JPS61142585A - 磁気テープ用リール - Google Patents

磁気テープ用リール

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JPS61142585A
JPS61142585A JP27397385A JP27397385A JPS61142585A JP S61142585 A JPS61142585 A JP S61142585A JP 27397385 A JP27397385 A JP 27397385A JP 27397385 A JP27397385 A JP 27397385A JP S61142585 A JPS61142585 A JP S61142585A
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JP
Japan
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outer ring
wheel body
tape reel
ring body
ring
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JP27397385A
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Inventor
Mitsuo Inasawa
稲沢 光雄
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SANSHO GIKEN KK
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SANSHO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、精密な磁気テープ用リールを収縮率の近似
した合成樹脂を用いて能率良く安価に形成し得るように
することにある。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
周知の如く録音、録画用の磁気テープを巻着するテープ
リールは、合成樹脂によって射出成形されている。合成
樹脂製品は冷却固化する際、厚肉部が薄肉部より遅く固
化する性質があるため、テープリールを一組の金型によ
って一度に射出成形した場合、偏肉部の外周面、例えば
周壁の内周側に突条や補強リブ等を有する厚肉部と反対
側の周壁外周面にヒケによる凹みが生じることが知られ
ている。このヒケの発生は合成樹脂特有の現象で避ける
ことができないので、精密なテープリールを形成する場
合、収縮率の少ない材料を用いるか、リール芯部を収縮
率の大きい樹脂で形成し、該芯部をインサートしてテー
プリールを形成していたが、収縮率の少ない材料は高価
で成形時間が長くかかるし、インサート成形は多くの労
力と費用を要する不都合があった。
〔発明の目的〕
そこでこの発明は、合成樹脂製のテープリールを能率良
く安価に、しかもリールの周壁を精密に形成し得ないも
のかと研究した所、リール周壁を収縮率の近似した合成
樹脂で二層構造に形成すると共に、二層構造の周壁が分
離不能となるテープリールの製造方法を発明するに至っ
たものである。
〔発明の概要〕
この発明のテープリールの製造方法は、輪体の中心部に
ハブ孔を設け、輪体の内周にハブ爪を突設し、輪体の外
周にクランプ溝を設け、この輪体の外周部に皮層部を一
体に設けるテープリール、及び輪体の外周にクランプ溝
を有し、輪体の一側面に径の大きいフランジを一体に設
け、輪体の中心部より側方に凸部を突出し、該凸部にて
板状フランジを固着するフランジ付きテープリールにお
いて、クランプ溝の形成部を除く輪体外軸部の両側面に
、輪体と同心円の凹部を設け、この凹部によって外輪部
の少なくとも外側縁を薄肉の凸条と成し、外輪部の厚肉
外周面にヒケによる凹みを設けると共に、該凹みが輪体
の外周に後から設ける皮層部によって塑性変形し、更に
凹曲して弧状曲面となり、皮層部が曲面まで形成され、
輪体外輪部と皮層部が分離不能となる二層構造の精密な
周壁を形成するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
次に本発明によるテープリールの製造方法を第1実施例
の第1図乃至第8図に基づき説明すれば、テープリール
1は一次成形する輪体2と、該輪体2を雄型としてその
外周に収縮率の近似した合成樹脂で後から成形する皮層
部10にて構成し、−火成形する輪体2は中心部にハブ
孔20を設け、輪体2の内周に数本のハブ爪21を等間
隔に突設し、輪体2の外周に外輪部3を設け、外輪部3
にクランプ溝4を有し、クランプ溝4の形成部を除く外
輪部3の両側面2a 、 2bに、外周面3aと同心円
の凹部5を設け、該凹部5によって外輪部3の少なくと
も外側縁を薄肉の凸条6と成し、外輪部3の厚肉外周面
3aにヒケによる凹みaを生ずるようにすると共に、こ
の輪体2を雄型として外輪部3の外周に後から形成する
皮層部10の熱、或は圧力等によって、略平面状態にあ
った外輪部外周面3aの中央部が中心方向に凹み、外側
縁の凸条6が外周方向にそるよう塑性変形し、外周面3
aが〔状又は弧状曲面31)と成るように変形し、その
