JP2000042243A - 釣上げ遊技玩具 - Google Patents

釣上げ遊技玩具

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JP2000042243A
JP2000042243A JP10218260A JP21826098A JP2000042243A JP 2000042243 A JP2000042243 A JP 2000042243A JP 10218260 A JP10218260 A JP 10218260A JP 21826098 A JP21826098 A JP 21826098A JP 2000042243 A JP2000042243 A JP 2000042243A
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toy
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 形象玩具体が釣糸の先端に取り付けた釣上具
にかかった時に、該形象玩具体の全部或は一部がより激
しく揺動したり或は振動したりして、実際の釣上げ動作
の時と同じような臨場感を与えてくれる。 【解決手段】 釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセットし
た釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げられ
る魚等の形象玩具体から成り、この形象玩具体の内部
に、電源8と、この電源8によって駆動される駆動源
と、この駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部
を揺動或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動ス
イッチ10手段とを設け、この作動スイッチ手段を、手
動によって操作させるスイッチレバー44を介してO
N、OFFされ低い電圧で前記駆動源を駆動させる第1
のスイッチ部10と、前記釣糸に取り付けた釣上具によ
ってONされ、高い電圧で前記駆動源を駆動させる第2
のスイッチ部14とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚や海老、蛙等
を模した形象玩具体を釣上げて楽しむ釣上げ遊技玩具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚を模した形象玩具体の口の部分
に係止片やリング、或は永久磁石や磁性片を取り付け、
この形象玩具体を床等に置いて釣竿にセットした釣糸の
先端に取り付けた係止具、或は磁性片や永久磁石等の釣
上具によって引っ掛けたり、磁力吸着させたりして釣上
げる釣上げ遊技玩具が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来公知の釣上げ
遊技玩具は、釣竿を操作して形象玩具体の口部に取り付
けた係止片やリング、或は永久磁石や磁性片の部分へ係
止具や磁性片或は永久磁石から成る釣上具を近づけて引
っ掛け、或は磁力吸着させるまでは楽しむことができる
が、床等に置いた形象玩具が動くわけではなく、釣上げ
た際に形象玩具体が何らかの動作をするわけでもないの
で、臨場感に欠けるきらいがあった。
【0004】この発明の目的は、形象玩具体を水中に浮
べ、該形象玩具体が釣糸の先端に取り付けた釣上具にか
かった時に、該形象玩具体の全部或は一部が揺動したり
或は振動したりして、実際の釣上げ動作の時と同じよう
な臨場感を与えてくれることのできる釣上げ遊技玩具を
提供せんとするにある。
【0005】この発明の次の目的は、形象玩具体を水中
に浮べてゆっくりと移動させ、該形象玩具体が釣糸の先
端に取り付けた釣上具にかかった時に該形象玩具体の全
部或は一部がより激しく揺動したり振動したりして、よ
り一層臨場感を与え興趣を湧かせてくれることのできる
釣上げ遊技玩具を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセッ
