JPH11220660A - ビデオカメラ装置 - Google Patents
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- JPH11220660A JPH11220660A JP10018584A JP1858498A JPH11220660A JP H11220660 A JPH11220660 A JP H11220660A JP 10018584 A JP10018584 A JP 10018584A JP 1858498 A JP1858498 A JP 1858498A JP H11220660 A JPH11220660 A JP H11220660A
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Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 常温では非常に小さいキズレベルとなってお
り、係数発生回路44からの所定基準レベルよりも低い
レベルであった場合に、比較回路43で検出できないと
いう誤動作が生じていた。 【解決手段】 固体撮像素子2で発生した画素欠陥を、
第1の演算部4と画像記憶部5と係数発生部8とで構成
した循環型フィルターを動作させ、第2の演算部6と位
置検出部7で座標変換を行い、ランダムノイズを低減さ
せて微小な画素欠陥の高精度検出精度を得ることができ
る。
り、係数発生回路44からの所定基準レベルよりも低い
レベルであった場合に、比較回路43で検出できないと
いう誤動作が生じていた。 【解決手段】 固体撮像素子2で発生した画素欠陥を、
第1の演算部4と画像記憶部5と係数発生部8とで構成
した循環型フィルターを動作させ、第2の演算部6と位
置検出部7で座標変換を行い、ランダムノイズを低減さ
せて微小な画素欠陥の高精度検出精度を得ることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素欠陥検出を行
うことができるビデオカメラ装置に関するものである。
うことができるビデオカメラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラや電子スチルカメラ
においては、固体撮像素子が広く使用されている。一般
に固体撮像素子には白キズと呼ばれる画素欠陥が存在
し、製造段階で生じるものに加えて、経年変化とともに
発生するものもあり、キズ部分の信号レベルにいたって
は、一般半導体同様、およそ8℃の温度上昇で+6dB
となり、著しく画質の劣化を招く。そこで、ビデオカメ
ラや電子スチルカメラにおいては、白キズである画素欠
陥を検出し、補正する回路が構成されることが多い。以
下に従来の画素欠陥検出機能を備えたビデオカメラ装置
について説明する。
においては、固体撮像素子が広く使用されている。一般
に固体撮像素子には白キズと呼ばれる画素欠陥が存在
し、製造段階で生じるものに加えて、経年変化とともに
発生するものもあり、キズ部分の信号レベルにいたって
は、一般半導体同様、およそ8℃の温度上昇で+6dB
となり、著しく画質の劣化を招く。そこで、ビデオカメ
ラや電子スチルカメラにおいては、白キズである画素欠
陥を検出し、補正する回路が構成されることが多い。以
下に従来の画素欠陥検出機能を備えたビデオカメラ装置
について説明する。
【0003】図4は従来のビデオカメラ装置の構成を示
すブロック図である。図4において、41は被写体映像
の光学信号を電気信号に変換する固体撮像素子、42は
固体撮像素子41からの信号をアナログ信号からデジタ
ル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(以下、A
D変換器と記す)、44は所定基準レベルの信号を発生
する係数発生回路、43はAD変換器42からの信号と
係数発生回路44からの信号とを比較する比較回路であ
る。
すブロック図である。図4において、41は被写体映像
の光学信号を電気信号に変換する固体撮像素子、42は
固体撮像素子41からの信号をアナログ信号からデジタ
ル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(以下、A
D変換器と記す)、44は所定基準レベルの信号を発生
する係数発生回路、43はAD変換器42からの信号と
係数発生回路44からの信号とを比較する比較回路であ
る。
【0004】以上のように構成された従来のビデオカメ
ラ装置について、以下その動作について説明する。
ラ装置について、以下その動作について説明する。
【0005】被写体の光学信号は固体撮像素子41で結
像し電気信号に変換される。固体撮像素子41からの出
