JPS61218861A - ベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の油圧制御装置

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JPS61218861A
JPS61218861A JP6287085A JP6287085A JPS61218861A JP S61218861 A JPS61218861 A JP S61218861A JP 6287085 A JP6287085 A JP 6287085A JP 6287085 A JP6287085 A JP 6287085A JP S61218861 A JPS61218861 A JP S61218861A
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hydraulic
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oil
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Katsumi Kono
克己 河野
Daisaku Sawada
沢田 大作
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ベルト式無段変速機の油圧制御装置の改良に
関するものである。
従来技術 一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設けられた
可変プーリと、それら可変プーリに巻き掛けられて動力
を伝達する伝導ベルトと、前記可変ブーりの有効径を変
更する一対の油圧シリンダとを備えたベルト式無段変速
機が知られている。
かかるベルト式無段変速機においては、減速側から増速
側に至る範囲内で変速を可能とするために、一次側の油
圧シリンダと二次側の油圧シリンダとの推力比(出力側
油圧シリンダの推力/入力側油圧シリンダの推力)を広
範囲に、たとえば1.5から0.5に至る範囲に変化さ
せる必要がある。
これに対し、2種類のライン油圧である第1ライン油圧
および第2ライン油圧をそれぞれ調圧する第一調圧弁お
よび第二調圧弁を設け、それらの油圧のうち相対的に油
圧の小さい第1ライン油圧を専ら伝導ベルトの張力を制
御するための一方の油圧シリンダに供給させるとともに
、相対的に大きい第2ライン油圧を他方の油圧シリンダ
への作動油の供給あるいは他方の油圧シリンダからの作
動油の排出を行なう流量制御弁へ供給する油圧制御装置
が知られている。
かかる油圧制御装置によれば、前記一方の油圧シリンダ
および他方の油圧シリンダの受圧面積がほぼ同等であっ
ても、第1ライン油圧と第2ライン油圧との油圧差に応
じて一方の油圧シリンダと他方の油圧シリンダとの推力
比を大きく確保することができる。たとえば、特公昭4
8−26692号公報に記載された装置がそれである。
しかし、このようなベルト式無段変速機の油圧制御装置
によれば、前記流量制御弁によって容量が変化させられ
る前記他方の油圧シリンダの推力は、前記第1ライン油
圧が供給される前記一方の油圧シリンダの推力に比べて
小さくする領域、すなわち推力比が1より大きい領域に
おいては、本来的に第1ライン油圧よりも大きな第2ラ
イン油圧を用いる必要はなく、このような領域において
は第2ライン油圧を作り出すために油圧ポンプが不要に
駆動される結果となり、油圧ポンプを駆動するために費
やされる動力が無用に消費される不都合があった。
本出願人は、先に上記問題を解決するための油圧制御装
置に関する出願をした。特開昭59−208963号が
それである。かかる油圧制御装置によれば、油圧源から
前記流量制御弁へ供給される作動油圧が、第二調圧弁に
よって一方の油圧シリンダ内の作動油圧(第1ライン油
圧)に対して所定圧高い油圧に昇圧されるので、油圧源
から流量制御弁へ供給される作動油圧が前記一方の油圧
シリンダ内の作動油圧の変化、換言すればベルト式無段
変速機の速度比あるいは伝達トルクの変化に応じて所定
圧高くされ、油圧シリンダ間の推力比が充分に得られる
と同時に、油圧源から流量制御弁へ供給される作動油圧
が必要かつ充分な値に調節されて無用な動力損失が解消
される。しかも、前記第二調圧弁によって調圧される第
2ライン油圧または前記他方の油圧シリンダ内の作動油
