JPH0422455Y2 - - Google Patents

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JPH0422455Y2
JPH0422455Y2 JP1986084254U JP8425486U JPH0422455Y2 JP H0422455 Y2 JPH0422455 Y2 JP H0422455Y2 JP 1986084254 U JP1986084254 U JP 1986084254U JP 8425486 U JP8425486 U JP 8425486U JP H0422455 Y2 JPH0422455 Y2 JP H0422455Y2
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JP
Japan
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guide roller
recesses
movable
tape
resin
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JPS62198576U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、樹脂成形にて形成される小型円筒部
品、特に高精度が要求されるカセツトテープケー
ス用ガイドローラーの構造に関するものである。
(従来技術) カセツトテープ等に使用されているガイドロー
ラーは、カセツトテープケース内に回動自在に装
着され、供給側ハブから繰出されたテープを巻取
側ハブへ案内する目的で設けられている。
従来のガイドローラーは、第3図及び第4図に
示す上面形状をしており、第3図については外周
部10と、内周部11と、これらの間に放射状に
設けられた壁部12からなり第4図については筒
形状から構成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術においては、樹脂成形時に合成樹
脂の収縮による上下方向の張力による変形あるい
は型から抜き出す際の変形等によりガイドローラ
ー外周部が変形して、第8図に示す破線部分のよ
うに外周部中央がへこみ、鼓状になることがあつ
た。そのため、テープをガイドローラー外周部と
を完全な円弧状に面接触させることができず、多
角形接触となつてしまつていた。
このようなガイドローラー外周部にテープを摺
接させた場合、テープの両端にひずみが生じた
り、テープ面が強制的に曲げられて、音質や画像
に悪影響を与えることがあつた。
また、テープ摺接にも支障を来たす等の不都合
も生じるものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は樹脂成形される小型円筒部品におい
て、外周部と内周部との間の肉厚部に上下方向か
ら互い違いに凹部を設けることを特徴とし、これ
により前記従来技術の問題点を解決するものであ
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図及び第2図は本考案の一実施例に係る
ガイドローラーの上、下面図であり、第5図は第
1図のA−A断面図である。
第1図に於いて、1はガイドローラーの外周
部、4は内周部、5は外周部1と内周部4との間
の肉厚部、2はこの肉厚部5に上方向から形成し
た凹部、3は肉厚部5に下方向から形成した凹部
である。この凹部2,3は、ガイドローラーの上
下方向から互い違いに設けられており、さらにそ
の断面形状は、第5図に示すように略三角形に設
定されている。
尚、この凹部2,3は樹脂の厚みが出来るだけ
均一になるように近接して配置されることが望ま
しい。このような凹部2,3を設けることによ
り、この凹部2,3間の壁部6は斜めに形成され
る。そのため、樹脂の収縮等による変形力の方向
がガイドローラーの上下端面に対して垂直に作用
せず、斜めに作用し、ガイドローラー外周部の変
形を防ぐことができるものである。
第7図は本実施例におけるガイドローラーを製
造する際に使用する金型の構造を示す断面図であ
る。この金型は、固定側キヤビテイa,bからな
る上型のキヤビテイaに固定側入子fを圧入し、
また可動側キヤビテイi,cからなる下型のキヤ
ビテイcに可動側入子dを圧入し、さらに可動側
入子dに可動側コアピンeを圧入する構造からな
るものである。可動側入子d及び固定側入子fの
異形状部dd,ffは、上下方向より互い違いに配列
され、その長さもほぼ同等に設定されており、先
細の略三角形をなすものである。
ガイドローラーは、固定側キヤビテイb内に形
成される間〓gに合成樹脂を注入することにより
形成される。
この間〓g内に形成されたガイドローラーは、
可動側入子dの異形状部ddに形成されたアンダ
ーカツト部hにより、可動側キヤビテイi,cを
固定側キヤビテイa,bから引き離す際に、可動
側キヤビテイi,c側に残るように設定されてい
る。この可動側キヤビテイi,c側に残つたガイ
ドローラーは、可動側キヤビテイiを押し上げる
ことにより、可動側入子d及び可動側コアピンe
から押し抜かれて離型される。
(考案の効果) 本考案によれば、ローラー中心部が凹状になる
ことがないガイドローラーを形成することができ
るので、テープを傷付けることなく、また円滑な
テープ走行を行なうことができる。
また、数多くの凹部を設けているので樹脂原材
料も最小限の量を使用するだけで済み、コストダ
ウンが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るガ
イドローラーの上面図と下面図、第3図及び第4
図は従来の製品の上面図、第5図は第1図のA−
A断面図、第6図は第3図のB−B断面図、第7
図は本考案の実施例に係るガイドローラーを製造
するための金型の断面図、第8図は従来の製品の
外周面の変形状態を示す図である。 1……ガイドローラー外周部、2,3……凹
部、4……ガイドローラー内周部、5……肉厚
部、6……壁部、a,b……固定側キヤビテイ、
c,i……可動側キヤビテイ、d……可動側入
子、e……可動側コアピン、f……固定側入子、
g……間〓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 樹脂成形にて形成される小型円筒部品におい
    て、 外周部と内周部との間の肉厚部に上下方向から
    互い違いに凹部を設け、該凹部の軸方向切断面の
    形状が略三角形をなすように凹部間の壁部が軸方
    向に関して斜めに形成されることにより、円筒外
    周部の変化を防止することを特徴とする樹脂成形
    小型円筒部品の構造。
JP1986084254U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0422455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986084254U JPH0422455Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084254U JPH0422455Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Publication Number Publication Date
JPS62198576U JPS62198576U (ja) 1987-12-17
JPH0422455Y2 true JPH0422455Y2 (ja) 1992-05-22

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ID=30938585

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JP1986084254U Expired JPH0422455Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JP (1) JPH0422455Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971248U (ja) * 1982-11-02 1984-05-15 第一精工株式会社 テ−プリ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62198576U (ja) 1987-12-17

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