JP2002125590A - 可塑性水中油型乳化油脂組成物 - Google Patents

可塑性水中油型乳化油脂組成物

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JP2002125590A JP2000331197A JP2000331197A JP2002125590A JP 2002125590 A JP2002125590 A JP 2002125590A JP 2000331197 A JP2000331197 A JP 2000331197A JP 2000331197 A JP2000331197 A JP 2000331197A JP 2002125590 A JP2002125590 A JP 2002125590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な風味と滑らかな食感を有し、口融けが
良く、また保形性、焼き残り性等の使い勝手が優れたク
リームチーズ様の可塑性水中油型乳化油脂組成物を提供
すること。 【解決手段】 乳脂を含む食用油脂10〜60重量%、
蛋白質1〜10重量%、アルギン酸及び/又はアルギン
酸ナトリウム0.1〜3重量%を含有する水中油型乳化
物であって、該乳化物中の油滴の体積基準のメディアン
径を5μm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可塑性水中油型乳
化油脂組成物に関する。詳しくはクリームチーズ様の可
塑性水中油型乳化油脂組成物に関し、更に詳しくは、良
好な風味と滑らかな食感を有し、口融けが良く、また保
形性、焼き残り性等の使い勝手が優れたクリームチーズ
様の可塑性水中油型乳化油脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
健康志向の高まりや、赤ワインブームによるワインにマ
ッチしたチーズの需要により、チーズ、ヨーグルト等の
発酵食品の消費量が伸長している。中でもクリームチー
ズ、カッテージチーズ、クワルク、マスカルポーネ等
の、フレッシュチーズと呼ばれる非熟成タイプのさっぱ
りとしたチーズは、熟成タイプのチーズ、例えばチェダ
ーチーズ、ゴーダチーズ等と比べて風味にクセがなく、
とりわけ消費量を伸ばしている。
【0003】フレッシュチーズの伝統的な製法は、乳や
クリーム、脱脂粉乳、全脂粉乳等の乳原料に乳酸菌や凝
乳酵素を加えて発酵し、カードを形成させ、次いでホエ
ーを除去し、カードを均質化してフレッシュチーズを得
るものである。この製法では、ホエーの除去が煩雑であ
るため生産効率が低く、除去したホエーの処理方法にも
工夫が必要である。また、ホエーを除去して得られたカ
ードをカットするタイミングの見極め等に熟練を要する
ため、計画的な生産が困難であるとの課題があった。更
に、伝統的な製法により得られたフレッシュチーズは、
例えば製菓製パン用のフィリング、トッピング等の加工
用途に使用した場合、常温での保形性や焼成した時の焼
き残り性が劣る、果肉、香辛料、ハーブ等の呈味原料と
混ぜる際に組識が破壊され離水する等の問題があり、使
い勝手が悪かった。
【0004】この様な問題を解決するために、種々のク
リームチーズ様食品とその製造方法が提案されている。
例えば、コーンパウダーを配合する方法(特開平2−2
7941号公報)、脱脂乳を、限外濾過濃縮(UF濃
縮)を含む工程で濃縮し、製造工程で、酸及び/又はア
ルカリによってpHを1.0以上変化させないで、最終
的に噴霧乾燥してなる、乳糖含量の少ない乳蛋白質高含
有粉末と、油脂と、溶融塩とを使用する方法(特開平9
−172965号公報)等が提案されている。しかしな
がら、これらの方法では、クリームチーズ様食品の使い
勝手を重視するあまり、風味上好ましくないコーンパウ
ダーや溶融塩の配合により、得られたクリームチーズ様
食品の風味が、伝統的な製法により得られたフレッシュ
チーズの風味よりも劣るという問題があり、風味と使い
勝手とを両立するには未だ不十分であった。
【0005】従って、本発明の目的は、良好な風味と滑
らかな食感を有し、口融けが良く、また保形性、焼き残
り性等の使い勝手が優れたクリームチーズ様の可塑性水
中油型乳化油脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳脂を含む食
