JPS6115473B2 - - Google Patents

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JPS6115473B2
JPS6115473B2 JP54101628A JP10162879A JPS6115473B2 JP S6115473 B2 JPS6115473 B2 JP S6115473B2 JP 54101628 A JP54101628 A JP 54101628A JP 10162879 A JP10162879 A JP 10162879A JP S6115473 B2 JPS6115473 B2 JP S6115473B2
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JP
Japan
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video signal
target pattern
signal
area
circuit
Prior art date
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Expired
Application number
JP54101628A
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English (en)
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JPS5627479A (en
Inventor
Michiaki Myagawa
Masao Nito
Yutaka Yunoki
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP10162879A priority Critical patent/JPS5627479A/ja
Publication of JPS5627479A publication Critical patent/JPS5627479A/ja
Publication of JPS6115473B2 publication Critical patent/JPS6115473B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、光電変換装置のビデオ信号に含まれ
る比較的振幅の大きな信号のみを安定に2値化す
る2値化回路に関するものである。 例えば検査対象物をテレビカメラ等の光電変換
装置で2次元走査して得たアナログ電気信号を、
2値化信号に変換し、この2値化信号を論理処理
して前記検査対象物の欠陥等を検出するパターン
認識装置に於いては、前記2値化回路の性能が認
識結果に大きな影響を与える。そこで、良好な認
識結果ぎ得られるように前記アナログ電気信号を
2値化する2値化回路が必要となる。 しかしながら、テレビカメラ等から出力される
実際のビデオ信号は、同一対象パターンであつて
もその照明状態あるいは光電変換装置の温度変化
やシエーデイング等の種々な要因により非常に変
動し易く、また対象パターンの種類によつては対
象パターン固有の微小な信号がビデオ信号に含ま
れることが往々にしてあるので、このようなビデ
オ信号から欠陥等に対応する所望の信号のみを正
確に2値化することは、なかなか困難である。 例えば第1図に示すように、ビデオ信号11と
電源12からの直流電圧13とを比較器14に於
いて比較して2値化する所謂固定レベル方式と呼
ばれる2値化回路が知られているが、この方式は
基準比較電圧が固定的であるから、ビデオ信号1
1が前述して種々な要因によりレベル変動する場
合には、2値化が困難になる。 また他の方式として、浮動レベル方式と呼ばれ
る2値化回路が知られており、この方式は、例え
ば第2図に示すように、遅延回路21と減衰器2
2によりビデオ信号23を遅延、減衰させた信号
24を基準比較電圧とし、この基準比較電圧とビ
デオ信号23とを比較器25を於いて比較して2
値化信号26を得ようとするものである。この方
式に依れば、ビデオ信号23に追従する基準比較
電圧が得られるので、ビデオ信号23が変動する
場合にも2値化が可能となる。しかしながら、回
路動作が微分的である為、ノイズの影響を受け易
く、また例えば第3図に示すようにビデオ信号2
3に、ノイズではない対象パターン固有の微小な
信号31が含まれる場合、欠陥等に対応する比較