トした釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げ
られる魚等の形象玩具体とから成り、この形象玩具体の
内部に、電源と、この電源によって駆動される駆動源
と、この駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部
を揺動或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動ス
イッチ手段とを設け、この作動スイッチ手段を前記釣糸
に取り付けた釣上具によってオンさせるように構成する
と共に、前記電源を収納させた電池ケースと、前記駆動
源と、前記作動スイッチ手段のスイッチ部を水密状態と
したことを特徴とする。
【0007】この発明はまた、釣竿と、水中に浮べ前記
釣竿にセットした釣糸の先端に取り付けた釣上具によっ
て釣り上げられる魚等の形象玩具体から成り、この形象
玩具体の内部に、電源と、この電源によって駆動される
駆動源と、この駆動源によって前記形象玩具体の全部或
は一部を揺動或は振動させる作動機構と、前記駆動源の
作動スイッチ手段とを設け、この作動スイッチ手段を、
手動によって操作させるスイッチレバーを介してON、
OFFされ低い電圧で前記駆動源を駆動させる第1のス
イッチ部と、前記釣糸に取り付けた釣上具によってON
され、高い電圧で前記駆動源を駆動させる第2のスイッ
チ部とで構成すると共に、前記電源を収納させた電池ケ
ースと、前記駆動源と、前記作動スイッチ手段のスイッ
チ部を水密状態としたことを特徴とする。
【0008】その際にこの発明は、上記いずれの場合に
も形象玩具体を魚に模した形態のものとし、駆動源を介
して尾ビレを揺動させる動作と口部を開閉する動作を行
えるように構成したり、尾ビレと口部の運動系に、該尾
ビレや口部を押えた際に駆動源からの駆動力が前記尾ビ
レや口部に伝達されないようにするクラッチ機能を設け
たりすることができる。
【0009】この発明はさらに、形象玩具体の目の部分
に光源を取り付けたり、或は形象玩具体を魚を模した形
態のものとし、ヒレ部が同時に舵部となるように構成す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図面はこの発明の一実施の形態を
示し、図1において、1は玩具の釣竿、2はそのリー
ル、3はこのリール2に巻かれて釣竿1にセットされた
釣糸である。この釣糸3の先端には永久磁石或は磁性片
4aを取り付けた小魚を模した釣上具4が取り付けられ
ている。5は釣上具4と釣糸3を介して釣竿1によって
釣り上げられる魚を模した形象玩具体である。尚、釣糸
3はリール2を介さないで直接に釣竿1の先端に取り付
けられても良い。また、釣竿やリール、釣糸等は玩具の
ものに限定されない。手作り、或は一般に市販されてい
るものを用いることができる。そして、釣上具4は全体
が磁性片或は永久磁石であっても良く、又は釣上具4の
全体或は一部が係止具であっても良い。
【0011】形象玩具体5は、とくに図2に示したよう
に、外殻5aを縦方向に割って接合させた一対のボート
状体5b,5cとから成る。尾ビレ6は外殻5aより分
離独立しており、図3乃至図5に示したように、その一
部を外殻5aの尾部に設けた挿通孔5dより内部へ挿入
させ、挿入部分の上下に設けた突起6a,6bを外殻5
aに設けた軸受孔5g,5gと係合させることにより,
外殻5aの尾部に揺動可能に取り付けられている。この
形象玩具体も魚に限定されない。それはザリガニ、海
老、蛙等さまざまなものの形象玩具体であり得る。
【0012】以下、形象玩具体5の内部構造を図2乃至
図8に基づいて説明する。図面において、7は形象玩具
体5内部に収装された電池ケース、8はこの電池ケース
7内へ収納される例えば3本の単三電池8a,8b,8
cから成る電源であり、9は取付ビス9a,9aによっ
て電池ケース7へ取り付けられるケース蓋である。尚、
電池8a,8b,8cは繰り返し充電可能なバッテリー
としても良い。また、電池ケース7とケース蓋9との間
は、該ケース蓋9内に設置したパッキング9dにより水
密状態にシールされるようにし、電池ケース7内部へ水
