JP3417864B2 - 建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法 - Google Patents

建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法

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JP3417864B2
JP3417864B2 JP04036699A JP4036699A JP3417864B2 JP 3417864 B2 JP3417864 B2 JP 3417864B2 JP 04036699 A JP04036699 A JP 04036699A JP 4036699 A JP4036699 A JP 4036699A JP 3417864 B2 JP3417864 B2 JP 3417864B2
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重憲 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、建築物の内外装壁面或は床面の
装飾用や構築物の表面仕上げ用装飾材として重厚さ、深
みに富んだ天然石調の装飾材の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】(1)合成樹脂エマルションと大理石粉
末その他の骨材とを含む塗材を合成繊維やガラス繊維あ
るいはその他の無機繊維からなる寒冷紗や不織布その他
の布帛類や適宜の固体基材上に吹付けガンや鏝などで適
宜の手段により塗布して天然石風の模様を施した装飾材
は建築物の内外装壁面或は床面や構築物の表面の装飾用
など建築物、構築物の表面仕上用シートとして用いられ
ている(特開平4−76151号、特開平3−2795
61号)。
【0004】(2)合成樹脂エマルションと骨材を用い
て直接建築物の内外装壁面或は床面や構築物の表面に塗
布し、乾燥して各種天然石調模様を表現する仕上法も知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)や(2)の
手法では天然石に近い外観風合いを有する建築物や構築
物の表面仕上げは可能であるが、ある種の天然石特有
の、天然石を割った際にその劈開面に発現される結晶部
分が示す特有の鱗片状の光輝性を付与することが出来な
い。すなわち、たとえば、御影石などで代表される天然
の花崗岩などは、最も典型的なものは、長石、石英、白
雲母、黒雲母などの細かい結晶などからなり、特有の鱗
片状の光輝性を発揮している。
【0006】そこで、鱗片状の光輝性を発揮させるため
に、人工的に天然石調の装飾材を得るべく、合成樹脂エ
マルションと骨材とを含有する塗材に更に雲母薄片を混
合したものを原料として、これを適宜の基材上に吹付け
ガンなどで吹付けて塗布し乾燥させることが考えられる
が、こうして得られた装飾材は、雲母薄片が装飾材の内
部に埋没されていて表面にあまり現れてこないと言う問
題がある。また表面に現れたとしても雲母薄片の劈開平
面が必ずしも装飾材の表面の面にほぼ沿った形で現れる
とは限らず、例えば、装飾材の表面の面に対して垂直に
近いような形(言い換えれば雲母薄片の劈開平面ではな
く側面が装飾材の表面に現れる状態)で存在する場合も
多々ある(勿論、雲母薄片の劈開平面が装飾材の表面に
完全に平行に沿っていることが要求されるわけではな
く、多少の角度がついていることは問題ない)。このよ
うな状態の雲母薄片は光を反射する面が小さくなり、鱗
片状の光輝性が十分に発揮できない。そのため、上述の
手法では、比較的高価な雲母薄片を添加しても、それが
装飾材表面に現れる確立も小さく、雲母薄片の劈開平面
がほぼ装飾材の表面に沿った形で存在する確立も小さく
なり、高価な雲母薄片を使用した効率が劣っていると言
う問題があり、あまり実用的ではない。
【0007】本発明は前述したこれらの問題点を解決
し、雲母薄片が効率よく装飾材の表面側に現われ、雲母
薄片の劈開平面がほぼ装飾材の表面に沿った形で存在し
鱗片状の光輝性が十分に発揮され、従って天然石により
近い重厚さを有する天然石調模様を有する建築物又は構
築物用の表面装飾材を容易に製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次ぎの様な建築物又は構築物用表面装飾
製造方法を提供するものである。
【0009】()離型性を有する型枠の内側下面上又
は板状物上に合成樹脂エマルションと雲母薄片からな
り、前記雲母薄片のサイズが0.5〜10mmである
1の塗材を、比較的薄く塗布し、乾燥させるか又は未乾
