JPS61167760A - ベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の油圧制御装置

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JPS61167760A
JPS61167760A JP815085A JP815085A JPS61167760A JP S61167760 A JPS61167760 A JP S61167760A JP 815085 A JP815085 A JP 815085A JP 815085 A JP815085 A JP 815085A JP S61167760 A JPS61167760 A JP S61167760A
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hydraulic
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line oil
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Katsumi Kono
克己 河野
Ryuji Imai
竜二 今井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はベルト式無段変速機の油圧制御装置に関し、特
に速度比の動作特性を改善する技術に関するものである
従来技術 一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設けられた
可変プーリと、それ等可変プーリに巻き掛けられて動力
を伝達する伝導ベルトと、前記可変プーリの有効径を変
更する一対の油圧シリンダとを備えたベルト式無段変速
機が知られている。
斯るベルト式無段変速機においては、減速側から増速側
に至る範囲内で変速を可能とするために一次側回転軸側
の油圧シリンダと二次側回転軸側の油圧シリンダとの推
力比(出力側油圧シリンダの推力/入力側油圧シリンダ
の推力)を広範囲に、たとえば1.5から0.5に至る
範囲に変化させる必要がある。
これに対し、2種類のライン油圧である第1ライン油圧
および第2ライン油圧をそれぞれ調圧する第1調圧弁お
よび第2調圧弁を設け、それ等の油圧のうち相対的に油
圧の小さい第1ライン油圧を専ら伝導ベルトの張力を制
御するための一方の油圧シリンダに供給させるともに、
相対的に油圧の大きい第2ライン油圧を他方の油圧シリ
ンダへの作動油の供給あるいは他方の油圧シリンダから
の作動油の排出を行なう流量制御弁へ供給する油圧制御
装置が知られている。斯る油圧制御装置によれば、前記
一方の油圧シリンダおよび他方の油圧シリンダの受圧面
積が略同等であっても、第1ライン油圧と第2ライン油
圧との油圧差に応じて一方の油圧シリンダと他方の油圧
シリンダとの推力比を大きく確保することができる。た
とえば、特公昭4B−26692号公報に記載された装
置がそれである。
しかし、このようなベルト式無段変速機の油圧制御装置
によれば、前記流量制御弁によって容量が変化させられ
る前記他方の油圧シリンダの推力が前記第1ライン油圧
が供給される前記一方の油圧シリンダの推力に比べて小
さくする領域、すなわち推力比が1より大きい領域にお
いては、本来的に第1ライン油圧よりも大きな第2ライ
ン油圧を用いる必要はなく、このような領域においては
第2ライン油圧を作り出すために油圧ポンプが不要に駆
動される結果となり、油圧ポンプを駆動するために費や
される動力が無用に消費される不都合があった。
本出願人は、先に、上記問題を解決するための油圧制御
装置に関する出願をした。特願昭59−208963号
がそれである。かかる油圧制御装置によれば、油圧源か
ら前記流量制御弁装置へ供給される作動油圧が第2調圧
弁装置によって他方のシリンダ内の作動油圧に対して所
定圧高い油圧に昇圧されるので、油圧源から流量制御弁
装置へ供給される作動油圧が他方の油圧シリンダ内の作
動油圧の変化、換言すればベルト式無段変速機の速度比
あるいは伝達トルクの変化に応じて所定圧高く調圧され
、油圧シリンダ間の推力比が充分に得られると同時に、
油圧源から流量制御弁装置へ供給される作動油圧が必要
