JPS6126080Y2 - - Google Patents

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JPS6126080Y2
JPS6126080Y2 JP1978053762U JP5376278U JPS6126080Y2 JP S6126080 Y2 JPS6126080 Y2 JP S6126080Y2 JP 1978053762 U JP1978053762 U JP 1978053762U JP 5376278 U JP5376278 U JP 5376278U JP S6126080 Y2 JPS6126080 Y2 JP S6126080Y2
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sand
base coat
decorative surface
coat layer
concave pattern
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JP1978053762U
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属薄板の化粧面の外観を立体的に、
かつ、高耐候性のある化粧面とした建築用パネル
に関するものである。
最近、建築用パネル、例えば金属サイデイング
等においては、金属の平滑さ、冷たさを改善せん
として、種々の技術が提案されている。その一例
を挙げると、金属板にエンボス加工を施し、その
表面に凹凸の斑点を形成し、これを目的に応じた
形状に成形するごときもの、あるいは平坦面に砂
を付着、所謂モルタルリシン塗装を施してなるパ
ネル等が周知である。例えば実公昭38−19875
号、実公昭51−34594号、実公昭51−36334号、特
公昭51−3337号、特開昭50−17488号、特開昭50
−145441号、特公昭52−43503号等がある。しか
し、これはいずれも平面に小さな砂を均一に分布
せしめたものであるため単なる平面板に比べ改善
された表面塗装面を呈する。けれども、一様な砂
の分布は数メートル離れると同一色採の化粧面の
外観を免れず、立体感に欠ける欠点があつた。ま
た、前者のように製品となつた金属板、例えばカ
ラー鋼板に対し、任意の凹凸状模様をエンボス加
工によつて施した場合、塗模に相当の弾性がない
と凹凸状模様の各屈曲部分の塗膜に亀裂、剥離が
生じ、耐候性に欠け錆が発生したり、化粧面を極
度に汚染することが非常に多かつた。
本考案はこのような欠点を除去すると共に、立
体感と耐候性を大幅に改善した建築用パネルを提
案するものである。
以下に図面を用いて本考案に係るパネルの一実
施例について詳細に説明すると、第1図は本考案
に係る建築用パネルの斜視図である。図におい
て、1は金属薄板で例えばカラー鉄板等の表面処
理鋼板、ステンレス板、銅板、アルミニウム板、
その他の金属板で主に薄板、所謂エンボス加工可
能な板体からなるものである。2は化粧面で凹状
模様3と頂部を平面とした凸状模様4とを任意に
配役した形状である。また、凹状模様3の底面と
頂部4の間の差、所謂凸状模様4の高さHは第2
図に拡大して示すように0.4〜2mm位である。さ
らに、凹状模様3と凸状模様4の面積、輪郭は任
意に選択するものである。5は合成樹脂系塗料か
らなるベースコート層で凹状模様3の全面と、頂
部4aにまばらに形成したものであり、主に後記
する砂を頂部4aにまばらに、凹状模様3に高密
度に敷設したように確実に固着する接着剤として
も機能するものである。上記ベースコート層5の
原料としては、例えばエチレンーブチルゴム、ビ
チユーレジン、またはアクリル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アルキツ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、フラン樹脂、フエノ
ール樹脂、スチレン樹脂、ビニル樹脂、尿素樹脂
等を塗膜形成材とした塗料等の1種からなるもの
である。なお、ベースコート層5の膜厚は約5〜
100ミクロン(ウエツト)である。6は砂で前記
した高さHより粒径が小さい砂、例えば5〜50メ
ツシユ程度の大きさからなり、凹状模様3に高密
度に敷設した状態、頂部4aに第1図、および第
2図に示すようにまばらに敷設したものである。
さらに説明すると、砂6は凹状模様4に高密度で
固着し、乱反射によつて暗いトーンとし、しかも
オーバコート層7が高密度に敷設した砂6間にお
いて表面張力が相互に作用して砂6の外表面にオ
ーバコート層が凝集された構造となり、砂6の外
表面をぬらし、オーバコート層7間に包囲される
空気、所謂生成される気泡の発生を阻止し、気
泡、ピンホールのない美しい外観とするのにも役
立つものである。また、頂部4a上にまばらに固
着した砂6は主に平面の中に突起した部分をラン
ダムに形成してアクセントとして機能すると共
に、凹状模様3からのトータル高さを大きくして
より立体感のある化粧面2とするのに役立つもの
である。上記砂6としては珪砂、ガラス粉、バー
ミキユライト、ヒル石、ケイソー土、タルク、バ
ーライト、滑石、抗火石、大谷石、蛇紋岩、大理
石、御影石、カオリン、岩石、および人工骨材、
もしくはこれらに着色、あるいは樹脂によりコー
テイングした粒状物からなるものである。7はオ
ーバコート層で化粧面2を全面的に被覆して砂6
を固着すると共に、化粧面2の凹凸状模様3,4
を被覆し、エンボス加工時に生成された金属薄板
1に形成されていた塗膜の亀裂部分を保護し、パ
ネルに耐候性を付与するものである。勿論、オー
バコート層7は化粧面2における色調、光沢、つ
や消しを決めるものである。なお、オーバコート
層7の材料としては前記ベースコート層5と同質
のものからなり、その膜厚は約5〜100ミクロン
(ドライ)である。
次ぎに本考案に係る建築用パネルを製造する一
例を簡単に説明すると、カラー鋼板(板厚0.27
mm)を第3図に示すように成形する。このパネル
の化粧面2の全面にはベースコート層5、例えば
アルキツド樹脂を主成分とする塗料(25℃で約
800センチボイズの塗料)を約20ミクロン塗布す
