JPS61130558A

JPS61130558A - 移動型枠装置

Info

Publication number: JPS61130558A
Application number: JP59248598A
Authority: JP
Inventors: 星野　彰; 鷹巣　征行
Original assignee: Tokyu Construction Co Ltd
Current assignee: Tokyu Construction Co Ltd
Priority date: 1984-11-27
Filing date: 1984-11-27
Publication date: 1986-06-18
Also published as: JPH0563589B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明はトンネルの内周やその他の法面等にコンクリー
ト壁等を施工するにあたって使用する、移動型枠装置に
関するものである。

〈従来の技術〉コンクリート壁等を施工するにあたり、各種の吹付は工
法が存在する。

例えばトンネル工事等で頻繁に行なわれるものとしては
、セメントと骨材を練りまぜて吹付はノズル先端まで送
り、ここで水と合流させて圧搾空気で吹付ける乾式１法
がある。

く本発明が解決しようとする問題点〉上記のような従来の工法には、次のような問題点が存在
する。

（イ）コンクリート等の材料の跳返り量が多（経済的で
ない。

（ロ）吹付は面とノズルとの間に一定の間隔を必要とす
るので、トンネル内等では作業面積を占有してしまう。

（ハ）他の作業と一並行して行うことが難しく、全体の
工期が長くなる。

（ニ）打設したコンクリート内に気泡が残るなど密度の
高い良質のコンクリートを打設することが難しい。

（ホ）吹付は作業中に粉展の発生が多く、作業環境を悪
化させ、労働安全衛生に問題が多い。

く本発明の目的〉本発明は上記のような問題点を解決するために成された
もので、粉塵の発生をおさえて作業環境の悪化を防止す
るとともに、作業面積を占有せず、他の作業と並行する
ことができるので作業の能率が向上し、なおかつ材料の
跳ね返りが少なく経済的であり、更に高品質なコンクリ
ート壁を施工することのできる、移動型枠装置を提供す
ることを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉本発明の移動型枠装置は、上記の目的を達成するために
次のように構成した。

すなわち、本発明の移動型枠装置は、対象の打設面に沿
って位置するガイドレールと、このガイドレールに沿っ
て移動する型枠移動装置とで構成し、この型枠移動装置
には、それ自体が細かく振動ししかも打設するコンクリ
ート等に圧迫を加える型枠板を設置した。

〈実施例〉（第１〜２図）次に本発明の移動型枠装置の一実施例を図面にもとづい
て説明する。

本発明に使用する移動型枠装置は、打設面に平行に設置
するガイドレール１と、ガイドレール１上を打設面に沿
って移動する型枠移動装置２とで構成する。

（イ）ガイドレールガイドレール１は、打設面に平行に位置するＨ型鋼等に
よる部材である。

そしてガイドレール１には、その全長に亘って案内ラッ
ク１１を設ける。

案内ラック１１は後述する型枠移動装置２のギヤ２１が
噛合する歯板である。

また、ガイドレール１の下端には車輪等を設置して、ガ
イドレール１が打設面に平行に移動できるように構成す
る。

（ロ）型枠移動装置型枠移動装置２は側面にギヤ２１を有する矩形の板体で
ある。

そして内蔵する走行装置等によりガイドレール１の案内
ラック１１と吻合したギヤ２１に回転を与えて、ガイド
レール１に沿って移動する部材である。

ギヤ２１を案内ラック１１に係止させて型枠移動装置２
をガイドレール１に設置した時、型枠移動装置２の打設
面側に型枠板２２を設置する。

型枠板２２は打設面に平行な矩形の板体で、ガイドレー
ル１側の一辺に打設面側に向けてフランジ２３を設け、
打設面と型枠板２２間にコンクリートを充填する空間を
設けるよう構成する。