燥の状態で、その上から合成樹脂エマルションと骨材を
含む第2の塗材を塗布し、第2の塗材が乾燥しないうち
にその上に布帛を積層し乾燥させて前記布帛を固着する
か、又は、第2の塗材が乾燥した後にその上にコンクリ
ートを流し込み固化させ、次いで前記型枠又は板状物を
除去することを特徴とする合成樹脂マトリックス中に骨
材が分散されてなる層の表層部分に雲母薄片がその劈開
平面がほぼ装飾材の表面に沿った状態で分散固着されて
おり、裏側面にコンクリート層又は布帛が積層されてな
表面に天然石調模様を有する建築物又は構築物用表面
装飾材の製造方法。
【0010】()離型性を有する型枠の内側下面上ま
たは板状物上に、まず初めに乾燥すると透明になる合成
樹脂クリアー塗料を塗布、乾燥してトップコート層を形
成しておく前記()項に記載の建築物又は構築物用表
面装飾材の製造方法。
【0011】()第1の塗材の塗布量が、乾燥後の塗
布量で50g〜2kg/m2である前記()項又は
)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装
飾材の製造方法。
【0012】()第2の塗材の塗布量が、乾燥後の塗
布量で1〜10kg/m2である前記()〜()項
のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製
造方法。
【0013】()第1の塗材が合成樹脂エマルション
と雲母薄片を含み、雲母薄片100重量部に対し、合成
樹脂エマルションが樹脂固形分で50〜1000重量部
である前記()〜()項のいずれかに記載の建築物
又は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0014】()第2の塗材が合成樹脂エマルション
と骨材を含み、骨材100重量部に対し、合成樹脂エマ
ルションが樹脂固形分で5〜20重量部である前記
)〜()項のいずれかに記載の建築物又は構築物
用表面装飾材の製造方法。
【0015】()雲母薄片のサイズが〜10mmで
ある前記()〜()項のいずれかに記載の建築物又
は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0016】()骨材が粒径0.01〜3mmの骨材
である前記()〜()項のいずれかに記載の建築物
又は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0017】()骨材が天然石粉、硅砂、陶磁器粉、
ガラス粉からなる群から選ばれた骨材である前記(
〜()項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面
装飾材の製造方法。
【0018】(10)雲母薄片が、非人工着色雲母及び
人工着色雲母から選ばれた少なくとも1種の雲母薄片で
ある前記()〜()項のいずれかに記載の建築物又
は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0019】(11)合成樹脂エマルションがアクリル
系合成樹脂エマルションである前記()〜(10)項
のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製
造方法。
【0020】(12)型枠の内側下面または板状物の少
なくとも塗材が塗布される側の面が、平坦な面である前
記()〜(11)項のいずれかに記載の建築物又は構
築物用表面装飾材の製造方法。
【0021】(13)型枠の内側下面または板状物の少
なくとも塗材が塗布される側の面が、凹凸状である前記
)〜(11)項のいずれかに記載の建築物又は構築
物用表面装飾材の製造方法。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の理解を容易にするため
に、まず、本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製
造方法の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図面を用いて説明した実施の形態は一例であって、この
図示したもののみに限定されるものではない。
【0023】図1は、離型性を有する板状物を用いて、
この上に本発明の建築物又は構築物用表面装飾材を形成
していく工程を示す断面工程図である。
【0024】図1(a)に示すように、まず、離型性を
有する板状物1の上に、合成樹脂エマルションと雲母薄
片を含む第1の塗材を、比較的薄く塗布する。塗布され
た第1の塗材層は、未乾燥のままでも良く、また必要に
応じて乾燥させてもよい。2が雲母薄片を示しており、