用油脂10〜60重量%、蛋白質1〜10重量%、アル
ギン酸及び/又はアルギン酸ナトリウム0.1〜3重量
%を含有する水中油型乳化物であって、該乳化物中の油
滴の体積基準のメディアン径が5μm以下であることを
特徴とする可塑性水中油型乳化油脂組成物を提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可塑性水中油型乳
化油脂組成物について詳述する。本発明で使用する食用
油脂としては、先ず乳脂が挙げられ、乳脂を分別するこ
とにより得られた乳脂の低融点画分や乳脂の高融点確画
分等を使用しても良い。また、乳脂以外の油脂として
は、例えばパーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、
綿実油、大豆油、菜種油、米油、ヒマワリ油、サフラワ
ー油、カカオ脂、サル脂、牛脂、豚脂、魚油、鯨油等の
各種の植物油脂及び動物油脂並びにこれらを水素添加、
分別及びエステル交換から選択された一又は二以上の処
理を施した加工油脂や、MCT(中鎖脂肪酸トリグリセ
リド)等が挙げられる。本発明においては、これらの油
脂を単独で用いることもでき、又は二種以上を組み合わ
せて用いることもできる。
【0008】上記食用油脂の配合割合は、後述する蛋白
質に含まれる乳脂を含めて、本発明の可塑性水中油型乳
化油脂組成物中、10〜60重量%、好ましくは12〜
55重量%、更に好ましくは15〜45重量%である。
該食用油脂の配合割合が10重量%未満では、可塑性水
中油型乳化油脂組成物の口融けと食感が悪く、また60
重量%を超えると、安定な水中油型乳化が得られない。
【0009】また、乳脂の配合割合は、本発明の可塑性
水中油型乳化油脂組成物中、好ましくは3〜55重量
%、更に好ましくは5〜40重量%、最も好ましくは8
〜30重量%である。
【0010】本発明で使用する蛋白質としては、単純蛋
白質や、核蛋白質、糖蛋白質、リポ蛋白質、リン蛋白質
等の複合蛋白質や、誘導蛋白質等の単体や、これらを含
んだ食品素材が挙げられ、例えば、生乳、牛乳、その他
の獣乳、加糖練乳、脱脂乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼ
イン、カゼインナトリウム、乳清蛋白質、ホエー、ホエ
ーパウダー、ホエー蛋白質濃縮物、バターミルク、バタ
ーミルクパウダー、トータルミルクプロテイン、クリー
ム、ナチュラルチーズ、全卵・卵黄・卵白及びその粉
末、大豆蛋白、ゼラチン、その他動物及び植物を起源と
した蛋白質、及び蛋白質を含有した食品素材、及びこれ
らをプロテアーゼやホスフォリパーゼ等の酵素、あるい
は化学的な方法で分解したもの等が挙げられ、これらを
単独で用いることもでき、又は二種以上を組み合わせて
用いることもできる。
【0011】上記蛋白質の配合割合は、本発明の可塑性
水中油型乳化油脂組成物中、1〜10重量%、好ましく
は1.5〜8重量%、更に好ましくは2〜7重量%であ
る。該蛋白質の配合割合が1重量%未満では、安定な水
中油型乳化が得られない。また10重量%を超えると、
得られる可塑性水中油型乳化油脂組成物の物性が硬いも
のとなり、可塑性が失われ、作業性が低下してしまう。
【0012】また、本発明では、配合する蛋白質の25
重量%以上が、牛乳のホエー由来の乳蛋白質であること
が好ましく、更に好ましくは配合する蛋白質の30重量
%以上が、牛乳のホエー由来の乳蛋白質であるのがよ
い。配合する蛋白質に占める牛乳のホエー由来の乳蛋白
質の割合が25重量%未満では、可塑性水中油型乳化油
脂組成物の口融けと食感が悪くなりやすい。
【0013】ここでいう牛乳のホエー由来の乳蛋白質の
具体例としては、αラクトアルブミン、βラクトグロブ
リン、血清アルブミン、免疫グロブリン、プロテオース
ペプトンがあり、これらの各単体や、これらの混合物
や、これらを含んだ食品素材を用いることができる。本
発明では、これらの牛乳のホエー由来の乳蛋白質の中か
ら選ばれた一種又は二種以上を用いることができ、特に
αラクトアルブミン及び/又はβラクトグロブリンを用
いるのが好ましい。
【0014】また、牛乳のホエー由来の乳蛋白質を全蛋
白質に対して25重量%以上含有する食品素材として
は、乳清蛋白質、ホエー、ホエーパウダー、脱乳糖ホエ
ー、脱乳糖ホエーパウダー、ホエー蛋白質濃縮物(ホエ
ープロテインコンセントレート)等が挙げられる。本発