圧が前記第1ライン油圧またはドレイン油圧よりも所定
値以上大きくなることを阻止するリリーフ弁が設けられ
ているので、たとえば速度比が最大に振り切って流量制
御弁が開放状態となったときには、第二調圧弁によって
調圧される第2ライン油圧の過昇圧が防止されて、この
点においても動力損失が抑制される。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、更に研究を進めるうち、斯る油圧制御装
置においても、未だ問題が存在していることが判明した
。すなわち、ベルト式無段変速機の速度比が急速に増速
側へ変化させられる場合、換言すれば、前記他方の油圧
シリンダ内へ流量側6      御弁から作動油を流
入させることにより速度比が急速に変化させられる場合
には、その油圧シリンダに作動油を供給するための流量
制御弁が、速度比が最大に振り切った場合と同様に、開
放状態となってリリーフ弁の設定圧力まで第2ライン油
圧が昇圧する。このリリーフ弁に設定されるリリーフ圧
は、速度比の変化範囲内における第1ライン油圧と第2
ライン油圧との差圧の最大値よりも若干大きい値に設定
されるのが普通であるため、急激な速度比変更時のよう
な過渡状態においては、速度比が最大に振り切っていな
くても第2ライン油圧がリリーフ圧に到達するほど不必
要に高められて動力損失が生じていた。
また、上述のように無段変速機の速度比変化途中に流量
制御弁が過渡的に開放状態となったとき第2ライン油圧
が流量制御弁を通して油圧シリンダ内に作用させられる
が、この場合第2ライン油圧は前記リリーフ弁により調
圧されてしまうので、無段変速機の速度比変化速度(最
大速度)がその速度比に依存して好適な制御特性が得ら
れなかった。
問題点を解決するための第1の手段 本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり
、その要旨とするところは、前述のようなベルト式無段
変速機において、油圧源から供給される作動油圧を第1
ライン油圧に調圧して油圧シリンダの一方に供給し、前
記伝導ベルトに対する挟圧力を制御する第一調圧弁装置
と、前記油圧シリンダの他方に供給される作動油の流量
を調節して前記ベルト式無段変速機の速度比を制御する
流量制御弁装置とを備えた油圧制御装置であって、(1
)前記油圧源と第一調圧弁装置との間に設けられ、前記
油圧源から供給される作動油圧を前記他方の油圧シリン
ダ内の作動油圧よりも所定圧高い第2ライン油圧に調圧
し、その第2ライン油圧を前記流量制御弁装置に供給す
る第二調圧弁装置と、(2)前記油圧シリンダの他方内
の油圧を導(油路と、前記第1ライン油圧を導く第1ラ
イ′ン油路または前記油圧源へ作動油を戻すための排油
路との間に設けられた圧力制御サーボ弁装置と、(3)
その圧力制御サーボ弁装置に、前記油圧シリンダの他方
内の油圧がその定常時の最大値よりも予め定められた値
だけ大きい圧力以上に昇圧することを阻止させる圧力制
御装置と、を含むことにある。
作用および第1発明の効果 このようにすれば、圧力制御サーボ弁装置が、前記油圧
シリンダの他方内の油圧をその定常時の最大値よりも予
め定められた値だけ大きい圧力以上に昇圧することを阻
止するので、ベルト式無段変速機の速度比を急速に変更
する過渡状態において流量制御弁装置が開放されること
により第2ライン油路と他方の油圧シリンダとが連通ず
ると、第2ライン油圧が圧力制御サーボ弁装置により必
要以上の圧力に上昇することが阻止される。この圧力は
、速度比変化範囲内における第1ライン油圧と第2ライ
ン油圧との差圧の最大値に拘わらず、それよりも小さい
適当な値に設定されるので、過渡状態における第2ライ
ン油圧の過昇圧が防止されて過渡時の動力損失が解消さ
れるのである。
問題点を解決するための第2の手段 また、本発明の他の態様における要旨とするところは、
前記ベルト式無段変速機において、油圧源から供給され
る作動油圧を第1ライン油圧に調圧して前記油圧シリン
ダの一方に供給し、前記伝導ベルトに対する挟圧力を制
御する第一調圧弁装置と、前記油圧シリンダの他方に供
給される作動油の流量を調節して、前記ベルト式無段変
速機の速度比を制御する流量制御弁装置とを備えた油圧
制御装置であって、(1)前記油圧源と第一調圧弁装置
との間に設けられ、前記油圧源から供給される作動油圧
を前記他方の油圧シリンダ内の作動油圧に対して所定圧