3は前記2の雲母薄片も含めた第1の塗材を示してい
る。この場合は最終的に得られる装飾材の表面側が、平
滑になり、雲母薄片2もその劈開平面がほぼ装飾材の表
面に沿った方向になる。なお、第1の塗材の塗布は図示
したものは板状物1の表面全面を覆ってはいないが、目
的に応じて全面を覆うように塗布してもよい。
【0025】塗布の手段は特に限定するものではない
が、吹付けガンや鏝、刷毛、ローラーなど、目的が達成
できるものであればよい。
【0026】次に図1(b)に示すように第1の塗材層3
が形成された面にその上から合成樹脂エマルションと骨
材を含む第2の塗材5を塗布する。4は第2の塗材中の
骨材を模式的に示したものである。塗布の手段は特に限
定するものではないが、吹付けガンや鏝、刷毛、ローラ
ーなど、目的が達成できるものであればよい。
【0027】次いで第2の塗材5を乾燥させた後、図1
(c)に示すように、コンクリート6を流し込む。この際
コンクリートが流動的な場合には、適宜の枠7で囲って
コンクリートが固化するまで流れ出さないようにする。
【0028】かくして、コンクリートが固化した後、板
状物1や枠7を除去し、図1(d)に示されるように、本
発明の装飾材が得られる。尚、図1(d)は図1(c)と上
下を逆に示してある。
【0029】図示していないが、透明なトップコート層
を表面に施したい場合には、図1(a)の工程で、第1の
塗材を塗布する前に、まず初めに乾燥すると透明になる
合成樹脂クリアー塗料を薄く塗布し、乾燥してトップコ
ート層を形成しておけばよい。また、必要に応じて図1
(d)で得られた装飾材表面に、後からトップコートを
施してもよい。
【0030】かくして得られた装飾材の表面側から見た
平面図を図3に示した。2aが白雲母薄片、2bが黒雲
母薄片であり、これらの雲母薄片はその劈開平面が装飾
材の表面にほぼ表面に沿った状態で現れて、鱗片状の光
輝性が十分に発揮され、極めて天然石に近い天然石調の
装飾材が得られる(勿論、雲母薄片の劈開平面が装飾材
の表面に完全に平行に沿っていることが要求されるわけ
ではなく、多少の角度がついていることは問題ない。以
下に説明する態様についても同様である。)。そして、
この場合は表面が平らであるので、磨き仕上げ調の重厚
な天然石調模様を有する建築物又は構築物用表面装飾材
を得ることができる。
【0031】次に図2に、離型性を有する板状物を用い
て、この上に本発明の建築物又は構築物用表面装飾材形
成していく別の一実施の形態の工程を示す断面工程図を
示した。この態様が図1の態様と異なるのは、裏側にコ
ンクリートを積層するのではなく、不織布や寒冷紗など
の布帛類が積層される態様である点である。
【0032】図2(a)と図2(b)の工程は、図1
(a)と図1(b)に示す工程とほぼ同様であるので、同
一部分には同一の符号を付して重複説明は省略してい
る。
【0033】若干異なるのは、図2(b)で第2の塗材5
を塗布した後、第2の塗材5が乾燥しないうちに、図2
(c)に示すように、布帛8を積層する点である。第2の
塗材5が乾燥しないうちに布帛8を積層することによ
り、布帛8の上から適宜圧力を掛けることにより、接着
剤などを使用しなくても、布帛8を第2の塗材層5に接
着させることができる。
【0034】かくしてこれを乾燥させ、第2の塗材層5
が固化した後、板状物1を除去し、図2(d)に示される
ように、本発明の装飾材が得られる。
【0035】図示していないが、透明なトップコート層
を表面に施したい場合には、図2(a)の工程で、第1の
塗材を塗布する前に、まず初めに乾燥すると透明になる
合成樹脂クリアー塗料を薄く塗布し、乾燥してトップコ
ート層を形成しておけばよい。また、必要に応じて図2
(d)で得られた装飾材表面に、後からトップコートを
施してもよい。
【0036】かくして得られた装飾材の表面側から見た
平面図は図3に示した物とほぼ同様になる。雲母薄片は
その劈開平面が装飾材の表面にほぼ表面に沿った状態で
現れて、鱗片状の光輝性が十分に発揮され、極めて天然
石に近い天然石調の装飾材が得られる。そして、この場
合は表面が平らであるので、磨き仕上げ調の重厚な天然
石調模様を有する建築物又は構築物用表面装飾材を得る
ことができる。なお、この態様の装飾材は、一般に建築
物や構築物の所望の部分に接着剤などで貼り合わせて施
工される。また、この態様の装飾材は可とう性、柔軟性
もあり、例えば丸い柱の表面などの曲面にも貼り合わせ
ることができる。
【0037】以上、図1や図2で説明した工程におい
て、板状物1としてその表面が平坦な板状物を用いた例
を記載したが、板状物の少なくとも塗材が塗布される側
の面が、適宜の凹凸立体模様を有するものであってもよ
