JPS61152235A - チ−ズ味を有するマ−ガリン及びその製造法 - Google Patents

チ−ズ味を有するマ−ガリン及びその製造法

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JPS61152235A
JPS61152235A JP59278181A JP27818184A JPS61152235A JP S61152235 A JPS61152235 A JP S61152235A JP 59278181 A JP59278181 A JP 59278181A JP 27818184 A JP27818184 A JP 27818184A JP S61152235 A JPS61152235 A JP S61152235A
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cheese
margarine
taste
producing
enzymes
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Kaoru Koide
小出 薫
Yoshiki Yoneda
米田 義樹
Tamotsu Kuwata
桑田 有
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Meiji Dairies Corp
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Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 本発明は、チーズ味を有するマーガリン及びその製造法
に関し、更に詳しくは折込み用及び練り込みとして製パ
ンに使用して、チーズ特有の香り及び旨味を付与せしめ
ることのできるチーズ味を有するマーガリン及びその製
造法に関する。
〔従来の技術〕
従来からチーズ風味を持つマーガリンとして/’1 種々のものが販売され、使用されており、その例として
マーガリンにチーズフレーバーを混合したもの、チーズ
とマーガリンとを混合したもの等が挙げられる。これら
のマーガリンはそのままの形ではチーズの風味を有する
ものであるが、しかし、これらを製パン等の原料として
使用したときはいずれも十分な効果が得られない。
すなわち、チーズフレーバー入りのマーガリンでは呈味
性が無いためパン製品にその効果を期待することは無理
であり、又、チーズフレーバーもパンを焼く過程で飛散
してしまう。一方、チーズとマーガリンの混合物はその
乳化型が水中油型であるためパン原料への練込みができ
ず、又、折り込んでクロワツサン番作っても重層構造が
できない欠点を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の事情によりなされたもので、それ自体が
チーズの香りと味を呈することは勿論のこと、それを製
パン用の原料として折込み用又は練込み用に使用したと
きチーズ味のロールパンやクロワツサンが得られる。チ
ーズ味を有するマーガリンを得んと長年研究を進めた結
果ミチーズをたんばく分解酵素で分解し、得られるチー
ズ風味の濃厚な液状物を水相部として使用しマーガリン
を製造することにより解決したものである。
〔発明の構成〕
本発明は、チーズ味の酵素分解物を含有するチーズ味を
有するマーガリン及びチーズの酵素分解物を水相として
用いてこのマーガリンを製造する方法である。
本発明で使用されるチーズの酵素分解物は、フレッシュ
カード、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ等を粉砕し
、これに水又は食塩水をチーズに対し0〜150%、好
ましくは25〜100%加え、ペースト状又はスラリー
状とし、次いでこれにたんばく分解酵素を加え分解した
もである。
ここで使用するたんばく分解酵素は、エンドペプチダー
ゼ活性を有するたんぱく分解酵素とエクソペプチダーゼ
活性を有するたんぱく分解酵素の双方を必要とする。こ
の両酵素の併用により酵素分解物としてアミノ酸とベブ
タイドを生成させ、特にアミノ酸による味をやや過剰に
生成させることができる。
エンドペプチダーゼ活性を有するたんぱく分解酵素はた
んばく質の中の方のペプチド結合を加水分解してより小
さな分子量のペプチドを作るが、末端ペプチド結合には
作用しないためにアミノ酸を遊離させない。エンドペプ
チダーゼ活性有するたんぱく分解酵素の給源としては、
Bacillus、  Aspergillus、 R
hizopusSMucor −。
Penicillium等の各属菌によって生産された
ものを使用することができる。これらから抽出精製され
たエンドペプチダーゼ活性の強い中性及び酸性プロテア
ーゼが数多く販売されているので、これらを使用するこ
とができる。
一方、エクソペチダーゼ活性を有するプロテアーゼは末
端ペプチド結合に作用し、苦味ペプチドをはじめ種々の
ペプチドを分解して遊離アミノ酸を生成することができ
る。エクソペプチダーゼ活性を有するプロテアーゼとし
ては、例えば小麦ふすまを原料とするカルボキシペプチ
ダーゼ、エクソペプチダーゼ活性の強1+MAsper
−gillus属由来の酵素等があり、市販されている
のでこれらを使用することができる。。
チーズの酵素分解に、当っては、上記たんばく分解酵素
の他に更に脂肪酸分解酵素、乳酸菌、酵母、プロピオン
酸菌を添加使用することができる。
マーガリン中のチーズの酵素分解物の含量は、3〜40
%、好ましくは10〜30%であり、3%以下では呈味
性が不充分であり、40、%以上ではこのマーガリンを
製パン用として使用したとき、その作業性が悪くなる。
次に、本発明で用いるチーズの酵素分解物から成るマー
ガリン製造用の水相部及びそれを用いたマーガリンの製
造法について述べる。
1、水相部の調製法 ナチュラルチーズ製造時のフレッシュカード、ナチュラ
ルチーズ、プロセスチーズ等を粉砕し、これに水または
食塩水をチーズのO〜150、好ましくは25〜100
%加え攪拌してペースト状又はスラリー状にする。この