曲面3b内まで皮層部10が形成される。該、状態はテ
ープリール1を縦断するか、又は皮層部10を切り取る
ことによって確認することができる。輪体2の外輪部3
と皮層部10によって構成される二層構造の周壁13は
、軸方向に分離不能となると共に、外周面3aよりクラ
ンプ溝4の外周に連続して形成される皮層部10によっ
て、皮層部10の共回りも不能となるものである。
本発明によるテープリールの製造方法を第2実施例の第
9図乃至第12図に基づき説明すると、外周にクランプ
溝4を有する輪体2の一側面に、輪体2より径の大きい
フランジ8を一体に設け、クランプ溝4の形成部を除く
他側面2aの輪体外輪部3に、前記リール1と同様に凹
部5を設け、外輪部3の少なくとも外側縁を薄肉の凸条
6と成し、輪体中心部22の側面2aに側方へ突出する
凸部9を、中心部22内に凸部9の突出方向と反対向き
に開口するハブ孔20を設け、中心部22と外輪部3の
間に、中心より放射方向の補強リブ7を設け、外輪部3
の厚肉外周面3aにヒケによる凹みaが生じるようにす
ると共に、この輪体2を雄型として前記の如く外輪部3
の外周に後から設ける皮層部10の熱。
或は圧力等によって、外輪部外周面3aの中央部が中心
方向に凹曲した弧状曲面3bと成り、その曲面3bまで
皮層部10が形成され、輪体2の外輪部3と皮層部10
によって二層構造の周壁13を構成する。
周壁13を二層構造にした輪体2の他側面2aに、輪体
フランジ8と相対するよう板状フランジ18を当接し、
これを中心部22の凸部9を利用して離脱不能に固定す
る。
尚、輪体外輪部3の外周面3aが略平面状態に形成され
るにも拘らず、その外周に皮層部10を形成した場合、
外輪部外周面3aが弧状に凹む曲面3bとなる原因とし
ては、外輪部3の厚肉中央部で変形が大きく、凹部5の
形成によって薄肉となる外側縁の凸条6側で変形が少な
いことからして、輪体2の外輪部3が後から形成する皮
層部10の樹脂で加熱され、厚肉部の冷却固化が一段と
遅れるため、又は皮層部形成樹脂の加熱によって、外輪
部3の外周部を形成している分子や原子の配列が変化す
るため、戒は厚肉部と薄肉部の放熱が相違するため等に
よって生じるものと思われる。具体的には第6図と第7
図の如く外輪部3の外径りを20 mm、外輪部厚さT
を41、外輪部幅Hを2.6 mm、凸条幅りを0.4
 n+m、凹部深さtを0.3 mm、リブ厚さtlを
1.8 mn+Jリブ幅h1を2.1 mm、凹部5に
1.4φ の透孔14を形成した輪体2に対し、該輪体
2を雄型としてその外輪部3の外周に後から側面幅h2
が1mII+の皮層部10を形成したテープリール1に
あっては、輪体2の外輪部外周面3aば金型で抜くこと
のできない0.1〜0.5mmに凹曲し、透孔14の穿
設位置では他より少ないO〜0.1ffi■に凹曲して
いた。この輪体外輪部3と皮層部10に軸方向の力を上
下逆に繰返して加えたが離反することはなかった。又上
記輪体2と同寸法で、外輪部3の側面2a、2bに凹部
5と凸条6を有しない輪体を雄型とし、その外周に皮層
部10を形成した所、外輪部外周面3aの凹曲力;少な
く、外周面3aに対する皮層部10の食込みが少なかっ
た。この輪体外輪部3と皮層部10に軸方向の力を上下
逆に数度加えると、皮層部10が外輪部3から抜けて分
離した。
本発明によるテープリールの製造方法は上記の如く、先
ず輪体2を形成するものであるから、輪体外輪部3の厚
肉外周面3aにはヒケによる凹みaを生ずるが、その輪
体2を雄型として外輪部3の外周に皮層部10を形成す
るため、外輪部外周面3aの凹みaは皮層部10で埋り
、しかも皮層部10は外輪部3より薄肉、或は輪体2の
成形樹脂量より著しく少量の樹脂で形成されるため、皮
層部10の外面11にはヒケによる凹みaはほとんど生
じない。
たとえ皮層部10にヒケが生じるとしても、皮層部10
の形成厚さに対して生じるだけであるから、テープリー
ル1の周壁13を一度に一体成形する場合より著しく少
なくなり、設計値通りの精密な周壁13を形成すること
ができる。又輪体2の外輪部3をヒケによる凹みaが生
じやすい構造にし、この凹みaを利用してその外周に皮
層部10を離脱不能に設けるものであるから、皮層部1
0と輪体2を同じ収縮率の合成樹脂材、或は収縮率の近
似した合成樹脂材を用い、樹脂材を効率的に利用できる
輪体2と皮層部IOを形成する樹脂材に異なる着色剤を
混入し、輪体2と皮層部10を異色にすれば、意匠的な
美感を発揮するテープリール1を得ることもできる。更
に本発明と同じ精度を有するテープリール1を得る手段
として、予め輪体2の周壁外゛周面3aを第5図の如く
凹曲面Bのアンダーカットになるように形成することも
できるが、凹曲面Bの凹みが小さい輪体2にあっては、
アンダーカットであっても金型を抜くことはできるが、
金型が抜ける程度のアンダーカットの輪体2では、その
外周に設けた皮層部10も抜ける不都合があるし、凹曲
面Bの凹みが大きい輪体2にあっては、金型を抜くこと
ができないのでこれを割型Cとしなければならず、割型
Cにすると型合せの所にバリbが生ずるし、生産能率も
悪く金型費用も高つく不都合がある。
〔発明の効果〕
従って本発明によるテープリールの製造方法は、リール
の周壁を2工程によって二層構造と成すものであるが、
