JPH0830727A - 文字画像の2値化方法 - Google Patents

文字画像の2値化方法

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JPH0830727A
JPH0830727A JP6163972A JP16397294A JPH0830727A JP H0830727 A JPH0830727 A JP H0830727A JP 6163972 A JP6163972 A JP 6163972A JP 16397294 A JP16397294 A JP 16397294A JP H0830727 A JPH0830727 A JP H0830727A
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Kazutaka Ikeda
和隆 池田
Yoshimasa Fujiwara
祥雅 藤原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明の輝度分布がある程度不均一であっても背
景と文字とを分離できる文字画像の2値化方法を提供す
るにある。 【構成】文字を描いた撮像対象1をTVカメラ2で撮像
し、その画像データをA/D変換後フレームメモリ3に
一旦取り込み、このフレームメモリ3の画像データを基
にMPUユニット4は2値化画像を生成してフレームメ
モリ5に格納するのである。MPUユニット4はフレー
ムメモリ3に取り込んだ画像データを微分して輝度の変
化部分、つまり文字と背景との境界たるエッジ部位を検
知する。この検知した微分値に基づいて文字の部位には
論理値”1”を、背景の部位には論理値”0”を与えて
2値化を行い、その2値化画像をフレームメモリ5に格
納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字の読み取りに用い
る文字画像の2値化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文字画像を背景から分離する場合、情報
量を少なくする方法として2値化方法が適切である。こ
の2値化方法としては、固定した閾値(2値化レベル)
によって2値化する方法や、照明の輝度分布を記録して
おき、撮像して得られた画像の輝度分布を記録している
輝度分布により補正し、その補正した後の画像を2値化
するシェーディング補正を用いた2値化方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで照明の輝度分
布が不均一な状態で撮像された画像は背景の輝度が不均
一な画像となり、例えば閾値を固定化した2値化方法の
場合、図6に示すように(a)の画像に対して2値化レ
ベルが低いと、2値化画像は(b)に示すようになり、
逆に2値化レベルが高いと、(c)に示すような2値化
画像となり、照明の輝度分布の不均一の影響を受け、文
字画像を背景から分離できなくなったり、文字画像がか
すれてしまうという問題があった。
【0004】またシェーディング補正による2値化方法
では、撮像された画像(a)と補正画像(b)とを減算
して照明の輝度分布の不均一の影響を除去した後2値化
するため(c)のように文字画像を背景より分離でき、
2値化レベルを固定した場合のような不具合は生じない
が、補正画像(b)を記憶しておかなければならず、そ
のため補正画像を記録する作業が必要となり、その上照
度の輝度分布が変化すれば補正画像を再記録しなればな
らないという問題がある。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは照明の輝度分布がある
程度不均一であっても背景と文字とを分離できる文字画
像の2値化方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、背景とともに撮像された文字画
像の輝度を微分して輝度が明るく変化するエッジ部位
と、暗く変化するエッジ部位とを検知し、これらエッジ
部位に基づいて文字部位を論理値”1”、背景を論理
値”0”とすることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、背景とともに撮像さ
れた文字画像の輝度を微分して輝度が明るく変化するエ
ッジ部位と、暗く変化するエッジ部位とを検知し、これ
らエッジ部位に基づいて文字部位を論理値”0”、背景
を論理値”1”とすることを特徴とする。請求項3の発
明では、請求項1又は2記載の発明において、縦横の方
向で文字画像の輝度を微分することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明では、請求項1又は2記載