高い、第2ライン油圧に調圧し、その第2ライン油圧を
前記流量制御弁装置に供給する第二調圧弁装置と、(2
)前記油圧シリンダの他方内の油圧を導く油路と、前記
第1ライン油圧を導く第1ライン油路または前記油圧源
へ作動油を供給するための排油路との間に設けられ、リ
リーフ圧が変更可能な圧力制御サーボ弁装置と、(3)
その圧力制御サーボ弁装置に、前記油圧シリンダの他方
内の油圧が前記第1ライン油圧よりも大きくかつその第
1ライン油圧との差が前記ベルト式無段変速機の速度比
が小さくなるほど大きくなる圧力となるように調節させ
る圧力制御装置と、を含むことにある。
作用および第2発明の効果 このようにすれば、圧力制御サーボ弁装置が前記油圧シ
リンダの他方内の油圧を前記第1ライン油圧よりも太き
(かつその第1ライン油圧との差が前記ベルト式無段変
速機の速度比が小さくなるほど大きくなる圧力となるよ
うに調節するので、ベルト式無段変速機の速度比を専ら
変更するための前記他方の油圧シリンダ内の油圧が前記
第2ライン油圧に拘わらず第1ライン油圧との関係にお
いて速度比が小さくなるほど大きくなる圧力に設定され
て、速度比に拘わらず速度比変化速度が一定とされるの
である。それ故、好適な速度比制御が得られることにな
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図において、車両のエンジン10のクランク軸I2
は、電磁クラッチ、遠心クラッチ、流体クラッチ等のク
ラッチ14を介してベルト式無段変速機16の一次側回
転軸18に連結されている。
一次側回転輪18には、固定回転体20が固設されてい
るとともに、可動回転体22が軸周りの回転不能かつ軸
方向の移動可能に設けられており、それら固定回転体2
0および可動回転体22によってV溝幅、換言すれば有
効径(伝導ベルトの掛り径)の変更可能な一次側可変プ
ー1J24が構成されている。ベルト式無段変速機16
の二次側回転輪26においても固定回転体28および可
動回転体30が設けられており、それら固定回転体28
および可動回転体30によって二次側可変プーリ32が
構成されている。一次側可変ブー1J24の可動回転体
22は一次側油圧シリンダ34によって駆動されるよう
になっており、また二次側可変プーリ32の可動回転体
30は二次側油圧シリンダ36によって駆動されるよう
になっている。
ここで、一次側油圧シリンダ34および二次側油圧シリ
ンダ36は、はぼ同等の受圧面積を備えたものであり、
可変プーリ24.32の径も略同等とされている。そし
て、一次側可変プーリ24および二次側可変ブーI73
2には、通常、無端環状のフープとそのフープに沿って
重ねられた多数のブロックとから成る伝導ベルト38が
巻き掛けられており、エンジン10から一次側回転輪1
8に伝達された回転力が伝導ベルト38を介して二次側
回転輪26に伝達され、さらに図示しない副変速機、終
減速機を介して車両の駆動輪に伝達されるようになって
いる。
油圧源としてのポンプ40は、前記一次側回転輪18内
を縦通ずる図示しない連結軸を介してクランク軸12と
連結されており、エンジンlOによって回転駆動される
ようになっている。ポンプ40はオイルタンク42内の
作動油をストレーナ44を介して吸入するとともに、第
2ライン油路46を介して流量制御サーボ弁48および
調圧弁50へ圧送する。流量制御サーボ弁48は、三方
弁であって、油路52を介して一次側油圧シリンダ34
に接続されており、第2ライン油路46から一次側油圧
シリンダ34へ流れる作動油の流量を制御する一方、一
次側油圧シリンダ34がらドレイン油路54を介してオ
イルタンク42へ排出される作動油の流量を制御する。
流量制御サーボ弁48は、コントローラ56から供給さ
れる駆動信号に従って作動させられることにより、一次
側可変プーリ24の有効径を拡大または縮小し、ベルト
式無段変速機16の速度比(二次側回転輪26の回転速
度/一次側回転輪18の回転速度)を調節する。本実施
例では、流量制御サーボ弁48が流量制御弁装置を構成
し、ドレイン油路54および後述の戻り油路74がポン
プ40の作動油を戻すための排油路を構成している。
前記油路52と戻り油路74との間には、絞り60およ
び圧力制御サーボ弁62が直列に接続されており、また
一次側油圧シリンダ34内の作動油圧が絞り60および
油路64を通して調圧弁50に伝達されるようになって
いる。なお、絞り60は、圧力制御サーボ弁62の解放