かつ充分な値に調圧されて無用な動力損失が解消される
。しかも、前記第2M4圧弁によって調圧される第2ラ
イン油圧または前記他方の油圧シリンダ内の作動油圧が
前記第1ライン油圧またはドレイン圧よりも所定値以上
大きくなることを阻止するリリーフ弁が設けられている
ので、たとえば速度比が最大に振り切って流量制御弁装
置が開放状態となったときには、第211圧弁によって
調圧される第2ライン油圧の過昇圧が防止されて、この
点においても動力損失が抑制される。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、さらに研究を進めるうち、かかる油圧制
御装置においても未だ問題が存在していることが判明し
た。すなわち、無段変速機の速度比変化途中(たとえば
増速作動途中)にも流量制御弁装置が過渡的に開放状態
となるので第2調圧弁が第2ライン油圧を他方のシリン
ダ内の作動油圧よりも所定圧高くしようとするが、第2
ライン油圧または前記他方の油圧シリンダ内の作動油圧
がリリーフ弁により第1ライン油圧またはドレイン圧よ
りも前記所定値以上に大きくなることが阻止されるので
、第2ライン油圧が不足して速度比変化速度が低くなり
、充分な応答性が得られない場合があった。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を前景として為されたものであり、
その要旨とするところは、前記ベルト式無段変速機にお
いて、油圧源から供給される作動油圧を第1ライン油圧
に調圧して前記油圧シリンダの一方に供給し、前記伝導
ベルトに対する狭圧力を制御する第1調圧弁装置と、前
記油圧シリンダの他方に供給される作動油の流量および
該油圧シリンダから排出される作動油の流量を調節して
前記ベルト式無段変速機の速度比を制御する流量制御弁
装置と、前記油圧源と第1調圧弁装置との間に設けられ
、前記油圧源から供給される作動油圧を前記他方の油圧
シリンダ内の作動油圧または前記第1ライン油圧に対し
て所定圧高い第2ライン油圧に調圧し、その第2ライン
油圧を前記流量制御弁装置に供給する第2調圧弁装置と
を備えた油圧制御装置であって、前記第1ライン油圧を
導(第1ライン油路と前記第2ライン油圧を導く第2ラ
イン油路または前記他方の油圧シリンダ内の油圧を導く
油路との間に、リリーフ圧を前記第1ライン油圧ととも
に変化させる可変リリーフ弁装置を設けたことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、前記可変リリーフ弁装置によって、
前記第2ライン油圧または他方の油圧シリンダ内の油圧
が前記第1ライン油圧とともに変化するリリーフ圧より
大きくなることが阻止され       聾る。このた
め、無段変速機の速度比変化途中(たとえば増速作動途
中)に流量制御弁装置が過渡的に開放状態となったとき
は、前記第2ライン油圧または他方の油圧シリンダ内の
油圧は前記第1ライン油圧に対応して変化するリリーフ
圧に調圧されるので、速度比変化速度が充分に大きくな
って無段変速機の充分な応答性が得られるのである。
上記リリーフ圧の変化特性は充分な速度比変化の応答性
が得られかつ動力損失が可及的に小さくなるように予め
定められる。
前記可変リリーフ弁装置は、好ましくは、シリンダボア
と、そのシリンダボア内に摺動可能に嵌合されて、前記
第1ライン油圧を導く第1ライン油路と前記第2ライン
油圧を導く第2ライン油路または前記他方の油圧シリン
ダ内の油圧を導く油路との間を開閉する弁子と、その弁
子に設けられ前記第2ライン油圧または他方の油圧シリ
ンダ内の作動油圧を受けて弁子を開弁方向へ付勢する受
圧面と、その弁子に設けられ前記第1ライン油圧を受け
て弁子を閉弁方向へ付勢する受圧面とを含んで成るもの
である。この種の可変リリーフ弁装置には上記弁子を閉
弁方向へ付勢するスプリングが備えられても良い。
実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図において、車両用エンジン10のクランク軸12
は電磁クラッチ、遠心クラッチ、流体クラッチ等のクラ
ッチ14を介してベルト式無段変速機16の一次側回転
輪18に連結されている。
−次側回転輪18には固定回転体20が固設されている
とともに可動回転体22が軸まわりの回転不能かつ軸方