の発明において、エッジ部位の周囲の文字画像の輝度を
参照することにより文字部位と、背景部位とを判別する
ことを特徴とする。請求項5の発明では、請求項1又は
2記載の発明において、エッジ部位の周囲の微分値に重
みを持たせて参照することにより文字部位と、背景部位
とを判別することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1又は請求項2の発明によれば、背景と
ともに撮像された文字画像の輝度を微分して輝度が明る
く変化するエッジ部位と、暗く変化するエッジ部位とを
検知し、これらエッジ部位に基づいて文字部位を論理
値”1”、背景を論理値”0”とするので、又は背景と
ともに撮像された文字画像の輝度を微分して輝度が明る
く変化するエッジ部位と、暗く変化するエッジ部位とを
検知し、これらエッジ部位に基づいて文字部位を論理
値”0”、背景を論理値”1”とするので、文字と背景
の境界たるエッジ部位に輝度差があれば、照明の輝度分
布がある程度不均一であっても、補正等を行なうことな
く、文字を背景から分離することができる。
【0010】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
記載の発明において、縦横の方向で文字画像の輝度を微
分するので、微小な角度の斜めのエッジ部位をとらえる
ことができて、微小な角度の斜めのエッジ部位の文字と
背景とを分離することができる。請求項4の発明では、
請求項1又は2記載の発明において、エッジ部位の周囲
の文字画像の輝度を参照することにより文字部位と、背
景部位とを判別するので、また請求項5の発明では、請
求項1又は2記載の発明において、エッジ部位の周囲の
微分値に重みを持たせて参照することにより文字部位
と、背景部位とを判別するので、微小な角度の斜めのエ
ッジ部位の文字と背景とを分離することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明方法を用いた画像処理装置の概
略構成を示しており、この装置では、文字を描いた撮像
対象1をTVカメラ2で撮像し、その画像データをA/
D変換後フレームメモリ3に一旦取り込み、このフレー
ムメモリ3の画像データを基にMPUユニット4は後述
する方法により2値化画像を生成してフレームメモリ5
に格納するのである。図中6はシステムバスである。
【0012】次に本発明方法の実施例を説明する。 (実施例1)本実施例ではフレームメモリ3に取り込ん
だ画像データをMPUユニット4が微分して輝度の変化
部分、つまり文字と背景との境界部分であるエッジ部位
を検知する。
【0013】図2は画像を左側から走査してエッジ部位
を微分により検知した状態を示しており、図2(a)に
示す画像(輝度)データを左から走査して微分すると、
輝度が上がって行く変化部位と、下がって行く変化部位
に対応して図2(b)に示す+方向の微分値と、−方向
の微分値が得られ、この微分値が出現する位置がエッジ
部位となり、+の微分値が出現してから−の微分値が出
現するまでの範囲が文字の範囲となる。従って図3
(a)に示すように背景に輝度変化があっても、文字と
背景とのエッジ部位に輝度差があれば、図3(b)に示
すように微分を行なうことによりエッジ部位を検知する
ことができ、その結果図3(c)に示すように背景の輝
度変化の影響を受けることなく2値化が行なえることに
なる。
【0014】尚図3(c)では+の微分値が出現してか
ら−の微分値が出現するまでの文字の部位には例えば論
理値”1”のデータを与え、その他の範囲、つまり背景
の部位には論理値”0”のデータを与えることにより2
値化を行なっているが、逆に文字の部位には論理値”
0”のデータを与え、その他の部位、つまり背景の部位
には論理値”1”のデータを与えて2値化を行なうよう
にしても良い。
【0015】また微分値が小さい場合にはエッジ部位と
して検知できない場合があるが、走査方向を横方向のみ
とせず、縦方向をも走査して微分を行い、これら縦横の
微分値データによりエッジ部位をとえるようにすればエ
ッジ部位を確実に検知することができる。 (実施例2)上記実施例1では微分によりエッジ部位を
検知して2値化を行なっているが、本実施例では、エッ
ジ部位が背景なのか否かの判定に図4(a)の矢印で示
すエッジ部位の周囲の数ポイントの輝度データを参照し
て、その輝度値が規定値を越えている場合には背景では
ないと判定するようにしたもので、判定結果に基づいて
図4(b)のように2値化を行なう。この場合微小な角
度の斜めのエッジ部位の文字と背景とを分離することが
可能となる。
【0016】(実施例3)上記実施例2では、エッジ部