時における流量を抑制するためのものであり、必ずしも
設けられなくても良い。
前記調圧弁50は、第二調圧弁装置として機能し、第2
ライン油路46から第1ライン油路58へ流出する作動
油の流量を調節することにより、第2ライン油路46内
の第2ライン油圧を前記一次側油圧シリンダ34内の作
動油圧に対して所定値だけ高くなるように調圧するもの
である。
すなわち、調圧弁50は、たとえば第2図に示すように
、第2ライン油路46.第1ライン油路58にそれぞれ
連通するシリンダポア66内に摺動可能に嵌合された弁
子68を備えている。弁子68は、第2ライン油路46
と第1ライン油路58との間を開閉するものであり、ス
プリング70によって常時閉弁方向に付勢されている。
また、弁子68は、第2ライン油圧を受けて弁子68を
スプリング70の付勢力に抗して開弁方向へ付勢する第
一受圧面72と、前記一次側油圧シリンダ34内の作動
油圧を受けて弁子68を閉弁方向へ付勢する第二受圧面
74とを備えており、第一受圧面72に受ける推力と第
二受圧面74に受ける推力およびスプリング70の付勢
力とが平衡した位置に位置決めされて、第2ライン油路
46と、第1ライン油路58との間の流通面積を調節す
る。
すなわち、第一受圧面72の受圧面積をSI+第2ライ
ン油路46の圧力(第2ライン油圧)をPP2.第二受
圧面74の受圧面積をSt、一次側油圧シリンダ34内
の作動油圧をPc、スプリング70の付勢力をF、とす
れば、次式(1)の平衡条件が成立する位置に弁子68
が移動させられる。
Pl、  ・Sz =Pc−32+F、   ・・・(
1)このため、一次側油圧シリンダ34内の作動油圧P
cが低下すれば、それに応じて第2ライン油路46と第
1ライン油路58との間の流通面積が拡大されて第2ラ
イン油路46内の作動油流出量が増加し、第2ライン油
圧が低下させられる。逆に、一次側油圧シリンダ34内
の作動油圧Pcが上昇すれば、第2ライン油路46と第
1ライン油路58との間の流通面積が小さくされて第2
ライン油圧Pj2tが上昇させられる。このようにして
、一次側油圧シリンダ34内の作動油圧Pcの変動に追
従して第2ライン油圧1’M!、がそれよりも所定値(
ΔP1=P#z  Pc)だけ高い油圧となるように追
従させられるので、流量制御サーボ弁48の両側にはベ
ルト式無段変速機16の速度比が変化しても必要かつ充
分な所定値の差圧が常時発生するようになっている。な
お、本実施例の場合の受圧面積S、と、S2は同じであ
るので、前記(1)式から前記差圧ΔP、はF I /
 S lによって決定される。また、スプリング70は
必ずしも設けられなくても良い。
第1ライン油路58とポンプ40の吸入側に連通ずる戻
り油路74との間には、第一調圧弁装置としての電磁式
の圧力制御サーボ弁76が設けられており、その圧力制
御サーボ弁76によって第1ライン油路58内の作動油
の戻り油路74への流量が変更されることにより、第1
ライン油路58内の第1ライン油圧Pl、が調節される
ようになっている。
コントローラ56はCPU、ROM、RAMを含む所謂
マイクロコンピュータであって、それには図示しないス
ロットルセンサ、回転センサからスロットル弁開度θT
Hを表わすスロットル信号。
−特例回転輪18および二次側回転輪26の回転を表わ
す回転信号が供給されており、CPUはRAMの一時記
憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラム
に従って入力信号を処理して、駆動信号を答弁48,6
2.76へ出力する。したがって、コントローラ56は
圧力制御サーボ弁62の制御圧を調節する圧力制御装置
でもある。
以下、コントローラ56の作動を第4図のフローチャー
トに従って説明する。
まず、ステップSlが実行されて、スロットル信号や回
転信号に基づいて、スロットル弁開度071%一次側回
転輪18の回転速度N i a、二次側回転軸26の回
転速度N a a tがそれぞれ読み込まれるとともに
、ステップS2が実行されて、一次側回転軸18の目標
回転速度Nin’、換言すれば目標エンジン回転速度が
予め求められた関係からスロットル弁開度θア、および
車速Vに基づいて決定される。その関係は、スロットル
弁開度07Nが表わす要求出力をエンジン10の最小燃
費率曲線上で発生させるためのものであって、関数式ま
たはデータマツプとしてコントローラ56内のROMに