力信号(アナログ信号)はAD変換器42でデジタル信
号に変換され、比較回路43に入力される。一方、係数
発生回路44で発生した所定基準レベルの信号も比較回
路43に入力され、AD変換器42からの信号と係数発
生回路44からの所定基準レベル信号との大小判定で、
画素欠陥を検出する。つまり、係数発生回路44からの
所定基準レベルよりも高レベルの信号がAD変換器42
より入力された場合は、AD変換器42からの信号に白
キズがあると判断する。比較回路43において白キズが
あると判断した時に、補正回路(図示せず)により映像
信号が補正される。
像し電気信号に変換される。固体撮像素子41からの出
力信号(アナログ信号)はAD変換器42でデジタル信
号に変換され、比較回路43に入力される。一方、係数
発生回路44で発生した所定基準レベルの信号も比較回
路43に入力され、AD変換器42からの信号と係数発
生回路44からの所定基準レベル信号との大小判定で、
画素欠陥を検出する。つまり、係数発生回路44からの
所定基準レベルよりも高レベルの信号がAD変換器42
より入力された場合は、AD変換器42からの信号に白
キズがあると判断する。比較回路43において白キズが
あると判断した時に、補正回路(図示せず)により映像
信号が補正される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、常温では非常に小さいキズレベルとなっ
ており、係数発生回路44からの所定基準レベルよりも
低いレベルであった場合に、比較回路43で検出できな
いという誤動作が生じるという問題点を有していた。
来の方法では、常温では非常に小さいキズレベルとなっ
ており、係数発生回路44からの所定基準レベルよりも
低いレベルであった場合に、比較回路43で検出できな
いという誤動作が生じるという問題点を有していた。
【0007】また、AD変換器42から、係数発生回路
44で発生した所定基準レベルよりも高レベルのノイズ
信号が比較回路43に入力された場合、比較回路43に
おいて単なるノイズ信号を白キズと判断し、補正回路に
て映像信号レベルを抑えて補正され、画質劣化を生じる
という問題点を有していた。
44で発生した所定基準レベルよりも高レベルのノイズ
信号が比較回路43に入力された場合、比較回路43に
おいて単なるノイズ信号を白キズと判断し、補正回路に
て映像信号レベルを抑えて補正され、画質劣化を生じる
という問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、手ぶれ補正機能などで使用しているメモリーを兼用
することで回路規模を大きくすることなく、また、常温
下で、精度良く固体撮像素子の白キズを検出することが
可能となり、画質劣化を及ぼさずに欠陥画素の補正が可
能な固体撮像素子の画素欠陥検出方法を有するビデオカ
メラ装置を提供することを目的とする。
で、手ぶれ補正機能などで使用しているメモリーを兼用
することで回路規模を大きくすることなく、また、常温
下で、精度良く固体撮像素子の白キズを検出することが
可能となり、画質劣化を及ぼさずに欠陥画素の補正が可
能な固体撮像素子の画素欠陥検出方法を有するビデオカ
メラ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画素欠陥検出装置は、光信号を電気信号に変
換する複数個の光電変換素子を有する固体撮像素子と、
固体撮像素子への入射光を制限する入射光制限部と、固
体撮像素子の出力信号をデジタル信号に変換するアナロ
グ・デジタル変換器と、任意の係数を発生させる係数発
生部と、アナログ・デジタル変換器の出力信号と係数発
生部の出力信号と後述する画像記憶部の出力信号とを演
算する第1の演算部と、第1の演算部の出力信号を入力
し固体撮像素子の光電変換素子の空間座標位置に対応す
る空間座標を有し書き込みおよび読み出しが可能な画像
記憶部と、画像記憶部の出力信号と係数発生部の出力信
号とを演算する第2の演算部と、第2の演算部の出力か
ら画像記憶部の空間位置を算出する位置検出部とを備え
たものである。
に本発明の画素欠陥検出装置は、光信号を電気信号に変
換する複数個の光電変換素子を有する固体撮像素子と、
固体撮像素子への入射光を制限する入射光制限部と、固
体撮像素子の出力信号をデジタル信号に変換するアナロ
グ・デジタル変換器と、任意の係数を発生させる係数発
生部と、アナログ・デジタル変換器の出力信号と係数発
生部の出力信号と後述する画像記憶部の出力信号とを演
算する第1の演算部と、第1の演算部の出力信号を入力
し固体撮像素子の光電変換素子の空間座標位置に対応す
る空間座標を有し書き込みおよび読み出しが可能な画像