的振幅の大きな信号32以外に、その微小な信号
31をも2値化してしまう欠点がある。従つて、
欠陥等の認識が困難となる。 本発明の目的は、前述したような種々な要因に
より大きく変動するビデオ信号から、比較的振幅
の大きな所望の信号のみを安定に2値化すること
ができる2値化回路を提供し、もつてパターン認
識結果等の精度を向上させることにある。 本発明は、従来方式の欠点が、基準比較電圧と
してビデオ信号に無関係な固定電圧を使用し、或
は実質的に同時刻のビデオ信号を使用していると
ころにその原因があるということに鑑み、基本的
に次のような構成を採用することにより従来方式
の欠点を改善したものである。 (1) 光電変換装置から出力される実際のビデオ信
号から、このビデオ信号をサンプルホールドし
て得たパツクグランドレベルを差し引いて得た
信号(以下実質ビデオ信号という)を処理対象
にする。 一般に、対象パターンを光電変換装置で撮像
して得たビデオ信号は、バツクグランドレベル
に対象パターンを表わす信号が重畳したものと
なるが、通常バツクグランドレベルとなる黒レ
ベルは温度変化等に対して著しく敏感であり、
同一光学条件の下に於いても例えば次表のよう
に大幅に変化する。
【表】 従つて、実際のビデオ信号のレベルも黒レベル
の変動に対応して大幅に変化する。しかし、実
際のビデオ信号から黒レベルを差し引いた実質
白レベル、即ち実質ビデオ信号は温度変化によ
つてはあまり変化しない。そこで、本発明に於
いては、この実質ビデオ信号を処理対象にする
ことにより、温度変化等に起因して大幅に変化
するバツクグランドレベルの影響を除去し、2
値化を安定に行なわせるようにしたものであ
る。 この場合、バツクグランドレベルのサンプル
ホールドをビデオ信号の各水平走査線毎に行な
つて、このサンプルホールド値とその走査線に
於ける実際のビデオ信号との差分を求めるよう
に構成することにより、撮像画面の垂直方向に
現われるバツクグランドレベルのシエーデイン
グの影響を除去することができる。また、例え
ば撮像画面を左右に2分割し、左右の位置でビ
デオ信号をサンプルホールドして、そのレベル
で実際のビデオ信号と差分をとるように構成す
れば、画面横方向に現われるバツクグランドレ
ベルのシエーデイングの影響を除去することが
できる。 (2) 対象パターンの所定箇所に対応する実質ビデ
オ信号を或るフイールドに於いてサンプルホー
ルドし、このサンプルホールド値をレベル調整
した信号を基準比較電圧として、そのフイール
ド以後のフイールドに於いて出力される実質ビ
デオ信号を2値化する。 前表に示すように実質白レベルは温度変化に
よつてはあまり変動しないが、対象パターンの
個体差および照度変化等によつてそのレベルが
変化するので、実質ビデオ信号を通常の固定閾
値レベルで2値化したのでは安定な2値化レベ
ルが得られない。そこで、本発明に於いては、
基準比較電圧を対象パターンの実質ビデオ信号
から形成するように構成し、対象パターンの個
体差等によつて実質ビデオ信号が変化する場合
にも常に適切な閾値レベルで2値化し得るよう
にしたものである。 この場合、複数箇所のサンプルホールド点を
設定し、その各々のサンプルホールド点を含む
ように撮像画面を複数個に分割して、その分割
領域毎に対応するサンプルホールド値を閾値レ
ベルとして実質ビデオ信号を2値化すれば、光
電変換装置の感度むら等に起因して発生するシ
エーデイングの影響を除去することができ、安
定な2値化を行なわせることができる。 (3) サンプルホールド点や対象パターンの分割領
域を設定した場合には、対象パターンが正確に
位置決めされないと誤差が生じる。そこで、本
発明においては、対象パターンの停止位置にず
れを検出し、このずれ量に応じて前述のサンプ
ルホールド点および対象パターンの分割領域を
補正する。これにより、正確な位置決めを不要
とすることができる。 以上が本発明の基本とするところであり、以下
実施例について詳細に説明する。 第4図は本発明の実施例を表わすブロツク図で
あり、411はテレビカメラ、412は対象パタ
ーン、413は同期分離回路、414はXY座標
検知回路415,422はサンプルホールド(以
下S/Hと略す)領域記憶回路、416,423
はS/H領域検出回路、417は停止検知回路、
418は有郊フイールド検出回路419,420
はS/Hタイミング回路、421は読出しタイミ
ング回路、424は読出し領域検出回路、425
は読出し領域メモリ、426,445,446は
比較器、427は中心座標検出回路、428は位
