JPH0421594Y2 - - Google Patents

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JPH0421594Y2
JPH0421594Y2 JP1985006258U JP625885U JPH0421594Y2 JP H0421594 Y2 JPH0421594 Y2 JP H0421594Y2 JP 1985006258 U JP1985006258 U JP 1985006258U JP 625885 U JP625885 U JP 625885U JP H0421594 Y2 JPH0421594 Y2 JP H0421594Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、いびき等の擬音を発生し同時に人形
本体の一部が動くユーモラスな人形例えば昼寝人
形などの人形玩具に関するものである。
〔従来技術〕
従来よりミルクを飲む動作をしたり寝かせると
重心の移動で目を閉じたり録音テープを内蔵し泣
き声や笑い声を発する人形等の各種の人形玩具が
提案され、また、オルゴール機構でボデイ部に枢
着した手部や足部の一部が動くようにしたものが
知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、いずれも構造が複雑で乱暴に扱
うと故障しやすく割高となるなど問題があつた。
本考案は、これら従来の問題点を解決し、音を
発し、且つ本体の一部が動く人形玩具を構成簡
単、且つ丈夫で故障しにくい形態で提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、人形を模して形成されたボデイA内
にゼンマイ機構5を含む駆動部Bを収容し、この
駆動部Bで駆動されるカム16と屈曲棒2とを有
し、該カム16に接触従動する擬音発生用の音出
しプレート17を備え、かつ前記屈曲棒2を人形
可動部に嵌装保持した音出し人形玩具において、
前記音出しプレート17は、先端を自由端とした
当接部17−1と、ギヤ7に接触する爪片17−
2とから形成され、該爪片17−2が間歇的に擬
音発生用ギヤ7に接触し、かつ前記当接部17−
1がケース蓋体18に接離するように前記カム1
6に圧接配備すると共に、前記音出しプレート1
7の当接部17−1に当てるネジ20を前記ケー
ス蓋体18に突没自在に螺合配備したことを特徴
とする音出し人形玩具である。
〔実施例〕
本考案を、頭をこつくりこつくりさせながらい
びきをかく、クマのぬいぐるみ人形に適用した例
につき図面を用いて説明する。
第1図に示すように、ぬいぐるみ人形のボデイ
Aは充填材を表皮中に充填して賦形せしめてお
り、胴体部から首部にかけては、いびきとこつく
り動作の駆動部Bの充填材中に埋設状態で設けら
れている。
表皮としては布帛、毛皮状材、皮革等が、また
充填材としては綿、布ぎれ、ウレタンなどの弾性
発泡樹脂材、等が用いられ、ぬいぐるみ人形に形
成されているが、胴体部に対して頭部が変位可能
の構成を有するものであれば、プラスチツクスの
成型人形でもよい。
駆動部Bは駆動部ケースから駆動源であるゼン
マイの捲取り操作片1と首部へ動きを伝達する屈
曲棒2を突出させており、捲取り操作片1はぬい
ぐるみ背部の表皮に設けた導出孔から外部に露出
せしめられている。他方屈曲棒2はその先端にぬ
いぐるみの首部に嵌入する芯材3を備え、先端側
2−2が、基端側2−1で連結される後述する回
転軸6の回転により旋回可能に収容してあるが、
首部に芯材3を固着し、該芯材3中に先端を嵌入
する構成としてもよい。
ボデイAに駆動部Bを埋設するに際しては、ボ
デイA背部に予め設けた挿入用開口から屈曲棒2
の芯材3が首部の所定部位に嵌入する状態で駆動
部Bを埋設した後開口を縫合するが、駆動部Bを
予め充填材を用いてブロツキングしておき、それ
を表皮中に充填するのが便利である。表皮、充填
材、駆動部Bの固定は、必要に応じて接着剤、縫
合、面フアスナー等により行われる。
次に駆動部Bについて説明する。
第2図〜第4図に示すように、駆動部Bのベー
ス4には駆動源としてのゼンマイ機構5が備えら
れ、該ゼンマイ機構5の出力軸には、カム軸とな
る回転軸6、擬音(以下いびきという)発生用ギ
ヤ7及び調速機構として羽根8が、伝動機構部を
介して連絡されている。
即ち、ゼンマイ機構5と回転軸6は冠ギヤとピ
ニオン、傘歯車のような直角軸に回転を伝えるギ
ヤ9,10を噛合状態に備え、回転軸6にはさら
にギヤ11が固着されている。ギヤ11に噛合す
るピニオン12の同軸には前記いびき発生用ギヤ
7を備え、該ギヤ7はピニオン13に噛合して設
けられ、ピニオン13と同軸に設けたウオームギ
ヤ14と羽根8の回転軸に設けたウオーム15を
噛合形成してある。またゼンマイ機構5の捲取り
操作片1はベース4下面に突設して設けられてい
る。
回転軸6には第5図に示すようにいびき発生用
のカム16が固着配備されると共に首部こつくり
動作用の屈曲棒2が、ベース4上から外方へ突出
して、端部に連結配備されている。屈曲棒2はパ
イプ材で、回転軸6とは一定以上の負荷がかかつ
た場合に空転する圧入度をもつて嵌合連結されて
いる。この場合、回転軸6上のカム16の位相と
屈曲棒2の屈曲方向とはいびきとこつくり動作が
適合するように関連させて設けるが、この「こつ
くり動作」はあくまでも屈曲棒2の先端側2−2
の旋回運動により得られる動作をいうので、その
屈曲角度やボデイAに埋設する際の人形首部にお