記憶されたものである。また、車速Vは二次側回転軸2
6の回転速度N。utと二次側回転軸26から駆動輪に
至る動力伝達径路のギア比から求められる。ステップS
3においては、目標回転速度N i a  と実際の回
転速度N、イとが一致するように予め求められた制御式
に従って速度比制御値が求められる。その制御式として
は、例えば次式(2)が用いられる。
V0=K(NiA−Ni、”)/Ni、”   ・−(
21但し、Kは制御係数である。
上記速度比制御値v0は、コントローラ56から流量制
御サーボ弁48へ供給する駆動信号の電圧に対応するも
のである。
次いで、ステップS4が実行されて、エンジンlOの実
際の出力トルクTeおよびベルト式無段変速機16の実
際の速度比eが決定される。出力トルクTeはよく知ら
れた関係からスロットル弁開度θア8およびエンジンl
Oの実際の回転速度(=Ni、)に基づいて算出される
が、トルクセンサを用いて検出されても良い。また、速
度比eは二次側回転軸26の回転速度N。utおよび一
次側回転軸18の回転速度N i nから算出される。
ステップS5においては、第1ライン油圧制御値VIが
予め求められた関係式(3)から決定される。
VI=fI (Te、e)   ・・・・・・(3)(
3)式の関係は伝導ベルト38のすべりが生じない範囲
で必要かつ充分なライン油圧P1.を決定するために予
め求められたものである。また、第1ライン油圧制御値
■1は、圧力制御サーボ弁76ヘコントローラ56から
供給される駆動信号の電圧に対応したものであり、その
信号電圧により圧力制御サーボ弁76の制御圧すなわち
リリーフ圧が決定される。これにより、後述のステップ
S9が実行されると、圧力制御サーボ弁76には、コン
トローラ56からたとえばベルト式無段変速機16の実
際の速度比eおよび伝達トルクに対応した駆動信号が供
給され、第1ライン油圧PR+が伝導ベルト38の滑り
が生じない範囲で可及的に小さくなるように調節される
。したがって、第1ライン油圧PNlが第3図に示すよ
うに変化させられるので、伝導ベルト38に対する挟圧
力が必要かつ充分に制御されるとともに、その伝導ベル
ト38の張力に対する反力に従って一次側油圧シリンダ
34内に速度比eおよび伝達トルク等に対応した油圧P
cが発生する。第3図の斜線部分は、速度比eおよび伝
達トルク等に対応した油圧Pcの変動範囲を示している
続く、ステップS6においては、実際の回転速度N i
 nが目標回転速度N、2よりも大きいか否かが判断さ
れる。大きくないと判断された場合には、第2ライン油
路46から一次側油圧シリンダ34へ作動油が供給され
ずベルト式無段変速機16の速度比eが変化しない状態
であるか、あるいは一次側油圧シリンダ34内の作動油
がドレイン油路54を介して排出されて、ベルト式無段
変速機16の速度比eが減速側へ変化する状態であるの
で、ステップS7が実行されて圧力制御サーボ弁62に
対する制御値V2が最大値V 211aX、換言すれば
、圧力制御サーボ弁62を全閉状態とするための制御値
が決定される。しかし、ステップS6において実際の回
転速度N i nが目標回転速度NiJよりも大きいと
判断された場合には、一次側油圧シリンダ34内へ第2
ライン油路46から作動油を供給しなければならない状
態であるので、ステップS8が実行されて速度比増加時
における圧力制御サーボ弁62に対する制御値■2が予
め求められた関係(4)式からエンジン10の出力トル
クTeと速度比eとに基づいて決定される。
■2=12(Te−e)    ・・・・・(4)(4
)式は伝導ベルト38の反力によって一次側油圧シリン
ダ34内に発生する油圧Pcの最大値、PCl、8に小
さな値ΔPが加えられた圧力を圧力制御サーボ弁62の
制御圧すなわちリリーフ圧とするための式であり、その
Pcm8はエンジン10の実際の出力トルクTeおよび
ベルト式無段変速機16の速度比eに基づいて決定され
るので、結局制御値Vtは(4)式に基づいて決定され
るのである。なお、上記ΔPは一定の小さな値であって
も良いが、速度比eの関数であっても良い。
そして、以上のように決定された制御値v!。
V、、VoはステップS9において出力される。
この結果、ベルト式無段変速機16の速度比eおよび第
1ライン油圧が制御されとともに、圧力制御サーボ弁6
2のリリーフ圧が平常時の一次側油圧シリンダ34内の