ただし７ランジ２３は必ずしも必要としない。

なぜならトンネル切羽がこの役目をなすこともあるから
である。

また型枠板２２には、コンクリートを型枠板２２と打設
面間に充填するための吐出口２４を開設し、そこにコン
クリートポンプからのコンクリートバイブＰを接続する
。

（ハ）型枠板の運動型枠板２２の型枠移動装置２例の面に、型枠板２２に小
刻みな撮動を与えるパイブレーク−２５を付設してお（
。

また、型枠板２２の型枠移動装置２側の面の上下部分に
は型枠移動装置２がらのジヤツキ２６を接続する。

そしてジヤツキ２６をゆっくり伸縮させることによって
、型枠板２２がストロークの大きい往復運動をするよう
構成する。

次に以上説明した移動型枠装置の使用方法について説明
する。

（イ）型枠移動装置の設置対象の打設面に面してガイドレール１を設置したら、ガ
イドレール１の最下部に型枠移動袋Ｍ２を設置する。

すなわち、打設面に型枠板２２を向けて型枠移動装置２
のギヤ２１をガイドレール１のラック１１に係止させる
。

（ロ）コンクリートの充填および型枠板の移動コンクリ
ートパイプＰを通じて型枠板２２の吐出口２４からコン
クリート等を吐出し打設面と型枠板２２間にスランプの
小さいコンクリートを充填する。

そしてコンクリートの硬化と平行して型枠移動装置２を
ゆっ（リガイドレール１１こ沿って上昇させ、打設面に
帯状のコンクリート壁を打設する。

このとき、予めコンクリート打設予定部分にコンクリー
ト壁の補強材等の鉄筋や鉄板等を設置しておくことも可
能である。

（ハ）型枠板の作動型枠板２２は、型枠移動装置２の移動と共に、バイブレ
ータ−２５およびジヤツキ２６によって一定の運動を開
始する。

すなわち、型枠板２２はバイブレータ−２５によって小
さく振動しつつ、上下のジヤツキ２６を同一寸法だけゆ
っくり伸縮させることによってストロークの大きい往復
運動を繰返す。（第２図）ストロークの大きい往復動は
充填したコンクリートをおしかため、パイブレーク−２
５による小さい振動はコンクリートを密の状態にする。

ジヤツキ２６による往復動はストロークが極めて大きく
、パイブレーク−２５による振動は極めて小さいため、
型枠板２２．は型枠セしての機能を失うことがない。

（ニ）鋼矢板の圧入スランプの小さいコンクリートを使用するので型枠移動
装置２の移動速度を調整すること（ごよって、コンクリ
ートの剥落を防止することができる。　ただしトンネル
の天端部分などでは、必要に応じて鋼矢板をガイドレー
ル１．と打設したコンクリート間に圧入しておくことに
よってコンクリートの剥離脱落を防止することもできる
。

（ホ）ガイドレールの移動ガイドレール１に沿った面に帯状にコンクリ−トを打設
したら、ガイドレール１を型枠板２２の幅だけ移動して
隣接する打設面にコンクリート壁を同じ要領で打設して
い（。

（へ）その他の実施例上記実施例では型枠移動装置の移動は型枠移動装置２の
ギヤ２２とガイドレール１の案内ラック１１の噛合わせ
によって行ったが、ワイヤの巻上げやローラーの噛合い
、ジヤツキとリンクの組合せによる押し上げ等の公知の
機構を使用することも考えられる。

〈発明の効果〉本発明の移動型枠装置は以上説明したようになるので次
のような効果を期待することができる。

（イ）コンクリート等の材料の跳ね返りがなく、材料ロ
スをおさえることができるので経済的な施工ができる。

（口〉型枠移動装置は対象の壁面に沿って位置するため
、作業面積が狭（でも施工が可能であり、他の工程のた
めに広いスペースを確保することができるので、他の作
業と並行して行い全体の工期を短縮できる。

（ハ）型枠移動装置の移動中に、型枠板が大きな往復動
と小さな撮動をしているので、品質の良好なコンクリー
ト壁を打設することができる。

（ニ）作業中に粉塵の発生が少な（作業環境が良好であ
る。

（ホ）コンクリートは湿式によるポンプ圧送によって行
うことができるので打設量を確実に把握でき打設時間の
短縮が可能である。

【図面の簡単な説明】

Claims

【特許請求の範囲】打設面にそって設置したガイドレールと、振動しつつ打設面に向かって大きな周期で往復動する型
枠板と、この型枠板を有しガイドレールに沿って移動する型枠移
動装置とで構成する、移動型枠装置。