JPS6036929B2 - 積層形樹脂成形品の生産方法 - Google Patents

積層形樹脂成形品の生産方法

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JPS6036929B2
JPS6036929B2 JP2716877A JP2716877A JPS6036929B2 JP S6036929 B2 JPS6036929 B2 JP S6036929B2 JP 2716877 A JP2716877 A JP 2716877A JP 2716877 A JP2716877 A JP 2716877A JP S6036929 B2 JPS6036929 B2 JP S6036929B2
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JP
Japan
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resin molded
mold
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resin
recess
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JP2716877A
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JPS53112958A (en
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正徳 大西
道生 加来
芳宏 原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacture Of Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば色の異なる樹脂を積層構造に成形し
て形成したテープレコーダの操作鋤等のような積層形樹
脂成形品の生産方法に関し、その目的とするところは積
層される樹脂間の境界線が均一になる成形品の生産方法
を得ることにある。
従来の積層形樹脂成形品の構造及びその生産方法につい
て第1図〜第6図に示すテープレコーダの巻戻し操作釦
の場合を例に探り説明すると、まず第1図、第2図は操
作釦の構造を示しており、1‘ま第1の樹脂成形体、2
はこの第1の樹脂成形体1の上面に積層され第1の樹脂
成形体1とは異なる色の第2の樹脂成形体である。上記
第1の樹脂成形体1はその内側に操作部材を圧入するた
めの凹部3が設けられ、またその上面中央部には端面が
巻戻しモード標示マーク4となる突起5,5が設けられ
ている。そしてこの突起5,5の端面は第2の樹脂成形
体2の上面と一致するように形成されており、第1図の
如く、第2の樹脂成形体2の上面中央部に上記突起5,
5の端面が巻戻しモード標示マーク4として露出される
ようになされている。次に第3図、第4図は上記操作釦
の生産方法を説明するための金型を示しており、第3図
において6は上記操作部材圧入用凹部3を形成するため
の凸部7を有する第1の金型、8は上記第1の樹脂成形
体1の外面を形成するための凹部9を有する第2の金型
である。
そして、上記第1、第2の両金型を第3図の如く互に接
合させ、この時、上記第1の金型6の凸部7壁と第2の
金型8の凹部9内壁との間に形成される空間1川こ樹脂
を充填すれば、第1の樹脂成形体1が形成される。この
第1の樹脂成形体1を形成した後に、第4図に示すよう
に、上記第1の樹脂成形体1が挿入され、かつ第2の樹
脂成形体2の外面を形成ずるための凹部11を有する第
3の金型12を、上記第1の金型1に接合する。そして
この時、第1の樹脂成形体1の上面と第3の金型12の
凹部11とで形成される空間13に樹脂を充填すれば、
第2の樹脂成形体2が第1の樹脂成形体1の上面に一体
化されて形成され、第1図、第2図に示す操作卸が得ら
れる。このような従来の積層形樹脂成形品及びその生産
方法によれば、次のような欠点が生じるものであった。
■ まず成形品の構造について欠点を言えば、第1の樹
