露出させている。尚、このスイッチレバー44の先端に取り付けるのは、釣上具4に永久磁石を用いた場合には、磁性片であっても良く、釣上具4の全部或は一部を係止具或はリングとして場合には、係止片或はリングであっても良い。その他、取付ビス47,47は、各ボート状体5b,5c同士を固定するためのものであるが、図示したものに限定されない。
【0022】
さらに、形象玩具体5を揺動或は振動する部分は図示の尾ビレ6に限定されない。それは背ビレ48,49や図示してない胸ビレである場合もあるし、形象玩具体全体をくねらせたり、振動させたりするように構成することも可能である。さらに、上記の実施の形態の第2のスイッチ部14は、スイッチレバー44を介して可動接点片14bを揺動させる構成としたが、可動接点片14bを直接に形象玩具体5の口部5fより露出させ、磁石吸着或は係止手段によって動作させるようにしても良い。
【0023】
次に、使用方法について説明すると、まず、形状玩具体5をビニールプール、洗濯用タライ、或は浴槽等に水を張って浮べる。すると、該形象玩具体5内部へは水が浸入するが、発泡スチロール製のフロート体18a,18bの助けを借りて形象玩具体5は水中に浮ぶことができる。その際は水が電池ケース7や駆動モータ16及びスイッチ作動手段の各スイッチ部10,14内へ浸入することがない。
【0024】
こうしておいて、第1のスイッチ部10をスイッチ作動片12を摺動させてONさせると、駆動モータ16は当初図9に示したように、電池8a1本だけの低い電圧によって駆動され、尾ビレ6をゆっくりと左右に動かし、下顎部36を上下させて口部5fをパクパクさせつつ水中或は水上を泳ぎ出す。この際に、目部43a,43bの発光ダイオード41,41を点灯或は点滅させたりすることは任意である。また、その際に、舵部9cを一方向へひねっておくと、これが舵となってそのひねった角度に対応する円を描いて形象玩具体5は水上をゆっくりと回泳することになる。
【0025】
そこで、釣竿1を片手に持って、もう一方の片手でリール2を操作して釣糸3をたらし、その先端に取り付けた釣上具4を形象玩具体5のぱくぱくさせている口部5fに近づけその内部へ導くと、釣上具4の磁性片4aとスイッチレバー44の永久磁石45とが磁石吸着力によってくっつき、その際にスイッチレバー44が揺動してその作動片44aで可動接点片14bを袋体15を介して押圧するので、可動接点片14bは、もう一方の可動接点片14cと接触した状態で、固定接点片14aと接触することになることから、図10に示したように、駆動モータ16には電源8の電池8b,8cの電圧がさらに加わることになるので、より高速に回転することになる。尚、この際に、目部43a,43bの発光ダイオード41,41を点灯、或は点滅させ、或は既に点灯、点滅しているものの輝度をさらに高めるように構成することは任意である。
【0026】
このことにより、尾ビレ6はより一層激しく揺動することとなり、その振動が釣糸3と釣竿1を介して、遊技者の手許に届き、これを釣り上げることにより、実際に魚を釣り上げたような手許に伝わるブルブルとした感覚と重量感を伴う真に迫った疑似体験を遊技者に与えることができるものである。
【0027】
釣り上げた形象玩具体5の口部より釣上具4を外すと、つまり、スイッチレバー44の永久磁石45と、釣上具4の磁性片4aの間の磁力吸着を解離させると、スイッチレバー44は可動接点片14bの弾力により元位置に戻り、駆動モータ16への電流の供給は一部遮断される。しかし、第1のスイッチ部10は今だON状態であり、形象玩具体5の尾ビレ6と下顎部36は揺動しているが、第1のスイッチ部10をスイッチ作動片12を操作することによりOFFさせると、駆動モータ16は完全に停止する。尚、以上のスイッチを切る順序は逆であっても良い。また、スイッチレバー44を元位置へ戻すのに可動接点片14bの弾力を利用せず、つる巻きバネ、板バネ等の公知弾性手段を用いてスイッチレバー44を一方向へ揺動附勢させても良い。
【0028】