が浸入しないようになっている。電池ケース7は形象玩
具体5の外殻5aの腹部内に収納されてビス9b,9b
によってボート状体5bへ固着され、ケース蓋9は同時
に腹部の外殻5aの一部を形成している。ケース蓋9に
は同時に腹ビレを構成する舵部9cが、とくに図6に示
したように摩擦回動可能に取り付けられている。
【0013】10は駆動源としての駆動モータ16の作
動スイッチ手段を構成する第1のスイッチ部であり、固
定接点10aと回動接点片10bから成り、全体を軟質
の合成樹脂製の袋体、好ましくは軟質ゴム製の袋体11
によって、内部へ水が浸入しないように覆われている。
尚、この第1のスイッチ部10の構造は実施の形態のも
にに限定されない。リーフスイッチを始めとするさまざ
まな公知構成のスイッチを用いることができる。12は
もう一つの腹ビレを構成する第1のスイッチ部10のス
イッチ作動片であり、その係止片12aをボート状体5
b,5cの接合部と係合させることによって、形象玩具
体5の尾部5e側の腹部に摺動可能に取り付けられ、そ
の係止部12bで回動接点片10bを軟質ゴム袋体11
の一部と一緒に係止させている。尚、13は第1のスイ
ッチ部10の基板、13aは袋体11の押え用枠体、1
3bは取付ビスである。13cは回動接点片10bを基
板13へ取り付ける取付ビス、13dはEリングであ
る。
【0014】14は駆動源としての駆動モータ16のも
う一の作動スイッチ手段を構成する第2のスイッチ部で
あり、弾性を有する固定接点片14aと、同じく弾性を
有する一対の可動接点片14b,14cから成り、可動
接点片14bと14cは常に接触状態にある。そして、
この第2のスイッチ部14も軟質の合成樹脂製袋体、好
ましくは軟質ゴム製の袋体15によって内部へ水が浸入
しないように覆われている。尚、17は第2のスイッチ
部14の基板、17aは袋体15の押え用枠体、17b
は取付ビス、17cは各接点片14a、14b、14c
を基板17へ取り付けるビスである。
【0015】駆動源の一例としての駆動モータ16は、
ボート状体5b内に突設した支柱に取付ビス16aを介
して固定されており、この駆動モータ16は、水中モー
タとし、内部に水が浸入しない構造となっている。尚、
この駆動モータ16はこれを振動モータとして、形象玩
具体5を振動させるように構成することもできる。
【0016】18a,18bは大小の発泡スチロール製
のフロート体である。このフロート体18a,18bは
形象玩具体5の浮揚力を増大させるものであり、同時に
緩衝作用により内部機構を外部からの衝撃より保護する
役目を持っている。形象玩具体5は、このフロート体1
8a,18bによって、どの程度水に浮ぶかが決定され
る。形象玩具体5の背部は水上に浮び、或は水中に没す
る場合がある。また、形象玩具体5は横に倒れた状態で
ある場合もあるし、形象玩具体本来の形で水上或は水中
にある場合もある。19は外殻5aのボート状体5b内
に設けられたギア式の第1の減速機構であり、取付ビス
19aによって取り付けられたギアケース20内に設置
されている。このギア式減速機構19は、とくに図8に
示したように、駆動モータ16の回転軸に取り付けられ
た第1ギア21と、この第1ギア21と噛合する第2ギ
ア22と、この第2ギア22と噛合する第3ギア23
と、この第3ギア23と噛合する第4ギア24から成
る。この第4ギア24は、外殻5aの長手方向に延びる
中央回転シャフト25に回転自在に軸支されており、ク
ラッチ機構26を介して中央回転シャフト25へ駆動力
を伝達する仕組みとなっている。
【0017】このクラッチ機構26は、同じく図8に詳
しく示したように、第4ギア24の一側面にリング状に
配置した第1凹凸部24aと、この第1凹凸部24aに
対向した面に同じく第2凹凸部27aを設けて中央回転
シャフト25に固着された伝達円盤27と、第4ギア2
4を伝達円盤27側へ押圧すべく中央シャフト25に環
巻きさせつつギアケース20と該第4ギア24との間に
弾設したコンプレッションスプリング28から構成され
ている。
【0018】中央回転シャフト25は、ボート状体5b