脂成形体1と第2の樹脂成形体2との接合面が単なる平
面であるため上記2つの成形体相互間の結合強度が主に
上記2つの成形体を形成する樹脂間の親和力に依存して
おり、上記結合強度を強化する構造のものではなかった
それ故、操作剣を使用しているうちに、第1の樹脂成形
体1から第2の樹脂成形体2が分離してしまう恐れの大
きいものであった。■次に上記成形品の生産方法の欠点
を言えば、第1の樹脂成形体1の形成後、第2の樹脂成
形体2を形成する場合、第3の金型12の凹部11が第
1の樹脂成形体1の外形よりも大きいと、第1の樹脂成
形体1の外周壁と第3の金型の凹部11との間に隙間が
生じ、第2の樹脂成形体2を形成する樹脂が上記隙間に
流れ込み、この流れ込んだ樹脂が、完成した操作釦の外
周壁に第5図の如くバリ14として現われてしまう。
このバリ14の端部は蛇行曲線となり、この曲線の形状
は複数の操作釘それぞれにおいて異なってくるため、外
観上見苦しく操作釦の商品価値を著しく損ってしまうも
のであった。一方、上記第2の樹脂成形体2を形成する
場合、第3の金型12の凹部11が第1の樹脂成形体1
の外形よりも小さいと、第3の金型12を第1の金型6
に接合する時、第3の金型12の間の周緑部分が第1の
樹脂成形体1の上面岡緑部分に接触して特に完成した操
作釘の外周壁上端に第6図の如くかじり傷が付いたり、
又、上記操作金0の外周壁にすり傷16が付く等の欠点
があった。
操作釦に傷が付くと操作金0は不良品として廃棄しなけ
ればならず。大きな問題になっていた。このように第3
の金型と第1の樹脂成形体1との間の寸法差によって生
じる問題を解消するには、第3の金型と第1の樹脂成形
体との間に寸法差がないようにする、言い換えれば第3
の金型の凹部11と、第1の樹脂成形体を形成する第2
の金型の凹部9とを同一寸法で作れば良いのであるが、
これを実現することは金型加工上、極めて難しく多くの
時間と多額の費用を必要とするものであった。
そこで本発明はこのような従来の欠点を解消するもので
あり、以下にその実施例について第7図〜第13図とと
もに説明する。
まず第7図、第8図はテープレコーダの巻戻し操作卸の
構造を示しており、21は第1の樹脂成形体、22はこ
の第1の樹脂成形体21の上面に積層され第1の樹脂成
形体21とは異なる色の第2の樹脂成形体である。
上記第1の樹脂成形体21はその内側に操作部村を圧入
するための凹部23が設けられ、またその上面中央部に
は面が巻戻しモード標示マーク24となる突起25,2
5が設けられている。そしてこの突起25,25の端面
は第2の樹脂成形体22の上面と一致するように形成さ
れており、第7図の如く、第2の樹脂成形体22の上面
中央部に上記突起25,25の端面が巻戻しモード標示
マーク4として露出されるようになされている。さらに
上言己第1の樹脂成形体21の上面周緑には断面V字状
の突出壁26が一体に形成されており、この突出壁26
の傾斜面に密着するように第2の樹脂成形体22が形成
されている。なお、上記V字状突出壁26の外周面は第
1の樹脂成形体21の外周面に一致しており、上記突出
壁26の内周面は第1の樹脂成形体21の中心方向に傾
斜している。そして上記突出壁26の先端部分が第1、
第2の両樹脂成形体の積層境界線として現われる。次に
、上記操作釦の生産方法について第9図〜第11図を用
いて説明すると、第9図において27は上記操作部材圧
入用凹部23を形成するための凸部28を有する第1の
金型、29は上記第1の樹脂成形体21の外面を形成す
るための凹部30を有する第2の金型である。
上記凹部30の底面周緑には上記第1の樹脂成形体21
と突出壁26を形成するための断面V字状の溝部31が
設けられている。
そして上記第1、第2の両金型を第9図の如く互に接合
させ、この時、上記第1の金型27の凸部28外壁と第
2の金型29の凹部30内壁との間に形成される空間3
2に樹脂を充填すれ‘ま第1の樹脂成形体21が形成さ
れる。この第1の樹脂成形体21を形成した後に、第1
0図に示すように、上記第1の樹脂成形体21が挿入さ
れ、かつ第2の樹脂成形体22の外面を形成するための
凹部33を有する第3の金型34を、上記第1の金型2
7に接合する。