置ずれ検出回路、429,444は増幅器、43
0はローパスフイルタ、431,438〜441
はアナログスイツチ、432,434〜437は
S/H回路、433は差動増幅器、442は加算
器、443は減衰器、447,778はアンド回
路、449,450は出力端子である。 本実施例は、例えば第5図Aの平面図および同
図Bの側面図に示すように、表面がやや粗面(半
光沢面)で裏面がアルミ箔状の光沢面を有する気
密シール51を台紙52に貼付して成るパツキン
53の前記気密シール51の折れ曲りや汚点等を
非接触的に検査する場合を示す。気密シール51
の表面が粗面になつているので、パツキン53を
その上方から撮像して得たビデオ信号は、気密シ
ール51が正常に貼付された状態に於いても例え
ば第6図Aに示すように、気密シール51の表面
形状に起因する微小なレベル61が発生する。従
つて、気密シール51の一部が第5図に示すよう
に折れ曲つていた場合のビデオ信号は、第6図B
に示すように、折れ曲りを表わす欠陥信号62と
上記微小信号61とを含むものとなる。ここで、
欠陥信号62のレベルが気密シール51表面の平
均レベルより小さいのは、気密シール51裏面で
反射された照射光がテレビカメラに入射しない為
であり、逆に反射光がテレビカメラに入射される
場合には、同図の破線63で示すような欠陥信号
となる。本実施例は、このようなビデオ信号から
比較的振幅の大きな欠陥信号62,63のみを2
値化するものである。 第4図に於いて、対象パターン412は第5図
に示したパツキンと同一のものであり、この対象
パターン412は図示しない搬送機構によりタク
ト的にテレビカメラ411視野内に搬送されてい
る。タクト送りされているので、テレビカメラ4
11視野内の所定位置に対象パターンが一時的に
停止し、所定時間経過後に再び次のステーシヨン
に移動されている。 対象パターン412がテレビカメラ411視野
の所定位置に到着し且つ停止したことは、搬送機
構に設けられた停止検知回路417により検知さ
れ、例えば第7図Aに示すような検知信号aが有
効フイールド検出回路418に出力される。この
有効フイールド検出回路418は、同期分離回路
413に於いて抽出された例えば第7図Bに示す
垂直同期信号Vsを基に、検知信号a受信後から
所定フイールド数(例えば8フイールド)経過後
に、必要とするフイールド数(例えば2フイール
ド)を有効フイールド期間として指定する例えば
第7図cに示すような信号bを形成し、この信号
bをS/Hタイミング回路419,420及びア
ナログスイツチ431に出力する。アナログスイ
ツチ431に加えられた信号bは、このアナログ
スイツチ431をその信号bの期間だけ動作さ
せ、増幅器429及び高周波ノイズ成分除去用の
ローパスフイルタ430を介して入力されるテレ
ビカメラ411のビデオ信号cを、その信号bの
期間だけ次段のS/H回路432及び差動増幅器
433に入力させる。 このように停止信号a受信直後から所定フイー
ルド数だけビデオ信号cを使用しない理由は、対
象パターン412停止直後に生じる微振動の影響
を受けず、またテレビカメラ411のビデオ信号
cの立上り時に於ける信号レベルの変動の影響を
受けないようにする為である。即ち、対象パター
ンがタクト送りされた場合のビデオ信号は、テレ
ビカメラ411への入射光量が少ない量から急激
に多くなるので、例えば第8図に示すような立上
り特性を示す。同図から明らかなように、ビデオ
信号レベルが一定値に落着くまでに所定フイール
ド数を要するので、所定フイールド数経過後の安
定なビデオ信号を使用し、2値化が安定に行なわ
れるようにしたものである。 さて、アナログスイツチ431の出力であるビ
デオ信号cは、差動増幅器433の一方の入力端
子に加えられると共にS/H回路432にも加え
られ、このS/H回路432に於いて、ビデオ信
号cのバツクグランドレベルがサンプルホールド
されて、このS/H値とビデオ信号cとの差分が
差動増幅器433に於いて求められる。即ち、前
述した実質ビデオ信号dが求められる。 上記S/H回路432は次のように制御され
る。即ち、例えば第9図に示すように撮像画面9
1中に斜線で示すバツクグランドS/H領域92
を設定し、このS/H領域92を、例えば撮像画
面91の左上を原点とし走査線方向をX軸、これ
と垂直な方向をY軸として定義されたXY座標値
を利用して、S/H領域記憶回路415に予め記
憶しておく。この場合、バツクグランドS/H領
域92は、テレビカメラ視野端部の雑背景の悪影
