JP2558139Y2 - 軟質合成樹脂製の薄肉容器 - Google Patents

軟質合成樹脂製の薄肉容器

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JP2558139Y2
JP2558139Y2 JP1991054884U JP5488491U JP2558139Y2 JP 2558139 Y2 JP2558139 Y2 JP 2558139Y2 JP 1991054884 U JP1991054884 U JP 1991054884U JP 5488491 U JP5488491 U JP 5488491U JP 2558139 Y2 JP2558139 Y2 JP 2558139Y2
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synthetic resin
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利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、各種用途に使用できる、
軟質合成樹脂製の薄肉容器に係る。
【0002】
【従来の技術】底壁周縁から周壁を起立し、該周壁上端
に外向きフランジを付設した軟質合成樹脂製の薄肉容器
が広く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】軟質の薄肉容器は、そ
の周壁が変形し易いために持ち難く、よってその周壁補
強のために外向きフランジを付設して容器全体を一体成
形するが、このようにした容器もその外向きフランジは
容器の周壁等と同材質であるため、その外向きフランジ
による補強が不充分であり、そのため容器の薄肉化も容
器が持ち難くならない程度に行う必要があった。尚、上
記外向きフランジは、肉厚化によってその剛性を高める
ことが出来るが、極端な肉厚化は容器の外観を損なうこ
とになり、又容器の外観を損わない程度に行う適度の肉
厚化では充分な効果を得ることが出来ない。
【0004】本案は、軟質の薄肉容器の周壁上端部に、
その容器よりも硬質の合成樹脂製の剛性リングをインサ
ート成形することで、上記欠点を除去したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】底壁周縁から周壁3を起
立する、軟質合成樹脂製の薄肉容器1の周壁3上端部に
外向きフランジを付設すると共に、該外向きフランジ内
へ、左右ないし上下いずれかの方向に複数の透孔5をほ
ぼ等間隔に穿設した、上記容器よりも硬質の合成樹脂製
剛性リング4を、該リングの上下両面ないしは左右両面
を外向きフランジ外面へ露出させてインサート成形し
た。
【0006】
【考案の実施の形態】1は、本案に係る軟質合成樹脂製
の薄肉容器で、底壁2周縁から周壁3を起立する。その
周壁は、下部よりも上部外径をやや大径としている。そ
の周壁上端部に外向きフランジを付設し、該外向きフラ
ンジ間へ、その容器よりも硬質の合成樹脂製の剛性リン
グ4をインサート成形して形成する。
【0007】その剛性リング4は、インサート成形が容
易であるよう、図1から図3が示すように形成する。
【0008】図1と図2が示す第一実施形態にあって
は、その剛性リング一部の断面形状をきのこ形状として
その断面の頭部環状部分6下面から垂下する、断面柄状
環状部分7の横方向に複数の透孔5を等間隔に穿設して
おり、又図3が示す第2実施形態では、その剛性リング
一部の断面形状を四角形状としてその上下方向に複数の
透孔5を等間隔に穿設している。インサート成形に際し
ては、図2のAが示すように、雌型8を、該雌型上へ載
置させたストリッパー9と、雌型8内面へ嵌合させる雄
型10との3金型の全体ないしそれ等のうちの2金型で
剛性リング4を挟持させ、かつそれ等金型が形成するキ
ャビティ内へ軟質合成樹脂材成形用の溶融材料を射出す
ることでインサート成形する。上記3金型ないし2金型
による剛性リングの挟持で、成形後、剛性リングの上下
両面ないしは左右両面が外向きフランジの上下両面から
露出することとなる。
【0009】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、軟質合成
樹脂製の薄肉容器1の周壁3上端部に、その容器よりも
硬質の合成樹脂製剛性リング4をインサート成形したか
ら、そのリングが周壁3上端の力骨を形成することとな
り、よって力骨を有する周壁上端部を持つことで変形し
易い容器であっても支障なく使用することがで出来る。
又上記剛性リング4には、左右ないし上下いずれかの方
向に複数の透孔5をほゞ等間隔に穿設したから、容器の
射出成形時にその各透孔内に外向きフランジ成形用の溶
融樹脂材料が流入することとなり、よって容器が軟質の
合成樹脂材であるに拘らず、該容器の外向きフランジか
ら剛性リング4が外れるおそれは全くなく、その外向き
フランジと剛性リング4とを確実に一体とすることが出
来る。更に剛性リングの上下両面又は左右両面を外向き
フランジの上下両面又は左右両面から露出させたから、
容器成形用金型内へ剛性リング4を、インサート成形の
ためにセットする際、剛性リングの上下両面ないし左右
両面を金型で挟持させるだけで、上記セットを行うこと
が出来、よって上記インサート成形を容易にかつ確実に
行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案容器の半断面図である。
【図2】 図2のAは図1容器要部の拡大断面図、同図
Bはその要部に使用したリング一部の斜視図である。
【図3】 図3のAは第2実施例で示す容器要部の拡大
断面図、同図Bはその要部に使用したリング一部の斜視
図である。
【符号の説明】
1…容器本体 3…周壁 4…剛性リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−23456(JP,A) 特開 平5−193638(JP,A) 特開 昭59−109332(JP,A) 特開 昭50−141466(JP,A) 実開 平3−38713(JP,U) 実開 昭55−44718(JP,U) 実開 昭58−36866(JP,U) 実開 昭59−64077(JP,U) 実開 昭58−49716(JP,U) 実開 平3−38713(JP,U) 実開 平4−80830(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁周縁から周壁3を起立する、軟質合
    成樹脂製の薄肉容器1の周壁3上端部に外向きフランジ
    を付設すると共に、該外向きフランジ内へ、左右ないし
    上下いずれかの方向に複数の透孔5をほぼ等間隔に穿設
    した、上記容器よりも硬質の合成樹脂製剛性リング4
    を、該リングの上下両面ないしは左右両面を外向きフラ
    ンジ外面へ露出させてインサート成形したことを特徴と
    する、軟質合成樹脂製の薄肉容器。
JP1991054884U 1991-06-19 1991-06-19 軟質合成樹脂製の薄肉容器 Expired - Fee Related JP2558139Y2 (ja)

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JPS5544718U (ja) * 1978-09-14 1980-03-24
JP3038713U (ja) * 1996-12-13 1997-06-24 つるまる株式会社 布 団

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