上記第3の金型34の凹部33は第1の樹脂成形体21
の外形に対し、この外形より僅かに大さめの意味合いを
含んで略等しい寸法に作られている。そして、上記第1
、第3、両金型を接合して、第1の樹脂成形体21の上
面と第3の金型34の凹部33とで形成される空間35
に樹脂を充填した場合、充填された樹脂の充填圧によっ
て第11図に示すように第1の樹脂成形体21の突出壁
26の先端部分が第3の金型34の凹部33の内周壁に
圧接される。それ故、第11図の如く、第1の樹脂成形
体21の外周壁と第3の金型34の凹部33内周壁との
間に比較的大きな隙間37が生じていたとしても、この
隙間37に樹脂が流れ込んで来ることはなく、第12図
に示すように第1の樹脂成形体21と第2の樹脂成形体
22の境界線が明瞭でバリのない高品質の操作釦を得る
ことができる。なお、上記実施例における第1の樹脂成
形体21の断面V字状突出壁26は先端が尖鋭なもので
あるが、金型の加工を容易にする点から第13図のよう
に先端を切欠いて台形状とした突出壁26aとしても所
期の目的を達成することができる。以上のように本発明
によれば、第1の樹脂成形体の形成後に第2の樹脂成形
体を形成する場合、第2の樹脂成形体の樹脂充填圧を利
用して第1の樹脂成形体の上面周緑に設けた突出壁を外
周方向に鉱開させ、第3の金型の凹部内周壁に密接させ
ることにより、上記第1の樹脂成形体が挿入される第3
の金型の凹部と上記第1の樹脂成形体の外形との間に寸
法差が生じても、この寸法差を上記突出壁の変形によっ
て吸収する生産方法を採用しているので、第1の樹脂成
形体と第2の樹脂成形体との境界部分にバリが発生した
り、傷が付いたりすることがなく、高品質な積層形樹脂
成形体を生産することができる。しかも、第1、第2の
樹脂成形体の接合面は突出壁の外面の分だけ広くなり突
出壁の内側に第2の樹脂成形体が喰い込むため、両樹脂
成形体の接合強度を強くすることができる利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従釆の積層形樹脂成形品の一例であるテープレ
コーダの巻戻し操作金0を示す上面図、第2図は同操作
釘の第1図A−A線断面図、第3図第4図は同操作釘の
生産方法を説明するための金型の側断面図、第5図,第
6図は同生産方法によって得られた操作釘の不良例を示
す側面図、第7図は本発明の積層形樹脂成形品の一実施
例であるテープレコーダの巻戻し操作金0を示す上面図
、第8図は同操作釦の第7図B−B線断面図、第9図〜
第11図は同榛作金0の生産方法の一実施例を説明する
ための金型の側断面図、第12図は同生産方法によって
得られた操作釦の側面図、第13図は同操作釘の他の実
施例を示す要部断面図である。 21・・・・・・第1の樹脂成形体、22・・・・・・
第2の樹脂成形体、26,26a・・・・・・突出壁、
27・・・・・・第1の金型、29・・・・・・第2の
金型、31・・・・・・溝部、33・・・・・・凹部、
34・・・・・・第3の金型。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の金型に凹部を有する第2の金型を接合し、上
    記凹部と第1の金型とで形成される空間に樹脂を充填し
    て第1の樹脂成形体を形成し、この後に上記第1の金型
    に、上記第1の樹脂成形体が挿入される凹部を有する第
    3の金型を接合し、この第3の金型の凹部と第1の樹脂
    成形体の上面とで形成される空間に樹脂を充填して第2
    の樹脂成形体を形成して積層形樹脂成形品を生産する方
    法において、上記第2の金型の凹部の底面周縁に断面V
    字状の溝部を一体に形成し、第1の樹脂成形体の上面周
    縁に断面V字状の突出壁が形成されるようにすると共に
    、第1の樹脂成形体形成後、第1の金型に第3の金型を
    接合させ樹脂の充填を行なつた時、この樹脂の充填圧に
    よつて上記V字状の突出壁が第3の金型の凹部内周壁に
    押圧されるようにしてなる積層形樹脂成形品の生産方法
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