内に設けた支承部材29に回転自在に支承されており、
形象玩具体5の尾部5e側に位置する端部にクランク車
30が取り付けられている。このクランク車30の外周
部近くに取り付けた作動ピン31は、尾ビレ6が外殻5
a内へ挿入された部分に突設された揺動片6cに設けた
長孔6dと係合している。
【0019】中央回転シャフト25の他端部には、駆動
ギア32が取り付けられ、この駆動ギア32は、ボート
状体5bに取り付けたギアケース33に設けられたギア
式の第2の減速機構34の減速ギア35と噛合してい
る。この第2減速機構34は、形象玩具体5の口部5f
に揺動可能に軸支させた下顎部36を揺動させる揺動手
段37を動作させるもので、この揺動手段37は、減速
ギア35によって回転させられるクランク車38と、こ
のクランク車38の外周近くに設けた作動ピン39と、
この作動ピン39と係合する係合片40aを有し下顎部
36より突設した弾性を有する作動片40とで構成され
ている。また、弾性を有する係合片40aとクランク車
38の作動ピン39との係合は、両者間に無理な力が加
わると、作動片40が撓んで逃げて、クランク車38の
力は作動片40へ伝達されないので、これによってクラ
ッチ機構が構成されている。
【0020】次に、形象玩具体5の両目の部分には、透
孔5h,5iが設けられ、この透孔5h,5i内に後述
する発光ダイオードを水密状態で収納させた目部43
a,43bが嵌入されている。この目部43a,43a
は、支持部材42によって外殻5a内部に固定されてい
る。
【0021】図9は駆動モータ16の駆動回路の一例を
示し、指示記号8a,8b,8cが電池ケース7内に水
密状態で収納されている電源8を構成する電池であり、
10が第1のスイッチ部、14が第2のスイッチ部であ
る。この第1のスイッチ部10と第2のスイッチ部14
で作動スイッチ手段を構成している。尚、41,41が
発光ダイオード、16が駆動モータである。
【0022】そして、44が第2のスイッチ部14の可
動接点片14bを動作させるスイッチレバーであり、そ
の先端には永久磁石45が取り付けられ、この永久磁石
45を上顎部46に設けた透孔46aより露出させてい
る。尚、このスイッチレバー44の先端に取り付けるの
は、釣上具4に永久磁石を用いた場合には、磁性片であ
っても良く、釣上具4の全部或は一部を係止具或はリン
グとして場合には、係止片或はリングであっても良い。
その他、取付ビス47,47は、各ボート状体5b,5
c同士を固定するためのものであるが、図示したものに
限定されない。
【0023】さらに、形象玩具体5を揺動或は振動する
部分は図示の尾ビレ6に限定されない。それは背ビレ4
8,49や図示してない胸ビレである場合もあるし、形
象玩具体全体をくねらせたり、振動させたりするように
構成することも可能である。さらに、上記の実施の形態
の第2のスイッチ部14は、スイッチレバー44を介し
て可動接点片14bを揺動させる構成としたが、可動接
点片14bを直接に形象玩具体5の口部5fより露出さ
せ、磁石吸着或は係止手段によって動作させるようにし
ても良い。
【0024】次に、使用方法について説明すると、ま
ず、形状玩具体5をビニールプール、洗濯用タライ、或
は浴槽等に水を張って浮べる。すると、該形象玩具体5
内部へは水が浸入するが、発泡スチロール製のフロート
体18a,18bの助けを借りて形象玩具体5は水中に
浮ぶことができる。その際は水が電池ケース7や駆動モ
ータ16及びスイッチ作動手段の各スイッチ部10,1
4内へ浸入することがない。
【0025】こうしておいて、第1のスイッチ部10を
スイッチ作動片12を摺動させてONさせると、駆動モ
ータ16は当初図9に示したように、電池8a1本だけ
の低い電圧によって駆動され、尾ビレ6をゆっくりと左
右に動かし、下顎部36を上下させて口部5fをパクパ
クさせつつ水中或は水上を泳ぎ出す。この際に、目部4
3a,43bの発光ダイオード41,41を点灯或は点
滅させたりすることは任意である。また、その際に、舵
部9cを一方向へひねっておくと、これが舵となってそ
のひねった角度に対応する円を描いて形象玩具体5は水
上をゆっくりと回泳することになる。