記憶部と、画像記憶部の出力信号と係数発生部の出力信
号とを演算する第2の演算部と、第2の演算部の出力か
ら画像記憶部の空間位置を算出する位置検出部とを備え
たものである。
【0010】この構成によって、入射光を完全に遮断し
た状態で微少な白キズレベルを、手ぶれ補正機能などで
使用しているメモリーを用いた循環型フィルターにより
n回平均することにより、ランダムノイズのS/Nを大
幅減少させ固定パターンノイズである微少な白キズを温
度等の条件変動に関わらず安定して検出でき、フィルタ
ーを通さずに白キズを検出するより精度良く白キズを検
出することが可能である。
た状態で微少な白キズレベルを、手ぶれ補正機能などで
使用しているメモリーを用いた循環型フィルターにより
n回平均することにより、ランダムノイズのS/Nを大
幅減少させ固定パターンノイズである微少な白キズを温
度等の条件変動に関わらず安定して検出でき、フィルタ
ーを通さずに白キズを検出するより精度良く白キズを検
出することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び2に記載の
発明は、光信号を電気信号に変換する複数個の光電変換
素子を有する固体撮像素子と、固体撮像素子への入射光
を制限する入射光制限部と、固体撮像素子の出力信号を
デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器と、
任意の係数を発生させる係数発生部と、アナログ・デジ
タル変換器の出力信号と係数発生部の出力信号と後述す
る画像記憶部の出力信号とを演算する第1の演算部と、
第1の演算部の出力信号を入力し固体撮像素子の光電変
換素子の空間座標位置に対応する空間座標を有し書き込
みおよび読み出しが可能な画像記憶部と、画像記憶部の
出力信号と係数発生部の出力信号とを演算する第2の演
算部と、第2の演算部の出力から画像記憶部の空間位置
を算出する位置検出部とを備え、この構成によって、入
射光を完全に遮断した状態で微少な白キズレベルを、手
ぶれ補正機能などで使用しているメモリーを用いた循環
型フィルターによりn回平均することにより、ランダム
ノイズのS/Nを大幅減少させ固定パターンノイズであ
る微少な白キズを温度等の条件変動に関わらず安定して
検出でき、フィルターを通さずに白キズを検出するより
精度良く白キズを検出することが可能であるという作用
を有する。
発明は、光信号を電気信号に変換する複数個の光電変換
素子を有する固体撮像素子と、固体撮像素子への入射光
を制限する入射光制限部と、固体撮像素子の出力信号を
デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器と、
任意の係数を発生させる係数発生部と、アナログ・デジ
タル変換器の出力信号と係数発生部の出力信号と後述す
る画像記憶部の出力信号とを演算する第1の演算部と、
第1の演算部の出力信号を入力し固体撮像素子の光電変
換素子の空間座標位置に対応する空間座標を有し書き込
みおよび読み出しが可能な画像記憶部と、画像記憶部の
出力信号と係数発生部の出力信号とを演算する第2の演
算部と、第2の演算部の出力から画像記憶部の空間位置
を算出する位置検出部とを備え、この構成によって、入
射光を完全に遮断した状態で微少な白キズレベルを、手
ぶれ補正機能などで使用しているメモリーを用いた循環
型フィルターによりn回平均することにより、ランダム
ノイズのS/Nを大幅減少させ固定パターンノイズであ
る微少な白キズを温度等の条件変動に関わらず安定して
検出でき、フィルターを通さずに白キズを検出するより
精度良く白キズを検出することが可能であるという作用
を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態のビデオカメラ装
置における画像欠陥補正手段のブロック図であり、1は
外部から入射する光信号を所定期間遮断する入射光制限
部、2は入射光制限部1からの光信号を結像し電気信号
に変換する複数の光電変換素子よりなる固体撮像素子、
3は固体撮像素子2からの信号(アナログ信号)をデジ
タル信号に変換するAD変換器、8は所定の係数信号を
発生し第1の演算部4及び第2の演算部6に出力する係
数発生部、4はAD変換器3からの出力信号と係数発生
回路8からの係数信号とにより演算を行い画像記憶部5
に出力する第1の演算部、5は第1の演算部4からの出
力信号を記憶する画像記憶部で、画像記憶部5の出力信
号は再び第1の演算部7に入力され演算が行われると共
に第2の演算部6にも入力される。画像記憶部5は、ビ
デオカメラ装置に既に内蔵され、他機能(手振れ補正機
能等)に使用される画像メモリで兼用しても構わない。