明では、このような牛乳のホエー由来の乳蛋白質を全蛋
白質に対して25重量%以上含有する食品素材と、生
乳、牛乳、その他の獣乳、加糖練乳、脱脂乳、脱脂粉
乳、全脂粉乳、バターミルク、バターミルクパウダー、
トータルミルクプロテイン、クリーム等の牛乳のホエー
由来の乳蛋白質が全蛋白質に対して25重量%未満であ
る食品素材とを混合して配合する蛋白質の25重量%以
上が、牛乳のホエー由来の乳蛋白質となるように調整し
てもよい。
【0015】本発明で使用するアルギン酸とは、コンブ
やワカメに代表される褐藻類から抽出される、D−マン
ヌロン酸と、L−グルロン酸から構成される直鎖状の多
糖類である。また、本発明で使用するアルギン酸ナトリ
ウムとは、褐藻類を希薄な酸性溶液で洗浄後、炭酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム等の塩基性物質を加え、加熱
することにより水溶性のナトリウム塩として得られるも
のである。
【0016】上記のアルギン酸及び/又はアルギン酸ナ
トリウムの配合割合は、本発明の可塑性水中油型乳化油
脂組成物中、0.1〜3重量%、好ましくは0.2〜
2.5重量%、更に好ましくは0.3〜2.0重量%で
ある。アルギン酸及び/又はアルギン酸ナトリウムの配
合割合が0.1重量%未満では、得られる可塑性水中油
型乳化油脂組成物の保水性や耐熱性が乏しい。また3重
量%を超えると、可塑性水中油型乳化油脂組成物の食感
が口融けの悪いものとなる。
【0017】また、本発明の可塑性水中油型乳化油脂組
成物の水分は、好ましくは20〜85重量%、更に好ま
しくは25〜83重量%、最も好ましくは35〜80重
量%とするのが良い。
【0018】本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物
は、好ましいクリームチーズ様風味を付与するために、
乳酸発酵及び/又は食品用有機酸の添加等の手段によっ
て、pHを好ましくは4.0〜5.5、更に好ましくは
4.3〜5.2、最も好ましくは4.5〜5.0とする
のがよい。pHが4.0未満であると、酸味が強すぎて
風味が悪くなりやすい。またpHが5.5を超えてしま
うと、クリームチーズ様の好ましい風味が得られにく
い。pHを調整するために乳酸菌を用いて乳酸発酵を行
う場合、使用する乳酸菌としては、特に制限はなく、例
えばLactococcus lactis subsp. lactisLactococcus
lactis subsp. cremorisLactococcus lactis subsp.
lactis var. diacetylactisLactobacillus casei su
bsp. caseiLactobacillus acidophilusLactobacill
us delbrueckii subsp. delbrueckiiLactobacillus d
elbrueckii subsp. bulgaricusLactobacillus delbr
ueckii subsp. lactisLactobacillus jugurtiLac
tobacillus helveticusStreptococcus thermophilu
sLeuconostoc mesenteroides subsp. cremorisBif
idobacterium longumBifidobacterium bifidumBif
idobacterium infantisBifidobacterium breve 等が
挙げられ、これらを単独で用いることもでき、又は二種
以上を組み合わせて用いることもできる。
【0019】また、食品用有機酸の添加により可塑性水
中油型乳化油脂組成物のpHを調整する場合、使用され
る有機酸としては、クエン酸、乳酸、グルコン酸、リン
ゴ酸、酒石酸、フマル酸、酢酸、氷酢酸、フィチン酸、
アジピン酸、コハク酸、グルコノデルタラクトン、アス
コルビン酸、柑橘類の果汁等の各種果汁等が挙げられ、
これらを単独で用いるか、又は二種以上を組み合わせて
用いる。
【0020】本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物に
は、本発明の目的を損なわない限り、次の様な水溶性、
油溶性、分散性の副原料を使用することができる。キサ
ンタンガム・ペクチン・ローカストビーンガム・ジェラ
ンガム・グアーガム・タラガントガム・微小繊維状セル