い。板状物として比較的薄いシートやフィルム状のもの
を用いる場合は、あたかも波板の如く、板状物表裏面と
も凹凸を有することになるが、このような板状物でも差
し支えない。
【0038】次に図4で、離型性を有する型枠を用い
て、型枠で本発明の建築物又は構築物用表面装飾材形成
していく工程を示す断面工程図の一実施の形態について
説明する。板状物の代わりに型枠を用いた点が図1や図
2の場合と異なり、他の工程は本質的に図1や図2で説
明した場合と同様である。
【0039】図4(a)に示すように、まず、離型性を
有する型枠で、その内側下面(最終的に得られる装飾材
の表面が接する部分)が凹凸状になっている型枠10の
前記凹凸面の一部または全部を覆うように、合成樹脂エ
マルションと雲母薄片を含む第1の塗材を、比較的薄く
塗布する。塗布された第1の塗材層は未乾燥の状態のま
までもよいし、必要に応じて乾燥させてもよい。2が雲
母薄片を示しており、3は前記2の雲母薄片も含めた第
1の塗材を示している。この場合は最終的に得られる装
飾材の表面側が凹凸状になるが、雲母薄片2もその劈開
平面がほぼ装飾材の表面に沿った方向になる。なお、第
1の塗材の塗布は図示したものは型枠10の内側の凹凸
表面全面を覆ってはいないが、目的に応じて全面を覆う
ように塗布してもよい。
【0040】塗布の手段は特に限定するものではない
が、吹付けガンや鏝、刷毛、ローラーなど、目的が達成
できるものであればよい。
【0041】次に図4(b)に示すように第1の塗材層3
が形成された面にその上から合成樹脂エマルションと骨
材を含む第2の塗材5を塗布する。4は第2の塗材中の
骨材を模式的に示したものである。塗布の手段は特に限
定するものではないが、吹付けガンや鏝、刷毛、ローラ
ーなど、目的が達成できるものであればよい。
【0042】次いで第2の塗材5を乾燥させた後、図4
(c)に示すように、コンクリート6を流し込む。
【0043】かくして、コンクリートが固化した後、型
枠10を取り外し、図4(d)に示されるように、本発明
の装飾材が得られる。尚、図4(d)は図4(c)と上下を
逆に示してある。
【0044】図示していないが、透明なトップコート層
を表面に施したい場合には、図4(a)の工程で、第1の
塗材を塗布する前に、まず初めに乾燥すると透明になる
合成樹脂クリアー塗料を型枠の内側下面に薄く塗布し、
次いで乾燥してトップコート層を形成しておけばよい。
また、必要に応じて図4(d)で得られた装飾材表面
に、後からトップコートを施してもよい。
【0045】かくして得られた装飾材の表面側から見た
平面図はその表面が凹凸立体模様を有し、且つ石積み調
立体模様が形成されている点を除いてほぼ図3に示した
物と同様な状態になる。そして雲母薄片はその劈開平面
が装飾材の表面にそのほぼ表面に沿った状態で現れて、
鱗片状の光輝性が十分に発揮され、極めて天然石に近い
天然石調の装飾材が得られる。そして、この場合は表面
が凹凸状であり、凹凸の形を天然石の割肌状にしている
場合には、天然石割肌調の重厚な天然石調模様を有する
建築物又は構築物用表面装飾材を得ることができる。ま
た、図示したように型枠の内側下面に設けられた凹凸反
転レリーフ模様が石積み調の模様にされている場合には
石積み調の重厚な天然石調模様を有する建築物又は構築
物用表面装飾材を得ることができる。
【0046】なお、図示していないが図4に示した態様
のコンクリート6に代えて不織布や寒冷紗などの布帛を
積層する場合は、図2を用いて説明したと同様に、図4
(b)で第2の塗材5を塗布した後、第2の塗材5が乾燥
しないうちに、第2の塗材5の上に図2で説明した場合
と同様にして布帛を積層すればよい。
【0047】また、型枠として内側下面に凹凸立体模様
を有するものを用いたが、この凹凸の形は目的に応じて
任意の形にすればよいし、凹凸立体模様を付与せずに平
滑面としてもよく、その場合には、前述した様な、表面
が平滑な磨き仕上げ調の装飾材を得ることができる。
【0048】かくして、例えば御影石調の重厚な鱗片状
の光輝性が十分に発揮され、極めて天然石に近い天然石
調模様を有する建築物又は構築物用表面装飾材を得るこ
とができる。特に御影石調や天然石割肌調の石積み天然
石調模様を有する建築物又は構築物用表面装飾材を得る
のに好適である。
【0049】次に本発明において用いられる、各素材、
施工適用対象などについてより詳細に説明する。
【0050】型枠の素材としては、型枠としての役割を
達成できるものであれば特に制限はなく、プラスチッ
ク、金属、木材、石材、セラミックなど各種のものを用
いることができるが、プラスチックが安価で好ましい。
プラスチックも各種のものが使用できるが、コストの面
からはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルなどが安価であり好ましい。離型性が乏
しい素材の場合には、適宜の離型剤を型枠内側面に塗布
しておけばよい。プラスチックのうちでも、発泡体が比
較的軽くて取り扱いが楽なのと、比較的安価に入手し得
るのでポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルなどの発泡体が好ましく用いられる。
【0051】板状物についてもその目的を達成できるも
のであれば特に制限はなく、上述の型枠で説明したと同
様の素材、例えばプラスチック、金属、木材、石材、セ
ラミックなど各種のものを用いることができ、プラスチ
ックが安価で好ましく、発泡体も用いることができるこ
とは、型枠の場合と同様である。フィルム状や、シート
状にした時に剛性の小さい素材の場合には、適宜の平面
を有する台の上において作業すればよいので、板状物が
可とう性であっても差し支えない。
【0052】また、図2で説明した態様のように、裏側
に布帛を積層する場合の布帛としては、例えば合成繊維
や無機繊維からなる織物や不織布、たとえば具体的に
は、アクリル繊維やポリエステル繊維からなる寒冷紗や
不織布、ガラス繊維織物、グラスウール不織布、合成紙
などの布帛類などが用いられる。特にアクリル繊維やポ
リエステル繊維からなる寒冷紗や不織布は、比較的安価
で疎水性で吸水性が比較的小さく、積層したときに水分
を吸って膨張したりすることが少なく、従って乾燥後に
装飾材が反ったり、装飾材層に亀裂が生じたりする恐れ
がなく好ましい。
【0053】第1の塗材ならびに第2の塗材を構成する
合成樹脂エマルションとしては、特に限定するものでは
ないが、好ましくは、乾燥後の性質として耐候性、対ア
ルカリ性、耐酸性雨性、耐水性、耐吸水性等を満足する
合成樹脂エマルションが好ましく、例えばアクリル系樹
脂エマルション(アクリル−ウレタン系樹脂エマルショ
ン、アクリル−シリコーン系樹脂エマルションも含
む)、酢酸ビニル系樹脂エマルション、塩化ビニル系樹
脂エマルション、ウレタン系樹脂エマルション等が挙げ
られる。中でもアクリル系樹脂エマルションが比較的安
価なわりには、耐候性の点で優れており建築物の内外装
壁面或は床面などの建築物や構築物の表面仕上用装飾材
層として適用した場合など長期の耐久性を有し好まし
い。
【0054】2の塗材に用いられる骨材としては寒水
石などの大理石粉や御影石粉その他の天然石粉、硅砂、
ガラス粉、陶磁器粉、プラスチック細片(いずれも非人
工着色のものでもよいし、人工着色されたものでもよ
い。)などの無機材料やプラスチック材料が好ましく用
いられる。勿論これらを併用したり、異なる色調の骨材
を併用してもよい。骨材の大きさは特に限定するもので
はないが、粒径(その粒子の長径すなわち最大径部分)
は0.01mm〜3mm程度のものが好ましく用いられ
【0055】2の塗材を構成する骨材と合成樹脂エマ
ルションの配合割合はどんな種類やどの様な風合の装飾
材とするかなどによっても異なってくるが、合成樹脂エ
マルジョンの割合が樹脂固形分で骨材100重量部に対
し、5〜20重量部程度が好ましく、特に5〜10重量
部程度が好ましい。
【0056】この範囲の好ましい態様とすることによ
り、骨材を合成樹脂マトリックスでしっかり保持でき、
従って余り脆くならず、しかも重厚で深みのあるの風合
いを保持したまま、耐久性のある強度を有する装飾材を
得ることができる。余りに骨材が多くなり過ぎるとバイ
ンダーとしての機能も有する合成樹脂の割合が少なくな
るので得られる装飾材の機械的強度が低下する傾向にあ
り、一方余りに骨材の割合が少なくなり過ぎると重厚で
深みのある風合いが低下する傾向にあると共に、塗布し
た後乾燥固化する際、収縮などが生じ、亀裂が発生しや
すくなる傾向にある。
【0057】合成樹脂エマルションに骨材が配合された
第2の塗材には、更に必要に応じて充填材、造膜助剤、
増粘剤、消泡剤、pH調整剤などを加えたり、粘度を調
整するために水などや適宜の溶剤などを加えてもよい。
これらの添加剤については第1の塗材においてもほぼ同
様である。
【0058】増粘剤としては例えばメチルセルロース系
のもの(たとえば“ハイメトローズ90SH−3000
0”、信越化学(株)社製)、造膜助剤としては例えば
ブチルカルビトールアセテートなど、消泡剤としては例
えば“ノプコサントNXZ”(サンノプコサン(株)社
製)など、pH調整剤としては濃アンモニア水などが好
適に用いられるが、これらのみに限定されるものではな
い。
【0059】次に第1の塗材中に配合される雲母薄片と