6は係数発生器8からの係数信号と画像記憶部5からの
信号とを比較演算する第2の演算部、7は映像信号にお
ける白キズの位置を検出する位置検出部である。
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態のビデオカメラ装
置における画像欠陥補正手段のブロック図であり、1は
外部から入射する光信号を所定期間遮断する入射光制限
部、2は入射光制限部1からの光信号を結像し電気信号
に変換する複数の光電変換素子よりなる固体撮像素子、
3は固体撮像素子2からの信号(アナログ信号)をデジ
タル信号に変換するAD変換器、8は所定の係数信号を
発生し第1の演算部4及び第2の演算部6に出力する係
数発生部、4はAD変換器3からの出力信号と係数発生
回路8からの係数信号とにより演算を行い画像記憶部5
に出力する第1の演算部、5は第1の演算部4からの出
力信号を記憶する画像記憶部で、画像記憶部5の出力信
号は再び第1の演算部7に入力され演算が行われると共
に第2の演算部6にも入力される。画像記憶部5は、ビ
デオカメラ装置に既に内蔵され、他機能(手振れ補正機
能等)に使用される画像メモリで兼用しても構わない。
6は係数発生器8からの係数信号と画像記憶部5からの
信号とを比較演算する第2の演算部、7は映像信号にお
ける白キズの位置を検出する位置検出部である。
【0013】図2は本実施の形態の時間軸方向の動作を
示す特性図であり、(a)は固体撮像素子2へ入射され
る光信号、(b)は固体撮像素子2を動作させる基準の
垂直同期信号、(c)は固体撮像素子2の出力信号、
(d)は画像記憶部5の出力信号、(e)は画像記憶部
5への書き込み信号、(f)は第2の演算部6の出力信
号である。
示す特性図であり、(a)は固体撮像素子2へ入射され
る光信号、(b)は固体撮像素子2を動作させる基準の
垂直同期信号、(c)は固体撮像素子2の出力信号、
(d)は画像記憶部5の出力信号、(e)は画像記憶部
5への書き込み信号、(f)は第2の演算部6の出力信
号である。
【0014】図3は本発明の空間動作を説明するための
模式図であり、(a)は固体撮像素子2の2次元空間上
の画素欠陥位置を示し、(b)は画像記憶部5の2次元
空間上の画素欠陥位置を示すものである。
模式図であり、(a)は固体撮像素子2の2次元空間上
の画素欠陥位置を示し、(b)は画像記憶部5の2次元
空間上の画素欠陥位置を示すものである。
【0015】以上のように構成された本実施の形態のビ
デオカメラ装置について、以下その動作について説明す
る。
デオカメラ装置について、以下その動作について説明す
る。
【0016】レンズ(図示せず)を介して入射された入
射光は、入射光制限部1で図2(a)のごとく、時間t
2のタイミングまで完全に遮断される。このように入射
光が遮断された期間において、固体撮像素子2の出力
は、図2(c)に示すように白キズ22とランダムノイ
ズ21を含んだ状態で、AD変換器3でデジタル変換さ
れて、第1の演算部4へ入力される。第1の演算部4の
出力信号は、画像記憶部5にて記憶され、読み出した信
号は再び第1の演算部4に入力されるとともに、第2の
演算部6にも入力される。第1の演算部4はAD変換器
3の出力信号Aと、画像記憶部5の出力信号Bとを、係
数発生部8の第1の出力から与えられる係数Mによっ
て、(A×M)+(B×(1−M))という計算式に基
づいて演算を行う。この演算処理を施された第1の演算
部4の出力信号は、再び画像記憶部5へ入力されその出
力に対して同じ演算を第1の演算部4で繰り返すことに
より、循環型フィルターを構成する。
射光は、入射光制限部1で図2(a)のごとく、時間t
2のタイミングまで完全に遮断される。このように入射
光が遮断された期間において、固体撮像素子2の出力
は、図2(c)に示すように白キズ22とランダムノイ
ズ21を含んだ状態で、AD変換器3でデジタル変換さ
れて、第1の演算部4へ入力される。第1の演算部4の
出力信号は、画像記憶部5にて記憶され、読み出した信
号は再び第1の演算部4に入力されるとともに、第2の
演算部6にも入力される。第1の演算部4はAD変換器
3の出力信号Aと、画像記憶部5の出力信号Bとを、係
数発生部8の第1の出力から与えられる係数Mによっ
て、(A×M)+(B×(1−M))という計算式に基
づいて演算を行う。この演算処理を施された第1の演算
部4の出力信号は、再び画像記憶部5へ入力されその出
力に対して同じ演算を第1の演算部4で繰り返すことに
より、循環型フィルターを構成する。
【0017】この循環をn回繰り返すことにより、図2
(d)に示すように固体撮像素子2から出力される白キ
ズ22とランダムノイズ21を含んだ信号は、ランダム