【0026】そこで、釣竿1を片手に持って、もう一方
の片手でリール2を操作して釣糸3をたらし、その先端
に取り付けた釣上具4を形象玩具体5のぱくぱくさせて
いる口部5fに近づけその内部へ導くと、釣上具4の磁
性片4aとスイッチレバー44の永久磁石45とが磁石
吸着力によってくっつき、その際にスイッチレバー44
が揺動してその作動片44aで可動接点片14bを袋体
15を介して押圧するので、可動接点片14bは、もう
一方の可動接点片14cと接触した状態で、固定接点片
14aと接触することになることから、図10に示した
ように、駆動モータ16には電源8の電池8b,8cの
電圧がさらに加わることになるので、より高速に回転す
ることになる。尚、この際に、目部43a,43bの発
光ダイオード41,41を点灯、或は点滅させ、或は既
に点灯、点滅しているものの輝度をさらに高めるように
構成することは任意である。
【0027】このことにより、尾ビレ6はより一層激し
く揺動することとなり、その振動が釣糸3と釣竿1を介
して、遊技者の手許に届き、これを釣り上げることによ
り、実際に魚を釣り上げたような手許に伝わるブルブル
とした感覚と重量感を伴う真に迫った疑似体験を遊技者
に与えることができるものである。
【0028】釣り上げた形象玩具体5の口部より釣上具
4を外すと、つまり、スイッチレバー44の永久磁石4
5と、釣上具4の磁性片4aの間の磁力吸着を解離させ
ると、スイッチレバー44は可動接点片14bの弾力に
より元位置に戻り、駆動モータ16への電流の供給は一
部遮断される。しかし、第1のスイッチ部10は今だO
N状態であり、形象玩具体5の尾ビレ6と下顎部36は
揺動しているが、第1のスイッチ部10をスイッチ作動
片12を操作することによりOFFさせると、駆動モー
タ16は完全に停止する。尚、以上のスイッチを切る順
序は逆であっても良い。また、スイッチレバー44を元
位置へ戻すのに可動接点片14bの弾力を利用せず、つ
る巻きバネ、板バネ等の公知弾性手段を用いてスイッチ
レバー44を一方向へ揺動附勢させても良い。
【0029】次に、釣り上げて激しく揺動或は振動して
いる形象玩具体5を手に持った際に、その振動によりう
っかり落としたり、或は口部で手を挟む恐れがあるが、
尾ビレ6は、これを手で持つと、その制動力はクラッチ
機構26へ伝わり、第4ギア24と伝達円盤27との間
の凹凸嵌合が、コンプレッションスプリング28の押圧
力に抗して外れてクラッチが切れた状態になるので、尾
ビレ6は停止し、かつ、無理な力が駆動モータ16へ加
わることがない。
【0030】また、口部5fにあっても、下顎部36を
押えると、その作動片40に加えられるクランク車38
の回転力は、該作動片40の弾力によって逃がされ伝達
されないので、クラッチが切れた状態となり手を挟んだ
り、或は無理な力が駆動モータ16へ加えられることは
ない。
【0031】尚、以上の説明は、駆動モータ16へ加え
られる電圧を、第1のスイッチ部10と第2のスイッチ
部14によって2段階に分けることができる例について
説明したが、第1のスイッチ部10を省略して、第2の
スイッチ部14のみとしても良い。この場合には形象玩
具体5は釣り上げられるまで、水上に浮んで何らの動作
もしないが、釣り上げた瞬間に形象玩具体5は激しく動
くので、遊技者に充分な満足を与えることが可能であ
る。
【0032】以上の実施の形態では、形象玩具体5を釣
り上げるのに磁石吸着を利用したが、形象玩具体5の第
2のスイッチ部14を動作させるスイッチレバー44や
可動接点片14bへ係止片や係止リングを取り付け、釣
糸3の先端に取り付けた釣上具4でこの係止片や係止リ
ングを引っ掛けて釣上げ、その際にスイッチレバー44
や可動接点片14bを揺動させて該可動接点片14bが
固定接点片14aとが接触するように構成しても良いこ
とは説明した。また、磁気センサーによって、駆動モー
タ16をONさせるように構成することも可能である。
さらに形象玩具体5は魚を模したものに限定されず、蛙
や亀、海老等さまざまな動物の形象玩具体とすることが
できる。また、釣上具4の方へ永久磁石を取り付けた場