向の移動可能に設けられており、それ等固定回転体20
および可動回転体22によってV溝幅、換言すれば有効
径(伝導ベルトの掛り径)の変更可能な一次側可変ブー
リ24が構成されている。ベルト式無段変速機16の二
次側回転軸26においても固定回転体28および可動回
転体30が設けられており、それ等固定回転体28およ
び可動回転体30によって二次側可変プーリ32が構成
されている。−次側可変プーリ24の可動回転体22は
一次側油圧シリンダ34によって駆動されるようになっ
ており、また二次側可変ブー1J32の可動回転体30
は二次側油圧シリンダ36によって駆動されるようにな
っている。ここで、−次側油圧シリンダ34および二次
側油圧シリンダ36は略同等の受圧面積を備えたもので
あり、可変プーリ24,32の径も略同等とされている
。−次側可変プーリ24および二次側可変プーリ32に
は、通常、無端環状のフープとそのフープに沿って重ね
られた多数のブロックとからなる伝導ベルト38が巻き
掛けられており、エンジン10から一次側回転輪18に
伝達された回転力が伝導ベルト38を介して二次側回転
軸26に伝達され、さらに図示しない副変速機、終減速
機を介して車両の駆動輪に伝達されるようになっている
油圧源としてのポンプ40は前記−次側回転輪18内を
縦通ずる図示しない連結軸を介してクランク軸12と連
結されており、エンジン10によって駆動されるように
なっている。ポンプ40はオイルタンク42内の作動油
をストレーナ44を介して吸入するとともに第2ライン
油路46を介して電磁式の流量制御サーボ弁48および
調圧弁50に圧送する。流量制御サーボ弁48は三方弁
であって油路52を介して一次側油圧シリンダ34に接
続されており、第2ライン油路46から一次側油圧シリ
ンダ34へ流れる作動油の流量を制御するとともに、−
次側油圧シリンダ34からドレイン油路54を介してオ
イルタンク42へ排出される作動油の流量を制御する。
流量制御サーボ弁48は図示しないコントローラから供
給される駆動信号に従って作動させられることにより一
次側可変プーリ24の有効径を拡大または縮小し、ベル
ト式無段変速機16の速度比(二次側回転軸26の回転
速度/−次側回転軸1日の回転速度)を調節する。その
コントローラは、たとえば、特願昭57−40747号
に記載されたものと同様に、車両のアクセル操作量に基
づいて決定された目標回転速度とエンジン10の実際の
回転速度とを一致させるための速度比を得るように流量
制御サーボ弁4日へ駆動信号を出力するのである。本実
施例では、流量制御サーボ弁48が流量制御弁装置を構
成し、ドレイン油路54および後述の戻り油路85がポ
ンプ40の作動油を戻すための排出路を構成している。
前記油路52と第1ライン油路58との間には可変リリ
ーフ弁62が接続されており、油路52からリリーフ弁
62に至る油路63から分岐した油路64を介して一次
側油圧シリンダ34内の作動油圧が調圧弁50に伝達さ
れるようになっている。前記調圧弁50は、第2調圧弁
装置として機能し、第2ライン油路46から第1ライン
油路58へ流出する作動油の流量を調節することにより
第2ライン油路46内の第2ライン油圧を前記−次側油
圧シリンダ34内の作動油圧に対して所定値(差圧ΔP
I)だけ高くなるように調圧するものである。
すなわち、第2図に示すように、調圧弁50は、第2ラ
イン油路46、第1ライン油路58にそれぞれ連通する
シリンダボア66内に摺動可能に嵌合された弁子68を
備えている。弁子68は第2ライン油路46と第1ライ
ン油路58との間を開閉するものであり、スプリング7
0によって常時閉弁方向に付勢されている。また、弁子
68は、第2ライン油圧を受けて弁子68をスプリング
70の付勢力に抗して開弁方向へ付勢する第1受圧面7
2と、前記−次側油圧シリンダ34内の作動油圧を受け
て弁子68を閉弁方向へ付勢する第2受圧面74とを備
えており、第1受圧面72に受ける推力と、第2受圧面
74に受ける推力およびスプリング70の付勢力とが平
衡した位置に位置決めされて、第2ライン油路46と第
1ライン油路58との間の流通断面積を調節する。すな
わち、第1受圧面72の受圧面積をSl、第2ライン油
路46の圧力(第2ライン油圧)をPR,、第2受圧面
74の受圧面積をSt、−次側油圧シリンダ34内の作