次に、釣り上げて激しく揺動或は振動している形象玩具体5を手に持った際に、その振動によりうっかり落としたり、或は口部で手を挟む恐れがあるが、尾ビレ6は、これを手で持つと、その制動力はクラッチ機構26へ伝わり、第4ギア24と伝達円盤27との間の凹凸嵌合が、コンプレッションスプリング28の押圧力に抗して外れてクラッチが切れた状態になるので、尾ビレ6は停止し、かつ、無理な力が駆動モータ16へ加わることがない。
【0029】
また、口部5fにあっても、下顎部36を押えると、その作動片40に加えられるクランク車38の回転力は、該作動片40の弾力によって逃がされ伝達されないので、クラッチが切れた状態となり手を挟んだり、或は無理な力が駆動モータ16へ加えられることはない。
【0030】
尚、以上の説明は、駆動モータ16へ加えられる電圧を、第1のスイッチ部10と第2のスイッチ部14によって2段階に分けることができる例について説明したが、第1のスイッチ部10を省略して、第2のスイッチ部14のみとしても良い。この場合には形象玩具体5は釣り上げられるまで、水上に浮んで何らの動作もしないが、釣り上げた瞬間に形象玩具体5は激しく動くので、遊技者に充分な満足を与えることが可能である。
【0031】
以上の実施の形態では、形象玩具体5を釣り上げるのに磁石吸着を利用したが、形象玩具体5の第2のスイッチ部14を動作させるスイッチレバー44や可動接点片14bへ係止片や係止リングを取り付け、釣糸3の先端に取り付けた釣上具4でこの係止片や係止リングを引っ掛けて釣上げ、その際にスイッチレバー44や可動接点片14bを揺動させて該可動接点片14bが固定接点片14aとが接触するように構成しても良いことは説明した。また、磁気センサーによって、駆動モータ16をONさせるように構成することも可能である。さらに形象玩具体5は魚を模したものに限定されず、蛙や亀、海老等さまざまな動物の形象玩具体とすることができる。また、釣上具4の方へ永久磁石を取り付けた場合は、スイッチレバー44の永久磁石45は、永久磁石又は磁性片或は磁気センサーとなり、釣上具4の側を磁性片とした場合には、スイッチレバー44のものは永久磁石となるものである。つまり、指示記号4と45は双方を永久磁石とすることができ、一方を永久磁石とし、他方を磁性片とすることができるものである。
【0032】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0033】
請求項1のように構成すると、形象玩具体を水の上に浮べて、釣竿を用いて釣糸の先端に取り付けられた釣上具を形象玩具体へ近づけ、釣上具で形象玩具体を釣り上げると、該形象玩具体が激しく揺動或は振動することにより、実際の釣りで魚等を釣り上げた時と同じような重量感とブルブル感が手許に伝わるので、実際の釣りと同じような疑似体験を、臨場感と共に遊技者へ与えることができるという効果を奏することができた上で、水に浮べた状態で第1のスイッチ部をONさせると、形象玩具体は水上を泳ぎ出し、より臨場感を盛り上げることができ、釣り上げる際の難易度が高まる上に、釣り上げた際に第2のスイッチ部がONされることになり、より強く形象玩具体を揺動或は振動させることができるので、実際に魚を釣り上げるのと同様な感触を遊技者に与え、興趣を湧かしむることができるという効果を奏し得る。
【0034】
請求項2のように構成すると、形象玩具体が水中を泳ぎながら口部を開閉させるので、臨場感を高めることができ、これを釣り上げる難易度が増大して、興趣を増すことができるものである。
【0035】
請求項3のように構成すると、クラッチ機構により揺動する尾ビレや口部を手で押えた際に、尾ビレや口部の動きが停止するので、誤って落としたり、手を挟んだりするのを防止できると共に、駆動モータや駆動力伝達機構に無理な力が加わることがないという効果を奏し得る。
【0036】
請求項4のように構成すると、形象玩具体の目部が光るので、より興趣を湧かしむる効果がある。
【0037】
請求項5のように構成すると、水上の浮べた形象玩具体は、舵部によって、任意の円を描いて回転するので、形象玩具体が、ビニールプールや洗濯用タライ、或は浴槽の縁に当って停止して、興趣をそいでしまう心配がないという効果を奏し得る。