1組の金型で精密なテープリールを形成する場合より短
時間に形成し得るので、能率的で生産性も向上するし、
材料の効率的な使用によって材料費も安価になるばかり
か、周壁を精密に形成することができ、しかも二層部を
異色にすることによって、カラフルなテープリールを得
ることもできる。又テープリールの周壁は輪体外輪部と
、その外周に後から形成する皮膚部によって二層構造を
成すが、外輪部の外周面は皮層部の形成によって凹曲し
、その凹曲部まで皮層部が形成され離脱不能となるため
、外輪部の外周面を金型によって凹曲したり、外周面に
離脱防止用の凹凸を形成する必要がなく、輪体形成金型
を高価な割型にする必要もない等、本発明は精密でカラ
フルな磁気テープ用リールを能率的にしかも安価に製造
し得るようにした前記特徴と共に、実用面に顕著な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)(ロ)は本発明によるテープリールの製造
工程を示す平面図、第2図(イ)(ロ)はその側面図、
第3図は第1図(ロ)のY−Y拡大断面図、第4図は従
来戸車の側面図、第5図はその形成例を示す横断面図、
第6図は第1図(イ)の拡大断面図、第7図は第1図(
ロ)の拡大断面図、第8図(イ)(ロ)は周壁部の形成
例を示す要部拡大断面図、第9図はフランジ付き輪体の
平面図、第10図と第11図はそのX−X縦断面におけ
る周壁の形成例を示す縦断面図、第12図(イ)(ロ)
(ハ)(ニ)はフランジ付きリールの形成例を示す要部
断面図である。 1・・・テープリール、2・・・輪体、3・・・外輪部
、a・・・凹み、3a・・・外周面、3b・・・曲面、
4・・・クランプ溝、5・・・凹部、6・・・凸条、8
,18・・・フランジ、9・・・凸部、10・・・皮層
部、11・・・皮層部外面、13・・・周壁、14・・
・透孔、20・・・ハブ孔、21・・・ハブ爪、22・
・・中心部、b・・・パリ、C・・・割型、D・・・芯
体の外径、H・・・外輪部の幅、h・・・凸条幅、hl
・・・内周リブ幅、h2・・・皮層部側面幅、T・・・
外輪部の厚さ、t・・・凹部の深さ、t□・・・内周リ
ブ厚さ、 第 1 図(イ)     第1 図(ロ)第 2 図
(イ)      第 2 図(ロ)第6図 (イ)                     (
1:1)第9図 第12図(イ) 第12図(ハ) 第10図 第11図 第12図(ロ) 第12図(ニ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)輪体2の中心部にハブ孔20を設け、輪体の内周に
    ハブ爪21を突設し、輪体の外周にクランプ溝4を設け
    、この輪体の外周部に皮層部10を一体に設けるテープ
    リールにおいて、クランプ溝の形成部を除く輪体外輪部
    3の両側面2a、2bに、輪体と同心円の凹部5を設け
    、この凹部によって外輪部の少なくとも外側縁を薄肉の
    凸条6と成し、外輪部の厚肉外周面3aにヒケによる凹
    みaを設けると共に、該凹みが輪体の外周に後から設け
    る皮層部10によって塑性変形し、更に凹曲して弧状曲
    面3bとなり、皮層部が曲面まで形成され、輪体外輪部
    と皮層部が分離不能となる二層構造の精密な周壁13を
    形成するようにした合成樹脂製磁気テープ用リールの製
    造方法。 2)輪体2の外周にクランプ溝4を有し、輪体の一側面
    に径の大きいフランジ8を一体に設け、輪体の中心部2
    2より側方に凸部9を突出し、該凸部にて板状フランジ
    18を固着する特許請求の範囲第1項に記載の合成樹脂
    製磁気テープ用リールの製造方法。
JP27397385A 1985-12-05 1985-12-05 磁気テープ用リール Granted JPS61142585A (ja)

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JPS61142585A true JPS61142585A (ja) 1986-06-30
JPH0444834B2 JPH0444834B2 (ja) 1992-07-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7429344B2 (en) * 2001-07-31 2008-09-30 Fujifilm Corporation Method of mounting a resin-molded member

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57204287A (en) * 1981-06-10 1982-12-14 Ebara Infilco Co Ltd Fractional separation of thin ion contained in solution

Patent Citations (1)

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JPH0444834B2 (ja) 1992-07-22

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