動油圧をPc、スプリング70の付勢力をF、とすれば
、次式(1)の平衡条件が成立する位置に弁子68が移
動させられる。このため、−次側油圧シリンダ34内の
作動油圧Pcが低下すればそれに応じて第2ライン油路
46と第1うP lz−S、=Pc  −S2+FI 
 ’  −・ −・(11イン油路58との間の流通断
面積が拡大されて第2ライン油路46内の作動油流出量
が増加して第2ライン油圧が低下させられる。逆に、−
次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pcが上昇すれば第
2ライン油路46と第1ライン油路58との間の流通断
面積が小さくされて、第2ライン油圧P12が上昇させ
られる。このようにして、−次側油圧シリンダ34内の
作動油圧Pcの変動に追従して第2ライン油圧Pe2が
それよりも所定値(ΔP。
= P il! z  P c )だけ高い油圧となる
ように追従させられるので、流量制御サーボ弁48の両
側にはヘルド式無段変速機16の速度比が変化しても必
要かつ充分な所定値の差圧が常時発生するようになって
いる。なお、本実施例の場合の受圧面積S、とS2は同
じであるので、(1)式から前記差圧ΔP、はF 1/
 S Iによって決定される。なお、スプリング70は
必ずしも設けられなくてもよい。
前記可変リリーフ弁62は、常時閉じているが、前記−
次側油圧シリンダ34内の作動油圧が第1ライン油圧と
ともに変化するリリーフ圧よりも大きくなったとき開放
作動するリリーフ圧可変形式のものであって、第3図に
示すように、第1ライン油路58および油路64に連通
する段付状のシリンダボア76と、そのシリンダボア7
6内に摺動可能に嵌合されてそれら第1ライン油路58
と油路64との間を開閉する弁子78と、その弁子78
を閉弁方向に付勢するスプリング80とから成る。弁子
78の一端の第3受圧面82には油路63を通して一次
側油圧シリンダ34の油圧が開弁方向へ作用させられる
一方、弁子78の他端の第4受圧面84には第1ライン
油圧PR,が閉弁方向へ作用させられるようになってお
り、弁子78は次式(2)゛の平衡条件が成立するよう
に移動させられ、 Pc  ’ S:l=P l+ ’ Sa+Fz  ”
 ” ・(2)但し、第4受圧面84の受圧面積をS4
、第       13受圧面82の受圧面積をS3、
スプリング80の付勢力をF2とする。
これにより可変リリーフ弁62を通じて作動油が洩らさ
れて一次側油圧シリンダ34内の作動油圧がリリーフさ
せられる。本実施例では、第4受圧面84の受圧面積S
4が第3受圧面82の受圧面積S3よりも大きくされて
リリーフ圧が第1ライン油圧Pl、の増加とともに上昇
させられるようになっており、流量制御サーボ弁48が
第2ライン油路46と油路52とを連通させたとき、第
4図に示すように、第2ライン油圧PI、の昇圧最大値
が調節される。なお、スプリング80は必ずしも設けら
れなくてもよい。
第1ライン油路58とポンプ40の吸入側に連通ずる戻
り油路85との間には第1調圧弁装置としての電磁式の
圧力制御サーボ弁86が設けられており、その圧力制御
サーボ弁86によって第1ライン油路58内の作動油の
戻り油路85への流量が変更されることにより第1ライ
ン油路58内の第1ライン油圧Pl、が調節されるよう
になっている。圧力制御サーボ弁86には、たとえば特
願昭57−071467号に記載されているものと同様
に、図示しないコントローラからベルト式無段変速機1
6の実際の速度比および伝達トルクに対応した駆動信号
が供給され、第1ライン油圧pHが伝導ベルト38の滑
りが生じない範囲で可及的に小さくなるように調節され
る。
以下、本実施例の作動を説明する。
ベルト式無段変速機16の速度比に応じて圧力制御サー
ボ弁86が作動させられることにより第1ライン油圧P
R,が第4図に示すように変化させられる。これにより
二次側可変プーリ32の伝導ベルト38に対する挟圧力
が必要かつ充分に制御されるとともに、その挟圧力に対
応する伝導ベルト38の張力に伴って一次側油圧シリン
ダ34内に速度比、及び伝達トルク等に対応した油圧P
Cが生ずる。調圧弁50は前述の如く一次側油圧シリン
ダ34内の作動油圧Pcの低下とともに第2ライン油路