る。次ぎに頂部4aに存在する未硬化状態のベー
スコート層5に対し拭き取りローラ(図示せず)
を介して相当部分を拭き取る。すなわち、頂部4
a上にはベースコート層5の残部5aがまばらに
存在するだけである。なお、この場合、凹状模様
3にはベースコート層5が全部存在するものであ
る。
次ぎにこの化粧面2の全面に対して砂6を散布
する。その後にベースコート層5に接着されない
余剰砂6は吹付、振動により化粧面2から除去さ
れる。その後で、この化粧面2に上記と同じ塗料
からなるオーバコート層7、約20ミクロン(ウエ
ツトで)を塗布する。次ぎに、このパネルを焼
付、約90〜100℃で予備加熱、その後190〜250℃
の間、例えば特に、220℃で1分間焼付けする。
以上、説明したのは本考案の一実施例にすぎ
ず、凹状模様3、凸状模様4における砂6の存在
する密度を異ならしめる方法には種々考えられ
る。例えば、凸状模様のベースコート層(塗膜)
をネツト状物をロールに巻回したものを介して一
部除去したりすることができる。
上述したように本考案に係る建築用パネルは
金属薄板の化粧面の立体感をより強化できる。す
なわち、これは砂を凹状模様全面に高密度で敷設
したため、砂の乱反射によるつや消し効果と凸状
模様のうち砂の存在しない平面の鏡面反射の相乗
効果により陰影を強調し、それにエンボス加工に
よる凹凸状模様に砂の固着位置の高低差と密度差
を設けたことである。リシン塗装の外観と全く
別異の外観を醸し出す。金属薄板の製品塗膜は
厳しいエンボス加工によつて凹凸状模様の屈曲部
分に亀裂等が生ずるが、これをオーバコート層に
よつて保護し、耐候性のある化粧面とし得る。
凹状模様に砂を高密度で固着したため、砂とオー
バコート層間に形成する気泡の発生を抑制でき、
美しい外観で、かつ、耐候性のある化粧面とする
ことができる。すなわち、フローコータ等でベー
スコート層、オーバコート層の塗料を一定速度で
一定方向に移動する金属薄板の凹凸状模様面に塗
布したときに凸状模様のうち進行方向の背面とな
る部分に空気が逃げ切れずにベースコート層、オ
ーバコート層の塗膜と凹状模様間に包含されるの
を、砂を高密度に敷設することにより破壊すると
共に、表面張力でその発生を防止できる。等の特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用パネルの一部分を
示す斜視図、第2図はその一部をさらに拡大して
示す説明図、第3図は建築用パネルの一例を示す
斜視図である。 1……金属薄板、2……化粧面、3……凹状模
様、4……凸状模様、5……ベースコート層、6
……砂、7……オーバコート層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凹状模様面と頂部を平面とした凸状模様面をエ
    ンボス加工により形成した化粧面を有する金属薄
    板と、上記頂部にはまばらに、凹状模様には全面
    に固着した接着剤機能を有する合成樹脂塗料から
    なるベースコート層と、前記ベースコートの分布
    に対応した密度で固着されると共に、前記頂部か
    ら突出しない大きさの粒径からなる砂と、該砂、
    および全化粧面を被覆して化粧面を保護する合成
    樹脂係塗料からなるオーバコート層とから構成し
    たことを特徴とする建築用パネル。
JP1978053762U 1978-04-22 1978-04-22 Expired JPS6126080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978053762U JPS6126080Y2 (ja) 1978-04-22 1978-04-22

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JP1978053762U JPS6126080Y2 (ja) 1978-04-22 1978-04-22

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Publication Number Publication Date
JPS54155970U JPS54155970U (ja) 1979-10-30
JPS6126080Y2 true JPS6126080Y2 (ja) 1986-08-05

Family

ID=28947261

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JP1978053762U Expired JPS6126080Y2 (ja) 1978-04-22 1978-04-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0685911B2 (ja) * 1989-12-07 1994-11-02 凸版印刷株式会社 化粧材とその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5293122A (en) * 1976-01-31 1977-08-05 Takashi Ishikawa Imitation mortar rimin surfaceelike coated metallic plate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5269813U (ja) * 1975-11-19 1977-05-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5293122A (en) * 1976-01-31 1977-08-05 Takashi Ishikawa Imitation mortar rimin surfaceelike coated metallic plate

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JPS54155970U (ja) 1979-10-30

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