響を受けないように、テレビカメラ有効視野の最
外縁部に設定する。ここで、テレビカメラ有効視
野とは、撮像画面91のほぼ中央部に設けた直径
あるいは一辺の長さが画面縦方向長さの0.8倍程
度の円または正方形をいう。一方、同期分離回路
413からの水平同期Hsおよびこれを画素単位
に分割した水平分割信号Hdをもとに、XY座標検
知回路414に於いて、テレビカメラの現走査点
が検知されており、S/H領域検出回路416
は、このXY座標検知回路414の内容とS/H
領域記憶回路415の設定内容とを比較して、一
致したときに一致信号eをS/H回路432に出
力し、そのタイミングでS/H動作を行なわせ
る。尚、S/H領域検出回路416が、アナログ
スイツチ431の導通時だけ動作するように、
S/Hタイミング回路419に於いて、例えば第
7図Dに示すような期間信号が形成され、この信
号が制御信号としてS/H領域検出回路416に
加えられている。 次に、差動増幅器433で得られた実質ビデオ
信号dは、基準比較電圧を形成する為にS/H回
路434〜437に加えられ、また被比較信号と
して比較器445,446の一方の入力端子に加
えられ、更に後述するS/Hタイミング及び読出
しタイミングの補正情報を形成する為に比較器4
26の一方の入力端子に加えられる。 S/H回路434〜437は、例えば第10図
に示すように、撮像画面101中に於ける対象パ
ターン102を4つに分割した場合の各分割領域
103〜106の各代表小領域A〜Dをサンプル
ホールドするように制御されるものであり、また
アナログスイツチ438〜441及び加算器44
2はそのS/H値をビデオ信号と同期して選択的
に読出すものである。即ち、撮像画面101を分
割領域103〜106をそれぞれ1つずつ含むよ
うな4つの読出し領域103′〜106′に分割し
た場合に、読出し領域103′が読出されている
期間中はS/H回路434のA領域のS/H値を
加算器442から出力し、同様に読出し領域10
4′,105′,106′が読出されている期間中
はそれぞれS/H回路435,436,437の
B,C,Dの領域のS/H値を加算器442から
出力するように動作するものである。これは以下
のようにして制御される。 有効フイールド出回路418の出力信号bを受
けて、S/Hタイミング回路420は例えば第7
図Eに示すようなS/H動作フイールド期間信号
fを形成し、この信号fをS/H領域検出回路4
23及び読出しタイミング回路421に出力す
る。S/H領域検出回路423は、XY座標検知
回路414からの現走査点情報とS/H領域記憶
回路422の記憶情報とを比較して、その一致点
を検出する。S/H領域記憶回路422には、予
め第10図に示したS/H領域A〜Dの座標値が
記憶されているので、S/H領域検出回路423
から各S/H領域A〜Dに一致したタイミングで
S/Hタイミング信号がS/H回路434〜43
7に出力されることになり、その結果、S/H領
域A〜Dの位置で対象パターン102の白レベル
がサンプルホールドされることになる。尚、上記
白レベルS/H領域A〜Dは、対象パターン上の
領域であれば任意の場所で良い。 また、読出しタイミング回路421では例えば
第7図Fに示すように、前記S/H動作が行なわ
れた次のフイールドを読出し有効期間とする信号
gが形成され、読出し領域検出回路424はこの
期間だけ動作する。この読出し領域検出回路42
4は、読出し領域メモリ425に予め記憶してお
いた例えば第10図の読出し領域103′〜10
6′の設定情報と、XY座標検知回路414の現走
査点情報とを比較してその一致を検出し、撮像画
面の領域103′が読出されているときはアナロ
グスイツチ438のみを導通させ、同様に領域1
04′,105′,106′が読出されているとき
はアナログスイツチ439,440,441のみ
を導通させて、各S/H値を選択的に読出す。 以上の説明に於いては、タクト送りされる対象
パターンが撮像画面の所定位置に正確に停止され
ることを前提として話を進めてきたが、実際には
搬送ラインのガタなどにより対象パターンが所定
位置から若干ずれた位置に停止することがあり、
その場合には、第10図に於ける対象パターン1
02が前後左右のいずれかの方向にずれるので、
例えば、S/H領域が対象パターン102の領域
内に含まれなくなつてバツクグランドレベル部を
サンプルホールドしてしまうことになる。そこ
で、本実施例に於いては、差動増幅器433の出
力を比較器426に於いて直流電圧と比較して対
