JPS6117278B2 - - Google Patents

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JPS6117278B2
JPS6117278B2 JP4143178A JP4143178A JPS6117278B2 JP S6117278 B2 JPS6117278 B2 JP S6117278B2 JP 4143178 A JP4143178 A JP 4143178A JP 4143178 A JP4143178 A JP 4143178A JP S6117278 B2 JPS6117278 B2 JP S6117278B2
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JP
Japan
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sand
paint
base material
manufacturing
construction panel
Prior art date
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Expired
Application number
JP4143178A
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English (en)
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JPS54133535A (en
Inventor
Takashi Ishikawa
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Individual
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築用パネル、例えば金属サイデイン
グ等の表面に凹凸面に形成した基材の持つ特性
に、さらに砂とつやけし塗料の相対関係からかも
し出される陰影等によつて金属特有の冷たさ、平
滑さおよび塗膜に形成されるフクレ、シワを除去
した砂化粧面を有する建築用パネルの製造方法に
関する。さらに詳しくは砂によつて形成された小
さい起伏の凹面と平面の凸面とが乱反射と鏡面反
射のとりなすコントラストによつて、より美し
く、かつ耐候性があると共に立体感にすぐれた砂
化粧面を有する建築用パネルの製造方法に係る。
以下に図面を用いて本発明に係る砂化粧面を有
する建築用パネルの製造方法の一実施例について
詳細に説明する。第1図は本発明に係る方法によ
り製造された建築用パネルの一部を示す斜視図、
第2図はその建築用パネルの製造方法を示す説明
図である。まず第1図において、1は硬質基材で
例えば金属板、石膏板、スレート板、炭酸カルシ
ウム板、木質板等の材料からなり、その少なくと
も表面となる化粧面2に凹面3と凸面4とを有す
る。この凹、凸面3,4の分布は一様に、あるい
は不均一に、所謂、斑点状に散在したものであ
り、かつこれら凹凸面3,4も独立あるいは連続
およびこれらの混在した断面構造である。また上
記凹面、凸面の平面図上における面積は一概に設
定できないが例えば1mm2〜50mm2位である。さらに
凹面の深さは後記する砂の粒径によつても異なる
が、約0.3以上、例えば0.5〜2mm位である。5は
下塗り塗料層で、例えば合成樹脂を展色材とし、
これに顔料、溶剤等を混合した塗料を用いる。上
記合成樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フタルキツド樹
脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂、アルキツド
樹脂、ポリエステル樹脂等を用いる。6は砂で、
例えば硅砂、岩石粉、石粉、砕石鉱物粒、バーミ
キユライト、パーライト、カオリン、ベントナイ
ト、ヒル石、ケイ酸カルシウム、滑石、フツ石、
ガラス粒、陶磁器片大理石、大谷石、その他の無
機粉粒物、有機粉粒物であり、以下にこれを総称
して砂と称する。また大きさは約10〜250メツシ
ユもしくは数mmの粒径であり、形状は球形、隣片
状等の任意外形の粒状物等である。さらにこの砂
には着色粒あるいは素材自体の色彩である。また
この砂は前記した化粧面の凹面3に高密度にある
いは粗に充填する。さらに、この砂は表面の光の
反射率および外観を変えるだけでなく、塗膜によ
り形成される気泡を除去する目的もある。すなわ
ち、被塗装面が凹凸状に形成され、かつ一定方向
に水平に移動するため凸面の進行方向の背面側に
空気を包囲した状態で塗膜が形成される。そのた
め乾燥後にはこの塗膜に内包された空気の膨脹に
よりフクレ、あるいは破裂によりシワ等が形成さ
れる。これを砂6の凝集により除去する目的もあ
る。7は上塗り塗料層で凹面3、凸面4と砂面上
につやけし塗料を全面的に塗布することにより形
成するものである。すなわち、前記した合成樹脂
を主成分とする塗料あるいはエナメルペイント、
メタリツク等を用いる。
次に本発明に係る建築用パネルの製造方法につ
いて第2図を用いて説明すると、まず硬質基材と
してカラー鉄板、板厚0.27mmを用い、下塗り塗料
としてアルキツド樹脂を展色材とし、これに着色
顔料、希釈剤を混入して約50〜2000センチポイズ
に調整する。なおこの実施例では1000センチポイ
ズ(20℃)に設定した。また砂としては約28〜32
メツシユの硅砂を準備し、上塗り塗料としてはア
ルキツド樹脂でつやなし塗料を上記とほぼ同粘度
に調整する。そこで第1図に示したような模様に
エンボス加工を施した基材1を第1図に示すよう
に樋状に成形する。次に第2図aに示すように化
粧面2に対し、下塗り塗料5aをスプレーあるい
はフロコータロールコータにより例えば30ミクロ
ン(ウエツト)の塗膜(下塗り層)を形成する。
この塗膜が未硬化のうち凸面4に存在する塗膜を
第2図bに示すように除去する。その除去方法と
しては複数段のロールあるいはベルト等Rを化粧
面2の凸面に接触してふき取る。次に第2図cに
示すように砂6を化粧面2全面に散布する。この
場合、砂量は凹面3に十分に充填すると共に第2
図dに示すように凸面4に存在する砂を振動、吹
付け、吸引等の手段により除去する。これら化粧
面2に第2図eに示すように上塗り塗料をロール
コータフロコータ、スプレー等により上塗り塗膜
層約10〜30ミクロン(ドライ)を形成する。
次にこの化粧面2を高周波焼付け、紫外線ガス
燃焼による焼付あるいはその他の乾燥法により塗
膜を形成する。その際、例えば約100℃で9分、
190〜230℃で1分間焼成する。
以上、説明したのは本発明の一実施例にすぎ
ず、塗料の粘度、焼付温度は目的、用途に応じて
上記以外に任意に設定できる。また硬質基材に図
示した以外の模様に加工した基材あるいは全面エ
ンボス基材、もしくは樋状物に第3図aに示すよ
うに断熱材Sを充填した建築パネルも可能であ
る。さらに凹面3における砂の存在状態は第3図
b,cに拡大して部分的に示す構造にすることも
可能である。また上塗り塗料としては半つや消
し、および半つやありもしくは透明樹脂を用いる
こともできる。その他、塗料により自然乾燥も実
施可能である。
上述したように本発明に係る砂化粧面を有す建
築用パネルの製造方法によれば、○イ硬質基材等の
ランダムに配置した凹凸面構造により立体感を出
すと共に、○ロこれら凹凸面にそれぞれ独特の機
能、所謂凹面には砂を高密度等に充填して小起伏
を多数有する乱反射表面となし、一方凸面は鏡面
反射を行うような平面に形成し、この化粧面全面
につやなしの上塗り塗料を塗布して光学的な反射
により立体感をさらに倍加した化粧面を有する建
築用パネルを製造しうる特徴がある。さらに砂の
凝集により塗膜面に形成されるフクレ、シワ等も
なく美しい塗装面を得る特徴もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る砂化粧面を有する建築用
パネルの製造方法により得られる建築用パネルの
一実施例を示す斜視図、第2図は本発明に係る製
造方法を説明すための工程図第3図a,bおよび
cはその他の実施例を示す説明図である。 1……硬質基材、2……化粧面、3……凹面、
4……凸面、5……下塗り塗料層、6……砂、7
……上塗り塗料層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸面を任意に配列した基材の被塗装面に下
    塗り塗料を塗布する第1工程と、該塗膜のうち凸
    面に存在する塗膜を除去する第2工程と、該凹凸
    面に砂を散布する第3工程と、凸面に存在する砂
    を除去する第4工程と、該凹凸面につやけしの塗
    料を塗装する第5工程とこれら塗膜を乾燥する第
    6工程とからなることを特徴とする砂化粧面を有
    する建築用パネルの製造方法。 2 基材がカラー鉄板等からなり、これにエンボ
    ス加工により任意模様に形成されている特許請求
    の範囲第1項記載の砂化粧面を有する建築用パネ
    ルの製造方法。 3 下塗り塗料がスプレー、カーテンフロコー
    タ、ロールコータ等で塗装されている特許請求の
    範囲第1項および第2項記載の砂化粧面を有する
    建築用パネルの製造方法。
JP4143178A 1978-04-08 1978-04-08 Production of sandy decorative surfaced panel for building use Granted JPS54133535A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4143178A JPS54133535A (en) 1978-04-08 1978-04-08 Production of sandy decorative surfaced panel for building use

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4143178A JPS54133535A (en) 1978-04-08 1978-04-08 Production of sandy decorative surfaced panel for building use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54133535A JPS54133535A (en) 1979-10-17
JPS6117278B2 true JPS6117278B2 (ja) 1986-05-07

Family

ID=12608168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4143178A Granted JPS54133535A (en) 1978-04-08 1978-04-08 Production of sandy decorative surfaced panel for building use

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JP (1) JPS54133535A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54133535A (en) 1979-10-17

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