ロース・メチルセルロース・大豆多糖類等の増粘剤・安
定剤・ゲル化剤、ゼラチン、着色料、酸化防止剤、保存
料、香料、キモシン等の蛋白質分解酵素、ラクターゼ
(β−ガラクトシダーゼ)・グルコアミラーゼ等の糖質
分解酵素、ジグリセライド、植物ステロール、植物ステ
ロールエステル、食塩、岩塩、海塩、塩化カリウム等の
無機塩類、調味料、果汁、果肉、野菜、野菜汁、香辛
料、香辛料抽出物、ハーブ、ショ糖・乳糖・ブドウ糖・
果糖・麦芽糖・マルトオリゴ糖・イソマルトオリゴ糖・
フラクトオリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・パラチノース・
水飴・トレハロース・ソルビトール・マルチトール・マ
ンニトール・還元澱粉糖化物・ポリデキストロース等の
糖類、直鎖デキストリン・分枝デキストン・環状デキス
トン等のデキストリン類、澱粉、澱粉をアミラーゼ等の
酵素で処理したもの、酸やアルカリ処理・エステル化・
アセチル化・リン酸架橋化・加熱・湿熱処理等の化学的
・物理的処理を行った化工澱粉、更にこれら化工澱粉を
水に溶け易い様にあらかじめ加熱処理により糊化させた
澱粉等。
【0021】これらの副原料を配合する際には、通常、
油溶性の副原料を油相に、水溶性の副原料を水相に溶解
してから水中油型に乳化させるが、水溶性の副原料を油
相に分散させても良い。
【0022】本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物
は、上述の配合組成からなる水中油型乳化物からなり、
且つ該乳化物中の油滴の体積基準のメディアン径が5μ
m以下、好ましくは3μm以下、更に好ましくは2μm
以下のものである。また、本発明の可塑性水中油型乳化
油脂組成物は、上記油滴の体積基準の粒度分布が、1μ
m以下の粒子が75重量%以下となるのが好ましく、更
に好ましくは0.5μm未満の粒子が0〜10重量%、
0.5μm以上1.8μm未満の粒子が80〜100重
量%、1.8μm以上の粒子が0〜10重量%となるよ
うに構成されているのがよい。
【0023】上記油滴の体積基準のメディアン径及び粒
度分布は、例えば次の様にして測定することができる。
可塑性水中油型乳化油脂組成物1gに、分散媒としてイ
オン交換水100gを加え、これを発振周波数40KH
z、出力40Wの超音波分散機にて処理し、これを更に
イオン交換水で適当な濃度に稀釈したものを、例えば島
津製作所製レーザ回折式粒度分布測定装置SALD−1
100やSALD−2100にて測定することにより、
油滴の体積基準のメディアン径が得られる。また、イオ
ン交換水の代わりに、適当なpHの緩衝液に微量のTwee
n 80やTriton X-100やSDS(ドデシル硫酸ナトリウ
ム)等の界面活性剤と重合リン酸塩やEDTA4Na
(エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム)等のキレート
剤とを溶解したものを、分散媒として用いても良い。
【0024】また、本発明の可塑性水中油型乳化油脂組
成物は、上記油滴の個数基準のメディアン径が5μm以
下、好ましくは2μm以下、更に好ましくは1μm以下
であるのがよい。そしてその油滴の個数基準の粒度分布
が、全体の油滴の総数に対し、0.4μm未満の粒子が
0〜10個数%、0.4μm以上1.0μm未満の粒子
が80〜100個数%、1.0μm以上の粒子が0〜1
0個数%となるように構成されているのが好ましい。例
えば0.4μm未満の粒子が0〜10個数%とは、全油
滴粒子数を100としたとき、0.4μm未満の粒子の
数が0〜10であるという意味である。
【0025】本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物
は、クリームチーズ様であり、クリームチーズとして各
種食品に用いることができ、例えば食パン、菓子パン、
パイ、デニッシュ、シュ、ドーナツ、ケーキ、クラッカ
ー、クッキー、ハードビスケット、ワッフル、スコーン
等のベーカリー食品に用いることができる。上記ベーカ
リー食品に対して用いる本発明の可塑性水中油型乳化油
脂組成物の量は特に制限はなく、食品の見栄えや食品の
種類により決定される。また、本発明の可塑性水中油型
乳化油脂組成物と食品との組み合わせ方法としては、食
品に可塑性水中油型乳化油脂組成物をトッピングした