【0038】
請求項6のように構成すると、形象玩具体が実際の魚のように水中を口をぱくぱくさせて泳がせることができるので、さらに臨場感を高め、興趣を湧かしむることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る釣上げ遊技玩具の全体構成を示す説明図である。
【図2】 この発明に係る形象玩具体の分解斜視図である。
【図3】 この発明に係る形象玩具体の内部構造の要部を示す斜視図である。
【図4】 この発明に係る形象玩具体の内部構造の要部を示す正面図である。
【図5】 電池ケース部分の断面図である。
【図6】 第1のスイッチ部の部分の動作説明図である。
【図7】 第2のスイッチ部の部分の動作説明図である。
【図8】 第1の減速機構とクラッチ機構の部分の説明図である。
【図9】 駆動モータの駆動回路図である。
【符号の説明】
1 釣竿
3 釣糸
4 釣上具
5 形象玩具体
5a 外殻
5e 尾部
5f 口部
6 尾ビレ
7 電池ケース
8 電源
9 ケース蓋
9c 舵部
9d パッキング
10 第1のスイッチ部(作動スイッチ手段)
10a 固定接点
10b 回動接点片
11 袋体
12 スイッチ作動片
14 第2のスイッチ部(作動スイッチ手段)
14a 固定接点片
14b,14c 可動接点片
15 袋体
16 駆動モータ
19 第1の減速機構
25 中央回転シャフト
26 クラッチ機構
27 伝達ギア
28 コンプレッションスプリング
30 クランク車
32 駆動ギア
34 第2の減速機構
36 下顎部
37 揺動手段
38 クランク車
40 作動片
41 発光ダイオード
43a,43b 目部
44 スイッチレバー
45 永久磁石

Claims (6)

  1. 釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセットした釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げられる魚等の形象玩具体から成り、この形象玩具体の内部に、電源と、この電源によって駆動される駆動源と、この駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部を揺動或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動スイッチ手段とを設け、この作動スイッチ手段を、手動によって操作させるスイッチレバーを介してON、OFFされ低い電圧で前記駆動源を駆動させる第1のスイッチ部と、前記釣糸に取り付けた釣上具によってONされ、高い電圧で前記駆動源を駆動させる第2のスイッチ部とで構成すると共に、前記電源を収納させた電池ケースと、前記駆動源と、前記作動スイッチ手段のスイッチ部を水密状態としたことを特徴とする、釣上げ遊技玩具。
  2. 形象玩具体を魚に模した形態のものとし、前記作動機構によって揺動或は振動させる部分を、尾ビレと口部としたことを特徴とする、請求項1に記載の釣上げ遊技玩具。
  3. 尾ビレと口部の運動系に、該尾ビレや口部を押えた際に駆動源からの駆動力が前記尾ビレや口部に伝達されないようにするクラッチ機構を設けたことを特徴とする、請求項2に記載の釣上げ遊技玩具。
  4. 形象玩具体の目の部分に光源を取り付けたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の釣上げ遊技玩具。
  5. 形象玩具体を魚を模した形態のものとし、ヒレ部を手動で動かすことができるように構成することにより、当該ヒレ部が同時に舵部となるように成したことを特徴とする、請求項1に記載の釣上げ遊技玩具。
  6. 形象玩具体が魚を模したものであり、前記作動機構によって揺動させる部分が尾ビレと口部の下顎部であることを特徴とする、請求項1に記載の釣上げ遊技玩具。
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