JP2561451Y2 - テープリール - Google Patents
テープリールInfo
- Publication number
- JP2561451Y2 JP2561451Y2 JP1990109279U JP10927990U JP2561451Y2 JP 2561451 Y2 JP2561451 Y2 JP 2561451Y2 JP 1990109279 U JP1990109279 U JP 1990109279U JP 10927990 U JP10927990 U JP 10927990U JP 2561451 Y2 JP2561451 Y2 JP 2561451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference surface
- tape reel
- reel
- rib
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はビデオ用等のテープカートリッジに内蔵され
るプラスチック製のテープリールに係り、特にその成形
不良対策を講じたものである。
るプラスチック製のテープリールに係り、特にその成形
不良対策を講じたものである。
この種のテープリールとして、例えば、実開平1−14
0676号公報に開示され、第5図に示すようにテープが巻
かれるプラスチック製のリール胴部1の上下端に、上下
フランジ2・3を有する。このうち、下フランジ3はリ
ール胴部1と一体に成形され、上フランジ2は別体に成
形されてリール胴部1の上端に超音波溶着等で一体的に
接合されている。
0676号公報に開示され、第5図に示すようにテープが巻
かれるプラスチック製のリール胴部1の上下端に、上下
フランジ2・3を有する。このうち、下フランジ3はリ
ール胴部1と一体に成形され、上フランジ2は別体に成
形されてリール胴部1の上端に超音波溶着等で一体的に
接合されている。
リール胴部1の下端面中央には駆動軸穴4が盲状に形
成され、下フランジ3の下面中央に前記駆動軸穴4を囲
む環形状の基準面リブ5が一体に突出成形されている。
このテープリールをテープカートリッジに組み込んだ状
態でデッキに装填したとき、前記基準面リブ5の下端基
準面5aがデッキ側駆動軸のリール受基準面上で水平に受
け止め支持される。
成され、下フランジ3の下面中央に前記駆動軸穴4を囲
む環形状の基準面リブ5が一体に突出成形されている。
このテープリールをテープカートリッジに組み込んだ状
態でデッキに装填したとき、前記基準面リブ5の下端基
準面5aがデッキ側駆動軸のリール受基準面上で水平に受
け止め支持される。
しかるに、このようなテープリールのリール胴部1と
下フランジ3はプラスチック材で一体に射出成形される
が、このさいゲート位置Gは、リール胴部1および下フ
ランジ3の成形品全体に樹脂を均等に流すという要求内
容を考慮して、一般に、リール胴部1の駆動軸穴4内の
上端壁部1aの内面中央に設定し、金型側のゲートからキ
ャビティ内に溶融樹脂を充填している。このため、成形
品上のゲート位置Gと基準面リブ5とは離れた位置関係
にあり、とかく基準面リブ5の収縮がゲート位置側より
も大きくなる傾向にあり、収縮による基準面リブ5の寸
法維持、つまりその下端基準面5aの平面精度を維持する
ことが難しかった。その結果、テープリールの高さがア
ンバランスとなり、テープ走行に支障を来す不具合がみ
られることがあった。
下フランジ3はプラスチック材で一体に射出成形される
が、このさいゲート位置Gは、リール胴部1および下フ
ランジ3の成形品全体に樹脂を均等に流すという要求内
容を考慮して、一般に、リール胴部1の駆動軸穴4内の
上端壁部1aの内面中央に設定し、金型側のゲートからキ
ャビティ内に溶融樹脂を充填している。このため、成形
品上のゲート位置Gと基準面リブ5とは離れた位置関係
にあり、とかく基準面リブ5の収縮がゲート位置側より
も大きくなる傾向にあり、収縮による基準面リブ5の寸
法維持、つまりその下端基準面5aの平面精度を維持する
ことが難しかった。その結果、テープリールの高さがア
ンバランスとなり、テープ走行に支障を来す不具合がみ
られることがあった。
本考案の目的は、上記のような、リール胴部1と下フ
ランジ3とが一体にプラスチック成形されるテープリー
ルにおいて、そのゲート位置の設定に工夫を凝らすこと
により、成形品全体に樹脂を均等に流すことを確保しな
がら基準面リブ5の成形精度の向上を図る点にある。
ランジ3とが一体にプラスチック成形されるテープリー
ルにおいて、そのゲート位置の設定に工夫を凝らすこと
により、成形品全体に樹脂を均等に流すことを確保しな
がら基準面リブ5の成形精度の向上を図る点にある。
本考案のテープリールでは、第1図に例示するよう
に、下フランジ3の下面中央に一体に突出成形される基
準面リブ5の下端基準面5aの円周方向一部に、内外の径
方向にわたる凹み部6を形成し、その凹み部6の内底に
ゲート位置Gを設定して射出成形してなるものである。
に、下フランジ3の下面中央に一体に突出成形される基
準面リブ5の下端基準面5aの円周方向一部に、内外の径
方向にわたる凹み部6を形成し、その凹み部6の内底に
ゲート位置Gを設定して射出成形してなるものである。
基準面リブ5はゲート位置Gに最も近くなるので、樹
脂の充填密度が高くなり、収縮が少なくなる。したがっ
て、精度の高い平面度を出すことが可能となる。
脂の充填密度が高くなり、収縮が少なくなる。したがっ
て、精度の高い平面度を出すことが可能となる。
このゲート位置が設定される基準面リブ5は下フラン
ジ3の下面に一体に突出成形される厚肉部であるため、
当該箇所からでも樹脂をリール胴部1および下フランジ
3の全体に均等に流すことができる。
ジ3の下面に一体に突出成形される厚肉部であるため、
当該箇所からでも樹脂をリール胴部1および下フランジ