しては、サイズ(長径)0.5mm以上のものを用いる
ことが必要であり、余り小さすぎると鱗片状の光沢の発
揮効果が十分発揮しにくくなる。また通常容易に入手で
きるものは、サイズが最高で10mm程度である。従っ
て雲母薄片としては、サイズ(長径)が0.5〜10m
mのもの用いることが必要である。
【0060】雲母薄片としては、白雲母、金雲母、黒雲
母など天然雲母の破砕したもの(非人工着色の雲母)或
はこれらに顔料を含む塗料で人工的に着色を施した人工
着色雲母薄片等が挙げられ、これらの2種以上を併用す
ることがより好ましい。人工着色雲母の色としては、
白、黒、黄、赤、ベージュ等が挙げられる。特に限定す
るものではないが、雲母薄片はその50重量%以上が非
人工着色の雲母薄片からなる雲母薄片を用いることが好
ましい。人工的に着色していない天然の雲母薄片は、透
明性があるため、完全には下地層の表面を隠蔽せず、下
地層とのなじみが良く調和のとれた落ち着きのある装飾
材が形成出来る。人工着色雲母を適宜併用することは、
装飾材にコントラストのある表面模様を付与する上では
好ましい。
【0061】用いる雲母薄片の大きさは発現させたい風
合いによって大きさを変えればよく、例えば花崗岩程度
の鱗片状の光沢を出したい場合には例えばサイズが2〜
4mm程度のものを主として使用するとか、より大きな
結晶が存在する風合いを発現させたい場合にはより大き
なサイズの、例えば4〜10mmのサイズの雲母薄片を
用いればよい。ただ、サイズの大きいものは、吹き付け
ガンのノズルを詰まらせる恐れがあるので、その場合は
吹き付けガンを使用しない塗布方法、例えば刷毛や鏝に
よる塗布などの適宜の塗布方法を採用すればよい。
【0062】第1の塗材が合成樹脂エマルションと雲母
薄片からなる場合には、雲母薄片100重量部に対し、
合成樹脂エマルションが樹脂固形分で50〜1000重
量部の範囲が好ましい。雲母薄片の割合が余りに多すぎ
ると、雲母は劈開性があるので得られた装飾材の表面か
ら剥がれやすくなる傾向にあり、雲母薄片の割合が余り
に少なすぎると、雲母薄片を用いた効果が小さくなる傾
向にある
【0063】ップコート層を装飾材最表面に形成する
場合には、乾燥すると透明になる合成樹脂クリアー塗料
を用いればよい。具体例としては、第1の塗材ならびに
第2の塗材を構成する合成樹脂エマルションとして例示
した合成樹脂エマルション、又はエマルションタイプで
はなく、溶媒として溶剤を用いたこれらの合成樹脂塗材
を溶液タイプにしたものなどが用いられる。特に好まし
くは、耐候性の優れたものを用いることが好ましく、ア
クリル系樹脂エマルションや溶液タイプのうちでもアク
リル−ウレタン系樹脂エマルションや溶液タイプ、アク
リル−シリコーン系樹脂エマルションや溶液タイプなど
がより好ましい。トップコート層は一般に装飾材に表面
光沢を付与したい場合とか、耐候性、耐水性、防汚性な
どの性質を更に付与したい場合などに用いられる。トッ
プコート層の塗布厚みは、特に制限するものではない
が、乾燥後の厚みで10〜1000μm程度である。
【0064】本発明の装飾材は、従来の合成品ではなし
得なかった、優れた鱗片状の光輝を発現し、したがって
重厚さ、深みに富んだ高級感を有する天然石調の建築物
または構築物用の表面装飾材を得ることができる。従っ
て本発明の装飾材は、建築物や構築物の表面、例えば、
建築物内外装壁面や天井、床面、支柱の表面、塀の表
面、宅地造成の法面、建築物用擁壁、高架道路や橋梁な
どの壁面や脚柱の外装、横断歩道橋の外壁、土石止めの
法面、護岸壁、護岸階段、トンネルなどの出入口などの
表面仕上げ用の装飾材として、好適に用いられる。
【0065】なお、本発明の装飾材は、例えば現場で施
工しながら製造することも可能である。すべての工程を
現場で行うこともできるが、例えば、図4で示した工程
を例にとって説明すれば、図4の(a)と(b)までの
工程を工場にて作成しておいて、これを例えば建築現場
のビルの壁を施工する現場に持ち込み、図4の(b)で
示したものを型枠の開口部をビルの壁を施工するために
建築途中に施されているコンクリートを流して壁を作る
時などに用いられるのバックアップ板面に対抗させて保
持し、そして前記バックアップ板面と図4の(b)で示
した状態の型枠との空間を充填するようにコンクリート
を流し、コンクリートが固まった時点で型枠を除去すれ
ば、壁面の施工と同時にその表面の装飾も行うことがで
きる。
【0066】
【実施例】以下、より具体的な実施例を挙げて更に本発
明を説明するが、本発明はこの実施例のもののみに限定
されるものではない。尚、以下の実施例においては塗布
量やコンクリートの施工量などは乾燥後の状態での塗布