46から第1ライ°ン油路58への作動油流量を増加さ
せ、あるいは−次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pc
の増加とともに第2ライン油路46から第1ライン油路
58への作動油の流量を減少させて、第2ライン油圧P
i、を、−次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pcに対
して所定の差圧ΔPIを形成する。このため、流量制御
サーボ弁48の両端には常に適当な差圧が形成されるた
め、−次側油圧シリンダ34と二次側油圧シリンダ36
との受圧面積が略同等であるにも拘らず速度比が大きい
領域においても必要な推力比が充分に得られて速度比が
広範囲に変更される。
しかも、ポンプ40の出力油圧である第2ライン油圧P
12は一次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pcに対し
て所定値(ΔPI)だけ高くなるように調圧弁50によ
って制御されるので、ベルト式無段変速機16の速度比
に応じて必要かつ最小限の油圧に制御され、ポンプ40
の作動に費やされるエンジン10の動力損失が可及的に
小さくされて、車両の燃料消費効率が高められるのであ
る。
以上の作動状態において、ベルト式無段変速機16の増
速作動時、すなわち、流量制御サーボ弁48を介して第
2ライン油路46から一次側油圧シリンダ34へ作動油
が流入させられて速度比が増加させられる過渡時には、
流量制御サーボ弁48を通じて第2ライン油路46と一
次側油圧シリンダ34とが連通させられる。このとき、
調圧弁50は流量制御サーボ弁48の両側に差圧を形成
しようとして第1ライン油路58と第2ライン油路46
との間を閉じるので、第2ライン油圧が急速に高められ
る。この状態において可変リリーフ弁62が開放作動さ
せられ、第2ライン油圧Pl。
は第4図に示すように第1ライン油圧Pi、に対する略
一定の割合R(=Pffiz /PL )以上の昇圧が
阻止される。
この結果、たとえば特願昭59−208963号に記載
のもののような従来の油圧装置においては、第1ライン
油圧Pl、に対する一定のリリーフ圧にて第2ライン油
圧PI、の昇圧が阻止されるため、従来では第4図の破
線に示すように第2ライン油圧P7!2と第1ライン油
圧P/、との差が一定となり、このためにたとえば第5
図の破線に示すように速度比変化速度が速度比に依存し
ていたが、本実施例によれば、可変リリーフ弁62のリ
リーフ圧の変化により前述の第4図に示す如く増速作動
時の第2ライン油圧P12が変化させられるので、速度
比が小さく成るほど第2ライン油圧PR,と第1ライン
油圧P1.との差が大きくされて大きな推力比が得られ
るようになり、たとえば第5図の実線に示すように速度
比変化速度が無段変速機1Gの速度比に拘わらす略一定
とされるのである。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
第6図に示すように、前記可変リリーフ弁62は第2ラ
イン油路46と第1ライン油路58との間に設けられて
もよい。無段変速機16の増速作動時には前述のように
流量制御サーボ弁48が開かれて第2ライン油圧P1t
と一次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pcとが同等と
なるので、前述の実施例と同様の効果が得られる。
また、ベルト式無段変速機16の変速比変化速度が逆に
速度比が大きくなる程小さくなる特性である場合には、
その変速比変化特性に応じて、第7図に示すように、弁
子78に設けられた第3受圧面82が第4受圧面84よ
りも大き(されても良い。
また、前述の実施例においては、流量制御サーボ弁48
が一次側可変プーリ24の有効径を変更するための一次
側油圧シリンダ34に対する流量を制御するように設け
られているが、反対に二次側油圧シリンダ36に対して
流量を制御するように設けられ、−次側油圧シリンダ3
4に圧力制御サーボ弁86によって調圧される第1ライ
ン油圧が作用させられるようにしても良いのである。
また、前述の実施例においては電磁式の流量制御サーボ
弁48あるいは圧力制御サーボ弁86が用いられている
が、たとえば特公昭58−18547号公報に記載され