位の周囲の数ポイントの輝度データを参照して、エッジ
部位が背景なのか否かの判定を行なっているが、本実施
例では、図5(a)に示す輝度データを微分して得られ
た図5(b)の微分値のピークを前後に離れる程小さく
なる重みを持たせて積和をすることにより、微分値の大
きな変化だけではなく小さな変化もとらえるようにして
いる。そしてノイズ等であれば正負の微分値がでて積和
の結果は絶対値として小さくなり、また明るい方向に変
化する部位であれば正の値となり、逆であれば負の値と
なる。このようにして本実施例ではエッジ部位が背景か
否かの判定を行い、この判定結果に基づいて図5(c)
に示すように2値化を行なう。本実施例の場合も実施例
2と同様に微小な角度の斜めのエッジ部位の文字と背景
とを分離することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は、背景とともに撮像さ
れた文字画像の輝度を微分して輝度が明るく変化するエ
ッジ部位と、暗く変化するエッジ部位とを検知し、これ
らエッジ部位に基づいて文字部位を論理値”1”、背景
を論理値”0”とするので、又請求項2の発明は、背景
とともに撮像された文字画像の輝度を微分して輝度が明
るく変化するエッジ部位と、暗く変化するエッジ部位と
を検知し、これらエッジ部位に基づいて文字部位を論理
値”0”、背景を論理値”1”とするので、文字と背景
の境界部位であるエッジ部位に輝度差があれば、照明の
輝度分布がある程度不均一であっても、補正等を行なう
ことなく、文字を背景から分離することができるという
効果がある。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明において、縦横の方向で文字画像の輝度を微分する
ので、微小な角度の斜めのエッジ部位を検知することが
できて、微小な角度の斜めのエッジ部位の文字と背景と
を分離することができるという効果がある。請求項4の
発明では、請求項1又は2記載の発明において、エッジ
部位の周囲の文字画像の輝度を参照することにより文字
部位と、背景部位とを判別するので、また請求項5の発
明では、請求項1又は2記載の発明において、エッジ部
位の周囲の微分値に重みを持たせて参照することにより
文字部位と、背景部位とを判別するので、微小な角度の
斜めのエッジ部位の文字と背景とを分離することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を用いる画像処理装置の概略構成図
である。
【図2】本発明の実施例1の微分によるエッジ部位の検
知の説明図である。
【図3】同上の背景に輝度変化のある画像の2値化の説
明図である。
【図4】本発明の実施例2の2値化の説明図である。
【図5】本発明の実施例3の2値化の説明図である。
【図6】従来方法の説明図である。
【図7】従来方法の別の説明図である。
【符号の説明】 1 撮像対象 2 TVカメラ 3 フレームメモリ 4 MPUユニット 5 フレームメモリ 。6 システムバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背景とともに撮像された文字画像の輝度を
    微分して輝度が明るく変化するエッジ部位と、暗く変化
    するエッジ部位とを検知し、これらエッジ部位に基づい
    て文字部位を論理値”1”、背景部位を論理値”0”と
    することを特徴とする文字画像の2値化方法。
  2. 【請求項2】背景とともに撮像された文字画像の輝度を
    微分して輝度が明るく変化するエッジ部位と、暗く変化
    するエッジ部位とを検知し、これらエッジ部位に基づい
    て文字部位を論理値”0”、背景部位を論理値”1”と
    することを特徴とする文字画像の2値化方法。
  3. 【請求項3】縦横の方向で文字画像の輝度を微分するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の文字画像の2値化
    方法。
  4. 【請求項4】エッジ部位の周囲の文字画像の輝度を参照
    することにより文字部位と、背景部位とを判別すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の文字画像の2値化方
    法。
  5. 【請求項5】エッジ部位の周囲の微分値に重みを持たせ
    て参照することにより文字部位と、背景部位とを判別す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の文字画像の2
    値化方法。
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