JPH0641977Y2 - テ−プリ−ル - Google Patents

テ−プリ−ル

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JPH0641977Y2
JPH0641977Y2 JP1986100556U JP10055686U JPH0641977Y2 JP H0641977 Y2 JPH0641977 Y2 JP H0641977Y2 JP 1986100556 U JP1986100556 U JP 1986100556U JP 10055686 U JP10055686 U JP 10055686U JP H0641977 Y2 JPH0641977 Y2 JP H0641977Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
tape reel
reel
reel body
tape
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986100556U
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English (en)
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JPS638266U (ja
Inventor
啓好 高木
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,テープカートリッジに内蔵されるプラスチ
ック製のテープリールに係り,そのフランジの断面形状
に改良を加えたものである。
〔従来の技術〕
第4図および第6図は従来例のテープリールを示してお
り,これではテープTが巻かれるプラスチック製のリー
ル胴部1の上下端に,フランジ2・3を設けてある。リ
ール胴部1の下端側のフランジ3はリール胴部1と一体
に成形され,上端側のフランジ2はリール胴部1の上端
にカシメや溶着等によって一体的に結合されている。
そして,かかるテープリールの軽量化および材料低減を
図る方法として,一般に,第6図および第7図に示すよ
うにリール胴部1の外周から径方向外方へ張出したフラ
ンジ3においてその内面または外面のうち片面側の全面
をフラットに形成する一方,その他面側に厚肉部4を放
射状に形成するとともに相隣る厚肉部4・4間に肉ぬす
み凹部5を設ける方法と,第4図および第5図に示すご
とくフランジ3の内外に貫通する完全な抜き孔6を設け
る方法とがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに,第4図および第5図に示すようにフランジ3
に抜き孔6を設ける方式ではフランジ3の剛性が低下
し,またその成形に際し金型A・Bを突き合わせること
になるためバリ等が生じ易い上,型寿命も短くなり,外
観意匠的にも変化が大きく,実際の使用上においては問
題なくとも強度を欠く印象をユーザーに与えがちであ
る。また,第6図および第7図に示すようにフランジ3
の片面側のみに肉ぬすみ凹部5を設ける方式では偏肉と
なるため成形後収縮による反りが生じ易いという難点が
ある。とくに,フランジ3の外面側のみに肉ぬすみ凹部
5を設けるものでは,フランジ3の内面がテープTの位
置を規制するため,該フランジ3の内面の位置,傾斜等
の大きな設計変更が困難であり,したがってフランジ3
の反り,振れの調整は主に成形条件に依らざるを得ない
という不利があった。
この考案は,かかる従来の抜き孔方式あるいは片面肉ぬ
すみ方式による材料節減方法で生じる金型,精度,意匠
上における問題点を解決した上で,最大の材料削減効果
を得ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は,リール胴部1の外周から径方向外方へ張出
したフランジ(2または3)の内面と外面の両面に,肉
ぬすみ凹部5a・5bを内外に対向させて設けたものであ
る。
ここで,肉ぬすみ凹部5a・5bはフランジ(2または3)
の内面および外面の円周方向全体にわたって設けるこ
と,あるいはその円周方向に所定間隔おきに二つ以上設
けることは任意である。
また,フランジ(2または3)の内外の肉ぬすみ凹部5a
・5b間ではさまれる部分の薄肉部7の厚み寸法は,フラ
ンジ(2または3)の肉ぬすみ凹部5a・5bの設けられて
いない周辺の厚肉部4よりも薄肉に設定することは言う
までもないが,成形可能な最小厚みに設定する。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案のテープリールによれば,
リール胴部1の外周から径方向外方へ張出したフランジ
(2または3)の内外両面に肉ぬすみ凹部5a・5bを相対
向状に設けてその間に薄肉部7を残す形の断面形状とす
るものであるから,その片面のみに肉ぬすみ凹部5を設
ける従来のものに比し,大幅に材料の節減並びに軽量化
を図ることができ,これとともに抜き孔方式で生じるよ
うな金型上の難点を回避することができ,また意匠的な
変化もごく軽度におさえることができるとともに,フラ
ンジ(2または3)の強度維持も図れる利点がある。と
くに,本考案では,フランジ(2または3)の外面のみ
ならず,その内面にも肉ぬすみ凹部5aを設けて,その内
面上の肉ぬすみ凹部5aの設けられていない厚肉部4でテ
ープ位置を規制することができるため,内外の肉ぬすみ
凹部5a・5b間ではさまれる薄肉部7の位置,傾斜,形状
等は反り,振れが得られる任意の設定にすることが可能
であり,したがって反り,振れ精度が得られ易くなり,
成形上においても極めて有利である。
〔実施例〕
以下,本考案に係るテープリールの一実施例を第1図お
よび第2図に基づき説明する。
このテープリールのリール胴部1の下端の外周から径方
向外方へ一体に張出し成形されたフランジ3において,
その内面側に肉ぬすみ凹部5aを設けるとともに,外面側
にも肉ぬすみ凹部5bを前記凹部5aと対向させて設ける。
このフランジ3の内外の肉ぬすみ凹部5a・5bではさまれ
る部分の薄肉部7は成形可能な最小肉厚としている。薄
肉部7はフランジ3の厚み方向の略中心位置に設定し,
肉厚は均一でかつ肉ぬすみ凹部5a・5bが同一位置,同一
範囲(大きさ)になるよう設定している。
〔別実施例〕
上記実施例に代えて,第3図(a)に示すように薄肉部
7はフランジ3の厚み方向の中心位置よりフランジ内面
または外面寄りに偏した位置に設定すること,第3図
(b)に示すように内外の肉ぬすみ凹部5a・5bの大きさ
を異ならせること,第3図(c)に示すように内外の肉
ぬすみ凹部5a・5bの形状を異ならせること,更には第3
図(d)に示すように内外の肉ぬすみ凹部5a・5bの位置
をフランジ円周方向にずらせることは任意である。
また,本考案は,リール胴部1の上端にもフランジ2が
設けられるテープリールの場合そのフランジ2にも同様
に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係るテープリールの一実
施例を示しており,第1図はテープリールの断面図,第
2図はそのフランジの一部をその円周方向に截断して金
型と共に示す断面図である。 第3図(a)ないし(d)はいずれも本考案の別実施例
を示すフランジの一部の断面図である。 第4図および第5図は従来例のテープリールを示してお
り,第4図はテープリールの斜視図,第5図は第4図に
おけるV−V線断面形状を金型と共に示す断面図であ
る。 第6図および第7図は別の従来例のテープリールを示し
ており,第6図はテープリールの半欠截断面図,第7図
はそのフランジの一部の断面形状を金型と共に示す断面
図である。 1……リール胴部, 2・3……フランジ, 4……厚肉部, 5a・5b……肉ぬすみ凹部, 7……薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール胴部1とこれの外周から径方向外方
    へ張出したフランジ(2または3)を有し、該フランジ
    の内外面に肉ぬすみ凹部5a・5bを内外に対向させて設け
    るとともに、その内外の肉ぬすみ凹部5a・5b間に薄肉部
    7を設けてなるテープリール。
JP1986100556U 1986-06-30 1986-06-30 テ−プリ−ル Expired - Lifetime JPH0641977Y2 (ja)

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JP1986100556U JPH0641977Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 テ−プリ−ル

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JP1986100556U JPH0641977Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 テ−プリ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS638266U JPS638266U (ja) 1988-01-20
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JPS5275791U (ja) * 1975-12-05 1977-06-06

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JPS638266U (ja) 1988-01-20

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