り、サンドしたり、注入したり、包あんすることが可能
である。この際、食品が焼成後又は温めなおした直後の
ような温かい状態のもの、特に焼成直後の状態のもので
あっても、食品に本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成
物をトッピング、サンド、注入してもよい。また、食品
に本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物をトッピン
グ、サンド、注入、包あんしたものを焼成してもよい。
本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物のその他の用途
として、調理用のソースが挙げられる。即ち、ハンバー
グ、フライ、サラダ等の料理のトッピング用、練込用に
使用することもできる。
【0026】次に、本発明の可塑性水中油型乳化油脂組
成物の製造方法について説明する。乳酸菌による乳酸発
酵を行う場合、まずはじめに可塑性水中油型乳化油脂組
成物の全組成に対して1〜10重量%の蛋白質を含有す
る水相を調製する。そして必要によりこの水相を加熱す
る。加熱する温度としては好ましくは35〜75℃であ
る。更に必要により均質化を行う。均質化を行うための
均質化機としては、例えばケトル型チーズ乳化釜、ステ
ファンミキサーの様な高速せん断乳化釜、スタティック
ミキサー、インラインミキサー、ホモゲナイザー、コロ
イドミル、ディスパーミル等が挙げられ、好ましくは1
〜200MPaの均質化圧力にて均質化を行う。
【0027】水相を均質化後、加熱殺菌を行うのが好ま
しい。該加熱殺菌方法としては、インジェクション式、
インフュージョン式、マイクロ波等の直接加熱方式、又
は、バッチ式、プレート式、チューブラー式、掻き取り
式等の間接加熱方式があり、UHT、HTST、LTL
T等の60〜160℃の加熱処理を行なえば良い。乳酸
菌を加えて乳酸発酵する場合、このようにして調製され
た水相に乳酸菌を添加して、乳酸発酵を行うのが好まし
い。使用される各乳酸菌の最適発酵温度で、例えば20
〜40℃で、6〜24時間乳酸発酵すれば良い。
【0028】次いで、上記水相に、乳脂を含む食用油脂
10〜60重量%、アルギン酸及び/又はアルギン酸ナ
トリウム0.1〜3重量%を添加混合して乳化し、水中
油型乳化物とする。そして加熱殺菌を行うのが好まし
い。該加熱殺菌方法としては、インジェクション式、イ
ンフュージョン式、マイクロ波等の直接加熱方式、又
は、バッチ式、プレート式、チューブラー式、掻き取り
式等の間接加熱方式があり、UHT、HTST、LTL
T等の60〜160℃の加熱処理を行なえば良い。
【0029】次に、上記水中油型乳化物を均質化機にて
均質化処理を行い、該乳化物中の油滴の体積基準のメデ
ィアン径を上述した範囲内とし、更に好ましくは油滴の
体積基準の粒度分布、油滴の個数基準のメディアン径、
及び油滴の個数基準の粒度分布をそれぞれ上述した範囲
内にし、本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物を得
る。均質化機としては、例えばケトル型チーズ乳化釜、
ステファンミキサーの様な高速せん断乳化釜、スタティ
ックミキサー、インラインミキサー、ホモゲナイザー、
コロイドミル、ディスパーミル等が挙げられ、好ましく
は1〜200MPa、さらに好ましくは5〜150MP
a、最も好ましくは10〜100MPaの均質化圧力に
て均質化を行う。この均質化処理は、特に2段式ホモゲ
ナイザーを用いて、例えば1段目10〜200MPa、
2段目0〜50MPaの均質化圧力にて均質化しても良
い。
【0030】このようにして得られる本発明の可塑性水
中油型乳化油脂組成物は、必要に応じて冷却しても良
い。冷却方法としては、ボーテーター、コンビネータ
ー、パーフェクター等の急冷可塑化機にて急冷可塑化処
理を行っても良く、チューブラー式、掻取式等の熱交換
機によって冷却しても良い。別の方法として、適当な容
器に充填した後に、水浴、氷浴、冷蔵庫、冷凍庫等で冷
却しても良い。
【0031】また、食品用有機酸を用いてpHを調整す
る場合、全組成に対して1〜10重量%の蛋白質を含有
する水相に、乳脂を含む食用油脂10〜60重量%、ア
ルギン酸及び/又はアルギン酸ナトリウム0.1〜3重
量%、食品用有機酸を混合して乳化し、水中油型乳化物
とする。これに上述した様な加熱殺菌処理、均質化処