象パターンの外形を抽出し、この外形情報から中
心座標検出回路427に於いて対象パターンの中
心座標を求め、次に位置ずれ補正回路428によ
りその中心座標と予め設定した標準中心座標との
差分、すなわち位置ずれ量Δx,Δyを求め、
S/H領域検出回路423および読出し領域検出
回路424では、その位置ずれ量をS/H領域記
憶回路422および読出し領域メモリ425の設
定情報に加算することにより、S/H点及び読出
し点の補正を行なつている。従つて、対象パター
ンが所定の停止位置からずれて停止した場合に於
いても、第10図に示すような位置関係で、対象
パターンの白レベルをサンプルホールドすること
ができ、これらのS/H値をビデオ信号に同期し
て正しく読出すことができる。 以上の動作により、有効フイールド期間の最初
のフイールドで、対象パターン上のそれぞれ異な
る領域A〜Dの白レベルがサンプルホールドさ
れ、このS/H値が次のフイールドで選択的に読
出されたことになる。 加算器442の出力である上記S/H値は、減
衰器443で例えば0.8倍程度に減衰された後に
比較器445の一方の入力端子に加えられ、また
増幅器444で例えば1.2倍程度に増幅されて比
較器446の一方の入力端子に加えられる。比較
器445は、減衰器443の出力を基準比較電圧
として他方の入力端子に加えられている実質ビデ
オ信号dを2値化するもので、また、比較器44
6は、増幅器444の出力を基準比較電圧として
実質ビデオ信号dを2値化するものである。そし
て、この両比較器445,46の出力と第7図F
に示した読出しタイミング回路421の信号gと
の論理積をアンド回路447,448でとつた信
号を最終的な2値化信号としている。ここで、比
較器445は、実質ビデオ信号dとその実質ビデ
オ信号の白レベルを0.8倍程度にレベル調整した
信号とを比較しているので、例えば第6図Bに示
したような欠陥信号62を2値化することがで
き、また、比較器446は、実質ビデオ信号dと
その実質ビデオ信号の白レベルを1.2倍程度にレ
ベル調整した信号とを比較しているので、例えば
第6図Bに示したような欠陥信号63を2値化す
ることができる。尚、S/H領域A〜Dに汚れ等
があつた場合に於いても、欠陥信号62,63を
2値化することができる。更に、基準比較電圧と
して対象パターンの白レベルをレベル調整したも
のを使用し、且つ基準比較電圧を各領域毎にその
実質ビデオ信号に対応させて形成しているので、
対象パターンの個体差やシエーデイングが発生し
ても、これらの影響を受けずに所望の信号のみを
2値化することができる。 以上の実施例に於いては、S/H回路のバツク
グランドレベルS/H領域を第9図に示すような
領域としたが、例えば第11図Aに示すような直
線的な領域111に設定することも可能であり、
この場合はハード構成が単純化される利点があ
る。また、バツクグランドレベルの横方向のシエ
ーデイングによる影を除去する為に、例えば第1
1図Bに示すように、対象パターンを挾む形で両
側にS/H領域112を設定することも可能であ
る。この場合のハード構成例を第12図のブロツ
ク図に示す。 同図に於いて、121,122はS/H回路
で、例えば第11図Bの直線113で示す分割線
の左側ではS/H回路121が動作し、その右側
ではS/H回路122が動作するようにS/H領
域選択回路123により制御される。また、12
4,125は第4図の差動増幅器433と同様の
働きをする差動増幅器であり、126,127の
アナログスイツチと128の加算器は、差動増幅
器124,125からの実質ビデオ信号を合成す
る為のものである。この合成は、S/H読出し制
御回路129の制御により、分割線113の前後
でアナログスイツチ126,127のオンオフ状
態を切換えることによつて行なわれる。 又、本実施例に於いては、第7図のタイムチヤ
ートに示したように、白レベルをサンプルホール
ドした直後の1フイールドで比較動作を行なうよ
うにしたが、同図Fの読出しフイールド期間を例
えば2フイールド以上とつて、数フイールドに亘
つて比較動作を行なわせることも可能である。ま
た更に、加算器442の出力である白レベルS/
H値をレベル調整する手段として、若干性能は劣
るが、例えば第13図に示すように、減衰器13
1及び加算器132に於いて、それぞれ直流電圧
133,134を加算器442の出力から減衰し
或は加算して基準比較電圧を得ることもできる。 以上説明したように、本発明は、光電変換装置