量、施工量を示している。
【0067】実施例1 図1で説明した工程で装飾材を製造した。
【0068】平板台の上に板状物1としてポリエチレン
発泡体シートを置き、ついで第1の塗材として、合成樹
脂エマルション: アクリル樹脂系エマルション(旭化
成工業株式会社製“ポリトロンE300”)3500g
(このうち樹脂固形分は49重量%)、 雲母薄片: 非人工着色天然白雲母[(株)キララ社製“No.3”
(サイズ約1〜3mm)]500g、人工着色黒雲母
[ダイヤ工業(株)製“ダイヤチップDM−5黒”(サ
イズ約2〜5mm)]250gとから調整された第1の
塗材を塗装器具としてカベロンガン口径6mm(豊岡製
作所製)を用いて塗布量が約0.3kg/m2となるよ
うに前記ポリエチレン発泡体シートの表面の面積の約5
0%を覆うような割合で吹付け乾燥した(図1(a)参
照)。
【0069】次いでこの上に第2の塗材として合成樹脂
エマルション: アクリル樹脂系エマルション(旭化成
工業株式会社製“ポリトロンE300”)2000g
(このうち樹脂固形分は49重量%)、 骨材: 天然石骨材(寒水石)[(株)同和カルファイン製“K
D−1”(粒径0.35〜0.55mm)]7500g
と天然石骨材(寒水石)[(株)同和カルファイン製
“KD−100”(粒径0.075〜0.15mm)]
2000g、着色骨材 グレー系着色焼成硅砂[新東陶
料(株)製“20N−3”(粒子サイズ8号:粒径0.
18〜0.25mm)]500gとから調整された第2
の塗材を塗装器具としてリシンガン口径6mm(豊岡製
作所製)を用いて塗布量が約3.5kg/m2となるよ
うに吹付け、乾燥させた(図1(b)参照)。
【0070】次に周囲を図1(c)に示したように周囲
を囲むように木枠7を設置し、コンクリートをその上か
ら施工量50kg/m2となるように流し込み、固化さ
せた後、木枠7と板状物1のポリエチレン発泡体シート
を取り外し、かくして、落ち着きがあり、重厚感、鱗片
状の光輝性を有する花崗岩調の磨き仕上げ調装飾材を得
た(図1(d)参照)。
【0071】実施例2 図2で説明した工程で装飾材を製造した。
【0072】用いた板状物、第1の塗材、第2の塗材、
塗布量などは実施例と同じにした。実施例1と異なるの
は第2の塗材を塗布した後、第2の塗材層が乾燥しない
うちに図2(c)に示すようにポリエステル不織布から
なる布帛8を第2の塗材層の上に載せスポンジローラー
で圧着した後、乾燥させた。板状物1のポリエチレン発
泡体シートを取り外し、かくして、落ち着きがあり、重
厚感、鱗片状の光輝性を有する花崗岩調の磨き仕上げ調
装飾材を得た(図2(d)参照)。得られた装飾材は可
とう性を有しており、曲面への施工も可能であった。
【0073】
【発明の効果】発明の装飾材の製造方法の発明によれ
ば、雲母薄片が効率よく装飾材の表面側に現われ、雲母
薄片の劈開平面がほぼ装飾材の表面に沿った形で存在し
鱗片状の光輝性が十分に発揮され、従って天然石により
近い重厚さを有する天然石調模様を有する建築物又は構
築物用の表面装飾材を容易に製造する方法が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材を形成
する工程の一実施形態を示した断面図。
【図2】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材を形成
する工程の別の一実施形態を示した断面図。
【図3】本発明の一実施形態の建築物又は構築物用装飾
材の表面側から見た平面図。
【図4】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材を形成
する工程の更に別の一実施形態を示した断面図。
【符号の説明】
1 板状物 2 雲母薄片 2a 白雲母薄片 2b 黒雲母薄片 3 第1の塗材 4 骨材 5 第2の塗材 6 コンクリート 7 枠 8 布帛 10 型枠
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B44F 9/04 B44F 9/04 E04C 2/20 E04C 2/20 B E 2/26 2/26 R (56)参考文献 特開 平8−199759(JP,A) 特開 平8−309949(JP,A) 特開 平7−24959(JP,A) 特開 平4−76151(JP,A) 特開 平8−4251(JP,A) 特開 平10−102723(JP,A) 特開 平6−304935(JP,A) 特開 平4−92045(JP,A) 特開 平4−285045(JP,A) 特開2000−120252(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 E04C 2/20 B32B 13/12 B32B 3/14