理、更に冷却処理を行なえば良い。
【0032】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げ、本発明を更
に詳細に説明するが、これらは本発明を何ら制限するも
のではない。
【0033】(実施例1)脱脂粉乳(牛乳のホエー由来
の乳蛋白質7重量%、その他蛋白質29重量%を含有)
6重量部、ホエー蛋白質濃縮物(脂質6重量%、牛乳の
ホエー由来の乳蛋白質75重量%を含有)5重量部、及
び水57.4重量部を混合し、55℃に加熱し、三和機
械製2段式ホモゲナイザーにて2段目5MPa、1段目
5MPaの均質化圧力にて均質化し、プレート式熱交換
器にて90℃で10秒間加熱殺菌後、プレート式熱交換
器にて30℃に冷却し、水相を調製した。この水相にLa
ctococcus lactis subsp.lactisLactococcus lactis
subsp. cremorisから成る乳酸菌スターターを加え、3
0℃で12時間発酵し、pH4.7の乳酸発酵液を得
た。この乳酸発酵液を60℃に加熱し、これにアルギン
酸0.2重量部、アルギン酸ナトリウム0.8重量部、
岩塩0.5重量部、乳脂5重量部、融点25℃の菜種硬
化油25重量部、及びクリームチーズフレーバー0.1
重量部を順に加え、配合槽で混合し、これを掻取式熱交
換器にて90℃で30秒間加熱殺菌し、次いで三和機械
製2段式ホモゲナイザーにて2段目5MPa、1段目5
5MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に
密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化油
脂組成物を得た。
【0034】得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂
組成物を、あらかじめ調製したpH8.0、0.1モル
のリン酸カリウム緩衝液にTween 80を0.1重量%、E
DTA4Na(エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム4
水塩)を0.2重量%溶解した粒度分布測定用溶媒に分
散し、これを島津製作所製レーザ回折式粒度分布測定装
置SALD−1100にて粒度分布を調べた結果、油滴
の体積基準のメディアン径は1.50μmであった。ま
た、1μm以下の粒子は72重量%で、0.5μm未満
の粒子は7重量%、0.5μm以上1.8μm未満の粒
子は84重量%、1.8μm以上の粒子は9重量%であ
った。また、油滴の個数基準のメディアン径は0.87
μmであり、0.4μm未満の粒子は6個数%、0.4
μm以上1.0μm未満の粒子は91個数%、1.0μ
m以上の粒子は3個数%であった。また、得られた本発
明の可塑性水中油型乳化油脂組成物の水分含量は58.
0重量%であった。また、得られた本発明の可塑性水中
油型乳化油脂組成物は、良好なクリームチーズ風味、口
融け、滑らかな食感を有しており、食パン生地の上にト
ッピング又はフィリングし、焼成しても、油の分離がな
い良好な焼き残り性を示した。
【0035】(実施例2)生乳(脂質3.3重量%、牛
乳のホエー由来の乳蛋白質0.6重量%、その他蛋白質
2.3重量%を含有)60重量部、ホエー蛋白質濃縮物
(脂質7重量%、牛乳のホエー由来の乳蛋白質80重量
%を含有)2重量部、乳糖4重量部、及び水18重量部
を混合し、55℃に加熱し、三和機械製2段式ホモゲナ
イザーにて2段目5MPa、1段目5MPaの均質化圧
力にて均質化し、掻取式熱交換器にて88℃で30秒間
加熱殺菌後、掻取式熱交換器にて30℃に冷却し、水相
を調製した。この水相にLactococcus lactis subsp. l
actisLactococcus lactis subsp. cremorisから成
る乳酸菌スターターを加え、30℃で14時間発酵し、
pH4.6の乳酸発酵液を得た。この乳酸発酵液を60
℃に加熱し、これにアルギン酸0.1重量部、アルギン
酸ナトリウム0.5重量部、精製塩0.3重量部、ヨウ
素価65のパーム軟部油10重量部、融点35℃の大豆
硬化油5重量部、クリームチーズフレーバー0.05重
量部、及びミルクフレーバー0.05重量部を順に加
え、配合槽で混合し、これを掻取式熱交換器にて100
℃で30秒間加熱殺菌し、次いで三和機械製2段式ホモ