ノイズ21が時間t1からt2に向かって経過するに従
い除去されていき、固定パターンノイズである白キズ2
2のみが残る。
(d)に示すように固体撮像素子2から出力される白キ
ズ22とランダムノイズ21を含んだ信号は、ランダム
ノイズ21が時間t1からt2に向かって経過するに従
い除去されていき、固定パターンノイズである白キズ2
2のみが残る。
【0018】入射光制限部1で入射光を完全に遮断した
状態のまま十分にランダムノイズ21を除去した後、画
像記憶部5への書き込みを図2(e)の時間t3のタイ
ミングで停止する。この後、t4のタイミングで第2の
演算部6で係数発生部8の第2の出力信号から与えられ
る係数Lのレベルと、画像記憶部5の出力信号レベルと
を比較し、係数Lより画像記憶部5の出力信号レベルが
大きければ白キズであると判断し、その判断結果をt2
のタイミングで図2(f)に示す信号を位置検出部7に
出力する。
状態のまま十分にランダムノイズ21を除去した後、画
像記憶部5への書き込みを図2(e)の時間t3のタイ
ミングで停止する。この後、t4のタイミングで第2の
演算部6で係数発生部8の第2の出力信号から与えられ
る係数Lのレベルと、画像記憶部5の出力信号レベルと
を比較し、係数Lより画像記憶部5の出力信号レベルが
大きければ白キズであると判断し、その判断結果をt2
のタイミングで図2(f)に示す信号を位置検出部7に
出力する。
【0019】ここで固体撮像素子2の白キズの二次元空
間配列は図3(a)に示すように、座標(x、y)で表
現でき、また画像記憶部5の白キズの二次元空間配列は
図3(b)に示すように、座標(X、Y)で表現でき
る。固体撮像素子2の二次元空間配列と画像確認部5の
二次元空間配列は1:1で対応しているため、位置検出
部7で検出された白キズの二次元空間配列は、配列変換
を行うことにより固体撮像素子2の白キズの二次元空間
配列上の位置を特定できる。
間配列は図3(a)に示すように、座標(x、y)で表
現でき、また画像記憶部5の白キズの二次元空間配列は
図3(b)に示すように、座標(X、Y)で表現でき
る。固体撮像素子2の二次元空間配列と画像確認部5の
二次元空間配列は1:1で対応しているため、位置検出
部7で検出された白キズの二次元空間配列は、配列変換
を行うことにより固体撮像素子2の白キズの二次元空間
配列上の位置を特定できる。
【0020】以上のように本実施の形態によれば、通常
ランダムノイズ成分に埋もれ、微小レベルである常温下
での白キズレベルが、n回循環型フィルター処理を行う
ことによりランダムノイズが除去されて、精度良く検出
することができる。
ランダムノイズ成分に埋もれ、微小レベルである常温下
での白キズレベルが、n回循環型フィルター処理を行う
ことによりランダムノイズが除去されて、精度良く検出
することができる。
【0021】なお、以上の説明では常温下としたが、固
体撮像素子が動作する範囲での高温条件下としても良
い。
体撮像素子が動作する範囲での高温条件下としても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、現行の大半のビ
デオカメラが有するメモリーを兼用して使用することに
より新たに大規模な回路を設けることなく、固体撮像素
子の画素欠陥である白キズを常温下で精度良く検出で
き、ランダムノイズによる誤動作での画質劣化を抑制す
ることができるという優れた効果が得られる。
デオカメラが有するメモリーを兼用して使用することに
より新たに大規模な回路を設けることなく、固体撮像素
子の画素欠陥である白キズを常温下で精度良く検出で
き、ランダムノイズによる誤動作での画質劣化を抑制す
ることができるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態におけるビデオカメラ装置
における画素欠陥検出手段の構成を示すブロック図
における画素欠陥検出手段の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態におけるビデオカメラ装置の各部
の信号を示すタイミング図
の信号を示すタイミング図
【図3】同実施の形態における画素欠陥の空間位置を示
す模式図
す模式図
【図4】従来のビデオカメラ装置における画素欠陥検出
手段の構成を示すブロック図
手段の構成を示すブロック図
1 入射光制限部 2 固体撮像素子 3 AD変換器 4 第1の演算部 5 画像記憶部 6 第2の記憶部 7 位置検出部 8 係数発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】 光信号を電気信号に変換する複数個の光