チーズにエンドペプチダーゼ活性とエンドペプチダーゼ
活性の双方を有するたんぱく分解酵素を添加する。この
とき、更に脂肪酸分解酵素、乳酸菌、酵母、プロピオン
酸菌を加えてもよい。このチーズ混合物を約30〜50
°Cで3日〜2週間位培養する。培養完了後、呈味性の
強いペプチドとアミノ酸とを多量に含む液状チーズが得
られる。この液状チーズに乳化剤、安定剤、たんばく類
を加えて、乳化、均質化、加熱処理を行う。このように
して得られた液状物をマーガリン製造における水相部と
して使用する。
2、マーガリンの調製法 マーガリン用の油脂、乳化剤、香料及び食塩を混合し、
この混合物に上記水相部をマーガリン製品に対し3〜4
0%加える。この混合物をオンレータ−やコンビネータ
−を通してマーガリンにする。
本発明のチーズ味を有するマーガリンの製パン性におけ
る効果を実験例により説明する。実験は、マーガリンA
(本発明のチーズ味マーガリン)、マーガリンB(市販
のチーズフレーバを混合したマーガリン)、マーガリン
C(チーズ味マーガリン)及びマーガリンD(通常の製
パン用の業務用マーガリン)を調製し、これらのマーガ
リンを用いて常法によりクロワツサン及びロールパンを
作り、それぞれの性状を調べた。なお、クロワツサン及
びロールパンの試作品の原料の配合割合は、第1表のと
おりである。
(本頁以下余白) 第  1  表 各マーガリンの原料の配合割合を第2表に示し、クロワ
ツサン及びロールパンの評価を第3   ′表及び第4
表に示す。
上記の表から明らかなとおり、まずクロワツサンについ
てみると本発明のマーガリン囚を使用した場合は折り込
みのしやすさ、クロワツサン特有の重層構造の形成のい
ずれも通常の業務用マーガリン0を用いた場合と何んら
の遜色もなく、いずれも良好であり、他方、チーズの風
味も濃厚であった。これに対し、従来のチーズ味マーガ
リンであるマーガリン■及び0を用いたクロワツサンは
、前者についてはチーズの香りが僅に残るもその味は全
くなく、後者についてはチーズ味の風味が少しばかりで
るもののクロワツサンの重層構造は全く形成されない。
次に第4表のロールパンについてみると、本発明のマー
ガリン囚を使用したものは練り込みのしやすさは通常の
業務用マーガリンを用いたものと同様に良好であり、他
方、チーズの風味も濃厚であった。これに対し、マーガ
リン■は練り込みのしやすさは良好であるもチーズ味の
風味は僅に香りが残る程度であり、マーガリン0につい
ては、練り込みが全くできず対照試験として比較の対象
にならなかった。
以上の結果から、本発明のチーズ味を有するマーガリン
の製パン性は、通常の業務用マーガリンと何らの遜色な
く、折り込み用及び練り込み用として使用でき、一方、
このマーガリンはチーズ特有の香り及び旨味をパンに付
与し得ることが判る。
〔実施例〕
熟成期間の短いゴーダチーズを粉砕したもの70kgに
5%食塩水を殺菌したもの25kg、カビプロテアーゼ
(長瀬産業■製のブナチームAP、天野製薬■製のアマ
ノA ftlど) 300g、リパーゼ(マイルズ社製
のリパーゼ#400など)60gを添加し、十分に混合
してスラリー状とした。このスラリーをファーメンタ−
に入れ、37℃で5日〜10日間培養した。培養宛了呻
1.チーズカード部分はほぼ完全に液状となり、油脂層
と分離した。この液状物にNa−ガゼイネート1.0 
kg及び乳化剤(モノグリセリド、レシチン)0.2k
gを添加し、85℃で10分間加熱して殺菌及び酵素の
失活を行った。次いで、これ委均質化してマーガリン用
水相部とした。
この水相に、大豆油、ヤシ油及び牛脂を混合して水素添
加を行い上昇融点34℃に調整した油脂400kg、乳
化剤、食塩、β−カロチン及びバターフレーバーを加え
て混合し、殺菌する。この混合物をコンビネータ−で1
0℃に急冷し捏和して極めてチーズ風味の強いマーガリ
ンを□得たf〔発明の効果〕 本発明のチーズ味を有するマーガリンは濃厚なチーズの
風味を有し、製パン用に使用したとき、折り込み用及び
練り込み用のいずれにも使用でき、得られるパンには強
いチーズ風味が付与された。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チーズの酵素分解物を含有してなるチーズ味を有
    するマーガリン。
  2. (2)マーガリン中のチーズの酵素分解液の含量が3〜
    40%、好ましくは10〜30%であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項のチーズ味を有するマーガリン
  3. (3)マーガリンの製造法において水相部としてチーズ
    の酵素分解液を用いることを特徴とするチーズ味を有す
    るマーガリンの製造法。
  4. (4)マーガリン中のチーズの酵素分解液の含量が3〜
    40%、好ましくは10〜30%であることを特徴する
    特許請求の範囲第3項のチーズ味を有するマーガリンの
    製造法。
  5. (5)酵素としてエンドペプチダーゼ活性を有するたん
    ぱく分解酵素とエクソペプチダーゼ活性を有するたんぱ
    く分解酵素とを併用し、更に必要があれば脂肪酸分解酵
    素、乳酸菌、酵母、プロピオン酸菌を加えることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項のチーズ味を有するマーガ
    リンの製造法。
  6. (6)チーズとしてフレッシュカード、ナチュラルチー
    ズ、プロセスチーズにその0〜150%、好ましくは2
    5〜100%の水を加えてペースト状又はスラリー状と
    したものを用いることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項のチーズ味を有するマーガリンの製造法。
JP59278181A 1984-12-27 1984-12-27 チ−ズ味を有するマ−ガリン及びその製造法 Granted JPS61152235A (ja)

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