ゲナイザーにて2段目10MPa、1段目70MPaの
均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5
℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物を
得た。
【0036】得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂
組成物を、実施例1と同じ方法にて粒度分布を調べた結
果、油滴の体積基準のメディアン径は2.11μmであ
った。また、1μm以下の粒子は69重量%で、0.5
μm未満の粒子は2重量%、0.5μm以上1.8μm
未満の粒子は86重量%、1.8μm以上の粒子は12
重量%であった。また、油滴の個数基準のメディアン径
は1.76μmであり、0.4μm未満の粒子は1個数
%、0.4μm以上1.0μm未満の粒子は91個数
%、1.0μm以上の粒子は8個数%であった。また、
得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物の水分
含量は71.5重量%であった。また、得られた本発明
の可塑性水中油型乳化油脂組成物は、良好なクリームチ
ーズ風味、口融け、滑らかな食感を有しており、食パン
生地の上にトッピング又はフィリングし、焼成しても、
油の分離がない良好な焼き残り性を示した。
【0037】(実施例3)ナトリウムカゼイネート(ホ
エー以外の蛋白質91.3重量%を含有)2.5重量
部、ホエーパウダー(牛乳のホエー由来の乳蛋白質1
2.7重量%を含有)8重量部、及び水31.6重量部
を混合し、65℃に加熱して30分間保持後、プレート
式熱交換器にて30℃に冷却し、水相を調製した。この
水相にLactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus
Streptococcus thermophilusから成る乳酸菌スタータ
ーを加え、37℃で9時間発酵し、pH4.3の乳酸発
酵液を得た。この乳酸発酵液を60℃に加熱し、これに
アルギン酸0.05重量部、アルギン酸ナトリウム0.
15重量部、精製塩0.5重量部、乳脂7重量部、融点
25℃の菜種硬化油20重量部、融点35℃の大豆硬化
油30重量部、クリームチーズフレーバー0.15重量
部、及びミルクフレーバー0.05重量部を順に加え、
配合槽で混合し、これを掻取式熱交換器にて120℃で
25秒間加熱殺菌し、次いでイズミフードマシナリ製2
段式ホモゲナイザーにて2段目5MPa、1段目35M
Paの均質化圧力にて均質化し、コンビネーターにて急
冷可塑化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、
本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物を得た。
【0038】得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂
組成物を、実施例1と同じ方法にて粒度分布を調べた結
果、油滴の体積基準のメディアン径は1.12μmであ
った。また、1μm以下の粒子は58重量%で、0.5
μm未満の粒子は8重量%、0.5μm以上1.8μm
未満の粒子は90重量%、1.8μm以上の粒子は2重
量%であった。また、油滴の個数基準のメディアン径は
0.69μmであり、0.4μm未満の粒子は9個数
%、0.4μm以上1.0μm未満の粒子は88個数
%、1.0μm以上の粒子は3個数%であった。また、
得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物の水分
含量は32.2重量%であった。また、得られた本発明
の可塑性水中油型乳化油脂組成物は、良好なクリームチ
ーズ風味、口融け、滑らかな食感を有しており、食パン
生地の上にトッピング又はフィリングし、焼成しても、
油の分離がない良好な焼き残り性を示した。
【0039】(実施例4)ナチュラルチーズ(脂質56
重量%、牛乳のホエー由来の乳蛋白質1.5重量%、そ
の他蛋白質6重量%を含有)20重量部、ホエー蛋白質
濃縮物(脂質7重量%、牛乳のホエー由来の乳蛋白質8
0重量%を含有)7重量部、乳糖4重量部、及び水3
7.35重量部を混合し、55℃に加熱し、ケミコロイ
ド社製シャーロットコロイドミルにてクリアランス0.