ているものと同様に流量制御弁、調圧弁としてメカニカ
ルリンクによって駆動される形式の弁が用いられても良
いし、デユーティ制御される0N−OFF作動の開閉弁
であっても良い。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す油圧回路図であ
る。第2図および第3図は、第1図の調圧弁および可変
リリーフ弁の構成をそれぞれ説明するための図である。 第4図は第1図の実施例の可変リリーフ弁の作動を説明
するための図であって、速度比に対するリリーフ圧(第
2ライン油圧)の変化を示す特性図である。第5図は第
1図の実施例の速度比変化速度の特性を示す図である。 第6図は本発明の他の実施例における油圧回路の要部を
示す図である。第7図は本発明の他の実施例の可変リリ
ーフ弁の構成を説明するための図である。 16:ベルト式無段変速機 24ニ一次側可変プーリ 32:二次側可変プーリ 34ニ一次側油圧シリンダ 36:二次側油圧シリンダ  38:伝導ベルト48:
流量制御サーボ弁(流量制御弁装置)50:調圧弁(第
2fJ圧弁装置) 62:可変リリーフ弁(可変リリーフ弁装置)76:シ
リンダボア   78:弁子 80ニスプリング   82:第3受圧面84:第4受
圧面 86:圧力制御サーボ弁(第1調圧弁装置)出願人  
トヨタ自動車株式会社 第2図 第3図 第4図      第5囚 速を毘 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設け
    られた一対の可変プーリと、該可変プーリに巻き掛けら
    れて動力を伝達する伝導ベルトと、前記可変プーリの有
    効径を変更する一対の油圧シリンダとを備えたベルト式
    無段変速機において、油圧源から供給される作動油圧を
    第1ライン油圧に調圧して前記油圧シリンダの一方に供
    給し、前記伝導ベルトに対する狭圧力を制御する第1調
    圧弁装置と、前記油圧シリンダの他方に供給される作動
    油の流量および該油圧シリンダから排出される作動油の
    流量を調節して前記ベルト式無段変速機の速度比を制御
    する流量制御弁装置と、前記油圧源と第1調圧弁装置と
    の間に設けられ、前記油圧源から供給される作動油圧を
    前記他方の油圧シリンダ内の作動油圧または前記第1ラ
    イン油圧に対して所定圧高い第2ライン油圧に調圧し、
    該第2ライン油圧を前記流量制御弁装置に供給する第2
    調圧弁装置とを、備えた油圧制御装置であって、前記第
    1ライン油圧を導く第1ライン油路と前記第2ライン油
    圧を導く第2ライン油路または前記他方の油圧シリンダ
    内の油圧を導く油路との間に、リリーフ圧を前記第1ラ
    イン油圧とともに変化させる可変リリーフ弁装置を設け
    、該可変リリーフ弁装置により該第2ライン油圧または
    他方の油圧シリンダ内の油圧が該リリーフ圧より大きく
    なることが阻止されるようにしたことを特徴とするベル
    ト式無段変速機の油圧制御装置。
  2. (2)前記可変リリーフ弁装置は、シリンダボアと、該
    シリンダボア内に摺動可能に嵌合されて、前記第1ライ
    ン油路と前記第2ライン油路または前記他方の油圧シリ
    ンダ内の油圧を導く油路との間を開閉する弁子と、該弁
    子に設けられ前記第2ライン油圧または他方の油圧シリ
    ンダ内の作動油圧を受けて該弁子を開弁方向へ付勢する
    受圧面と、該弁子に設けられ前記第1ライン油圧を受け
    て該弁子を閉弁方向へ付勢する受圧面とを、含んで成る
    ものである特許請求の範囲第1項に記載のベルト式無段
    変速機の油圧制御装置。
  3. (3)前記可変リリーフ弁装置は、前記弁子を閉弁方向
    へ付勢するスプリングを備えたものである特許請求の範
    囲第2項に記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180120918A (ko) * 2017-04-28 2018-11-07 (주)아쿠아넷 어류 양식장의 사료공급장치

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