油圧の最大値P C@allよりも一定値ΔP高い値に
設定される。第3図の破線は、以上の制御により設定さ
れる圧力制御サーボ弁62のリリーフ圧を示している。
このように本実施例によれば、圧力制御サーボ弁62の
リリーフ圧が制御される結果、一次側油圧シリンダ34
内の油圧PcO過昇圧が阻止される。たとえば、速度比
eが最大値に振り切って、流量制御サーボ弁48を通し
て第1ライン油路46と油路52とが連通状態となった
とき、第2ライン油圧Pi、が圧力制御サーボ弁62の
設定圧よりも上昇することが阻止されるので速度比eが
最大値に振り切ったときにおける加昇圧に起因する動力
損失が解消されるのである。
しかも、速度比eが急激に増加させられるような過渡状
態においては、速度比eが最大値に振り切った時と同様
に流量制御サーボ弁48を通じて第2ライン油路46と
油路52とが連通させられるので、一次側油圧シリンダ
34内の油圧Pcが過昇圧となる場合があったが、この
ような場合でも、第2ライン油圧Pi、の圧力制御サー
ボ弁62の設定圧以上の過昇圧が防止されて動力損失が
解消されるのである。
因に、第3図の一点鎖線は、従来の油圧制御装置におい
て、油路52または第2ライン油路46と、第1ライン
油路58との間に設定圧が固定のリリーフ弁を接続した
場合のリリーフ圧を示しており、このようなリリーフ圧
は第1ライン油圧Pl、と第2ライン油圧P12との差
圧の最大値よりも若干大きな値に設定されるのが普通で
あり、このような場合には、上述のような過渡状態にお
いて必要以上に第2ライン油圧P12が上記一点鎖線ま
で上昇して動力損失が避けられなかったのである。
なお、前記圧力制御サーボ弁62は、油路52と戻り油
路74との間に設けられていたが、油路52と第1ライ
ン油路58との間に設けられても良い。このような場合
には、圧力制御サーボ弁62のリリーフ圧は前述の関係
式(4)で求めた制御値に対応するリリーフ圧よりも第
1ライン油圧分だけ差し引く必要がある。したがって、
この場合の制御値■2は、たとえば、次式(5)に従っ
て決定される。
V、= f、  (To −e”)−V、    ・ 
−−(51上記V、は、出力トルクTeと速度比eとの
関数であるから、結局制御値v2はTeと速度比eとに
基づいて決定され得る。
次に本発明の他の態様について説明する。なお、以下の
説明において前述の実施例と共通する部分には、同一の
符号を付して説明を省略する。
本実施例においては、前述の第4図に示す実施例におい
て、速度比eが増加する場合に圧力制御サーボ弁62に
対する制御値Vt lを求めるステップについて異なる
。第5図において、ステップSS8では、たとえば第(
6)式に示す予め求められた関係から実際のエンジン出
力トルクTaおよび速度比eに基づいて、増速作動時の
圧力制御サーボ弁62に対する制御値v2 °が決定さ
れる。
v! ’=v、+ΔV (Te、e)    ・・(6
)(6)式は第1ライン油圧Pitを得るためにステッ
プS5にて求められた第1ライン油圧制御値VIに増量
補正値ΔVを加えたものであり、その増量補正値ΔVは
たとえば第6図に示す予め求められた関係から決定され
る。ベルト式無段変速機16の速度比変化速度6は第1
ライン油圧PR,と一次側油圧シリンダ34内の油圧P
cにそれぞれ基づく可変プーリ24.32の推力比や、
そのときの速度比eに左右されることが知られており、
第6図に示す関係は、速度比変化速度晶を速度比eに拘
わらず一定とするために予め求められた関係である。
このようなステップSS8を含む第5図のステップ群が
繰り返し実行されると、一次側油圧シリンダ34内の油
圧Pcが第7図に示すように第1ライン油圧PI、に対
して一定の関係を保ちつつ増減させられることとなり、
ベルト式無段変速機16の速度比変化速度6がその速度
比eに依存することなく略一定となる。したがって、速
度比eに拘わらず充分な応答性が得られることとなり、
好適な制御特性が得られるのである。因みに、第7図の
一点鎖線は設定圧が固定のリリーフ弁が油路52と第1
ライン油路58または戻り油路74との間に接続された
場合の油圧Pcを示している。
このような場合には速度比変化速度晶が速度比eに影響
されていた。
なお、ベルト式無段変速機16の速度比変化速度晶をそ
の速度比eに依存することなく略一定とするためには、
圧力制御サーボ弁62が油路52と第1ライン油路58