から出力されるビデオ信号からそのバツクグラン
ドレベルを差し引いて温度変化の影響をあまり受
けない実質ビデオ信号を形成し、この実質ビデオ
信号を、直前のフイールドに於いてその実質ビデ
オ信号の対象パターンに対応する部分をサンプル
ホールドして得た基準比較電圧と比較して2値化
するものであり、温度変化、対象パターンの個体
差等によつて大きくレベル変動するビデオ信号か
ら、比較的振幅の大きな所望の信号のみを安定に
2値化することができる。また、本発明に於い
て、基準比較電圧を形成する為のS/H値を、対
象パターンの複数箇所から取出して、実質ビデオ
信号の各領域をその領域に対応するS/H値を使
用して2値化するように構成すれば、シエーデイ
ングの影響を受けずに安定に2値化することがで
きる。更に、先の実施例の如く、タクト的に搬送
されている対象パターンに対しては、対象パター
ン停止から所定フイールド数経過したビデオ信号
を使用することにより、一層安定な2値化を行な
うことができる。従つて、本発明をパターン認識
装置等の2値化回路に適用すれば、非常に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来例の説明図、第4図は
本発明の実施例を表わすブロツク図、第5図は対
象パターンの平面図及び側面図、第6図はビデオ
信号の一例を表わす線図、第7図は第4図の動作
タイミングチヤート、第8図はテレビカメラ出力
の立上り特性図、第9図及び第11図はバツクグ
ランドレベルS/H領域の一例を表わす図、第1
0図は白レベルS/H領域の一例を表わす図、第
12図はバツクグランドレベルS/H領域を第1
1図Bのように設定した場合の実現回路の一例を
表わすブロツク図である。 411はテレビカメラ、412は対象パター
ン、413は同期分離回路、414はXY座標検
知回路、415,422はS/H領域記憶回路、
416,423はS/H領域検出回路、417は
停止検知回路、418は有効フイールド検出回
路、419,420はS/Hタイミング回路、4
21は読出しタイミング回路、424は読出し領
域検出回路、425は読出し領域メモリ、42
6,445,446は比較器、427は中心座標
検出回路、428は位置ずれ検出回路、429,
444は増幅器、430はローパスフイルタ、4
31,438〜441はアナログスイツチ、43
2,434〜437はS/H回路、433は差動
増幅器、442は加算器、443は減衰器、44
7,448はアンド回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光電変換装置により対象パターンを撮像して
    得たビデオ信号を2値化する2値化回路に於い
    て、前記ビデオ信号から該ビデオ信号のバツクグ
    ランドレベルを差し引いて実質ビデオ信号を生成
    する手段該手段により生成された実質ビデオ信号
    に基づいて対象パターンの外形を抽出する手段、
    該手段により抽出された外形に基づいて対象パタ
    ーンの中心座標を検出する手段、該手段により抽
    出された中心座標と予め設定された標準中心座標
    との位置づれ量を検出する手段、対象パターンを
    分割して読出し領域を設定する手段、該読出し領
    域毎に対象パターンのサンプリング領域を設定す
    る手段、検出される前記位置ずれ量に応じて前記
    サンプリング領域および読出し領域を補正する手
    段、補正された前記サンプリング領域の実質ビデ
    オ信号をサンプルホールドして前記対象パターン
    の各読出された信号レベル調節して基準比較電圧
    を生成し該基準比較電圧と対応する補正された前
    記読出し領域の実質ビデオ信号とを比較して該実
    質ビデオ信号に含まれる比較的振幅の大きな信号
    成分を2値化する手段を具備したことを特徴とす
    る2値化回路。
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JPS62150488A (ja) * 1985-12-24 1987-07-04 Hitachi Zosen Corp 2値化方法
JPS63182298A (ja) * 1987-01-23 1988-07-27 Agency Of Ind Science & Technol ガドリニウムイツトリウム鉄ガ−ネツト固溶体単結晶の製造方法

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