電変換素子を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子
への入射光を制限する入射光制限部と、前記固体撮像素
子の出力信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジ
タル変換器と、任意の係数を発生させる係数発生部と、
前記アナログ・デジタル変換器の出力信号と前記係数発
生部の出力信号と後述する画像記憶部の出力信号とを演
算する第1の演算部と、前記第1の演算部の出力信号を
入力し前記固体撮像素子の光電変換素子の空間座標位置
に対応する空間座標を有し書き込みおよび読み出しが可
能な画像記憶部と、前記画像記憶部の出力信号と前記係
数発生部の出力信号とを演算する第2の演算部と、前記
第2の演算部の出力から前記画像記憶部の空間位置を算
出する位置検出部とを備えたことを特徴とするビデオカ
メラ装置。 - 【請求項2】 入射光制限部により固体撮像素子に入射
する光を完全に遮断し、かつ第1の演算部の出力信号の
画像記憶部への書き込みを所定の周期かつ所定の時間行
い、画像記憶部の書き込み完了後の出力信号と第2の演
算部にて係数発生部の出力信号とを比較し、画像記憶部
の出力信号の方が大きければ所定の出力を位置検出部に
入力し空間座標位置を検出することを特徴とするビデオ
カメラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018584A JPH11220660A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ビデオカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018584A JPH11220660A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ビデオカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11220660A true JPH11220660A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=11975689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10018584A Pending JPH11220660A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ビデオカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11220660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005104537A1 (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-03 | Olympus Corporation | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
JP2009239900A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-10-15 | Olympus Corp | 固体撮像装置及びその応用装置 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP10018584A patent/JPH11220660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005104537A1 (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-03 | Olympus Corporation | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
US7916187B2 (en) | 2004-04-27 | 2011-03-29 | Olympus Corporation | Image processing apparatus, image processing method, and program |
JP2009239900A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-10-15 | Olympus Corp | 固体撮像装置及びその応用装置 |
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