との間に設けられていても良いのである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す油圧回路図であ
る。第2図は第1図の調圧弁の構成を示す断面図である
。第3図は第1図の実施例の各部における作動油圧変化
特性を示す図である。第4図は第1図の実施例の作動を
説明するフローチャートである。第5図は本発明の他の
態様の作動を説明するフローチャートである。第6図は
第5図のフローチャートにおいて用いられる関係を示す
図である。第7図は第5図の実施例の作動中における油
圧回路各部の変化特性を示す図である。 16:ベルト式無段変速機 24ニ一次側可変プーリ 32:二次側可変プーリ 34ニ一次側油圧シリンダ 36:二次側油圧シリンダ 38:伝導ベルト    40:ポンプ(油圧源)48
:流量制御サーボ弁(流量制御弁装置)50:調圧弁(
第二調圧弁装置) 56:コントローラ(圧力制御装置) 62:圧力制御サーボ弁 76:圧力制御サーボ弁(第一調圧弁装置)第2図 !@3図 第4図 第5図 第7図 速KrJ:Je

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設け
    られた一対の可変プーリと、該可変プーリに巻き掛けら
    れて動力を伝達する伝導ベルトと、前記可変プーリの有
    効径を変更する一対の油圧シリンダとを備えたベルト式
    無段変速機において、油圧源から供給される作動油圧を
    第1ライン油圧に調圧して前記油圧シリンダの一方に供
    給し、前記伝導ベルトに対する挟圧力を制御する第一調
    圧弁装置と、前記油圧シリンダの他方に供給される作動
    油の流量を調節して前記ベルト式無段変速機の速度比を
    制御する流量制御弁装置とを備えた油圧制御装置であっ
    て、 前記油圧源と第一調圧弁装置との間に設けられ、前記油
    圧源から供給される作動油圧を前記他方の油圧シリンダ
    内の作動油圧よりも所定圧高い第2ライン油圧に調圧し
    、該第2ライン油圧を前記流量制御弁装置に供給する第
    二調圧弁装置と、 前記油圧シリンダの他方内の油圧を導く油路と、前記第
    1ライン油圧を導く第1ライン油路または前記油圧源へ
    作動油を戻すための排油路との間に設けられた圧力制御
    サーボ弁装置と、該圧力制御サーボ弁装置に、前記油圧
    シリンダの他方内の油圧がその定常時の最大値よりも予
    め定められた値だけ大きい圧力以上に昇圧することを阻
    止させる圧力制御装置と を含むことを特徴とするベルト式無段変速機の油圧制御
    装置。
  2. (2)一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設け
    られた一対の可変プーリと、該可変プーリに巻き掛けら
    れて動力を伝達する伝導ベルトと、前記可変プーリの有
    効径を変更する一対の油圧シリンダとを備えたベルト式
    無段変速機において、油圧源から供給される作動油圧を
    第1ライン油圧に調圧して前記油圧シリンダの一方に供
    給し、前記伝導、ベルトに対する挟圧力を制御する第一
    調圧弁装置と、前記油圧シリンダの他方に供給される作
    動油の流量を調節して前記ベルト式無段変速機の速度比
    を制御する流量制御弁装置とを備えた油圧制御装置であ
    って、 前記油圧源と第一調圧弁装置との間に設けられ、前記油
    圧源から供給される作動油圧を前記他方の油圧シリンダ
    内の作動油圧に対して所定圧高い第2ライン油圧に調圧
    し、該第2ライン油圧を前記流量制御弁装置に供給する
    第二調圧弁装置と、 前記油圧シリンダの他方内の油圧を導く油路と、前記第
    1ライン油圧を導く第1ライン油路または前記油圧源へ
    作動油を戻すための排油路との間に設けられた圧力制御
    サーボ弁装置と、該圧力制御サーボ弁装置に、前記油圧
    シリンダの他方内の油圧が前記第1ライン油圧よりも大
    きくかつ該第1ライン油圧との差が前記ベルト式無段変
    速機の速度比が小さくなる程大きくなる圧力となるよう
    に調節させる圧力制御装置と を含むことを特徴とするベルト式無段変速機の油圧制御
    装置。
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