2mm、回転数3500rpmにて均質化し、プレート
式熱交換器にて80℃で3分間加熱殺菌後、プレート式
熱交換器にて30℃に冷却し、水相を調製した。この水
相にLactococcus lactis subsp. lactisLactococcus
lactis subsp. cremorisから成る乳酸菌スターターを加
え、30℃で14時間発酵し、pH4.6の乳酸発酵液
を得た。この乳酸発酵液を60℃に加熱し、これにアル
ギン酸ナトリウム1.5重量部、グラニュー糖25重量
部、パーム油5重量部、及びクリームチーズフレーバー
0.15重量部を順に加え、配合槽で混合し、これをを
掻取式熱交換器にて140℃で30秒間加熱殺菌し、次
いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて
2段目3MPa、1段目43MPaの均質化圧力にて均
質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発
明の可塑性水中油型乳化油脂組成物を得た。
【0040】得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂
組成物を、実施例1と同じ方法にて粒度分布を調べた結
果、油滴の体積基準のメディアン径は1.88μmであ
った。また、1μm以下の粒子は62重量%で、0.5
μm未満の粒子は5重量%、0.5μm以上1.8μm
未満の粒子は85重量%、1.8μm以上の粒子は10
重量%であった。また、油滴の個数基準のメディアン径
は1.23μmであり、0.4μm未満の粒子は9個数
%、0.4μm以上1.0μm未満の粒子は85個数
%、1.0μm以上の粒子は6個数%であった。また、
得られた本発明の可塑性水中油型乳化油脂組成物の水分
含量は43.7重量%であった。また、得られた本発明
の可塑性水中油型乳化油脂組成物は、良好なクリームチ
ーズ風味、口融け、滑らかな食感を有しており、食パン
生地の上にトッピング又はフィリングし、焼成しても、
油の分離がない良好な焼き残り性を示した。
【0041】(比較例1)実施例3において、イズミフ
ードマシナリ製2段式ホモゲナイザーによる処理条件を
2段目0MPa、1段目5MPaとした以外は、実施例
3と同様にして、比較用の水中油型乳化油脂組成物を得
た。得られた比較用の水中油型乳化油脂組成物を、実施
例1と同じ方法にて粒度分布を調べた結果、油滴の体積
基準のメディアン径は5.21μmであった。また、1
μm以下の粒子は23重量%で、0.5μm未満の粒子
は0重量%、0.5μm以上1.8μm未満の粒子は6
5重量%、1.8μm以上の粒子は35重量%であっ
た。また、油滴の個数基準のメディアン径は5.02μ
mであり、0.4μm未満の粒子は0個数%、0.4μ
m以上1.0μm未満の粒子は78個数%、1.0μm
以上の粒子は22個数%であった。また、得られた比較
用の水中油型乳化油脂組成物の水分含量は32.2重量
%であった。また、得られた比較用の水中油型乳化油脂
組成物は、口融けが悪く、食パン生地の上にトッピング
又はフィリングし、焼成した際に、乳化が破壊され、油
の分離が生じた。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、良好な風味と滑らかな
食感を有し、口融けが良く、また保形性、焼き残り性等
の使い勝手が優れたクリームチーズ様の可塑性水中油型
乳化油脂組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥冨 保雄 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 田中 光治 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 大捕 雅志 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4B001 AC03 AC05 AC15 AC31 BC01 BC03 BC14 DC01 EC01 EC04 4B026 DC01 DC06 DG04 DG15 DH03 DL03 DL08 DL09 DP01 DP10 DX02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳脂を含む食用油脂10〜60重量%、
    蛋白質1〜10重量%、アルギン酸及び/又はアルギン
    酸ナトリウム0.1〜3重量%を含有する水中油型乳化
    物であって、該乳化物中の油滴の体積基準のメディアン
    径が5μm以下であることを特徴とする可塑性水中油型
    乳化油脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記蛋白質の25重量%以上が牛乳のホ
    エー由来の乳蛋白質である請求項1記載の可塑性水中油
    型乳化油脂組成物。
  3. 【請求項3】 pHが4.0〜5.5である請求項1又
    は2記載の可塑性水中油型乳化油脂組成物。
  4. 【請求項4】 全組成に対して1〜10重量%の蛋白質
    を含有する水相を調製し、該水相に乳脂を含む食用油脂
    10〜60重量%、アルギン酸及び/又はアルギン酸ナ
    トリウム0.1〜3重量%を添加混合して水中油型乳化
    物とし、更に均質化処理を行い、該乳化物中の油滴の体
    積基準のメディアン径を5μm以下にすることを特徴と
    する可塑性水中油型乳化油脂組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかに記載の可塑性水
    中油型乳化油脂組成物を用いた食品。
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