ける旋回位置(屈曲方向)はこつくり動作と見え
るように考慮されるものであるし、外観に現れる
左右方向の振れを小ならしめる構成をボデイAに
付することもできる。
ベース4上面にはさらに前記カム16に接触従
動するいびき発生用の音出プレート17が基部で
ネジ止め固定されている。
この音出プレート17はステンレスやリン青
銅、合成樹脂等を用いたバネ板で、カム16との
当接部17−1がカム16に常時当接して従動す
るよう付勢せしめられており、常時前記ギヤ7に
当接する爪片17−2が音出プレート17の一部
に設けられている。即ち、爪片17−2は音出プ
レート17に切溝で舌片を形成し、該舌片を下方
に屈曲して形成したもので大略ギヤの回転方向に
沿つた角度でギヤに接触するようにしてある。
上述のように各部材を設けられたベース4は、
蓋体18から屈曲棒2が突出した状態で蓋体18
を係合部19で着脱可能に備えており、ベース4
と蓋体18とで駆動部のユニツトケースを形成す
るものである。
なお、音出プレート17の先端部は次に述べる
第6図aの状態で振動伝播部材でもある蓋体18
に接触する大きさに形成されており、蓋体18に
は第6図bの状態で音出プレート17の端部に当
接し第6図bの状態で音出プレート17と離隔す
る調整可能のネジ20が振動伝播部材として設け
られている。
また、蓋体18の側板部位には回転軸6(屈曲
棒2)導出用の穴21が蓋体18のベース4への
着脱を許す大きさの径で穿設されている。
次にカム16の形状について述べると、カム1
6は頂部がR面となつた正三角形で中心は回転軸
6の軸心と同一である。そして第6図a,bに示
すように頂部付近と音出プレート17が当接する
位相において音出プレート17の端部はネジ20
に接して高いいびきを生じさせ、辺中央付近と音
出プレート17が当接する位相において音出プレ
ート17の先端は蓋体18に接触して低いいびき
を発生するようにしてあるが、高音と低音が回転
角60度毎に交互に発生するように設定してある。
なお、音出プレート17の爪片17−2とギヤ
7のあたりのバラツキをなくすため、第7図に示
すようにあたりの調節ネジ22を設けるのがよ
い。即ち、ゼンマイ機構5のボツクス頂部に爪片
17−2上方に達するアーム23を設け、アーム
23に爪片17−2を押圧可能にネジ22を備え
るものである。
また、蓋体18又はネジ20と音出プレート1
7のふれる金属性のカチカチという音を減殺する
ため及び音出プレート17の面積を大きくしてい
びきに近づけた低い音にするため蓋体18との当
接部となる音出プレート17の先端部を折曲部1
7−3とし、二重にするのがよい。
ぬいぐるみ人形の目は閉じた状態か或いは開閉
可能に形成してある。
図中、24は軸受け、25は羽根取付ブラケツ
ト、26は音出プレート取付台、27は取付ネジ
である。
しかして、ゼンマイを巻いて駆動させると、ク
マぬいぐるみは高いいびきと低いいびきからなる
往復いびきを3回かく間に1回こつくり動作を行
いリアルでまたとぼけたユーモラスを発揮すると
共に、単純な割に意外性に富んだ玩具として興味
を覚えさせるものである。
以上の実施例では振動伝播部材としての蓋体1
8は音出プレート17との当接部の少なくとも一
方に部材を付設し、該部材を介して蓋体18を共
鳴せしめて異なる音色を発生させるようにした
が、「複数の振動伝播部材」なる概念は単一の部
材の音出プレートの接触部分が異なる場合も異な
る伝播部材とみなすものも含まれるもので、異な
る音色を発生できさえすればよく、例えば音出プ
レートが接触する複数の振動伝播部材(接触部
分)の材質を変えることは好例である。
また、音出プレート17とギヤ7が常時音を出
している場合の他、音出プレート17とギヤ7を
間歇的に接離せしめ、接して音を出している場合
において異なる音色を出すように振動伝播部材を
設けたり或いは振動伝播部材を1個設けて又は設
けずに、片道いびきとすることもできる。
さらに、カムや屈曲棒の形状或いは屈曲棒の配
備場所によつては擬音も動作も種々に変化させる
ことができるし、擬音を発する音出プレート及び
ギヤの材質・形状並びに振動伝播部材の材質・形
状によつていびき以外の他の音色とすることがで
きる。加えて、擬音・動作部を複数設けて複雑に
動作し、擬音を発する人形とすることもできる。
例えばカム16を偏心円形カムに形成し、1回の
往復いびきに1回のこつくり動作を生ぜしめた
り、関節をボキツといわせながら腕を振る人形と
することもできる。
なお、人形の形状は人・動物・ロボツト・空想
物等問わないものであること及び駆動源として電
動モータを用いることもできることはいうまでも
ない。
〔考案の効果〕
本考案は、人形を模して形成されたボデイ内に
ゼンマイ機構を含む駆動部を収容し、この駆動部
で駆動されるカムと屈曲棒とを有し、該カムに接
触従動する擬音発生用の音出しプレートを備え、
かつ前記屈曲棒を人形可動部に嵌装保持した音出
し人形玩具において、前記音出しプレートは、先
端を自由端とした当接部と、ギヤに接触する爪片
とから形成され、該爪片が間歇的に擬音発生用ギ
ヤに接触し、かつ前記当接部がケース蓋体に接離
するように前記カムに圧接配備すると共に、前記
音出しプレートの当接部に当てるネジを前記ケー
ス蓋体に突没自在に螺合配備したことにより、擬
音がカムの動きで所定時に反復発生され、さらに
その音量調整も容易にできて、おもしろさを増大
でき、特に人形可動部の部位或いはその動きに合
わせた擬音を出すことも容易であると共に汎用性
があり、またカムに圧接される音出しプレートと
の組合せ構成のため音出し調整や組立簡便で、人
形本体の一部をも音に合わせて動くリアルでユー
モラスな人形玩具を構成簡単且つ丈夫で故障しに
くい形態で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は作動装置の分離状態の斜視図、第3
図はその一部の平面図、第4図はその一部の斜視
部、第5図は回転軸部分の斜視図、第6図a,b
は擬音発生説明図、第7図は調節ネジ部分の説明
図である。 A……ボデイ、B……駆動部、1……捲取り操
作片、2……屈曲棒、3……芯材、4……ベー
ス、5……ゼンマイ機構、6……回転軸、7……
擬音発生用ギヤ、8……羽根、9,10,11…
…ギヤ、12,13……ピニオン、14……ウオ
ームギヤ、15……ウオーム、16……擬音発生
用カム、17……音出プレート、18……蓋体、
19……係合部、20……ネジ、21……穴、2
2……調節ネジ、23……アーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 人形を模して形成されたボデイA内にゼンマ
    イ機構5を含む駆動部Bを収容し、この駆動部
    Bで駆動されるカム16と屈曲棒2とを有し、
    該カム16に接触従動する擬音発生用の音出し
    プレート17を備え、かつ前記屈曲棒2を人形
    可動部に嵌装保持した音出し人形玩具におい
    て、前記音出しプレート17は、先端を自由端
    とした当接部17−1と、ギヤ7に接触する爪
    片17−2とから形成され、該爪片17−2が
    間歇的に擬音発生用ギヤ7に接触し、かつ前記
    当接部17−1がケース蓋体18に接離するよ
    うに前記カム16に圧接配備すると共に、前記
    音出しプレート17の当接部17−1に当てる
    ネジ20を前記ケース蓋体18に突没自在に螺
    合配備したことを特徴とする音出し人形玩具。 (2) 前記屈曲棒が、前記カムを回転するカム軸を
    延長軸としたものであつて、前記ユニツトケー
    スより導出して芯材を介して人形首部に差込み
    連結したものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の人形玩具。 (3) 前記ボデイが、頭部のある人形の形象を表す
    布帛表皮と、この表皮中に充填される弾性部材
    とからなるぬいぐるみ本体であつて、頭部の首
    部に前記屈曲棒を嵌装しうる孔を有する芯材を
    備えたものである実用新案登録請求の範囲第1
    項又は第2項記載の人形玩具。 (4) 前記ボデイが、内部に弾性発泡樹脂材からな
    るブロツキング部材の芯材を有するものであつ
    て、ボデイに形成された開口より挿脱自在に設
    けられたものである実用新案登録請求の範囲第
    3項記載の人形玩具。
JP1985006258U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH0421594Y2 (ja)

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JP1985006258U JPH0421594Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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JP1985006258U JPH0421594Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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Publication Number Publication Date
JPS61124691U JPS61124691U (ja) 1986-08-05
JPH0421594Y2 true JPH0421594Y2 (ja) 1992-05-18

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ID=30483533

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JP1985006258U Expired JPH0421594Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084069Y2 (ja) * 1991-12-27 1996-02-07 株式会社セキグチクリエイティブハウス 音声発生及び駆動部を内蔵するぬいぐるみ玩具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834686U (ja) * 1971-08-31 1973-04-25
JPS59133295U (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 株式会社須田金属製作所 仮面付き飾り玩具

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JPS61124691U (ja) 1986-08-05

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