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型性を有する型枠の内側下面上又は板
    状物上に合成樹脂エマルションと雲母薄片からなり、前
    記雲母薄片のサイズが0.5〜10mmである第1の塗
    材を、比較的薄く塗布し、乾燥させるか又は未乾燥の状
    態で、その上から合成樹脂エマルションと骨材を含む第
    2の塗材を塗布し、第2の塗材が乾燥しないうちにその
    上に布帛を積層し乾燥させて前記布帛を固着するか、又
    は、第2の塗材が乾燥した後にその上にコンクリートを
    流し込み固化させ、次いで前記型枠又は板状物を除去す
    ることを特徴とする合成樹脂マトリックス中に骨材が分
    散されてなる層の表層部分に雲母薄片がその劈開平面が
    ほぼ装飾材の表面に沿った状態で分散固着されており、
    裏側面にコンクリート層又は布帛が積層されてなる表面
    に天然石調模様を有する建築物又は構築物用表面装飾材
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 離型性を有する型枠の内側下面上又は板
    状物上に、まず初めに乾燥すると透明になる合成樹脂ク
    リアー塗料を塗布、乾燥してトップコート層を形成して
    おく請求項に記載の建築物又は構築物用表面装飾材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の塗材の塗布量が、乾燥後の塗布量
    で50g〜2kg/m2である請求項又はのいずれ
    かに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  4. 【請求項4】 第2の塗材の塗布量が、乾燥後の塗布量
    で1〜10kg/m2である請求項1〜3のいずれかに
    記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の塗材が合成樹脂エマルションと雲
    母薄片を含み、雲母薄片100重量部に対し、合成樹脂
    エマルションが樹脂固形分で50〜1000重量部であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の建築物又は構築物用
    表面装飾材の製造方法。
  6. 【請求項6】 第2の塗材が合成樹脂エマルションと骨
    材を含み、骨材100重量部に対し、合成樹脂エマルシ
    ョンが樹脂固形分で5〜20重量部である請求項1〜5
    のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 雲母薄片のサイズが〜10mmである
    請求項1〜6のいずれかに記載の建築物又は構築物用表
    面装飾材の製造方法。
  8. 【請求項8】 骨材が粒径0.01〜3mmの骨材であ
    る請求項1〜7のいずれかに記載の建築物又は構築物用
    表面装飾材の製造方法。
  9. 【請求項9】 骨材が天然石粉、硅砂、陶磁器粉、ガラ
    ス粉からなる群から選ばれた骨材である請求項1〜8
    いずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 雲母薄片が、非人工着色雲母及び人工
    着色雲母から選ばれた少なくとも1種の雲母薄片である
    請求項1〜9のいずれかに記載の建築物又は構築物用表
    面装飾材の製造方法。
  11. 【請求項11】 合成樹脂エマルションがアクリル系合
    成樹脂エマルションである請求項1〜10のいずれかに
    記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  12. 【請求項12】 型枠の内側下面または板状物の少なく
    とも塗材が塗布される側の面が、平坦な面である請求項
    1〜11のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装
    飾材の製造方法。
  13. 【請求項13】 型枠の内側下面または板状物の少なく
    とも塗材が塗布される側の面が、凹凸状である請求項
    〜11のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾
    材の製造方法。
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