合は、スイッチレバー44の永久磁石45は、永久磁石
又は磁性片或は磁気センサーとなり、釣上具4の側を磁
性片とした場合には、スイッチレバー44のものは永久
磁石となるものである。つまり、指示記号4と45は双
方を永久磁石とすることができ、一方を永久磁石とし、
他方を磁性片とすることができるものである。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0034】請求項1のように構成すると、形象玩具体
を水の上に浮べて、釣竿を用いて釣糸の先端に取り付け
られた釣上具を形象玩具体へ近づけ、釣上具で形象玩具
体を釣り上げると、該形象玩具体が激しく揺動或は振動
することにより、実際の釣りで魚等を釣り上げた時と同
じような重量感とブルブル感が手許に伝わるので、実際
の釣りと同じような疑似体験を、臨場感と共に遊技者へ
与えることができるという効果を奏し得る。
【0035】請求項2のように構成すると、請求項1と
同じ効果を奏した上で、水に浮べた状態で第1のスイッ
チ部をONさせると、形象玩具体は水上を泳ぎ出し、よ
り臨場感を盛り上げることができ、釣り上げる際の難易
度が高まる上に、釣り上げた際に第2のスイッチ部がO
Nされることになり、より強く形象玩具体を揺動或は振
動させることができるので、実際に魚を釣り上げるのと
同様な感触を遊技者に与え、興趣を湧かしむることがで
きるという効果を奏し得る。。
【0036】請求項3のように構成すると、形象玩具体
が水中を泳ぎながら口部を開閉させるので、臨場感を高
めることができ、これを釣り上げる難易度が増大して、
興趣を増すことができるものである。
【0037】請求項4のように構成すると、クラッチ機
構により揺動する尾ビレや口部を手で押えた際に、尾ビ
レや口部の動きが停止するので、誤って落としたり、手
を挟んだりするのを防止できると共に、駆動モータや駆
動力伝達機構に無理な力が加わることがないという効果
を奏し得る。
【0038】請求項5のように構成すると、形象玩具体
の目部が光るので、より興趣を湧かしむる効果がある。
【0039】請求項6のように構成すると、水上の浮べ
た形象玩具体は、舵部によって、任意の円を描いて回転
するので、形象玩具体が、ビニールプールや洗濯用タラ
イ、或は浴槽の縁に当って停止して、興趣をそいでしま
う心配がないという効果を奏し得る。
【0040】請求項7のように構成すると、尾ビレをゆ
っくり揺動させることにより、形象玩具体を実際の魚の
ようにして水中を泳がせることができ、これによって臨
場感を高め興趣を湧かしむるという効果がある。
【0041】請求項8のように構成すると、形象玩具体
が実際の魚のように水中を口をぱくぱくさせて泳がせる
ことができるので、さらに臨場感を高め、興趣を湧かし
むることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る釣上げ遊技玩具の全体構成を示
す説明図である。
【図2】この発明に係る形象玩具体の分解斜視図であ
る。
【図3】この発明に係る形象玩具体の内部構造の要部を
示す斜視図である。
【図4】この発明に係る形象玩具体の内部構造の要部を
示す正面図である。
【図5】電池ケース部分の断面図である。
【図6】第1のスイッチ部の部分の動作説明図である。
【図7】第2のスイッチ部の部分の動作説明図である。
【図8】第1の減速機構とクラッチ機構の部分の説明図
である。
【図9】駆動モータの駆動回路図である。
【符号の説明】
1 釣竿 3 釣糸 4 釣上具 5 形象玩具体 5a 外殻 5e 尾部 5f 口部 6 尾ビレ 7 電池ケース 8 電源 9 ケース蓋 9c 舵部 9d パッキング 10 第1のスイッチ部(作動スイッチ手段) 10a 固定接点 10b 回動接点片 11 袋体 12 スイッチ作動片 14 第2のスイッチ部(作動スイッチ手段) 14a 固定接点片 14b,14c 可動接点片 15 袋体 16 駆動モータ 19 第1の減速機構 25 中央回転シャフト 26 クラッチ機構 27 伝達ギア 28 コンプレッションスプリング 30 クランク車 32 駆動ギア 34 第2の減速機構 36 下顎部 37 揺動手段 38 クランク車 40 作動片 41 発光ダイオード 43a,43b 目部 44 スイッチレバー 45 永久磁石
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Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセットし
    た釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げられ
    る魚等の形象玩具体とから成り、この形象玩具体の内部
    に、電源と、この電源によって駆動される駆動源と、こ
    の駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部を揺動
    或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動スイッチ
    手段とを設け、この作動スイッチ手段を前記釣糸に取り
    付けた釣上具によってオンさせるように構成すると共
    に、前記電源を収納させた電池ケースと、前記駆動源
    と、前記作動スイッチ手段のスイッチ部を水密状態とし
    たことを特徴とする、釣上げ遊技玩具。
  2. 【請求項2】 釣竿と、水中に浮べ前記釣竿にセットし
    た釣糸の先端に取り付けた釣上具によって釣り上げられ
    る魚等の形象玩具体から成り、この形象玩具体の内部
    に、電源と、この電源によって駆動される駆動源と、こ
    の駆動源によって前記形象玩具体の全部或は一部を揺動
    或は振動させる作動機構と、前記駆動源の作動スイッチ
    手段とを設け、この作動スイッチ手段を、手動によって
    操作させるスイッチレバーを介してON、OFFされ低
    い電圧で前記駆動源を駆動させる第1のスイッチ部と、
    前記釣糸に取り付けた釣上具によってONされ、高い電
    圧で前記駆動源を駆動させる第2のスイッチ部とで構成
    すると共に、前記電源を収納させた電池ケースと、前記
    駆動源と、前記作動スイッチ手段のスイッチ部を水密状
    態としたことを特徴とする、釣上げ遊技玩具。
  3. 【請求項3】 形象玩具体を魚に模した形態のものと
    し、駆動源を介して尾ビレを揺動させる動作と口部を開
    閉する動作を行えるように構成したことを特徴とする、
    請求項2に記載の釣上げ遊技玩具。
  4. 【請求項4】 尾ビレと口部の運動系に、該尾ビレや口
    部を押えた際に駆動源からの駆動力が前記尾ビレや口部
    に伝達されないようにするクラッチ機能を設けたことを
    特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の釣上げ
    遊技玩具。
  5. 【請求項5】 形象玩具体の目の部分に光源を取り付け
    たことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載
    の釣上げ遊技玩具。
  6. 【請求項6】 形象玩具体を魚を模した形態のものと
    し、ヒレ部が同時に舵部となるように構成したことを特
    徴とする、請求項2乃至5のいずれかに記載の釣上げ遊
    技玩具。
  7. 【請求項7】 形象玩具体が魚を模した形態のものであ
    り、駆動源によって揺動或は振動させる部分が尾ビレで
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載の釣上げ
    遊技玩具。
  8. 【請求項8】 形象玩具体が魚を模したものであり、駆
    動源によって揺動させる部分が尾ビレと口部の下顎部で
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載の釣上げ
    遊技玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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