3の全体に均等に流すことができる。
ゲート位置Gは凹み部6の内底に設定してあるので、
そのゲート切断跡でテープリールの高さがアンバランス
になるといった危惧も全くない。
そのゲート切断跡でテープリールの高さがアンバランス
になるといった危惧も全くない。
したがって、本考案のテープリールによれば、ゲート
位置Gが成形品全体に樹脂を均等に流す部位に設定され
ているので、基準面リブ5を高精度に成形できて、テー
プ走行を安定よくすることができる。
位置Gが成形品全体に樹脂を均等に流す部位に設定され
ているので、基準面リブ5を高精度に成形できて、テー
プ走行を安定よくすることができる。
本考案に係るテープリールの一実施例を第1図ないし
第3図に基づき説明する。対象のテープリールの基本的
構造は、前述した従来例のものと実質的に同様であり、
ゲート位置Gまわりが異なる。
第3図に基づき説明する。対象のテープリールの基本的
構造は、前述した従来例のものと実質的に同様であり、
ゲート位置Gまわりが異なる。
すなわち、本案ではリール胴部1と下フランジ3とを
ポリスチレン等の樹脂で一体に射出成形するにあたり、
基準面リブ5の下端基準面5a上の円周方向一部に、内外
の径方向にわたる凹み部6を凹み形成し、該凹み部6の
内底にゲート位置Gを設定して射出成形してなる。これ
により凹み部7の内底にゲート切断跡が生じるが、これ
が下端基準面5aから突出することのないようにする。
ポリスチレン等の樹脂で一体に射出成形するにあたり、
基準面リブ5の下端基準面5a上の円周方向一部に、内外
の径方向にわたる凹み部6を凹み形成し、該凹み部6の
内底にゲート位置Gを設定して射出成形してなる。これ
により凹み部7の内底にゲート切断跡が生じるが、これ
が下端基準面5aから突出することのないようにする。
上記実施例では凹み部6が第3図に示すごとく断面台
形に形成されているが、第4図に示すごとく角形、もし
くはその他の円弧形などに形成してもよい。
形に形成されているが、第4図に示すごとく角形、もし
くはその他の円弧形などに形成してもよい。
また上記実施例では下端基準面5a上のゲート位置G
は、リール胴部1の周面一部にテープクランプ7を打ち
込むために設けられる凹部8と対向するように設定され
ているが、下端基準面5aの円周方向のそれとは異なるい
ずれの箇所であってもよい。
は、リール胴部1の周面一部にテープクランプ7を打ち
込むために設けられる凹部8と対向するように設定され
ているが、下端基準面5aの円周方向のそれとは異なるい
ずれの箇所であってもよい。
第1図ないし第3図は本考案に係るテープリールの一実
施例を示しており、第1図は底面図、 第2図は第1図におけるII−II線断面図、 第3図は第2図におけるA矢視拡大正面図である。 第4図は本考案の別実施例を第3図に相応して示すテー
プリールの一部正面図である。 第5図は従来例のテープリールの断面図である。 1……リール胴部、2……上フランジ、3……下フラン
ジ、4……駆動軸穴、5……基準面リブ、5a……下端基
準面、6……凹み部、G……ゲート位置。
施例を示しており、第1図は底面図、 第2図は第1図におけるII−II線断面図、 第3図は第2図におけるA矢視拡大正面図である。 第4図は本考案の別実施例を第3図に相応して示すテー
プリールの一部正面図である。 第5図は従来例のテープリールの断面図である。 1……リール胴部、2……上フランジ、3……下フラン
ジ、4……駆動軸穴、5……基準面リブ、5a……下端基
準面、6……凹み部、G……ゲート位置。
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチック製のリール胴部(1)に下フ
ランジ(3)を一体成形し、該下フランジ(3)の下面
中央から駆動軸穴(4)の外周を囲む環形状の基準面リ
ブ(5)を一体に突出形成してなるテープリールにおい
て、 基準面リブ(5)の下端基準面(5a)の円周方向一部
に、内外の径方向にわたる凹み部6を形成してあり、 該凹み部(6)の内底にゲート位置(G)を設定して射
出成形してなることを特徴とするテープリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990109279U JP2561451Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990109279U JP2561451Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467279U JPH0467279U (ja) | 1992-06-15 |
JP2561451Y2 true JP2561451Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=31856456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990109279U Expired - Lifetime JP2561451Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561451Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0510307Y2 (ja) * | 1986-11-19 | 1993-03-12 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP1990109279U patent/JP2561451Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467279U (ja) | 1992-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |